JP3036506B2 - 電子ビーム露光装置用一括アパチャの製造方法 - Google Patents

電子ビーム露光装置用一括アパチャの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビーム露光装
置部品、特に一括アパチャの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ダイナミックランダムアクセスメモリ
(DRAM)に代表される半導体電子部品は、近年ます
ますその集積度を増しており、これらの製造においては
極微細な加工技術が要求されている。半導体製造工程に
おいて極微細なレジストパターンを実現する手段とし
て、部分一括照射法を採用した電子ビーム露光法が有望
視されている。この露光方法では半導体パターンの一部
あるいは全部の形状通りにSi基板等を開口した一括ア
パチャが用いられる。従来は、(Y.Nakayam
a,H.Satoh etal.,”Thermal
Characteristics of Si Mas
k for EB Cell Projection
Lithography”,Jpn.J.Appl.P
hys.,Vol.31(1992)PP.4268−
4272 PART1,NO.12B,Decembe
r 1992、及び、Y.Nakayama,S.Ok
azaki,and N.Satoh,”Electo
ron−Beam Cell Projection
Lithography:A New High−Th
rouput Erectronbeam Direc
t−Writing Technology usin
g A Specially Tailored Si
Aparture”,J.Vac.Sci.Tech
nol.B8(6),Nov/Dec 1990)に記
載されているように、一括アパチャの作製には従来の半
導体プロセス技術、すなわち、フォトリソグラフィによ
るレジストパターニングや、プラズマを利用したエッチ
ング技術、あるいは、ウェットエッチング等の技術を用
い、Si基板を所望のパターンに貫通加工している。こ
の一括アパチャの開口パターンは、まず、Si基板を表
面から約15μm〜20μmの深さまでプラズマエッチ
ングした後、パターンの無いSi基板裏側からさらにバ
ックエッチング等の手段により残りの500〜600μ
mを裏面エッチングしてパターン部を開口することによ
り得ている。
【0003】図7に上記文献による一括アパチャの作製
方法を示す。以下、一括アパチャ作製工程図に従って一
括アパチャの作製方法を説明する。まず、Si基板の表
面にレジスト5を1μmほどスピンコートし、g線ある
いはi線縮小投影露光装置、コンタクト露光装置、電子
線露光装置等により露光した後、現像してレジストバタ
ーンを得る(図7(a)セルパターン露光/現像工
程)。Si基板にはエッチングストッパとして中間にS
i酸化膜9を挾んで2枚のSi基板8a、8bを貼り合
わせた貼り合わせSi基板8(以下、Si基板8と記
す)がよく用いられる。次ぎに、このレジスト5をエッ
チングマスクとしてブラズマエッチングによりSi基板
8を20μmほどエッチングする(図7(b)Siエッ
チング工程)。この時、よりよいエッチング形状を得る
ため、エツチングマスクとしてレジスト5の替わりにS
i酸化膜を用いる場合がある。この場合、レジスト塗布
に先だってSi基板8の表面に約1μmのSi酸化膜を
熱酸化あるいはCVDにより形成し、前述の要領で形成
したレジストパターンによりまずSi酸化膜をエッチン
グしてこのSi酸化膜をパターニングし、次いでレジス
ト5を剥離し、パターニングしたSi酸化膜をエッチン
グマスクにSi基板8をエッチングすればよい。次ぎ
に、Si基板8の表面及び裏面にSi窒化膜6を形成
し、更に、レジスト5を塗布し、表面パターンに対して
目合わせを行ない、裏面パターンを露光/現像して、レ
ジスト5をパターニングする(図7(c)窒化膜形成、
レジスト塗布/露光/現像工程)。このレジストパター
ンをエッチングマスクにSi窒化膜6をエッチングし、
レジスト除去後、Si窒化膜6をエッチングストッパと
してKOH溶液等によりSi基板8を裏面より600μ
mエッチングする(図7(d)バックエッチング工
程)。最後にSi窒化膜6を熱燐酸により除去し、Si
基板8表面に導電層7としてAu等の金属膜を形成し
(図7(e)導電層形成工程)、所定の大きさに切り出
して一括アパチャを完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の製法に
よれば、その作製プロセスは煩雑であり、高価な半導体
製造装置や高度な加工技術を必要とし、歩留が低い等の
欠点がある。則ち、一般的な一括照射型電子線露光装置
の縮小比(ウェハ上で描画される寸法対アパチャ上の寸
法の比)が1/10〜1/100であり、例えば、ウェ
ハ上に0.1μmの描画パターンを得ようとする場合、
アパチャ上では幅1μm〜10μmの寸法になる。この
幅の寸法に対して15〜20μmの深さにSiをエッチ
ングすることはアスペクト比(深さ対幅の比)が最大2
0となり、現状では技術的に非常に困難である。また、
Si基板裏側よりSi基板を500μm〜600μmウ
エットエツチングするにはKOH等のエッチング液が用
いられるが、このエッチング工程はエッチングレートが
低いため長時問を要する。このため、Si基板の表面が
エッチング中にエッチング液に侵されて歩留まりが低下
する問題がある。
【0005】また、半導体デバイス製造において要求さ
れる加工寸法精度は5%以下とされているため、アパチ
ャの加工寸法精度は0.05μm〜0.5μmとなり、
高い加工寸法精度が要求される。さらに、電子ビームを
形状良く通過させるためにはエッチング後のテーパー角
が89度以上でなければならず、要求する加工精度が極
端に厳しいため、従来の技術では実現が難しい。
【0006】更に、従来の技術では、深さの異なる開口
を形成するのが困難であるから、電子線の透過率をパタ
ーンの所望位置で異ならせて近接効果を補償した一括ア
パチャを製造するのは難しい。
【0007】本発明は上記問題点を解決することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一括アパチャ製
造方法は、集束イオンビームにより基板をエツチングし
て製造する方法であり、詳しくは、以下に示す方法であ
る。
【0009】第1の発明は、集束イオンビームにより基
板表面を、電子線を吸収又は散乱するに十分な膜厚が得
られる深さにエッチングして基板表面に所望パターンの
開口を形成する工程と、前記開口が形成された基板の裏
面を集束イオンビームにより基板縁部を残して、前記開
口に達する深さまで一様にエッチングする工程とを有す
ることを特徴とする電子ビーム露光装置用一括アパチャ
の製造方法である。
【0010】第2の発明は、集束イオンビームにより基
板縁部を残して基板裏面を、電子線を吸収又は散乱する
に十分な膜厚が得られる深さに一様にエッチングする工
程と、裏面がエッチングされた前記基板表面に集束イオ
ンビームを照射して所望パターンの開口を形成する工程
とを有することを特徴とする電子ビーム露光装置用一括
アパチャの製造方法である。
【0011】第3の発明は、集束イオンビームにより基
板縁部を残して基板裏面を、電子線を吸収又は散乱する
に十分な膜厚が得られる深さに一様にエッチングする工
程と、裏面がエッチングされた前記基板裏面に引き続き
集束イオンビームを照射して所望パターンの開口を形成
する工程とを有することを特徴とする電子ビーム露光装
置用一括アパチャの製造方法である。
【0012】第4の発明は、集束イオンビームにより基
板表面を、所望の基板位置のエッチング深さを制御して
パターン周辺部は電子線を吸収又は散乱するに十分な膜
厚が得られる深さにエッチングし、パターン中心部は前
記膜厚よりも薄い膜厚が得られる深さにエッチングし
て、基板表面に深さの異なる所望パターンの開口を形成
する工程と、前記開口が形成された基板の裏面を集束イ
オンビームにより基板縁部を残して、前記開口のうち最
も深く形成された開口に達する深さまで一様にエッチン
グして前記最も深く形成された開口を貫通させ、それ以
外の開口には薄膜を残す工程とを有することを特徴とす
る電子ビーム露光装置用一括アパチャの製造方法であ
る。
【0013】第5の発明は、集束イオンビームにより、
基板縁部を残して基板裏面を、電子線を吸収又は散乱す
るに十分な膜厚が得られる深さに一様にエッチングする
工程と、裏面がエッチングされた前記基板表面に集束イ
オンビームを照射して、所望の基板位置のエッチング深
さを制御して深さの異なる所望パターンの開口を形成
し、最も深く形成された開口を貫通させ、それ以外の開
口には開口底部に薄膜を残す工程とを有することを特徴
とする電子ビーム露光装置用一括アパチャの製造方法で
ある。
【0014】第6の発明は、集束イオンビームにより、
基板縁部を残して基板裏面を、電子線を吸収又は散乱す
るに十分な膜厚が得られる深さに一様にエッチングする
工程と、裏面がエッチングされた前記基板裏面に引き続
き集束イオンビームを照射して、所望の基板位置のエッ
チング深さを制御して深さの異なる所望パターンの開口
を形成し、最も深く形成された開口を貫通させ、それ以
外の開口には開口部に薄膜を残す工程とを有することを
特徴とする電子ビーム露光装置用一括アパチャの製造方
法である。
【0015】第7の発明は、集束イオンビーム照射と、
集束イオンビーム照射位置エッチングガスを噴射するこ
とにより基板表面を、電子線を吸収又は散乱するに十分
な膜厚が得られる深さにエッチングして基板表面に所望
パターンの開口を形成する工程と、前記開口が形成され
た基板の裏面を集束イオンビーム照射と、集束イオンビ
ーム照射位置エッチングガスを噴射することにより基板
縁部を残して、前記開口に達する深さまで一様にエッチ
ングする工程とを有することを特徴とする電子ビーム露
光装置用一括アパチャの製造方法である。
【0016】第8の発明は、 集束イオンビーム照射
と、集束イオンビーム照射位置エッチングガスを噴射す
ることにより基板縁部を残して基板裏面を、電子線を吸
収又は散乱するに十分な膜厚が得られる深さに一様にエ
ッチングする工程と、裏面がエッチングされた前記基板
表面に集束イオンビームを照射し、集束イオンビーム照
射位置エッチングガスを噴射して所望パターンの開口を
形成する工程とを有することを特徴とする電子ビーム露
光装置用一括アパチャの製造方法である。
【0017】第9の発明は、集束イオンビーム照射と、
集束イオンビーム照射位置エッチングガスを噴射するこ
とにより基板縁部を残して基板裏面を、電子線を吸収又
は散乱するに十分な膜厚が得られる深さに一様にエッチ
ングする工程と、裏面がエッチングされた前記基板裏面
に引き続き集束イオンビームを照射し、集束イオンビー
ム照射位置エッチングガスを噴射して所望パターンの開
口を形成する工程とを有することを特徴とする電子ビー
ム露光装置用一括アパチャの製造方法である。
【0018】第10の発明は、集束イオンビーム照射
と、集束イオンビーム照射位置エッチングガスを噴射す
ることにより基板表面を、所望の基板位置のエッチング
深さを制御してパターン周辺部は電子線を吸収又は散乱
するに十分な膜厚が得られる深さにエッチングし、パタ
ーン中心部は前記膜厚よりも薄い膜厚が得られる深さに
エッチングして、基板表面に深さの異なる所望パターン
の開口を形成する工程と、前記開口が形成された基板の
裏面を集束イオンビーム照射と、集束イオンビーム照射
位置エッチングガスを噴射することにより基板縁部を残
して、前記開口のうち最も深く形成された開口に達する
深さまで一様にエッチングして前記最も深く形成された
開口を貫通させ、それ以外の開口には薄膜を残す工程と
を有することを特徴とする電子ビーム露光装置用一括ア
パチャの製造方法である。
【0019】第11の発明は、集束イオンビーム照射
と、集束イオンビーム照射位置エッチングガスを噴射す
ることにより、基板縁部を残して基板裏面を、電子線を
吸収又は散乱するに十分な膜厚が得られる深さに一様に
エッチングする工程と、裏面がエッチングされた前記基
板表面に集束イオンビームを照射し、集束イオンビーム
照射位置エッチングガスを噴射して、所望の基板位置の
エッチング深さを制御して深さの異なる所望パターンの
開口を形成し、最も深く形成された開口を貫通させ、そ
れ以外の開口には開口底部に薄膜を残す工程とを有する
ことを特徴とする電子ビーム露光装置用一括アパチャの
製造方法である。
【0020】第12の発明は、集束イオンビーム照射
と、集束イオンビーム照射位置エッチングガスを噴射す
ることにより、基板縁部を残して基板裏面を、電子線を
吸収又は散乱するに十分な膜厚が得られる深さに一様に
エッチングする工程と、裏面がエッチングされた前記基
板裏面に引き続き集束イオンビームを照射し、集束イオ
ンビーム照射位置エッチングガスを噴射して、所望の基
板位置のエッチング深さを制御して深さの異なる所望パ
ターンの開口を形成し、最も深く形成された開口を貫通
させ、それ以外の開口には開口部に薄膜を残す工程とを
有することを特徴とする電子ビーム露光装置用一括アパ
チャの製造方法である。
【0021】
【発明の実施の形態1】以下、本発明について図面を参
照して説明する。
【0022】図1(a)〜(c)は実施の形態1の一括
アパチャ製造過程におけるSi基板の斜視断面図であ
る。また、図8は本実施の形態1で使用する集束イオン
ビーム装置の一例を示す概略図である。図8の集束イオ
ンビーム装置は、イオン源(イオン源21、シールド電
極22、ガンアパチャ23)、イオン集束系(集束レン
ズ24、アパチャ25、走査電極26、対物レンズ2
7)、ガス供給系(ノズル28、ヒータ29、容器3
0、ガス源31、バルブ32、微動装置33、バルブつ
まみ34)、検出器35、X−Y駆動装置36、試料載
置用のX−Yステージ37から構成されている。
【0023】Si基板2はX−Yステージ37に載置さ
れ、イオン源21から放出されて集束レンズ24、対物
レンズ27で集束されたArイオンビーム1により加工
される。例えば、厚さ620μm、直径6インチのSi
基板2に貫通孔を形成(貫通加工)して一括アパチャを
形成する場合、まず、図1(a)に示すように、真空中
でSi基板2表面に集束したArイオンビーム1をパタ
ーンデータに従って走査電極26により偏向制御しなが
ら照射し、所望のパターン通りにエッチングする。この
時、Si基板2から放出される2次電子は検出器35で
検出され、映像として記録され、モニターされる。エッ
チングの深さdは、電子線露光時に電子線を完全に遮蔽
するのに必要な膜厚dが得られる深さにする。本実施の
形態1では20μmの深さにエッチングした。この20
μmの深さは、シミュレ―ション結果によれば、50k
eVの加速電圧の電子線露光装置において電子を完全に
遮蔽するのに充分な膜厚が得られる深さである。この膜
厚dは電子を完全に遮蔽する厚さにしなくてもよい。電
子が吸収・散乱されて、エネルギー損失や出射角分布変
化が生じて、膜中を通過した電子がSi基板に到達でき
ない、或いは、膜中を通過した電子がSi基板に到達し
ても十分なコントラストが得られれば、電子を完全に遮
蔽しなくてもよいから、20μmよりも浅くエッチング
してもよい。この膜厚については、実施の形態1以降に
示す全ての実施の形態に対しても適用できる。次ぎに、
Si基板2の表裏を逆にし、図1(b)に示すように、
Arイオンビーム1を走査して縁部を残してSi基板2
の裏面より600μmの深さまでSi基板2を一様にエ
ッチングして貫通した開口10を得、図1(c)に示す
一括アパチャが完成する。
【0024】本発明は、このように集束イオンビーム1
をパターンデータに従つて偏向制御しながら直接Si基
板2にArイオンビームを照射してエッチングを行なう
ため、本発明は、従来技術のようにレジストを塗布、現
像したり剥離する必要はない。また、Si基板裏面も集
束イオンビームでエッチングするので、裏面エッチング
中にエッチング液で表面が侵されることがなく、パター
ン不良発生が防止でき歩留まりが向上する。さらに、集
束イオンビームの照射角を変えることでエッチングによ
り形成される側壁の角度も変えられるので、垂直に照射
することで、テーパー角がほぼ垂直なアパチャが得られ
る。
【0025】尚、上記の効果は、以下に示す実施の形態
に於いても得られることは言うまでもない。
【0026】上記実施の形態1ではArイオンビームを
偏向・走査したが、Arイオンビームを走査する替わり
に、Arイオンビームを固定し、Si基板2を載置した
X−Yステージ37をX−Y駆動装置36により駆動・
走査してもよい。
【0027】上記実施の形態1では開口を貫通孔とした
が、開口を貫通孔とせず、開口底部に薄膜を設けてもよ
い。則ち、Si基板表面から20μmエッチングした
が、それよりも浅くエッチングし、裏面からは600μ
mエッチングして開口に薄膜を残して形成、或いは、表
面側から20μmエッチングし、裏面側からは600μ
mよりも浅くエッチングして開口に薄膜を残して形成し
てもよい。この方法は、同心円状のパターンを形成する
場合に有効である。
【0028】
【発明の実施の形態2】図2(a)、(b)に本実施の
形態2の一括アパチャ製造工程におけるSi基板の断面
図を示す。本実施の形態2は、Si基板表面の加工パタ
ーンを保護するために、先にSi基板裏面より一様にエ
ツチングを行なった後、引き続きSi基板裏面からエッ
チングしてSi基板表面にパターン加工を行なった例で
ある。以下、図2、図8を参照して説明する。
【0029】先ず、厚さ620μm、直径6インチのS
i基板2を裏面を上にしてX−Yステージ37に載置
し、図2(a)に示すように、真空中でArイオンビー
ム1を矢印40の如くラスタ走査しながら、Si基板裏
面にArイオンビーム1を連続照射し、Si基板縁部を
残して裏面中心部を一様にエッチングする。エッチング
の深さは電子線露光時に電子線を完全に遮蔽するのに必
要な膜厚dが得られる深さにする。本実施の形態2では
Si基板裏面を600μmの深さにエッチングし、厚さ
20μmの膜を残した。この20μmの厚さは、50k
eVの加速電圧の電子線露光装置において電子を完全に
遮蔽するのに充分な膜厚である。この膜厚dは、実施の
形態1で説明したのと同様に、電子を完全に遮蔽する厚
さにしなくてもよい。
【0030】次に、図2(b)に示すように、パターン
データに従ってArイオンビーム1を偏向制御しながら
更にSi基板裏面にArイオンビームを照射し、Si基
板2を裏面から20μmエッチングして、所望パターン
の貫通した開口10を形成し、一括アパチャを完成す
る。
【0031】尚、パターンデータに従ってArイオンビ
ームを偏向制御する替わりに、図2(a)と同様に、A
rイオンビーム1をラスタ走査しながら開口10を形成
する部分のみイオン照射するようにArイオンビームの
照射を断続的に制御してもよい。
【0032】
【発明の実施の形態3】図3(a)、(b)に本実施の
形態3の一括アパチャ製造工程におけるSi基板の断面
図を示す。本実施の形態3は、実施の形態2と同様に、
Si基板表面の加工パターンを保護するために、先にS
i基板裏面よりエツチングを行なった後、Si基板表面
をエッチングしてパターン加工を行なった例である。以
下、図3、図8を参照して説明する。
【0033】先ず、厚さ620μm、直径6インチのS
i基板2を裏面を上にしてX−Yステージ37に載置
し、図3(a)に示すように、Arイオンビーム1を矢
印40の如くラスタ走査しながら、Si基板裏面にAr
イオンビーム1を連続照射し、Si基板縁部を残して裏
面中心部を一様にエッチングする。エッチングの深さ
は、電子線露光時に電子線を完全に遮蔽するのに必要な
膜厚dが得られる深さにする。本実施の形態3ではSi
基板裏面を600μmの深さにエッチングし、厚さ20
μmの膜を残した。この20μmの厚さは、50keV
の加速電圧の電子線露光装置において電子を完全に遮蔽
するのに充分な膜厚である。この膜厚dは、実施の形態
1で説明したのと同様に、電子を完全に遮蔽する厚さに
しなくてもよい。
【0034】次に、図3(b)に示すように、Si基板
表面を上にして、パターンデータに従ってArイオンビ
ーム1を偏向制御しながらSi基板表面にArイオンビ
ームを照射し、Si基板2を表面から20μmエッチン
グして、所望パターンの貫通した開口10を形成し、一
括アパチャを完成する。
【0035】尚、パターンデータに従ってArイオンビ
ームを偏向制御する替わりに、図3(a)と同様に、A
rイオンビーム1をラスタ走査しながら開口10を形成
する部分のみイオン照射するようにArイオンビームの
照射を断続的に制御してもよい。
【0036】上記実施の形態1〜3では、集束イオンビ
ームを偏向・走査したが、集束イオンビームは偏向・走
査せずに、X−Yステージを駆動してSi基板を移動さ
せてもよい。
【0037】
【発明の実施の形態4】図4(a)、(b)に本実施の
形態4の一括アパチャ製造工程におけるSi基板の断面
図を示す。本実施の形態4は、イオンビームアシストエ
ッチングによりSi基板をエッチングしてパターン加工
を行なった例である。以下、図4、図8を参照して説明
する。
【0038】先ず、厚さ620μm、直径6インチのS
i基板2を表面を上にしてX−Yステージ37に載置
し、集束イオンビームは偏向制御せずに、X−Y駆動装
置36によりパターンデータに従ってX−Yステージ3
7を移動制御してSi基板を移動しながら、Si基板2
の表面にGaイオンビーム1を照射すると共にノズル2
8からXeF2ガス38を噴射してSi基板2の表面を
エッチングし、所望パターンの開口10を形成する。エ
ッチングの深さdは、電子線露光時に電子線を完全に遮
蔽するのに必要な膜厚dが得られる深さにする。本実施
の形態4ではSi基板表面を20μmの深さにエッチン
グし、厚さ600μmを残した。この20μmの厚さ
は、50keVの加速電圧の電子線露光装置において電
子を完全に遮蔽するのに充分な膜厚である。この膜厚d
は、実施の形態1で説明したのと同様に、電子を完全に
遮蔽する厚さにしなくてもよい。XeF2ガス38は、
ガス源31としてXeF2を容器30に入れ、ヒータ2
9によりXeF2を加熱・昇華し、XeF2の蒸気をバル
ブ32を介してノズル28から噴射する。噴射したXe
2ガス38は、イオンビームによりXeとF2に解離さ
れ、このうちのF2がSi基板2をエッチングする。こ
の場合、イオンによるスパッタリングとF2によるエッ
チングの効果が重なり合って、加工速度はイオンのみの
場合よりも10倍速くなる。
【0039】次に、図4(b)に示すように、Si基板
裏面を上にしてSi基板をX−Yステージに載置し、X
−Yステージ37を矢印40の如くラスタ走査しながら
Si基板裏面にGaイオンビーム連続照射とXeF2
ス噴射を施し、Si基板縁部を残して残り600μmを
裏面から一様にエッチングして、所望パターンの貫通し
た開口10を形成し、一括アパチャを完成する。
【0040】上記実施の形態4では、Si基板表面を加
工する際、パターンデータに従ってX−Yステージを移
動制御したが、この替わりに、X−Yステージをラスタ
走査しながら開口10を形成する部分のみイオン照射す
るようにGaイオンビームの照射を断続的に制御しても
よい。この場合、XeF2ガスは、Gaイオンビーム照
射に同期してガス噴射をオン/オフ制御する方法と、イ
オンビームのオン/オフに関係なく連続して噴射する方
法とがあるが、どちらの方法を採用してもよい。
【0041】
【発明の実施の形態5】図5(a)、(b)に本実施の
形態5の一括アパチャ製造工程におけるSi基板の断面
図を示す。本実施の形態5は、Si基板表面の加工パタ
ーンを保護するために、先にSi基板裏面よりエツチン
グを行なった後、Si基板表面をエッチングしてイオン
ビームアシストエッチングによりパターン加工を行なっ
た例である。以下、図5、図8を参照して説明する。
【0042】先ず、厚さ620μm、直径6インチのS
i基板2を裏面を上にしてX−Yステージ37に載置
し、集束イオンビームは走査せずに、X−Yステージ3
7をX−Y駆動装置36により、図5(a)に示すよう
に、矢印40の如くラスタ走査してSi基板を移動させ
ながら、Si基板裏面にGaイオンビーム1を連続照射
すると共に、ノズル28からXeF2ガス38を噴射
し、Si基板縁部を残して裏面中心部を一様にエッチン
グする。エッチングの深さは、電子線露光時に電子線を
完全に遮蔽するのに必要な膜厚dが得られる深さにす
る。本実施の形態5ではSi基板裏面を600μmの深
さにエッチングし、厚さ20μmの膜を残した。この2
0μmの厚さは、50keVの加速電圧の電子線露光装
置において電子を完全に遮蔽するのに充分な膜厚であ
る。この膜厚dは、実施の形態1で説明したのと同様
に、電子を完全に遮蔽する厚さにしなくてもよい。
【0043】次に、図5(b)に示すように、Si基板
表面を上にしてX−YステージにSi基板を載置し、パ
ターンデータに従ってX−Yステージ37を移動しなが
らSi基板表面にGaイオンビーム照射とXeF2ガス
38噴射を施し、Si基板2を表面から20μmエッチ
ングして、所望パターンの貫通した開口10を形成し、
一括アパチャを完成する。
【0044】上記実施の形態5では、Si基板表面を加
工する際、パターンデータに従ってX−Yステージを移
動制御したが、この替わりに、X−Yステージをラスタ
走査しながら開口10を形成する部分のみイオン照射す
るようにGaイオンビーム1の照射を断続的に制御して
もよい。また、裏面を加工した後、Si基板の表面を上
にしてX−Yステージに再載置して表面を加工したが、
実施の形態2と同様に、裏面を一様にエッチングした
後、引き続いて裏面からGaイオンビーム照射とXeF
2ガス噴射を行い、残り20μmを所望パターンにエッ
チングして貫通した開口を形成してもよい。
【0045】
【発明の実施の形態6】図6(a)、(b)に本実施の
形態6の一括アパチャ製造工程におけるSi基板の断面
図を示す。本実施の形態6は、エッチング深さを任意に
制御することにより、例えば、図6(b)に示すよう
に、パターンの中心部に任意の膜厚の薄膜3を残してお
き周辺部に対して通過する電子の強度を変化させて、所
謂、電子の後方散乱に起因する周辺部と中心部に蓄積さ
れる露光量の差による近接効果を補正するアパチャを作
製した例である。以下、図6、図8を参照して説明す
る。
【0046】先ず、厚さ620μm、直径6インチのS
i基板2を裏面を上にしてX−Yステージ37に載置
し、図6(a)に示すように、真空中でArイオンビー
ム1を矢印40の如くラスタ走査しながら、Si基板裏
面にArイオンビーム1を連続照射し、Si基板縁部を
残して裏面中心部を一様にエッチングする。エッチング
の深さは、電子線露光時に電子線を完全に遮蔽するのに
必要な膜厚dが得られる深さにする。本実施の形態6で
はSi基板裏面を600μmの深さにエッチングし、厚
さ20μmの膜を残した。この20μmの厚さは、50
keVの加速電圧の電子線露光装置において電子を完全
に遮蔽するのに充分な膜厚である。この膜厚dは、実施
の形態1で説明したのと同様に、電子を完全に遮蔽する
厚さにしなくてもよい。次に、図6(b)に示すよう
に、Si基板表面を上にして、パターンデータに従って
Si基板表面にArイオンビームを照射し、Si基板2
を表面からエッチングして所望開口パターンを形成し、
一括アパチャを完成する。この時、Arイオンビームの
照射時間を制御して各開口のエッチング深さを変え、パ
ターン周辺部の開口10aは貫通孔とし、パターンの中
心部の開口10bには薄膜3を残して、通過する電子の
強度をパターン周辺部と中心部とで異なるアパチャとし
た。この実施の形態6では、図6(b)に示すように、
中央の開口10bの薄膜3の膜厚がその両側の開口10
bの薄膜3の膜厚よりも厚くなっており、更に、その外
側の開口10aは貫通孔になっている。この開口10a
にも薄膜を設けてもよい。この様に、本発明は集束イオ
ンビームでエッチングするため、任意の場所のエッチン
グ深さを任意に制御できるので、従来は製造が困難であ
った、場所によりエッチング深さの異なるアパチャを、
本実施の形態6に依れば容易に製造できる。
【0047】この実施の形態6では、Si基板裏面を先
にエッチングしたが、実施の形態1のように、Si基板
表面を先にエッチングしてパターンを形成した後、Si
基板裏面をエッチングしてもよい。また、Si基板裏面
を加工した後、Si基板の表面を上にしてX−Yステー
ジに再載置して表面を加工したが、実施の形態2と同様
に、Si基板裏面を一様にエッチングした後、引き続い
て裏面からGaイオンビーム照射を行い、残り20μm
を、基板の周辺部と中心部とでエッチング深さを変えて
所望パターンにエッチングして、中心部には薄膜を有す
る開口を形成し、周辺部には貫通した開口を形成しても
よい。この場合、薄膜はSi基板表面側に形成される。
更に、実施の形態4、5のように、集束イオンビーム照
射部にXeF2ガス等のエッチングガスを噴射してエッ
チングしてもよい。
【0048】上記実施の形態1〜6では開口を貫通孔と
したが、図6(b)に示した開口10bの様に、実施の
形態1〜6において全ての開口に薄膜を設けてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は電子ビー
ム露光装置部品である一括アパチャの製造方法におい
て、集束イオンビームにより基板をエッチングするの
で、レジスト塗布、現像、レジスト剥離等、従来の煩雑
な製造プロセスがなくなり作製に要する時間が短縮でき
る。また、任意の場所のエッチング深さを任意に制御で
きるから、場所によりエッチング深さの異なるアパチャ
を容易に製造でき、近接効果を補償したアパチャの製造
も容易にできると共に、高い加工精度が得られ、0.0
5μmの加工寸法精度も可能となる。更に、Si基板裏
面も集束イオンビームでエッチングするので、裏面エッ
チング中にエッチング液で表面が侵されることがなく、
パターン不良発生が防止でき歩留まりが向上する。ま
た、集束イオンビームの照射角を変えることでエッチン
グにより形成される側壁の角度も変えられるので、垂直
に照射することで、テーパー角がほぼ垂直なアパチャが
得られ、アスペクト比の大きい開口が形成でき、加工寸
法精度も高く、微小パターンの形成も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を説明するため
のSi基板の断面斜視図
【図2】 本発明の第2の実施の形態を説明するため
のSi基板の断面図
【図3】 本発明の第3の実施の形態を説明するため
のSi基板の断面図
【図4】 本発明の第4の実施の形態を説明するため
のSi基板の断面図
【図5】 本発明の第5の実施の形態を説明するため
のSi基板の断面図
【図6】 本発明の第6の実施の形態を説明するため
のSi基板の断面図
【図7】 従来の製造方法における各製造工程のSi
基板の断面図
【図8】 本発明の製造方法に使用する集束イオンビ
ーム装置例の概略図
【符号の説明】
1 集束イオンビーム 2 Si基板 3 薄膜 5 レジスト 6 Si窒化膜 7 導電層 8 貼り合わせSi基板 8a Si基板 8b Si基板 9 Si酸化膜 10 開口 10a 開口 10b 開口 21 イオン源 22 シールド電極 23 ガンアパチャ 24 集束レンズ 25 アパチャ 26 走査電極 27 対物レンズ 28 ノズル 29 ヒータ 30 容器 31 ガス源 32 バルブ 33 微動装置 34 バルブつまみ 35 検出器 36 X−Y駆動装置 37 X−Yステージ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 1/16 H01J 37/305

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集束イオンビームにより基板表面を、電
    子線を吸収又は散乱するに十分な膜厚が得られる深さに
    エッチングして基板表面に所望パターンの開口を形成す
    る工程と、前記開口が形成された基板の裏面を集束イオ
    ンビームにより基板縁部を残して、前記開口に達する深
    さまで一様にエッチングする工程とを有することを特徴
    とする電子ビーム露光装置用一括アパチャの製造方法。
  2. 【請求項2】 集束イオンビームにより基板縁部を残し
    て基板裏面を、電子線を吸収又は散乱するに十分な膜厚
    が得られる深さに一様にエッチングする工程と、裏面が
    エッチングされた前記基板表面に集束イオンビームを照
    射して所望パターンの開口を形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする電子ビーム露光装置用一括アパチャの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 集束イオンビームにより基板縁部を残し
    て基板裏面を、電子線を吸収又は散乱するに十分な膜厚
    が得られる深さに一様にエッチングする工程と、裏面が
    エッチングされた前記基板裏面に引き続き集束イオンビ
    ームを照射して所望パターンの開口を形成する工程とを
    有することを特徴とする電子ビーム露光装置用一括アパ
    チャの製造方法。
  4. 【請求項4】 集束イオンビームにより基板表面を、所
    望の基板位置のエッチング深さを制御してパターン周辺
    部は電子線を吸収又は散乱するに十分な膜厚が得られる
    深さにエッチングし、パターン中心部は前記膜厚よりも
    薄い膜厚が得られる深さにエッチングして、基板表面に
    深さの異なる所望パターンの開口を形成する工程と、前
    記開口が形成された基板の裏面を集束イオンビームによ
    り基板縁部を残して、前記開口のうち最も深く形成され
    た開口に達する深さまで一様にエッチングして前記最も
    深く形成された開口を貫通させ、それ以外の開口には薄
    膜を残す工程とを有することを特徴とする電子ビーム露
    光装置用一括アパチャの製造方法。
  5. 【請求項5】 集束イオンビームにより、基板縁部を残
    して基板裏面を、電子線を吸収又は散乱するに十分な膜
    厚が得られる深さに一様にエッチングする工程と、裏面
    がエッチングされた前記基板表面に集束イオンビームを
    照射して、所望の基板位置のエッチング深さを制御して
    深さの異なる所望パターンの開口を形成し、最も深く形
    成された開口を貫通させ、それ以外の開口には開口底部
    に薄膜を残す工程とを有することを特徴とする電子ビー
    ム露光装置用一括アパチャの製造方法。
  6. 【請求項6】 集束イオンビームにより、基板縁部を残
    して基板裏面を、電子線を吸収又は散乱するに十分な膜
    厚が得られる深さに一様にエッチングする工程と、裏面
    がエッチングされた前記基板裏面に引き続き集束イオン
    ビームを照射して、所望の基板位置のエッチング深さを
    制御して深さの異なる所望パターンの開口を形成し、最
    も深く形成された開口を貫通させ、それ以外の開口には
    開口部に薄膜を残す工程とを有することを特徴とする電
    子ビーム露光装置用一括アパチャの製造方法。
  7. 【請求項7】 集束イオンビーム照射と、集束イオンビ
    ーム照射位置エッチングガスを噴射することにより基板
    表面を、電子線を吸収又は散乱するに十分な膜厚が得ら
    れる深さにエッチングして基板表面に所望パターンの開
    口を形成する工程と、前記開口が形成された基板の裏面
    を集束イオンビーム照射と、集束イオンビーム照射位置
    エッチングガスを噴射することにより基板縁部を残し
    て、前記開口に達する深さまで一様にエッチングする工
    程とを有することを特徴とする電子ビーム露光装置用一
    括アパチャの製造方法。
  8. 【請求項8】 集束イオンビーム照射と、集束イオンビ
    ーム照射位置エッチングガスを噴射することにより基板
    縁部を残して基板裏面を、電子線を吸収又は散乱するに
    十分な膜厚が得られる深さに一様にエッチングする工程
    と、裏面がエッチングされた前記基板表面に集束イオン
    ビームを照射し、集束イオンビーム照射位置エッチング
    ガスを噴射して所望パターンの開口を形成する工程とを
    有することを特徴とする電子ビーム露光装置用一括アパ
    チャの製造方法。
  9. 【請求項9】 集束イオンビーム照射と、集束イオンビ
    ーム照射位置エッチングガスを噴射することにより基板
    縁部を残して基板裏面を、電子線を吸収又は散乱するに
    十分な膜厚が得られる深さに一様にエッチングする工程
    と、裏面がエッチングされた前記基板裏面に引き続き集
    束イオンビームを照射し、集束イオンビーム照射位置エ
    ッチングガスを噴射して所望パターンの開口を形成する
    工程とを有することを特徴とする電子ビーム露光装置用
    一括アパチャの製造方法。
  10. 【請求項10】 集束イオンビーム照射と、集束イオン
    ビーム照射位置エッチングガスを噴射することにより基
    板表面を、所望の基板位置のエッチング深さを制御して
    パターン周辺部は電子線を吸収又は散乱するに十分な膜
    厚が得られる深さにエッチングし、パターン中心部は前
    記膜厚よりも薄い膜厚が得られる深さにエッチングし
    て、基板表面に深さの異なる所望パターンの開口を形成
    する工程と、前記開口が形成された基板の裏面を集束イ
    オンビーム照射と、集束イオンビーム照射位置エッチン
    グガスを噴射することにより基板縁部を残して、前記開
    口のうち最も深く形成された開口に達する深さまで一様
    にエッチングして前記最も深く形成された開口を貫通さ
    せ、それ以外の開口には薄膜を残す工程とを有すること
    を特徴とする電子ビーム露光装置用一括アパチャの製造
    方法。
  11. 【請求項11】 集束イオンビーム照射と、集束イオン
    ビーム照射位置エッチングガスを噴射することにより、
    基板縁部を残して基板裏面を、電子線を吸収又は散乱す
    るに十分な膜厚が得られる深さに一様にエッチングする
    工程と、裏面がエッチングされた前記基板表面に集束イ
    オンビームを照射し、集束イオンビーム照射位置エッチ
    ングガスを噴射して、所望の基板位置のエッチング深さ
    を制御して深さの異なる所望パターンの開口を形成し、
    最も深く形成された開口を貫通させ、それ以外の開口に
    は開口底部に薄膜を残す工程とを有することを特徴とす
    る電子ビーム露光装置用一括アパチャの製造方法。
  12. 【請求項12】 集束イオンビーム照射と、集束イオン
    ビーム照射位置エッチングガスを噴射することにより、
    基板縁部を残して基板裏面を、電子線を吸収又は散乱す
    るに十分な膜厚が得られる深さに一様にエッチングする
    工程と、裏面がエッチングされた前記基板裏面に引き続
    き集束イオンビームを照射し、集束イオンビーム照射位
    置エッチングガスを噴射して、所望の基板位置のエッチ
    ング深さを制御して深さの異なる所望パターンの開口を
    形成し、最も深く形成された開口を貫通させ、それ以外
    の開口には開口部に薄膜を残す工程とを有することを特
    徴とする電子ビーム露光装置用一括アパチャの製造方
    法。
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