JP3035807B2 - 並列データ出力装置 - Google Patents

並列データ出力装置

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JP3035807B2
JP3035807B2 JP7030046A JP3004695A JP3035807B2 JP 3035807 B2 JP3035807 B2 JP 3035807B2 JP 7030046 A JP7030046 A JP 7030046A JP 3004695 A JP3004695 A JP 3004695A JP 3035807 B2 JP3035807 B2 JP 3035807B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データを多重化して高
速伝送する伝送システムを測定するための測定装置内等
に用いられる並列データ出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話回線の信号をディジタル化して伝送
する場合、伝送路を有効に利用するために多重化伝送シ
ステムが従来より利用されている。
【0003】多重化伝送システムの信号形式には種々の
規格があるが、図8に示すように、270バイト×9バ
イトで1フレームが構成されるフォーマットのシステム
が多く用いられている。
【0004】この図で、左側の9バイト×9バイトの領
域には、フレーム信号や回線情報等を伝送するためのS
OH領域(セクションオーバヘッド領域)と、多重化さ
れる低次群信号の先頭位置を示す情報を伝送するための
PTR領域(ポインタ領域)が設けられ、残りの261
バイト×9バイトの領域は、多重化された情報(通話信
号データ等)を伝送するため情報領域として設けられて
いる。
【0005】このようなフォーマットの信号伝送は、上
段の270バイトのデータを左から順に伝送してからそ
の下段の270バイトのデータを左から順に伝送すると
いう動作を繰り返して、270バイト×9バイトのデー
タを伝送した後、次のフレームの伝送を行なう。このフ
レーム全体の伝送速度は、例えば、SDH(シンクロナ
ス・ディジタル・ハイアラーキ)のSTM−1という規
格では、156Mビット/secの高速伝送がなされ
る。
【0006】ところで、このようなフレーム構造の多重
化伝送において様々な信号が多重化されるが、この時伝
送速度の整合をとるため、固定スタックビット等の信号
を挿入している。例えば、フレーム全体の伝送速度が1
56Mビット/secで、通話信号データ等の情報が1
40Mビット/secの伝送速度の信号で多重化される
場合には、261バイト×9バイト分の領域を156M
ビット/secの信号で伝送するのに要する時間内に、
140Mビット/secで多重化される情報量は261
バイト×9バイトより少なくなってしまう。
【0007】このため、図9に261バイト分のフォー
マットを示すように、伝送速度差によるデータ欠落分を
補うための補充データX、Y、Zを実際の情報W(イン
フォメーションビットをIとすると「IIIIIII
I」の1バイトデータで表せられる)の間に挿入して、
フレーム全体の情報量がその伝送速度に対応するように
している。
【0008】なお、ここで補充データYは、「RRRR
RRRR」(Rは0又は1)で表せられる1バイトデー
タ、補充データXは、「CRRRRROO」(Cは多重
化される情報の位相揺らぎによる情報量の補正を行なう
ためのコントロールビット、Oはオーバヘッドビット)
で表せられる1バイトデータ、補充データZは、「II
IIIISR」(Sは、補充データXのコントロールビ
ットCが例えば3回以上1になったとき「I」になり、
コントロールビットCが1になった回数が3回より少な
いとき「R」になる可変ビット)で表せられる1バイト
データである。また、1バイトのPOH(パスオーバヘ
ッド)は、低次元の回線管理情報である。
【0009】このように実際の情報の間に補充データを
挿入した信号を伝送する伝送系の誤り測定を行なう測定
装置には、図9に示した信号形式の情報Wおよび補充デ
ータZの各インフォメーションビットIの位置に、ある
決まった規則で連続性をもって発生する擬似ランダム信
号を挿入した1バイトの並列データを指定されたタイミ
ングに順次出力するための並列データ出力装置が設けら
れており、この種の測定装置では、並列データ出力装置
から出力されるデータに、前記補充データX、Yおよび
POH、SOH、PTRの各情報を付加して1フレーム
分の信号を構成して、被測定伝送路等へ送出する。
【0010】この種の測定装置に用いられる並列データ
出力装置では、連続性のある擬似ランダム信号を1バイ
ト単位で出力する場合の他に、補充データZのように、
1バイト中の有効ビットとしてインフォメーションビッ
トIが7個または6個挿入されたデータを出力する必要
があり、しかも、この補充データZの次に出力される情
報Wの先頭ビットのデータは、その前に出力された補充
データZの最終の有効ビット(補充データZの先頭ビッ
トから7ビット目または6ビット目)のデータと連続し
ている必要がある。
【0011】このため、この種の測定装置に用いられる
従来の並列データ出力装置では、擬似ランダム信号の出
力を1ビット単位にシリアル出力する連続データ出力回
路に対して、指定信号で指定され有効ビット数分のデー
タを出力させ、これを8ビット並列データに変換出力す
るようにしている。
【0012】図10は、従来の並列データ出力装置10
の構成を示している。この図に示すように、従来の並列
データ出力装置10は、この並列データ出力装置から出
力する並列データの種類(インフォメーションビットの
数)を指定するための指定信号(複数ビット並列の指定
信号)を外部の制御装置から受け、その指定信号をパラ
レル・シリアル変換して得たゲート信号を、フレーム全
体の伝送速度に対応した周波数156MHzのシリアル
クロックに同期して出力するゲート信号発生回路11
と、そのシリアルクロックをゲート信号発生回路11か
ら出力されるゲート信号の時間幅分だけ出力するゲート
回路12と、ゲート回路12から出力されるシリアルク
ロックに同期して、擬似ランダム信号を1ビットずつシ
リアル出力する連続データ出力回路13と、連続データ
出力回路13から出力される擬似ランダム信号を、15
6MHzの1/8に相当する周波数19.44MHzの
バイトクロックに同期して8ビット並列のデータに変換
して出力するシリアル・パラレル変換器14とで構成さ
れている。
【0013】以下、この従来の並列データ出力装置10
の動作を、図11のタイミングチャートに基づいて説明
する。図11の(a)に示すバイトクロックに同期し
て、例えばPOHを指定する指定信号が図11の(b)
に示すように入力されると、ゲート信号発生回路11
は、図11の(c)に示すように、バイトクロック1周
期分の間ゲート信号を出力しない。そして、次のバイト
クロックに同期して情報Wを指定する指定信号が入力さ
れると、バイトクロック1周期分の幅のゲート信号をゲ
ート回路12へ出力する。ゲート回路12は、情報W中
のインフォメーションビットの数だけシリアルクロック
を連続データ出力回路13へ出力する。
【0014】このため、連続データ出力回路13から
は、バイトクロックの1周期の間に、連続する擬似ラン
ダム信号P1〜P8が1ビットずつ出力され、シリアル
・パラレル変換器14からは、図11の(e)に示すよ
うに、各ビットがP1〜P8の8ビット並列データが出
力される。
【0015】また、補充データX(またはY)のよう
に、インフォメーションビットを含まない信号を指定す
る指定信号が入力されると、ゲート信号は出力されず、
シリアル・パラレル変換器14からは、連続データ出力
回路13が出力しているデータP8が8ビット連続した
無効データが出力される。
【0016】以下、同様に情報Wを指定する信号が入力
される毎に、シリアルクロックが8回ずつ連続データ出
力回路13に入力され、シリアル・パラレル変換器14
からは、P9〜P16、P17〜P24の8ビット並列
データが出力される。
【0017】そして、例えば、インフォメーションビッ
トの数が6の補充データZを指定する指定信号が入力さ
れると、連続データ出力回路13には、シリアルクロッ
クが6回だけ入力され、シリアル・パラレル変換器14
からは、P25〜P30の6ビットを有効データとし、
さらにP30の2ビット分を無効データとする8ビット
並列データが出力され、その次のバイトクロックの入力
時に情報Wが指定されると、P30のデータと連続する
P31〜P38の8ビット並列データが出力される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の並列データ出力装置では、多重化された信
号の伝送速度に同期した極めて高い周波数(156MH
z)のシリアルクロックを用いて連続データ出力回路か
ら1ビットずつデータを出力させるようにしているた
め、少なくともゲート回路12および連続データ出力回
路13を高価なECL素子を用いて構成しなければなら
ず、装置の価格が高くなるという問題があった。
【0019】また、シリアルクロックとバイトクロック
との間で位相ずれが発生しやすく、この位相ずれを補正
するための作業および回路が必要になるという問題があ
った。
【0020】本発明は、この問題を解決し、高価なEC
L素子を用いることなく、また、クロック同士の位相ず
れによる問題が発生しない並列データ出力装置を提供す
ることを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の並列データ出力装置は、Mビット並列(M
は複数)のデータ中の有効ビットを指定する指定信号と
そのクロック信号を受けて、前記指定信号によって指定
された有効ビットに連続性を有するデータを挿入してM
ビット並列のデータを前記クロック信号に同期して出力
する並列データ出力装置において、前記指定信号により
指定される有効ビットに挿入するための前記連続性を有
するデータを前記クロック信号に同期して記憶する一時
記憶回路(22)と、少なくとも前記一時記憶回路に記
憶され前記有効ビットに挿入されるべきデータの数より
前記指定信号により指定される有効ビット数が大のと
き、新たにMビットの連続性を有するデータを出力する
連続データ出力回路(21)と、前記一時記憶回路に記
憶され前記有効ビットに挿入されるべきデータの数と前
記指定信号により指定される有効ビット数とにより、前
記一時記憶回路に記憶されているデータ及び前記連続デ
ータ出力回路から出力されているデータから、前記有効
ビットに連続性を有するデータを含むMビット並列のデ
ータを選択的に出力する出力選択回路(24)と、前記
一時記憶回路に記憶され前記出力選択回路によって選択
されなかった残りのデータと前記連続データ出力回路か
ら新たに出力されるMビットのデータとを受けて、所定
データを選択してそれらが連続性を有するようにして前
記一時記憶回路へ出力して記憶せしめる書込選択回路
(23)と、前記指定信号とクロック信号を受けて、前
記一時記憶回路、連続データ出力回路、出力選択回路お
よび書込選択回路を制御する制御部(25)とを備えて
いる。
【0022】
【作用】このように構成したため、本発明の並列データ
出力装置では、少なくとも一時記憶回路に記憶され有効
ビットに挿入されるべきデータの数より指定信号により
指定される有効ビット数が大のとき、連続データ出力回
路から新たなMビットの連続性を有するデータが出力さ
れ、出力選択回路は、一時記憶回路に記憶され有効ビッ
トに挿入されるべきデータの数と指定信号により指定さ
れる有効ビット数とにより、一時記憶回路に記憶されて
いるデータ及び連続データ出力回路の出力データから、
有効ビットに連続性を有するデータを含むMビット並列
のデータを選択的に出力する。また、書込選択回路は、
一時記憶回路に記憶され出力選択回路によって選択され
なかった残りのデータと連続データ出力回路から新たに
出力されるMビットのデータを受けて、所定データを連
続性を有するように一時記憶回路に記憶させる。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、前記した多重化伝送システムの誤り測
定を行なう装置内に設けられた一実施例の並列データ出
力装置20の構成を示している。
【0024】この並列データ出力装置20には、一連の
擬似ランダム信号を、後述する制御部25からのデータ
要求クロックを受ける毎に8ビット(M=8)単位に並
列出力する連続データ出力回路21が設けられている。
【0025】この連続データ出力回路21は、内部で擬
似ランダム信号をデータ要求クロックに同期して生成出
力する回路に限定されず、一連の伝送信号が予めFIF
Oメモリ等に8ビット単位に記憶されている回路からデ
ータ要求クロックに同期してデータを読み出すように構
成したものであってもよい。
【0026】連続データ出力回路21から出力された8
ビット連続データは、書込選択回路23を介して一時記
憶回路22に一時記憶され、また、その8ビット連続デ
ータの一部は、一時記憶回路22に記憶されているデー
タとともに出力選択回路24を介して出力される。
【0027】一時記憶回路22は、アドレス指定型の大
容量メモリではなく、例えば、高速動作が可能なデータ
ラッチ型のフリップフロップからなる12ビットの一時
記憶回路であり、その内部は4ビットずつ上位領域22
a、中位領域22b、下位領域22cに分かれており、
書込選択回路23が選択したデータをバイトクロック
(周波数19.44MHz)が入力されるタイミングで
一時記憶する。
【0028】この一時記憶回路22の容量は、一時記憶
回路22自身の回路規模だけでなく、後述する書込選択
回路23および出力選択回路24の回路規模の大小に大
きな影響を与える。
【0029】つまり、一時記憶回路22の容量を大きく
すればするほど、データ線の数が増すため、これを切り
換える書込選択回路23と出力選択回路24の構成が大
きくなってしまい、逆に一時記憶回路22の容量を少な
くすると、書込選択回路23と出力選択回路24の制御
が複雑になる。したがって、この実施例では、一時記憶
回路22の容量を、一時記憶回路22自身、書込選択回
路23および出力選択回路24の回路規模が大きくなら
ず、しかもその制御が複雑にならないように12ビット
にしている。
【0030】書込選択回路23はマルチプレクサ回路等
で構成され、連続データ出力回路21から出力される8
ビット連続データあるいは一時記憶回路22に記憶され
ているデータを、4ビット単位で後述する制御部25か
らの第1の制御信号に応じて一時記憶回路23の領域に
並列に且つ選択的に出力して、バイトクロックに同期し
たタイミングに記憶させる。なお、この書込選択回路2
3は、指定信号によって指定される有効ビットに挿入す
ることができる有効データが所定ビット数K(ここでは
K=5)以上一時記憶回路22に記憶された状態を維持
するように制御される。
【0031】出力選択回路24はマルチプレクサ回路に
よって構成され、後述する制御部25からの第2の制御
信号に応じて、一時記憶回路22に記憶されているデー
タと連続データ出力回路21から出力される8ビット連
続データの一部のなかから、指定信号によって指定され
た有効ビット位置に連続性のあるデータが挿入された8
ビット並列のデータを選択的に出力する。
【0032】この出力選択回路24は、指定信号によっ
て指定された有効ビット数が一時記憶回路22に有効デ
ータとして記憶されているデータ数以下の場合には、一
時記憶回路22に記憶されているデータから指定された
有効ビット数分のデータを選択出力し、指定信号によっ
て指定された有効ビット数が一時記憶回路22に有効デ
ータとして記憶されているデータ数より大きい場合に
は、その不足ビット分のデータを、連続データ出力回路
21から新たに出力された8ビット連続データから取り
出して、これを一時記憶回路22に記憶されている有効
データに付加して、指定された有効ビット数分のデータ
を選択出力するように制御される。
【0033】なお、前記したように、一時記憶回路22
に有効データとして記憶されているデータのビット数の
最小は5ビットで、出力選択回路24から有効なデータ
として選択出力されるビット数の最大は8ビットなの
で、出力選択回路24は、連続データ出力回路21から
出力されている8ビット連続データの先頭ビットから最
大で3ビット目までのデータを有効なデータとして選択
することになる。
【0034】制御部25は、バイトクロックに同期して
外部の制御装置から入力される指定信号に対応した8ビ
ット(Mビット)並列データを、少ない容量の一時記憶
回路22を用いて順次出力するために、連続データ出力
回路21、書込選択回路23および出力選択回路24を
制御する。
【0035】なお、ここで、指定信号は出力選択回路2
4から出力される8ビットデータ中の有効ビット位置を
示す信号であるが、この場合有効ビット位置の先頭ビッ
トは、前記従来技術の項で説明したように通話情報が1
40Mビット/secの場合、常に8ビット中の第1ビ
ット目であり、しかも、その有効ビット位置は、8ビッ
ト連続、7ビット連続、あるいは6ビット連続の場合し
かないので、この有効ビット位置を指定する信号は、8
ビット中の有効ビット数Aを指定する信号でもある。
【0036】したがって、ここでは、8ビット全てがイ
ンフォメーションビットである情報Wに対してA=8、
8ビット全てがインフォメーションビットでない補充デ
ータX、Yに対してA=0、8ビット中6ビットまたは
7ビットがインフォメーションビットである補充データ
Zに対してA=6またはA=7とし、有効ビット数Aが
6の補充データZを補充データZ1、有効ビット数が7
の補充データZを補充データZ2と区別する。
【0037】制御部25は、指定信号が入力される毎
に、その指定信号で指定された有効ビット数の擬似ラン
ダム信号が先頭ビットから連続性をもって挿入された並
列データを出力選択回路24を介して出力させるよう
に、連続データ出力回路21、出力選択回路24を制御
する。
【0038】また、制御部25は、図2に示すように、
有効データとして出力可能なデータが常に5ビット(K
ビット)以上一時記憶回路22に記憶され、且つその先
頭ビットが上位領域22a内に位置するような8つの状
態J(5)〜J(12)のいずれかとなるように、書込
選択回路23を制御する。
【0039】この制御部25は、図1に示しているよう
に、残りビット数保持回路26、連続データ要求回路2
7、出力制御回路28、書込制御回路29によって構成
されている。
【0040】残りビット数保持回路26は、指定信号を
受けて、一時記憶回路22に記憶され有効データとして
出力できるデータの残りビット数Bをバイトクロック毎
に更新し保持する。この残りビット数Bは、図2に示し
た一時記憶回路22の8つの状態J(5)〜J(12)
にそれぞれ対応して5〜12の範囲のいずれかとなる。
【0041】連続データ要求回路27は、入力される指
定信号が指定する0以外の有効ビット数Aを、残りビッ
ト数保持回路26に保持されている現段階の残りビット
数Bから減じた値(B−A)が5ビットより小さい場合
のみ、連続データ出力回路21にデータ要求クロックを
出力して、連続データ出力回路21から新たな8ビット
連続データを並列出力させる。
【0042】出力制御回路28は、残りビット数保持回
路26に保持されている残りビット数Bと指定信号で指
定された有効ビット数Aとの比較結果に応じた第2の制
御信号を出力選択回路24に出力する。
【0043】以下、出力制御回路28による出力選択回
路24の選択動作を図3にしたがって説明する。
【0044】(1)A=0の場合 入力された指定信号の有効ビット数Aが0の場合には、
その前段階と同一選択状態を維持する。
【0045】(2)B−A≧0の場合 現段階の残りビット数Bから有効ビット数Aを減じた値
(B−A)が0以上となる指定信号が入力された場合、
例えば、J(7)(B=7)の状態で有効ビット数A=
6が指定された場合には、図3の(a)に示すように、
一時記憶回路22の上位領域22aに記憶されている残
りデータの先頭ビット(この場合、一時記憶回路22の
上位領域22aの上から2ビット目)から6ビット連続
するデータを有効データとし、また、これに続く2ビッ
ト(中位領域22bの上から4ビット目と下位領域22
cの上から1ビット目)のデータを無効データとして、
選択して8ビット並列に出力させる。なお、2ビット分
の無効データとして、連続データ出力回路21から出力
された8ビット連続データの第1、第2ビットのデータ
を選択してもよい。
【0046】(3)B−A<0の場合 現段階の残りビット数Bから有効ビット数Aを減じた値
(B−A)が負となるのは、J(5)の状態で有効ビッ
ト数A=6〜8が指定されたときか、J(6)の状態で
有効ビット数A=7、8が指定されたときか、J(7)
の状態で有効ビット数A=8が指定されたときかのいず
れがである。これらの場合には、一時記憶回路22に記
憶されている全ての残りデータの末尾に、連続データ出
力回路21から新たに出力された8ビット連続データの
先頭ビットから有効ビット数Aと残りビット数Bとの差
(A−B)に等しいビット数分連続するデータを付加し
たデータを、有効データとして選択出力させる。
【0047】例えば、J(6)の状態で有効ビット数A
=7が指定された場合には、図3の(b)に示すよう
に、一時記憶回路22の上位領域22aの上から4ビッ
ト目に先頭ビットがある6ビットの残りデータと、連続
データ出力回路21から新たに出力された8ビット連続
データの先頭ビットのデータとで構成される7ビットの
データを有効データとし、連続データ出力回路21から
出力された8ビット連続データの第2ビット目のデータ
を無効データとして選択して、8ビット並列のデータを
出力させる。
【0048】一方、書込制御回路29は、出力制御回路
28と同様に、残りビット数保持回路26に保持されて
いる現段階の残りビット数Bと指定信号で指定された有
効ビット数Aとの比較結果に応じた第1の制御信号を書
込選択回路23に出力する。以下、書込制御回路29に
よる書込選択回路23の選択動作を図4および図5にし
たがって説明する。なお、図4は書込選択回路23の選
択動作、図5は、現段階の一時記憶回路22の状態が指
定信号によって指定される有効ビット数Aを含む8ビッ
ト並列データを選択出力した後にどのように遷移するか
をまとめた図である。
【0049】(1)A=0の場合 入力された指定信号の有効ビット数Aが0の場合には、
一時記憶回路22に記憶されているデータを次の指定信
号に対して出力できるようにするため、図4の(a)に
示すように、一時記憶回路22の12ビット分の記憶デ
ータを、その記憶領域を変えることなくそのまま選択し
て、次のバイトクロック入力時に一時記憶回路22へ再
記憶させ、次のバイトクロック入力時に一時記憶回路2
2の状態を前の状態と同一状態に維持させる。
【0050】(2)B−A≦0の場合 入力された指定信号の有効ビット数Aが現段階の残りビ
ット数B以上になるのは、一時記憶回路22がJ(5)
の状態で有効ビット数A=5〜8の指定信号が入力され
たときか、J(6)の状態で有効ビット数A=6〜8の
指定信号が入力されたときか、J(7)の状態で有効ビ
ット数A=7、8の指定信号が入力されたときか、J
(8)の状態で有効ビット数A=8の指定信号が入力さ
れたときのいずれかである。これらの場合には、一時記
憶回路22の残りデータは、全て有効データとして一時
記憶回路22から選択出力されてしまうので、図4の
(b)に示すように、連続データ出力回路21から新た
に出力された8ビット連続データの先頭ビットから4ビ
ット分を一時記憶回路22の上位領域22aに選択出力
し、5ビット目から8ビット目まで中位領域22bに選
択出力させ、次のバイトクロック入力時には、図5に示
すように、J(5)、J(6)、J(7)、J(8)の
いずれかの状態にする。
【0051】(3)Bが8以下で、0<B−A<K(=
5)の場合 現段階の残りビット数Bが8以下で、入力された指定信
号の有効ビット数Aを残りビット数Bから減じた値が0
より大で所定数K(=5)より小となるのは、状態J
(8)で有効ビット数A=7、6が指定されたときか、
状態J(7)で有効ビット数A=6が指定されたときの
いずれかであり、これらの場合には、次に有効データと
して出力できるデータが中位領域22bに1ビットまた
は2ビット残る。したがって、図4の(c)に示すよう
に、この中位領域22bの4ビットデータを一時記憶回
路22の上位領域22aに選択出力するとともに、連続
データ出力回路21から新たに出力される8ビット連続
データの先頭ビットから4ビットまでを中位領域22b
へ、また5ビット目から8ビットまでを下位領域22c
へ選択出力して、次のバイトクロック入力時には図5に
示すように、J(9)またはJ(10)のいずれかの状
態にする。
【0052】(4)Bが9以上で、0<B−A<K(=
5)の場合 現段階の残りビット数Bが9以上で、入力された指定信
号の有効ビット数Aを残りビット数Bから減じた値が0
より大で所定数K(=5)より小となるのは、J
(9)、J(10)の状態で有効ビット数A=8〜6が
指定されたときか、J(11)の状態で有効ビット数A
=7、8が指定されたときか、J(12)の状態で有効
ビット数A=8が指定されたときのいずれかである。こ
れらの場合には、次に有効データとして出力できるデー
タが下位領域22cに1〜4ビット残る。したがって、
図4の(d)に示すように、この下位領域22cの4ビ
ットデータを一時記憶回路22の上位領域22aに選択
出力するとともに、この4ビットデータと連続データ出
力回路21から新たに出力される8ビット連続データと
が連続するように、8ビット連続データの先頭ビットか
ら4ビットまでを中位領域22bへ、また5ビット目か
ら8ビットまでを下位領域22cへ選択出力して、次の
バイトクロック入力時に、図5に示すように、J
(9)、J(10)、J(11)、J(12)の状態に
する。
【0053】(5)B−A≧K(=5)の場合 入力された指定信号の有効ビット数Aを、現段階の残り
ビット数Bから減じた値が所定数K(=5)以上となる
のは、J(11)の状態で有効ビット数A=6が指定さ
れたときか、J(12)の状態で有効ビット数A=6、
7が指定されたときである。これらの場合には、次に有
効データとして出力できるデータが中位領域22bと下
位領域22cの2つの領域にまたがって5ビットまたは
6ビット残る。したがって、図4の(e)に示すよう
に、中位領域22bの4ビットデータを一時記憶回路2
2の上位領域22aに選択出力するとともに、下位領域
22cの4ビットデータを中位領域22bへ選択出力し
て、次のバイトクロック入力時に、図5のように、J
(5)、J(6)の状態にする。
【0054】このように、書込制御回路29は、有効デ
ータとして出力できるデータの先頭が常に一時記憶回路
22の上位領域22aに記憶されるように書込選択回路
23を制御しているので、出力制御回路28が一時記憶
回路22から有効ビットに挿入するためのデータを読み
出す場合、この上位領域22aの4ビットのいずれかを
先頭データとして選択すればよく、他の領域に先頭デー
タがある場合に比べて出力選択制御が容易になる。ま
た、一時記憶回路22にデータを記憶する場合、連続デ
ータ出力回路21から出力される8ビット連続データお
よび一時記憶回路22に記憶されているデータを4ビッ
ト単位に選択して、一時記憶回路22へ記憶すればよい
ので、書込選択回路23の構成もその制御も容易にな
る。
【0055】図6は、指定信号に対する各部のデータの
遷移を、一時記憶回路22がJ(12)の状態から示し
たタイミングチャートである。以下、この図に基づい
て、一実施例の並列データ出力装置20の動作を説明す
る。
【0056】一時記憶回路22がJ(12)の状態で、
図6の(a)に示すように、バイトクロックが立ち上が
ったt1時に、一時記憶回路22には、図6の(e)に
示すように有効データとして出力可能なP1〜P12ま
での12ビットのデータが記憶される。
【0057】このt1時に、図6の(b)のように、情
報Wを指定する指定信号(A=8)が入力されると、制
御部25の連続データ要求回路27からは、その前の状
態J(12)と指定された有効ビット数A=8とによっ
て、図6の(c)に示すようにバイトクロックとほぼ同
期して立ち上がるデータ要求クロックが出力され、出力
制御回路28からは出力選択回路24が一時記憶回路2
2の第1ビット目から8ビット目までのデータを選択出
力するための第2の制御信号が出力される。
【0058】このため、連続データ出力回路21から
は、図6の(d)に示すように、P13〜P20までの
新たな8ビット連続データが出力され、出力選択回路2
4からは、図6の(f)に示すように、一時記憶回路2
2のP1〜P8までのデータが、有効データとして選択
されて並列出力される。
【0059】また、t1時から次のバイトクロックの立
ち上がるt2時までの間に、制御部25の書込制御回路
29は、書込選択回路23が、一時記憶回路22の下位
領域22cのデータP9〜P12を上位領域22aへ選
択出力し、連続データ出力回路21から新たに出力され
た8ビット連続データP13〜P20を中位領域22b
と下位領域22cへ選択出力するための第1の制御信号
を出力する。
【0060】したがって、次のバイトクロックが立ち上
がるt2時には、有効データとして出力できるP9〜P
20までの12ビットデータが一時記憶回路22に記憶
されることになる。このt2時に再び情報Wを指定する
指定信号が入力されると、前記同様に、連続データ出力
回路21からはP21〜P28までの8ビット連続デー
タが出力され、出力選択回路24からは、一時記憶回路
22のP9〜P16までの8ビットデータが有効データ
として並列出力され、次のバイトクロックの入力時t3
には、一時記憶回路22の下位領域22cのデータP1
7〜P20が上位領域22aへ記憶され、また、連続デ
ータ出力回路21から新たに出力された8ビット連続デ
ータP21〜P28が、中位領域22bと下位領域22
cへ記憶される。
【0061】このt1時およびt2時の動作は、J(1
2)の状態で有効ビット数A=8の情報Wを指定する指
定信号が入力される場合であり、この場合には、図5に
示したように必ずJ(12)の状態に戻る。したがっ
て、情報Wが続けて指定されている間は、上記の動作が
繰り返されることになる。
【0062】図6の(b)に示しているように、t3時
に補充データX(または補充データY)を指定する指定
信号が入力されると、データ要求クロックは出力され
ず、また、出力選択回路24の選択状態が維持されるの
で、出力選択回路24からは、一時記憶回路22のP1
7〜P24までの8ビットデータが全ビット無効なデー
タとして選択出力される。なお、この選択出力された8
ビット並列の無効データの位置には、前述した補充デー
タXあるいは補充データYが、図示しないデータ挿入回
路によって挿入される。
【0063】そして、次のバイトクロックが立ち上がる
t4時には、一時記憶回路22に記憶されていた12ビ
ットのデータP17〜P28が再記憶される。
【0064】t4時に情報Wを指定する指定信号が再び
入力されると、前記t1、t2時と同様に、連続データ
出力回路21から新たな8ビット連続データP29〜P
36が出力し、一時記憶回路22のP17〜P24まで
の8ビットデータが有効データとして出力し、次のバイ
トクロックの立ち上がるt5時に、P25〜P36まで
の12ビットデータが一時記憶回路22に記憶される。
【0065】t5時に情報Wを指定する指定信号が入力
されると、連続データ出力回路21から新たな8ビット
連続データP37〜P44が出力し、一時記憶回路22
のP25〜P32までの8ビットデータが有効データと
して出力し、次のバイトクロックの立ち上がるt6時
に、P33〜P44までの12ビットデータが一時記憶
回路22に記憶される。
【0066】t6時に有効ビット数A=6の補充データ
Z1を指定する指定信号が入力されると、データ要求ク
ロックは出力されず、一時記憶回路22のP33〜P3
8までの6ビットデータが有効データとして、また、そ
れに続くP39、P40の2ビットデータが無効ビット
として選択出力される。
【0067】そして、次のバイトクロックが立ち上がる
t7時より前に、一時記憶回路22の上位領域22aに
は、データP39を含む中位領域22bの4ビットデー
タP37〜P40が選択出力され、中位領域22bに
は、下位領域22cの4ビットデータP41〜P44が
選択出力され、t7時にP37〜P44のデータが記憶
される。
【0068】このt7時の一時記憶回路22の状態は、
上位領域22aの第3ビット目から中位領域22bの第
4ビット目までの6ビットに、有効データとして出力で
きる残りデータが記憶されたJ(6)状態となる。
【0069】そして、t7時に情報Wを指定する指定信
号が入力されると、連続データ出力回路21から新たな
8ビット連続データP45〜P52が出力し、一時記憶
回路22の6ビットの残りデータP39〜P44の末尾
に、P45、P46を付加した8ビットデータが有効デ
ータとして出力される。
【0070】そして、次のバイトクロックの入力時t8
までに、連続データ出力回路21から出力された8ビッ
トデータP45〜P52を一時記憶回路22の上位領域
22aと中位領域22bに対して選択出力して、t8時
に一時記憶回路22に記憶させる。なお、データP4
5、P46は、既に有効データとして出力選択回路24
から選択出力されているので、t8時に一時記憶回路2
2に記憶されたP45、P46の2ビットデータは無効
データとなり、この時の一時記憶回路22の状態もJ
(6)の状態となる。
【0071】したがって、t8時に情報Wを指定する指
定信号が入力された場合にも、t7時と同様の動作がな
され、連続データ出力回路21からはP53〜P60ま
での8ビット連続データが出力され、出力選択回路24
からは、P47〜P54までの8ビットデータが有効デ
ータとして出力される。
【0072】そして、t9時に有効ビット数A=7の補
充データZ2を指定する指定信号が入力されると、連続
データ出力回路21からP61〜P68までの8ビット
連続データが出力し、一時記憶回路22のP55〜P6
0の6ビットデータの末尾にデータP61を付加した7
ビットの有効データに、データP62の無効データが付
加された、8ビットのデータが並列出力される。
【0073】したがって、次のバイトクロック入力時t
10に一時記憶回路22には、P61〜P68までのデ
ータが記憶されるが、そのうち、データP61は、既に
有効データとして出力済みの無効データであるから、一
時記憶回路22は、P62〜P68の7ビットのデータ
が有効データとして残るJ(7)の状態となる。
【0074】このように、有効ビット数A=8を指定す
る指定信号の間に、有効ビット数A=7、6を指定する
指定信号が入力された場合でも、連続データ出力回路2
1から並列出力された一連の擬似ランダム信号が、指定
された有効ビット位置に連続性をもって挿入された並列
データが、バイトクロックに同期して出力されることに
なる。
【0075】この並列データ出力装置20では、連続デ
ータ出力回路21から並列出力されるデータを並列デー
タのまま書込および選択処理して、指定信号に応じた8
ビット並列データを出力しているので、シリアル処理に
必要なクロック信号の1/Mの低速なクロック信号に対
応した動作速度の回路で、安価に構成することができ
る。
【0076】また、高速なシリアルクロックを用いない
ので、クロック間の位相ずれによる動作の不安定さがな
く、位相ずれの補正作業が不要になる。
【0077】また、この実施例の並列データ出力装置で
は、指定信号が入力される毎に一時記憶回路の残りデー
タの入れ換え制御を4ビット単位で行なっているので、
書込選択回路23および出力選択回路24の規模を小さ
くする効果がある。
【0078】
【他の実施例】なお、前記実施例は、並列出力するデー
タのビット数(M)が8ビット、所定値Kが5、一時記
憶回路22の記憶容量が12ビットの例であったが、こ
れらの値は、本発明を限定するものでなく、種々の組合
せが可能である。
【0079】例えば、並列出力するデータのビット数
(M)を8ビット、一時記憶回路の記憶容量Nを10ビ
ットにする場合、一時記憶回路の内部を2ビット単位に
分け、所定値Kを3(N−M+1=3)にすればよく、
この場合、一時記憶回路の残りデータの最小ビット数は
3ビットとなるので、連続データ出力回路21から出力
される8ビット連続データのうち、最大で5ビット(M
−K=5)分を、一時記憶回路22のデータに付加して
出力する。
【0080】また、上記数値例は、前述した多重化伝送
システムの誤り測定を行なう装置に用いる並列データ出
力装置を前提にしたものであるが、本発明の並列データ
出力装置は、Mビット中の指定された有効ビット位置に
一連のデータが連続性をもって挿入されたMビット並列
データを必要とする種々の装置に適用でき、その装置の
並列出力するデータのビット数Mに応じて、他の数値
N、Kを変更すればよい。
【0081】また、前記実施例では、有効データに続く
データを無効データとして用いていたが、有効データの
末尾のデータを無効データとして用いてもよい。
【0082】また、前記実施例では、Mビット中の有効
ビット位置が、そのMビットデータの先頭ビットから連
続している場合について説明したが、Mビット中の有効
ビットの位置が無効ビットをはさむ位置にある場合、例
えば、図7に示すように、一時記憶回路22にP1〜P
12までのデータがあるときに、8ビット中第1〜4ビ
ットまでと、第6〜8ビットまでが有効ビット位置で指
定された場合には、出力選択回路24が、P1〜P4ま
でのデータを、第1〜4ビットの有効ビットとして出力
し、P4のデータを第5ビットの無効データとして出力
し、P5〜P7までのデータを、第6〜8ビットの有効
データとして出力するように制御すればよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の並列デー
タ出力装置は、クロック信号に同期して入力される指定
信号を受け、その指定信号で指定された有効ビットに挿
入するための有効データとして出力できるデータを、一
時記憶回路へ連続した状態で記憶させるとともに、指定
信号で指定された有効ビット数が、一時記憶回路のデー
タの残りビット数以下の場合には、その残りデータから
指定された有効ビット分連続したデータを選択して、こ
れを有効ビットに挿入した並列データを出力し、指定信
号で指定された有効ビットが一時記憶回路のデータの残
りビット数より大きい場合には、一時記憶回路の残りデ
ータおよび連続データ出力回路から新たに出力されたデ
ータから、指定された有効ビット分連続した所定データ
を選択して、これを有効ビットに挿入した並列データを
出力するように構成されている。
【0084】即ち、本発明の並列データ出力装置は、連
続データ出力回路から並列出力されるMビット連続デー
タを並列データのまま書込選択処理および出力選択処理
して、指定信号に応じたMビット並列データを出力して
いるので、シリアル処理に必要なクロック信号の1/M
の低速なクロック信号に対応した動作速度の回路で、且
つ安価に構成することができる。
【0085】また、高速のシリアルクロックを用いない
ので、クロック間の位相ずれによる動作の不安定さがな
く、位相ずれの補正作業が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図
【図2】一時記憶回路の残りデータの格納状態を示す図
【図3】一実施例の書込選択回路の動作説明図
【図4】一実施例の出力選択回路の動作説明図
【図5】一実施例の指定信号に対する一時記憶回路の状
態遷移図
【図6】一実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャート
【図7】一実施例の他の実施例の出力選択回路の動作説
明図
【図8】多重化伝送システムの信号のフォーマットを示
す図
【図9】図8の情報領域のデータを示す図
【図10】従来装置の構成を示すブロック図
【図11】従来装置の動作を説明するためのタイミング
チャート
【符号の説明】
20 並列データ出力装置 21 連続データ出力回路 22 一時記憶回路 23 書込選択回路 24 出力選択回路 25 制御部 26 残りビット数保持回路 27 連続データ要求回路 28 出力制御回路 29 書込制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 H04L 29/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Mビット並列(Mは複数)のデータ中の有
    効ビットを指定する指定信号とそのクロック信号を受け
    て、前記指定信号によって指定された有効ビットに連続
    性を有するデータを挿入してMビット並列のデータを前
    記クロック信号に同期して出力する並列データ出力装置
    において、 前記指定信号により指定される有効ビットに挿入するた
    めの前記連続性を有するデータを前記クロック信号に同
    期して記憶する一時記憶回路(22)と、 少なくとも前記一時記憶回路に記憶され前記有効ビット
    に挿入されるべきデータの数より前記指定信号により指
    定される有効ビット数が大のとき、新たにMビットの連
    続性を有するデータを出力する連続データ出力回路(2
    1)と、 前記一時記憶回路に記憶され前記有効ビットに挿入され
    るべきデータの数と前記指定信号により指定される有効
    ビット数とにより、前記一時記憶回路に記憶されている
    データ及び前記連続データ出力回路から出力されている
    データから、前記有効ビットに連続性を有するデータを
    含むMビット並列のデータを選択的に出力する出力選択
    回路(24)と、 前記一時記憶回路に記憶され前記出力選択回路によって
    選択されなかった残りのデータと前記連続データ出力回
    路から新たに出力されるMビットのデータとを受けて、
    所定データを選択してそれらが連続性を有するようにし
    て前記一時記憶回路へ出力して記憶せしめる書込選択回
    路(23)と、 前記指定信号とクロック信号を受けて、前記一時記憶回
    路、連続データ出力回路、出力選択回路および書込選択
    回路を制御する制御部(25)とを備えたことを特徴と
    する並列データ出力装置。
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