JP3035179B2 - 半導体ウエハ加工用粘着シート - Google Patents
半導体ウエハ加工用粘着シートInfo
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Description
える半導体ウエハ加工用粘着シートに関するものであ
る。
グ、エキスパンディング等を行い、次いで該半導体ウエ
ハをピックアップすると同時にマウンティングする際に
用いる半導体ウエハ加工用シートとして、紫外線及び/
又は放射線に対し透過性を有する基材上に、紫外線及び
/又は放射線により重合硬化反応する粘着剤層が塗布さ
れた粘着シートを用い、ダイシング後に紫外線及び/又
は放射線を該粘着剤層に照射し、該粘着剤層を重合硬化
反応させ、粘着力を低下せしめて半導体ウエハ(チッ
プ)をピックアップする方法が知られている。具体的に
は例えば、特開昭60−196956号公報又は特開昭
60−223139号公報には、粘着剤層を構成する光
重合性化合物として、トリメチロールプロパントリアク
リレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ポ
リエチレングリコールジアクリレート、オリゴエステル
アクリレート等の分子内に紫外線及び/又は放射線重合
性炭素−炭素二重結合を少なくとも2個以上有するアク
リル樹脂系化合物を用いることが提案されている。しか
しながら、前記各々の化合物を用いた粘着剤層では、重
合反応に富むあまり、粘着シートの輸送中にかかる熱
(温度)、あるいは通常の半導体ウエハ加工の作業環境
である蛍光灯下に長時間暴露されると、ウエハに対する
粘着力が低下し、ダイシング時にチップ飛びが生じた
り、更には紫外線及び/又は放射線照射後の粘着力低下
が十分ではないために、チップのピックアップが困難に
なるという欠点がある。
は、分子量3000〜10000程度の多官能ウレタン
アクリレート系オリゴマーを使用することが提案されて
いるが、このような範囲の分子量を持つ多官能ウレタン
アクリレート系オリゴマーを使用した粘着剤層では、特
に蛍光灯下に長時間暴露されると粘着力が低下するとい
う欠点がある。このような蛍光灯下や熱(温度)に長時
間暴露されても安定な粘着物性を保たせるため、特開平
6ー49420号公報には、分子量15000〜500
00の多官能ウレタンアクリレート系オリゴマーと可塑
剤と光重合開始剤とを必須成分として含有する粘着剤層
が提案されているが、可塑剤を必須成分として含有した
場合、可塑剤の種類及び/又は添加量によっては、粘着
剤層の凝集力や紫外線及び/又は放射線照射前後の粘着
力のバランスが好適に保てなくなる場合があり、好まし
くはない。
ミリング等の専用治具に貼着し、更にウエハを貼着した
後、ダイシング、紫外線及び/又は放射線照射を行った
ウエハ加工用粘着シート上のチップをピックアップする
には、ウエハ加工用粘着シートを放射状にエキスパンデ
ィング(拡大)し、チップ間を一定間隔に広げた後、チ
ップをニードル等で突き上げると共に、真空コレット、
エアピンセット等で吸着する方法等によりピックアップ
する方法が一般的である。この際、ピックアップ性を良
好にするためには、各チップ間の間隔が充分に開き、更
にX−Y方向の間隔が均一に整列していることが望まし
い。また、チップをニードル等で突き上げると共に、真
空コレット、エアピンセット等で吸着ピックアップする
際に、エキスパンディング後の残留応力が、ピックアッ
プ箇所に集中し、チップをピックアップできなかった
り、周囲の整列しているチップの乱れや飛散が発生する
場合がある。このためエキスパンディング時に発生した
応力をピックアップ時までに必要充分に緩和させる必要
がある。このように、X−Y方向の間隔を均一に保った
り、エキスパンディング時に発生した応力を十分に緩和
させるためには、使用する基材フィルムの伸び応力や残
留応力を規定する必要がある。
体ウエハに対して優れた粘着力を有し、かつ熱(温度)
や蛍光灯下に長時間暴露されても安定な粘着物性を保
ち、エキスパンディング後のチップ整列性に優れ、ピッ
クアップ時のピックアップ性に優れた半導体ウエハ加工
用粘着シートを提供することにある。
又は放射線に対し透過性を有する基材と、紫外線及び/
又は放射線により重合硬化反応する粘着剤層とを備える
シートにおいて、該粘着剤層が、アクリル系ポリマー1
00重量部に対して、架橋剤0.05〜15重量部、多
官能ウレタンアクリレート系オリゴマー30〜150重
量部、光重合開始剤0.03〜22.5重量部及び粘着
付与樹脂1〜30重量部とを含有することを特徴とする
半導体ウエハ加工用粘着シートであり、好ましくは、基
材が、25%伸長した時に800g/cm以上1600
g/cm未満の伸び応力と60秒後の残留応力が200
g/cm以上400g/cm未満の特性を持ち、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−
ヘキセン共重合体、エチレン−ブテン共重合体又はエチ
レン−プロピレン−ブテン共重合体であり、アクリル系
ポリマーが、アクリル酸、メタクリル酸もしくはそのエ
ステルからなるポリマー、アクリル酸、メタクリル酸も
しくはそのエステルと酢酸ビニルとの共重合体であっ
て、分子量200000〜800000であり、多官能
ウレタンアクリレート系オリゴマーが、分子量1500
0〜50000で、硬化後の体積収縮率が5〜15%及
び硬化後の破断伸度が25%以上であり、粘着付与樹脂
が、分子量500〜1500、軟化点75℃以上で、且
つ脂肪族:芳香族のモル比が2:8から8:2の範囲の
脂肪族芳香族共重合系石油樹脂である半導体ウエハ加工
用粘着シートである。
の半導体ウエハ加工用シートは、特定の特性を持つ基材
と粘着剤層を備え、該粘着剤層がベースポリマーと架橋
剤、多官能ウレタンアクリレート系オリゴマーと光重合
開始剤及び粘着付与樹脂とを必須成分として含有してい
ることを特徴とする。本発明において用いる基材は、紫
外線及び/又は放射線に対し透過性を有し、25%伸長
した時の伸び応力が800g/cm以上1600g/c
m未満で、且つ60秒後に測定した残留応力が200g
/cm以上400g/cm未満の特性を有していれば特
に限定されるものではなく、例えばポリ塩化ビニル、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−オクテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合
体、エチレン−ブテン共重合体又はエチレン−プロピレ
ン−ブテン共重合体等のプラスチックフィルム等を挙げ
ることができ、粘着剤層との接着力が乏しい場合は、基
材フィルムの表面にコロナ処理を施せばよい。該基材の
厚さは、通常25〜250μm程度が好ましいが、前記
伸び応力特性を有する範囲であれば、特に該範囲に限定
されるものではない。
秒後の残留応力は次のように測定される。15mm×1
50mmのサンプルを作成し、チャック間距離が100
mmとなるように引張試験機に取り付け、300mm/
minの速度で25mm伸長させた時の最大応力を25
%伸び応力とし、そのままの状態で60秒間放置した後
の応力を残留応力とする。25%伸び応力は、800g
/cm以上1600g/cm未満が好ましく、特に好ま
しくは1000g/cm以上1400g/cm未満であ
る。25%伸び応力が800g/cm未満の場合は、非
常に伸びやすい基材となり、ウエハを貼着すると弛みが
発生したり、エキスパンディング後のチップ整列性が不
均一になり好ましくない。また、25%伸び応力が16
00g/cm以上の場合は、逆に伸び難くなり、エキス
パンディング後のチップ間隔が充分に確保されない恐れ
があり好ましくない。60秒後の残留応力は、200g
/cm以上400g/cm未満が好ましく、特に好まし
くは250g/cm以上350g/cm未満である。残
留応力が400g/cm以上の場合は、ピックアップ時
に残留応力がピックアップ箇所に集中し、チップをピッ
クアップできなかったり、周囲のチップの乱れや飛散が
発生する恐れがあり好ましくない。また、残留応力が2
00g/cm未満の場合は、エキスパンディング後の基
材に張りが無くなり、貼着されたウエハの自重で弛みが
発生する恐れがあり好ましくない。
粘着剤層は、紫外線及び/又は放射線により重合硬化反
応を起こし、かつ前記必須成分を含有しておればよい。
該粘着剤は、特定分子量、特定の硬化後の体積収縮率及
び破断伸度を有する多官能ウレタンアクリレート系オリ
ゴマーを含有するので、蛍光灯下に長時間暴露されても
粘着力の低下がほとんどなく、しかも半導体ウエハを貼
着後、紫外線及び/又は放射線を照射することにより体
積収縮を伴った重合反応により硬化し、塑性流動性が低
下するので粘着力が低下し、チップのピックアップを容
易に行うことができる。更に硬化後も一定以上の破断伸
度を有しているので、エキスパンディング時に粘着剤層
の割れを防止でき、チップ間隔の整列性を均一に保つこ
とができる。また、該粘着剤層中に粘着付与樹脂を含有
しているので、適当な凝集力を保ち、ダイシング時にチ
ップ飛びが発生したり、エキスパンディング時に凝集力
の不足から固定用アルミリングより粘着シートが脱落し
たり、チップのピックアップ時にチップの整列性が乱れ
たりすることがない。前記アクリル系ポリマーは粘着剤
層のベースポリマーとして用いられるが、具体的にはア
クリル酸、メタクリル酸及びそれらのエステルからなる
ポリマー、アクリル酸、メタクリル酸及びそれらのエス
テルと共重合可能な不飽和単量体、例えば酢酸ビニル、
スチレン、アクリロニトリルなどとの共重合体である。
(メタ)アクリル酸エステルの例としては(メタ)アク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メ
タ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロ
ピル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ノニ
ル、(メタ)アクリル酸グリシジルなどのモノマーを挙
げることができる。なお、アクリル系ポリマー中には、
架橋剤との反応点(架橋点)となるCOOH基を有する
(メタ)アクリル酸もしくはOH基を有する(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシエチルなどの反応性モノマーが
1〜5重量%有することが好ましく、その分子量は20
0000〜800000であるのが好ましい。アクリル
系ポリマーの分子量が200000未満であると粘着剤
層の十分などの凝集力が保てずまた800000以上で
は重合時の溶液の粘度が高くなり過ぎ、事実上取扱いが
困難となる。粘度を下げるため、溶剤を加えて希釈する
ことも可能であるが大量の溶剤を必要とし、経済的でな
い。
アクリレート系オリゴマーは、分子内に2個以上のアク
リロイル基を有するウレタンアクリレート系オリゴマー
で、ジイソシアネート、ポリオール及びヒドロキシ(メ
タ)アクリレート等により合成される化合物である。具
体的には前記ジイソシアネートとしては、例えばトルエ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、フェニレンジイ
ソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、ジメチルジフェニルジイソシアネート、キシレンジ
イソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネー
ト、ナフタレンジイソシアネート等を挙げることができ
る。前記ポリオールとしては、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ペンタンジオール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエ
タン、ペンタエリスリトール等を挙げることができる。
前記ヒドロキシ(メタ)アクリレートとしては、例えば
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリシドールジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリアク
リレート等を挙げることができる。
マーの分子量は、紫外線及び/又は放射線による硬化反
応前には半導体ウエハに対して十分な粘着力を有し、硬
化反応後には粘着力が低下し、半導体ウエハ(チップ)
のピックアップを容易に行うことができ、しかも蛍光灯
下に長時間暴露されても粘着力の低下が生じないように
するために、分子量15000〜50000、好ましく
は20000〜40000で、硬化後の体積収縮率が5
〜15%及び硬化後の破断伸度が25%以上とする必要
がある。分子量が15000未満の場合には粘度が低
く、硬化反応前の粘着剤層に十分な凝集力を持たせるこ
とができず、エキスパンディング時にアルミリング等の
専用治具から粘着シートが剥離、脱落する恐れがある。
しかも蛍光灯下に長時間暴露されると粘着力が低下す
る。一方分子量が50000を超えると、粘度が高く取
り扱いが困難となり、硬化反応前の粘着力が十分ではな
く、また硬化反応後の粘着力の低下が十分でなくチップ
のピックアップが困難になる。硬化後の体積収縮率が5
%未満では硬化反応に伴う粘着力の低下が十分ではな
く、15%を越えると体積収縮率が大きすぎ硬化反応に
伴い、チップと粘着剤層の間でずれを生じ、チップの脱
落やチップ間隔の整列性を乱す原因となる。硬化後の破
断伸度が25%未満ではエキスパンディング時、基材フ
ィルムの伸長に粘着剤層が追随できず粘着剤層に割れが
生じ、チップ間隔の整列性を均一に保てなくなる。前記
多官能ウレタンアクリレート系オリゴマーを調製するに
は、例えば60〜90℃に保持した反応槽で、まず前記
ジイソシアネートとポリオールとを反応させ、反応が完
了した後、ヒドロキシ(メタ)アクリレートを添加して
更に反応させる方法等により得ることができる。前記多
官能ウレタンアクリレート系オリゴマーの配合割合は、
前記アクリル系ポリマー100重量部に対して、30〜
150重量部、特に50〜100重量部の範囲であるこ
とが好ましい。この際、多官能ウレタンアクリレート系
オリゴマーの配合割合が30重量部未満の場合には硬化
反応前の粘着力が十分でなく、かつ硬化反応後の粘着力
の低下が不十分であり、150重量部を超える場合には
硬化反応前の粘着剤層の凝集力が低下し好ましくない。
は、紫外線を照射することにより励起、活性化してラジ
カルを生成し、前記多官能ウレタンアクリレート系オリ
ゴマーをラジカル重合により硬化させる作用を有する。
具体的には、例えば4−フェノキシジクロロアセトフェ
ノン、4−t−ブチルジクロロアセトフェノン、ジエト
キシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピ
ルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−
1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロ
キシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒド
ロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロ
ピル)ケトン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニ
ル]−2−モルフォリノプロパン−1等のアセトフェノ
ン系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエー
テル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロ
ピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、2,2
−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等のベンゾ
イン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息
香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾ
フェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、4−ベンゾイル
−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’−ジ
メチル−4−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノ
ン系光重合開始剤、チオキサントン、2−クロルチオキ
サントン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチ
ルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,
4−ジクロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキ
サントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン等の
チオキサントン系光重合開始剤、α−アシロキシムエス
テル、アシルホスフィンオキサイド、メチルフェニルグ
リオキシレート、ベンジル、カンファーキノン、ジベン
ゾスベロン、2−エチルアントラキノン、4’,4”−
ジエチルイソフタロフェノン等の特殊光重合開始剤など
を挙げることができる。前記光重合開始剤の配合割合
は、前記多官能ウレタンアクリレート系オリゴマー10
0重量部に対して、0.1重量部以上15重量部未満
(即ちアクリル系ポリマー100重量部に対しては、
0.03〜22.5重量部)特に0.5重量部以上10
重量部未満(即ちアクリル系ポリマー100重量部に対
しては、0.15〜15重量部)の範囲であるのが好ま
しい。光重合開始剤の配合割合が0.1重量部未満の場
合には、紫外線及び/又は放射線照射における多官能ウ
レタンアクリレート系オリゴマーに対する硬化作用が乏
しくなり、粘着力の低下が不十分となるので好ましくな
く、また15重量部以上の場合には過剰となり、熱ある
いは蛍光灯下での安定性が悪くなり好ましくない。
分な凝集力を付与せしめるために、所望に応じて架橋剤
を添加することもできる。該架橋剤は、アクリル系ポリ
マーを三次元架橋させ、粘着剤層に更に十分な凝集力を
付与せしめることができる。該架橋剤としては、例えば
ポリイソシアネート化合物、ポリグリシジル化合物、ア
ジリジン化合物、メラミン化合物、多価金属キレート化
合物等の公知のものが使用できる。前記架橋剤を添加す
る際の配合割合は、アクリル系ポリマー100重量部に
対して0.05重量部以上15重量部未満、特に0.1
重量部以上12重量部未満の範囲であるのが好ましい。
架橋剤の配合割合が0.05重量部未満の場合には、架
橋剤を添加した効果が得られず、また15重量部以上の
場合には過剰となり粘着剤層中に遊離残存し、ウエハ
(チップ)を汚染する原因となり好ましくない。
粘着力及び凝集力のバランスを好適に保つため、前記粘
着剤層に粘着付与樹脂を添加する。該粘着付与樹脂とし
ては、ロジン樹脂、ロジンエステル樹脂、テルペン樹
脂、テルペンフェノール樹脂、フェノール樹脂、キシレ
ン樹脂、クマロン樹脂、クマロンインデン樹脂、スチレ
ン樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、脂肪族
芳香族共重合系石油樹脂、脂環族系炭化水素樹脂、及び
これらの変性品、誘導体、水素添加品等があげられる
が、特に限定されるものではなく、アクリル系ポリマー
との相溶性を勘案して適宜選択することができる。とこ
ろで、本発明ではベースポリマーとしてアクリル系ポリ
マーを用いているが、粘着付与樹脂として脂肪族芳香族
共重合系石油樹脂を選択することにより紫外線及び/又
は放射線照射前後の粘着力及び凝集力のバランスが最も
好適に保たれることを見いだした。アクリル系ポリマー
に対しては脂肪族芳香族共重合系石油樹脂の脂肪族部分
が非相溶であり、芳香族部分が相溶するため、ベースポ
リマー内で脂肪族芳香族共重合系石油樹脂がミクロ相分
離構造を形成すると考えられ、その結果、紫外線及び/
又は放射線照射前後の粘着力及び凝集力のバランスが好
適に保たれるものと推測される。
肪族はC5 留分の炭化水素を主体とするものからなり、
また芳香族はベンゼン環を有するC9 留分の炭化水素を
主体とするものからなり、脂肪族:芳香族のモル比が
2:8から8:2の範囲であることが好ましく、この範
囲から外れた場合は脂肪族系あるいは芳香族系それぞれ
単独の性質が強く現れ、紫外線及び/又は放射線照射前
後の粘着力及び凝集力のバランスが好適に保てなくな
る。また、脂肪族芳香族共重合系石油樹脂の分子量は5
00〜1500であり、軟化点は75℃以上であること
が好ましく、それ未満では十分な凝集力が得られない。
アクリル系ポリマーに対する脂肪族芳香族共重合系石油
樹脂の添加部数は、アクリル系ポリマー100重量部に
対し、1重量部以上30重量部未満が好ましく、特に5
重量部以上20重量部未満であることがより好ましい。
1重量部未満ではその添加効果に乏しく、30重量部以
上では過剰となり、紫外線及び/又は放射線照射前の粘
着力が低下し、更に照射後の粘着力が上昇するため好ま
しくない。なお、粘着剤層には若干量の可塑剤を添加し
てもよいが、可塑剤を添加した粘着剤層は充分な凝集力
が得られず、また可塑剤の移行によりウエハ表面を汚染
する恐れがあるため、可塑剤は極力添加しないほうが好
ましい。
に限定されるものではないが、5〜35μm程度である
のが好ましい。本発明において、前記粘着剤層を前記基
材上に形成し、半導体ウエハ加工用粘着シートを製造す
るには、粘着剤層を構成する成分をそのまま、または適
当な有機溶剤により溶液化し、塗布又は散布等により基
材上に塗工し、例えば80〜100℃、30秒〜10分
間程度、加熱処理等により乾燥させることにより得るこ
とができる。本発明の半導体ウエハ加工用粘着シートを
使用するには、公知の方法で用いることができ、例えば
半導体ウエハ加工用粘着シートを半導体ウエハに貼り付
けて固定した後、回転丸刃で半導体ウエハを素子小片
(チップ)に切断する。その後、前記加工用粘着シート
の基材側から紫外線及び/又は放射線を照射し、次いで
専用治具を用いて前記ウエハ加工用粘着シートを放射状
にエキスパンディング(拡大)し素子小片(チップ)間
を一定間隔に広げた後、素子小片(チップ)をニードル
等で突き上げると共に、真空コレット、エアピンセット
等で吸着する方法等によりピックアップすると同時にマ
ウンティングすれば良い。
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 《実施例1》アクリル酸2−エチルヘキシル50重量部
とアクリル酸ブチル10重量部、酢酸ビニル37重量
部、メタアクリル酸2−ヒドロキシエチル3重量部とを
共重合して得られた重量平均分子量500000の共重
合体(アクリル系ポリマー)100重量部に対し、分子
量が25000、硬化後の体積収縮率が10%、硬化後
の破断伸度が50%の多官能ウレタンアクリレート系オ
リゴマー69重量部、光重合開始剤として2,2−ジメ
トキシ−2−フェニルアセトフェノンを多官能ウレタン
アクリレート系オリゴマー100重量部に対して8.3
重量部、軟化点100℃、脂肪族:芳香族のモル比が
6:4から成る脂肪族芳香族共重合系石油樹脂をアクリ
ル系ポリマー100重量部に対して14重量部、ポリイ
ソシアネート系架橋剤をアクリル系ポリマー100重量
部に対して7重量部を配合した粘着剤層となる樹脂溶液
を、剥離処理した厚さ38μmのポリエステルフィルム
に乾燥後の厚さが10μmになるように塗工し、80℃
5分間乾燥した。その後、基材として25%伸び応力が
1160g/cm、且つ60秒後の残留応力が295g
/cmの特性を持つ80μmのポリ塩化ビニル(PV
C)フィルムをラミネートし、半導体加工用粘着シート
を作製した。得られた半導体加工用粘着シートを室温で
7日以上熟成後、半導体ウエハに貼着し、回転丸刃を用
いて切断(ダイシング)、エキスパンディング、ピック
アップ試験を行うサンプルと、JIS Z−0237に
準じて粘着力及び凝集力を測定するためのサンプルとを
作製し、各項目の評価を行った。その結果を表1に示
す。
タンアクリレート系オリゴマーの代わりに、分子量が4
0000、硬化後の体積収縮率が7%、硬化後の破断伸
度が60%の多官能ウレタンアクリレート系オリゴマー
を用いた以外は実施例1と同様の方法で試料を作製し、
実施例1と同様の項目について試験した。その結果を表
1に示す。 《実施例3》実施例1で用いた脂肪族芳香族共重合系石
油樹脂の代わりに、軟化点90℃、脂肪族:芳香族のモ
ル比が7:3から成る脂肪族芳香族共重合系石油樹脂を
配合した以外は実施例1と同様の方法で試料を作製し、
実施例1と同様の項目について試験した。その結果を表
1に示す。 《実施例4》実施例1で用いたポリ塩化ビニルフィルム
の代わりに、25%伸び応力が1280g/cm、且つ
60秒後の残留応力が310g/cmの特性を持つ80
μmのエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム
を用いた以外は実施例1と同様の方法で試料を作製し、
実施例1と同様の項目について試験した。その結果を表
1に示す。 《実施例5》実施例1で用いたポリ塩化ビニルフィルム
の代わりに、25%伸び応力が1320g/cm、且つ
60秒後の残留応力が330g/cmの特性を持つ80
μmのポリプロピレン(PP)フィルムを用いた以外は
実施例1と同様の方法で試料を作製し、実施例1と同様
の項目について試験した。その結果を表1に示す。
タンアクリレート系オリゴマーの代わりに、分子量50
00、硬化後の体積収縮率が12%、硬化後の破断伸度
が45%の多官能ウレタンアクリレート系オリゴマーを
用いた以外は実施例1と同様の方法で試料を作製し、実
施例1と同様の項目について試験した。その結果を表2
に示す。 《比較例2》実施例1で用いた多官能ウレタンアクリレ
ート系オリゴマーの代わりに、分子量70000、硬化
後の体積収縮率が11%、硬化後の破断伸度が49%の
多官能ウレタンアクリレート系オリゴマーを用いた以外
は実施例1と同様の方法で試料を作製し、実施例1と同
様の項目について試験した。その結果を表2に示す。 《比較例3》実施例1で用いた多官能ウレタンアクリレ
ート系オリゴマーの代わりに、分子量23000、硬化
後の体積収縮率が2%、硬化後の破断伸度が52%の多
官能ウレタンアクリレート系オリゴマーを用いた以外は
実施例1と同様の方法で試料を作製し、実施例1と同様
の項目について試験した。その結果を表2に示す。 《比較例4》実施例1で用いた脂肪族芳香族共重合系石
油樹脂の代わりに、軟化点100℃、脂肪族:芳香族の
モル比が1:9からなる脂肪族芳香族共重合系石油樹脂
を配合した以外は実施例1と同様の方法で試料を作製
し、実施例1と同様の項目について試験した。その結果
を表2に示す。 《比較例5》実施例1で用いた粘着剤層にジオクチルフ
タレートを15重量部用いた以外は実施例1と同様の方
法で試料を作製し、実施例1と同様の項目について試験
した。その結果を表2に示す。
ニルフィルムの代わりに、25%伸び応力が640g/
cm、且つ60秒後の残留応力が215g/cmの特性
を持つ80μmのエチレン酢酸ビニル共重合体(EV
A)フィルムを用いた以外は実施例1と同様の方法で試
料を作製し、実施例1と同様の項目について試験した。
その結果を表3に示す。 《比較例7》実施例1で用いたポリ塩化ビニルフィルム
の代わりに、25%伸び応力が1840g/cm、且つ
60秒後の残留応力が382g/cmの特性を持つ80
μmのポリ塩化ビニルフィルムを用いた以外は実施例1
と同様の方法で試料を作製し、実施例1と同様の項目に
ついて試験した。その結果を表3に示す。 《比較例8》実施例1で用いたポリ塩化ビニルフィルム
の代わりに、25%伸び応力が1256g/cm、且つ
60秒後の残留応力が561g/cmの特性を持つ80
μmのポリエチレン(PE)フィルムを用いた以外は実
施例1と同様の方法で試料を作製し、実施例1と同様の
項目について試験した。その結果を表3に示す。 《比較例9》実施例1で用いたポリ塩化ビニルフィルム
の代わりに、25%伸び応力が992g/cm、且つ6
0秒後の残留応力が153g/cmの特性を持つ80μ
mのポリ塩化ビニルフィルムを用いた以外は実施例1と
同様の方法で試料を作製し、実施例1と同様の項目につ
いて試験した。その結果を表3に示す。 《比較例10》実施例1で用いたポリ塩化ビニルフィル
ムの代わりに、25%伸び応力が720g/cm、且つ
60秒後の残留応力が456g/cmの特性を持つ80
μmのポリプロピレン(PP)フィルムを用いた以外は
実施例1と同様の方法で試料を作製し、実施例1と同様
の項目について試験した。その結果を表3に示す。
価方法を用いた。 [ウエハ貼着適性]アルミリングに貼着した半導体加工
用粘着シートに6インチウエハを貼着した後、粘着シー
トの弛み具合を目視観察した。弛みの認められないもの
を○(良好)、認められるものを×(不良)とする。 [ダイシング適性]貼着した6インチウエハを25μm
のダイヤモンドブレードでシートへの切り込み量を20
μmに設定し、3.1mm□のチップにフルカットし
た。この際、チップ飛びの有無を観察した。チップ飛び
の無いものを○(良好)、チップ飛びするものを×(不良)
とする。
から80W/cmの高圧水銀ランプを用いて15秒間紫
外線を照射し、粘着剤層を硬化させた。その後室温まで
冷却して次の評価を行った。 [エキスパンディング適性]専用治具を用いて、半導体
加工用粘着シートを20mmのストロークで放射状に拡
張した。この際の平均チップ間隔とX−Y方向のチップ
の間隔差を測定した。平均チップ間隔が1.0mm以上
で、且つX−Y方向のチップ間隔差が0.1mm未満の
ものを○(良好)、それ以外のものを×(不良)とす
る。また、粘着シートの弛み具合を目視観察した。弛み
の認められないものを○(良好)、認められるものを×
(不良)とする。更に、アルミリングからの粘着シートの
剥離、脱落の有無を目視観察した。剥離、脱落しないも
のを○(良好)、剥離、脱落するものを×(不良)とする。 [ピックアップ適性]基材下部より1.5mm間隔4本
ニードルで1.04mm突き上げ、真空角錐コレットに
より200個のチップをピックアップした時にピックア
ップ出来なかった個数を測定した。ピックアップミスの
ないものを○(良好)、あるものを×(不良)とする。
また、ピックアップ箇所周囲のチップの乱れ、飛散を目
視で観察した。乱れ、飛散が認められないものを○(良
好)、乱れが認められるが飛散の認められないものを△
(良)、乱れも飛散も認められるものを×(不良)とす
る。
5mm×75mmの測定用シートを作成し、23℃×5
0%の環境下でステンレス板に接着面積が25mm×2
5mmになるように2kgのゴムロールを1往復させて
圧着する。20分間放置した後、40℃の恒温槽に入
れ、更に20分間後にせん断方向に1kgの荷重をか
け、5時間後の粘着シートのずれた距離または、落下ま
での時間を測定した。 [常態粘着力]半導体加工用粘着シートから25mm×
250mmの測定用シートを作成し、23℃×50%の
環境下でシリコンウエハに2kgのゴムロールを1往復
させて圧着する。20分以上放置した後、300mm/
minの引張速度で180゜剥離を行い、紫外線照射前
及び照射後の粘着力を測定した。 [促進粘着力]半導体加工用粘着シートを50℃×24
0時間環境下に放置した後、室温まで冷却し、前記と同
様に紫外線照射前及び照射後の粘着力を測定した。 [蛍光灯下粘着力]半導体加工用粘着シートを500ル
ックスの蛍光灯下に240時間放置した後、前記と同様
に紫外線照射前及び照射後の粘着力を測定した。 [総合評価]各項目中に一つでも×(不良)があるもの
を×(不良)、×(不良)がないものを○(良好)とす
る。
は、基材を25%伸長した時の伸び応力が800g/c
m以上1600g/cm未満で、且つ60秒後に測定し
た残留応力が200g/cm以上400g/cm未満の
特性を有しているので、エキスパンディング時の延伸性
に優れ、チップも均一に整列する。また、充分な応力緩
和性を持つため、ピックアップ時に局所的な応力の集中
が無く、チップの整列性が保持され、ピックアップも容
易になる。更に、粘着剤層がベースポリマー、特定分子
量を有する多官能ウレタンアクリレート系オリゴマー、
光重合開始剤及び特定の粘着付与樹脂を含有するので、
半導体ウエハに対して、紫外線及び/又は放射線の照射
前には十分な粘着力と凝集力を有し、照射後にはピック
アップ等を行う際の最適値まで粘着力を低下させること
ができ、更には、熱あるいは蛍光灯下に長時間暴露され
ても紫外線及び/又は放射線の照射前後における半導体
ウエハに対する粘着力の変化のない安定した半導体ウエ
ハ加工用粘着シートを得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 紫外線及び/又は放射線に対し透過性を
有する基材と、紫外線及び/又は放射線により重合硬化
反応する粘着剤層とを備えるシートにおいて、該粘着剤
層が、アクリル系ポリマー100重量部に対して、架橋
剤0.05〜15重量部、多官能ウレタンアクリレート
系オリゴマー30〜150重量部、光重合開始剤0.0
3〜22.5重量部及び粘着付与樹脂1〜30重量部と
を含有することを特徴とする半導体ウエハ加工用粘着シ
ート。 - 【請求項2】 基材が、25%伸長した時に800g/
cm以上1600g/cm未満の伸び応力と60秒後の
残留応力が200g/cm以上400g/cm未満の特
性を持ち、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、エ
チレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−オクテン共重合
体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−ブテン共
重合体又はエチレン−プロピレン−ブテン共重合体であ
る請求項1記載の半導体ウエハ加工用粘着シート。 - 【請求項3】 アクリル系ポリマーが、アクリル酸、メ
タクリル酸もしくはそのエステルからなるポリマー、ア
クリル酸、メタクリル酸もしくはそのエステルと酢酸ビ
ニルとの共重合体であって、分子量200000〜80
0000である請求項1又は2記載の半導体ウエハ加工
用粘着シート。 - 【請求項4】 多官能ウレタンアクリレート系オリゴマ
ーが、分子量15000〜50000で、硬化後の体積
収縮率が5〜15%及び硬化後の破断伸度が25%以上
である請求項1、2又は3記載の半導体ウエハ加工用粘
着シート。 - 【請求項5】 粘着付与樹脂が、分子量500〜150
0、軟化点75℃以上で、且つ脂肪族:芳香族のモル比
が2:8から8:2の範囲の脂肪族芳香族共重合系石油
樹脂である請求項1、2、3又は4記載の半導体ウエハ
加工用粘着シート。
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