JP3034613U - 絵画形成用素材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 独自の専用紙材と各種色彩の水引を絵画用素
材として使用することによって、極めて斬新な感覚を醸
し出す新規の絵画の提供を図ったものである。 【構成】 所要の色彩を具えかつ表面は所謂段ボールの
ような波状面に形成して成る専用紙材１と、所要の色彩
を具えた水引２とから成り、前記専用紙材１の波状面を
形成する円弧状凹溝1aは、上記水引２の径と等しいか、
これよりやゝ大径とするように形成した絵画形成用素
材、及びこの素材で形成した絵画。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一般家庭、飲食店、ホテル等において、部屋の壁等に掛けておく装 飾用絵画及びこれを形成するための素材に関するものであって、個人に依る趣味 的製作、または、業者による専門的製作に依存し、水引を用いたと言う極めてユ ニークな絵画の提供を可能ならしめたものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、水引を用いた絵画と言うものは全く存在しなかった。 そして、水引は これを種々の形に編むことを通例とし、絵画用素材として使用することは皆無で あった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、独自の専用紙材と各種色彩の水引を絵画用素材として使用すること によって、従来まったく存在しなかった極めて斬新な感覚を醸し出す新規の絵画 の提供を可能化したものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、所要の色彩を具えかつ表面は所謂段ボールのような波状面に形成し て成る専用紙材１と、所要の色彩を具えた水引２とから成り、前記専用紙材１の 波状面を形成する円弧状凹溝1aは、上記水引２の径と等しいか、これよりやゝ大 径とするように形成したことを特徴とする絵画形成用素材、及び、この素材を用 いて形成した絵画に係るものである。 そして、上記専用紙材は、各種の色彩を具えた複数枚から成り、また、上記水 引も各種の色彩を具えた複数本のもので構成することてに依り、作成対象絵画の 多色性を図る。 本考案はこのような構成の採用に基づき、水引を用いた絵画と言う新規の製品 の提供を図るようにしたものである。

【０００５】

【作用】

専用紙材１を適宜の形状に裁断貼り合わせて希望する図形を形成すると共に、 その円弧状凹溝1a内に所望の色彩を具えた水引２を適宜に嵌込んで接着すること に依って絵画を形成する。

【０００６】

【実施例】

図３は本考案に用いる専用紙材１を表したものである。 当該紙材１は同図に に示すように、表面は所謂段ボールのような波状面に形成してある。 そして、 波状面を形成する部分である円弧状凹溝1aは、絵画の素材として使用する水引２ （図１及び図２参照）の径と等しいか、これよりやゝ大径とするように形成して ある。

【０００７】 上記した専用紙材１は各種の色彩を具えたものを取り揃え、また、水引２も 各種の色彩を具えたものを取り揃える。 そして、本考案に係る絵画は、上記の ような形態を具えたかつ各種の色彩が施された専用紙材１を適宜の形状に裁断す ると共に、その円弧状凹溝1a内に所望の色彩を具えた水引２を適宜に嵌込んで接 着することに依って絵画を構成するものである。

【０００８】 図１は完成化された状態にある絵画の具体例を表したものである。 同図に示 す実施例は魚（マンボウ）をデザイン化した絵画であるが、これを形成するには 下記のようにして行う。

【０００９】 上記した専用紙材１を用い、これで、基本と成る基板部紙材Ａと、魚の胴体部 分を象った胴体部切抜紙材Ｂと、魚の頭部分を象った頭部切抜紙材Ｃと、魚の背 びれを象った背びれ部切抜紙材Ｄと、魚の腹びれを象った腹びれ部切抜紙材Ｅと 、魚の胸びれを象った胸びれ部切抜紙材Ｆと、魚の目象った目部切抜紙材Ｇと、 気泡を象った気泡部切抜紙材Ｈとを、各種の色彩を具えた専用紙材から切り抜く と共に、基板部紙材Ａに対して当該各部の切抜紙材Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆ，Ｇ，Ｈ を貼着する。 その貼り付けは、専用紙材１の波目を水平方向、垂直方向、或い は斜方向等、希望の方向に選定することによって、イメージする図形を作成する 。 また、貼着も、同一平面での貼着ではなく、胸びれ部切抜紙材Ｆ及び目部切 抜紙材Ｇのように重ねて貼着するようにしても良い。

【００１０】 次に、希望の色彩を具えた水引２を必要長さに切断して、専用紙材１の円弧状 凹溝1a内に嵌合接着することに依って、絵画を完成させる。 図１に示す実施例 にあっては、胴体部切抜紙材Ｂと、胸びれ部切抜紙材Ｆにおける円弧状凹溝1aの 所要部に水引２を嵌合接着してある。

【００１１】 なお、前記した基板部紙材Ａであるが、図１に示す実施例にあっては専用紙材 １を用いたが、このような波状面の紙材ではなく通常の厚紙を用いても良い。 更に、図形を形成する切抜紙材も、一部には通常の厚紙を用いることにより、作 成絵画の多変性を求めるようにしても良い。

【００１２】 本考案は、所要の色彩を具えかつ表面は所謂段ボールのような波状面に形成 して成る専用紙材１と、所要の色彩を具えた水引２とから成り、前記専用紙材１ の波状面を形成する円弧状凹溝1aは、絵画の素材として使用する水引２の径と等 しいか、これよりやゝ大径とするように形成したから、前記専用紙材１を適宜の 形状に裁断貼り合わせて希望する図形を形成すると共に、その円弧状凹溝1a内に 所望の色彩を具えた水引２を適宜に嵌込んで接着することに依って希望する図柄 の絵画が形成されることと成る。

【００１３】 形成された絵画は、専用紙材１の波形面と、これに嵌め込まれた水引の存在に に依り、その素材が固有する光の吸収及び反射作用の相乗効果が醸し出され、こ れらの単独使用とは異なった著しくユニークにして新しい美的概念を奏すること と成る。

【００１４】 また、請求項２に記載のような構成、すなわち、各種の色彩を具えた複数枚の 専用紙材と、各種の色彩を具えた複数本の水引との組合せから成るように構成す ることにより、出来上がり絵画の多色性を図ることができる。

【提出日】平成８年９月２日

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案は、所要の色彩を具えかつ表面は所謂段ボ
ールのような波状面に形成して成る専用紙材１と、所要の色彩を具えた水引２と
から成り、前記専用紙材１の波状面を形成する円弧状凹溝１ａは、上記水引２の
径と等しいか、これよりやゝ大径とするように形成したことを特徴とする絵画形
成用素材に係るものである。そして、上記専用紙材は、各種の色彩を具えた複数
枚から成り、また、上記水引も各種の色彩を具えた複数本のもので構成すること
てに依り、作成対象絵画の多色性を図る。本考案はこのような構成の採用に基づ
き、水引を用いた絵画と言う新規の製品の提供を図るようにしたものである。

【提出日】平成８年９月２日

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００７

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００７】 上記した専用紙材１は各種の色彩を具えたものを取り揃え、また、水引２も各 種の色彩を具えたものを取り揃える。そして、本考案に係る絵画形成用素材は、 上記のような形態を具えたかつ各種の色彩が施された専用紙材１を適宜の形状に 裁断すると共に、その円弧状凹溝１ａ内に所望の色彩を具えた水引２を適宜に嵌 込んで接着することに依って絵画を構成するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る絵画形成用素材を用いて完成化し
た絵画の一例を示す正面図である。

【図２】本考案に係る絵画形成用素材を用いて完成化し
た絵画のの一部を切断して示す拡大断面図である。

【図３】本考案に係る素材における専用紙材１を表した
斜視図である。

【符号の説明】

１ 専用紙材 1a 円弧状凹溝 ２ 水引

【手続補正書】

【提出日】平成８年９月２日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の名称

【補正方法】変更

【補正内容】

【考案の名称】 絵画形成用素材

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所要の色彩を具えかつ表面は所謂段ボー
   ルのような波状面に形成して成る専用紙材(１)と、所要
   の色彩を具えた水引(２)とから成り、前記専用紙材(１)
   の波状面を形成する円弧状凹溝(1a)は、上記水引(２)の
   径と等しいか、これよりやゝ大径とするように形成し、
   前記専用紙材(１)を適宜の形状に裁断貼り合わせて希望
   する図形を形成すると共に、その円弧状凹溝(1a)内に所
   望の色彩を具えた水引(２)を適宜に嵌込んで接着するこ
   とに依って絵画を形成するように構成したことを特徴と
   する絵画形成用素材。
2. 【請求項２】 各種の色彩を具えた複数枚の専用紙材
   と、各種の色彩を具えた複数本の水引との組合せから成
   る請求項１に記載の絵画形成用素材。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の絵画形
   成用素材で形成して成る絵画。