JP3034350U - 物干し用止め具 - Google Patents

物干し用止め具

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JP3034350U
JP3034350U JP1995003200U JP320095U JP3034350U JP 3034350 U JP3034350 U JP 3034350U JP 1995003200 U JP1995003200 U JP 1995003200U JP 320095 U JP320095 U JP 320095U JP 3034350 U JP3034350 U JP 3034350U
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富雄 野口
貞子 野口
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富雄 野口
貞子 野口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベランダに干した物を止めた場合に、風が吹
いてもその物がめくれず、ずれず、かつ干した物やそれ
自身が落下せず、一個で同種類の物だけでなく異種類の
物を一括して止めることができ、更にベランダの有効利
用が図れ、しかも収納時にコンパクトに纏まる物干し用
止め具を提供することにある。 【構成】 物干し用止め具は、固定具10と弾性部材2
0と挟持部材30を備えている。固定具10は、ベラン
ダの手摺りの支柱に固定し、弾性部材20は、紐状であ
って、固定具10から延びてベランダに干された物の下
部を押さえて巻回した後、固定具10に係止し、挟持部
材30は、弾性部材20に対して必要に応じて取り付け
られ、取り付けられた場合にはベランダに干された物を
挟持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は物干し用止め具、特にベランダに干された物を止める物干し用止め具 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、マンションの部屋に住んでいる人は、フトン等の物を干す場合は、 ベランダの手摺りを利用することは、よく知られている。
【0003】 例えば、図7に示すように、ベランダの手摺り7に、先ず、フトン1とシーツ 2をかける。
【0004】 次に、フトン1、特に敷ブトンのような重たい物は、図示するようなフトン挟 み3、4により、その物の上部を挟んで止める。
【0005】 また、シーツ2のような軽い物は、洗濯挟み5、6により、止める。 このようにして、従来は、ベランダの手摺り7にかけた物を止めることにより 、その物を干していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記した図7の従来技術には、つぎのような課題がある。
【0007】 (1)干した物がめくれてしまう。 従来のフトン挟み3、4や洗濯挟み5、6は、ベランダに干した物の一部だけ を止めているに過ぎない。
【0008】 ところが、よく知られているように、マンションのベランダには、いろいろな 方向から風が吹き当たる。
【0009】 従って、この風の力により、ベランダに干した物がめくれてしまい、よく乾か ない場合がある。
【0010】 特に、マンションが立て込んでいる地域には、いわゆるビル風が吹き荒れてお り、このような傾向が特に顕著である。
【0011】 (2)干した物がずれてしまう。 また、シーツ2のような軽い物を挟んでいる洗濯挟み5、6は、どこにも固定 されていず、自由な状態である。 このため、風の力により、めくれるだけでなく、ベランダの手摺り7に沿って シーツ2が洗濯挟み5、6と共にずれてしまう。
【0012】 特に、晴れた日には、ベランダの手摺り7自身が熱くなっているので、シーツ 2の上部から先に乾いてしまい、乾いて軽くなった上部だけがずれたり、また寄 る場合が多い。 この結果、シーツ2は、皺ができた状態で乾いてしまい、そのような状態のま まで皺のあるシーツ2を敷いて寝ざるを得ない。
【0013】 (3)落下してしまう。 上述したように、従来は、風の力により、ベランダに干した物がめくれたり、 ずれたりする。
【0014】 従って、このように、干した物がめくれたり、ずれたりするために、振動によ りフトン挟み3、4や濯挟み5、6も、その物の上を移動し、やがては、フトン 1やシーツ2から外れてベランダに落下する場合がある。
【0015】 この結果、せっかく干したフトン1やシーツ2も手摺り7からベランダにずり 落ちてしまい、時には、下の道路上に落下する。 特に、重たいフトン1が落下した場合には、通行人に怪我を負わせたり、場合 によっては、死に至らしめることもある。
【0016】 (4)フトン挟み3、4や洗濯挟み5、6を数多く準備しなければならず、しか もベランダに干す物の種類に応じて使い分けする必要がある。 即ち、フトン1のような重たい物を止めるフトン挟み3、4は、フトン一枚に つき少なくとも2個は必要であり、干す物の数に比例してフトン挟み3、4の数 も増加する。
【0017】 例えば、フトン1を4枚干す場合には、図6に示すフトン挟み3、4が8個も 必要となる。 このことは、洗濯挟み5、6についても同様であり、シーツ2がめくれたり、 ずれたりしないためには、幾つもの洗濯挟み5、6が必要になる。
【0018】 更に、フトン1を干す場合には、フトン挟み3、4を使用しなければならず、 またシーツ2を干す場合には、洗濯挟み5、6を使用しなければならない。 このため、従来は、ベランダに干す物の種類に応じて止め具を選択しなければ ならず、極めて面倒であり、煩わしい。
【0019】 (5)ベランダの有効利用ができない。 即ち、従来は、図6に示すように、フトン1やシーツ2を何枚もベランダの手 摺り7に干した後、若干の隙間が手摺り7に空き、より小さい物をその隙間に干 し、それを止めようとする場合がある。
【0020】 例えば、小さい物としてジーパン(図示省略)をベランダの手摺り7の空いた 隙間に干して、止めようとする場合である。 この場合、通常は洗濯挟み5、6でジーパンを止める。
【0021】 しかし、従来は、フトン挟み3、4と洗濯挟み5、6といった物干し用止め具 が、それぞれ別々に構成されているために、このように、ジーパン一枚を止める のにさえ、わざわざ独立した洗濯挟み5、6を持ってきて止めなければならず、 非常に面倒である。
【0022】 このため、上述したベランダの手摺り7の隙間は、空いているにもかかわらず 、利用されず、ベランダの有効利用を妨げている。 (6)収納時に嵩張る。 更に、ベランダの手摺り7に干してある物を部屋に取り込んだ後は、従来のフ トン挟み3、4や洗濯挟み5、6といった物干し用止め具も一箇所に収納しなけ ればならない。
【0023】 しかし、従来の物干し用止め具は、各家庭に通常は複数個準備されており、数 が多くなればなる程まとめると嵩張ってしまう。
【0024】 この結果、複数個の物干し用止め具を収納する場所を捜すのが困難となる。 特に、マンションの部屋は、他の一戸建てに比べて狭いので、部屋数が少なく 、かつ狭いので、この傾向が著しい。
【0025】 本考案の目的は、ベランダに干した物を止めた場合に、風が吹いてもその物が めくれず、ずれず、かつ干した物やそれ自身が落下せず、一個で同種類の物だけ でなく異種類の物を一括して止めることができ、更にベランダの有効利用が図れ 、しかも収納時にコンパクトに纏まる物干し用止め具を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、 A.ベランダの手摺りの支柱に固定する固定具10と、 B.該固定具10から延びてベランダに干された物の下部を押さえて巻回した後 、固定具10に係止する紐状の弾性部材20と、 C.該弾性部材20に対して必要に応じて取り付けられ、取り付けられた場合に はベランダに干された物を挟持する挟持部材30とから成ることを特徴とする物 干し用止め具により、解決される。
【0027】
【作用】
上記本考案の構成によれば、弾性部材20によりベランダに干された物の下部 を押さえて巻回するので(図5)、風が吹いてもその物がめくれない。
【0028】 また、弾性部材20に必要に応じて取り付けた挟持部材30により、シーツ2 等の軽い物を挟持するので、風が吹いてもずれない。
【0029】 更に、ベランダに干された物がめくれず、ずれないので、物干し用止め具自身 もその物から外れて落下せず、従って、干した物も落下しない。
【0030】 一方、弾性部材20を長くしたり、結び目20A等(図3)を複数個形成して 、必要に応じて挟持部材30を取り付けることにより、本考案に係る物干し用止 め具一個で、同種類(例えば、フトン1だけ)の物だけでなく異種類(例えば、 フトン1とシーツ2)の物を一括して止めることができる。
【0031】 また、物干し用止め具が別々ではなく、固定具10と弾性部材20と挟持部材 30により、一つの組立体として構成されているので、ベランダの手摺り7の空 いた隙間にジーパン等の小物を干す場合にも、従来のように洗濯挟み5、6をわ ざわざ持って来ることはなく、弾性部材20に必要に応じて取り付けた挟持部材 30で簡単に止めることができ、ベランダの有効利用が図れる。
【0032】 更に、弾性部材20が紐状であるので、収納時には、固定具10に巻き付ける だけで(図6)極めてコンパクトに纏まる。
【0033】
【実施例】
以下、本考案を、実施例により添付図面を参照して、説明する。 図1は、本考案の実施例の全体図である。
【0034】 図1において、参照符号10は固定具、20は弾性部材、30は挟持部材であ る。
【0035】 上記固定具10は、ベランダの手摺り7(図4(A))の支柱7Aに固定する 部材であって、例えば、金属で一体的に形成されており、当接部14とねじ螺合 部17とから構成されている。
【0036】 上記当接部14は、ベランダの手摺り7(図7(A))の支柱7Aに当接する 部材であって、内側にはゴム製のシール12が貼付されていて金属製の支柱7A に当接した場合に該支柱7Aを傷つけないようになっている。
【0037】 上記ねじ螺合部17の基端部は、内部が空洞であって後述する弾性部材20が 埋め込まれて固定され、先端部は、上記当接部14に平行であってねじ棒15が 螺合し、更に中央部の内側には、当接部14と同様にゴム製のシール12が貼付 されていて金属製の支柱7Aに当接した場合に該支柱7Aを傷つけないようにな っている。
【0038】 このねじ棒15の先端部には、回転部16が設けられていてねじ棒15を回し 易いようになっていると共に、該ねじ棒15の基端部には、押圧板13が遊嵌し ている。
【0039】 また、回転部16と押圧板13には、ゴム製の帽材16Aと11が、それぞれ 被せられており、回転部16を指で回転し易いようになっていると共に、押圧板 13により金属製の支柱7Aを押圧した場合に、該支柱7Aを傷つけないように なっている。
【0040】 従って、先ず、押圧板13と当接部14とでベランダの手摺り7の支柱7A( 図4(A))を挟み込み、次に、ねじ棒15をねじ込むことにより、押圧板13 で該支柱7Aを押圧すれば、固定具10はしっかりと支柱7Aに固定される。
【0041】 また、支柱7Aの太さが変わっても、ねじ棒15をねじ込む距離を調整するこ とにより、押圧板13の位置は該支柱7Aの太さに対応することができる。
【0042】 上記弾性部材20は、固定具10から延びてベランダに干された物の下部を押 さえて巻回した後、固定具10に係止する紐状の部材である。
【0043】 この弾性部材20は、例えば、よく知られている自転車の荷台に荷物を固定す るゴム紐でもよい。 また、弾性部材20の先端部には、図示するように、金属製のフック21、又 は金属製若しくはゴム製等のリング22が設けられ、該弾性部材20がベランダ に干された物の下部を押さえて巻回した後、固定具10に係止した場合に(図4 (A))、弾性部材20の余った部分を固定具10に引っかけ、又は嵌め込むよ うになっている(図5)。
【0044】 即ち、弾性部材20は、必ずしも必要十分な長さとは限らず、ベランダに干さ れた物の下部を押さえて巻回した後は(図4(A))、長過ぎて余る場合が多く 、この余った部分はベランダに放置しておくと歩くのに邪魔になることがある。
【0045】 このため、弾性部材20の余った部分を束ねてから、図5に示すように、上記 フック21又はリング22を回転部16に引っかけ又は嵌め込み、邪魔にならな いようにしておく。 この場合、フック21は、回転部16の帽材16Aに引っかけてもよく、また ねじ棒15に引っかけてもよい。
【0046】 上記挟持部材30は、弾性部材20に必要に応じて取り付けられ、取り付けら れた場合にベランダに干された物を挟持する部材である。
【0047】 この挟持部材30の詳細は、図2に示すとおりである。 即ち、挟持部材30は、第1挟持部30Bと第2挟持部30Cとから成る組立 体に、取付部30Aを設けたものである。 この第1挟持部30Bと第2挟持部30Cとから成る組立体は、洗濯挟みによ り代用させることができる。
【0048】 第1挟持部30Bと第2挟持部30Cに跨がって、弾力性を有する円弧状の部 材30Dが設けられ、この第1挟持部30Bと第2挟持部30Cを互いに内側に 指で押せば、枢軸30Eに関して、両者は矢印A、B方向に回動する。
【0049】 従って、洗濯挟みを開いた状態で、第1挟持部30Bと第2挟持部30Cの間 に、ベランダの手摺り7に干した物、特にシーツ2のような軽い物を入れて、指 を離せば、上記弾力性を有する円弧状の部材30Dの復元力の作用により、該シ ーツ2を挟持することができる(図4)。
【0050】 上記取付部30Aは、極めて柔らかい合成樹脂により形成され、基端部は上記 挟持部材30の円弧状部材30Dに遊嵌していると共に、先端部には、細長い穴 30A1が形成されている。
【0051】 この挟持部材30は、常に使用されるとは限らず、シーツ2のような軽い物を 止める場合等必要に応じて使用する。
【0052】 従って、挟持部材30を使用する場合は、図1に示すように、弾性部材20に 結び目20Aを形成し、この結び目20Aに上記挟持部材30の取付部30Aを 通し、その後取付部30Aの細長い穴30A1を開いて洗濯挟みを通過させれば 、挟持部材30は弾性部材20に取り付けることができる。
【0053】 このように、弾性部材20の結び目20Aを幾つも形成することにより(図3 (A)、該弾性部材20には、挟持部材30を必要な個数だけ取り付けることが できる。
【0054】 また、図3(B)に示すように、弾性部材20に予め環状部材20Bを複数個 固定しておき、必要に応じて上記挟持部材30を取り付けてもよい。 この場合、環状部材20Bに、図2に示す挟持部材30の取付部30Aを通し 、その後取付部30Aの細長い穴30A1を開いて洗濯挟みを通過させれば、挟 持部材30は弾性部材20に取り付けることができる。
【0055】 更に、図3(C)に示すように、弾性部材20の幅をより広くして予め開口部 20Cを複数個形成しておき、必要に応じて上記挟持部材30を取り付けてもよ い。 この場合、開口部20Cに、図2に示す挟持部材30の取付部30Aを通し、 その後取付部30Aの細長い穴30A1を開いて洗濯挟みを通過させれば、挟持 部材30は弾性部材20に取り付けることができる。
【0056】 以下、上記構成を有する本考案の作用を説明する。 先ず、図4(A)に示すように、ベランダの手摺り7に、例えば、フトン1の ような重たい物と、シーツ2のような軽い物を干す。
【0057】 次に、本考案に係る物干し用止め具の固定具10を支柱7Aに固定する。 即ち、固定具10の押圧板13と当接部14とでベランダの支柱7Aを挟み込 み、次に、回転部16の帽材16Aの部分を指で回すことによりねじ棒15をね じ込み、押圧板13で該支柱7Aを押圧する。
【0058】 これにより、固定具10はしっかりと支柱7Aに固定される。
【0059】 この状態で、固定具10から延びる弾性部材20により、ベランダに干された フトン1とシーツ2の下部を押さえて交差巻回した後、該弾性部材20をねじ棒 15に巻付け(図4(A)、図5)、先端部に設けたフック21を回転部16に 引っかけることにより、弾性部材20の余った部分が邪魔にならないようにする 。
【0060】 このとき、図5に示すように、弾性部材20の巻付け部分は、ねじ棒15のね じと係合し、かつ回転部16がストッパの機能を果たすことにより、弾性部材2 0がねじ棒15から外れないようになる。
【0061】 また、この場合、図4(B)に示すように、弾性部材20は、フトン1とシー ツ2の境界で交差させることにより、厚さが違うフトン1とシーツ2の下部が押 さえられ、風の力でめくれないようにする。
【0062】 これにより、ベランダに干された物の下部が固定された。 更に、弾性部材20に取り付けられた挟持部材30により、軽いシーツ2を挟 持する。
【0063】 この場合、図4(A)に示すように、挟持部材30には、矢印C、Eの方向に 風の力が加わる。
【0064】 しかし、この挟持部材30は、図3(A)に示す結び目20Aや、図3(B) に示す環状部材20Bや、図3(C)に示す開口部20Cを介して、弾性部材2 0に固定されている。
【0065】 従って、挟持部材30には、上記矢印C、Dの方向とは反対の矢印D、F方向 の力が反作用として働くので、該挟持部材30に加わる力は平衡しており、軽い シーツ2全体が動かない。 この結果、風が吹いても、ベランダに干した物がずれない。
【0066】 このように、弾性部材20によりベランダに干された物の下部を押さえて巻回 するので(図4(A))、風が吹いてもその物がめくれず、また、弾性部材20 に取り付けた挟持部材30によりシーツ2のような軽い物を挟持するので(図4 (A))、風が吹いてもずれない。
【0067】 また、ベランダに干された物がめくれず、ずれず、また物干し用止め具が固定 具10により固定されているので(図4(A))、落下せず、それに伴って、干 された物も落下しない。
【0068】 弾性部材20を長くしたり、結び目20A等を複数個形成することにより、必 要に応じて挟持部材30を取り付ければ、一個で同種類の物だけでなく異種類の 物を一括して止めることができる(図4(A))。
【0069】 また、本考案に係る物干し用止め具は、一つの組立体として構成されているの で、例えば、フトン1とシーツ2をベランダに干した後(図4(A))、手摺り 7に隙間が空いた場合でも、直ちに挟持部材30を利用してその隙間に物を干し て止めることができ、ベランダの有効利用が図れる。
【0070】 更に、図4(A)示すように、本考案に係る物干し用止め具を用いてベランダ に干した物を止め、乾いた後は、それを収納する。 この場合、弾性部材20が紐状であり、極めて柔軟性に富んでいるので、図6 に示すように、固定具10に弾性部材20を巻き付けるだけでコンパクトに纏ま り、どんな狭い場所にでも収納できるようになる。
【0071】 尚、本考案に係る物干し用止め具に、例えば、内部が空洞の弾性部材収納部を 設ければ(図示省略)、よく知られている電気掃除機に利用されているように、 収納時には、押しボタン(図示省略)を押すことにより、弾性部材20が内部に 巻き取られ、使用時には、弾性部材20を引っ張ることにより内部に収納されて いる弾性部材20が外部に引き出されるようにすることもできる。
【0072】 更に、本考案に係る物干し用止め具に、例えば、内部が空洞であって上部に蓋 が付いた弾性部材収納部を設ければ(図示省略)、使用後の弾性部材20を束ね て収納し蓋を閉めておき、使用時には蓋を開けて束ねた弾性部材20を引っ張り 出すことができる。
【0073】
【考案の効果】
本考案によれば、上述したように、ベランダの手摺りの支柱に固定する固定 具10と、該固定具10から延びてベランダに干された物の下部を押さえて巻回 した後、固定具10に係止する紐状の弾性部材20と、該弾性部材20に対して 必要に応じて取り付けられ、取り付けられた場合にはベランダに干された物を挟 持する挟持部材30とから成ることを特徴とする物干し用止め具という技術的手 段が講じられた。
【0074】 この本考案の構成によれば、ベランダに干した物を止めた場合に、風が吹いて もその物がめくれず、ずれず、かつ干した物やそれ自身が落下せず、一個で同種 類の物だけでなく異種類の物を一括して止めることができ、更にベランダの有効 利用が図れ、しかも収納時にコンパクトに纏まる物干し用止め具を提供するとい う技術的効果を奏することとなった。
【0075】 更に、従来はフトン挟み3、4や洗濯挟み5、6といった物干し用止め具が別 々に構成されていたので(図7)、ベランダに物を干す場合に時間がかかったが 、本考案によれば固定具10や弾性部材20といった各構成要素が一個に纏まっ て構成されているので、ベランダに干した物を止める場合でも極めて短時間でで きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体図である。
【図2】本考案を構成する挟持部材30の詳細図であ
る。
【図3】本考案を構成する弾性部材20の詳細図であ
る。
【図4】本考案の適用例を示す図である。
【図5】本考案を構成する固定具10と弾性部材20の
関係を示す図である。
【図6】本考案に係る物干し用止め具の収納態様図であ
る。
【図7】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10 固定具 20 弾性部材 30 挟持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベランダの手摺りの支柱に固定する固定
    具10と、 該固定具10から延びてベランダに干された物の下部を
    押さえて巻回した後、固定具10に係止する紐状の弾性
    部材20と、 該弾性部材20に対して必要に応じて取り付けられ、取
    り付けられた場合にはベランダに干された物を挟持する
    挟持部材30とから成ることを特徴とする物干し用止め
    具。
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