JP3037066U - ビデオ信号切換装置 - Google Patents

ビデオ信号切換装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オンスクリーン表示以外はビデオ信号処理回
路からのビデオ信号をOSD回路を通すことなくビデオ
出力端子に出力することによって、ビデオ信号の画質の
低下や歪みの発生を防止する。 【解決手段】 3原色信号とフライバック信号とで画像
信号を作成し、ビデオ信号に変換して出力するOSD回
路3を備えたビデオテープレコーダにおいて、外部から
ビデオ信号処理回路2に入力されるビデオ信号S1又は
S2を、システムコントローラ5により、OSD回路3
の切換スイッチ15、信号線21、アナログスイッチ2
2を経由して出力する第1の信号経路と、分岐信号線2
3a、アナログスイッチ24を経由してOSD回路3を
通さずに出力する第2の信号経路とのいずれかの経路に
切り換えて出力する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、3原色信号とフライバック信号とで画像信号を作成し、ビデオ信号 に変換して出力するOSD回路を備えたビデオテープレコーダに係り、より詳細 には、外部から入力されるビデオ信号がOSD回路を通ることによって生じるS /N等の劣化を防止するビデオ信号切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
OSD回路を備えた従来のビデオテープレコーダの回路例を図4に示す。 すなわち、受信したRF信号から放送ビデオ信号S2を選局するチューナ回路 31の出力は、図示しないビデオテープからの再生ビデオ信号S1が導かれてい るビデオ信号処理回路32に導かれており、ビデオ信号処理回路32から出力さ れるビデオ信号(再生ビデオ信号S1又は放送ビデオ信号S2)は、OSD回路 33内部の切換スイッチ335の一方の端子aに導かれている。
【0003】 また、システムコントローラ35は、信号線351を介してチューナ回路31 に制御信号(CLK DATA ENA等)を出力するとともに、信号線352を介して入力 されるビデオ信号処理回路32からの複合同期信号(COMPOSITE SYNC)に基づき 、例えばI2 Cバス353を通じてOSD回路33に制御信号(DATA CLK等)を シリアルに送出する。
【0004】 OSD回路33は、R,G,Bの3原色信号(以下、RGB信号と略記する) とフライバック信号(以下、FB信号と略記する)とで画像信号を作成し、ビデ オ信号に変換して出力するブロックであって、I2 Cバス353とのインターフ ェイスをとるためのインターフェイス回路331、メモリ332に記憶されたデ ータに従って画像を作成する画像作成回路333、画像作成回路333から出力 されるRGB信号とFB信号とに基づいて画像信号を作成し、ビデオ信号に変換 するカラーエンコーダ334、及びカラーエンコーダ334の出力(画像ビデオ 信号)S3が他方の端子bに導かれた切換スイッチ335からなっている。そし て、切換スイッチ335の共通端子cが、ビデオ出力端子34に接続された構成 となっている。
【0005】 画像作成回路333は、カラーエンコーダ334から出力される水平同期信号 (HS信号)に同期したFB信号を出力する。切換スイッチ335は、このFB 信号に基づいて切り換え制御される。 すなわち、OSD回路33は、カラーエンコーダ334からの画像ビデオ信号 S3とビデオ信号処理回路32からのビデオ信号(再生ビデオ信号S1又は放送 ビデオ信号S2)とを切換スイッチ335において適宜切り換えて出力すること により、ビデオ信号S1又はS2に画像ビデオ信号S3を重ね合わせて表示する 、又は画像ビデオ信号S3のみを画面全体に表示するオンスクリーン表示を実行 する回路である。
【0006】 次に、上記構成のビデオテープレコーダの動作について説明する。 オンスクリーン表示を行わないとき、OSD回路33の切換スイッチ335の 共通端子cは端子a側に接続されている。そのため、ビデオ信号処理回路32か らの再生ビデオ信号S1又は放送ビデオ信号S2は、切換スイッチ335の端子 a−cを経由してビデオ出力端子34に出力される。
【0007】 一方、オンスクリーン表示を行う場合には、FB信号によって切換スイッチ3 35を適宜切り換えながら、ビデオ信号処理回路32からの再生ビデオ信号S1 又は放送ビデオ信号S2と、カラーエンコーダ334からの画像ビデオ信号S3 とを切り換えて、ビデオ出力端子34に出力する。
【0008】 このように、OSD回路33を備えた従来のビデオテープレコーダでは、OS D回路33の内部に、ビデオ信号処理回路32からのビデオ信号S1又はS2と カラーエンコーダ334からの画像ビデオ信号S3とを切り換えて出力する切換 スイッチ335を持っている。そのため、オンスクリーン表示の有無に係わらず 、ビデオ信号処理回路32から出力されるビデオ信号S1又はS2は、全てOS D回路33を通ってビデオ出力端子34に出力されることになる。
【0009】 すなわち、オンスクリーン表示を行わない場合でも、ビデオ信号処理回路32 からのビデオ信号S1又はS2は、OSD回路33内部の切換スイッチ335を 経由してビデオ出力端子34側に出力されることになる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、OSD回路33は、内部回路をカラーバースト信号やHS信号等に 同期させる内部同期回路を備えている。そのため、例えばビデオ信号処理回路3 2から出力されている信号がビデオテープの再生ビデオ信号S1であって、その 再生動作がFS(Foward Search )動作又はRS(Rewind Search )動作へ切り 換えられた場合、内部同期回路が追従するまでに時間がかかり、その間に出力さ れるビデオ信号S2が歪んでしまうといった問題があった。
【0011】 また、再生ビデオ信号S1はそれ自体劣化の激しい信号であるが、OSD回路 33を通過させることによってさらに1〜2dB程度の劣化があるため、通常の 再生動作であってもS/Nが低下するといった問題もあった。 本考案は係る問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、オンスクリ ーン表示以外はビデオ信号処理回路からのビデオ信号をOSD回路を通すことな くビデオ出力端子に出力することによって、ビデオ信号の画質の低下や歪みの発 生を防止したビデオ信号切換装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の請求項1記載のビデオ信号切換装置は、3 原色信号とフライバック信号とで画像信号を作成し、ビデオ信号に変換して出力 するOSD回路を備えたビデオテープレコーダにおいて、外部からビデオ信号処 理回路に入力されるビデオ信号を、前記OSD回路を通して出力する第1の信号 経路と前記OSD回路を通さずに出力する第2の信号経路とのいずれかの経路に 切り換えるスイッチ回路と、このスイッチ回路の切り換えを制御する切換制御回 路とを備えた構成とする。 また、本考案の請求項2記載のビデオ信号切換装置は、請求項1記載のものに おいて、前記切換制御回路は、外部から前記ビデオ信号処理回路に入力されるビ デオ信号が再生ビデオ信号である場合には前記スイッチ回路を前記第2の信号経 路側に切り換え、その他のビデオ信号である場合には前記スイッチ回路を前記第 1の信号経路側に切り換えるように構成する。 また、本考案の請求項3記載のビデオ信号切換装置は、請求項1記載のものに おいて、前記切換制御回路は、前記OSD回路で作成された画像ビデオ信号を出 力するオンスクリーン表示モードのとき、前記スイッチ回路を前記第1の信号経 路側に切り換え、その他のモードのときには前記スイッチ回路を前記第2の信号 経路側に切り換えるように構成する。 また、本考案の請求項4記載のビデオ信号切換装置は、請求項1記載のものに おいて、前記切換制御回路は、前記OSD回路で作成された画像ビデオ信号を出 力するときのみ、前記スイッチ回路を前記第1の信号経路側に切り換え、前記画 像ビデオ信号を出力しないときには、前記スイッチ回路を前記第2の信号経路側 に切り換えるように構成する。 また、本考案の請求項5記載のビデオ信号切換装置は、請求項1,2,3又は 4記載のものにおいて、前記スイッチ回路は、ビデオ信号処理回路から前記OS D回路内の切換スイッチを介してビデオ出力端子に接続される第1の信号経路に おいて、前記切換スイッチと前記ビデオ出力端子との間に介挿される第1の開閉 スイッチと、前記ビデオ信号処理回路と前記ビデオ出力端子とを接続する第2の 信号経路に介挿された第2の開閉スイッチとからなり、前記切換制御回路は、前 記第1の信号経路を選択するときには前記第1の開閉スイッチを閉状態、前記第 2の開閉スイッチを開状態に制御し、前記第2の信号経路を選択するときには前 記第1の開閉スイッチを開状態、前記第2の開閉スイッチを閉状態に制御するも のである。
【0013】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1は、本考案のビデオ信号切換装置を備えたビデオテープレコーダの電気的 構成を示すブロック図である。
【0014】 同図において、1はチューナ回路、2はビデオ信号処理回路、3はOSD回路 、4はビデオ出力端子、5はシステムコントローラ、11はインターフェイス回 路、12はメモリ、13は画像作成回路、14はカラーエンコーダ、15は切換 スイッチであり、これらの構成は上記した従来のビデオテープレコーダの構成と 同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0015】 本考案のビデオ信号切換装置は、上記構成において、OSD回路3の切換スイ ッチ15の共通端子cとビデオ出力端子4とを接続する信号線21にアナログス イッチ(第1の開閉スイッチ)22を設けるとともに、ビデオ信号処理回路2か らOSD回路3への信号線23を分岐し、その分岐信号線23aを、アナログス イッチ(第2の開閉スイッチ)24を介してビデオ出力端子4に接続している。
【0016】 すなわち、ビデオ信号処理回路2から信号線23、切換スイッチ15の端子a −c、信号線21、アナログスイッチ22を経由してビデオ出力端子4に至る第 1の信号経路と、ビデオ信号処理回路2から信号線23、分岐信号線23a、ア ナログスイッチ24を経由してビデオ出力端子4に至る第2の信号経路とを備え ている。
【0017】 また、システムコントローラ5は、ビデオ信号処理回路2からの複合同期信号 に基づいて生成した切換制御信号C1によって、アナログスイッチ22,24の 切り換え制御を行うようになっている。すなわち、アナログスイッチ22は切換 制御信号C1によって切換制御され、アナログスイッチ24はNOT回路26に よって反転された切換制御信号C2によって切換制御されることから、両アナロ グスイッチ22,24は、オン/オフが逆転した動作となる。
【0018】 次に、上記構成のビデオ信号切換装置における3種類の切り換え動作について 説明する。 第1の切り換え動作は、請求項2に対応した動作となっている。 すなわち、システムコントローラ5は、ビデオ信号処理回路2に入力されるビ デオ信号が再生ビデオ信号S1である場合には、切換制御信号C1によってアナ ログスイッチ24をオン状態、切換制御信号C2によってアナログスイッチ22 をオフ状態とする。
【0019】 これにより、再生ビデオ信号S1は、OSD回路3を経由することなくビデオ 出力端子4に直接出力されることから、OSD回路3を経由することによる不具 合は発生しない。すなわち、OSD回路3を経由することによって生じる1〜2 dB程度の画質の劣化が防げるとともに、再生動作が通常の再生動作からFS動 作又はRS動作へ切り換えられた場合にも、スムーズに追従動作が行われるため 、画像の歪み等も発生しない。
【0020】 一方、システムコントローラ5は、ビデオ信号処理回路2に入力されるビデオ 信号が放送ビデオ信号S2である場合、及びオンスクリーン表示モードである場 合には、切換制御信号C1によってアナログスイッチ24をオフ状態、切換制御 信号C2によってアナログスイッチ22をオン状態とする。 つまり、放送ビデオ信号S2を出力する場合には、切換スイッチ15の共通端 子cは端子a側に接続されており、放送ビデオ信号S2はOSD回路3の切換ス イッチ15を経由してビデオ出力端子4に出力される。これにより、放送ビデオ 信号S2は、常にOSD回路3を経由してビデオ出力端子4に出力されることに なる。
【0021】 また、オンスクリーン表示を行うときには、切換スイッチ15を適宜切換制御 して、再生ビデオ信号S1又は放送ビデオ信号S2に画像ビデオ信号S3を重ね 合わせて信号線21に出力し、オン状態であるアナログスイッチ22を経由して ビデオ出力端子4に出力するオンスクリーン表示を実行する。
【0022】 第2の切り換え動作は、請求項3に対応した動作となっている。 すなわち、システムコントローラ5は、ビデオ信号処理回路2に入力されるビ デオ信号の種類に関係なく、オンスクリーン表示モードのときのみ、切換制御信 号C1によってアナログスイッチ24をオフ状態、切換制御信号C2によってア ナログスイッチ22をオン状態とし、それ以外のモードのときには、切換制御信 号C1によってアナログスイッチ24をオン状態、切換制御信号C2によってア ナログスイッチ22をオフ状態とする。
【0023】 つまり、オンスクリーン表示モード以外のときには、ビデオ信号処理回路2か ら出力されるビデオ信号(再生ビデオ信号S1又は放送ビデオ信号S2)をOS D回路3を経由することなくビデオ出力端子4に直接出力するようにする。これ により、OSD回路3を経由することによって生じる1〜2dB程度の画質の劣 化が防げるものである。
【0024】 ここで、オンスクリーン表示モードにおいて、例えば表示画面の下段中央部( 例えば200〜203の走査線上)にOSD情報を表示する場合について、図2 に示すタイミングチャートを参照して説明する。 オンスクリーン表示モードにおいては、アナログスイッチ22は常にオン状態 となっている。この状態において、切換スイッチ15は1〜199までの走査線 に対応した線画像のビデオ信号S1又はS2を出力している間、共通端子cを端 子a側に接続している。つまり、1〜199までの走査線に対応した線画像のビ デオ信号S1又はS2は、切換スイッチ15の端子a−cを経由してビデオ出力 端子4に出力されることになる。
【0025】 そして、200番目の走査線に対応した線画像のビデオ信号S1又はS2が入 力されると、HS信号の立ち下がり(時刻t1)に同期したFB信号が、時刻t 2において「H」レベルに立ち上がり、時刻t3において再び「L」レベルに立 ち下がる切換制御信号として、切換スイッチ15に出力される。
【0026】 そのため、切換スイッチ15は、この時刻t2において共通端子cの接続を端 子a側から端子b側に切り換え、時刻t3において共通端子cの接続を端子b側 から再び端子a側に切り換える動作を行う。つまり、時刻t2から時刻t3の間 、ビデオ出力端子4にはカラーエンコーダ14によって作成された画像ビデオ信 号S3が出力されることになる。 このような切り換え動作を、200〜203の走査線に対応した線画像のビデ オ信号S1又はS2の出力時に行うことにより、表示画面には、その下段中央部 (200〜203の走査線上)にOSD情報が、ビデオ画像に重畳して表示され ることになる。
【0027】 第3の切り換え動作は、請求項4に対応した動作となっている。 すなわち、システムコントーロラ5は、OSD回路3で作成された画像ビデオ 信号S3を出力するときのみ、切換制御信号C1によってアナログスイッチ24 をオフ状態、切換制御信号C2によってアナログスイッチ22をオン状態とし、 画像ビデオ信号S3を出力しないときには、切換制御信号C1によってアナログ スイッチ24をオン状態、切換制御信号C2によってアナログスイッチ22をオ フ状態とする。
【0028】 ここで、例えば表示画面の下段中央部(例えば200〜203の走査線上)に OSD情報を表示する場合について、図3に示すタイミングチャートを参照して 説明する。
【0029】 すなわち、1〜199までの走査線に対応した線画像のビデオ信号S1又はS 2を出力する間、アナログスイッチ24はオン状態、アナログスイッチ22はオ フ状態となっており、切換スイッチ15は共通端子cを端子a側に接続している 。つまり、1〜199までの走査線に対応した線画像のビデオ信号S1又はS2 は、アナログスイッチ24を経由してビデオ出力端子4に直接出力されている。 そのため、ビデオ出力端子4に出力されるビデオ信号S1又はS2は、OSD回 路3を経由することによる劣化の無い信号となっている。
【0030】 そして、200番目の走査線に対応した線画像のビデオ信号S1又はS2が入 力されると、HS信号の立ち下がり(時刻t11)に同期したFB信号が、時刻 t12において「H」レベルに立ち上がり、時刻t13において再び「L」レベ ルに立ち下がる切換制御信号として、切換スイッチ15に出力される。 そのため、切換スイッチ15は、この時刻t12において共通端子cの接続を 端子a側から端子b側に切り換え、時刻t13において共通端子cの接続を端子 b側から再び端子a側に切り換える動作を行う。
【0031】 また、このときアナログスイッチ22は、時刻t12においてオフ状態からオ ン状態に切り換わり、時刻t13においてオン状態からオフ状態に切り換わる動 作となり、アナログスイッチ24は、時刻t12においてオン状態からオフ状態 に切り換わり、時刻t13においてオフ状態からオン状態に切り換わる動作とな る。 つまり、時刻t12から時刻t13の間、ビデオ出力端子4にはカラーエンコ ーダ14によって作成された画像ビデオ信号S3が、信号線21、アナログスイ ッチ22を介して出力されることになる。
【0032】 このような切り換え動作を、200〜203の走査線に対応した線画像のビデ オ信号S1又はS2の出力時に行うことにより、表示画面には、その下段中央部 (200〜203の走査線上)にOSD情報が、ビデオ画像に重畳して表示され ることになる。 これにより、オンスクリーン表示される画面においても、オンスクリーン表示 しない部分の画像(1〜199の走査線に対応する画像、及び204〜263の 走査線に対応する画像)の劣化が防げるものである。
【0033】 なお、上記説明では、1回目のフィールド走査での切り換え動作についてのみ 説明しているが、2回目のフィールド走査においても、463〜466の走査線 に対応した線画像のビデオ信号S1又はS2を出力するときに、上記と同様の切 り換え動作を行うことは当然である。
【0034】 また、上記実施形態では、特に請求項3に対応した動作説明において、切換ス イッチ15とアナログスイッチ22とを同時に切り換えるようにしているが、例 えば切換スイッチ15を無くして、カラーエンコーダ14の出力を信号線21に 直接接続し、アナログスイッチ22の切り換え動作のみで、請求項3に対応した 動作を実現することが可能である。この場合、アナログスイッチ22を切り換え るための、HS信号に同期したオーバーレイコントロール信号(FB信号)を別 回路で作成する必要がある。
【0035】
【考案の効果】
本考案の請求項1記載のビデオ信号切換装置は、3原色信号とフライバック信 号とで画像信号を作成し、ビデオ信号に変換して出力するOSD回路を備えたビ デオテープレコーダにおいて、外部からビデオ信号処理回路に入力されるビデオ 信号を、OSD回路を通して出力する第1の信号経路とOSD回路を通さずに出 力する第2の信号経路とのいずれかの経路に切り換えるスイッチ回路と、このス イッチ回路の切り換えを制御する切換制御回路とを備えた構成としたので、OS D回路を通す必要の無いビデオ信号は第2の信号経路を通すことにより、OSD 回路を通すことによる信号の劣化を防止することができる。 また、本考案の請求項2記載のビデオ信号切換装置は、請求項1記載のものに おいて、切換制御回路を、外部からビデオ信号処理回路に入力されるビデオ信号 が再生ビデオ信号である場合にはスイッチ回路を第2の信号経路側に切り換え、 その他のビデオ信号である場合にはスイッチ回路を第1の信号経路側に切り換え るように構成したので、OSD回路を経由することによって生じる再生ビデオ信 号の画質の劣化を防止することができるとともに、再生動作が通常の再生動作か らFS動作又はRS動作へ切り換えられた場合にもスムーズに追従動作が行われ るため、ビデオ信号の歪みも発生しない。 また、本考案の請求項3記載のビデオ信号切換装置は、請求項1記載のものに おいて、切換制御回路を、OSD回路で作成された画像ビデオ信号を出力するオ ンスクリーン表示モードのとき、スイッチ回路を第1の信号経路側に切り換え、 その他のモードのときにはスイッチ回路を前記第2の信号経路側に切り換えるよ うに構成したので、オンスクリーン表示以外のときは、OSD回路を経由するこ とによって生じる再生ビデオ信号又は放送ビデオ信号の画質の劣化を防止するこ とができる。 また、本考案の請求項4記載のビデオ信号切換装置は、請求項1記載のものに おいて、切換制御回路を、OSD回路で作成された画像ビデオ信号を出力すると きのみ、スイッチ回路を第1の信号経路側に切り換え、画像ビデオ信号を出力し ないときには、スイッチ回路を第2の信号経路側に切り換えるように構成したの で、オンスクリーン表示される画面においても、オンスクリーン表示しない部分 の画像の劣化を防止することができる。 また、本考案の請求項5記載のビデオ信号切換装置は、請求項1,2,3又は 4記載のものにおいて、スイッチ回路を、ビデオ信号処理回路からOSD回路内 の切換スイッチを介してビデオ出力端子に接続される第1の信号経路において、 切換スイッチとビデオ出力端子との間に介挿される第1の開閉スイッチと、ビデ オ信号処理回路とビデオ出力端子とを接続する第2の信号経路に介挿された第2 の開閉スイッチとで構成し、切換制御回路は、第1の信号経路を選択するときに は第1の開閉スイッチを閉状態、第2の開閉スイッチを開状態に制御し、第2の 信号経路を選択するときには第1の開閉スイッチを開状態、第2の開閉スイッチ を閉状態に制御するように構成したので、OSD回路を経由することによって生 じるビデオ信号の画質の劣化を防止する回路を簡単な回路構成で実現することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のビデオ信号切換装置を備えたビデオテ
ープレコーダの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本考案の請求項3に対応した切り換え動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図3】本考案の請求項4に対応した切り換え動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図4】OSD回路を備えた従来のビデオテープレコー
ダの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 チューナ回路 2 ビデオ信号処理回路 3 OSD回路 4 ビデオ出力端子 5 システムコントローラ(切換制御回路) 15 切換スイッチ 22 アナログスイッチ(第1の開閉スイッチ) 24 アナログスイッチ(第2の開閉スイッチ)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3原色信号とフライバック信号とで画像
    信号を作成し、ビデオ信号に変換して出力するOSD回
    路を備えたビデオテープレコーダにおいて、 外部からビデオ信号処理回路に入力されるビデオ信号
    を、前記OSD回路を通して出力する第1の信号経路と
    前記OSD回路を通さずに出力する第2の信号経路との
    いずれかの経路に切り換えるスイッチ回路と、 このスイッチ回路の切り換えを制御する切換制御回路と
    を備えたことを特徴とするビデオ信号切換装置。
  2. 【請求項2】 前記切換制御回路は、外部から前記ビデ
    オ信号処理回路に入力されるビデオ信号が再生ビデオ信
    号である場合には前記スイッチ回路を前記第2の信号経
    路側に切り換え、その他のビデオ信号である場合には前
    記スイッチ回路を前記第1の信号経路側に切り換えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のビデオ信号切換装置。
  3. 【請求項3】 前記切換制御回路は、前記OSD回路で
    作成された画像ビデオ信号を出力するオンスクリーン表
    示モードのとき、前記スイッチ回路を前記第1の信号経
    路側に切り換え、その他のモードのときには前記スイッ
    チ回路を前記第2の信号経路側に切り換えることを特徴
    とする請求項1記載のビデオ信号切換装置。
  4. 【請求項4】 前記切換制御回路は、前記OSD回路で
    作成された画像ビデオ信号を出力するときのみ、前記ス
    イッチ回路を前記第1の信号経路側に切り換え、前記画
    像ビデオ信号を出力しないときには前記スイッチ回路を
    前記第2の信号経路側に切り換えることを特徴とする請
    求項1記載のビデオ信号切換装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ回路は、ビデオ信号処理回
    路から前記OSD回路内の切換スイッチを介してビデオ
    出力端子に接続される第1の信号経路において、前記切
    換スイッチと前記ビデオ出力端子との間に介挿される第
    1の開閉スイッチと、前記ビデオ信号処理回路と前記ビ
    デオ出力端子とを接続する第2の信号経路に介挿された
    第2の開閉スイッチとからなり、 前記切換制御回路は、前記第1の信号経路を選択すると
    きには前記第1の開閉スイッチを閉状態、前記第2の開
    閉スイッチを開状態に制御し、前記第2の信号経路を選
    択するときには前記第1の開閉スイッチを開状態、前記
    第2の開閉スイッチを閉状態に制御することを特徴とす
    る請求項1,2,3又は4記載のビデオ信号切換装置。
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