JP3730379B2 - 通信回線データを端末へ出力する装置 - Google Patents

通信回線データを端末へ出力する装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は通信回線と端末とを接続する回路に関し、詳しくはSDHリングシステム等の通信システムにおいてポイント-to-マルチポイント接続を行う際に通信回線と端末とを接続する回路に関する。
【従来の技術】
【0003】
図19は、SDHリングシステムの一例を示す。図19のSDHリングシステムは、通信回線(SDHリング)500、複数のLSI501、LSI501を介して通信回線500に接続される複数の端末502を含む。LSI501は、通信回線500上に転送されるデータを取り込んで、端末502にデータを出力する。端末502は、例えばPBXやISDN−TD等の装置であり、電話機やTV装置等を接続することが出来る。
【0004】
ポイント-to-マルチポイント接続を実現する最も簡単な構成は、各端末502の通信ボーレートを固定にしてしまうことである。なるべく多くの端末502と同時通信するためには、端末フォーマットにより規定される端末のチャネル数と同数のチャネルを通信回線500側に設ける必要がある。
【0005】
具体的には、フレームパルスXHF0/1によって通信データの各フレームの開始タイミングを指定し、HW(high way:通信回線)クロックHWC0/1によって各フレーム内で転送される複数のタイムスロットの同期を取る。各タイムスロットは8ビットからなるデータであり、例えば32個のタイムスロットで1フレームを構成する。また1フレーム内で、1つ或いは複数のタイムスロットが纏まって一つのチャネルを形成する。従って、通信ボーレートが固定であり8個のチャネルが存在する場合、各チャネルは4個のタイムスロットから構成される。このチャネルはパスと呼ばれ、各パスは各端末との通信に用いられる。1フレーム内でのパスの順番は、例えば、パス1、パス7、パス3、パス5、・・・のように自由に配置可能である。
【0006】
通信回線500側の各パスの開始タイミングは、フレームパルスXHF0/1から数えたHWクロックHWC0/1パルスの数を用いてオフセット値として示される。このオフセット値は、各LSI501内のレジスタに格納される。従って、固定の通信ボーレートの場合には、オフセット値が示すタイミングから所定数のタイムスロットを読み込めんで端末へ出力すればよい。即ち、通信ボーレートが4個のタイムスロットで固定の場合、例えばパス1が来た場合には端末出力のアドレス0から3に書き込み、例えばパス3が来た場合には端末出力のアドレス8から11に書き込むといった処理を行えば、各パスを順番に端末502に出力することが可能である。この場合のLSI501は、単純な構成で実現することが出来る。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら通信ボーレートが異なる場合には、各パスのタイムスロット数が可変であるために、上述のような単純な処理で、通信回線500側に自由な順番で配置されたパスを端末502に順番どおりに出力することは困難である。各パスの通信データレート(タイムスロット数)はLSI501内のレジスタに格納されているので、この通信データレートを各パスに対してデコードして、各パスの通信データレートを求め、これに基づいて端末出力における各パスの書き込み位置を制御することは可能である。しかしながら、このような処理には複雑な回路構成が必要となり、LSI501の回路規模を増大させる結果となる。
【0008】
従って本発明は、通信ボーレートを設定可能なポイント-to-マルチポイント接続に於て、通信回線側に自由な順番で配置されたパスのデータを、単純な処理で端末側に順番に出力する小規模の回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明に於ては、通信回線上に自由な順番で配置されたパスを並べ替えて端末側に出力する装置は、あるパスの第1番目のデータに対応してパス番号をカウント値として読み込み、第2番目以降のデータに対応して該カウント値をカウントアップするカウンタと、該カウント値が指定する位置に該パスの実データを保持する格納部を含み、該格納部に格納される実データを該端末側に出力することを特徴とする。
【0010】
上記発明に於ては、パスの実データを書き込むアドレスをカウンタによって制御することで、パスnの実データが端末側出力のn番目のタイムスロットから出力されるように、端末側出力を生成することが出来る。したがって、パス番号に基づいた単純な処理と単純な回路とによって、通信回線データを端末側データに並べ替えることが出来る。
【0011】
請求項2の発明に於ては、請求項1記載の装置に於て、前記格納部に於て前記カウント値が指定する位置に前記実データが書き込まれると、該カウント値が指定する対応する位置に1を保持するデータイネーブル回路を更に含み、該データイネーブル回路は初期状態に於て全ての位置にゼロを保持することを特徴とする。
【0012】
上記発明に於ては、端末側に出力される実データに合わせてデータイネーブル回路に1を設定するので、端末側に出力される実データの各タイムスロットの有効/無効を示すデータを容易に生成することが出来る。
【0013】
請求項3の発明に於ては、請求項1記載の装置に於て、前記パスに割り当てられる制御情報を受け取り、前記端末側に出力される前記実データに同期させて、該制御情報を該端末側に出力する制御情報割り当て回路を更に含むことを特徴とする。
【0014】
上記発明に於ては、パスに含まれるエラー情報等の制御情報を実データに同期させて端末側に出力することが出来る。
【0015】
請求項4の発明に於ては、請求項1記載の装置に於て、前記実データを1フレーム期間保持するフレームバッファを更に含むことを特徴とする。
【0016】
上記発明に於ては、フレームバッファに1フレーム分の実データを格納することが出来る。
【0017】
請求項5の発明に於ては、通信回線上に自由な順番で配置されたパスを受け取り該パスのパス番号に対応する端末側の出力データ位置に該パスの実データを出力すると共に、該パスにマルチフレームの形式で含まれるシグナリング多重情報を該端末側に出力する装置は、該マルチフレームの同期を検出してパス毎にライト信号を生成するライト信号生成回路と、該パス番号に応じて該マルチフレームの各フレームに含まれる所定個数のシグナリング信号をローテートシフトするローテートシフタと、該パス番号に応じて該ライト信号から少なくとも一つを選択するライト信号制御回路と、該ライト信号制御回路が選択したライト信号によって指定される位置に該ローテートシフタからの出力を格納する格納部を含むことを特徴とする。
【0018】
上記発明に於ては、シグナリング多重モードでシグナリング信号がマルチフレーム形式で転送される場合に、端末側に出力される各パスの実データの位置に合わせて、シグナリング信号を端末出力側に出力することが出来る。
【0019】
請求項の発明に於ては、請求項記載の装置に於て、前記ローテートシフタは、{(前記パス番号−1)%前記所定個数}ビットだけ前記所定個数のシグナリング信号をローテトシフトすることを特徴とする。
【0020】
上記発明に於ては、ローテトシフタで{(パス番号−1)%(1フレームあたりのシグナリング信号の個数)}ビットだけシグナリング信号をローテートシフトすることで、シグナリング信号を格納部の適切な位置に対応させることが出来る。
【0021】
請求項の発明に於ては、請求項記載の装置に於て、前記ライト信号制御回路は前段の出力を後段の入力の一つとするように接続された複数のセレクタを含み、該セレクタの各々は、{(対応するパス番号−1)/前記所定個数+2}入力のセレクタであることを特徴とする。
【0022】
上記発明に於ては、前段の出力を後段の入力の一つとするように接続された複数のセレクタによってライト信号を選択することで、シグナリング信号を格納部の適切な位置に格納させることが出来る。
【0023】
請求項8の発明に於ては、請求項記載の装置に於て、シグナリング通常モードとシグナリング多重モードの何れかを示すモード情報を前記パス毎に設定するレジスタと、該シグナリング多重モードに対応する前記シグナリング信号を第1の入力とし、該シグナリング通常モードに対応する該パスに含まれる付加情報中のシグナリング信号を第2の入力として、該レジスタに設定される該モード情報に基づいて、該第1の入力と該第2の入力の何れか一方を選択するセレクタを更に含むことを特徴とする。
【0024】
上記発明に於ては、各パス毎にシグナリング多重モード或いはシグナリング通常モードの何れかを指定可能であるように構成することで、シグナリング多重モード及びシグナリング通常モードの混在を許すことが出来る。
【発明の実施の形態】
【0025】
以下に、本発明の原理と実施例を添付の図面を用いて説明する。
【0026】
図1は、本発明の原理によるパス割り当てを示す図である。
【0027】
図1に示されるように本発明によれば、通信回線側パスnは、そのパスnの通信ボーレートに関わらずに、端末出力のn番目のタイムスロットから割り当てられる。これを可能にするために、通信回線側パスnがmタイムスロット分の実データからなる場合には、通信回線側パスn+1からパスn+m−1までは使用しないようにする。このように通信回線側のパスを構成することで、mタイムスロットからなるパスnが入力された場合には、端末出力のn番目のタイムスロットからmタイムスロット分のデータを書き込めばよいので、単純な処理で、通信回線側の各パスのデータを端末側に順番に出力することが可能になる。
【0028】
なお図1に於て、Fはエラー制御等を示す8ビットからなる付加情報であり、番号が付けられたタイムスロットが実データを示す。
【0029】
図2(A)は、通信回線データのタイミングを制御するための信号を生成するHWタイミング制御部10の構成図であり、図2(B)は、HWタイミング制御部10からの信号に基づいて、入力通信データを端末出力データに変換するための実データTSW部20の構成図である。
【0030】
図2(A)のHWタイミング制御部10は、デコーダ11、一致検出回路12、エンコーダ13、OR回路14、ラッチ15、セレクタ16、ボーレートカウンタ17、タイミング生成回路18、及びHWタイムスロットカウンタ19を含む。
【0031】
HWタイムスロットカウンタ19は、フレームパルスXHF及びHWクロックHWCを受け取り、フレームパルスXHFを起点としてHWクロックHWCのパルスをカウントする。カウンタ値は、デコーダ11でデコードされ、読み出しアドレス信号WADR3−0及び読み出しタイミング信号RTSW2ESを生成する。これらの信号については後程説明する。なお図2(A)及び(B)及びに於て、信号名の後につく”n−0”は、当該信号がビット0からビットnまでのn+1ビットのパラレルデータであることを示す(例えば、WADR3−0は4ビットのパラレルデータである)。また”n−1”は、当該信号がビット1からビットnまでのnビットのパラレルデータであることを示す。この表記は以降に於ても用いる。
【0032】
またHWタイムスロットカウンタ19のカウント値(HWTSC)は、一致検出回路12によって、レジスタに格納されるオフセットoffsetと比較される。オフセットoffsetは、HWクロックHWCで計数した場合に、フレームパルスXHFからの各パスの開始タイミングをオフセット値として示すデータであり、30個のパス分だけ用意される。一致検出回路12は、30個のパス分について比較を行い、30ビットのデータを出力する。この出力データは、カウント値があるパス番号のオフセットoffsetと一致する場合、そのパス番号に一致するビット位置が1となるデータである。即ち、この1となるビット位置が、現在のHWクロックHWCが示すフレーム内位置に於いて、その位置から開始されるパスのパス番号を示すことになる。
【0033】
一致検出回路12からの出力データは、エンコーダ13でエンコードされて、パスIDp−idとしてラッチ15に格納される。OR回路14は、一致検出回路12からの出力データの全ビットのORを取り、一つでもビットが1の場合に出力(RATELOAD)をHIGHにする。このOR回路14からの出力によって、ラッチ15のラッチが行われる。即ちラッチ15が格納するデータRPATH4−0は、現在のHWクロックHWCが示すフレーム内位置に於いて、その位置に存在するパスのパス番号を示すことになる。
【0034】
パスIDp−idは、セレクタ16に入力される。セレクタ16は、レジスタに格納される30個のパスの各々に対するデータレートrateから、パスIDp−idに対応する一つを選択して、ボーレートカウンタ17に供給する。ボーレートカウンタ17は、パスIDp−idのデータレートを、OR回路14からの出力のタイミングで取り込み、カウントダウンしてカウント値を出力する。タイミング生成回路18は、このカウント値をデコードして、パスの開始タイミングでHIGHになるパス開始信号RDTST1と、このパスのデータスロット数と同数のパルスからなるスロットカウンタ信号RDTSTを出力する。
【0035】
図2(A)のHWタイミング制御部10から出力される各信号は、図2(B)の実データTSW部20に供給される。
【0036】
実データTSW部20は、ラッチ21、ラッチ22、ライトアドレスカウンタ23、実データバッファ部24、立ち下がり検出回路25、データ・イネーブルバッファ部26、ラッチ27、セレクタ28、及びD−FF29−1及び29−2を含む。
【0037】
ラッチ21は、1タイムスロットに対応する8ビットデータである入力通信データHWRD7−0をラッチして、実データバッファ部24に供給する。実データバッファ部24は、例えばRAMで構成されており、指定されたアドレスに入力通信データHWRD7−0を格納する。このアドレスを制御することによって、図1に示される端末出力データを生成する。
【0038】
このアドレスは、ライトアドレスカウンタ23によって生成される。ライトアドレスカウンタ23は、パス開始信号RDTST1でパス番号RPATH4−0を読み込み、スロットカウンタ信号RDTSTでカウントアップする。実際にはパス番号から1を減算し、これを初期値としてスロットカウンタ信号RDTSTでカウントアップする。これは、実データバッファ部24のアドレスが1からではなく0から始まるために、(パス番号−1)がパスの書き込み開始アドレスになるからである。ライトアドレスカウンタ23は、カウント値を書き込みアドレスtswa4−0として、実データバッファ部24に供給する。またラッチ22によって遅延されたスロットカウンタ信号RDTSTが、ライトイネーブル信号wenとして、実データバッファ部24に供給される。
【0039】
これによって、通信回線側のパスnのm個のタイムスロットを、実データバッファ部24のアドレスn−1からアドレスn−1+m−1までに書き込むことが出来る。
【0040】
図3は、以上説明された、HWタイミング制御部10及び実データTSW部20の動作を示すタイミング図である。図3に於て、信号RATECNTは、図2(A)のボーレートカウンタ17のカウンタ値を示し、それ以外の信号は上記説明のとおりである。
【0041】
以上で、図1に示される本発明の原理に従って、通信回線側の各パスを順番に端末側に出力するための端末出力データが生成されたことになる。図2(B)の上記説明以外の構成要素は、具体的なシステム構成で必要になる回路部分であり、以下にそれらについて説明する。
【0042】
実データバッファ部24に格納された端末出力データは、読み出しアドレス信号WADR3−0によって2タイムスロット分ずつ読み出されて、D−FF29−2に格納される。D−FF29−2のラッチタイミングは、読み出しタイミング信号RTSW2ESで与えられる。D−FF29ー2の出力は、端末出力データRdataである。
【0043】
データ・イネーブルバッファ部26は、端末出力データの有効/無効を示すためのレジスタである。端末出力データに於ては、全てのビットにデータが書き込まれるわけではなく、無効なデータを含むビットも存在する。この有効/無効ビットの位置を示すために、データ・イネーブルバッファ部26は、実データが書き込まれたアドレス(タイムスロット位置)に対応するビットを1にして、それ以外のビットを0にする。これは、ライトアドレスカウンタ23からの書き込みアドレスtswa4−0とラッチ22からのライトイネーブル信号wenとをデータ・イネーブルバッファ部26に供給して、書き込みアドレスtswa4−0に”1”を書き込むことで可能になる。なおデータ・イネーブルバッファ部26には初期状態で、全ビット0が格納されているとする。
【0044】
データ・イネーブルバッファ部26を初期状態で全ビット0とするために、立ち下がり検出回路25は、読み出しタイミング信号RTSW2ESの立ち下がりを検出して、このタイミングでデータ・イネーブルバッファ部26をクリアするクリア信号clearを出力する。即ち、データが読み出された直後に、データ・イネーブルバッファ部26をクリアする。ラッチ27は、読み出しアドレス信号WADR3−0を所定時間遅延する。所定時間遅延された読み出しアドレス信号WADR3−0に基づいて、セレクタ28が、データ・イネーブルバッファ部26の32ビットの出力から、実データバッファ部24の出力データに対応する2タイムスロット分のデータを選択する。選択されたデータは、D−FF29−1に読み込まれる。D−FF29−1の出力は、端末出力データRdataの各ビットの有効/無効を示すデータイネーブル信号Denである。
【0045】
図4は、データ・イネーブルバッファ部26周辺の動作を説明するタイミング図である。図4に示されるように、データが読み出された直後に、クリア信号clearによってデータ・イネーブルバッファ部26がクリアされる。
【0046】
図5は、本発明の原理によるHWタイミング制御部10及び実データTSW部20を用いたLSI501(図19)の受信側回路の実施例を示すブロック図である。
【0047】
図5の受信側回路は、HWタイミング制御部10及び実データTSW部20に加えて、シリアル・パラレル変換部30、付加TS分離・エラー検出部31、シグナリング分解部32、制御/エラーTSW部33、シグナリングTSW部34、レジスタ部35、デコーダ36、受信ES部37、有効ビット部38、実データP/S部39、制御ビット部40、シグナリング部41、マスク部42乃至44、及び回線側タイミング制御部45を含む。
【0048】
シリアル・パラレル変換部30は、通信回線側から入力される4ビットデータを8ビットデータ(HWRD7−0)に変換する。付加TS分離・エラー検出部31は、各パスの付加情報タイムスロットを分離すると共に、エラーの検出/保護を行う。この処理は各パス毎に行われる。シグナリング分解部32は、シグナリング多重モード時のシグナリング・データの分離/保持を行う。制御/エラーTSW部33は、エラー情報(付加情報)を端末側タイムスロットに並べ替える。シグナリングTSW部34は、シグナリング・データを端末側タイムスロットに並べ替える。レジスタ部35は、各パスのオフセットoffset、通信データレートrate、及びsigmod情報を保持する。デコーダ36は、各パスの通信データレートrateをデコードして、各パスに対するアクティブ信号PACT30−1(30ビット)を生成する。あるパスの通信データレートrateがゼロの場合、このパスに対するアクティブ信号PACTは0である。またあるパスの通信データレートrateがゼロでない場合、このパスに対するアクティブ信号PACTは1である。
【0049】
受信ES部37は、通信回線側(HW側)タイミング(HWC)と回線側(端末側)タイミング(PCLK)が非同期であるため、ES(elastic buffer)によってHWデータをPCLKに同期させる。HW側とPCLK側とが同期している場合には、単なる1フレームバッファでよい。受信ES部37は、デュアルポートRAM等で構成することが出来る。
【0050】
有効ビット部38、実データP/S部39、制御ビット部40、シグナリング部41、及びマスク部42乃至44は、P/S変換部を形成し、ここで受信ES部37の出力を保持して、実データ8ビットに関してはシリアル変換して出力する。また、図2(B)のデータ・イネーブルバッファ部26からデータを受け取る有効ビット部38の有効ビットがゼロの場合には、未使用タイムスロットと判断して、マスク部42乃至44に於て端末出力のマスク処理を行う。回線側タイミング制御部45は、回線出力(端末出力)のための受信ESリードタイミング信号を生成する。
【0051】
以下に於て、図5の受信側回路の各要素のうちで、本発明に関わる部分について詳細に説明する。
【0052】
図6は、制御/エラーTSW部33及びシグナリングTSW部34の構成を纏めて示す構成図である。
【0053】
図6の構成は、図1に於てFとして示される制御/エラー情報(付加情報)が各パスから分離された後に、各パスの制御/エラー情報を端末出力データに合わせて端末出力タイムスロットに割り当てる処理を行う。また更に、通常モードで付加情報Fに含まれるシグナリング情報に関しても、端末出力データに合わせて端末出力タイムスロットに割り当てる処理を行う。
【0054】
シグナリング信号は、例えば電話であれば話中であることを示す信号であり、一般に通信可能であるか否かを示す信号である。シグナリング信号を転送するモードには、通常モードと多重モードとがあり、通常モードに於ては、1ビットのシグナリング信号が付加情報Fに含まれる。多重モードに於ては、一つのパスに複数の端末を多重して設けた場合(例えば一つの端末に複数の電話機を接続した場合)に、1ビットのシグナリング信号では複数の端末に関する情報を表現できないので、シグナリング用のタイムスロットを実データの前に付加して転送することが行われる。この多重シグナリングに関しては、後程詳細に説明する。図6に於ては、供給されるシグナリング多重信号SIGA30−1は、端末出力データのタイムスロットに既に割り当てられているとする。
【0055】
図6の構成は、回線TS割り当て部50乃至52、セレクタ53、ラッチ54、セレクタ55及び56、及びD−FF57及び58を含む。回線TS割り当て部50は、図5の付加TS分離・エラー検出部31から制御/エラー信号を受け取ると共に、図5のデコーダ36からアクティブ信号PACT30−1を受け取り、アクティブ信号PACT30−1に基づいて制御/エラー信号を端末出力タイムスロットに割り当てる。回線TS割り当て部51は、図5の付加TS分離エラー検出部31から通常モードの場合のシグナリング信号RST30−1を受け取ると共に、図5のデコーダ36からアクティブ信号PACT30−1を受け取り、アクティブ信号PACT30−1に基づいてシグナリング信号RST30−1を端末出力タイムスロットに割り当てる。回線TS割り当て部52は、図5のレジスタ35からシグナリングモードを示すSIGMOD30−1を受け取ると共に、図5のデコーダ36からアクティブ信号PACT30−1を受け取り、アクティブ信号PACT30−1に基づいてシグナリングモード信号SIGMOD30−1を端末出力タイムスロットに割り当てる。
【0056】
ラッチ54は、図5のHWタイミング制御部10からの読み出しアドレス信号WADR3−0を遅延させる。遅延された読み出しアドレス信号WADR3−0に基づいて、セレクタ55が、回線TS割り当て部50から2タイムスロットずつ制御/エラー情報を読み出す。読み出された制御/エラー情報は、D−FF57に格納される。D−FF57のラッチタイミングは、読み出しタイミング信号RTSW2ESで与えられる。
【0057】
セレクタ53は、回線TS割り当て部52から端末出力タイムスロットに割り当てられたシグナリングモード信号SIGMOD30−1を受け取り、シグナリングモードが多重モードの場合にはシングナリング多重信号SIGA30−1を選択し、通常モードの場合には回線TS割り当て部51の出力であるシグナリング信号RST30−1を選択する。セレクタ53が選択したシングナリング多重信号SIGA30−1或いは通常モードのシグナリング信号RST30−1は、遅延された読み出しアドレス信号WADR3−0に基づいて、セレクタ56によって2タイムスロットずつ読み出される。読み出されたシグナリング信号は、D−FF58に格納される。ここで、D−FF58のラッチタイミングは、読み出しタイミング信号RTSW2ESで与えられる。またD−FF57及び58の出力は、図5の受信ES部37に供給される。
【0058】
図7は、回線TS割り当て部50、51、或いは52の回路構成を示す回路図である。
【0059】
図7の回線TS割り当て部は、セレクタ60−1乃至60−30を含み、セレクタ60−1乃至60−30は直列に接続されたチェーン構造となっている。セレクタ60−1乃至60−30のn番目のセレクタ60−nは、アクティブ信号PACT30−1のn番目のタイムスロットに対応するアクティブ信号PACTnを受け取ると共に、信号Cnを受け取る。ここで信号Cnは、制御/エラー情報のn番目のビット、シグナリング信号RST30−1のn番目のビット、或いはシグナリングモード信号SIGMOD30−1のn番目のビットのいずれかである。例えば、回線TS割り当て部51の場合には、信号C1乃至C30は、シグナリング信号RST30−1である。
【0060】
セレクタ60−1は、更に信号”0”を受け取る。セレクタ60−1は、アクティブ信号PACT1が1である場合に信号C1を選択し、アクティブ信号PACT1が0である場合に信号”0”を選択する。他のセレクタ60−2乃至60−30は、前段のセレクタの出力を受け取る。セレクタ60−nは、アクティブ信号PACTnが1であるならば信号Cnを選択し、アクティブ信号PACTnが0であるならば前段のセレクタの出力を選択する。ここで前述のように、あるパスの通信データレートrateがゼロの場合、このパスに対するアクティブ信号PACTは0である。またあるパスの通信データレートrateがゼロでない場合、このパスに対するアクティブ信号PACTは1である。
【0061】
図8は、図7の回線TS割り当て部の出力結果の一例を示す図である。
【0062】
図8の例に於ては、パス1が通信データレートrateが4、パス5が通信データレートrateが10、パス15が通信データレートrateが8、パス28が通信データレートrateが3であり、その他のパスの通信データレートは0である。図8に示されるように、通信データレートが0でない例えば5番目のタイムスロットには対応する信号C5が出力され、6番目から14番目のタイムスロットに於ては、対応するセレクタ60−6乃至60−14が前段のセレクタ出力を選択するので、同様に信号C5が出力される。
【0063】
このようにして、通信データレートがゼロでない即ち通信回線側でパスが存在する位置に於てのみ与えられる信号C1−30に対して、それらの信号を通信データレートがゼロであるタイムスロットに補充する。これによって、端末出力データ側でパスが割り当てられた全てのタイムスロットに対して、制御/エラー信号やシグナリング信号等を割り当てることが出来る。
【0064】
以下にシグナリング多重について説明する。
【0065】
前述のように、シグナリング多重モードに於ては、各フレームに於てシグナリング用のタイムスロットを各パスの実データの前に付加して転送する。このシグナリング用タイムスロットは、マルチフレームで転送される。即ち、あるパスに対して各フレームで1つのシグナリング用タイムスロットが転送されるが、複数のフレームに渡って供給される複数のシグナリング用タイムスロットを纏めて一つのデータとして扱うことで、そのパスに対するシグナリング情報としての意味が与えられる。
【0066】
図9は、シグナリング・マルチフレームの構成を示す。
【0067】
図9には、あるバスに対して、8つのフレームに渡って供給されるシグナリング用タイムスロットを示す。図9に於て、各シグナリング用タイムスロットはb0乃至b7の8ビットからなる。F、S、Xの各ビットは用いられない。例えば、1番目のフレームのシグナリング用タイムスロットは、(F、0、S、X、X、X、X、X)の8ビットからなり、2番目のシグナリング用タイムスロットは、(F、1、S、A1、A2、A3、A4、A5)の8ビットからなる。
【0068】
各シグナリング用タイムスロットのビットb1は、8フレームに渡って(0、1、1、1、1、1、1、1)のビットパターンを形成して、同期パターンとして用いられる。ビットAnは、n番目のシグナリング信号である。
【0069】
図9のデータ全体で、一つのパスに対するシグナリング情報を示すので、一つのパスに対してA1乃至A30の30個のシグナリング信号を転送できる。即ち、一つのパスあたり30個の端末を多重して設けることが出来る。通信回線側のパスの数は最大30まで可能な設定であるので、シグナリング情報を処理する回路構成としては、パスあたり30個のシグナリング信号を30パス分処理するだけの回路構成が必要になる。従って、単純な構成では900ビット(30x30ビット)の情報格納量が必要になる。
【0070】
以下に於て、900ビットの情報格納を必要とせずに、小さな回路規模でシグナリング情報を処理する回路構成について説明する。
【0071】
図10は、図5のシグナリング分解部32の構成を示す構成図である。
【0072】
図10のシグナリング分解部32は、マルチフレーム同期検出/ライト生成部70及びシグナリングデータ保持部80を含む。
【0073】
マルチフレーム同期検出/ライト生成部70は、マルチフレーム同期検出部71とライト信号生成部72を含む。マルチフレーム同期検出部71は、マルチフレーム同期信号HWRD1(図9のビットb1)を受け取ると共に、図5のHWタイミング制御部10からシグナリングTS有効タイミング信号RSTST30−1を受け取る。これらの信号に基づいて、マルチフレーム同期検出部71は、同期時に1及び非同期時に0になる同期信号SYNCm(m=1〜30)を生成する。同期信号SYNCmは、1ビットの信号として、30個のパスの各々に対して出力される。ライト信号生成部72は、同期信号SYNCmに基づいて、ライト信号Wm−nを生成する。ここでmはパス番号を示し、nはフレーム番号を示す。従って例えば、ライト信号W3−2は、パス3の2番目のフレームを示し、パス3の2番目のフレームが入力されたときに、シグナリング信号をシグナリングデータ保持部80に書き込むための信号である。
【0074】
マルチフレーム同期検出/ライト生成部70は、従来技術の範囲内であり、フリップフロップやカウンタ等の論理回路で構成される。なおシグナリングTS有効タイミング信号RSTST30−1は、パス1からパス30に対応して、RSTST1からRSTST30が供給されるものであり、有効なパスに応じた1つがアクティブとなる信号である。
【0075】
シグナリングデータ保持部80は、ライト制御部81、ローテートシフタ82、及び30個のD−FF83を含む。各D−FF83は1ビットのデータを格納し、全体で30ビットのデータを格納する。ライト制御部81は、ライト信号Wm−nを受け取りライト信号WA30−1を生成して、30個のD−FF83にライトイネーブル信号として供給する。また同期信号SYNCmを受け取り、同期確立信号sx30−1を供給して、30個のD−FF83に対して同期が確立された時のみデータ書き込みを可能にする。D−FF83が格納するデータは、ローテートシフタ82を介して供給される入力通信データHWRD7−3(3ビット目から7ビット目)である。D−FF83が格納するデータは、端末出力タイムスロットに割り当てられたシグナリング多重信号SIGA30−1として出力される。
【0076】
図11は、ローテートシフタ82及び30個のD−FF83の関係を示す図である。ローテートシフタ82は、入力通信データHWRD7−0の3ビット目から7ビット目であるHWRD3乃至HWRD7(即ち図9のビットb3からビットb7に対応するデータ)を受け取り、適宜ローテートシフトして、D−FF83に出力する。ローテートシフタ82の出力線S3は、SIGA1に対応する1番目のD−FF83、SIGA6に対応する6番目のD−FF83、SIGA11に対応する11番目のD−FF83、SIGA16に対応する16番目のD−FF83、SIGA21に対応する21番目のD−FF83、及びSIGA26に対応する26番目のD−FF83に並列に接続される。同様に、出力線S4乃至S7の各々は、図11に示されるように、縦一列に配置されるD−FF83に並列に接続される。
【0077】
図12は、図10のシグナリングデータ保持部80の動作を説明するための図である。図12は、パス1が通信データレートrateが4、パス5が通信データレートrateが10、パス15が通信データレートrateが8、パス28が通信データレートrateが3であり、その他のパスの通信データレートは0である場合の一例を示す。図12に於て、Am−nは、パスmのシグナリング信号Anを示す。
【0078】
図12に示されるように、パス1のシグナリング信号A1乃至A4が、1番目のD−FF83乃至4番目のD−FF83に、SIGA1乃至SIGA4として格納される。またパス5のシグナリング信号A1乃至A10が、5番目のD−FF83乃至14番目のD−FF83に、SIGA5乃至SIGA14として格納される。更に、パス15のシグナリング信号A1乃至A8が、15番目のD−FF83乃至22番目のD−FF83に、SIGA15乃至SIGA22として格納される。パス28のシグナリング信号A1乃至A3は、28番目のD−FF83乃至30番目のD−FF83に、SIGA28乃至SIGA30として格納される。なおこの場合、SIGA23乃至SIGA27は未使用であるが、パス15のシグナリング信号A9乃至A13が書き込まれる。この未使用部分は、データイネーブル信号によってマスクされるので問題はない。
【0079】
図12の例を図11に対応付けて考えると、パス1のA1乃至A5(ビットb3乃至b7)は、ローテートシフト無しで出力線S3乃至S7に出力して、1番目から4番目までのD−FF83に書き込めばよい。またパス5のA1乃至A10のうちの第1番目のフレームのシグナリング信号であるA1乃至A5(ビット3乃至b7)は、右に4ビットローテートシフトして、A1が出力線S7に供給され、A2乃至A5が出力線S3乃至S6に供給されるようにして、5番目から9番目までのD−FF83に書き込めばよい。またパス5のA1乃至A10のうちの第2番目のフレームのシグナリング信号であるA6乃至A10(ビットb3乃至b7)についても、同様に右に4ビットローテートシフトして、10番目から14番目までのD−FF83に書き込めばよい。更に、パス15については右に4ビットローテートシフト、パス28については、右に2ビットローテートシフトすればよい。
【0080】
一般的には、パスnについては、(n−1)%5のローテートシフトをすればよい(x%yは、xをyで割った余りを示す)。
【0081】
これを実現するために、図11に示すようにOR回路84−1乃至84−5を設けて、パス番号に応じて必要なビット数だけ右にローテトシフトするように構成する。OR回路84−nには、(n+(5の倍数))番目のシグナリングTS有効タイミング信号RSTSTn、RSTSTn+5、RSTSTn+10、RSTSTn+15、RSTSTn+20、及びRSTSTn+25が入力される。あるパスが有効な場合、OR回路84−1乃至84−5のうちで、有効なパスに対応するシグナリングTS有効タイミング信号を入力とする一つのOR回路が、出力をアクティブにする。OR回路84−1乃至84−5の出力は、ローテートシフタ82の動作を制御して、夫々、右へ0ビット乃至4ビットのローテートシフトを行わせる。この構成によって、例えば、パス1についてはローテートシフト無し、パス5及びパス15については右に4ビットローテートシフト、更にパス28については右に2ビットローテートシフトさせて、図12の配置を実現することが出来る。
【0082】
ローテートシフタ82からの出力をD−FF83に書き込むためには、D−FF83にイネーブル信号を供給する。前述のように、パスmのn番目のフレームに対するシグナリング信号は、ライト信号Wm−nで書き込まれる。従って、ライト信号Wm−nを、適切なD−FF83にイネーブル信号として供給する必要がある。この制御は、ライト制御部81によって行われる。
【0083】
図13は、ライト制御部81の回路構成を示す構成図である。
【0084】
図13のライト制御部81は、セレクタ90−1乃至90ー30を含む。セレクタ90−1乃至90−30は、前段の出力を次段の入力の一つとする直列接続のチェーン構造となっている。セレクタ90−1乃至90−30の各々は、前段の出力以外に、一つ或いは複数のライト信号Wm−n(パスmのn番目のフレームに対応するライト信号)を受け取る。
【0085】
セレクタ90−1乃至90−30の各々に供給される選択制御のための信号は、アクティブ信号PACT30−1のうちの1つ或いは複数のビットである。セレクタ90−1乃至90−30の各々は、入力されるアクティブ信号PACT30−1の一つ或いは複数のビットが全てゼロの場合には、前段のセレクタの出力を選択する。またあるビットが1の場合には、そのビットに対応するライト信号入力がある場合には、そのライト信号を選択する。1であるビットに対応するライト信号がない場合には、前段のセレクタの出力を選択する。セレクタ90−1乃至90−30の出力WA1乃至WA30は夫々、1番目乃至30番目のD−FF83にデータを書き込むためのイネーブル信号として供給される。
【0086】
15番目のセレクタ90−15を例にとって説明する。セレクタ90−15には前段のセレクタ90−14の出力と、ライト信号W15−1、W10−2、及びW5−3とが入力される。また選択制御信号としては、アクティブ信号PACT15−5(5番目のPACT5から15番目のPACT15まで)が供給される。
【0087】
PACT5からPACT15までの全ビットが0の場合、前段のセレクタ90−14の出力が選択される。
【0088】
PACT15が1の場合、ライト信号W15−1が選択される。
【0089】
PACT14乃至PACT11の何れか一つが1の場合、前段のセレクタ90−14の出力が選択される。
【0090】
PACT10が1の場合、ライト信号W10−2が選択される。
【0091】
PACT9乃至PACT6の何れか一つが1の場合、前段のセレクタ90−14の出力が選択される。
【0092】
PACT5が1の場合、ライト信号W5−3が選択される。
【0093】
このように、PACTnが1の場合には、ライト信号Wn−x(xは1乃至6の何れか)を選択する。
【0094】
このようにして選択を行う理由は以下の通りである。図12の例において、15番目のD−FF83に格納されるシグナリング信号は、パス15の1番目のシグナリング信号A15−1である。しかしながら、図12の例とはパスの構成が異なる場合を考えると、15番目のD−FF83に格納される可能性のあるシグナリング信号はA15−1だけではない。例えば、パス14が存在するとすると、パス14の2番目のシグナリング信号A14−2が格納される可能性がある。同様に、パス13が存在する場合、A13−3が格納される可能性がある。或いはパス1のA1−15が格納される可能性もある。このように15番目のD−FF83に格納される可能性のあるシグナリング信号は、パス15からパス1までの何れの場合もあり得る。
【0095】
パス15のシグナリング信号A15−1が格納される場合を考える。この場合、アクティブ信号PACT15が1であるので、ライト信号W15−1が選択されて、15番目のD−FF83をライトイネーブルにする。図11のローテートシフタ82は右に4ビットローテートシフトするので、パス15のシグナリング信号A15−1(ビットb3)は出力線S7を介して、15番目のD−FF83に格納される。
【0096】
パス14のシグナリング信号A14−2が格納される場合を考える。この場合、アクティブ信号PACT14が1であるので、前段のセレクタ90−14の出力が選択される。前段のセレクタ90−14に於ては、PACT14によってW14−1が選択される。従ってセレクタ90−15は、前段からのライト信号W14−1を選択して、15番目のD−FF83をライトイネーブルにする。図11のローテートシフタ82は右に3ビットローテートシフトするので、パス14のシグナリング信号A14−2(ビットb4)は出力線S7を介して、15番目のD−FF83に格納される。
【0097】
パス1のシグナリング信号A1−15が格納される場合を考える。この場合、アクティブ信号PACT1が1である。セレクタ90−15に於て、アクティブ信号PACT15−5は全ビット0であるので、前段のセレクタ90−14の出力が選択される。前段のセレクタ90−14に於ても、アクティブ信号PACT14−4は全て0であるので、前段のセレクタ90−13の出力が選択される。PACT1による選択が行われるのは、セレクタ90−11であって、PACT1によってライト信号W1−3が選択される。このライト信号W1−3は、パス1の3番目のフレームに対するライト信号であるが、これは、A1−15が3番目のフレームに存在することに対応する。
【0098】
従ってセレクタ90−15は、セレクタ90−11から伝播されたライト信号W1−3を出力することになる。このライト信号W1−3によって、15番目のD−FF83をライトイネーブルにする。図11のローテートシフタ82はビットシフトを行わないので、パス1のシグナリング信号A1−15(ビットb7)は出力線S7を介して、15番目のD−FF83に格納される。
【0099】
このようにして、図11のローテートシフタ82からの出力を、図13のライト制御部81が生成するライト信号WA1乃至WA30によって、30個のD−FF83に書き込むことで、シグナリング多重モードの場合のシグナリング信号を端末側出力タイムスロットに割り当てて、シグナリング多重信号SIGA30−1を生成することが出来る。
【0100】
なおここで一般に、パスn(n番目の端末側タイムスロット)に対するライト信号WAnは、{(n−1)/(シグナリング用タイムスロットの1フレームのシグナリング信号数)+2}個の入力を有するセレクタによって生成される。図13の例の場合、1フレームのシグナリング数は、ビットb3乃至b7の5個であるので、例えばWA15を出力するセレクタ90−15は、{(15−1)/5+2}即ち4個の入力を有する。
【0101】
図14は、図13のセレクタの構成を示すブロック図である。図14は、一例として、セレクタ90−20の構成を示す。
【0102】
図14のセレクタ90−20は、2入力セレクタ101と、3入力セレクタ102−1乃至102−3を含む。2入力セレクタ101は、図13のセレクタ90−19の出力WA19と、ライト信号W5−4とを入力とする。また選択制御信号としては、アクティブ信号PACT5が入力される。図14に示されるように、アクティブ信号PACT5の値に応じて、ライト信号W5−4或いはWA19の何れかを選択する。
【0103】
3入力セレクタ102−1乃至102−3は、図13のセレクタ90−19の出力WA19と、図14の前段のセレクタの出力と、対応するライト信号W10−3、W15−2、及びW20−1の何れか一つとを受け取る。図14に示されるように、対応するアクティブ信号PACTのビットパターンに応じて、3つの入力のうちの一つを選択する。
【0104】
図15は、図13のセレクタの構成を一般化して示すブロック図である。
【0105】
図15に示されるように、セレクタ90−nは、i個のセレクタ110−1乃至110−iを含む。ここでセレクタの段数iは、{(n−1)/(シグナリング用タイムスロットの1フレームのシグナリング信号数)+1}である。i段のセレクタのうちで、一番左側のセレクタ110−iだけが2入力セレクタであり、他のセレクタは3入力セレクタである。例えば、セレクタ90−20の場合を考えると、{(20−1)/5+1)}即ち4個のセレクタで構成することが出来る。
【0106】
図15のような構成を用いることで、図13のセレクタ90−1乃至90−30を、2入力セレクタ及び3入力セレクタで実現することが出来る。
【0107】
図16は、図13のセレクタの別の構成を示すブロック図である。図16は、一例として、セレクタ90−20の構成を示す。
【0108】
図14のセレクタ構造では、各段のセレクタに、前段のセレクタ90−19からのライト信号WA19が入力されているので無駄がある。図16のセレクタ構造は、最左端のセレクタにのみ前段からのライト信号WA19を入力する構成として、2入力セレクタだけで実現される。
【0109】
図16のセレクタ90−20は、2入力セレクタ121乃至124を含む。最左端の2入力セレクタ121は、図13のセレクタ90−19の出力WA19と、ライト信号W5−4とを入力とする。また選択制御信号としては、アクティブ信号PACT20−5が入力される。図16に示されるように、アクティブ信号PACT20−5のビットパターンに応じて、ライト信号W5−4或いはWA19の何れかを選択する。
【0110】
2入力セレクタ122乃至124は、前段のセレクタの出力と、対応するライト信号W10−3、W15−2、及びW20−1の何れか一つとを受け取る。図16に示されるように、対応するアクティブ信号PACTのビットパターンに応じて、2つの入力のうちの一つを選択する。
【0111】
図17は、図16のセレクタ90−20の変形例を示す図である。
【0112】
図16の各セレクタ121乃至124は、対応するパスとそれ以降(番号が大きくなる方向)のパスのアクティブ信号によって、信号選択を行う。対応するパス以降のパスのアクティブ信号に関しては、全ビットが0であるか否かが問題となるだけであるので、対応するパス以降のパスのアクティブ信号を各段のセレクタに入力することには無駄がある。そこで図17の構成ではアクティブ信号のゼロ判定を行う回路を設けることによって、構成をより明確なものとしている。
【0113】
図17のセレクタ90ー20は、2入力セレクタ131乃至134、ゼロ判定回路135乃至138を含む。最左端の2入力セレクタ131は、図13のセレクタ90−19の出力WA19と、ライト信号W5−4とを入力とする。また選択制御信号としては、ゼロ判定回路135の出力が供給される。図17に示されるように、アクティブ信号PACT5と後段のゼロ判定回路136から受け取る信号ZIの組み合わせに応じて、ライト信号W5−4或いはWA19の何れかを選択する。
【0114】
2入力セレクタ132乃至134は、前段のセレクタの出力と、対応するライト信号W10−3、W15−2、及びW20−1の何れか一つとを受け取る。また選択制御信号としては、夫々、ゼロ判定回路136乃至138からの信号を受け取る。図17に示されるように、対応するアクティブ信号PACTの1ビットとゼロ判定回路へのZI入力の組み合わせに応じて、2つの入力のうちの一つを選択する。なお2入力セレクタ134は、対応するアクティブ信号PACT20の1ビットの値のみで、入力選択が行われる。
【0115】
ゼロ判定回路138は、アクティブ信号PACT20−16を受け取り、全ビットがゼロの場合に、前段のゼロ判定回路137に0を出力する。1ビットでも1であれば、前段のゼロ判定回路137に1を出力する。
【0116】
ゼロ判定回路136及び137は、夫々、対応するアクティブ信号PACT10−6及びPACT15−11を受け取る。対応するアクティブ信号の全ビットが0でありかつ後段のゼロ判定回路からの入力ZIとが0である場合に、前段のゼロ判定回路に0を出力する。1ビットでも1であれば、前段のゼロ判定回路に1を出力する。
【0117】
ゼロ判定回路135は、アクティブ信号PACT5及び後段のゼロ判定回路136からの信号とを受け取り、これらの信号に基づいて、セレクタ131に選択制御信号を供給する。
【0118】
図18は、図13のセレクタの構成を一般化して示すブロック図である。
【0119】
図18に示されるように、セレクタ90−nは、i個の2入力セレクタ140−1乃至140−iと、i個のゼロ判定回路150−1乃至150−iを含む。ここで2入力セレクタ及びゼロ判定回路の段数iは、{(n−1)/(シグナリング用タイムスロットの1フレームのシグナリング信号数)+1}である。例えば、セレクタ90−20の場合を考えると、{(20−1)/5+1)}即ち4個の2入力セレクタと4個のゼロ判定回路とで構成することが出来る。
【0120】
図18のような構成を用いることで、図13のセレクタ90−1乃至90−30を、2入力セレクタだけを用いて実現することが出来る。
【0121】
以上本発明は、実施例に基づいて説明されたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載される範囲内で自由に変形・変更が可能である。
【0122】
本明細書または図面に記載された発明を整理すると、
第1案では、通信回線上に自由な順番で配置されたパスを並べ替えて端末側に出力する装置であって、あるパスの第1番目のデータに対応してパス番号をカウント値として読み込み、第2番目以降のデータに対応して該カウント値をカウントアップするカウンタと、 該カウント値が指定する位置に該パスの実データを保持する格納部を含み、該格納部に格納される実データを該端末側に出力することを特徴とする装置を用いる。(1)
第2案では、前記格納部に於て前記カウント値が指定する位置に前記実データが書き込まれると、該カウント値が指定する対応する位置に1を保持するデータイネーブル回路を更に含み、該データイネーブル回路はフレーム毎の初期状態に於て全ての位置にゼロを保持することを特徴とする第1案記載の装置を用いる。(2)
第3案では、前記データイネーブル回路の保持するデータを用いて前記端末側に出力される前記実データをマスクする回路を更に含むことを特徴とする第2案記載の装置を用いる。
【0123】
第4案では、前記パスに割り当てられる制御情報を受け取り、前記端末側に出力される前記実データに同期させて、該制御情報を該端末側に出力する制御情報割り当て回路を更に含むことを特徴とする第1案記載の装置を用いる。(3)
第5案では、前記制御情報割り当て回路は、前段の出力を後段の入力の一つとするように接続された複数のセレクタを含むことを特徴とする第4案記載の装置を用いる。
【0124】
第6案では、該複数のセレクタの各々は、対応するパスの通信データレートが0であるか否かによって、前記前段の出力か対応するパスの制御情報かの何れか一つを選択することを特徴とする第5案の装置を用いる。
【0125】
第7案では、前記格納部に於て前記カウント値が指定する位置に前記実データが書き込まれると、該カウント値が指定する対応する位置に1を保持するデータイネーブル回路を更に含み、該データイネーブル回路はフレーム毎の初期状態に於て全ての位置にゼロを保持することを特徴とする第5案記載の装置を用いる。
【0126】
第8案では、前記データイネーブル回路の保持するデータを用いて前記端末側に出力される前記制御情報をマスクする回路を更に含むことを特徴とする第7案記載の装置を用いる。
第9案では、少なくとも前記実データを1フレーム期間保持するフレームバッファを更に含むことを特徴とする第1案記載の装置を用いる。(4)
第10案では、前記フレームバッファの出力をパラレル・シリアル変換して前記端末側に出力する変換回路を更に含むことを特徴とする第9案記載の装置を用いる。
【0127】
第11案では、通信回線上に自由な順番で配置されたパスを受け取り該パスのパス番号に対応する端末側の出力データ位置に該パスの実データを出力すると共に、該パスにマルチフレームの形式で含まれるシグナリング多重情報を該端末側に出力する装置であって、該マルチフレームの同期を検出してパス毎にライト信号を生成するライト信号生成回路と、該パス番号に応じて該マルチフレームの各フレームに含まれる所定個数のシグナリング信号をローテートシフトするローテートシフタと、 該パス番号に応じて該ライト信号から少なくとも一つを選択するライト信号制御回路と、 該ライト信号制御回路が選択したライト信号によって指定される位置に該ローテートシフタからの出力を格納する格納部を含むことを特徴とする装置を用いる。(5)
第12案では、前記ローテートシフタは、{(前記パス番号−1)%前記所定個数}ビットだけ前記所定個数のシグナリング信号をローテトシフトすることを特徴とする第11案記載の装置を用いる。(6)
第13案では、前記ライト信号制御回路は前段の出力を後段の入力の一つとするように接続された複数のセレクタを含み、該セレクタの各々は、{(対応するパス番号−1)/前記所定個数+2}入力のセレクタであることを特徴とする第11案記載の装置を用いる。(7)
第14案では、前記セレクタの各々は、{(前記対応するパス番号−1)/前記所定個 数+1}段の2入力セレクタ及び3入力セレクタを含むことを特徴とする第13案記載の装置を用いる。
【0128】
第16案では、前記セレクタの各々は、{(前記対応するパス番号−1)/前記所定個数+1}段の2入力セレクタを含むことを特徴とする第14案記載の装置を用いる。(8)
第16案では、シグナリング通常モードとシグナリング多重モードの何れかを示すモード情報を前記パス毎に設定するレジスタと、該シグナリング多重モードに対応する前記シグナリング信号を第1の入力とし、該シグナリング通常モードに対応する該パスに含まれる付加情報中のシグナリング信号を第2の入力として、該レジスタに設定される該モード情報に基づいて、該第1の入力と該第2の入力の何れか一方を選択するセレクタを更に含むことを特徴とする第11案記載の装置を用いる。
【0129】
第17案では、前記付加情報中のシグナリング信号を受け取り、前記端末側に出力される前記実データに同期させて、該付加情報中のシグナリング信号を該端末側に出力する信号割り当て回路を更に含むことを特徴とする第16案記載の装置を用いる。
【0130】
第18案では、前記信号割り当て回路は、前段の出力を後段の入力の一つとするように接続された複数のセレクタを含むことを特徴とする第17案記載の装置を用いる。
【0131】
第19案では、該複数のセレクタの各々は、対応するパスの通信データレートが0であるか否かによって、前記前段の出力か対応するパスの該付加情報中のシグナリング信号かの何れか一つを選択することを特徴とする第18案記載の装置を用いる。
【0132】
第20案では、前記レジスタから前記モード情報を受け取り、前記端末側に出力される前記実データに同期させて、該モード情報を該端末側に出力するモード情報割り当て回路を更に含むことを特徴とする第16案記載の装置を用いる。
【0133】
第21案では、前記モード情報割り当て回路は、前段の出力を後段の入力の一つとするように接続された複数のセレクタを含むことを特徴とする第20案記載の装置を用いる。
【0134】
第22案では、該複数のセレクタの各々は、対応するパスの通信データレートが0であるか否かによって、前記前段の出力か対応するパスの該モード情報かの何れか一つを選択することを特徴とする第21案記載の装置を用いる。
【発明の効果】
【0135】
請求項1の発明に於ては、パスの実データを書き込むアドレスをカウンタによって制御することで、パスnの実データが端末側出力のn番目のタイムスロットから出力されるように、端末側出力を生成することが出来る。したがって、パス番号に基づいた単純な処理と単純な回路とによって、通信回線データを端末側データに並べ替えることが出来る。
【0136】
請求項2の発明に於ては、端末側に出力される実データに合わせてデータイネーブル回路に1を設定するので、端末側に出力される実データの各タイムスロットの有効/無効を示すデータを容易に生成することが出来る。
【0137】
請求項3の発明に於ては、データイネーブル回路によって、端末側に出力される実データの各タイムスロットの有効/無効を判断することが出来るので、無効データをマスクして出力されないように制御することが出来る。
【0138】
請求項4の発明に於ては、フレームバッファに1フレーム分の実データを格納することが出来る。
【0139】
請求項5の発明に於ては、シグナリング多重モードでシグナリング信号がマルチフレーム形式で転送される場合に、端末側に出力される各パスの実データの位置に合わせて、シグナリング信号を端末出力側に出力することが出来る。
【0140】
請求項の発明に於ては、ローテトシフタで{(パス番号−1)%(1フレームあたりのシグナリング信号の個数)}ビットだけシグナリング信号をローテートシフトすることで、シグナリング信号を格納部の適切な位置に対応させることが出来る。
【0141】
請求項の発明に於ては、前段の出力を後段の入力の一つとするように接続された複数のセレクタによってライト信号を選択することで、シグナリング信号を格納部の適切な位置に格納させることが出来る。
【0142】
請求項8の発明に於ては、各パス毎にシグナリング多重モード或いはシグナリング通常モードの何れかを指定可能であるように構成することで、シグナリング多重モード及びシグナリング通常モードの混在を許すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理によるパス割り当てを示す図である。
【図2】(A)は、通信回線データのタイミングを制御するための信号を生成するHWタイミング制御部の構成図であり、(B)は、HWタイミング制御部からの信号に基づいて、入力通信データを端末出力データに変換するための実データTSW部の構成図である。
【図3】HWタイミング制御部及び実データTSW部の動作を示すタイミング図である。
【図4】データ・イネーブルバッファ部周辺の動作を説明するタイミング図である。
【図5】本発明の原理によるHWタイミング制御部及び実データTSW部を用いたLSIの受信側回路の実施例を示すブロック図である。
【図6】制御/エラーTSW部及びシグナリングTSW部の構成を纏めて示す構成図である。
【図7】回線TS割り当て部の回路構成を示す回路図である。
【図8】図7の回線TS割り当て部の出力結果の一例を示す図である。
【図9】シグナリング・マルチフレームの構成を示す図である。
【図10】図5のシグナリング分解部の構成を示す構成図である。
【図11】ローテートシフタ及び30個のD−FFの関係を示す図である。
【図12】図10のシグナリングデータ保持部の動作を説明するための図である。
【図13】ライト制御部の回路構成を示す構成図である。
【図14】図13のセレクタの構成を示すブロック図である。
【図15】図13のセレクタの構成を一般化して示すブロック図である。
【図16】図13のセレクタの別の構成を示すブロック図である。
【図17】図16のセレクタの変形例を示す図である。
【図18】図13のセレクタの構成を一般化して示すブロック図である。
【図19】SDHリングシステムの一例を示す。
【符号の説明】
10 HWタイミング制御部
11 デコーダ
12 一致検出回路
13 エンコーダ
14 OR回路
15 ラッチ
16 セレクタ
17 ボーレートカウンタ
18 タイミング生成回路
19 HWタイムスロットカウンタ
20 実データTSW部
21 ラッチ
22 ラッチ
23 ライトアドレスカウンタ
24 実データバッファ部
25 立ち下がり検出回路
26 データ・イネーブルバッファ部
27 ラッチ
28 セレクタ
29−1、29−2 D−FF
30 シリアル・パラレル変換部
31 付加TS分離・エラー検出部
32 シグナリング分解部
33 制御/エラーTSW部
34 シグナリングTSW部
35 レジスタ部
36 デコーダ
37 受信ES部
38 有効ビット部
39 実データP/S部
40 制御ビット部
41 シグナリング部
42、43、44 マスク部
45 回線側タイミング制御部
50、51、52 回線TS割り当て部
53 セレクタ
54 ラッチ
55、56 セレクタ
57、58 D−FF
70 マルチフレーム同期検出/ライト生成部
71 マルチフレーム同期検出部
72 ライト信号生成部
80 シグナリングデータ保持部
81 ライト制御部
82 ローテートシフタ
83 D−FF
500通信回線(SDHリング)
501 LSI
502 端末

Claims (8)

  1. 通信回線上に自由な順番で配置されたパスを並べ替えて端末側に出力する装置であって、
    あるパスの第1番目のデータに対応してパス番号をカウント値として読み込み、第2番目以降のデータに対応して該カウント値をカウントアップするカウンタと、
    該カウント値が指定する位置に該パスの実データを保持する格納部
    を含み、該格納部に格納される実データを該端末側に出力することを特徴とする装置。
  2. 前記格納部に於て前記カウント値が指定する位置に前記実データが書き込まれると、該カウント値が指定する対応する位置に1を保持するデータイネーブル回路を更に含み、該データイネーブル回路はフレーム毎の初期状態に於て全ての位置にゼロを保持することを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記パスに割り当てられる制御情報を受け取り、前記端末側に出力される前記実データに同期させて、該制御情報を該端末側に出力する制御情報割り当て回路を更に含むことを特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 少なくとも前記実データを1フレーム期間保持するフレームバッファを更に含むことを特徴とする請求項1記載の装置。
  5. 通信回線上に自由な順番で配置されたパスを受け取り該パスのパス番号に対応する端末側の出力データ位置に該パスの実データを出力すると共に、該パスにマルチフレームの形式で含まれるシグナリング多重情報を該端末側に出力する装置であって、
    該マルチフレームの同期を検出してパス毎にライト信号を生成するライト信号生成回路と、
    該パス番号に応じて該マルチフレームの各フレームに含まれる所定個数のシグナリング信号をローテートシフトするローテートシフタと、
    該パス番号に応じて該ライト信号から少なくとも一つを選択するライト信号制御回路と、
    該ライト信号制御回路が選択したライト信号によって指定される位置に該ローテートシフタからの出力を格納する格納部
    を含むことを特徴とする装置。
  6. 前記ローテートシフタは、{(前記パス番号−1)%前記所定個数}ビットだけ前記所定個数のシグナリング信号をローテトシフトすることを特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 前記ライト信号制御回路は前段の出力を後段の入力の一つとするように接続された複数のセレクタを含み、該セレクタの各々は、{(対応するパス番号−1)/前記所定個数+2}入力のセレクタであることを特徴とする請求項5記載の装置。
  8. シグナリング通常モードとシグナリング多重モードの何れかを示すモード情報を前記パス毎に設定するレジスタと、
    該シグナリング多重モードに対応する前記シグナリング信号を第1の入力とし、該シグナリング通常モードに対応する該パスに含まれる付加情報中のシグナリング信号を第2の入力として、該レジスタに設定される該モード情報に基づいて、該第1の入力と該第2の入力の何れか一方を選択するセレクタ
    を更に含むことを特徴とする請求項5記載の装置。
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