JP3034171B2 - カメラ用レンズ鏡胴の駆動制御装置 - Google Patents

カメラ用レンズ鏡胴の駆動制御装置

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JP3034171B2
JP3034171B2 JP6255449A JP25544994A JP3034171B2 JP 3034171 B2 JP3034171 B2 JP 3034171B2 JP 6255449 A JP6255449 A JP 6255449A JP 25544994 A JP25544994 A JP 25544994A JP 3034171 B2 JP3034171 B2 JP 3034171B2
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lens barrel
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稔 石黒
淳一 岩本
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富士写真光機株式会社
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/04Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ用レンズ鏡胴の
駆動制御装置に関し、特に、簡単な構造で精度良くカメ
ラ用レンズ鏡胴を移動させることのできる駆動制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ未使用時にはカメラボディ内にレ
ンズ鏡胴を収納し、カメラ電源投入によって待機位置ま
でレンズ鏡胴を繰り出させ、さらにシャッターボタンが
押されることによってピント位置までレンズ鏡胴を繰り
出させるレンズ鏡胴の駆動制御装置が従来より知られて
いる。このような従来のレンズ鏡胴の駆動制御装置は、
レンズ鏡胴を光軸方向に沿って移動させるモータと、レ
ンズ鏡胴の沈胴位置と待機位置を検出する位置検出器
と、この位置検出器から出力される2本の検出信号に基
づいてレンズ鏡胴の移動を制御する制御回路とを備えて
いる。
【0003】この内、位置検出器は、レンズ鏡胴の近傍
にレンズの光軸と長手方向を平行に配置され、上面に電
極が形成されたエンコーダプリント板と、レンズ鏡胴の
側面に取り付けられ、レンズ鏡胴の移動に合わせてエン
コーダプリント板の上面上を長手方向に摺動する2股の
ブラシとから構成されている。
【0004】図9(a)に、位置検出器の構成例を示
す。この位置検出器は、エンコーダプリント板100の
上面に、一部に突起を有する帯パターンの電極110が
エンコーダプリント板100の長手方向に沿って配置さ
れている。さらに、長方形パターンの電極111,11
2が電極110と平行に配列されている。ブラシ130
の一方の先端部130aは常に電極110と接触するよ
うに配置され、ブラシ130の他方の先端部130bは
ブラシ130がエンコーダプリント板100の長手方向
に摺動することにより、電極111,110,112と
順次接触するよう配置されている。
【0005】電極111はレンズ鏡胴の沈胴位置を検出
するためのものであり、電極111のエッジ111aを
ブラシ130の先端部130bが通過することによって
沈胴位置が検出できる。同様に、電極112はレンズ鏡
胴の待機位置およびピント位置を検出するためのもので
あり、電極112のエッジ112aをブラシ130の先
端部130bが通過することによって待機位置が検出で
きる。また、電極112のエッジ112bをブラシ13
0の先端部130bが通過することによってピント位置
が検出できる。ここで、電極111のエッジ111aと
沈胴位置、電極112のエッジ112aと待機位置は、
それぞれlずつずれているが、これは、モータに停止信
号を送ってから実際にレンズ鏡胴が停止するまで、慣性
力によってレンズ鏡胴が距離lだけ移動してしまうから
である。
【0006】電極110はグランド電位線と接続され、
電極111,112は抵抗を介して電源電位線と接続さ
れている。また、ブラシ130は、先端部130aと先
端部130bが電気的に接続されている。このため、ブ
ラシ130が沈胴位置に位置している間は、ブラシ13
0を介して電極110と電極111は同電位となり、電
極111はグランド電位(ローレベル)を保持する。そ
の後、カメラに電源が投入され、ブラシ130の先端部
130bが電極111から離れると、電極111は電源
電位(ハイレベル)になる。よって、電極111から得
られる検出信号Aは、図9(b)に示すように、電極1
11のエッジ111aでレベルが切り換わる波形とな
る。
【0007】同様に、ブラシ130が待機位置に位置し
ている間は、ブラシ130の先端部130bが電極11
2と接触しているので、電極112はグランド電位(ロ
ーレベル)を保持する。ブラシ130が沈胴位置、ピン
ト位置に移動して、先端部130bが電極112から離
れると、電極112は電源電位(ハイレベル)になる。
よって、電極112から出力される検出信号Bは、図9
(c)に示すように、電極112のエッジ112a,1
12bでレベルが切り換わる波形となる。
【0008】次に、図9(a)の位置検出器から出力さ
れた検出信号A及び検出信号Bに基づいて、制御回路で
行うレンズ鏡胴の移動制御処理を、図9(d)〜(g)
を用いて説明する。図9(d)〜(g)は、レンズ鏡胴
に合わせて移動するブラシ130の軌跡を示す図であ
る。
【0009】図9(d)より、レンズ鏡胴を沈胴位置か
ら待機位置まで移動させるオープン処理は、まず、検出
信号Bがハイレベルの間モータをDC制御で駆動させ
て、レンズ鏡胴を繰出方向に移動させる。そして、検出
信号Bがハイレベルからローレベルに変わったタイミン
グで、モータに停止信号を送ってレンズ鏡胴を停止させ
る。
【0010】図9(e)より、レンズ鏡胴を待機位置か
ら沈胴位置まで移動させるクローズ処理は、まず、検出
信号Aがハイレベルの間モータをDC制御で駆動させ
て、レンズ鏡胴を収納方向に移動させる。そして、検出
信号Aがハイレベルからローレベルに変わったタイミン
グで、モータに停止信号を送ってレンズ鏡胴を停止させ
る。
【0011】図9(f)より、レンズ鏡胴を待機位置か
らピント位置まで移動させるレリーズLD処理は、ま
ず、検出信号Bがローレベルの間モータをDC制御で駆
動させて、レンズ鏡胴を繰出方向に移動させる。そし
て、検出信号Bがローレベルからハイレベルに変わった
タイミングでモータをパルス制御で駆動させて、レンズ
鏡胴をピント位置まで繰り出させる。
【0012】図9(g)より、レンズ鏡胴をピント位置
から待機位置まで移動させるレリーズLR処理は、ま
ず、検出信号Bがローレベルからハイレベルに変わるま
でモータをDC制御で駆動させて、レンズ鏡胴を収納方
向に移動させる。そして、検出信号Bがローレベルから
ハイレベルに変わったタイミングで、モータに停止信号
を送ってレンズ鏡胴を停止させる。さらに、検出信号B
がハイレベルの間モータをDC制御で駆動させて、レン
ズ鏡胴を繰出方向に移動させる。そして、検出信号Bが
ハイレベルからローレベルに変わったタイミングで、モ
ータに停止信号を送ってレンズ鏡胴を停止させる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のレン
ズ鏡胴の駆動制御装置は、位置検出器から出力される2
本の検出信号に基づいてモータを制御し、レンズ鏡胴を
移動させていた。このため、位置検出器には3個の電極
110〜112を必要とし、電極111,112の3か
所のエッジ111a,112a,112bをブラシ13
0の先端部130bが通過するタイミングに合わせて検
出信号のレベルを切り換えていた。よって、この駆動制
御装置でレンズ鏡胴の位置を正確に検出するためには、
常に、電極110〜112とブラシ130とを十分に接
触させる必要があり、特に、電極111,112の3か
所のエッジ111a,112a,112bとブラシ13
0の先端部130bとが正確な位置で接触・離脱されな
ければならない。
【0014】しかしながら、長く摺動を繰り返すと、徐
々にブラシ130の先端部130bが磨耗し、電極11
0〜112とブラシ130との接触が十分でなくなり、
エッジ111a,112a,112bとブラシ130の
先端部130bとの接触・離脱の位置が正確でなくなる
ことがあった。
【0015】このような事態が3か所のエッジ111
a,112a,112bの内、例え一か所でも発生する
と、レンズ鏡胴をピント位置に正確に移動させることが
できなくなり、ピンぼけの写真が撮影されてしまうなど
の問題が生じた。
【0016】本発明は、このような問題を解決し、レン
ズ鏡胴の移動を長く繰り返しても、常に、正確な位置に
レンズ鏡胴を移動させることのできるカメラ用レンズ鏡
胴の駆動制御装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のカメラ用レンズ鏡胴の駆動制御装置は、待
機位置とピント位置の間の所定の位置を基準位置とし、
レンズ鏡胴が基準位置より沈胴位置側に位置するときに
第1レベルを保持し、レンズ鏡胴が基準位置よりピント
位置側に位置するときに第2レベルを保持する状態信号
を出力する状態信号生成手段と、レンズ鏡胴を沈胴位置
から待機位置に移動させる第1の繰出処理、レンズ鏡胴
を待機位置からピント位置に移動させる第2の繰出処
理、レンズ鏡胴をピント位置から待機位置に移動させる
第1の収納処理、及びレンズ鏡胴を待機位置から沈胴位
置に移動させる第2の収納処理を行う移動手段とを備え
ている。
【0018】移動手段の第1の繰出処理は、状態信号が
第1レベルから第2レベルの信号に切り替わるまでレン
ズ鏡胴を繰出方向に移動させ、さらに、所定距離だけレ
ンズ鏡胴を繰出方向に移動させ、さらに、状態信号が第
2レベルから第1レベルの信号に切り替わるまでレンズ
鏡胴を収納方向に移動させ、さらに、基準位置から待機
位置の距離だけレンズ鏡胴を収納方向に移動させる処理
である。
【0019】移動手段の第2の繰出処理は、状態信号が
第1レベルから第2レベルの信号に切り替わるまでレン
ズ鏡胴を繰出方向に移動させ、さらに、基準位置からピ
ント位置の距離だけレンズ鏡胴を繰出方向に移動させる
処理である。
【0020】移動手段の第1の収納処理は、状態信号が
第2レベルから第1レベルの信号に切り替わるまでレン
ズ鏡胴を収納方向に移動させ、さらに、基準位置から待
機位置の距離だけレンズ鏡胴を収納方向に移動させる処
理である。
【0021】移動手段の第2の収納処理は、状態信号が
第1レベルから第2レベルの信号に切り替わるまでレン
ズ鏡胴を繰出方向に移動させ、さらに、所定距離だけレ
ンズ鏡胴を繰出方向に移動させ、さらに、状態信号が第
2レベルから第1レベルの信号に切り替わるまでレンズ
鏡胴を収納方向に移動させ、さらに、基準位置から沈胴
位置の距離だけレンズ鏡胴を収納方向に移動させる処理
である。
【0022】ここで、移動手段では、状態信号のレベル
が切り替わるまでレンズ鏡胴を移動させる場合には第1
の速度で移動させ、指定された距離だけレンズ鏡胴を移
動させる場合には第1の速度より低速な第2の速度で移
動させてもよい。
【0023】
【作用】本発明のカメラ用レンズ鏡胴の駆動制御装置に
よれば、状態信号生成手段によって、レンズ鏡胴が基準
位置より沈胴位置側に位置するときに第1レベルを保持
し、レンズ鏡胴が基準位置よりピント位置側に位置する
ときに第2レベルを保持する状態信号が生成される。状
態信号は、1か所の基準位置に対するレンズ鏡胴の位置
関係によって状態が変化する信号であり、移動手段で
は、この状態信号のみでレンズ鏡胴の移動制御を行って
いる。このため、レンズ鏡胴の位置検出は基準位置だけ
で行われ、移動手段の各移動処理では、一旦、レンズ鏡
胴を基準位置まで移動させて位置検出をした後に、この
基準位置を基準として、待機位置やピント位置等までレ
ンズ鏡胴を移動させる制御を行っている。
【0024】ここで、基準位置までレンズ鏡胴を移動さ
せた後に、待機位置等までレンズ鏡胴を移動させる場合
には、基準位置と待機位置等の距離だけ正確にレンズ鏡
胴を移動させる必要がある。このため、この移動処理は
低速な第2の速度で行うとよい。これに対して、基準位
置までレンズ鏡胴を移動させる場合には、状態信号のみ
に基づいてレンズ鏡胴を移動させればよく、距離に対す
る制御が不要なので、第2の速度より高速な第1の速度
で行うとよい。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して説明する。本発明は、カメラのレンズ鏡胴の駆動
制御装置に関するもので、詳細には、カメラ未使用時に
はカメラボディ内にレンズ鏡胴を収納し、カメラ電源投
入によって待機位置までレンズ鏡胴を繰り出させ、さら
にシャッターボタンが押されることによってピント位置
までレンズ鏡胴を繰り出させるレンズ鏡胴の駆動制御装
置に関するものである。
【0026】図1は、本発明の実施例に係るカメラ用レ
ンズ鏡胴の駆動制御装置の構成を示す斜視図である。同
図より、本実施例の駆動制御装置は、レンズ鏡胴10を
光軸A方向に沿って前後に移動させるモータ20と、レ
ンズ鏡胴の位置を検出する位置検出器30と、位置検出
器30からの検出信号に基づいてレンズ鏡胴10の移動
を制御する制御回路40とを備えている。
【0027】レンズ鏡胴10は側面10aから対向する
側面10bに向けて円形の孔が形成された略直方体形状
を有しており、この孔にはレンズ11が組み込まれてい
る。レンズ鏡胴10の下面には四角形状の突起部12が
設けられ、突起部12の下面にブラシ13が取り付けら
れている。ブラシ13には先端部が湾曲した2枚の金属
性の接触部材13a,13bが斜め下方に向けて固定さ
れており、接触部材13a,13bは根元部分で電気的
に接続されている。
【0028】レンズ鏡胴10の移動に合わせて、接触部
材13a,13bの先端部が動く軌跡に上面を一致させ
て位置検出器30が配置されている。位置検出器30
は、長手方向をレンズ11の光軸A方向と一致させて配
置されたエンコーダプリント板31と、エンコーダプリ
ント板31の上面上に形成され、接触部材13a,13
bの先端部が動く軌跡上にそれぞれ配置された電極3
2,33とから構成されている。このように電極32,
33が配置されているので、レンズ鏡胴10に合わせて
移動するブラシ13の先端は電極32,33上を摺動
し、電極33の電位はレンズ鏡胴10の移動に合わせて
変化する。そして、電極33の電位変化が検出信号SL
HPとして制御回路40に与えられる。
【0029】レンズ鏡胴10の側面10bと平行で且つ
対向する位置にはフィルムのガイドとなるガイド板50
が配置され、ガイド板50の裏面50a(側面10bと
対向する面の反対側の面)側には撮影に際してフィルム
が装着される。レンズ鏡胴10を通して被写体像がフィ
ルム上に形成されるように、ガイド板50には四角形状
のアパーチャー枠51が設けられている。ガイド板50
とカメラボディ前面(図示せず)との間に、レンズ11
の光軸方向Aに沿って延在するガイド棒14と棒状の送
りネジ15が平行に取り付けられている。送りネジ15
のガイド板50側のカメラ本体(図示せず)には、送り
ネジ15の回転に寄与するモータ20が取り付けられて
いる。ガイド棒14と送りネジ15に、レンズ鏡胴10
の突起部12が螺着されており、制御回路40からの制
御信号を受けたモータ20の駆動で送りネジ15が回転
することにより、レンズ鏡胴10はガイド棒14に沿っ
て前後に移動する。レンズ鏡胴10の移動量は、モータ
20に取り付けられたホトインタラプタ21でカウント
され、制御回路40に与えられる。
【0030】図2(a)に、位置検出器30の構成を示
す。位置検出器30は、エンコーダプリント板31の上
面に、L字型パターンの電極32と長方形パターンの電
極33が配置されている。電極32はブラシ13の接触
部材13aの先端部の軌跡に沿って配置されており、こ
のため、接触部材13aの先端部は常に電極32と接触
する。また、電極33はブラシ13の接触部材13bの
先端部の軌跡に沿って配置されており、このため、接触
部材13bの先端部は電極33と接触する。ブラシ13
はレンズ鏡胴10がカメラボディ内に収納された状態の
ときに沈胴位置34に位置し、カメラ電源の投入によっ
て待機位置35に位置し、さらに、シャッターボタンが
押されることによってピント位置36に位置する。ここ
で、待機位置35とピント位置36の間まで電極33は
形成されており、待機位置35とピント位置36の間の
電極33のエッジ33aの位置が基準位置37となる。
【0031】電極32はグランド電位線と接続され、電
極33は抵抗を介して電源電位線と接続されている。ま
た、ブラシ13は、接触部材13aと接触部材13bが
電気的に接続されている。このため、ブラシ13が沈胴
位置34または待機位置35に位置している間は、ブラ
シ13の接触部材13aと電極32が接触し、ブラシ1
3の接触部材13bと電極33が接触する。このため、
ブラシ13を介して電極32と電極33は同電位とな
り、電極33はグランド電位(ローレベル)を保持す
る。
【0032】その後、シャッターボタンが押され、レン
ズ鏡胴10に合わせてブラシ13が待機位置35からピ
ント位置36に向けて移動し、基準位置37に到達する
と、ブラシ13の接触部材13bの先端部は電極33か
ら離れ、電極33は電源電位(ハイレベル)になる。よ
って、電極33の電位は、基準位置37の前後でローレ
ベルからハイレベルに切り換わり、この電位変化が図2
(b)に示す検出信号SLHPとして電極33から出力
される。
【0033】次に、制御回路40の構成を図3の回路図
を用いて説明する。同図より、制御回路40にはCPU
41が備えられており、位置検出器30からの検出信号
SLHPとホトインタラプタ21からの信号L PIが
CPU41に与えられる。また、CPU41から制御信
号が出力され、モータドライブ42に与えられる。そし
て、モータドライブ42は、制御信号の指示に合わせ
て、通常速のDC制御或いは低速のパルス制御でモータ
20を駆動させる。CPU41にはROMが内蔵されて
おり、このROMに書き込まれた制御プログラムに基づ
いて、CPU41はレンズ鏡胴10の移動制御を行う。
【0034】ホトインタラプタ21は、モータの回転軸
に接続されモータ20の駆動に合わせて回転する切り欠
きのある回転板21aと、回転板21aを両側から挟む
ように向かい合って取り付けられた発光ダイオード21
b及びホトトランジスタ21cとから構成されている。
発光ダイオード21bとホトトランジスタ21cには、
トランジスタ43を介してCPU41からの制御信号L
VWが与えられる。そして、この制御信号L VWが
ローレベルになると、発光ダイオード21bとホトトラ
ンジスタ21cがアクティブになり、発光ダイオード2
1bからの照射光が回転板21aの切り欠きを通過して
ホトトランジスタ21cに到達するようになる。発光ダ
イオード21bからの照射光を受光したホトトランジス
タ21cは検出信号L PIを出力し、この検出信号L
PIがCPU41に与えられる。
【0035】次に、位置検出器30から出力された検出
信号SLHPに基づいて制御回路40が行うレンズ鏡胴
10の移動制御処理を、図2(c)〜(f)を用いて説
明する。図2(c)〜(f)は、レンズ鏡胴10に合わ
せて移動するブラシ13の軌跡を示す図である。
【0036】図2(c)より、レンズ鏡胴10を沈胴位
置から待機位置まで移動させるオープン処理は、まず、
検出信号SLHPがローレベルの間モータ20をDC駆
動させて、レンズ鏡胴10を繰出方向に通常速で移動さ
せる。そして、検出信号SLHPがローレベルからハイ
レベルに変わったタイミングで、モータ20をパルス駆
動に切り換え、所定距離だけレンズ鏡胴10を繰出方向
に低速で移動させる。さらに、モータ20の回転を反転
させて、検出信号SLHPがハイレベルの間モータ20
をDC駆動させ、レンズ鏡胴10を収納方向に通常速で
移動させる。そして、検出信号SLHPがハイレベルか
らローレベルに変わったタイミングで、モータ20をパ
ルス駆動に切り換え、基準位置から待機位置の距離だけ
レンズ鏡胴10を収納方向に低速で移動させる。
【0037】図2(d)より、レンズ鏡胴10を待機位
置から沈胴位置まで移動させるクローズ処理は、まず、
検出信号SLHPがローレベルの間モータ20をDC駆
動させて、レンズ鏡胴10を繰出方向に通常速で移動さ
せる。そして、検出信号SLHPがローレベルからハイ
レベルに変わったタイミングで、モータ20をパルス駆
動に切り換え、所定距離だけレンズ鏡胴10を繰出方向
に低速で移動させる。さらに、モータ20の回転を反転
させて、検出信号SLHPがハイレベルの間モータ20
をDC駆動させ、レンズ鏡胴10を収納方向に通常速で
移動させる。そして、検出信号SLHPがハイレベルか
らローレベルに変わったタイミングで、モータ20をパ
ルス駆動に切り換え、基準位置から沈胴位置の距離だけ
レンズ鏡胴10を収納方向に低速で移動させる。
【0038】図2(e)より、レンズ鏡胴10を待機位
置からピント位置まで移動させるレリーズLD処理は、
まず、検出信号SLHPがローレベルの間モータ20を
DC駆動させて、レンズ鏡胴10を繰出方向に通常速で
移動させる。そして、検出信号SLHPがローレベルか
らハイレベルに変わったタイミングで、モータ20をパ
ルス駆動に切り換え、基準位置からピント位置の距離だ
けレンズ鏡胴10を繰出方向に低速で移動させる。
【0039】図2(f)より、レンズ鏡胴10をピント
位置から待機位置まで移動させるレリーズLR処理は、
まず、検出信号SLHPがハイレベルの間モータ20を
DC駆動させて、レンズ鏡胴10を収納方向に通常速で
移動させる。そして、検出信号SLHPがハイレベルか
らローレベルに変わったタイミングで、モータ20をパ
ルス駆動に切り換え、基準位置から待機位置の距離だけ
レンズ鏡胴10を収納方向に低速で移動させる。
【0040】次に、上述の移動制御処理を行う制御プロ
グラムの詳細を、図4〜図8のフローチャートを用いて
説明する。この制御プログラムは、上述したように、制
御回路40に内蔵されたROMに書き込まれている。
【0041】制御プログラムは、上述のオープン処理、
クローズ処理、レリーズLD処理、レリーズLR処理に
対応した複数の処理プログラムから構成される。
【0042】まず、オープン処理を行うオープン処理プ
ログラムについて、図4のフローチャートを用いて説明
する。同図より、まず、変数C LDに定数C UTU
RNを代入する(ステップ60)。定数C UTURN
は、通常速で移動していたレンズ鏡胴10を停止させる
ために必要な距離に対応したパルス数である。そして、
LD処理プログラムを実行し、レンズ鏡胴10を繰出方
向に移動させる(ステップ61)。LD処理プログラム
は、変数C LDを参照して行うので、レンズ鏡胴10
は基準位置37から定数C UTURNだけピント位置
36側の位置で停止する。次に、変数C LRに定数C
WAITを代入する(ステップ62)。定数C WA
ITは基準位置37と待機位置35の間の距離に対応し
たパルス数である。そして、LR処理プログラムを実行
し、レンズ鏡胴10を収納方向に移動させる(ステップ
63)。LR処理プログラムは、変数C LRを参照し
て行うので、レンズ鏡胴10は待機位置35に停止す
る。
【0043】次に、LD処理プログラムで異常終了した
場合に“有り”に設定するLDNGフラグを調べ(ステ
ップ64)、LDNGフラグが“有り”に設定されてい
る場合には、オープンNGフラグを“有り”に設定する
(ステップ65)。LDNGフラグが“有り”に設定さ
れていない場合には、LR処理プログラムで異常終了し
た場合に“有り”に設定するLRNGフラグを調べる
(ステップ66)。そして、LRNGフラグが“有り”
に設定されている場合には、オープンNGフラグを“有
り”に設定する(ステップ65)。LRNGフラグが
“有り”に設定されていない場合には、オープンNGフ
ラグを“無し”に設定して(ステップ67)、処理を終
了する。
【0044】次に、クローズ処理を行うクローズ処理プ
ログラムについて、図5のフローチャートを用いて説明
する。同図より、まず、変数C LDに定数C UTU
RNを代入する(ステップ70)。定数C UTURN
は、通常速で移動していたレンズ鏡胴10を停止させる
ために必要な距離に対応したパルス数である。そして、
LD処理プログラムを実行し、レンズ鏡胴10を繰出方
向に移動させる(ステップ71)。LD処理プログラム
は、変数C LDを参照して行うので、レンズ鏡胴10
は基準位置37から定数C UTURNだけピント位置
36側の位置で停止する。次に、変数C LRに定数C
BOTTOMを代入する(ステップ72)。定数C
BOTTOMは基準位置37と沈胴位置34の間の距離
に対応したパルス数である。そして、LR処理プログラ
ムを実行し、レンズ鏡胴10を収納方向に移動させる
(ステップ73)。LR処理プログラムは、変数C
Rを参照して行うので、レンズ鏡胴10は沈胴位置34
に停止する。
【0045】次に、LDNGフラグを調べ(ステップ7
4)、LDNGフラグが“有り”に設定されている場合
には、オープンNGフラグを“有り”に設定する(ステ
ップ75)。LDNGフラグが“有り”に設定されてい
ない場合には、LRNGフラグを調べる(ステップ7
6)。そして、LRNGフラグが“有り”に設定されて
いる場合には、オープンNGフラグを“有り”に設定す
る(ステップ75)。LRNGフラグが“有り”に設定
されていない場合には、オープンNGフラグを“無し”
に設定して(ステップ77)、処理を終了する。
【0046】次に、レリーズ処理を行うレリーズ処理プ
ログラムについて、図6のフローチャートを用いて説明
する。レリーズ処理では、まず、レリーズLD処理(ス
テップ81,82)でレンズ鏡胴10を待機位置からピ
ント位置まで繰り出し、この位置で写真撮影を行った後
に、レリーズLR処理(ステップ85,86)でレンズ
鏡胴10をピント位置から待機位置まで移動している。
【0047】具体的には、まず、AE,FM変換処理を
行ってEV値及びAV値を求め、基準位置37とピント
位置36の間の距離に対応したパルス数である定数C
EXPを算出する(ステップ80)。そして、定数C
EXPを変数C LDに代入して(ステップ81)、L
D処理プログラムを実行し、レンズ鏡胴10を繰出方向
に移動させる(ステップ82)。LD処理プログラム
は、変数C LDを参照して行うので、レンズ鏡胴10
はピント位置36で停止する。
【0048】次に、LDNGフラグを調べ(ステップ8
3)、LDNGフラグが“有り”に設定されていない場
合に、シャッタを開閉し写真撮影を行う(ステップ8
4)。LDNGフラグが“有り”に設定されている場
合、及びステップ84での写真撮影が終了した場合に、
変数C LRに定数C WAITを代入する(ステップ
85)。定数C WAITは基準位置37と待機位置3
5の間の距離に対応したパルス数である。そして、LR
処理プログラムを実行し、レンズ鏡胴10を収納方向に
移動させる(ステップ86)。LR処理プログラムは、
変数C LRを参照して行うので、レンズ鏡胴10は待
機位置35に停止する。
【0049】次に、LDNGフラグを調べ(ステップ8
7)、LDNGフラグが“有り”に設定されている場合
には、レリーズNGフラグを“有り”に設定する(ステ
ップ88)。LDNGフラグが“有り”に設定されてい
ない場合には、LRNGフラグを調べる(ステップ8
9)。そして、LRNGフラグが“有り”に設定されて
いる場合には、レリーズNGフラグを“有り”に設定す
る(ステップ88)。LRNGフラグが“有り”に設定
されていない場合には、レリーズNGフラグを“無し”
に設定して(ステップ90)、処理を終了する。
【0050】次に、レンズ鏡胴10を繰出方向に移動さ
せるLD処理プログラムについて、図7のフローチャー
トを用いて説明する。まず、検出信号SLHPがローレ
ベルか調べ(ステップ100)、ローレベルの場合に、
モータ20のDC駆動を開始して、レンズ鏡胴10を繰
出方向に通常速で移動させる(ステップ101)。そし
て、HP変化タイマーをスタートさせる(ステップ10
2)。HP変化タイマーは、検出信号SLHPの異常に
よって、レンズ鏡胴10が必要以上に移動するのを防ぐ
ためのタイマーである。
【0051】次に、検出信号SLHPがハイレベルか調
べ(ステップ103)、ローレベルの場合に、HP変化
タイマーがオーバーしたか調べる(ステップ104)。
そして、オーバーした場合に、HP変化タイマーをスト
ップする(ステップ105)。また、オーバーしていな
い場合には、ステップ103に処理を戻す。ステップ1
03とステップ104のループによって、検出信号SL
HPがハイレベルになるまで、レンズ鏡胴10の繰出方
向への移動を続ける。
【0052】検出信号SLHPがハイレベルになった場
合には、ステップ103とステップ104のループを抜
け出して、HP変化タイマーをストップする(ステップ
106)。そして、PI変化タイマーをスタートさせる
(ステップ107)。PI変化タイマーはホトインタラ
プタ21からの検出信号L PIの異常によって、レン
ズ鏡胴10が必要以上に移動するのを防ぐためのタイマ
ーである。さらに、モータ20のパルス駆動を開始し
て、レンズ鏡胴10を繰出方向に低速で移動させる(ス
テップ108)。
【0053】次に、検出信号L PIのレベル変化をカ
ウントしたPIカウント値がC LDか調べ(ステップ
109)、異なる場合に、PI変化タイマーがオーバー
したか調べる(ステップ110)。そして、オーバーし
た場合に、PI変化タイマーをストップする(ステップ
111)。また、オーバーしていない場合には、ステッ
プ109に処理を戻す。ステップ109とステップ11
0のループによって、PIカウント値がC LDになる
まで、レンズ鏡胴10の繰出方向への移動を続ける。
【0054】PIカウント値がC LDになった場合に
は、ステップ109とステップ110のループを抜け出
して、レンズ鏡胴10を停止させる(ステップ11
2)。そして、PI変化タイマーをストップして(ステ
ップ113)、検出信号SLHPがハイレベルか調べる
(ステップ114)。検出信号SLHPがハイレベルの
場合には、LDNGフラグを“無し”に設定する(ステ
ップ115)。
【0055】ステップ114で検出信号SLHPがロー
レベルの場合、ステップ105の処理が終了した場合、
及びステップ111の処理が終了した場合に、レンズ鏡
胴10を停止させる(ステップ116)。そして、この
処理が終了した場合、及びステップ100で検出信号S
LHPがハイレベルの場合に、LDNGフラグを“有
り”に設定して(ステップ117)、処理を終了する。
【0056】次に、レンズ鏡胴10を収納方向に移動さ
せるLR処理プログラムについて、図8のフローチャー
トを用いて説明する。まず、検出信号SLHPがハイレ
ベルか調べ(ステップ120)、ハイレベルの場合に、
モータ20のDC駆動を開始して、レンズ鏡胴10を収
納方向に通常速で移動させる(ステップ121)。そし
て、HP変化タイマーをスタートさせる(ステップ12
2)。HP変化タイマーは、検出信号SLHPの異常に
よって、レンズ鏡胴10が必要以上に移動するのを防ぐ
ためのタイマーである。
【0057】次に、検出信号SLHPがローレベルか調
べ(ステップ123)、ハイレベルの場合に、HP変化
タイマーがオーバーしたか調べる(ステップ124)。
そして、オーバーした場合に、HP変化タイマーをスト
ップする(ステップ125)。また、オーバーしていな
い場合には、ステップ123に処理を戻す。ステップ1
23とステップ124のループによって、検出信号SL
HPがローレベルになるまで、レンズ鏡胴10の収納方
向への移動を続ける。
【0058】検出信号SLHPがローレベルになった場
合には、ステップ123とステップ124のループを抜
け出して、HP変化タイマーをストップする(ステップ
126)。そして、PI変化タイマーをスタートさせる
(ステップ127)。PI変化タイマーはホトインタラ
プタ21からの検出信号L PIの異常によって、レン
ズ鏡胴10が必要以上に移動するのを防ぐためのタイマ
ーである。さらに、モータ20のパルス駆動を開始し
て、レンズ鏡胴10を収納方向に低速で移動させる(ス
テップ128)。
【0059】次に、検出信号L PIのレベル変化をカ
ウントしたPIカウント値がC LRか調べ(ステップ
129)、異なる場合に、PI変化タイマーがオーバー
したか調べる(ステップ130)。そして、オーバーし
た場合に、PI変化タイマーをストップする(ステップ
131)。また、オーバーしていない場合には、ステッ
プ129に処理を戻す。ステップ129とステップ13
0のループによって、PIカウント値がC LRになる
まで、レンズ鏡胴10の収納方向への移動を続ける。
【0060】PIカウント値がC LRになった場合に
は、ステップ129とステップ130のループを抜け出
して、レンズ鏡胴10を停止させる(ステップ13
2)。そして、PI変化タイマーをストップして(ステ
ップ133)、検出信号SLHPがローレベルか調べる
(ステップ134)。検出信号SLHPがローレベルの
場合には、LRNGフラグを“無し”に設定する(ステ
ップ135)。
【0061】ステップ134で検出信号SLHPがハイ
レベルの場合、ステップ125の処理が終了した場合、
及びステップ131の処理が終了した場合にレンズ鏡胴
10を停止させる(ステップ136)。そして、この処
理が終了した場合、及びステップ120で検出信号SL
HPがローレベルの場合に、LRNGフラグを“有り”
に設定して(ステップ137)、処理を終了する。
【0062】以上詳細に説明した移動制御処理では、レ
ンズ鏡胴10を停止させる際に、モータ20を通常速の
DC駆動から低速のパルス駆動に切り換えている。モー
タ20を通常速のDC駆動のままで停止させると、慣性
力によって停止位置がずれるが、本実施例の移動制御処
理では、低速のパルス駆動に切り換えて停止させている
ので、このようなずれが発生することはない。
【0063】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
となく、種々の変形が可能である。例えば、本実施例で
は、一点の焦点距離設定位置(ピント位置36)で焦点
調整する単焦点カメラとして説明したが、ズーム機能を
搭載したカメラのように複数の焦点距離設定位置を有す
る場合も、本発明は適用できる。また、本実施例では、
モータ20をDC制御とパルス制御の2種類の制御で駆
動させているが、全てパルス制御による駆動であっても
よい。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のカ
メラ用レンズ鏡胴の駆動制御装置であれば、状態信号生
成手段によって生成される状態信号は、1か所の基準位
置に対するレンズ鏡胴の位置関係によって状態が変化す
る信号であり、移動手段では、この状態信号のみでレン
ズ鏡胴の移動制御を行っている。このため、レンズ鏡胴
の位置検出は基準位置だけで行われ、移動手段の各移動
処理では、一旦、レンズ鏡胴を基準位置まで移動させて
位置検出をした後に、この基準位置を基準として、待機
位置やピント位置等までレンズ鏡胴を移動させる制御を
行っている。
【0065】このように、本発明では、1か所の基準位
置でのレンズ鏡胴の位置検出に基づいて移動制御を行っ
ているので、3か所で位置検出していた従来の駆動制御
装置に比べて、検出ミスが生じる危険性が少ない。ま
た、状態信号生成手段によって生成される状態信号は一
本で済むため、CPUの入力ポートを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカメラ用レンズ鏡胴の駆動制御装置
の構成を示す斜視図である。
【図2】(a)は位置検出器の構成を示す上面図、
(b)は検出信号SLHPを示す波形図、(c)〜
(f)はレンズ鏡胴の移動制御処理によるブラシの軌跡
を示す図である。
【図3】制御回路の構成を示す回路図である。
【図4】オープン処理プログラムの処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図5】クローズ処理プログラムの処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図6】レリーズ処理プログラムの処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】LD処理プログラムの処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図8】LR処理プログラムの処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図9】従来の位置検出器の構成を示す上面図である。
【符号の説明】
10…レンズ鏡胴、20…モータ(移動手段)、30…
位置検出器(状態信号生成手段)、34…沈胴位置、3
5…待機位置、36…ピント位置、37…基準位置、4
0…制御回路(移動手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−199416(JP,A) 特開 平2−146009(JP,A) 特開 平5−184200(JP,A) 特開 平4−60508(JP,A) 特開 平5−34567(JP,A) 特開 平1−263631(JP,A) 特開 平6−160955(JP,A) 実開 昭57−192524(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/105 G02B 7/12 - 7/16 G03B 17/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラボディの前面部分に取り付けら
    れ、この前面とほぼ垂直な方向に移動することにより、
    カメラボディ外部への繰り出し、及びカメラボディ内部
    への収納が可能なレンズ鏡胴を備え、 カメラ電源が切断された電源断状態ではカメラボディ内
    部にほぼ収納される沈胴位置に前記レンズ鏡胴が位置
    し、カメラ電源が投入されたがシャッターボタンが押さ
    れていない待機状態では前記沈胴位置よりカメラボディ
    外部に繰り出された待機位置に前記レンズ鏡胴が位置
    し、カメラ電源が投入されさらにシャッターボタンが押
    された撮影状態では前記待機位置よりカメラボディ外部
    に繰り出されたピント位置に前記レンズ鏡胴が位置する
    よう前記レンズ鏡胴の駆動を制御する駆動制御装置にお
    いて、 前記待機位置と前記ピント位置の間の所定の位置を基準
    位置とし、前記レンズ鏡胴が前記基準位置より前記沈胴
    位置側に位置するときに第1レベルを保持し、前記レン
    ズ鏡胴が前記基準位置より前記ピント位置側に位置する
    ときに第2レベルを保持する状態信号を出力する状態信
    号生成手段と、 前記レンズ鏡胴を前記沈胴位置から前記待機位置に移動
    させる第1の繰出処理、前記レンズ鏡胴を前記待機位置
    から前記ピント位置に移動させる第2の繰出処理、前記
    レンズ鏡胴を前記ピント位置から前記待機位置に移動さ
    せる第1の収納処理、及び前記レンズ鏡胴を前記待機位
    置から前記沈胴位置に移動させる第2の収納処理を行う
    移動手段とを備え、 前記移動手段の第1の繰出処理は、前記状態信号が第1
    レベルから第2レベルの信号に切り替わるまで前記レン
    ズ鏡胴を繰出方向に移動させ、さらに、所定距離だけ前
    記レンズ鏡胴を繰出方向に移動させ、さらに、前記状態
    信号が第2レベルから第1レベルの信号に切り替わるま
    で前記レンズ鏡胴を収納方向に移動させ、さらに、前記
    基準位置から前記待機位置の距離だけ前記レンズ鏡胴を
    収納方向に移動させる処理であり、 前記移動手段の第2の繰出処理は、前記状態信号が第1
    レベルから第2レベルの信号に切り替わるまで前記レン
    ズ鏡胴を繰出方向に移動させ、さらに、前記基準位置か
    ら前記ピント位置の距離だけ前記レンズ鏡胴を繰出方向
    に移動させる処理であり、 前記移動手段の第1の収納処理は、前記状態信号が第2
    レベルから第1レベルの信号に切り替わるまで前記レン
    ズ鏡胴を収納方向に移動させ、さらに、前記基準位置か
    ら前記待機位置の距離だけ前記レンズ鏡胴を収納方向に
    移動させる処理であり、 前記移動手段の第2の収納処理は、前記状態信号が第1
    レベルから第2レベルの信号に切り替わるまで前記レン
    ズ鏡胴を繰出方向に移動させ、さらに、所定距離だけ前
    記レンズ鏡胴を繰出方向に移動させ、さらに、前記状態
    信号が第2レベルから第1レベルの信号に切り替わるま
    で前記レンズ鏡胴を収納方向に移動させ、さらに、前記
    基準位置から前記沈胴位置の距離だけ前記レンズ鏡胴を
    収納方向に移動させる処理であることを特徴とするカメ
    ラ用レンズ鏡胴の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段では、前記状態信号のレベ
    ルが切り替わるまで前記レンズ鏡胴を移動させる場合に
    は第1の速度で移動させ、指定された距離だけ前記レン
    ズ鏡胴を移動させる場合には前記第1の速度より低速な
    第2の速度で移動させていることを特徴とする請求項1
    記載のカメラ用レンズ鏡胴の駆動制御装置。
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