JPH06268709A - 高速hdlcフレーミング処理送信/受信回路 - Google Patents
高速hdlcフレーミング処理送信/受信回路Info
- Publication number
- JPH06268709A JPH06268709A JP5049367A JP4936793A JPH06268709A JP H06268709 A JPH06268709 A JP H06268709A JP 5049367 A JP5049367 A JP 5049367A JP 4936793 A JP4936793 A JP 4936793A JP H06268709 A JPH06268709 A JP H06268709A
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- JP
- Japan
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- data
- bit
- frame
- bits
- hdlc
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Communication Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速HDLCフレーミング処理回路に関し、
HDLCデータを8ビット単位に並列に送受信すること
によりHDLCデータ伝送を高速化し、且つHDLCフ
レーミング処理を高速化することを目的とする。 【構成】 送信側では、8ビット単位で並列に受け取っ
たフレームデータに対してHDLCフレーミング処理を
施した後に8ビット単位の並列データとして送信し、受
信側では、HDLCデータを8ビット単位に並列に受信
し、フラグパターンと1連続数が5の次の0を削除して
8ビット単位に並列に受信フレームバッファに格納する
ように構成する。
HDLCデータを8ビット単位に並列に送受信すること
によりHDLCデータ伝送を高速化し、且つHDLCフ
レーミング処理を高速化することを目的とする。 【構成】 送信側では、8ビット単位で並列に受け取っ
たフレームデータに対してHDLCフレーミング処理を
施した後に8ビット単位の並列データとして送信し、受
信側では、HDLCデータを8ビット単位に並列に受信
し、フラグパターンと1連続数が5の次の0を削除して
8ビット単位に並列に受信フレームバッファに格納する
ように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速伝送路を使用する
通信装置におけるHDLCフレーミングを行う高速HD
LCフレーミング回路に関し、特にHDLCフレームの
送受信におけるフレーム処理をビット単位ではなくてオ
クテット単位とすることにより高速化を図った高速HD
LCフレーミング回路に関する。
通信装置におけるHDLCフレーミングを行う高速HD
LCフレーミング回路に関し、特にHDLCフレームの
送受信におけるフレーム処理をビット単位ではなくてオ
クテット単位とすることにより高速化を図った高速HD
LCフレーミング回路に関する。
【0002】本発明の先行技術として、本願と同一出願
人による平成4年5月19日付けの特許出願「時分割多
重方式による通信とフレーム多重方式による通信を混在
させて収容するハイブリッドディジタル多重装置」(特
願平4−126427号)がある。本発明はこの先行技
術において、フレーム単位で伝送されるHDLCのデー
タをシリアルデータに変換することなく8ビット単位の
パラレルデータに変換する回路に関する。
人による平成4年5月19日付けの特許出願「時分割多
重方式による通信とフレーム多重方式による通信を混在
させて収容するハイブリッドディジタル多重装置」(特
願平4−126427号)がある。本発明はこの先行技
術において、フレーム単位で伝送されるHDLCのデー
タをシリアルデータに変換することなく8ビット単位の
パラレルデータに変換する回路に関する。
【0003】本発明の背景としては、高速伝送路の登場
(T3/SDHその他)、伝送路にて8ビットの、複数
ビットを構成単位とするタイムスロットに収める形態
(例えば、ISDN−PRIやSDHのフレームフォー
マット)、その一方で装置内部でのHDLCフレームは
データとして処理する場合にオクテット単位で処理され
ること、等が上げられる。
(T3/SDHその他)、伝送路にて8ビットの、複数
ビットを構成単位とするタイムスロットに収める形態
(例えば、ISDN−PRIやSDHのフレームフォー
マット)、その一方で装置内部でのHDLCフレームは
データとして処理する場合にオクテット単位で処理され
ること、等が上げられる。
【0004】図15は本発明の背景を説明するためのネ
ットワークの一例を示す図である。同図において、NT
Tの高速ディジタル回線などの専用線または公衆回線1
51は、ノード毎に、時分割多重部(MUX)152と
フレーム処理部(FH)153からなる多重装置によっ
て終端され、企業内網が構成される。時分割多重部15
2には、例えば通常の回線通信用の構内交換機(PB
X)154、汎用計算機などのメインフレーム155、
又は端末156などが接続される。
ットワークの一例を示す図である。同図において、NT
Tの高速ディジタル回線などの専用線または公衆回線1
51は、ノード毎に、時分割多重部(MUX)152と
フレーム処理部(FH)153からなる多重装置によっ
て終端され、企業内網が構成される。時分割多重部15
2には、例えば通常の回線通信用の構内交換機(PB
X)154、汎用計算機などのメインフレーム155、
又は端末156などが接続される。
【0005】フレーム処理部153には、例えばフレー
ムデータ通信用の端末157などが接続される。図16
は図15における時分割多重部152とフレーム処理部
153の構成図である。この例では、時分割多重部13
2は2本の専用線151を終端している。
ムデータ通信用の端末157などが接続される。図16
は図15における時分割多重部152とフレーム処理部
153の構成図である。この例では、時分割多重部13
2は2本の専用線151を終端している。
【0006】時分割多重部152は#1と#2のネット
ワークポート(NP)161、タイムスイッチ(TS
W)162、#1〜#nの時分割多重方式端末処理部
(TDM─LS)163、時分割多重バス(TDMバ
ス)164等で構成されている。#1と#2のNP16
1はそれぞれ、#1と#2の専用線161を終端する。
TSW162は、TDMバス164上でタイムスロット
間のデータ収容位置の変換を行う。
ワークポート(NP)161、タイムスイッチ(TS
W)162、#1〜#nの時分割多重方式端末処理部
(TDM─LS)163、時分割多重バス(TDMバ
ス)164等で構成されている。#1と#2のNP16
1はそれぞれ、#1と#2の専用線161を終端する。
TSW162は、TDMバス164上でタイムスロット
間のデータ収容位置の変換を行う。
【0007】#1〜#nのTDM−LS163は、時分
割多重方式で通信を行う特には図示しない端末を収容す
る。TDMバス164は、各NP141、TSW16
2、各TDM−LS163、及び後に詳述するフレーム
処理部153との間で授受される各タイムスロットのデ
ータを伝送するためのバスである。
割多重方式で通信を行う特には図示しない端末を収容す
る。TDMバス164は、各NP141、TSW16
2、各TDM−LS163、及び後に詳述するフレーム
処理部153との間で授受される各タイムスロットのデ
ータを伝送するためのバスである。
【0008】次にフレーム処理部153は、#1と#2
のフレーム多重方式/時分割多重方式変換部(FR−T
DM IWM)165、#1〜#mのフレーム多重方式
端末収容部(FRAME−LS)166、及びフレーム
バス167で構成されている。#1と#2のFR−TD
M IWM 165は、フレームバス167に多重され
るフレームデータとTDMバス164上のタイムスロッ
トのデータとの間で、データフォーマットの変換を行
う。本発明はこのFR−TDM IWM 165の改良
に関する。
のフレーム多重方式/時分割多重方式変換部(FR−T
DM IWM)165、#1〜#mのフレーム多重方式
端末収容部(FRAME−LS)166、及びフレーム
バス167で構成されている。#1と#2のFR−TD
M IWM 165は、フレームバス167に多重され
るフレームデータとTDMバス164上のタイムスロッ
トのデータとの間で、データフォーマットの変換を行
う。本発明はこのFR−TDM IWM 165の改良
に関する。
【0009】#1〜#mのFRAME−LS 166
は、フレーム多重方式で通信を行う特には図示しない端
末を収容する。フレームバス167は、各FRM−TD
M IWM 166と各FRAME−LS 166との
間で授受されるフレームデータを伝送するためのバスで
ある。
は、フレーム多重方式で通信を行う特には図示しない端
末を収容する。フレームバス167は、各FRM−TD
M IWM 166と各FRAME−LS 166との
間で授受されるフレームデータを伝送するためのバスで
ある。
【0010】
【従来の技術】図17は従来のFR−TDM IWN
165の構成図である。同図において、171はフレー
ムバスからのフレームデータのビット列をHDLCデー
タに変換し、シリアルデータとして送出するHDLC変
換回路、172はシリアルデータを8ビットのパラレル
データに変換するシリアル/パラレル変換回路、173
はシリアルデータ回線である。
165の構成図である。同図において、171はフレー
ムバスからのフレームデータのビット列をHDLCデー
タに変換し、シリアルデータとして送出するHDLC変
換回路、172はシリアルデータを8ビットのパラレル
データに変換するシリアル/パラレル変換回路、173
はシリアルデータ回線である。
【0011】このように、従来のフレームバス167と
TDMバス164の間のHDLC変換回路171におい
ては、フレームバス167からのビット列のデータをH
DLCフレームフォーマットのビット列に変換しシリア
ル信号として送出している。HDLCフレームフォーマ
ットのビット列にするためには、フレームとフレームの
間、および有効なデータのない期間に'01111110'のフラ
グパターンを送出し、フレーム自体のデータはシリアル
に展開し、データとフラグパターンとの区別をするため
に“1”が5個連続すると次のデータとの間に“0”を
挿入する。
TDMバス164の間のHDLC変換回路171におい
ては、フレームバス167からのビット列のデータをH
DLCフレームフォーマットのビット列に変換しシリア
ル信号として送出している。HDLCフレームフォーマ
ットのビット列にするためには、フレームとフレームの
間、および有効なデータのない期間に'01111110'のフラ
グパターンを送出し、フレーム自体のデータはシリアル
に展開し、データとフラグパターンとの区別をするため
に“1”が5個連続すると次のデータとの間に“0”を
挿入する。
【0012】受信側ではこの逆の処理を行う。すなわち
TDMバスからは8ビット単位にデータが受信され、こ
の8ビット単位のデータをシリアルデータに変換した後
に“0”の削除及びフラグパターンの削除を行ってHD
LCフレームフォーマットのビット列から元のフレーム
データに戻す。
TDMバスからは8ビット単位にデータが受信され、こ
の8ビット単位のデータをシリアルデータに変換した後
に“0”の削除及びフラグパターンの削除を行ってHD
LCフレームフォーマットのビット列から元のフレーム
データに戻す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図17の従来回路にお
いて、HDLC変換回路171からは、伝送路の速度と
同じクロック周波数で1ビットが送出される。しかし、
近年、伝送路の速度の向上に伴って、伝送路の速度が高
くなってきており、HDLC変換回路171の動作速度
が伝送路速度のクロック周波数に追いつかなくなってき
ている。このため、従来のHDLC変換回路では伝送路
速度の増大に見合う処理能力を得られなくなっていると
いう問題がある。即ち、現在50Mbps級の専用線の
提供が始まりつつあり、また上位の通信プロトコルもフ
レームリレーなど、処理を簡略化して通信速度の向上が
望める情勢にあるが、前述のようにシリアル化してフレ
ーム処理を行う回路構成では1クロックで1ビットを送
受信するので50Mbpsの伝送路では50MHzで動
作するHDLC変換回路が必要となる。しかし、現実に
市販されているHDLCフレーム処理ICは特殊なもの
を除けばせいぜい10Mbpsまでしか対応していな
い。したがって、従来はフレーミング処理能力に限界が
あった。
いて、HDLC変換回路171からは、伝送路の速度と
同じクロック周波数で1ビットが送出される。しかし、
近年、伝送路の速度の向上に伴って、伝送路の速度が高
くなってきており、HDLC変換回路171の動作速度
が伝送路速度のクロック周波数に追いつかなくなってき
ている。このため、従来のHDLC変換回路では伝送路
速度の増大に見合う処理能力を得られなくなっていると
いう問題がある。即ち、現在50Mbps級の専用線の
提供が始まりつつあり、また上位の通信プロトコルもフ
レームリレーなど、処理を簡略化して通信速度の向上が
望める情勢にあるが、前述のようにシリアル化してフレ
ーム処理を行う回路構成では1クロックで1ビットを送
受信するので50Mbpsの伝送路では50MHzで動
作するHDLC変換回路が必要となる。しかし、現実に
市販されているHDLCフレーム処理ICは特殊なもの
を除けばせいぜい10Mbpsまでしか対応していな
い。したがって、従来はフレーミング処理能力に限界が
あった。
【0014】また、フレーム処理部(FH)153にお
いてフレーム単位の処理を行う場合、FR−TDM I
WM(#1) 165 がTDM バス164からデー
タを受けてこれをフレームバス167に送出し、#2の
FR−TDM IWM 165がこれを受け取る場合、
データを#1のIWMに一旦蓄積しては送出するストア
&フォワード処理により遅延が増大するので、ストア&
フォワードのためのデータの送受信の速度をできるだけ
上げる必要がある。このためにFR−TDMIWN16
5内のHDLC変換回路171の動作も高速にする必要
があるが、ビット列のデータの授受では1クロックに1
ビットしか授受できないので、データの授受の速度が遅
いという問題もある。
いてフレーム単位の処理を行う場合、FR−TDM I
WM(#1) 165 がTDM バス164からデー
タを受けてこれをフレームバス167に送出し、#2の
FR−TDM IWM 165がこれを受け取る場合、
データを#1のIWMに一旦蓄積しては送出するストア
&フォワード処理により遅延が増大するので、ストア&
フォワードのためのデータの送受信の速度をできるだけ
上げる必要がある。このためにFR−TDMIWN16
5内のHDLC変換回路171の動作も高速にする必要
があるが、ビット列のデータの授受では1クロックに1
ビットしか授受できないので、データの授受の速度が遅
いという問題もある。
【0015】さらに、HDLC変換回路171とシリア
ル/パラレル変換回路172との間はシリアルデータが
伝送されるので、伝送速度が制限され、専用線等の高速
伝送路の利点が生かされないという問題もある。
ル/パラレル変換回路172との間はシリアルデータが
伝送されるので、伝送速度が制限され、専用線等の高速
伝送路の利点が生かされないという問題もある。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の一態様に
よる送信側HDLCフレーミング処理回路の原理ブロッ
ク図である。同図において、1は送出データB1 、
B2 、…を1バイト毎に蓄積するFIFO等のフレーム
バッファである。便宜上、各バイトの図示の上側を先頭
ビット、下側を最終ビットとここでは命名する。2は前
回にフレームバッファ1から出力された1バイト中の先
頭ビットを除く7ビットを格納するレジスタである。3
はフレームバッファ1の出力と前回データレジスタ2の
出力と、送信フレームシーケンサ6からのフラグ送出指
示とに基づいて、フレームの先頭及び終了には所定数の
フラグパターン("01111110") を挿入し、"1" が5個連
続する場合に“0”を挿入して、HDLCデータを作成
し、これを8ビット単位のパラレルデータとして送出す
るHDLC処理論理回路、4はHDLC処理論理回路3
の前回の出力の8ビット中の最終ビットまでの“1”の
連続数を保持する機構、5はHDLC処理論理回路3か
らの次の出力の8ビット中の後半何ビット目からがフレ
ームバッファ1からのデータかを示す値を保持するビッ
トオフセット保持回路、6は送信フレームシーケンサ、
7はステート保持回路、8はTDMバスとのインターフ
ェイス部である。送信フレームシーケンサ6はフレーム
バッファ1からのデータがフレームの先頭またはフレー
ムの終了であるときその旨を知らせる先頭/終了位置信
号と、ビットオフセット保持回路5が出力するビットオ
フセット値と、ステート保持回路7から出力される状態
番号とに基づいてフラグパターンの送出指示をする。ス
テート保持回路7は送信フレームシーケンサ6が出力す
る状態番号と、ビットオフセット保持回路5が出力する
ビットオフセット値とに基づいて、次の送出データの状
態番号を送信フレームシーケンサ6に通知する。状態番
号の内容は、なにも送信していないアイドル中か、フレ
ームの先頭か、何個目のフラグパターンを送出中か、フ
レームデータの送出中か、またはフレームの終了か、等
のTDMバスインタフェース部8からTDMバスへのデ
ータの送信状態を示す信号である。
よる送信側HDLCフレーミング処理回路の原理ブロッ
ク図である。同図において、1は送出データB1 、
B2 、…を1バイト毎に蓄積するFIFO等のフレーム
バッファである。便宜上、各バイトの図示の上側を先頭
ビット、下側を最終ビットとここでは命名する。2は前
回にフレームバッファ1から出力された1バイト中の先
頭ビットを除く7ビットを格納するレジスタである。3
はフレームバッファ1の出力と前回データレジスタ2の
出力と、送信フレームシーケンサ6からのフラグ送出指
示とに基づいて、フレームの先頭及び終了には所定数の
フラグパターン("01111110") を挿入し、"1" が5個連
続する場合に“0”を挿入して、HDLCデータを作成
し、これを8ビット単位のパラレルデータとして送出す
るHDLC処理論理回路、4はHDLC処理論理回路3
の前回の出力の8ビット中の最終ビットまでの“1”の
連続数を保持する機構、5はHDLC処理論理回路3か
らの次の出力の8ビット中の後半何ビット目からがフレ
ームバッファ1からのデータかを示す値を保持するビッ
トオフセット保持回路、6は送信フレームシーケンサ、
7はステート保持回路、8はTDMバスとのインターフ
ェイス部である。送信フレームシーケンサ6はフレーム
バッファ1からのデータがフレームの先頭またはフレー
ムの終了であるときその旨を知らせる先頭/終了位置信
号と、ビットオフセット保持回路5が出力するビットオ
フセット値と、ステート保持回路7から出力される状態
番号とに基づいてフラグパターンの送出指示をする。ス
テート保持回路7は送信フレームシーケンサ6が出力す
る状態番号と、ビットオフセット保持回路5が出力する
ビットオフセット値とに基づいて、次の送出データの状
態番号を送信フレームシーケンサ6に通知する。状態番
号の内容は、なにも送信していないアイドル中か、フレ
ームの先頭か、何個目のフラグパターンを送出中か、フ
レームデータの送出中か、またはフレームの終了か、等
のTDMバスインタフェース部8からTDMバスへのデ
ータの送信状態を示す信号である。
【0017】図2は本発明の他の態様による受信側HD
LCフレーミング処理回路の原理ブロック図である。同
図において、21は8ビットパラレルにデータを伝送す
るTDMバスとの間のインタフェース部、22はTDM
バスから8ビット毎に受信するデータ中の前々回データ
中の後半2ビットを蓄積する前々回データレジスタ、2
3は受信データ中の前回受信した8ビットを蓄積する前
回データレジスタ、24は今回受信した8ビットのデー
タを蓄積する受信データレジスタである。このように3
つのレジスタを設けるのは、送信側でHDLCデータに
変換するために5個の連続“1”の直後に挿入された
“0”を、受信側で削除する必要があり、最悪の場合連
続する10ビット中に“0”が2個挿入されている場合
があるからである。25は処理開始ビットオフセット位
置と3つのレジスタ22〜24の内容に基づいてフラグ
パターンと挿入された0とを削除したデータを8ビット
毎にパラレルにオクテット境界復元データとして出力す
るバレルシフタ兼0削除論理回路、26は回路25から
出力されるオクテット境界復元データ中の後半の“1”
連続数保持機構、27は処理開始ビットオフセット値を
保持するビットオフセット保持回路、28は受信フレー
ムシーケンサ、29はTDM受信データの状態を保持す
るステート保持回路である。
LCフレーミング処理回路の原理ブロック図である。同
図において、21は8ビットパラレルにデータを伝送す
るTDMバスとの間のインタフェース部、22はTDM
バスから8ビット毎に受信するデータ中の前々回データ
中の後半2ビットを蓄積する前々回データレジスタ、2
3は受信データ中の前回受信した8ビットを蓄積する前
回データレジスタ、24は今回受信した8ビットのデー
タを蓄積する受信データレジスタである。このように3
つのレジスタを設けるのは、送信側でHDLCデータに
変換するために5個の連続“1”の直後に挿入された
“0”を、受信側で削除する必要があり、最悪の場合連
続する10ビット中に“0”が2個挿入されている場合
があるからである。25は処理開始ビットオフセット位
置と3つのレジスタ22〜24の内容に基づいてフラグ
パターンと挿入された0とを削除したデータを8ビット
毎にパラレルにオクテット境界復元データとして出力す
るバレルシフタ兼0削除論理回路、26は回路25から
出力されるオクテット境界復元データ中の後半の“1”
連続数保持機構、27は処理開始ビットオフセット値を
保持するビットオフセット保持回路、28は受信フレー
ムシーケンサ、29はTDM受信データの状態を保持す
るステート保持回路である。
【0018】
【作用】図1の送信側回路において、HDLC処理論理
回路3は、フレームバッファ1から次データとして8ビ
ットを受け取り、前回データレジスタ2から前回フレー
ムバッファ1から出力されたデータ中の後半7ビットを
受け取る。送信フレームシーケンサ6がフラグパターン
の送出指示をしている時は、HDLC処理論理回路3は
"01111110"のフラグパターンを8ビットのパラレルデー
タとして送出する。このとき、ビットオフセット値bを
参照して、最初に送出される8ビットのパラレルデータ
中の先頭から(8─b)ビットは前回データレジスタ2
の先頭からのデータで構成され、後半のbビットはフラ
グパターンの前半bビットで構成される。そして、フラ
グパターンの後半(8─b)ビットは、次に送出される
8ビットパラレルデータの前半を構成するようにする。
回路3は、フレームバッファ1から次データとして8ビ
ットを受け取り、前回データレジスタ2から前回フレー
ムバッファ1から出力されたデータ中の後半7ビットを
受け取る。送信フレームシーケンサ6がフラグパターン
の送出指示をしている時は、HDLC処理論理回路3は
"01111110"のフラグパターンを8ビットのパラレルデー
タとして送出する。このとき、ビットオフセット値bを
参照して、最初に送出される8ビットのパラレルデータ
中の先頭から(8─b)ビットは前回データレジスタ2
の先頭からのデータで構成され、後半のbビットはフラ
グパターンの前半bビットで構成される。そして、フラ
グパターンの後半(8─b)ビットは、次に送出される
8ビットパラレルデータの前半を構成するようにする。
【0019】フラグパターンの送出が終わると、HDL
C処理論理回路3はフレームデータを8ビットパラレル
データとして送出する。フラグパターンの直後のフレー
ムデータは、前述したフラグパターンの後半(8─b)
ビットとオフセット値bと等しいビット数だけのフレー
ムバッファ1からの先頭ビットとで8ビットパラレルデ
ータを構成する。ただし、フレームバッファ1からのデ
ータに5個の連続“1”があれば、その直後に“0”を
挿入する。
C処理論理回路3はフレームデータを8ビットパラレル
データとして送出する。フラグパターンの直後のフレー
ムデータは、前述したフラグパターンの後半(8─b)
ビットとオフセット値bと等しいビット数だけのフレー
ムバッファ1からの先頭ビットとで8ビットパラレルデ
ータを構成する。ただし、フレームバッファ1からのデ
ータに5個の連続“1”があれば、その直後に“0”を
挿入する。
【0020】以下、フレームデータを8ビット毎にパラ
レルデータとして送出する。この場合、8ビット中の
(8─b)ビットは前回データレジスタ2の先頭からの
データで構成され、bビットはフレームバッファ1の先
頭からのデータで構成される。送信使用とするフレーム
データ中に5個の連続“1”があれば、その直後に
“0”を挿入する。ビットオフセット値bは、フレーム
データ中に“0”が挿入される個数だけ減少し、0以下
になった直後のフレームデータの送出時のビットオフセ
ット値は演算結果に8加えた値とする。このときフレー
ムバッファ1からの読み出しは行われない。
レルデータとして送出する。この場合、8ビット中の
(8─b)ビットは前回データレジスタ2の先頭からの
データで構成され、bビットはフレームバッファ1の先
頭からのデータで構成される。送信使用とするフレーム
データ中に5個の連続“1”があれば、その直後に
“0”を挿入する。ビットオフセット値bは、フレーム
データ中に“0”が挿入される個数だけ減少し、0以下
になった直後のフレームデータの送出時のビットオフセ
ット値は演算結果に8加えた値とする。このときフレー
ムバッファ1からの読み出しは行われない。
【0021】1フレームのデータが送信し終わると、再
びフラグパターンを所定数だけ送出する。この場合も、
最初に送出する8ビットはビットオフセット値bを参照
して前半の(8─b)ビットは前回データレジスタ2か
らのデータで構成し、後半のbビットはフラグパターン
の前半で構成し、次に送出する8ビットは最初のフラグ
パターンの後半と次のフラグパターンの前半で構成して
送出する。
びフラグパターンを所定数だけ送出する。この場合も、
最初に送出する8ビットはビットオフセット値bを参照
して前半の(8─b)ビットは前回データレジスタ2か
らのデータで構成し、後半のbビットはフラグパターン
の前半で構成し、次に送出する8ビットは最初のフラグ
パターンの後半と次のフラグパターンの前半で構成して
送出する。
【0022】図2の受信側HDLCフレーミング回路に
おいて、受信データレジスタ24は、TDMバスからイ
ンタフェース部21を介して受信される8ビット単位の
TDM受信データを格納する。このTDM受信データは
送信側でHDLCのフォーマットに変換されたものを8
ビット単位に区切ったデータである。受信フレームシー
ケンサ28が受信データ中にフラグパターンを検出する
と、フレームが到着したことをフレームバッファ30に
通知する。そして、ビットオフセット値bを参照して前
々回データレジスタ22と前回データレジスタ23と今
回データレジスタ24とからなる18ビット中のビット
オフセット値bの次のビットからの8ビットで構成され
ているフラグパターンを廃棄する。
おいて、受信データレジスタ24は、TDMバスからイ
ンタフェース部21を介して受信される8ビット単位の
TDM受信データを格納する。このTDM受信データは
送信側でHDLCのフォーマットに変換されたものを8
ビット単位に区切ったデータである。受信フレームシー
ケンサ28が受信データ中にフラグパターンを検出する
と、フレームが到着したことをフレームバッファ30に
通知する。そして、ビットオフセット値bを参照して前
々回データレジスタ22と前回データレジスタ23と今
回データレジスタ24とからなる18ビット中のビット
オフセット値bの次のビットからの8ビットで構成され
ているフラグパターンを廃棄する。
【0023】次にデータの受信をするが、受信データ中
の“1”の連続数に基づいて“0”が挿入されている位
置を検出し、この“0”を削除する。そして、削除され
た部分にその次のビットを順次シフトして、8ビット単
位に論理回路25からオクテット境界復元データとして
フレームバッファに出力する。
の“1”の連続数に基づいて“0”が挿入されている位
置を検出し、この“0”を削除する。そして、削除され
た部分にその次のビットを順次シフトして、8ビット単
位に論理回路25からオクテット境界復元データとして
フレームバッファに出力する。
【0024】
【実施例】本発明の実施例による送信回路においては、
HDLC送信側ではまず送出データがレジスタに蓄積さ
れる。しかし、0挿入処理が行われるため、受け取った
データと送出データのバイトのアラインメントは必ずし
も一致しない。そこで、このレジスタは8ビット+アラ
イメントのずれを配慮する7ビットの補助レジスタ(前
回データレジスタ2)で構成する。また、このずれ分は
逐次更新し、参照される必要がある。この情報を保持す
るのがビットオフセット保持回路5である。HDLC処
理論理回路3は、このレジスタ2から、次の送出すべき
データ8ビットのうちのビットオフセット値bで示され
るビット位置以降を抽出し、フレームバッファ1から残
りのビットを抽出し、0挿入処理する。ここで5ビット
の連続する'1'を検出した場合、0を挿入し、以降のデ
ータを1ビットずつずらす。 この処理はオクテット単位
でなくビット単位で行わなければならないため、これを
実現するために、前回送出バイトの末尾における'1'の
連続数を保持するためにレジスタである1連続数保持機
構4を設ける。1連続数の保持の方法としては前回のデ
ータをそのまま保持してもよいし、連続する'1'の数を
値として保持してもよい。また、この論理回路にて送信
フレームシーケンサ6によって管理されるフレーム期間
/アイドル期間に応じてフラグパターンをその時点での
ビットオフセットを加味して送出する。
HDLC送信側ではまず送出データがレジスタに蓄積さ
れる。しかし、0挿入処理が行われるため、受け取った
データと送出データのバイトのアラインメントは必ずし
も一致しない。そこで、このレジスタは8ビット+アラ
イメントのずれを配慮する7ビットの補助レジスタ(前
回データレジスタ2)で構成する。また、このずれ分は
逐次更新し、参照される必要がある。この情報を保持す
るのがビットオフセット保持回路5である。HDLC処
理論理回路3は、このレジスタ2から、次の送出すべき
データ8ビットのうちのビットオフセット値bで示され
るビット位置以降を抽出し、フレームバッファ1から残
りのビットを抽出し、0挿入処理する。ここで5ビット
の連続する'1'を検出した場合、0を挿入し、以降のデ
ータを1ビットずつずらす。 この処理はオクテット単位
でなくビット単位で行わなければならないため、これを
実現するために、前回送出バイトの末尾における'1'の
連続数を保持するためにレジスタである1連続数保持機
構4を設ける。1連続数の保持の方法としては前回のデ
ータをそのまま保持してもよいし、連続する'1'の数を
値として保持してもよい。また、この論理回路にて送信
フレームシーケンサ6によって管理されるフレーム期間
/アイドル期間に応じてフラグパターンをその時点での
ビットオフセットを加味して送出する。
【0025】図3は図1におけるHDLC処理論理回路
3の本発明の実施例による構成例を示すブロック図であ
る。図3において、HDLC処理論理回路3は、バレル
シフタ31と、0挿入論理回路32と、フラグパターン
セレクタ33と、減算回路34とからなっている。バレ
ルシフタ31は前回データレジスタ2からの7ビット
と、フレームバッファ1からの8ビットとを受け取り、
今回のビットオフセット値bを参照して、変換開始位置
から10ビットを出力する。
3の本発明の実施例による構成例を示すブロック図であ
る。図3において、HDLC処理論理回路3は、バレル
シフタ31と、0挿入論理回路32と、フラグパターン
セレクタ33と、減算回路34とからなっている。バレ
ルシフタ31は前回データレジスタ2からの7ビット
と、フレームバッファ1からの8ビットとを受け取り、
今回のビットオフセット値bを参照して、変換開始位置
から10ビットを出力する。
【0026】0挿入論理回路32は前回“1” 連続数
と、バレルシフタ31からの8ビットと、今回のビット
オフセット値bとに基づいて、変換開始位置より8ビッ
トを出力する。この場合、入力データ中に“1”が5個
連続すると、その後に“0”を挿入する。0挿入論理回
路32はまた、8ビットの出力中の最終ビットまでにお
ける今回“1”連続数と、0挿入数も出力する。
と、バレルシフタ31からの8ビットと、今回のビット
オフセット値bとに基づいて、変換開始位置より8ビッ
トを出力する。この場合、入力データ中に“1”が5個
連続すると、その後に“0”を挿入する。0挿入論理回
路32はまた、8ビットの出力中の最終ビットまでにお
ける今回“1”連続数と、0挿入数も出力する。
【0027】フラグパターンセレクタ33は今回ビット
オフセット値bと、送信フレームシーケンサ6(図1参
照)からのフラグ送出選択信号とに基づいて、フラグパ
ターンを選択してフラグパターンをフレームの先頭およ
び終了位置に挿入する。フラグパターンの選択コードと
しては、図示のようにその列にフラグパターンを挿入し
ない“00”と、その列の後半からフラグパターンを挿
入する“01”とその列の8ビットすべてをフラグパタ
ーンとする“11”とその列の前半でフラグパターンの
後半を挿入する“10”とがある。
オフセット値bと、送信フレームシーケンサ6(図1参
照)からのフラグ送出選択信号とに基づいて、フラグパ
ターンを選択してフラグパターンをフレームの先頭およ
び終了位置に挿入する。フラグパターンの選択コードと
しては、図示のようにその列にフラグパターンを挿入し
ない“00”と、その列の後半からフラグパターンを挿
入する“01”とその列の8ビットすべてをフラグパタ
ーンとする“11”とその列の前半でフラグパターンの
後半を挿入する“10”とがある。
【0028】演算回路34は今回のビットオフセット値
bから0挿入数を減算して次回のビットオフセット値b
とするが、この結果ビットオフセット値bが0以下とな
る場合、前回データレジスタ2中のデータのみがフラグ
パターンセレクタ33から出力されるので、フレームバ
ッファ先頭値は未送出のままであり、次のクロックでの
送出データ中に0挿入がない場合でも次のデータをフレ
ームバッファ1から読み出す必要がない。そこでこのク
ロックサイクルではフレームバッファに対する読出パル
スを停止し、その代わり次回のビットオフセット値bは
8を加えた値に0挿入数を減算する。
bから0挿入数を減算して次回のビットオフセット値b
とするが、この結果ビットオフセット値bが0以下とな
る場合、前回データレジスタ2中のデータのみがフラグ
パターンセレクタ33から出力されるので、フレームバ
ッファ先頭値は未送出のままであり、次のクロックでの
送出データ中に0挿入がない場合でも次のデータをフレ
ームバッファ1から読み出す必要がない。そこでこのク
ロックサイクルではフレームバッファに対する読出パル
スを停止し、その代わり次回のビットオフセット値bは
8を加えた値に0挿入数を減算する。
【0029】図4および図5は図1および図3に示した
送信回路の動作の具体例を示すタイムチャートである。
図4および図5において、(1)はTDMクロック、
(2)はフレームバッファ1から出力されるフレームの
先頭および終了を示すデータ、(3)は前回データレジ
スタ2に格納されるデータ、(4)はフレームバッファ
1の先頭値(8ビット)を示すデータ、(5)はTDM
バスに出力されるビットオリエンテッド処理済(HDL
C形式に変換されたデータを8ビットパラレルにしたも
の)の8ビットのデータ、(6)は前回“1”連続数、
(7)はビットオフセット値、(8)は送信フレームシ
ーケンサ6がHDLC処理論理回路3に出力するフラグ
パターン選択出力、(9)は送信フレームシーケンサ6
からフレームバッファ1に与えられる読み出しタイミン
グパルスである。
送信回路の動作の具体例を示すタイムチャートである。
図4および図5において、(1)はTDMクロック、
(2)はフレームバッファ1から出力されるフレームの
先頭および終了を示すデータ、(3)は前回データレジ
スタ2に格納されるデータ、(4)はフレームバッファ
1の先頭値(8ビット)を示すデータ、(5)はTDM
バスに出力されるビットオリエンテッド処理済(HDL
C形式に変換されたデータを8ビットパラレルにしたも
の)の8ビットのデータ、(6)は前回“1”連続数、
(7)はビットオフセット値、(8)は送信フレームシ
ーケンサ6がHDLC処理論理回路3に出力するフラグ
パターン選択出力、(9)は送信フレームシーケンサ6
からフレームバッファ1に与えられる読み出しタイミン
グパルスである。
【0030】図において(3)と(4)のデータ中の右
上がり斜線部は出力値を示し、(5)の右上がり斜線部
は0挿入がなされたビット位置を示し、右下がり斜線部
はフラグパターン挿入を示している。フレームバッファ
1の8ビットの出力中の第1ビットを除く7ビットは、
ビットオフセット値bが0以下となるとき以外は、次の
クロックで前回データレジスタ2に格納され、ビットオ
フセット値bが0以下になったときは、更新されたい。
上がり斜線部は出力値を示し、(5)の右上がり斜線部
は0挿入がなされたビット位置を示し、右下がり斜線部
はフラグパターン挿入を示している。フレームバッファ
1の8ビットの出力中の第1ビットを除く7ビットは、
ビットオフセット値bが0以下となるとき以外は、次の
クロックで前回データレジスタ2に格納され、ビットオ
フセット値bが0以下になったときは、更新されたい。
【0031】前回データレジスタ2には、(3)の右下
がり斜線で示すように、前回のフレームバッファ1の先
頭値のうちの第1ビットD0 は格納されない。時刻t1
で(1)の先頭/終了フラグがフレームの先頭を示す
と、送信フレームシーケンサ6はこの先頭フラグを検出
して、HDLC処理論理回路3にフラグ送出指示をす
る。このとき、ビットオフセット値bが5なので、
(8)に示すようにフラグパターン選択出力は01であ
る。ビットオフセット値bが5なので、出力データの第
1列の8ビット中の後半5ビット目からフラグパターン
を送出する。即ち、図示(5)の第1列の後半5ビット
目からのO3 〜O7 にフラグパターンの前半5ビットで
ある"01111" を第1列の前半3ビットの×××と共にパ
ラレルに出力する。前半3ビットの×××は、前のフレ
ームのデータまたはフラグパターンの一部である。第1
列の後半はフラグパターンの一部であることを送信フレ
ームシーケンサ6はHDLC処理論理回路3に通知し、
それにより、“1”連続数はカウントされず0である。
がり斜線で示すように、前回のフレームバッファ1の先
頭値のうちの第1ビットD0 は格納されない。時刻t1
で(1)の先頭/終了フラグがフレームの先頭を示す
と、送信フレームシーケンサ6はこの先頭フラグを検出
して、HDLC処理論理回路3にフラグ送出指示をす
る。このとき、ビットオフセット値bが5なので、
(8)に示すようにフラグパターン選択出力は01であ
る。ビットオフセット値bが5なので、出力データの第
1列の8ビット中の後半5ビット目からフラグパターン
を送出する。即ち、図示(5)の第1列の後半5ビット
目からのO3 〜O7 にフラグパターンの前半5ビットで
ある"01111" を第1列の前半3ビットの×××と共にパ
ラレルに出力する。前半3ビットの×××は、前のフレ
ームのデータまたはフラグパターンの一部である。第1
列の後半はフラグパターンの一部であることを送信フレ
ームシーケンサ6はHDLC処理論理回路3に通知し、
それにより、“1”連続数はカウントされず0である。
【0032】時刻t2 では(5)の第2列のパラレル出
力の前半3ビットはフラグパターンの残り"110" であ
り、後半5ビット目からフレームバッファ1のD0 〜D
4 の5ビット"10011" を出力する。0挿入はないので、
ビットオフセット値bは5のままである。また、フラグ
パターンの選択出力は、列の前半にフラグパターンの後
半があるので10である。第2列の後半の“1”連続数
はO6 〜O7 が01なので1である。
力の前半3ビットはフラグパターンの残り"110" であ
り、後半5ビット目からフレームバッファ1のD0 〜D
4 の5ビット"10011" を出力する。0挿入はないので、
ビットオフセット値bは5のままである。また、フラグ
パターンの選択出力は、列の前半にフラグパターンの後
半があるので10である。第2列の後半の“1”連続数
はO6 〜O7 が01なので1である。
【0033】時刻t3 でもビットオフセット値bは5な
ので、前回データレジスタ2からの後半3ビット“"10
1" とフレームバッファ1からの前半5ビットD0 〜D4
("10011")とからなる8ビット(10110011)を第3列デー
タとしてパラレル出力する。この場合前回の“1”連続
数1と出力データの先頭の“1”連続数1を合計しても
5とはならず、また、出力データO0 〜O7 中に“1”
連続数が5となる部分がないので、0挿入は行われず、
したがって、ビットオフセット値bも5のままである。
また、フラグパターンは送出しないので、フラグパター
ン選択出力は00である。第3列データの後半O5 〜O
7 が011なので1連続数は2である。
ので、前回データレジスタ2からの後半3ビット“"10
1" とフレームバッファ1からの前半5ビットD0 〜D4
("10011")とからなる8ビット(10110011)を第3列デー
タとしてパラレル出力する。この場合前回の“1”連続
数1と出力データの先頭の“1”連続数1を合計しても
5とはならず、また、出力データO0 〜O7 中に“1”
連続数が5となる部分がないので、0挿入は行われず、
したがって、ビットオフセット値bも5のままである。
また、フラグパターンは送出しないので、フラグパター
ン選択出力は00である。第3列データの後半O5 〜O
7 が011なので1連続数は2である。
【0034】時刻t4 では前列の処理の終わりにおける
ビットオフセット値bが5であることから、前回データ
レジスタ2からの後半3ビット"111" とフレームバッフ
ァ1からのデータの前半5ビット"10111" を出力しよう
とするが、前回の1連続数2と前回データレジスタ2か
らの後半3ビット"111" とで1連続数が5となるので、
0を挿入する。この結果、第4列の出力データは"11101
011"となる。0挿入が1回あったのでビットオフセット
値bは5から1減じた4に更新される。フラグパターン
は送出しないので、フラグパターン選択出力は00であ
る。第4列データの後半O5 〜O7 が"011" なので1連
続数は2である。
ビットオフセット値bが5であることから、前回データ
レジスタ2からの後半3ビット"111" とフレームバッフ
ァ1からのデータの前半5ビット"10111" を出力しよう
とするが、前回の1連続数2と前回データレジスタ2か
らの後半3ビット"111" とで1連続数が5となるので、
0を挿入する。この結果、第4列の出力データは"11101
011"となる。0挿入が1回あったのでビットオフセット
値bは5から1減じた4に更新される。フラグパターン
は送出しないので、フラグパターン選択出力は00であ
る。第4列データの後半O5 〜O7 が"011" なので1連
続数は2である。
【0035】以下同様にして、1連続数が5になると0
を挿入しながら、前回データレジスタの後半の出力とフ
レームバッファの前半の出力とで出力データを作成して
出力する。0挿入の個数に応じてビットオフセット値b
を減じるので、図示例でt11においてビットオフセット
値bが0となる。
を挿入しながら、前回データレジスタの後半の出力とフ
レームバッファの前半の出力とで出力データを作成して
出力する。0挿入の個数に応じてビットオフセット値b
を減じるので、図示例でt11においてビットオフセット
値bが0となる。
【0036】時刻t11でビットオフセット値bが0にな
ると、ビットオフセット保持回路5は桁下がりをHDL
C処理論理回路3及び送信フレームシーケンサ6に通知
し、それによりHDLC処理論理回路3はビットオフセ
ット保持回路5のビットオフセット値bに8を加える。
また、送信フレームシーケンサ6は読み出しパルスの出
力を1クロック期間停止する。こうして、時刻t12では
フレームバッファ1からの8ビット"01010101"をパラレ
ル出力する。この出力データ中には“1”が5個連続し
ていないので0挿入はなく、したがってビットオフセッ
ト値bは8に保持される。O6 〜O7が01なので1連
続数は1である。
ると、ビットオフセット保持回路5は桁下がりをHDL
C処理論理回路3及び送信フレームシーケンサ6に通知
し、それによりHDLC処理論理回路3はビットオフセ
ット保持回路5のビットオフセット値bに8を加える。
また、送信フレームシーケンサ6は読み出しパルスの出
力を1クロック期間停止する。こうして、時刻t12では
フレームバッファ1からの8ビット"01010101"をパラレ
ル出力する。この出力データ中には“1”が5個連続し
ていないので0挿入はなく、したがってビットオフセッ
ト値bは8に保持される。O6 〜O7が01なので1連
続数は1である。
【0037】時刻t13では前回データレジスタ2には時
刻t11でフレームバッファ1から出力されたデータ中の
第1ビットを除く7ビットが格納されるが、ビットオフ
セット値bが8であるので前回データレジスタ2の第1
ビットから数えて8番目のビットであるフレームバッフ
ァ1の第1ビットD0 〜第8ビットD7 の"01101001"が
パラレル出力される。0挿入はないのでビットオフセッ
ト値bは8に保持される。O6 〜O7が01なので1連
続数は1である。
刻t11でフレームバッファ1から出力されたデータ中の
第1ビットを除く7ビットが格納されるが、ビットオフ
セット値bが8であるので前回データレジスタ2の第1
ビットから数えて8番目のビットであるフレームバッフ
ァ1の第1ビットD0 〜第8ビットD7 の"01101001"が
パラレル出力される。0挿入はないのでビットオフセッ
ト値bは8に保持される。O6 〜O7が01なので1連
続数は1である。
【0038】時刻t14ではビットオフセット値bが8、
1連続数が1、D0 〜D3 の4ビットが連続して1なの
で、1連続数が5となり、したがって、その後に0を挿
入し、この結果出力データは"11110100"となる。ビット
オフセット値bは8から1を減じて7となる。O6 〜O
7が00なので1連続数は0である。時刻t14では、フ
レームバッファ1からはフレームの終了が通知されてい
る。
1連続数が1、D0 〜D3 の4ビットが連続して1なの
で、1連続数が5となり、したがって、その後に0を挿
入し、この結果出力データは"11110100"となる。ビット
オフセット値bは8から1を減じて7となる。O6 〜O
7が00なので1連続数は0である。時刻t14では、フ
レームバッファ1からはフレームの終了が通知されてい
る。
【0039】時刻t15ではビットオフセット値bが7、
1連続数が0、フレームの終了の通知済なので、前回デ
ータレジスタ2の第7ビットの"1" とフラグパターンの
選択出力が01となってフラグパターンの前半7ビット
"0111111" との8ビットがパラレル出力される。時刻t
16ではフラグパターンの後半1ビット"0" とその次のフ
ラグパターンの前半7ビット"0111111" との8ビットが
パラレル出力される。
1連続数が0、フレームの終了の通知済なので、前回デ
ータレジスタ2の第7ビットの"1" とフラグパターンの
選択出力が01となってフラグパターンの前半7ビット
"0111111" との8ビットがパラレル出力される。時刻t
16ではフラグパターンの後半1ビット"0" とその次のフ
ラグパターンの前半7ビット"0111111" との8ビットが
パラレル出力される。
【0040】以上の動作により、フレームバッファ1か
らのデータはHDLC変換された後に、8ビット単位の
パラレルデータとしてTDMバスに出力される。図6は
0挿入論理回路32における上記変換の論理を論理式で
示す図である。出力データのビット番号0〜7は、図4
の(5)における出力データO0 〜O7の番号である。
0挿入条件Ii は各ビット番号に対応して図示の如くで
ある。即ち、ビット番号0ではC0 =5が0挿入条件で
ある。ここにC0 は前回の出力データの列における1連
続数である。同図の下に記載したように前回の出力デー
タのO3 〜O7 (O3:7 と記載する)が“11111”
のときC0 =5である。同様に、前回の出力データのO
3:7 が“01111”のときはC0 =4、等となる。0
挿入条件が成立するとI0 =1となり、今回の出力デー
タの列における0挿入によるシフト量S0 はI0 =1で
ある。0挿入条件C0 =5が成立しない場合はI0 =0
となり、シフト量S0 はI0 =0である。
らのデータはHDLC変換された後に、8ビット単位の
パラレルデータとしてTDMバスに出力される。図6は
0挿入論理回路32における上記変換の論理を論理式で
示す図である。出力データのビット番号0〜7は、図4
の(5)における出力データO0 〜O7の番号である。
0挿入条件Ii は各ビット番号に対応して図示の如くで
ある。即ち、ビット番号0ではC0 =5が0挿入条件で
ある。ここにC0 は前回の出力データの列における1連
続数である。同図の下に記載したように前回の出力デー
タのO3 〜O7 (O3:7 と記載する)が“11111”
のときC0 =5である。同様に、前回の出力データのO
3:7 が“01111”のときはC0 =4、等となる。0
挿入条件が成立するとI0 =1となり、今回の出力デー
タの列における0挿入によるシフト量S0 はI0 =1で
ある。0挿入条件C0 =5が成立しない場合はI0 =0
となり、シフト量S0 はI0 =0である。
【0041】ビット番号1ではC1 =4で前回データレ
ジスタのビットオフセット値bから数えた第1ビットD
0 (図4で示したD0 とは異なる)が“1”のとき、0
挿入条件が成立してI1 =1となり、それいがいでは0
挿入条件不成立でI1 =0となる。ビット番号0におい
て0挿入条件が成立すれば、0が挿入されるのでD0=
0となり、したがって、次のビット番号1では0挿入条
件は成立しないので、シフト量S1 はS0 又はI1 とな
る。
ジスタのビットオフセット値bから数えた第1ビットD
0 (図4で示したD0 とは異なる)が“1”のとき、0
挿入条件が成立してI1 =1となり、それいがいでは0
挿入条件不成立でI1 =0となる。ビット番号0におい
て0挿入条件が成立すれば、0が挿入されるのでD0=
0となり、したがって、次のビット番号1では0挿入条
件は成立しないので、シフト量S1 はS0 又はI1 とな
る。
【0042】以下、ビット番号5までは同様に0挿入条
件は図示の通りであり、シフト量は前回の出力データに
おけるシフト量または今回の出力データにおける0挿入
条件の成立時のシフト量となる。ビット番号6では、S
0 =0かつD1:5 =“11111”という0挿入条件
と、I0 =1且つD0:4 =“11111”という0挿入
条件とがある。シフト量S 6 はS5 +I6 となる。S5
とI6 がともに1ならシフト量S6 は2となる。
件は図示の通りであり、シフト量は前回の出力データに
おけるシフト量または今回の出力データにおける0挿入
条件の成立時のシフト量となる。ビット番号6では、S
0 =0かつD1:5 =“11111”という0挿入条件
と、I0 =1且つD0:4 =“11111”という0挿入
条件とがある。シフト量S 6 はS5 +I6 となる。S5
とI6 がともに1ならシフト量S6 は2となる。
【0043】ビット番号7では図示のように0挿入条件
は3種類ある。この場合も、シフト量は最大2ビットと
なる。出力データOn は、0挿入条件(In =1)が成
立する場合は、0となる(0が挿入される)。0挿入条
件が不成立(In =0)のときは、O0 =D0 (前回デ
ータレジスタ2の第1ビットから数えてビットオフセッ
ト値bに相当するビットの値)となり、他の出力ビット
はOn =Dj となる。但しj=n−Sn-1 である。出力
ビットの番号と入力データの番号とが不一致となるの
は、0挿入の結果入力データがシフトされて出力される
からである。
は3種類ある。この場合も、シフト量は最大2ビットと
なる。出力データOn は、0挿入条件(In =1)が成
立する場合は、0となる(0が挿入される)。0挿入条
件が不成立(In =0)のときは、O0 =D0 (前回デ
ータレジスタ2の第1ビットから数えてビットオフセッ
ト値bに相当するビットの値)となり、他の出力ビット
はOn =Dj となる。但しj=n−Sn-1 である。出力
ビットの番号と入力データの番号とが不一致となるの
は、0挿入の結果入力データがシフトされて出力される
からである。
【0044】このような論理式を用いれば、図3の0挿
入論理回路32を容易に設計できる。なお、以上の説明
では変換入力側が8ビット、変換出力側が8ビットの例
について説明したが、変換入力側がMビット、変換出力
側がNビットと一般化した場合(但しM≧N)にも適用
できる。このとき、前回データレジスタ2はM−1ビッ
ト保持できればよく、ビットオフセット値bはそのクロ
ックサイクルでの1の挿入数をSとするとM−N+Sだ
け減算していき、b≦0のときにフレームバッファに対
する読出パルスを停止するとともに次回のビットオフセ
ット値bはN−Sだけ加える。
入論理回路32を容易に設計できる。なお、以上の説明
では変換入力側が8ビット、変換出力側が8ビットの例
について説明したが、変換入力側がMビット、変換出力
側がNビットと一般化した場合(但しM≧N)にも適用
できる。このとき、前回データレジスタ2はM−1ビッ
ト保持できればよく、ビットオフセット値bはそのクロ
ックサイクルでの1の挿入数をSとするとM−N+Sだ
け減算していき、b≦0のときにフレームバッファに対
する読出パルスを停止するとともに次回のビットオフセ
ット値bはN−Sだけ加える。
【0045】次に本発明の実施例による受信回路を説明
する。図2において、本発明の実施例による受信側で
は、バレルシフタ兼0削除論理回路25から出力された
前回データの'1'連続数を1連続数保持機構25にて保
持し、バレルシフタ兼0削除論理回路25はこれを参照
しながら今回分の1連続数を判定する。 この時の連続数
でフラグパターンやアボートなどを検出し、受信フレー
ムシーケンサ28にていま現在のフレーム受信状態の制
御を行う。一方バレルシフタ兼0削除論理回路25では
1連続数が5の時に限り引き続く0を無視する。 このた
め、8ビットのデータを受けた場合に有効データが6〜
8ビットの間で変化しうる上、前述のようにフレームの
オクテットとの対応にビットオフセットが生ずる。 そこ
で、送信側同様ビットオフセット保持回路27を設け、
バレルシフタ兼0削除論理回路25にビットのオフセッ
トを通知する。バレルシフタ兼0削除論理回路25で
は、オクテットが完成した分からフレームバッファ30
に送りだす。受信フレームシーケンサ28にてフレーム
が完成したことを検知したらフレーム到着通知をフレー
ムバッファ30に通知する。
する。図2において、本発明の実施例による受信側で
は、バレルシフタ兼0削除論理回路25から出力された
前回データの'1'連続数を1連続数保持機構25にて保
持し、バレルシフタ兼0削除論理回路25はこれを参照
しながら今回分の1連続数を判定する。 この時の連続数
でフラグパターンやアボートなどを検出し、受信フレー
ムシーケンサ28にていま現在のフレーム受信状態の制
御を行う。一方バレルシフタ兼0削除論理回路25では
1連続数が5の時に限り引き続く0を無視する。 このた
め、8ビットのデータを受けた場合に有効データが6〜
8ビットの間で変化しうる上、前述のようにフレームの
オクテットとの対応にビットオフセットが生ずる。 そこ
で、送信側同様ビットオフセット保持回路27を設け、
バレルシフタ兼0削除論理回路25にビットのオフセッ
トを通知する。バレルシフタ兼0削除論理回路25で
は、オクテットが完成した分からフレームバッファ30
に送りだす。受信フレームシーケンサ28にてフレーム
が完成したことを検知したらフレーム到着通知をフレー
ムバッファ30に通知する。
【0046】図7は本発明の実施例による図2に示した
バレルシフタ兼0削除論理回路25の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、71はバレルシフタ、72
は0削除論理回路、73は加算回路、74はフラグ位置
検出回路である。バレルシフタ71は、前々回データレ
ジスタ22からの後半2ビットと前回データレジスタ2
3からの8ビットと今回データレジスタ24からの次デ
ータの8ビットから、今回のビットオフセット値bが指
し示す変換開始位置から10ビットを出力する。
バレルシフタ兼0削除論理回路25の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、71はバレルシフタ、72
は0削除論理回路、73は加算回路、74はフラグ位置
検出回路である。バレルシフタ71は、前々回データレ
ジスタ22からの後半2ビットと前回データレジスタ2
3からの8ビットと今回データレジスタ24からの次デ
ータの8ビットから、今回のビットオフセット値bが指
し示す変換開始位置から10ビットを出力する。
【0047】0削除論理回路72は今回ビットオフセッ
ト値bと前回1連続数とに基づいて、入力10ビットか
ら0削除した8ビットのオクテット境界復元データを出
力するとともに、今回1連続数と0削除数を出力する。
加算回路73は、今回ビットオフセット値bに0削除数
を加算して次回のビットオフセット値bとする。次回ビ
ットオフセット値bが8になると、桁上がりを受信フレ
ームシーケンサに通知する。
ト値bと前回1連続数とに基づいて、入力10ビットか
ら0削除した8ビットのオクテット境界復元データを出
力するとともに、今回1連続数と0削除数を出力する。
加算回路73は、今回ビットオフセット値bに0削除数
を加算して次回のビットオフセット値bとする。次回ビ
ットオフセット値bが8になると、桁上がりを受信フレ
ームシーケンサに通知する。
【0048】フラグ位置検出回路74は前々回データレ
ジスタ、前回データレジスタ、および今回データレジス
タの出力からフラグパターンを検出し、このフラグパタ
ーンの位置を受信フレームシーケンサに通知する。図8
および図9は図2および図7に示した受信回路の動作の
具体例を示すタイムチャートである。図8および図9に
おいて、(1)は前々回データレジスタ22の後半2ビ
ット、(2)は前回データレジスタ23の内容、(3)
は受信データレジスタ24の内容、(4)はオクテット
境界復元データ、(5)は1連続数、(6)はビットオ
フセット値b、(7)はフラグパターン選択出力、
(8)はフレームバッファ30への書き込みパルスであ
る。前々回データレジスタの出力をD0 、D1 とし、前
回データレジスタの出力をD2 〜D9 とし、受信データ
レジスタの出力をD10〜D17とする。
ジスタ、前回データレジスタ、および今回データレジス
タの出力からフラグパターンを検出し、このフラグパタ
ーンの位置を受信フレームシーケンサに通知する。図8
および図9は図2および図7に示した受信回路の動作の
具体例を示すタイムチャートである。図8および図9に
おいて、(1)は前々回データレジスタ22の後半2ビ
ット、(2)は前回データレジスタ23の内容、(3)
は受信データレジスタ24の内容、(4)はオクテット
境界復元データ、(5)は1連続数、(6)はビットオ
フセット値b、(7)はフラグパターン選択出力、
(8)はフレームバッファ30への書き込みパルスであ
る。前々回データレジスタの出力をD0 、D1 とし、前
回データレジスタの出力をD2 〜D9 とし、受信データ
レジスタの出力をD10〜D17とする。
【0049】時刻t1 の前ではD5 〜D12にフラグパタ
ーンを検出し、このフラグパターンを廃棄する。D5 か
らフラグパターンが開始しているので、ビットオフセッ
ト値bは5である。フラグパターンの検出時は1連続数
は0にする。時刻t1 ではビットオフセット値bは5で
あり、前回の1連続数は0で今回の出力データの先頭D
5 も0であり、かつD0 〜D12で1連続数が5となると
ころはないので、0削除は行わず、D0 から5番目の次
の出力D5 から8ビットD5〜D12の"01101101"をオク
テット境界復元データO0 〜O7 として出力する。出力
O6 〜O7 は01なので、1連続数は1である。0削除
がないので、ビットオフセット値bは5に保持されたま
まである。
ーンを検出し、このフラグパターンを廃棄する。D5 か
らフラグパターンが開始しているので、ビットオフセッ
ト値bは5である。フラグパターンの検出時は1連続数
は0にする。時刻t1 ではビットオフセット値bは5で
あり、前回の1連続数は0で今回の出力データの先頭D
5 も0であり、かつD0 〜D12で1連続数が5となると
ころはないので、0削除は行わず、D0 から5番目の次
の出力D5 から8ビットD5〜D12の"01101101"をオク
テット境界復元データO0 〜O7 として出力する。出力
O6 〜O7 は01なので、1連続数は1である。0削除
がないので、ビットオフセット値bは5に保持されたま
まである。
【0050】時刻t2 ではビットオフセット値bは5、
前回の1連続数は1で今回の出力データの先頭の2ビッ
トD5 、D6 は10であり1連続数が5ではないが、D
8 〜D12が"11111" と1連続数が5なので、次のタイミ
ングでD13の0を削除する。オクテット境界復元データ
O0 〜O7 は"10011111"となる。0削除を1回行うの
で、ビットオフセット値bは1加算されて6になる。ま
た、1連続数はO5 〜Oが"011" なので2である。
前回の1連続数は1で今回の出力データの先頭の2ビッ
トD5 、D6 は10であり1連続数が5ではないが、D
8 〜D12が"11111" と1連続数が5なので、次のタイミ
ングでD13の0を削除する。オクテット境界復元データ
O0 〜O7 は"10011111"となる。0削除を1回行うの
で、ビットオフセット値bは1加算されて6になる。ま
た、1連続数はO5 〜Oが"011" なので2である。
【0051】時刻t3 ではビットオフセット値bが6、
前回の1連続数は2で今回の出力データの先頭の2ビッ
トD6 、D7 は10であり1連続数が5ではない。ま
た、D 6 〜D13にも1連続数か5となるところはない。
したがって、オクテット境界復元データO0 〜O7 は"1
0111011"となる。0削除は行わないのでビットオフセッ
ト値bは6に保持されま。O4 〜O7 が"0111"なので1
連続数は3である。
前回の1連続数は2で今回の出力データの先頭の2ビッ
トD6 、D7 は10であり1連続数が5ではない。ま
た、D 6 〜D13にも1連続数か5となるところはない。
したがって、オクテット境界復元データO0 〜O7 は"1
0111011"となる。0削除は行わないのでビットオフセッ
ト値bは6に保持されま。O4 〜O7 が"0111"なので1
連続数は3である。
【0052】以下同様にして、1連続数が5となる度に
その直後の0を削除し、ビットオフセット値bに1を加
算する。ビットオフセット値bが8以上になると、桁上
がりとなる。このとき時刻t7 で示されるようにフレー
ムバッファ30への書き込みは1クロックパルスだけ休
止する。そして次のビットオフセット値bは、8減じた
値にセットされる。
その直後の0を削除し、ビットオフセット値bに1を加
算する。ビットオフセット値bが8以上になると、桁上
がりとなる。このとき時刻t7 で示されるようにフレー
ムバッファ30への書き込みは1クロックパルスだけ休
止する。そして次のビットオフセット値bは、8減じた
値にセットされる。
【0053】フレームの終了を示すフラグパターンはデ
ータ部から除くので、フレームバッファ30へは書き込
まない。これはフラグパターン検出を受信フレームシー
ケンサに通知するのに用いられる。図10は0削除論理
回路72における上記変換の論理を論理式で示す図であ
る。同図において、出力データのビット番号0〜7は、
図9の(4)における出力データO0 〜O7 の番号であ
る。0削除条件Ei は各ビット番号に対応して図示の如
くである。即ち、ビット番号0ではC0 =5かつD0 =
0(D0 は前々回データレジスタのビットD0 からビッ
トオフセット値bだけずれた位置の次のビットであっ
て、図8のD0 とは異なる。)が削除条件となる。ここ
にC0 は前回のデータレジスタからのデータ列における
1連続数である。この1連続数C0 は以下の通りであ
る。
ータ部から除くので、フレームバッファ30へは書き込
まない。これはフラグパターン検出を受信フレームシー
ケンサに通知するのに用いられる。図10は0削除論理
回路72における上記変換の論理を論理式で示す図であ
る。同図において、出力データのビット番号0〜7は、
図9の(4)における出力データO0 〜O7 の番号であ
る。0削除条件Ei は各ビット番号に対応して図示の如
くである。即ち、ビット番号0ではC0 =5かつD0 =
0(D0 は前々回データレジスタのビットD0 からビッ
トオフセット値bだけずれた位置の次のビットであっ
て、図8のD0 とは異なる。)が削除条件となる。ここ
にC0 は前回のデータレジスタからのデータ列における
1連続数である。この1連続数C0 は以下の通りであ
る。
【0054】 S=0且つD2:7 =“011111”のとき C0 =5 S=0且つD3:7 = “01111”のとき C0 =4 S=0且つD4:7 = “0111”のとき C0 =3 S=0且つD5:7 = “011”のとき C0 =2 S=0且つD6:7 = “01”のとき C0 =1 S=1且つD3:8 =“011111”のとき C0 =5 S=1且つD4:8 = “01111”のとき C0 =4 S=1且つD5:8 = “0111”のとき C0 =3 S=1且つD6:8 = “011”のとき C0 =2 S=1且つD7:8 = “01”のとき C0 =1 S=2且つD4:9 =“011111”のとき C0 =5 S=2且つD5:9 = “01111”のとき C0 =4 S=2且つD6:9 = “0111”のとき C0 =3 S=2且つD7:9 = “011”のとき C0 =2 S=2且つD8:9 = “01”のとき C0 =1 その他 C0 =0 上記のようにシフト量S=0かつ前回のデータのD2 〜
D7 (D2:7 と記載する)が"011111"のときC0 =5で
ある。同様に、シフト量S=0かつ前回のデータのD
3:7 が"01111" のときはC0 =4、等となる。ビット番
号0で0削除条件が成立するとE0 =1となり、今回の
出力データの列における0削除によるシフト量S0 はE
0 =1である。0挿入条件C0 =5が成立しない場合は
E0 =0となり、シフト量S0 はE0 =0である。
D7 (D2:7 と記載する)が"011111"のときC0 =5で
ある。同様に、シフト量S=0かつ前回のデータのD
3:7 が"01111" のときはC0 =4、等となる。ビット番
号0で0削除条件が成立するとE0 =1となり、今回の
出力データの列における0削除によるシフト量S0 はE
0 =1である。0挿入条件C0 =5が成立しない場合は
E0 =0となり、シフト量S0 はE0 =0である。
【0055】ビット番号1ではC1 =4で前回データレ
ジスタのビットオフセット値bから数えた第1ビットD
0 (図8で示したD0 とは異なる)が“1”のとき、0
削除条件が成立してE1 =1となり、それ以外では0削
除条件不成立でE1 =0となる。ビット番号0において
0削除条件が成立すれば、0が削除されるのでD0 =0
となり、したがって、次のビット番号1では0削除条件
は成立しないので、シフト量S1 はS0 又はI1 とな
る。
ジスタのビットオフセット値bから数えた第1ビットD
0 (図8で示したD0 とは異なる)が“1”のとき、0
削除条件が成立してE1 =1となり、それ以外では0削
除条件不成立でE1 =0となる。ビット番号0において
0削除条件が成立すれば、0が削除されるのでD0 =0
となり、したがって、次のビット番号1では0削除条件
は成立しないので、シフト量S1 はS0 又はI1 とな
る。
【0056】以下、ビット番号5までは同様に0削除条
件は図示の通りであり、シフト量は前回の出力データに
おけるシフト量または今回の出力データにおける0削除
条件の成立時のシフト量となる。ビット番号5では、C
5 =0かつD0:5 ="111110"という0削除条件と、E0
=1且つD1:7 ="111110"という0削除条件とがある。
シフト量S5 はS4 +E 5 となる。S4 とE5 がともに
1ならシフト量S5 は2となる。
件は図示の通りであり、シフト量は前回の出力データに
おけるシフト量または今回の出力データにおける0削除
条件の成立時のシフト量となる。ビット番号5では、C
5 =0かつD0:5 ="111110"という0削除条件と、E0
=1且つD1:7 ="111110"という0削除条件とがある。
シフト量S5 はS4 +E 5 となる。S4 とE5 がともに
1ならシフト量S5 は2となる。
【0057】ビット番号6および7ではそれぞれ図示の
ように0挿入条件は3種類ある。出力データOn は、O
n =Dj となる。但しj=n+Sn (n+Sn <8)で
ある。出力ビットの番号と入力データの番号とが不一致
となるのは、0削除の結果出力データがシフトされて出
力されるからである。このような論理式を用いれば、図
7の0削除論理回路72を容易に設計できる。
ように0挿入条件は3種類ある。出力データOn は、O
n =Dj となる。但しj=n+Sn (n+Sn <8)で
ある。出力ビットの番号と入力データの番号とが不一致
となるのは、0削除の結果出力データがシフトされて出
力されるからである。このような論理式を用いれば、図
7の0削除論理回路72を容易に設計できる。
【0058】なお、以上の説明では変換入力側が8ビッ
ト、変換出力側が8ビット、前々回データレジスタ2
2、前回データレジスタ23、受信データレジスタ22
の合計18ビットを参照して処理する例について説明し
たが、変換入力側がNビット、変換出力側がMビットと
一般化した場合(但しM≧N)にも適用できる。このと
き、入力データNビットで0削除される数Smax は|
(N−1)÷6|+1ビット(|x|はx以下の最大の
整数)であるので、前々回データレジスタ22、前回デ
ータレジスタ23、受信データレジスタ22の合計でM
+Smax +N−1ビット保持できればよく、ビットオフ
セット値bはそのクロックサイクルでの1の削除数をS
とするとM−N+Sだけ加算していき、b≧Mのときに
フレームバッファに対する読出パルスを停止するととも
に次回のビットオフセット値bはNだけ減じる。
ト、変換出力側が8ビット、前々回データレジスタ2
2、前回データレジスタ23、受信データレジスタ22
の合計18ビットを参照して処理する例について説明し
たが、変換入力側がNビット、変換出力側がMビットと
一般化した場合(但しM≧N)にも適用できる。このと
き、入力データNビットで0削除される数Smax は|
(N−1)÷6|+1ビット(|x|はx以下の最大の
整数)であるので、前々回データレジスタ22、前回デ
ータレジスタ23、受信データレジスタ22の合計でM
+Smax +N−1ビット保持できればよく、ビットオフ
セット値bはそのクロックサイクルでの1の削除数をS
とするとM−N+Sだけ加算していき、b≧Mのときに
フレームバッファに対する読出パルスを停止するととも
に次回のビットオフセット値bはNだけ減じる。
【0059】以上説明した送信回路および受信回路を並
列で持つと、各部を共用しながら構成することが可能で
ある。この様子をIWMへの適用を例にとり説明する。
図11は本発明の実施例による複数チャネルに対応した
の処理が可能なフレーム多重/時分割多重変換部(FR
−TDM IWM)の送信回路を示すブロック図であ
る。同図において、複数のフレームバッファ91─1〜
91─nがそれぞれビットオリエンテッド処理部92−
1〜92─nに接続されており、ビットオリエッテッド
処理部92−1〜92─nは共通バス93を介してTD
Mバスインタフェース部94に接続されている。
列で持つと、各部を共用しながら構成することが可能で
ある。この様子をIWMへの適用を例にとり説明する。
図11は本発明の実施例による複数チャネルに対応した
の処理が可能なフレーム多重/時分割多重変換部(FR
−TDM IWM)の送信回路を示すブロック図であ
る。同図において、複数のフレームバッファ91─1〜
91─nがそれぞれビットオリエンテッド処理部92−
1〜92─nに接続されており、ビットオリエッテッド
処理部92−1〜92─nは共通バス93を介してTD
Mバスインタフェース部94に接続されている。
【0060】TDMバスインタフェース部94から制御
バス95を介して、チャネル選択信号がビットオリエン
テッド処理部92−1〜92─nのいずれかに送信さ
れ、それに応じてビットオリエッテッド処理された送信
データ(HDLCフォーマットに変換され、8ビット単
位のパラレル信号として出力される送信データ)がTD
Mバスに送出される。
バス95を介して、チャネル選択信号がビットオリエン
テッド処理部92−1〜92─nのいずれかに送信さ
れ、それに応じてビットオリエッテッド処理された送信
データ(HDLCフォーマットに変換され、8ビット単
位のパラレル信号として出力される送信データ)がTD
Mバスに送出される。
【0061】IWMのフレーム側のインタフェースがビ
ットオリエンテッド処理されていると内部にてIWMあ
るいはフレーム処理ラインセットとの間の授受などに於
いて不便である。一方、TDMのタイムスロットに収ま
っているときは、有効データがどこからどこまでかのフ
レームの区切り識別に何らかのコード変換が必要にな
る。一方、対局で受ける装置が単なるTDM機構しか持
たない装置で、外部にフレームを意識できる端末あるい
は多重化装置を設置する場合、ビットオリエンテッドな
プロトコルにするのが好適である。そこで、IWM内
で、フレーム系処理部からデータを受け取った後、TD
Mのタイムスロットに収める直前にHDLCの0挿入処
理とフラグ挿入処理を行う。
ットオリエンテッド処理されていると内部にてIWMあ
るいはフレーム処理ラインセットとの間の授受などに於
いて不便である。一方、TDMのタイムスロットに収ま
っているときは、有効データがどこからどこまでかのフ
レームの区切り識別に何らかのコード変換が必要にな
る。一方、対局で受ける装置が単なるTDM機構しか持
たない装置で、外部にフレームを意識できる端末あるい
は多重化装置を設置する場合、ビットオリエンテッドな
プロトコルにするのが好適である。そこで、IWM内
で、フレーム系処理部からデータを受け取った後、TD
Mのタイムスロットに収める直前にHDLCの0挿入処
理とフラグ挿入処理を行う。
【0062】このために、送信側では、各ビットオリエ
ンテッド処理部92−1〜92─nは、図1に示した送
信回路と同様の構成にする。図12は本発明の実施例に
よる複数チャネルに対応したの処理が可能なフレーム多
重/時分割多重変換部(FR−TDM IWM)の受信
回路を示すブロック図である。同図において、101は
TDMバスインタフェース部、102−1〜102−n
はビットオリエンテッド処理部、103−1〜103−
nはフレームバッファである。
ンテッド処理部92−1〜92─nは、図1に示した送
信回路と同様の構成にする。図12は本発明の実施例に
よる複数チャネルに対応したの処理が可能なフレーム多
重/時分割多重変換部(FR−TDM IWM)の受信
回路を示すブロック図である。同図において、101は
TDMバスインタフェース部、102−1〜102−n
はビットオリエンテッド処理部、103−1〜103−
nはフレームバッファである。
【0063】TDMバスからの受信データは共通バス1
04を介してビットオリエンテッド処理部102−1〜
102−nに接続されている。TDMバスインタフェー
ス部101から制御バス105を介してチャネル選択信
号がビットオリエンテッド処理部102−1〜102−
nに供給され、それにより、ビットオリエンテッド処理
部102−1〜102−nからフレームバッファ103
−1〜103−nにTDMのデータが供給される。
04を介してビットオリエンテッド処理部102−1〜
102−nに接続されている。TDMバスインタフェー
ス部101から制御バス105を介してチャネル選択信
号がビットオリエンテッド処理部102−1〜102−
nに供給され、それにより、ビットオリエンテッド処理
部102−1〜102−nからフレームバッファ103
−1〜103−nにTDMのデータが供給される。
【0064】TDMバスから受け取った直後にHDLC
の0削除とフラグの除去・フレームの開始・終了の検出
を行って内部のバッファメモリに蓄積するために、ビッ
トオリエンテッド処理部102−1〜102−nの各々
は図2に示した受信回路と同様の構成にする。また、フ
レームの受渡しが図11および図12に示したように単
一のインタフェースである場合、同時に別のチャネルの
フレーム転送を行わないうえ、TDM側でのデータの同
時送信あるいは同時受信がないため、単一のメモリプレ
ーンで送信バッファあるいは受信フレームバッファが構
築できる。 あるいはこれらのメモリとフレーム送信/受
信部との間にバスを設け、バッファメモリはバスに直結
のメモリを利用してもよい。 このような形態はマイクロ
プロセッサが直接フレームデータを受渡し制御を行う場
合などに有効であるが、メモリとフレーム送信/受信回
路との転送が応答性よく行われる必要がある。このため
の回路を図13および図14に示す。
の0削除とフラグの除去・フレームの開始・終了の検出
を行って内部のバッファメモリに蓄積するために、ビッ
トオリエンテッド処理部102−1〜102−nの各々
は図2に示した受信回路と同様の構成にする。また、フ
レームの受渡しが図11および図12に示したように単
一のインタフェースである場合、同時に別のチャネルの
フレーム転送を行わないうえ、TDM側でのデータの同
時送信あるいは同時受信がないため、単一のメモリプレ
ーンで送信バッファあるいは受信フレームバッファが構
築できる。 あるいはこれらのメモリとフレーム送信/受
信部との間にバスを設け、バッファメモリはバスに直結
のメモリを利用してもよい。 このような形態はマイクロ
プロセッサが直接フレームデータを受渡し制御を行う場
合などに有効であるが、メモリとフレーム送信/受信回
路との転送が応答性よく行われる必要がある。このため
の回路を図13および図14に示す。
【0065】図13は本発明の実施例による複数チャネ
ル処理送出回路の構成を示すブロック図、図14は本発
明の実施例による複数チャネル処理受信回路の構成を示
すブロック図である。図13および図14において、図
1および図2と同一部分には同一番号を付してあり、対
応する番号の次にaを付したものは、処理チャネル数分
設ける必要がある部分である。
ル処理送出回路の構成を示すブロック図、図14は本発
明の実施例による複数チャネル処理受信回路の構成を示
すブロック図である。図13および図14において、図
1および図2と同一部分には同一番号を付してあり、対
応する番号の次にaを付したものは、処理チャネル数分
設ける必要がある部分である。
【0066】図13および図14の回路の動作は、前述
した単一フレームバッファに対する動作から容易に類推
できるので記載を省略する。
した単一フレームバッファに対する動作から容易に類推
できるので記載を省略する。
【0067】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明を
適用することによって高速なHDLCフレーミング処理
が実現でき、フレームリレープロトコルの通信を高速な
伝送路に収めることが可能となる。また、TDM多重化
装置との整合にも有効であり、フレーム交換機やフレー
ム−TDMハイブリッド多重化装置において伝送路上で
のHDLCフォーマットを利用しやすくなる。
適用することによって高速なHDLCフレーミング処理
が実現でき、フレームリレープロトコルの通信を高速な
伝送路に収めることが可能となる。また、TDM多重化
装置との整合にも有効であり、フレーム交換機やフレー
ム−TDMハイブリッド多重化装置において伝送路上で
のHDLCフォーマットを利用しやすくなる。
【図1】本発明の第1の態様によるHDLCフレーミン
グ処理送信回路の原理ブロック図である。
グ処理送信回路の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第2の態様によるHDLCフレーミン
グ処理受信回路の原理ブロック図である。
グ処理受信回路の原理ブロック図である。
【図3】本発明の実施例による送信側のビットオリエン
テッド処理論理回路の構成図である。
テッド処理論理回路の構成図である。
【図4】図1および図3に示した回路の動作の具体例を
示すタイムチャートである。
示すタイムチャートである。
【図5】図4の続きのタイムチャートである。
【図6】図3の0挿入論理回路32における変換の論理
を論理式で示す図である。
を論理式で示す図である。
【図7】本発明の実施例による受信側のビットオリエン
テッド処理論理回路の構成図である。
テッド処理論理回路の構成図である。
【図8】図2および図6に示した回路の動作の具体例を
示すタイムチャートである。
示すタイムチャートである。
【図9】図8の続きのタイムチャートである。
【図10】図7の0削除論理回路72における変換の論
理を論理式で示す図である。
理を論理式で示す図である。
【図11】本発明の実施例による複数チャネル処理送出
回路の構成図である。
回路の構成図である。
【図12】本発明の実施例による複数チャネル処理受信
回路の構成図である。
回路の構成図である。
【図13】本発明の他の実施例による複数チャネル処理
送出回路の構成図である。
送出回路の構成図である。
【図14】本発明の他の実施例による複数チャネル処理
受信回路の構成図である。
受信回路の構成図である。
【図15】本発明の背景を説明するためのネットワーク
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図16】従来のハイブリッド多重化装置の構成図であ
る。
る。
【図17】従来のFR−TDM IWM の構成図であ
る。
る。
1…フレームバッファ 2…前回データレジスタ 3…HDLC処理論理回路 4…1連続数保持 5…ビットオフセット保持回路 6…送信フレームシーケンサ 7…ステート保持回路 8…TDMバスインタフェース部 21…TDMバスインタフェース部 22…前々回路データレジスタ 23…前回データレジスタ 24…今回データレジスタ 25…バレルシフタ兼0削除論理回路 26…1連続数保持機構 27…ビットオフセット保持回路 28…受信フレームシーケンサ 29…ステート保持回路 30…フレームバッファ
Claims (6)
- 【請求項1】 Mビット単位で並列に受け取ったフレー
ムデータに対してHDLCフレーミング処理を施した後
にN≦MであるNビット単位の並列データとして送信す
るHDLCフレーミング処理送信回路であって、 今回受信するデータの直前の受信データ中の少なくとも
M−1ビットを一時蓄積する前回データレジスタ(2)
と、 受信フレームデータの先頭ビット位置をビットオフセッ
ト値として格納し、HDLCフレーミングのために送信
データを変換する毎に、N−Mの値に受信データに0を
挿入した数を減じた値を加え、該ビットオフセット値が
0以下になると次の回でのビットオフセット値はNを加
えたうえに受信データに0を挿入した数を減じた値にセ
ットするビットオフセット保持手段(5)と、 受信フレームデータの先頭および終了時にフラグパター
ンを送出する手段(6)と、 前回送信したデータ中の今回受信データの直前の“1”
連続数と、前回データレジスタ(2)の内容と今回受信
したデータとからなるデータのどのビット位置からデー
タを送信するかを指定する該ビットオフセット値と、フ
ラグパターン送出指示信号とに基づいて、該前回データ
レジスタ(2)の内容と今回受信するデータとに対して
HDLCフレーミング処理を施した後にNビット単位の
並列データとしてTDMバスに送信するHDLC処理論
理回路(3)と、 を具備することを特徴とするHDLCフレーミング処理
送信回路。 - 【請求項2】 HDLCフレーミング処理を施されたデ
ータをTDMバスを介してNビット単位に並列に受信
し、HDLCフレーミングのために挿入されたフラグパ
ターンおよび0を削除して、M≧NであるMビット単位
でフレームバッファ(30)に格納する受信回路であっ
て、 今回の受信タイミングで受信したNビットのデータと、
それ以前の受信タイミングで受信したデータの最後のM
+|(N−1)÷6|(但し|x|はx以下の最大の整
数)ビットのデータからなる少なくともM+|(N−
1)÷6|+Nビットのデータから、フラグパターンを
検出することによりフレームの到着を該フレームバッフ
ァ(30)に通知するとともに該フラグパターンを廃棄
する手段(28)と、 該フラグパターンの先頭が該M+|(N−1)÷6|+
Nビットのデータのどの位置かを検出してビットオフセ
ット値として保持し、一回の変換処理での0削除の数を
M−Nに加えたものを該ビットオフセット値に加算し、
該ビットオフセット値がM以上に達すると次の回でのビ
ットオフセット値をN減じたものとするビットオフセッ
ト保持手段(27)と、 該フレームバッファ(30)に前回格納したデータ中の
後半の“1”連続数と、該18ビットのデータのどのビ
ット位置からのMビットのデータを該フレームバッファ
(30)に送信するかを指定する該ビットオフセット値
とに基づいて、“1”が5個連続した後の“0”を削除
して、削除したビット位置に次のデータをシフトしなが
らMビット単位の並列データとして該フレームバッファ
(30)に格納する論理回路(25)と、 を具備することを特徴とするHDLCフレーミング処理
受信回路。 - 【請求項3】 請求項1に記載のHDLCフレーミング
処理送信回路を複数個備え、Mビット単位で並列にフレ
ームデータを受け取るフレームバッファ(1)と、該前
回データレジスタ(2)と、該ビットオフセット値保持
回路(5)とを該複数のHDLCフレーミング処理送信
回路で共用し、データの送出をTDM多重にて行うこと
を特徴とするマルチHDLCフレーミング処理送信回
路。 - 【請求項4】 該フレームバッファ(1)は単一のバス
からフレームデータを受け取るものであり、該HDLC
処理論理回路(3)の出力側とTDMバスとの間を単一
のインタフェースで実現し、該フレームバッファ(1)
は複数のチャネルの入力フレームの待ち行列を構成する
単一プレーンのメモリであることを特徴とする請求項3
記載のマルチHDLCフレーミング処理送信回路。 - 【請求項5】 請求項2に記載のHDLCフレーミング
処理受信回路を複数個備え、フレーミング処理部を共用
するとともにデータの受領をTDM多重にて行うことを
特徴とするマルチHDLCフレーミング処理受信回路。 - 【請求項6】 入力側のTDMアクセスを単一のインタ
フェースで受け取り、また、フレームの引渡を単一のバ
スで行い、該フレームバッファ(30)は複数のチャネ
ルの出力フレームの待ち行列を構成する単一プレーンの
メモリであることを特徴とする請求項5記載のマルチH
DLCフレーミング処理受信回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5049367A JPH06268709A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 高速hdlcフレーミング処理送信/受信回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5049367A JPH06268709A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 高速hdlcフレーミング処理送信/受信回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06268709A true JPH06268709A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12829055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5049367A Withdrawn JPH06268709A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 高速hdlcフレーミング処理送信/受信回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06268709A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6054942A (en) * | 1997-08-14 | 2000-04-25 | Cisco Technology, Inc. | System and method for scaleable encoding and decoding of variable bit frames |
JP2009522901A (ja) * | 2006-01-04 | 2009-06-11 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | 高速フレーミング方法およびフレーミング性能を有する装置 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP5049367A patent/JPH06268709A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6054942A (en) * | 1997-08-14 | 2000-04-25 | Cisco Technology, Inc. | System and method for scaleable encoding and decoding of variable bit frames |
JP2009522901A (ja) * | 2006-01-04 | 2009-06-11 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | 高速フレーミング方法およびフレーミング性能を有する装置 |
JP4850918B2 (ja) * | 2006-01-04 | 2012-01-11 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | 高速フレーミング方法およびフレーミング性能を有する装置 |
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