JP3035695U - 神棚における神殿体と載置台との連結構造 - Google Patents

神棚における神殿体と載置台との連結構造

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JP3035695U JP1996010053U JP1005396U JP3035695U JP 3035695 U JP3035695 U JP 3035695U JP 1996010053 U JP1996010053 U JP 1996010053U JP 1005396 U JP1005396 U JP 1005396U JP 3035695 U JP3035695 U JP 3035695U
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清二 水野
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株式会社美津濃
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震時における神殿体の落下を防止し、か
つ、神殿体の着脱を可能とした、神棚における神殿体と
載置台との連結構造を提供する。 【解決手段】 複数の係止縁7を備えた係止杆5を載置
台3に配設する一方、該係止杆5の係止縁7に係合可能
な被係止縁22を備えた複数の係合杆19を神殿体4の
下部に配設し、該係合杆19の被係止縁22を前記係止
杆5の係止縁7に係合させることにより、載置台3に対
して神殿体4を着脱自在に連結するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、神棚における神殿体と載置台との連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭において神を祀る神棚は、室内の高い位置に設置されるのが普通であるが 、かかる神棚は、部屋の柱や壁等の上部に載置台を固定し、該載置台上に神殿体 を載置するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような神棚の設置方法にあっては、載置台上に神殿体をただ単に載置して いるだけであり、その固定を行なっていないため、地震時に神殿体が落下する危 険がある。ここで、神殿体の落下を防止するには、神殿体を載置台に対して釘や 木螺子等によって固定することが安易な固定手段として考えられるのであるが、 このように釘や木螺子等によって神殿体を固定すると、定期的な煤払い等の清掃 時において、神殿体を載置台から簡単に降ろすことが出来なくなり、その取扱い 性が極めて悪くなるという問題点がある。
【0004】 本考案は、かかる問題点を解決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、載置台上に、その左右方向に沿って係止杆を固定し、該係止杆に、 載置台との間に嵌挿間隙を生じる係止縁を下面に備えた突起もしくは凹溝からな る複数の係止部を形成する一方、 神殿体の下部の、前記各係止部に対応する位置に、前端側の上面に前記係止縁 に係合可能な被係止縁を備えた係合杆を前後方向に沿って夫々配設し、 前記載置台に神殿体を乗載し、前記係止部の嵌挿間隙に係合杆を挿入して神殿 体を後方向へスライドさせることにより、係止杆の係止縁に係合杆の被係止縁を 係合させるようにしたことを特徴とする神棚における神殿体と載置台との連結構 造である。
【0006】 この構成にあって、係合杆の後端部に、上面が係止杆の係止縁より低くなるよ うに後方傾斜させた案内傾斜端を形成するとともに、 係止杆の係止縁と、係合杆の被係止縁の何れか一方に、凹陥部を形成し、他方 に上下方向の収納孔を形成して、該収納孔に、その一部が開口から突出するよう に常時背面側からばね付勢された球体を進退可能に収納し、該球体の突出部を前 記凹陥部に係脱可能に係合させるようにしてもよい。
【0007】 上記構成にあっては、載置台に配設した係止杆の係止縁に対して、神殿体に配 設した係合杆の被係止縁を係合させることにより、載置台に対して神殿体を着脱 自在に連結することができ、地震時における神殿体の落下を防止し得る。また、 係止杆の係止縁と、係合杆の被係止縁との係合を解除することにより、載置台か ら神殿体を簡単に取り外すことができる。
【0008】 また、係合杆の後端部に案内傾斜端を形成するようにすれば、係止杆に対する 係合杆の係合操作が容易となる利点がある。さらに、係止杆の係止縁と、係合杆 の被係止縁の何れか一方に、凹陥部を形成し、他方に該凹陥部と係合する球体を 配設するようにすれば、その両者の係合作用によって連結状態をより一層強固に 保持し得るとともに、連結解除を容易に行ない得る利点がある。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の一実施例を図1〜図5について説明する。
【0010】 図面において、1は神棚を示す。該神棚1は、部屋の柱や壁等の上部に取付け 杆2を介して水平状に取付けられた載置台3と、該載置台3に乗載される神殿体 4とからなる。
【0011】 前記載置台3は、矩形状に形成されており、その上面の所定位置に係止杆5が 左右方向に沿って固定されている。該係止杆5の左右両端部には、図3に示すよ うに、その端縁下部を切り欠くことにより、載置台3との間に嵌挿間隙6,6を 生じる係止縁7,7を下面に備えた突起8,8からなる係止部9,9が夫々形成 されている。また、各係止部9,9には、前記係止縁7,7に下端を開口させた 収納孔10,10が上下方向に形成されており、該収納孔10,10には、その 一部が前面開口部11,11から突出するように常時背面側からばね12,12 により付勢された球体13,13を進退可能に設けてなる係合部材14,14が 収納されている。
【0012】 一方、神殿体4の下部には、左右側板15,15と、前部側板16a及び後部 側板16bとからなる矩形状の基枠17が配設されており、該基枠17によって 神殿体4の下部は、下方が開放された空間部18となっている。基枠17内には 、前記係止杆5の各係止部9,9に係合可能な係合杆19,19が前後方向に沿 って夫々配設されている。各係合杆19,19は、左右側板15,15の内側面 と、前部側板16aの内側面とにその対向する側縁が夫々固着されており、各係 合杆19,19の後端部と、後部側板16bとの間には、空間部18内に前記係 止杆5を下方から導入可能な導入間隙20,20が形成されている。
【0013】 ここで前記載置台3に配設された係止杆5の長さは、左右側板15,15の内 側面の相互間隔と略同一寸法に設けられている。従って、該左右側板15,15 の内側面に固着された係合杆19,19は、前記係止杆5の左右両端部に形成さ れた各係止部9,9に夫々対応する位置に配設されることとなる。
【0014】 また、各係合杆19,19の後端部には、前記係止杆5の係止縁7,7より低 くなるように後方傾斜させた案内傾斜面21,21が形成されている。さらに、 各係合杆19,19の前端部の上面を被係止縁22,22としており、該被係止 縁22,22には、前記球体13,13の突出部13’,13’が係脱可能に係 合される凹陥部23,23が形成されている。
【0015】 かかる構成にあって、載置台3に神殿体4を取付けるには、まず、図5に示す ように、載置台3の係止杆5と、基枠17の導入間隙20,20とを一致させた 状態で、神殿体4を上方から載置台3に乗載し、係止杆5を導入間隙20,20 から基枠17の空間部18内に導入する。次に神殿体4を後方向(矢印A方向) へスライドさせると、係止杆5の嵌挿間隙6,6に係合杆19,19が後端部か ら挿入され、これに伴なって係止杆5の係止部9,9の係止縁7,7に配設され た球体13,13が係合杆19,19の上面に当接してばね12,12の付勢に 抗して押し上げられた状態となる。またこの時、係合杆19,19の後端部に、 係止杆5の係止縁7,7より低くなるように後方傾斜させた案内傾斜面21,2 1が形成されていることにより、該案内傾斜面21,21によって嵌挿間隙6, 6への係合杆19,19の挿入を容易に行なうことができる。
【0016】 そしてこの状態で、さらに神殿体4を後方向へスライドさせて、係合杆19, 19の前端部上面の被係止縁22,22が前記球体13,13に一致する位置ま で移動させると、図4に示すように、係合杆19,19の被係止縁22,22に 形成された凹陥部23,23内に、球体13,13の突出部13’,13’がば ね12,12の付勢を介して係合される。そしてこの係合杆19,19の凹陥部 23,23と、係止杆5の球体13,13との係合作用によって、神殿体4を載 置台3に固定することができる。
【0017】 また、このような固定状態にある神殿体4を載置台3から取り外す場合には、 神殿体4を若干強く手前に引くことにより、球体13,13の突出部13’,1 3’が凹陥部23,23から離脱して係合杆19,19の上面に乗り上げること となるので、そのまま神殿体4を前方向へスライドさせ、導入間隙20,20が 係止杆5に一致する位置で神殿体4を上方に引き上げることにより、その取り外 しを行なうことができる。
【0018】 次に、係止杆5の係止部9と、係合杆19の構成を若干変更した実施例を図6 ,図7について説明する。係止杆5には、図6に示すように、載置台3との間に 嵌挿間隙6を生じる係止縁7を下面に備えた凹溝8’からなる係止部9が複数形 成されており、各係止部9の係止縁7には、前記実施例と同様に構成された球体 13が配設されている。また、神殿体4の基枠17内には、図7に示すように、 支持部材24を介して神殿体4の底板25に固着された係合杆19が、前記各係 止部9に対応する位置に夫々配設され、該係合杆19の被係止縁22に球体13 の突出部13’が係合される凹陥部23が形成されている。かかる構成にあって も、上記と同様の操作及び作用によって、載置台3に対する神殿体4の固定及び その解除を行なうことができる。
【0019】 尚、前記各実施例にあって、凹陥部23と該凹陥部23に係合可能な球体13 の配設位置を逆にすることもできる。即ち、係止杆5の係止縁7に凹陥部23を 形成し、係合杆19の被係止縁22に球体13を配設するようにしてもよい。ま た、この球体13と凹陥部23を廃して、係合杆19を、その後端部から前端部 に向けて上方傾斜するテーパ状に形成し、前端部上面の被係止縁22を、神殿体 4の後方向へのスライド操作を介して、係止杆5の係止縁7に圧接させることに より、その固定を行なわせるようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】
本考案は上述のように、載置台3に配設した係止杆5の複数の係止縁7に対し て、神殿体4の下部に配設した複数の係合杆19の被係止縁22をスライド操作 を介して係合させることにより、載置台3に対して神殿体4を着脱自在に連結す るようにしたから、地震時における神殿体4の落下を防止することができ、また 、逆方向のスライド操作を介して係止杆5の係止縁7と、係合杆19の被係止縁 22との係合を解除することにより、載置台3から神殿体4を簡単に取り外すこ とができる。
【0021】 また、各係合杆19の後端部に案内傾斜端21を形成することにより、係止杆 5に対する係合杆19の係合操作が容易となり、さらに、係止杆5の係止縁7と 、係合杆19の被係止縁22の何れか一方に、凹陥部23を形成し、他方に該凹 陥部23と係合するようにばね付勢された球体13を配設することにより、その 両者の係合作用によって連結状態をより一層強固に保持し得るとともに、連結解 除をより一層容易に行ない得る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる神棚の正面図である。
【図2】同上の基枠部分の横断平面図である。
【図3】係止杆の係止部の構成を示す縦断正面図であ
る。
【図4】載置台と神殿体との連結部の縦断側面図であ
る。
【図5】載置台と神殿体との連結操作の説明図である。
【図6】係止杆の係止部の他の実施例を示す正面図であ
る。
【図7】係合杆の他の実施例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 神棚 3 載置台 4 神殿体 5 係止杆 6 嵌挿間隙 7 係止縁 8 突起 8’凹溝8’ 9 係止部 10 収納孔 11 前面開口部 12 ばね 13 球体 13’突出部 14 係合部材 19 係合杆 21 案内傾斜面 22 被係止縁 23 凹陥部23

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】載置台上に、その左右方向に沿って係止杆
    を固定し、該係止杆に、載置台との間に嵌挿間隙を生じ
    る係止縁を下面に備えた突起もしくは凹溝からなる複数
    の係止部を形成する一方、 神殿体の下部の、前記各係止部に対応する位置に、前端
    側の上面に前記係止縁に係合可能な被係止縁を備えた係
    合杆を前後方向に沿って夫々配設し、 前記載置台に神殿体を乗載し、前記係止部の嵌挿間隙に
    係合杆を挿入して神殿体を後方向へスライドさせること
    により、係止杆の係止縁に係合杆の被係止縁を係合させ
    るようにしたことを特徴とする神棚における神殿体と載
    置台との連結構造。
  2. 【請求項2】係合杆の後端部に、係止杆の係止縁より低
    くなるように後方傾斜させた案内傾斜面を形成するとと
    もに、 係止杆の係止縁と、係合杆の被係止縁の何れか一方に、
    凹陥部を形成し、他方に上下方向の収納孔を形成して、
    該収納孔に、その一部が開口から突出するように常時背
    面側からばね付勢された球体を進退可能に収納し、該球
    体の突出部を前記凹陥部に係脱可能に係合させるように
    したことを特徴とする請求項1に記載した神棚における
    神殿体と載置台との連結構造。
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