JP3034983B2 - ガススプリング - Google Patents

ガススプリング

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JP3034983B2
JP3034983B2 JP3116915A JP11691591A JP3034983B2 JP 3034983 B2 JP3034983 B2 JP 3034983B2 JP 3116915 A JP3116915 A JP 3116915A JP 11691591 A JP11691591 A JP 11691591A JP 3034983 B2 JP3034983 B2 JP 3034983B2
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JP
Japan
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piston rod
cylinder
piston
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gas spring
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知賀也 関根
広志 村田
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トキコ株式会社
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバンやワゴン車
のバックドアの開閉用等に用いて好適なガススプリング
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来技術によるガススプリングを
ワゴン車のバックドアに用いた場合を例に挙げて示す。
【0003】図において、1は有底筒状に形成されたシ
リンダを示し、該シリンダ1の開口部側には、後述のピ
ストンロッド3を摺動可能に支持するロッドガイド(図
示せず)等がカシメ部1A,1Aによってカシメ固定さ
れ、これにより該シリンダ1内は密封空間となって加圧
ガスが封入されるようになっている。また、該シリンダ
1には一端側に位置して一側ブラケット1Bが設けら
れ、該一側ブラケット1Bはワゴン車の車体(図示せ
ず)に取付けられるものである。
【0004】2は前記シリンダ1内に位置して軸方向に
摺動可能に設けられたピストン、3は一端側が前記シリ
ンダ1内に進入して該ピストン2に連結し、他端側が前
記ロッドガイドを介してシリンダ1外に突出して設けら
れたピストンロッドを示し、該ピストンロッド3の他端
側には後述の他側ブラケット4が設けられている。
【0005】4は前記ピストンロッド3の他端側に設け
られた他側取付部としての他側ブラケットを示し、該他
側ブラケット4は、金属板等から平板状に形成された取
付部4Aと、該取付部4Aに穿設された取付穴4Bと、
取付部4Aの一端側を折曲げて一体形成された固着部4
Cとから構成されている。そして、該他側ブラケット4
は固着部4Cをピストンロッド3の他端側に溶接によっ
て固着するようになっており、5はその溶接部(ビード
部)である。
【0006】従来技術によるガススプリングは上述のご
とき構成を有するもので、シリンダ1の一側ブラケット
1Bをワゴン車の車体に取付け、他側ブラケット4の取
付部4Aをバックドア(図示せず)に取付ける。これに
より、バックドアを開扉すべく、ロックを解除して該バ
ックドアに軽い力を作用させると、シリンダ1内の加圧
ガスによってピストン2が他端側に押圧され、バックド
アは自動的に開扉されるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるものでは、他側ブラケット4は金属板等に
折曲加工等を施して取付部4A、取付穴4B、固着部4
Cを形成し、該固着部4Cをピストンロッド3の他端側
に溶接によって固着して取付けるようにしているから、
他側ブラケット4の加工作業等の作業工程が多い上に、
他側ブラケット4とピストンロッド3との軸心がずれる
のを防止すべく、該他側ブラケット4のピストンロッド
3への取付作業には高い寸法精度が要求され、これによ
り、製造時の作業効率が大幅に低下し、製造コストが増
大するという問題がある。また、他側ブラケット4は、
上述した如くピストンロッド3とは別部材として形成さ
れ、溶接によって固着するようにしているから、溶接作
業時の溶接状態のバラツキ等によって強度不足が生じる
ことがあり、これによって固着部4C等が破損したり、
溶接部5から錆が生じたりすることがあり、信頼性や寿
命が大幅に低下するという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、ピストンロッドの他端側に他側取付部を
容易に形成することができ、該他側取付部とピストンロ
ッドとの間に位置ずれが生じるのを防止できるようにし
たガススプリングを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、両端が閉塞さ
れ、内部に加圧状態のガスが封入されたシリンダと、該
シリンダ内を二つの室に画成するように軸方向に摺動可
能に設けられたピストンと、一端側が前記シリンダ内に
進入して該ピストンに連結され、他端側がシリンダ外に
突出したピストンロッドと、該ピストンロッドの他端側
軸方向から穿設して穴部を形成、当該穴部を径方向
から押圧して平坦面とし、該平坦面に取付穴を穿設した
他側取付部とからなる。
【0010】
【作用】上記構成により、ピストンロッドの他端側に軸
方向から穿設した穴部を形成し、当該穴部を径方向から
押圧して平坦面とし、該平坦面に取付穴を穿設すること
により、ピストンロッドの他端側に他側取付部を一体形
成することができる。また、穴部が穿設されたピストン
ロッドの他端側を押圧することによって平坦面を形成す
るから、ピストンロッドの内部を通じてシリンダ内に封
入された加圧ガスが漏洩することがなく、ガススプリン
グの信頼性を高めることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づいて説明する。なお、実施例では前述した図6に示す
従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0012】図中、11は本実施例によるピストンロッ
ドを示し、該ピストンロッド11は従来技術で述べたピ
ストンロッド3とほぼ同様に、一端側がシリンダ1内に
進入してピストン2に連結し、他端側がロッドガイドを
介してシリンダ1外に突出しているものの、該ピストン
ロッド11の他端11Aには後述の他側ブラケット12
が一体形成されている。
【0013】12は前記ピストンロッド11の他端11
Aに一体形成された他側取付部としての他側ブラケット
を示し、該他側ブラケット12は平板状の取付部12A
と、該取付部12Aに穿設された取付穴12Bとから構
成されている。
【0014】次に、他側ブラケット12の製造方法につ
いて図2ないし図5を参照しつつ説明する。
【0015】まず、図2に示す如くピストンロッド11
の他端11A内に、穴部11Bをドリル等を用いて軸方
向に穿設し、該穴部11B内に錆が発生するのを防止す
べく樹脂11Cをコーティングした後、該他端11Aを
矢示A方向からプレス機械等によって押圧する。次に、
図3に示す如く他端11Aを、平坦面状に押しつぶして
他側ブラケット12の取付部12Aを形成する。次に、
図4に示す如く該取付部12Aに取付穴12Bを穿設す
る。さらに、図5に示す如く取付部12Aの外周側を略
円形状に切り落として他側ブラケット12を製作する。
【0016】本実施例によるガススプリングは上述の如
き構成を有するもので、その基本的動作については従来
技術によるものと格別差異はない。
【0017】然るに本実施例によれば、ピストンロッド
11の他端11Aに他側ブラケット12を一体形成する
構成としたから、ピストンロッド11と他側ブラケット
12との間の溶接作業を廃止できる。この結果、他側ブ
ラケット12の製作、組付け等の作業効率を大幅に向上
できると共に、他側ブラケット12とピストンロッド1
1との間の軸心のずれや強度不足、錆の発生等を防止し
て、当該ガススプリングの信頼性や寿命を大幅に向上で
きる。
【0018】また、中実のピストンロッド11の他端1
1Aに穴部11Bを穿設し、該他端11Aを押圧するこ
とによって他側ブラケット12の取付部12Aを形成す
るから、ピストンロッド11の内部を通じてシリンダ1
内に充填された加圧ガスが漏洩することがなく、ガスス
プリングの信頼性を高めることができる。
【0019】また、前記実施例では、一側ブラケット1
Bをワゴン車の車体に取付け、他側ブラケット12をバ
ックドアに取付けるものとして述べたが、これらの取付
関係を逆としてもよいものである。
【0020】さらに、前記実施例では、ワゴン車のバッ
クドアに用いた場合を例に挙げて説明したが、本発明は
これに限らず、例えば乗用車のボンネットの開閉用、排
煙窓開閉用等の他の用途のガススプリングにも適用する
ことができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、両
端が閉塞され、内部に加圧状態のガスが封入されたシリ
ンダと、該シリンダ内を二つの室に画成するように軸方
向に摺動可能に設けられたピストンと、一端側が前記シ
リンダ内に進入して該ピストンに連結され、他端側がシ
リンダ外に突出したピストンロッドと、該ピストンロッ
ドの他端側に一体形成され、当該他端側を押圧して平坦
面とし、該平坦面に取付穴を穿設した他側取付部とから
ガススプリングを構成するようにしたから、他側取付部
の製作、組付け等の作業効率を向上できる。また、組付
け作業時の位置ずれが生じるのを防止して、信頼性や寿
命を向上できる。さらに、穴部が穿設されたピストンロ
ッドの他端側を押圧することによって平坦面を形成する
から、ピストンロッドの内部を通じてシリンダ内に封入
された加圧ガスが漏洩することがなく、ガススプリング
の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるガススプリングを示す外
観斜視図である。
【図2】図1中のピストンロッドに穴部等を形成した状
態を拡大して示す縦断面図である。
【図3】ピストンロッドの他端を押圧した状態を拡大し
て示す図2と同様の縦断面図である。
【図4】図3中のピストンロッドの他端に取付穴を穿設
して取付部を形成した状態を拡大して示す図2と同様の
縦断面図である。
【図5】図4中の取付部の外周側を切り落として他側ブ
ラケットを形成した状態を拡大して示す正面図である。
【図6】従来技術によるガススプリングを示す外観図で
ある。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストン 11 ピストンロッド 12 他側ブラケット(他側取付部) 12A 取付部(平坦面) 12B 取付穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16F 9/54 F16F 9/32 N (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 9/00 - 9/58 B60J 5/10 B62D 25/12 E05F 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が閉塞され、内部に加圧状態のガス
    が封入されたシリンダと、該シリンダ内を二つの室に画
    成するように軸方向に摺動可能に設けられたピストン
    と、一端側が前記シリンダ内に進入して該ピストンに連
    結され、他端側がシリンダ外に突出したピストンロッド
    と、該ピストンロッドの他端側に軸方向から穿設して穴
    部を形成、当該穴部を径方向から押圧して平坦面と
    し、該平坦面に取付穴を穿設した他側取付部とから構成
    してなるガススプリング。
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