JP3025672U - 立体切絵 - Google Patents

立体切絵

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JP3025672U
JP3025672U JP1995014029U JP1402995U JP3025672U JP 3025672 U JP3025672 U JP 3025672U JP 1995014029 U JP1995014029 U JP 1995014029U JP 1402995 U JP1402995 U JP 1402995U JP 3025672 U JP3025672 U JP 3025672U
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cutout
dimensional
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JP1995014029U
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美映子 堀部
葉詩美 六谷
Original Assignee
美映子 堀部
葉詩美 六谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンボススタンプで印捺された図柄模様部
に、熱溶融性樹脂パウダーを用いて紙片に立体性のある
凹凸図柄模様部を形成し、これを複数枚裁断して重ね合
わすことで立体性と作業性に優れた立体切絵を得る。 【解決手段】 エンボススタンプで立体的な凹凸図柄模
様部を設けた紙片を、該模様部に沿って裁断し、この切
絵形成部片を複数枚用いて、順次台紙へシリコン樹脂で
以って接着固定して、図柄模様部に重合部分を形設す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はエンボススタンプを用いて、予め立体的な凹凸による図柄模様部が形 成された切絵形成部片を、空隙を介して幾重にも重ね合わせて遠近のある立体的 な装飾品として供する立体切絵に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、草花、その他適宜図柄模様が描出された紙片を、当該図柄模様部の 輪郭に沿ってハサミ等を用いて裁断し、この裁断された切絵形成部片を所望の台 紙へ数枚重ねて貼着し、恰も立体化された図柄模様であるかの如く外観上認識さ せる立体性を出現させた切絵は周知されるところである。
【0003】 斯かる立体切絵に於いては、夫々の切絵形成部片に所望の色彩を着色して形成 されるものであって、この切絵形成部片は扁平で単にその輪郭に沿って裁断され たに過ぎず、切絵形成部片そのものは、立体性を有した凹凸形状には形成されて いないものであった。このため同一図柄模様部の切絵形成部片を仮令幾重にも重 合して、立体性を演出したとしても、切絵形成部片が扁平な外観形状であるため 、動的な立体性と、リアル性とに欠如し、薄っぺらで重厚さに乏しい立体切絵と なり、優れた立体感が得られず遺憾とするところであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然るに本考案が茲に開発した立体切絵にあっては、既述在来の欠陥に鑑みて鋭 意研究の結果に提案されたものであって、立体切絵を形成する切絵形成部片その ものに、凹凸による図柄模様部を予め形成して、それ自体に立体性を付与してお き、その切絵形成部片を複数枚裁断して、一定の図柄模様部にこれと同一または 近似した、或いはその一部分を幾重にも所望空隙を介して重ね合わせて、従来に 見ない優れた立体性を有した立体切絵を提供することを目的とする。
【0005】 また、草花等の立体切絵に完成されたものを、所望の額内へ収納して、室内等 のインテリアとして供する立体切絵を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を有効に達成するがために本考案に於ける立体切絵にあっては、 エンボススタンプで立体的な適宜凹凸図柄模様部2を形成してなる紙片1を、そ の図柄模様部2に沿って複数枚裁断して切絵形成部片3を設け、該切絵形成部片 3の同一図柄模様部2を所望台紙4へ順次互いに間隔を介して固着し、図柄模様 部2に重合部分5を形成した立体切絵を特徴としており、また切絵形成部片3は 、任意の色彩に着色されている立体切絵を特徴としており、また図柄模様部2の 重合部分5には、相隣接する切絵形成部片3間にシリコン樹脂6を介在させて接 着する立体切絵を夫々特徴としているものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の立体切絵にあっては、所望草花等の図柄模様の輪郭が凸設されたエン ボススタンプを、紙片1に印捺し、その図柄模様の輪郭面へ熱溶融性樹脂による 粉末パウダーを散布した後、これを加熱することで紙片1面上へ立体的な凹凸図 柄模様部2が形成され、その図柄模様部2の外縁輪郭に沿って、複数枚裁断され た切絵形成部片3を、台紙4面へ順次相隣接する上下間に間隔を介してシリコン 樹脂6で接着し、重合部分5を形設して、これを立体切絵とするのであるため、 重合部分5は頗る立体性に顕著な図柄模様部2となり、リアルで装飾性に富んだ 立体切絵が製出でき、また凹凸図柄模様部2がエンボススタンプ通りに表現でき て、図柄模様部2の突出部分を、金、銀、その他任意に配色することが出来、そ の変化を同時に楽しむことが可能となるものである。
【0008】
【実施例】
次いで本考案による立体切絵に関する実施の一例を以下に詳述する。
【0009】 図6に示されるものは、立体切絵を厚紙等の台紙4へ貼着固定して、目的とす る立体切絵を得た完成図であって、図面に於いては、チューリップの図柄模様と しているが、バラ、百合その他任意の草花、各種動物、のみならずあらゆる物へ 展開することが出来る。この図6のチューリップ図柄模様に於いては、数種の花 部分と葉部分とが、夫々複数枚重ね合わされた重合部分5を備え、その各重合部 分5を構成する切絵形成片3は、同一の輪郭に裁断されたり、一部分が切断され て接着されているものであり、これによって全体として立体的な切絵が形成され ることとなる。
【0010】 以下、添付図面について説明すると、1は稍々厚手の方形状の紙片であって、 該紙片1の面上へ適宜図柄模様部2を表現するのであるが、この際図柄模様部2 は、凸面に形成された印版であるチューリップ等の所望図柄模様に、インクが塗 布されたエンボススタンプを用いて、既述の紙片1の面上へ印捺し完了する。
【0011】 適宜図柄模様を印捺した後、その未乾燥状態下で熱溶融性樹脂よりなる粉末の エンボスパウダーを散布して、余分なパウダーを振るい落し、而して、図柄模様 部2に前記パウダーによる突出縁を形成した後、当該紙片1の裏面より電熱等の 加熱手段を用いて加熱を施し、前記パウダーを融解させて紙片1の面上に、凸状 となって出現した立体感のある図柄模様部2よりなるエンボスプリントを形設す る。次いで、その図柄模様部2の輪郭に沿って所望着色具、例えば水性サインペ ン等を用いてこれを着色することで、エンボススタンプで立体的な適宜凹凸図柄 模様部2が着色形成された紙片1が得られる。
【0012】 斯様な構成によって製出された紙片1を複数枚、好ましくは4枚用いて夫々の 図柄模様部2の輪郭に沿って、ハサミ等の切断具を用いて裁断して、切絵形成部 片3を設けるのであるが、当該切絵形成部片3は任意の色彩に着色されており、 この第1番目の紙片1では、図2の如く立体切絵のベースとなるように、略チュ ーリップの全体図柄が顕出されるように裁断され、これを所望台紙4へ接着固定 される。
【0013】 続いて、第2番目の紙片1では、図3の如く第1番目の図柄模様部2に於ける 各々の図柄模様部2の面上へ配設されると同時に接着固定される切絵形成部片3 の小片へと裁断される。
【0014】 更に、第3番目の紙片1では、図4の如く第2番目の図柄模様部2に於ける各 々の図柄模様部2の面上へ配設されると同時に接着固定される切絵形成部片3の 小片へと裁断されるが、この第3番目の紙片1にあっては、第2番目の図柄模様 部2と異なり、余分な部分をカットして更に立体性を高めるように裁断されるこ ととなる。
【0015】 更に、第4番目の紙片1では、図5の如く第3番目の図柄模様部2に於ける各 々の図柄模様部2の面上へ配設されると同時に接着固定される切絵形成部片3の 更に小片へ裁断されたものである。
【0016】 而して、第1番目から第4番目へ夫々裁断された切絵形成部片3を、順次略重 ね合せ或いは図柄模様を整え、または切絵形成部片3を立体的に屈曲させ固定さ れるのであるが、この固定手段にはシリコン樹脂6が用いられ、上下方向に相隣 接する切絵形成部片3間にシリコン樹脂6を肉厚に介在させて、相隣接する図柄 模様部2に互いに間隔を存して接着固定され、従来にない優れた重合部分5によ る立体性とボリューム感を呈するように構成される。
【0017】 これ等の切絵形成部片3が、シリコン樹脂6で以って接着固定された所望台紙 4は、適宜大きさの額等に収納され、室内のインテリアとして壁面に吊設され、 或いは適宜部位へ載置され、立体切絵として供するものとなる。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、紙片1に立体的な凹凸図柄模様部2がエンボススタンプで形 成され、その輪郭等に沿って裁断された切絵形成部片3を、複数枚重ね合わせて 重合部分5としているので、切絵形成部片3そのものに、溶融によって盛り上が った凹凸による立体性が具備され、同時に所望の間隔を介して夫々シリコン樹脂 6を用いて切絵形成部片3が接着固定されるので、立体感が溢れる、またリアル で装飾性に優れた立体切絵が得られ、その接着固定手段に弾力性を伴うので、接 着固定後に切絵形成部片3を整え、また変形することが極めて容易となり、作業 性に優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙片に図柄模様部を形成した基本となる切絵の
正面図である。
【図2】図1に示す切絵を裁断した第1番目の切絵形成
部片の正面図である。
【図3】図1に示す切絵を裁断した第2番目の切絵形成
部片の正面図である。
【図4】図1に示す切絵を裁断した第3番目の切絵形成
部片の正面図である。
【図5】図1に示す切絵を裁断した第4番目の切絵形成
部片の正面図である。
【図6】各切絵形成部片を台紙に固定した正面図であ
る。
【図7】図3に示すa−a線の拡大断面図である。
【図8】要部の側面見取図である。
【符号の説明】
1 紙片 2 図柄模様部 3 切絵形成部片 4 台紙 5 重合部分 6 シリコン樹脂

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンボススタンプで立体的な適宜凹凸図
    柄模様部(2)を形成してなる紙片(1)を、その図柄
    模様部(2)に沿って複数枚裁断して切絵形成部片
    (3)を設け、該切絵形成部片(3)の同一図柄模様部
    (2)を所望台紙(4)へ順次互いに間隔を介して固着
    し、図柄模様部(2)に重合部分(5)を形成したこと
    を特徴とする立体切絵。
  2. 【請求項2】 切絵形成部片(3)は、任意の色彩に着
    色されている請求項1記載の立体切絵。
  3. 【請求項3】 図柄模様部(2)の重合部分(5)に
    は、相隣接する切絵形成部片(3)間にシリコン樹脂
    (6)を介在させて接着する請求項1記載の立体切絵。
JP1995014029U 1995-12-08 1995-12-08 立体切絵 Expired - Lifetime JP3025672U (ja)

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ID=43160862

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000118519A (ja) * 1998-10-19 2000-04-25 Dainippon Printing Co Ltd 断熱性容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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