JP3207325B2 - 自動車用ドア - Google Patents

自動車用ドア

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JP3207325B2 JP22914394A JP22914394A JP3207325B2 JP 3207325 B2 JP3207325 B2 JP 3207325B2 JP 22914394 A JP22914394 A JP 22914394A JP 22914394 A JP22914394 A JP 22914394A JP 3207325 B2 JP3207325 B2 JP 3207325B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ドアに関し、
さらに詳しくは、自動車用ドアの内面側に配設されるド
アトリムの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアの内面側に配設されるドア
トリムについては、過大な衝撃力が作用した場合にこの
衝撃力を吸収する機能(衝撃吸収性)が必要とされてい
る。図15及び図16は衝撃吸収機能を有する従来の自
動車用ドア30の内側構造を示すものであって、これら
の図において、31はドアトリム、32は自動車用ドア
30の本体の内面を構成するドアインナパネル、33は
衝撃吸収用のパッドである。
【0003】上述のドアトリム31は1枚の板状部材を
屈曲成形したトリムボードにて構成されており、ドアイ
ンナパネル32の内側に取付けられている。また、上述
のパッド33は前記ドアトリム31の上方隅部の裏面に
貼り付けられ、自動車用ドア30の隅部においてドアト
リム31とドアインナパネル32との間に衝撃吸収体と
して介在されている。かくして、図16において矢印F
で示す方向(側面方向)の過大な衝撃力がドアトリム3
1に加わった場合に、前記パッド33にて衝撃力の吸収
がなされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来の自動車用ドア30では、充分な衝撃吸収のた
めにパッド33の厚さT(図16参照)を厚くする必要
があり、これに応じてドアトリム31を成形する際の絞
り深さを大きくしなければならず、その成形がしずらい
という問題点がある。
【0005】その上、ドアトリム31の絞り深さが大き
くなることから、ドアトリム31の剛性が大きくなり、
これに起因してパッド33による衝撃吸収効果が低減さ
れるという不具合を生じる。
【0006】また、パッド33の厚さTを厚くすると、
ドアトリム31のデザイン形状に制約を受け、ドアトリ
ム31のデザインの自由度が狭められる不具合もある。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、ドアトリムのみで充分に
衝撃吸収を行なうことができてパッドを厚くしなくても
済み、しかもドアトリムのデザイン上の自由度を向上さ
せることができるような構成の自動車用ドアを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、互いに別体の枠状のトリムボード部
材とオーナメント部材とでドアトリムを構成すると共
に、前記トリムボード部材の中央部分に設けられた開口
内に前記オーナメント部材を嵌着した状態で前記トリム
ボード部材とオーナメント部材とを互いに組付け、前記
トリムボード部材とオーナメント部材との組付箇所を、
前記ドアトリムに過大な衝撃力が作用した時に前記トリ
ムボード部材とオーナメント部材との相対的な結合状態
が解除され又は結合箇所がスライドされる結合構造とし
ている。
【0009】また、本発明では、前記結合構造を、前記
トリムボード部材に設けられた薄肉状のボス部を前記オ
ーナメント部材の穴部に差込んだ状態で前記オーナメン
ト部材に溶着して成る構造とし、前記ドアトリムに過大
な衝撃力が作用した時に前記薄肉状のボス部が切離され
るように構成している。
【0010】また、本発明では、前記結合構造を、前記
トリムボード部材とオーナメント部材との結合箇所の近
傍において前記オーナメント部材に前記結合箇所を取り
囲むようにノッチを形成して成る構造とし、前記ドアト
リムに過大な衝撃力が作用した時に前記オーナメント部
材が前記ノッチの箇所において分離されるように構成し
ている。
【0011】また、本発明では、前記結合構造を、前記
トリムボード部材に形成されたボス部を前記オーナメン
ト部材に形成された長孔又は切欠きに挿通して前記ボス
部にねじを螺着して成る構造とし、前記ドアトリムに過
大な衝撃力が作用した時に前記ボス部及びねじが前記オ
ーナメント部材の長孔又は切欠きに沿ってスライドする
ように構成している。
【0012】
【作用】ドアトリムのオーナメント部材に側方から過大
な衝撃力が作用した場合には、ドアトリムを構成するト
リムボード部材とオーナメント部材とが分離されて各々
が別個の部材となる。或いは、トリムボード部材とオー
ナメント部材との結合箇所が相対的にスライドされる。
これに伴って、トリムボード部材及びオーナメント部材
がそれぞれ変形し易くなり、従ってドアトリムのみで衝
撃力が充分に吸収されることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図14
を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明に係る自動車用ドア1を示す
ものであって、この自動車用ドア1はドアアウタパネル
2及びドアインナパネル3とを閉断面形状に接合して成
るドアパネル部4と、このドアパネル部4の上部に取付
けられたドアサッシュ部5とを備えている。そして、ド
アパネル部4のドアインナパネル3の内面側には、ドア
トリム6が後述のような配設構造にて取付けられてい
る。
【0015】すなわち、上述のドアトリム6は、図2及
び図3に明示するように、中央部分に開口7を有する枠
状のトリムボード部材8と、このトリムボード部材8の
開口7内に嵌着されて組付けられるオーナメント部材9
とで構成されている。換言すれば、ドアトリム6は、互
いに別個の部材として独立に成形されたトリムボード部
材8とオーナメント部材9とに分割され、これらの部材
8,9を組合わせて互いに結合することにより1つのド
アトリム6が構成されている。
【0016】図3はトリムボード部材8とオーナメント
部材9との結合構造の第1実施例を示すものであって、
本例の場合には、トリムボード部材8の開口7の周囲の
端縁部分8aに裏面側に突出する円筒形状のボス部10
が一体成形されると共に、オーナメント部材9の周縁部
分9aには前記ボス部10が挿通される取付孔11が形
成されている。
【0017】また、上述のボス部10の先端(突出端)
にはこのボス部10よりも大径のリング状の取付片部1
2が一体成形されており、ボス部10の肉厚t(図3参
照)は適度に薄く構成されている。かくして、図3に示
すように、オーナメント部材9の周縁部分9aがトリム
ボード部材8の端縁部分8aの裏面側に配置されてその
本体部分9bがトリムボード部材8の開口7内に嵌合さ
れると共に、オーナメント部材9のボス部10がトリム
ボード部材8の取付孔11に挿通された状態でトリムボ
ード部材8とオーナメント部材9とが互いに組合わされ
ている。そして、前記ボス部10の先端の取付片部11
が超音波溶着等の手段にてトリムボード部材8の端縁部
分8aに取付けられ、これによりトリムボード部材8と
オーナメント部材9とがボス部10を介して互いに連結
されて1つのドアトリム6が形成されるようになってい
る。。
【0018】なお、ボス部10の肉厚tはボス部10の
材質等によって異なるため一義的にその数値を定めるこ
とはできないが、次の条件を満足するように定められて
いる。すなわち、ボス部10はトリムボード部材8とオ
ーナメント部材9との間の結合状態を維持するのに充分
な強度を有する一方、ドアトリム6に過大な衝撃力が作
用した場合にはその際の衝撃力にて前記ボス部10が他
の部分より先に破断されるような比較的弱い強度となる
ような厚さに設定されている。
【0019】さらに、前記ボス部10による結合箇所及
びその近傍箇所(本例では、図2及び図3に示すように
自動車用ドア1の上方の隅部)には、トリムボード部材
8及びオーナメント部材9の裏面に衝撃吸収用のパッド
13が貼付されている。
【0020】このように構成されたドアトリム6は、ド
アインナパネル3を覆い隠すべくこのドアインナパネル
3の内面に内装部材として取付けられ、互いに対向配置
されたドアトリム6とドアインナパネル3の上方隅部に
おいてこれらの間にパッド13が介在された状態となさ
れている。
【0021】上述の如き自動車用ドア1によれば、次の
ような利点がある。まず、ドアトリム6を互いに別体の
トリムボード部材8とオーナメント部材9とに分割する
と共に、トリムボード部材8とオーナメント部材9とを
互いに結合するボス部10の肉厚tを薄く構成するよう
にしているので、ドアトリム6に側方から過大な衝撃力
が加わった場合にはこのボス部10が図4に示すように
破断されてオーナメント部材9から外される。このた
め、トリムボード部材8及びオーナメント部材9の結合
状態が解除され、これらの両部材8,9は互いに別個独
立の部材となって、結合状態時に比べてより容易に変形
し易い状態になる。従って、トリムボード部材8及びオ
ーナメント部材9にそれぞれ作用する過大な衝撃力に応
じてこれら両部材8,9が充分に変形し得ることとな
る。その結果、ドアトリム6のみでも充分に衝撃力の吸
収が行なわれる。
【0022】さらに、本例の自動車用ドア1によれば、
上述の如きドアトリム6の衝撃吸収機能に加えて、パッ
ド13による衝撃吸収機能も有するため、より一層良好
な衝撃吸収効果を得ることができる。
【0023】しかも、本例では別体のトリムボード部材
8とオーナメント部材9とでドアトリム6を構成するよ
うにしているので、各部材8,9の成形に際して絞り深
さを大きくしないで済み、成形の容易化を図ることがで
きると共に、パッド13による衝撃吸収効果が低減され
る程度に各部材8,9の剛性が増大されてしまうような
不具合を生じるのを防止できる。また、特に、パワー・
マニュアルウインド等の仕様によりドアトリム6の形状
が通常のものと異なるような場合に、オーナメント部材
9のみの形状変更により対応が可能であり、型費の削減
が可能となる。
【0024】さらに、主な衝撃吸収効果は上述のように
ドアトリム6のみにより得ることが可能なので、パッド
13の厚さL(図3参照)をあまり厚くする必要がなく
なる。そのため、ドアトリム6自体の厚さも厚く構成せ
ずに済むこととなり、ドアトリム6のデザイン上の設計
の自由度の向上を図ることができる。
【0025】また、図5〜図7は本発明の第2実施例を
示すものであって、本例は、ドアトリム6を構成する別
体のトリムボード部材8とオーナメント部材9をねじ1
4にて互いに結合し、かつ、オーナメント部材9のうち
の前記両部材8,9の結合箇所の近傍箇所にノッチ15
を形成するようにしたものである。
【0026】さらに詳述すると、トリムボード部材8の
裏面には、図5に示すようにねじ穴17を有する厚肉状
のボス部18が一体成形されており、オーナメント部材
9の周縁部9aには、図6に示すようにねじ挿通孔19
が形成されている。そして、前記オーナメント部材9の
片面側には、ねじ挿通孔19の近傍箇所においてこのね
じ挿通孔19をコ字状に取り囲むように延びる領域に沿
って断面V字形状のノッチ(溝部)15が形成されてい
る。
【0027】かくして、本例では、トリムボード部材8
とオーナメント部材9とを組合わせた状態の下でねじ1
4をオーナメント部材9のねじ挿通孔19に挿通してト
リムボード部材8のボス部18のねじ穴17に螺着する
ことにより、これらの両部材8,9を互いに一体に結合
するように構成している。また、これらの両部材8,9
の結合箇所すなわちねじ14によるねじ止め箇所の周囲
にオーナメント部材9のノッチ15が存在した状態とな
されるようになっている。
【0028】上述の如き本例の構成によれば、ドアトリ
ム6に側方から過大な衝撃力Fが加わった場合には、オ
ーナメント部材9の最も強度の低い部分すなわちノッチ
15が形成されている薄肉状部分21が破断されて、コ
字形状のノッチ15にて取り囲まれた矩形部分22が図
7に示すようにオーナメント部材9から分離される。そ
のため、トリムボード部材8とオーナメント部材9との
相互間の結合状態が解除され、これらの部材8,9が別
個独立の部材となって単独で変形し易い状態となる。従
って、前記衝撃力Fをドアトリム6のみで充分に吸収で
き、既述の第1実施例の場合と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0029】また、図8〜図10は本発明の第3実施例
を示すものであって、本例は、オーナメント部材9の周
縁部9aの数ケ所にそれぞれ形成した長穴24にトリム
ボード部材8のボス部25をそれぞれ差込み、これらの
ボス部25の頭部25aを加締めることにより、トリム
ボード部材8とオーナメント部材9とを結合するように
したものである。なお、図9及び図10に示すように、
上述の長穴24はオーナメント部材9の周端の近傍から
オーナメント部材9の中央部分に向けて長手状の延びて
おり、トリムボード部材8とオーナメント部材9との通
常の結合状態では、前記長穴24の長手方向の内側(図
9及び図10において左側端部)において加締め止めが
なされるようになっている。
【0030】このような本例の構成によれば、ドアトリ
ム6に側方から過大な衝撃力Fが加わった場合には、ト
リムボード部材8及びオーナメント部材9が図11に示
すようにパッド13に食い込む方向に変形し、これに応
じて、両部材8,9の加締めによる通常の結合状態が解
除されて前記ボス部25が前記長穴24に沿って図11
において矢印S方向にスライド(相対移動)される。従
って、この際の相対移動に伴い、両部材8,9は初期の
結合状態の場合に比べてより変形し易い状態の下に置か
れることとなり、前記衝撃力Fを充分に吸収することが
できる。
【0031】また、図12及び図13は本発明の第4実
施例を示すものであって、本例は、トリムボード部材8
とオーナメント部材9との結合を、オーナメント部材9
の長穴24に差込んだトリムボード部材8のボス部26
にねじ27を螺着することにより行なうように構成した
ものである。この場合のねじ27によるねじ止め箇所
は、既述の第3実施例の場合と同様に、前記長穴24の
内側の箇所である。
【0032】本例の場合にも既述の第3実施例と同様
に、ドアトリム6に側方から過大な衝撃力Fが加わった
ときにボス部26が長穴24に沿ってスライドしてこれ
らの間に相対移動を生じることとなるため、第3実施例
と同様の作用効果を得ることができる。
【0033】また、図14は本発明の第5実施例を示す
ものであって、本例では、前記第3及び第4実施例にお
ける長穴24に代えて、オーナメント部材9の端部にお
いて開放されたU字形状の切欠き28を形成するように
したものである。なお、その他の構成は前記第3又は第
4実施例と同様である。
【0034】本例の場合にも、前記第3又は第4実施例
と同様に過大な衝撃力Fに対応して前記ボス部26と切
欠き28とが相対的にスライドしてこれらの間に相対移
動を生じるため前記と同様の作用効果を得ることができ
るが、それに加えて、特に過大な衝撃力Fがドアトリム
6に作用した場合にはボス部26が切欠き28から完全
に外れて両部材8,9は相対的に単独の状態となってよ
り一層変形し易くなり、効果的な衝撃吸収を行なうこと
ができる。
【0035】以上、本発明の各実施例につき述べたが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本
発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能
である。例えば、トリムボード部材8に形成するボス部
10,18,25,26の形状や、オーナメント部材9
に形成する長穴24又は切欠き28の形状等は、必要に
応じて変更可能である。また、ボス部10,18,2
5,26にナット(ねじ)を螺着することによりトリム
ボード部材8とオーナメント部材9との結合を行なうよ
うにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、互いに別体のト
リムボード部材とオーナメント部材とでドアトリムを構
成し、前記トリムボード部材とオーナメント部材との組
付箇所を、前記ドアトリムに過大な衝撃力(大荷重)が
作用した時に前記トリムボード部材とオーナメント部材
との相対的な結合状態が解除され又は結合箇所がスライ
ドされる結合構造としたものであるから、衝撃力作用時
にはドリムボード部材とオーナメント部材とが外れて別
部材となって単独で変形し易い状態となる。或いは、こ
れらの部材の結合箇所がスライドするのに伴って、衝撃
力作用前の結合状態時に比べてトリムボード部材及びオ
ーナメント部材がそれぞれ変形し易い状態となる。しか
も、上述の如くドアトリムを互いに別体のトリムボード
部材とオーナメント部材とに分割するようにしたので、
各部材の成形に際して絞り深さを大きくしなくて済み、
必要以上の剛性の増大を来すような不具合を回避でき
る。このため、本発明によれば、衝撃力作用時にトリム
ボード部材及びオーナメント部材が充分に変形し得て、
ドアトリムのみでも衝撃力を充分に吸収することができ
る。従って、本発明の自動車用ドアによれば、ドアトリ
ムとドアインナパネルとの間に配置されるパッドの弾性
と併せて極めて優れた衝撃吸収機能を奏することができ
る。
【0037】また、上述の如くドアトリムのみでも衝撃
力を充分に吸収することができるので、衝撃吸収用の前
記パッドの厚さを厚くする必要がなくなる。このため、
パッドを備えるドアトリム自体の厚さも厚く構成する必
要がなくなり、デザイン上の自由度の向上を図ることが
できる。
【0038】さらに、パワー・マニュアルウインド等の
仕様に応じてドアトリムの形状が特殊な形状となる場合
に、オーナメント部材のみを形状変更することにより対
応が可能であるため、ドアトリム成形のための型費の削
減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用ドアの斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す自動車用ドアのドア
トリムの正面図である。
【図3】図2におけるA−A線拡大断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る自動車用ドアのドア
トリムに過大な衝撃力が加わった場合の状態を示す図3
と同様の断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す自動車用ドアの断面
図である。
【図6】図5において矢印X方向からオーナメント部材
の周縁部を見た平面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る自動車用ドアのドア
トリムに過大な衝撃力が加わった場合の状態を示す図5
と同様の断面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す自動車用ドアのドア
トリムの正面図である。
【図9】図8におけるB−B線拡大断面図である。
【図10】図9において矢印Y方向からオーナメント部
材の周縁部を見た平面図である。
【図11】本発明の第3実施例に係る自動車用ドアのド
アトリムに過大な衝撃力が加わった場合の状態を示す図
9と同様の断面図である。
【図12】本発明の第4実施例を示す自動車用ドアのド
アトリムの断面図である。
【図13】図12において矢印Z方向からオーナメント
部材の周縁部を見た平面図である。
【図14】本発明の第5実施例を示す図13と同様の平
面図である。
【図15】従来の自動車用ドアのドアトリムの正面図で
ある。
【図16】図15におけるC−C線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 自動車用ドア 6 ドアトリム 8 トリムボード部材 9 オーナメント部材 10 ボス部 11 取付孔 12 取付片部 13 衝撃吸収用のパッド 14 ねじ 15 ノッチ 17 ねじ穴 18 ボス部 19 ねじ挿通孔 21 薄肉状部分 24 長穴 25 ボス部 25a 頭部(加締め部) 26 ボス部 27 ねじ 28 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 慎二 静岡県浜松市篠ケ瀬町91番地 株式会社 太田シート内 (56)参考文献 特開 平5−213141(JP,A) 実開 平6−87019(JP,U) 実開 平2−38213(JP,U) 実開 平1−91621(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00 B60R 21/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに別体の枠状のトリムボード部材と
    オーナメント部材とでドアトリムを構成すると共に、前
    記トリムボード部材の中央部分に設けられた開口内に前
    記オーナメント部材を嵌着した状態で前記トリムボード
    部材とオーナメント部材とを互いに組付け、前記トリム
    ボード部材とオーナメント部材との組付箇所を、前記ド
    アトリムに過大な衝撃力が作用した時に前記トリムボー
    ド部材とオーナメント部材との相対的な結合状態が解除
    され又は結合箇所がスライドされる結合構造としたこと
    を特徴とする自動車用ドア。
  2. 【請求項2】 前記結合構造を、前記トリムボード部材
    に設けられた薄肉状のボス部を前記オーナメント部材の
    穴部に差込んだ状態で前記オーナメント部材に溶着して
    成る構造とし、前記ドアトリムに過大な衝撃力が作用し
    た時に前記薄肉状のボス部が破断されるように構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドア。
  3. 【請求項3】 前記結合構造を、前記トリムボード部材
    とオーナメント部材との結合箇所の近傍において前記オ
    ーナメント部材に前記結合箇所を取り囲むようにノッチ
    を形成して成る構造とし、前記ドアトリムに過大な衝撃
    力が作用した時に前記オーナメント部材が前記ノッチの
    箇所において分離されるように構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の自動車用ドア。
  4. 【請求項4】 前記結合構造を、前記トリムボード部材
    に形成されたボス部を前記オーナメント部材に形成され
    た長孔又は切欠きに挿通して前記ボス部にねじを螺着し
    て成る構造とし、前記ドアトリムに過大な衝撃力が作用
    した時に前記ボス部及びねじが前記オーナメント部材の
    長孔又は切欠きに沿ってスライドするように構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドア。
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