JP2960250B2 - 通信制御装置における回線インタフェース回路 - Google Patents

通信制御装置における回線インタフェース回路

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JP2960250B2
JP2960250B2 JP6424092A JP6424092A JP2960250B2 JP 2960250 B2 JP2960250 B2 JP 2960250B2 JP 6424092 A JP6424092 A JP 6424092A JP 6424092 A JP6424092 A JP 6424092A JP 2960250 B2 JP2960250 B2 JP 2960250B2
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビット構成に依存しない
回線インタフェース回路,特に交換機におけるシグナリ
ングを制御する通信制御装置における回線インタフェー
ス回路に関する。
【0002】ISDN(Integrated Services Digital
Network)の交換機では, 音声やデータ等の加入者間で伝
送される情報の他に加入者と交換機間でレイヤ2の制御
情報がHDLC(High-level Data Link Control Proce
dure) をベースとした可変長信号方式により伝送され,
ISDNではDチャネルを用いて実現されるのでLAP
D(Link Access Prcedure for D-channel) と呼ばれて
いる。ISDNの交換機の回路制御部ではこのHDLC
のフォーマットにより送受信される多数の加入者の呼制
御情報を多重化して時分割で処理を行っており,回路制
御部内の回線インタフェースにおいて,各チャネルにお
ける異なるビット形式,クロックレートに対しても正常
に情報を受け渡しする機能を実現することが望まれてい
る。
【0003】
【従来の技術】図8は従来の交換機のシステム構成を示
す図である。図8において,加入者回路100は各加入
者に対応して設けられ,加入者線を介して図示されない
加入者宅内の電話機,データ装置等の端末と接続され,
例えば2B+D(音声,データ等を伝送する2つのBチ
ャネルと呼制御情報等を伝送する1つのDチャネル)に
よる双方向の伝送を行い,HDLCによるDチャネルの
伝送処理を行う。回線制御部101は多数の加入者回路
100と接続された多重・分離部(MUX・DMUX)
102において,加入者回路100から受信した信号は
多重化され,加入者回路100へ送信される信号は個別
に分離される。MUX・DMUX)102とタイムスイ
ッチ(Time SW)103の間にドロッパー・イン
サータ(D・I)が設けられ,タイムスイッチ103へ
向かう信号から回線データ(呼制御情報)を抽出して通
信制御装置(回線制御装置ともいう)104へ供給し,
通信制御装置104からの送信信号をタイムスイッチ1
03からMUX・DMUX102へ向かう信号に挿入す
る。
【0004】タイムスイッチ103は多重化されたBチ
ャネルの信号の時間位置を切り換え,Bチャネル信号は
ディジタルスイッチングモジュール(DSM)107と
接続されスイッチングされる。CPR108は呼処理プ
ロセッサで,加入者から呼制御情報により要求された相
手と接続するようDSM107を制御する。
【0005】通信制御装置104はMUX・DMUX1
02からの多重化されたDチャネルの制御信号を送受信
し,その信号は多数の加入者の呼制御情報が公知のHD
LCに従ったフレームフォーマット(開始フラグ,アド
レス,制御信号,データ,フレームチェックシーケン
ス,終了フラグ)で時分割多重の形式で伝送されてい
る。通信制御装置104はこのHDLCのフレームの処
理を,各回線に対応して時分割処理が行われ,各回線の
呼制御情報を伝送するHDLCのフレームデータはメモ
リ(MEM)106に転送され,CPU105により回
線制御が行われる。
【0006】図8の通信制御装置104のブロック構成
を図9に示す。図9において,通信制御装置104は,
HDLCのフレームを処理するHDLC部と,処理され
た各回線のフレーム情報をメモリ(図8のMEM10
6)へDMAにより転送したり,メモリからのフレーム
をDMA転送により受け取るDMAC制御部(DMA
C)とで構成される。
【0007】HDLC部の受信(RX)回線インタフェ
ース回路109は,MUX・DMUX102からの多重
化された各加入者からのフレームを受信して,各加入者
に対応するチャネル信号を分離して,受信(RX)演算
部110へ出力する回路である。RX演算部110は,
各チャネル(加入者)のHDLCのフレームを時分割で
演算する装置であり,各チャネル毎に,以前の周期まで
に受信した信号がレジスタファイル112に一時的に格
納されており,RX回線インタフェース回路109から
チャネル番号に対応するデータが入力すると,そのチャ
ネルの以前に受信処理されたデータをレジスタファイル
112から読み出して,RX演算部110において今回
受信されたデータと共に演算が行われて,演算した結果
のデータはレジスタファイル112に書き込まれる。
【0008】RX演算部110は,HDLCのフラグの
検出,データ中の“0”除去(TX演算部115では
“0”挿入),フレームチェックシーケンス(FCS)
の演算とチェック等の演算が行われる。
【0009】各チャネルについて1つのフレーム情報の
受信が終了すると,受信したフレームのデータは先入れ
先出し(First In First Out) 形のメモリである受信
(RX)FIFO111に格納され,要求(RQ)FI
FO113に読み出し要求のビットが設定される。RQ
FIFO113の要求は,DMAC部のDMA制御論理
回路118において監視され,要求ビットが立っている
ことを検出すると,シーケンスコントローラ117の制
御によりRXFIFO111に格納されたファイルデー
タはメモリ(図8の106)へDMA転送される。
【0010】一方,送信データは,HDLC部の送信
(TX)演算部115が送信(TX)FIFO114が
空きであることを表すビットをRQFIFO113に設
定すると,DMAC部のDMA制御論理回路118が,
メモリ(図8の106)からデータを取り出してTXF
IFO114へ転送する。この後,TX演算部115で
フレームを作成する演算を行った後,TX回線インタフ
ェース回路116で,各チャネル番号に対応するビット
データに分離して図8のMUX・DMUX102へ送出
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記図9に示す通信制
御装置104のRX回線インタフェース回路109及び
TX回線インタフェース回路116(以下,両者を合わ
せて単に回線インタフェース回路という)では,回線側
(MUX・DMUX102)からのクロックと,回線制
御部のCPU(図8の105)のクロックとは,周波数
(位相)が異なるため,同期化させる回路が必要であっ
た。
【0012】また,従来の回線インタフェース回路は,
各回線データとしてチャネルにおいて実際にHDLCの
データとして使用するビット数が異なり(1チャネルが
8ビットの時,その中の先頭4ビットだけ使用したり,
2ビット,1ビットだけ使用する等)場合や,各チャネ
ルを構成するビット数が異なる場合(1チャネルが8ビ
ット,4ビット,2ビット,1ビットで構成する場合)
があり,従来はそのために1チャネル中の使用ビット数
や,1チャネルを構成するビット数等のビットフォーマ
ットを供給してシーケンシャル処理により対応していた
が,ビットフォーマットを入力する必要があり複雑な処
理が必要であった。
【0013】また,各チャネルに対してチャネル番号が
供給されるが,異常なチャネル番号が供給された時にも
検出できないため誤ったデータが流れて処理されるとい
う問題があった。
【0014】本発明は時分割多重された各回線のデータ
が任意のビット長であってもそのフォーマットに対応し
た各チャネルのデータを,システムのクロックに同期し
て正確に処理し,異常クロックや異常チャネル番号に対
して誤動作しない通信制御装置における回線インタフェ
ース回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。図1には,通信制御装置における受信側の回
線インタフェース回線を中心に説明するが,送信側の回
路も同様の原理により構成できる。
【0016】図1において,1は回線インタフェース回
路,2は同期部,3は内部サイクル発生部,4は受信デ
ータ格納部,5は受信ビット計数部,6は有効ビット数
発生部である。
【0017】本発明は回線のクロックに同期した各チャ
ネルの区間に対応するチャネルクロックを,HDLCの
演算を含むシステム側のクロックに同期させ,回線デー
タの受信ビット数を計数して有効ビット数を発生する回
路,演算装置側の動作を制御する内部サイクル信号を発
生する回路及び,受信データから有効データを取り出し
て格納するポップアップ回路を設け,各チャネル内の可
変長の有効データを正確に取り出すと共に後段の処理の
ためのサイクル信号を発生するものである。
【0018】
【作用】回線インタフェース回路1の同期部2は回線ク
ロック(ck)とシステムクロック(ck)の位相の違
いを吸収する回路である。この同期信号を受け取ってチ
ャネルクロック(チャネルの区間を表示するクロック)
を元に内部サイクル発生部3は受信データ有りの時に後
段の演算部(図9の110)の動作を制御する内部サイ
クル信号(タイミング信号)を発生する。受信データ格
納部4は,受信データ(RXData)から回線クロッ
クにより各チャネルのデータを取り込み,1チャネルの
ビット数が変化しても先頭が常にMSB(最高位ビッ
ト)となるように保持して,システムクロックに同期し
て後段の演算部へ出力する。また,受信ビット計数部5
は,1タイムスロットが1ビット乃至8ビットまで可変
であるため,何ビットデータかを計数して,その出力は
有効ビット数発生部6へ供給される。有効ビット数発生
部6は,受信ビット計数部5の出力と,MUX・DMU
X(図8の102)から発生する使用ビットの期間発生
するイネーブル信号とにより有効ビット数を表す信号を
発生して,後段の演算部へ出力する。
【0019】
【実施例】図2,図3は実施例の構成図(その1),
(その2)である。図4は各信号の波形例を示す。
【0020】図2,図3において,20,22,23,
29はフリップフロップ回路(FFで表示,以下単にF
F回路という),25,33はシフトレジスタ(SF
R),28は入力するチャネル番号が異常発生による無
効番号であるか否かをチェックするチャネル番号チェッ
ク回路,30,39は受信データ(RXData)また
はイネーブル信号が最低位ビット(LSB)を先頭ビッ
トとして最高位ビット(MSB)の順に入力した時,先
頭ビットからビット1,ビット2・・の順に格納され,
当該チャネルのビット数が合計8ビットである場合は,
ビット0〜ビット7に順に格納される。また,ビット数
が合計4ビットの場合にも,そのLSBから順にMSB
の4ビットがLSBのビット1を先頭にビット2,ビッ
ト3,ビット4と,常にLSBが固定した位置に格納さ
れる機能を持つポップアップ回路であり,その回路構成
は後述する図7に示す。
【0021】また,31,32,34,35,37及び
40は,図では一つのブロックで示しているが実際は,
それぞれFF回路が8個で構成された回路(FF表示)
であり,各入力0〜7及び出力Q0〜Q7は個々のFF
回路の入力と出力である。
【0022】図4の波形を説明すると,A.はチャネル
クロック(CHck)であり,チャネルの境界を表し,
チャネルの先頭ビットの位置で立ち上がり,チャネルの
最終ビット位置で立ち下がる,回線側から入力する信号
である。この例は1チャネルが8ビット長の場合を示
す。B.は回線側から供給される回線クロック(回線c
k),C.は回線側から入力する時分割多重された受信
データ(Data)であり,各データがどのチャネルに
属するかは上記のチャネルクロック(CHck)により
区別され,各データのチャネル番号は後述するチャネル
番号の信号により識別できる。D.はイネーブル(En
able)信号であり,各チャネルを構成するビットの
中で実際に使用している(有効な)ビットが発生してい
る期間,各有効ビットに対応した時間に“1”(ハイレ
ベル)となる信号であり,回線側から供給される。E.
はチャネル番号(Ch番号)であり,回線側から供給さ
れる。その他のF〜Kの各信号は動作の説明で触れる。
【0023】図2及び図3の構成及び動作を図4の波形
を参照しながら説明する。図2のFF回路20に図4の
A.のようなチャネルクロック(Chck)とB.のよ
うな回線クロックがそれぞれ反転して供給されると,チ
ャネルクロックが反転した波形が発生してFF回路22
から,内部処理トリガの信号を発生する。したがって,
このFF回路22をリセットすることにより内部処理が
無効となる。 FF回路22からの内部処理トリガ信号
はFF23に供給され,ここでシステムクロックck
(図8のCPU105,図9の演算部110等のクロッ
ク)によりサンプリング(システムクロックに同期化)
され,その出力端子Qから図4のF.のように同期化し
た後のチャネルの先頭を表すパルスを発生する。このシ
ステムクロックは,回線クロックと位相は無関係であ
る。
【0024】FF23の出力はCh番号チェック回路2
8の出力(通常は“1”)と共にアンド回路24に供給
される。その時チャネル番号チェック回路28から無効
信号(“0”)が発生していなければアンド回路24か
ら図4のK.に示す同期パルスを発生する。このパルス
はシフトレジスタ25のデータ入力に供給される。(な
お,FF回路22は出力端子Qが“1”になると,その
状態はリセットされるまでオア回路21を介してフィー
ドバックにより保持される。)図1の同期部2は図2の
FF回路22,FF回路23で構成される。
【0025】シフトレジスタ25には,システムクロッ
クの反転信号がクロック端子(c)に供給されており,
同期パルスの信号が,システムクロックの反転信号によ
り順次シフトすることにより,その出力端子Q0〜Q5
から順次タイミング信号T1〜T6が発生する。このタ
イミング信号T1〜T6は,HDLC演算部(図9の演
算部110)においてレジスタファイル(図9の11
2)からのデータの読み出し,演算,演算結果の書き込
みの内部サイクルを発生する信号であり,これらのタイ
ミング信号T1〜T6を論理和した内部サイクル中を表
す信号を図4のG.に示す。なお,このシフトレジスタ
25は図1の内部サイクル発生部3を構成する。
【0026】チャネル番号チェック回路28は入力する
チャネル番号が,予め設定された無効チャネル番号と一
致すると無効チャネルを表示する出力“0”を発生す
る。この信号は反転してFF回路29から“1”出力を
発生する。この信号はアンド回路27に供給される。こ
の時,シフトレジスタ25から内部タイミングT1が発
生していると,アンド回路27からFF回路22をリセ
ットする出力が供給される(内部タイミング中はFF回
路22をリセットする)。これにより,無効なチャネル
を受信した時でも,アンド回路24から内部処理の同期
パルスが発生しないため,後述するFF回路32へのク
ロック信号が供給されないので受信データがラッチされ
ない。このため,この時受信したデータはHDLC演算
部へ供給されない。但し,チャネル番号が正常になる
と,リセット信号は停止してFF回路22から出力が発
生し,同期パルスも発生する。
【0027】受信データ(Data)は上記したポップ
アップ回路30に入力し直並列変換される。受信データ
は回線クロックの反転信号により同期して入力され,有
効ビット数が異なってもLSBの位置を揃えるよう保持
する。ポップアップ回路30の8つのビット出力は,8
つのFF回路31へ入力され,アンド回路26から発生
するラッチクロック(Latchck)に同期して8つ
のFF回路31にそれぞれラッチされる。ラッチクロッ
クは,FF回路20の出力と回線クロックを入力とする
アンド回路26から発生する。ラッチクロックの波形は
図4のJ.に示す。
【0028】なお,チャネル内のビット数が1ビットの
場合(チャネルクロックは常に“0”(ロー)のままと
なる),チャネルクロックにより直並列変換しラッチす
る信号が発生できないので,チャネルクロックの反転出
力と,回線クロックのアンドにより作成している。
【0029】各FF回路31の出力Q0〜Q7は,更に
上記アンド回路24から発生する同期パルスにより8つ
のFF回路32にそれぞれラッチされ,各出力Q0〜Q
7(Q0は先頭に入力するLSBのビット出力)に発生
する受信データはHDLC演算部へ供給される。なお,
ポップアップ回路30,FF回路31,32は図1の受
信データ格納部4を構成する。
【0030】次に,図3に示す構成において,ビット幅
計数用のシフトレジスタ33は内部サイクル中信号(図
4のG.)とFF回路20の出力信号を入力とするオア
回路38の出力を反転した信号をロード端子(L)へ入
力している。この内部サイクル中信号は,上記図2のシ
フトレジスタ25から発生するタイミング信号T1〜T
6を論理和した信号であるから,内部サイクル中は,チ
ャネルクロック信号の入力を無効化して計数用のシフト
レジスタ33へのロードを無効にし,正常データ受信時
に計数誤りを発生しないようにしている。これにより,
チャネルクロック信号の異常が発生に対して誤動作する
ことを防ぐことができる。内部サイクル発生中にチャネ
ルクロックが入力されたとしても新たな内部サイクルは
発生しない構成をとっている。(なお,チャネルクロッ
クの異常時に内部サイクル信号を発生しないようにする
構成も考えられる。)内部処理をしていない時は,シフ
トレジスタ33はチャネルクロックをロード信号として
回線クロックにより順次シフトすることにより,当該チ
ャネルを構成するビット数(回線クロックに同期してい
る)を計数する。
【0031】この計数結果は,シフトレジスタ33の8
つの出力端子Q0〜Q7の出力状態により表され,その
例を図4のH.に示す。計数結果は,8つのFF回路3
4に回線クロックの反転信号に同期してラッチされ,更
に各FF回路34の出力Q0〜Q7は,8つのFF回路
35へ上記アンド回路26から発生するラッチクロック
(Latchck)に同期してラッチされる。
【0032】一方,ポップアップ回路39のデータ入力
端子(D)に入力するイネーブル(Enable)信号
は,回路クロックの反転信号により順次入力して,上記
図2のポップアップ回路30と同様に有効ビット長の如
何に関係なくLSBの位置が揃えられて設定され,出力
端子0〜7から入力イネーブル信号のビット長に対応し
た出力を発生する。その出力は,8つのFF回路40に
供給され前記のラッチクロック(Latchck)に同
期してラッチされる。
【0033】次に上記の8つのFF回路35の出力と,
8つのFF回路40の出力はそれぞれ対応する重みの出
力同士が対応するアンド回路36へ入力されて,個々に
比較されて,2つの入力が共に“1”であるアンド回路
36から“1”が発生して,8つのFF回路37へ図2
のアンド回路24から発生する同期パルスによりラッチ
される。
【0034】すなわち,これらのアンド回路36は,一
方の入力としてシフトレジスタ33で計数した1チャネ
ルを構成するビット数(長)に対応する出力を得て,他
方の入力として有効ビット数に対応する出力が供給され
ることにより,1チャネル内の有効ビット数が表示され
る。この有効ビット数は後段のHDLC演算部における
処理に使用される。一方,上記ポップアップ回路30で
受け取った受信データは,その後段の8つのFF回路3
2から有効ビット数(LSBは固定)だけ発生してい
る。
【0035】有効ビット数は,例えば,1チャネルが8
ビットの時,8つのFF回路35のQ0〜Q7から全て
“1”が出力される,この時有効ビットが4ビットであ
れば,8つのアンド回路36の中でFF回路37の入力
端子0〜3に接続する4つのアンド回路の出力が“1”
となり,他の端子4〜7へ接続する4つのアンド回路3
6は全て“0”となり,シフトレジスタ33において計
数したビット幅の範囲内で,イネーブル信号により指定
されたビット数を表す出力がアンド回路36から発生す
る。
【0036】次に図5,図6によりチャネルのビット幅
と有効ビット数が変化する場合の波形の説明図(その
1),(その2)である。図5のA.は各チャネルのビ
ット幅が8ビットに固定された場合の有効ビット数が異
なる例を示す。図に示すように受信データ(Data)
が設定される各チャネルが各タイムスロットに対応して
配置され,受信チャネル番号の信号がチャネル毎に発生
し,Ch0,Ch1の2チャネルだけ示されている。各
チャネルの境界(区切り)はChクロックにより表示さ
れる。この例では,各チャネルの有効ビット長を指示す
るイネーブル(Enable)信号は,チャネルCh0
がB1,B2の2ビットだけ有効であり,チャネルCh
1がB1の1ビットだけ有効であることを指示してい
る。従って,チャネルCh0のビットB3〜B8及びC
h1のビットB2〜B8は無効ビットとなる。
【0037】このような,有効ビット数の表示を,上記
図3の構成により8つのFF回路37から出力すること
ができ,有効ビットのデータは図2の8つのFF回路3
2の出力Q0(LSB)〜Q7に発生する。
【0038】図5のB.はチャネルのビット幅が異なる
例(受信データの多重化信号のフレームクロックもな
い)であり,受信チャネル番号がm(Chm)は8ビッ
ト幅で,n(Chn)は4ビット幅である。但しチャネ
ルm(Chm)は,イネーブル信号によりその中のB1
〜B4の4ビットだけ有効であり,チャネルn(Ch
n)はその中の全ビット(4ビット)が有効である。こ
のような,場合にも上記図2,図3の構成により有効ビ
ット数,受信データを正確に検出して出力することがで
きる。
【0039】次に図6は,チャネルクロックによりグル
ープに分割する例である。この例は,8ビットで構成す
るタイムスロットを,2ビット毎の4グループに分け
て,それぞれがチャネルCh0〜Ch3を構成してい
る。各チャネル番号に対応してチャネルクロック(Ch
ck)が図のように発生している。この場合,チャネル
のビット幅は2ビットであるが,上記図2及び図3の構
成により,各チャネルの2ビットデータは図2,図3の
構成で個別に取り出すことができる(データはFF回路
32のQ0,Q1からチャネル別)。
【0040】このように,各チャネルのビット数が可変
で,その中の有効ビット数が可変であってもそれに対応
して処理することができる。図7はポップアップ回路の
構成例である。このポップアップ回路は,上記図2のポ
ップアップ回路30の受信データが直列に入力されて格
納して並列に出力し,図3のポップアップ回路39がイ
ネーブル信号を直列に入力して格納して並列に出力する
が,何れの場合も,入力する信号幅が変化しても常にL
SBが固定されて出力される。すなわち,LSBを先頭
として入力するビット信号幅が可変(1ビット乃至8ビ
ット)であっても,出力側の端子からは同じ重みの出力
が発生する。
【0041】図7に示すように,ポップアップ回路は
A.及びB.の回路により構成され,この回路は8ビッ
ト構成の受信データが入力されて並列信号に変換するポ
ップアップ回路(図2の30)の例である。
【0042】A.は8ビットのシフトレジスタ(SF
R)を用いた回路であり,チャネルクロックにより予め
設定した“1”(“0”を用いても良い)がシフトレジ
スタの先頭に設定され,回線クロックにより順次,後段
へシフトされ,各段の出力端子から〜で示す図のよ
うに位相が順次異なる信号が発生し,B.の回路に供給
される。
【0043】B.において,SEL0〜SEL6は7個
設けられたセレクタであり,FF0〜FF7は8個設け
られたFF(フリップフロップ)回路である。各セレク
タは受信データが入力する端子1と当該セレクタの出力
を保持するFF回路の出力が入力される端子2が入力さ
れ,選択信号(〜の対応する一つ)が“0”の時端
子1を選択してFF回路へ出力し,“1”の時端子2を
選択する。
【0044】受信データは,各セレクタSEL0〜SE
L6の端子1及びFF1へ並列に供給される。チャネル
の先頭のビット1(LSB)が入力すると,A.のシフ
トレジスタ(SFR)の出力が“0”となり,セレク
タSEL0において,端子1を選択して受信データのビ
ットが回路クロックに同期してFF0にラッチされる。
【0045】次の受信データのビット(LSBより1つ
上位のビット)は,シフトレジスタ(SFR)の3番目
の出力から“0”が発生するので,セレクタSEL1
において受信データを選択する。この時,セレクタSE
L0は,信号が“1”であるから,FF0の出力端子
Qから発生している信号(受信データのLSB)を選択
して出力する。従って,FF0は最初に受信したビット
を保持する。
【0046】以下,同様に受信データのビット1〜ビッ
ト7が入力すると,FF0〜FF6にそれぞれラッチさ
れ,最後のビット8(MSB)はFF7にラッチされ
る。FF7は入力するビット毎に内容が変化するが,最
後のビットはFF7にだけ格納されるので問題ない。
【0047】図7において,4ビット構成の受信データ
が入力した場合には,出力端子Q0〜Q3にビット1
(LSB)〜ビット4(MSB)のデータが得られる。
また,図7の構成において,受信データの代わりにイネ
ーブル信号(有効ビット長だけ“1”を発生する信号)
が入力すると,同様に有効ビット長に対応した個数のF
F0乃至FFn(n≦7)に“1”が出力される。
【0048】上記の説明では,主に受信側における動作
を説明したが,送信側(HDLCの演算を行った各チャ
ネルの送信データを,各チャネル位置に送出して多重化
する処理)においても同様の原理で実施することができ
る。
【0049】本発明は上記のように時分割多重化された
各データ(回線データ)を処理する各種の通信制御装置
においてチャネル内のビット構成が固定で有効ビット数
が可変の場合及び,チャネル内のビット構成が可変で有
効ビット数が可変である場合に適用することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば,時分割多重された多チ
ャネルの回線データを個別に処理する通信制御装置にお
いて,各チャネル内を構成するビット幅の中に任意のビ
ット長(1〜8ビット)の回線データに対して個別に処
理することができ,チャネルのビット幅が異なってもそ
れに対応してチャネル内の有効データの検出処理をシス
テム側のクロックに同期して検出・処理することができ
る。
【0051】さらに異常チャネルクロックや異常チャネ
ル番号に対して内部サイクルを発生しないため誤動作を
防止できる。また,その後に正常なデータに復帰すれば
対応して正しく動作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】実施例の構成図(その1)である。
【図3】実施例の構成図(その2)である。
【図4】各信号の波形例を示す図である。
【図5】チャネルのビット幅と有効ビット数が変化する
場合の波形の説明図(その1)である。
【図6】チャネルのビット幅と有効ビット数が変化する
場合の波形の説明図(その2)である。
【図7】ポップアップ回路の構成例である。
【図8】従来の交換機のシステム構成を示す図である。
【図9】通信制御装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 回線インタフェース回路 2 同期部 3 内部サイクル発生部 4 受信データ格納部 5 受信ビット計数部 6 有効ビット数発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 良次 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 古賀 尚 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目9番 18号 富士通コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 永瀬 靖 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目9番 18号 富士通コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 中原 稔 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目9番 18号 富士通コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−156048(JP,A) 特開 平3−231528(JP,A) 特開 昭59−194594(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 11/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の回線データがそれぞれのチャネル
    内で可変長のビット数だけ割り当てられた時分割多重化
    信号を処理して各回線データを分離・多重化する通信制
    御装置における回線インタフェース回路において, 回線側から回線のクロック,各チャネルの区切りを表す
    チャネルクロック,チャネル番号,データ信号を入力
    し,回線データの処理を行うシステム側からシステムク
    ロックを入力し, チャネルクロック及び回線クロックからシステムクロッ
    クに同期した信号を発生する同期部と,該同期部の信号
    によりシステム側の内部サイクル信号を発生する内部サ
    イクル発生部と, 多重化された各チャネルの受信データの中の各ビットを
    直並列に変換する受信データ格納部と, 多重化された各チャネルを構成するビット数を計数する
    受信ビット計数部と, 受信ビット数の中の有効ビット位置を発生する有効ビッ
    ト数発生部を備えることを特徴とする通信制御装置にお
    ける回線インタフェース回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において, 前記内部サイクル発生部に,チャネル番号が無効番号で
    あることを検出する回路を設け,無効番号の検出出力に
    より前記内部サイクル発生部から内部サイクル信号の発
    生を禁止することを特徴とする通信制御装置における回
    線インタフェース回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において, 前記有効ビット数発生部は,回線側から供給されるチャ
    ネル内の有効ビットを表すイネーブル信号を入力して,
    回線クロック信号を用いてイネーブル信号の長さに対応
    する並列のビット信号に変換するポップアップ回路を備
    え, 該ポップアップ回路の出力と上記受信ビット計数部のそ
    れぞれの対応するビット信号の論理積により有効ビット
    位置を発生することを特徴とする通信制御装置における
    回線インタフェース回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3において, 前記受信データ格納部は,チャネル内の受信データが任
    意の長さで入力した時,該受信データの最下位ビット
    (LSB)が常に同一位置から出力するよう直並列変換
    を行って出力するポップアップ回路を備えることを特徴
    とする通信制御装置における回線インタフェース回路。
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