JP3033714B2 - 無線選択呼出装置 - Google Patents

無線選択呼出装置

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JP3033714B2 JP15606097A JP15606097A JP3033714B2 JP 3033714 B2 JP3033714 B2 JP 3033714B2 JP 15606097 A JP15606097 A JP 15606097A JP 15606097 A JP15606097 A JP 15606097A JP 3033714 B2 JP3033714 B2 JP 3033714B2
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信行 平方
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静岡日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の携
帯無線受信機が呼び出されたことを、その外部において
使用者に報知することができる無線選択呼出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に、携帯無線受信機Aの呼出動作
を、携帯無線受信機Aとは独立した外部報知器Bで報知
できるようにした従来の無線選択呼出装置の構成を示
す。携帯無線受信機Aにおいては、アンテナ31にて受
信された無線信号を増幅器32にて増幅し、バンドパス
フィルタ33にて不要周波数成分を除去した後、ミキシ
ング回路34にて検波が可能な中間周波数に変換する。
このとき、局部発振回路(以下「ローカル回路」と記
す)35は、受信された無線信号と中間周波数との差分
の周波数を発振している。また、ローカル回路35は、
各回路ブロックと共通の電源回路36で駆動され、間欠
駆動することで電池寿命の延命を図っている。
【0003】ミキシング回路34にて変換された中間周
波数の受信信号は、バンドパスフィルタ37を介して検
波回路38で復調されてから、制御部39に受信データ
として入力される。制御部39では、復調された受信デ
ータ中に含まれる選択呼出番号を、ID−ROM40に
記憶されている自己の選択呼出番号と比較し、合致した
ときに、報知制御部41に報知命令を出力する。これを
受けた報知制御部41は、自己の携帯無線受信機が呼び
出されたことを使用者に報知するために、スピーカ42
又はバイブレータ43或いは電源回路36の何れかを駆
動する。
【0004】通常はスピーカ42より呼出音を発生させ
て呼び出しを行うが、例えば使用者がヘッドフォンにて
音楽などを聞いているときなどには、バイブレータ43
を使用する。しかし、携帯無線受信機Aをバッグ中に所
持しているときなどには、バイブレータ43でも報知で
きない。
【0005】そこで、従来、外部報知器Bにて呼び出し
動作の報知を行う場合には、携帯無線受信機Aに、外部
報知専用の発振回路44及びアンテナ45を備え、外部
報知器Bに無線信号を送信し、これを外部報知器B側に
おいてアンテナ46にて受信し、報知制御回路47にて
例えばスピーカ49を駆動する。なお、図5において、
50は報知を停止させるためのリセットスイッチ、51
は電源52のための電源スイッチである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術によ
ると次のような問題点があった。 携帯無線受信機A
に、外部報知器Bを動作させるために専用の発振回路4
4及びアンテナ45を必要とするため、そのための実装
面積を余計に確保しなければならず、受信機本体のサイ
ズ及び重量が大きくなる。
【0007】 部品点数が発振回路44とアンテナ4
5の分多くなるため、部材費及び部品加工費が増え、受
信機本体のコストが上がってしまう。 発振回路44
を動作させるために余分な消費電流を費やすことにな
る。
【0008】本発明の目的は、携帯無線受信機本体に外
部報知器を動作させるための専用の発振回路及びアンテ
ナを必要とせずに、携帯無線受信機の呼出動作を外部報
知器において行うことができ、また使用者の携帯方法の
如何に拘わらず、外部報知器により確実に呼び出し動作
を報知することができる無線選択呼出装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、携帯無線受信
機の局部発振回路から微弱な漏洩電波が輻射(以下「輻
射波」と称する)していることに着目し、外部報知器
に、携帯無線受信機の呼び出し動作時にその局部発振回
路から漏洩する輻射波を受信する受信部と、その受信信
号により自己の選択呼び出しを行う呼出制御部とを備え
る。また、携帯無線受信機の呼び出し動作時における局
部発振回路の輻射波を、外部報知器において受信し易く
するため、局部発振回路の電界強度を可変する電界強度
可変手段を携帯無線受信機に備えることにより、上記の
目的を達成する。
【0010】電界強度可変手段は、例えば局部発振回路
に印加される電源電圧を可変することにより電界強度を
変化させる。
【0011】外部報知器の呼出制御部は、自己の選択呼
出番号が局部発振回路の輻射波に含まれている選択呼出
番号と対応するか否かを判断する呼出番号照合機能を有
し、対応したとき報知部に報知動作を行わせる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
【0013】図1において、本発明による無線選択呼出
装置も、携帯無線受信機Aの呼出動作を、携帯無線受信
機Aとは独立した外部報知器Bで報知する。携帯無線受
信機Aにおいては、アンテナ1にて受信された無線信号
を増幅器2にて増幅し、バンドパスフィルタ3にて不要
周波数成分を除去した後、ミキシング回路4にて検波が
可能な中間周波数に変換する。このとき、局部発振回路
(ローカル回路)5は、受信された無線信号と中間周波
数との差分の周波数を発振している。
【0014】ミキシング回路4にて変換された中間周波
数の受信信号は、バンドパスフィルタ7を介して検波回
路8で復調されてから、制御部9に受信データとして入
力される。制御部9では、復調された受信データ中に含
まれる選択呼出番号を、ID−ROM10に記憶されて
いる自己の選択呼出番号と比較し、合致したときに、報
知制御部11に報知命令を出力する。これを受けた報知
制御部11は、自己の携帯無線受信機が呼び出されたこ
とを使用者に報知するために、スピーカ12又はバイブ
レータ13或いは電源回路6の何れかを駆動する。
【0015】携帯無線受信機A側の上述した構成は図5
の従来例と同様である、なお、14は報知を停止させる
ためのリセットスイッチ、15は電源16のための電源
スイッチである。
【0016】ところで、ローカル回路5からは微弱な漏
洩電波(輻射波)が輻射され、この輻射波には上記の発
振周波数以外に、その整数倍の周波数も含まれており、
その電界強度は、人体及び他の電気機器に影響を与えな
いように規定されている。図2に輻射波の周波数−電界
強度特性を示す。
【0017】本発明の特徴は、ローカル回路5のこのよ
うな特性を利用し、携帯無線受信機Aの呼び出し動作時
の輻射波を外部報知器Bにおいて受信することで、携帯
無線受信機Aの呼び出し動作を外部報知器Bにおいても
報知できるようにするもので、次にこの点の構成につい
て説明する。
【0018】携帯無線受信機Aの電源回路6は、発生電
圧が異なる第1と第2の2つの電源17A・17Bと、
変調回路18と、その出力をローカル回路5へ出力する
出力端子19とを有する。第1の電源17Aを制御部9
からの信号により駆動させると、通常受信時の1V電圧
を出力し、また第2の電源17Bを制御部9からの信号
により駆動させると、3Vの電圧を出力する、第1の電
源17Aからの電圧は、出力端子19へ直接出力される
が、第2の電源17Bからの電圧は、変調回路18を介
して出力端子19へ出力される。
【0019】変調回路18は、第2の電源17Bから入
力された電圧を、制御部9からの信号により可変させる
もので、その可変された電圧は、出力端子19を通じて
ローカル回路5に印加される。
【0020】ローカル回路5は、印加される電圧の変化
によって電界強度が変化する。図3にその関係を示す。
ローカル回路5の電界強度がこのように変化することに
より、ローカル回路5から漏洩する輻射波がAM変調さ
れる。
【0021】よって、電源回路6からローカル回路5に
印加される電圧が、携帯無線受信機Aに対する選択呼出
信号に応じて変化するように、制御部9で電源回路6を
制御すれば、ローカル回路5から漏洩する輻射波は、選
択呼出信号に応じて変調されたものとなる。図4に、電
源回路6の出力端子19の電圧出力波形と、ローカル回
路5からのAM変調のかかった輻射波との関係を示す。
携帯無線受信機Aからは、ローカル回路5からのこのA
M変調のかかった輻射波が、外部報知器Bに対して報知
命令信号として送信されることになる。
【0022】外部報知器Bとしては、専用のものを製作
することができるが、例えば既製の携帯型音声再生機
(携帯型のテープレコーダやCDドライブやMDドライ
ブなど)を利用することができる。図1に示す外部報知
器Bは、携帯型の音声再生機を利用したもので、その本
来の音声再生部20の他に、ローカル回路5から漏洩す
る輻射波を受信する受信部であるアンテナ21、自己の
ID番号を記憶したID−ROM22、自己の選択呼び
出しを行う呼出制御部であるミューティング制御IC2
3、ミューティング用スイッチ24、スイッチタイマ2
5を備えている。音声再生部20には、例えばヘッドフ
ォン26が公知のように接続できるようになっている。
【0023】携帯無線受信機Aのローカル回路5からの
AM変調のかかった輻射波、つまり報知命令信号が外部
報知器Bのアンテナ21にて受信されると、ミューティ
ング制御IC23は、その報知命令信号中に含まれてい
る選択呼出信号が、ID−ROM22に記憶されている
自己の選択呼出番号と一致しているか否か判断する。一
致していると、ミューティング制御IC23からスイッ
チ24をオフにする信号が出力され、このスイッチ24
が、スイッチタイマ25で設定されている時間だけオフ
になる。
【0024】音声再生部20からヘッドフォン26へ入
力される再生音声信号は、スイッチ24がオフになって
いる間、中断されるので、ヘッドフォン26の使用者
は、聴取している音声が途中で中断したことをもって、
自己の携帯している携帯無線受信機Aが呼び出されてい
ることを認識することができる。スイッチ24のオフ時
間は、スイッチタイマ25で任意に設定できる。
【0025】上記の実施例では、携帯無線受信機A側に
おいてローカル回路5の輻射波をAM変調させたが、F
M変調でも、また無変調でもよい。また、外部報知器B
側では、ヘッドフォン26の音を一時的に中断すること
で呼び出しを報知したが、これに限らず、例えばバイブ
レータの振動による報知の態様であってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、携
帯無線受信機に備えられているローカル回路からの漏洩
電波である輻射波を利用し、その輻射波を外部報知器で
受信することにより、携帯無線受信機の呼び出し動作を
外部報知器で報知できるようにしたので、外部報知機能
の無い従来の一般的な携帯無線受信機と同等の実装面積
にて外部報知が実現可能である。従って、受信機本体の
サイズが大きくなることや重量が重くなることがなくな
る。また、部品点数も従来の一般的な携帯無線受信機と
同等であるため、受信機本体のコスト上昇を招くことも
ない。
【0027】携帯無線受信機の呼び出し動作時に局部発
振回路の電界強度を可変するので、呼び出し動作時の輻
射波を外部報知器において受信し易く、呼び出し動作を
外部報知器にて誤報なく報知できる。
【0028】外部報知器については、例えば既製の携帯
型音声再生機を利用できるため、呼び出しの外部報知を
低コストにて実現できる、また、使用者の携帯方法の如
何に拘わらず、確実に外部報知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線選択呼出装置のブロック図で
ある。
【図2】図1中の局部発振回路(ローカル回路)の輻射
波の周波数−電界強度特性を示すグラフである。
【図3】図1中の電源回路の電圧変化によりローカル回
路の輻射波の電界強度が変化することを示すグラフであ
る。
【図4】電源回路の電圧出力波形と、ローカル回路から
のAM変調のかかった輻射波との関係を示すグラフであ
る。
【図5】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
A 携帯無線受信機 B 外部報知器 1 アンテナ 2 増幅器 3 バンドパスフィルタ 4 ミキシング回路 5 局部発振回路(ローカル回路) 6 電源回路 7 バンドパスフィルタ 8 検波回路 9 制御部 10 ID−ROM 11 報知制御部 12 スピーカ 13 バイブレータ 14 リセットスイッチ 15 電源スイッチ 16 電源 17A 第1の電源 17B 第2の電源 18 変調回路 19 出力端子 20 音声再生部 21 アンテナ 22 ID−ROM 23 ミューティング制御IC 24 ミューティング用スイッチ 25 スイッチタイマ 26 ヘッドフォン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 H04Q 7/04 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯無線受信機と、その呼び出し動作を該
    携帯無線受信機の外部で使用者に報知するための外部報
    知器とからなり、前記携帯無線受信機に、その呼び出し
    動作時における局部発振回路の輻射波の電界強度を可変
    する電界強度可変手段を備え、前記外部報知器に、前記
    携帯無線受信機の呼び出し動作時にその局部発振回路か
    ら漏洩する輻射波を受信する受信部と、その受信信号に
    より自己の選択呼び出しを行う呼出制御部とを備えたこ
    とを特徴とする無線選択呼出装置。
  2. 【請求項2】電界強度可変手段は、局部発振回路に印加
    される電源電圧を可変することにより電界強度を変化さ
    せる請求項1に記載の無線選択呼出装置。
  3. 【請求項3】外部報知器の呼出制御部は、自己の選択呼
    出番号が局部発振回路の輻射波に含まれている選択呼出
    番号と対応するか否かを判断する呼出番号照合機能を有
    し、対応したとき報知部に報知動作を行わせる請求項1
    または2に記載の無線選択呼出装置。
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