JP3033398B2 - 燃料洩れ検知装置 - Google Patents
燃料洩れ検知装置Info
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- JP3033398B2 JP3033398B2 JP5183734A JP18373493A JP3033398B2 JP 3033398 B2 JP3033398 B2 JP 3033398B2 JP 5183734 A JP5183734 A JP 5183734A JP 18373493 A JP18373493 A JP 18373493A JP 3033398 B2 JP3033398 B2 JP 3033398B2
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- oil amount
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は別設タイプの燃料タンク
から給油する燃焼機器の燃料洩れ検知装置に関するもの
である。
から給油する燃焼機器の燃料洩れ検知装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の燃焼装置は、図9に示す
ように別設タンク101から送油パイプ102を介して
燃焼機103に燃料が供給されるようになっている。そ
して上記別設タンク101にはフロート104を用いた
残油量検知装置105が設けてある。
ように別設タンク101から送油パイプ102を介して
燃焼機103に燃料が供給されるようになっている。そ
して上記別設タンク101にはフロート104を用いた
残油量検知装置105が設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような燃焼装置に
あっては、例えば接続不良あるいは長期間の使用による
劣化等によって燃料が洩れ始めるといった事態を起こす
ことがある。ところが上記従来の構成のものではこの燃
料の洩れを検知することができなかった。すなわち、上
記別設タンク101には残油量検知装置105が設けて
あるが、その精度があまり高くないところからこの残油
量検知装置105の表示106をみても燃料が漏洩して
いるのか否かが判別できなかった。
あっては、例えば接続不良あるいは長期間の使用による
劣化等によって燃料が洩れ始めるといった事態を起こす
ことがある。ところが上記従来の構成のものではこの燃
料の洩れを検知することができなかった。すなわち、上
記別設タンク101には残油量検知装置105が設けて
あるが、その精度があまり高くないところからこの残油
量検知装置105の表示106をみても燃料が漏洩して
いるのか否かが判別できなかった。
【0004】本発明はこのような課題に鑑みてなしたも
ので、確実な燃料洩れ検知ができるような装置の提供を
目的としたものである。
ので、確実な燃料洩れ検知ができるような装置の提供を
目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、屋外に設置した別設タンクと、この別設タン
クから燃焼機に燃料を供給する送油管と、前記燃焼機の
給油接続部に配置した圧力センサーと、この圧力センサ
ーの出力より燃料タンクの残油量を算出する制御部とを
備え、前記制御部には、前記燃料タンクの油面高さが下
限の時に読み込む圧力センサーの出力を初期値として設
定する初期設定部と、前記燃料タンクの大きさに応じて
予め定めた所定の定数を設定するタンク定数設定部と、
前記圧力センサーの出力より残油量データとして変換す
る残油量演算部と、この残油量の演算を所定周期で行わ
せるタイマー部と、前記演算結果を更新保存する記憶部
と、この記憶データと以降読み込んだ残油量データより
変化量を算出する変化量演算部と、変化量演算結果と予
め設定した値を比較する比較部と、比較部の信号により
出力を発する警告信号発生部を有し、前記残油量演算部
は、前記圧力センサーの出力と初期設定部の初期値とタ
ンク定数より所定の演算式を用いて油面高さ、すなわち
残油量を算出するようにしてある。
するため、屋外に設置した別設タンクと、この別設タン
クから燃焼機に燃料を供給する送油管と、前記燃焼機の
給油接続部に配置した圧力センサーと、この圧力センサ
ーの出力より燃料タンクの残油量を算出する制御部とを
備え、前記制御部には、前記燃料タンクの油面高さが下
限の時に読み込む圧力センサーの出力を初期値として設
定する初期設定部と、前記燃料タンクの大きさに応じて
予め定めた所定の定数を設定するタンク定数設定部と、
前記圧力センサーの出力より残油量データとして変換す
る残油量演算部と、この残油量の演算を所定周期で行わ
せるタイマー部と、前記演算結果を更新保存する記憶部
と、この記憶データと以降読み込んだ残油量データより
変化量を算出する変化量演算部と、変化量演算結果と予
め設定した値を比較する比較部と、比較部の信号により
出力を発する警告信号発生部を有し、前記残油量演算部
は、前記圧力センサーの出力と初期設定部の初期値とタ
ンク定数より所定の演算式を用いて油面高さ、すなわち
残油量を算出するようにしてある。
【0006】
【作用】本発明は上記構成によって、まず、燃料タンク
の残油量が下限のとき、すなわち「空量」位置の時の圧
力センサーの出力をA/D入力部を介して初期値として
初期設定部に設定する。次に、使用する燃料タンクの大
きさに応じて所定のタンク定数をタンク定数設定部に設
定する。以上の使用条件の設定操作により使用する燃料
タンクの残油量の検出範囲を設定し、以降はタイマー部
からの指示により、残油量に応じた圧力センサー出力と
上記設定した使用条件より油面高さすなわち残油量を所
定の演算式を用いて算出して記憶部に保存させ、これを
所定周期毎に行なってその残油量の変化量を求め、これ
を予め設定した通常使用量のデータと比較することで油
洩れ状況の有無を検出し、警告を発することができる。
の残油量が下限のとき、すなわち「空量」位置の時の圧
力センサーの出力をA/D入力部を介して初期値として
初期設定部に設定する。次に、使用する燃料タンクの大
きさに応じて所定のタンク定数をタンク定数設定部に設
定する。以上の使用条件の設定操作により使用する燃料
タンクの残油量の検出範囲を設定し、以降はタイマー部
からの指示により、残油量に応じた圧力センサー出力と
上記設定した使用条件より油面高さすなわち残油量を所
定の演算式を用いて算出して記憶部に保存させ、これを
所定周期毎に行なってその残油量の変化量を求め、これ
を予め設定した通常使用量のデータと比較することで油
洩れ状況の有無を検出し、警告を発することができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。まずシステム構成を図2を用いて説明すると、
1は屋外に設置した燃料タンク、2は屋外タンクから屋
内に設置した燃焼機に給油するための送油管、3は圧力
センサーで、前記燃料タンクの残油量に応じて出力が変
化する。4は燃焼機の給油接続部で、T字管で分岐して
圧力センサー3が配設してある。5はオイルレベラ、6
は燃焼機、7は前記圧力センサー3の出力より燃料タン
ク1の取付位置の補正と大きさの設定を行い、圧力セン
サー3の出力に応じて残油量を求めるための制御装置、
8は表示部で、操作部の表示切り替えスイッチにより燃
焼機の表示部を兼用する構成としている。
明する。まずシステム構成を図2を用いて説明すると、
1は屋外に設置した燃料タンク、2は屋外タンクから屋
内に設置した燃焼機に給油するための送油管、3は圧力
センサーで、前記燃料タンクの残油量に応じて出力が変
化する。4は燃焼機の給油接続部で、T字管で分岐して
圧力センサー3が配設してある。5はオイルレベラ、6
は燃焼機、7は前記圧力センサー3の出力より燃料タン
ク1の取付位置の補正と大きさの設定を行い、圧力セン
サー3の出力に応じて残油量を求めるための制御装置、
8は表示部で、操作部の表示切り替えスイッチにより燃
焼機の表示部を兼用する構成としている。
【0008】次に、図2のブロック図を用いて制御構成
を説明すると、9は表示切替部で、前記の通り燃焼機の
表示部を兼用した構成のため、通常の燃焼表示と残油量
表示の切り替えを行うと共に初期設定動作信号も送って
いる。10はA/D入力部で、前記圧力センサー3の出
力を読み込み残油量データに変換する。11は初期設定
部で、燃料タンク1の取付位置を補正するためのもので
ある。つまり、本発明の残油量検知装置は圧力で残油量
を検出しているため、燃料タンク1の取付位置が異なる
と残油量に対する圧力センサーの出力がずれてきて、正
確な検出ができない。そこで、燃料タンク1の残油量が
下限の時の圧力センサーの出力を初期値として設定し、
圧力センサーの出力を比較するときの基準としている。
これにより残油量に対応した圧力センサーの出力が得ら
れる訳である。
を説明すると、9は表示切替部で、前記の通り燃焼機の
表示部を兼用した構成のため、通常の燃焼表示と残油量
表示の切り替えを行うと共に初期設定動作信号も送って
いる。10はA/D入力部で、前記圧力センサー3の出
力を読み込み残油量データに変換する。11は初期設定
部で、燃料タンク1の取付位置を補正するためのもので
ある。つまり、本発明の残油量検知装置は圧力で残油量
を検出しているため、燃料タンク1の取付位置が異なる
と残油量に対する圧力センサーの出力がずれてきて、正
確な検出ができない。そこで、燃料タンク1の残油量が
下限の時の圧力センサーの出力を初期値として設定し、
圧力センサーの出力を比較するときの基準としている。
これにより残油量に対応した圧力センサーの出力が得ら
れる訳である。
【0009】12はタンク定数設定部で、燃料タンク1
の大きさを補正するためのもので、燃料タンクの大きさ
に応じて所定の定数を設定するようにしている。つま
り、燃料タンクの高さ方向の寸法が「満量」位置を設定
するときに必要となる訳であるが、燃料タンクの大きさ
も多岐にわたる現状で汎用性のある残油量検知を実現す
るためには、燃料タンクの大きさにより圧力センサーの
出力を補正するという本発明の構成が必要条件となる。
13は初期設定部11とタンク定数設定部12のデータ
を記憶しておくためのバックアップ用電源である。前記
初期値とタンク定数は一度設定すると燃料タンクを取り
換えない限り一定の値であり、都度、変更する必要はな
い。このため、電源OFF時においても記憶を保持する
ためにバックアップ構成が必要となる。
の大きさを補正するためのもので、燃料タンクの大きさ
に応じて所定の定数を設定するようにしている。つま
り、燃料タンクの高さ方向の寸法が「満量」位置を設定
するときに必要となる訳であるが、燃料タンクの大きさ
も多岐にわたる現状で汎用性のある残油量検知を実現す
るためには、燃料タンクの大きさにより圧力センサーの
出力を補正するという本発明の構成が必要条件となる。
13は初期設定部11とタンク定数設定部12のデータ
を記憶しておくためのバックアップ用電源である。前記
初期値とタンク定数は一度設定すると燃料タンクを取り
換えない限り一定の値であり、都度、変更する必要はな
い。このため、電源OFF時においても記憶を保持する
ためにバックアップ構成が必要となる。
【0010】14は残油量演算部で、前記初期値とタン
ク定数と残油量に応じた圧力センサー3の読み込み値と
で残油量データを算出する。15はリミッター2で、前
記残油量データが所定のレベルまで低下したとき燃焼停
止信号を出す。16はリミッター1で、前記残油量デー
タが予め設定した所定レベルより低下したとき給油予告
の信号を出力する。このリミッター1およびリミッター
2のレベル設定は初期値とタンク定数により補正するよ
うにしている。17はタイマー部で、前記残油量の演算
周期を設定する。18は表示部で、前記表示切替部9の
信号により残油量演算結果を表示する。表示方法は、特
に、規制するものではなく、燃焼機の表示部を利用して
表示させる。また、残油量表示専用の表示装置を設ける
ことも可能である。
ク定数と残油量に応じた圧力センサー3の読み込み値と
で残油量データを算出する。15はリミッター2で、前
記残油量データが所定のレベルまで低下したとき燃焼停
止信号を出す。16はリミッター1で、前記残油量デー
タが予め設定した所定レベルより低下したとき給油予告
の信号を出力する。このリミッター1およびリミッター
2のレベル設定は初期値とタンク定数により補正するよ
うにしている。17はタイマー部で、前記残油量の演算
周期を設定する。18は表示部で、前記表示切替部9の
信号により残油量演算結果を表示する。表示方法は、特
に、規制するものではなく、燃焼機の表示部を利用して
表示させる。また、残油量表示専用の表示装置を設ける
ことも可能である。
【0011】19は燃焼制御部で、前記リミッター2の
信号により燃料タンクが「空」の時、燃焼を停止させ
る。20は記憶部で、前記残油量演算部14の演算結果
を一時保存しておく。21は変化量演算部で、所定の周
期で演算される残油量データと記憶部20に保存された
1つ前のデータより所定周期における残油量の変化量を
求める。22は比較部で、前記変化量データと通常使用
量より求め、予め設定したデータを比較して油洩れ状態
の有無を判断する。23は警告信号発生部で、前記比較
部22により変化量が通常使用量より多いという信号が
送られた時出力を発する。
信号により燃料タンクが「空」の時、燃焼を停止させ
る。20は記憶部で、前記残油量演算部14の演算結果
を一時保存しておく。21は変化量演算部で、所定の周
期で演算される残油量データと記憶部20に保存された
1つ前のデータより所定周期における残油量の変化量を
求める。22は比較部で、前記変化量データと通常使用
量より求め、予め設定したデータを比較して油洩れ状態
の有無を判断する。23は警告信号発生部で、前記比較
部22により変化量が通常使用量より多いという信号が
送られた時出力を発する。
【0012】上記構成における動作について、図3のフ
ローチャートを用いて説明する。まず、燃料タンク1の
残油量が下限の状態で、表示切り替えスイッチをONし
て表示切替部9により表示部18を通常の燃焼表示から
残油量表示に変更すると共に初期設定部11に信号を送
って、残油量下限における圧力センサー3の出力をA/
D入力部10を介して読み込む。この読み込みデータが
安定した時点で初期設定部内蔵の初期設定スイッチをO
Nして初期値(Z)を設定する。次に、タンク定数設定
部12に燃料タンク1の大きさに応じた所定の定数
(Y)を設定し、初期設定スイッチをOFFする。以上
の操作により設置条件における補正が完了し、圧力セン
サー3の出力により残油量に対応した表示が可能とな
る。
ローチャートを用いて説明する。まず、燃料タンク1の
残油量が下限の状態で、表示切り替えスイッチをONし
て表示切替部9により表示部18を通常の燃焼表示から
残油量表示に変更すると共に初期設定部11に信号を送
って、残油量下限における圧力センサー3の出力をA/
D入力部10を介して読み込む。この読み込みデータが
安定した時点で初期設定部内蔵の初期設定スイッチをO
Nして初期値(Z)を設定する。次に、タンク定数設定
部12に燃料タンク1の大きさに応じた所定の定数
(Y)を設定し、初期設定スイッチをOFFする。以上
の操作により設置条件における補正が完了し、圧力セン
サー3の出力により残油量に対応した表示が可能とな
る。
【0013】つまり、初期設定完了後、燃料タンク1に
所定の油面高さまで給油すると、油面高さに応じて圧力
センサー3に出力が発生する。この出力をA/D入力部
に読み込み油面高さデータ(X)として求め、前記初期
値(Z)とタンク定数(Y)のデータより残油量演算部
14で(X−Z)×Yの演算を実施し、残油量レベル
(W)を決定する。
所定の油面高さまで給油すると、油面高さに応じて圧力
センサー3に出力が発生する。この出力をA/D入力部
に読み込み油面高さデータ(X)として求め、前記初期
値(Z)とタンク定数(Y)のデータより残油量演算部
14で(X−Z)×Yの演算を実施し、残油量レベル
(W)を決定する。
【0014】以上の動作を図4を用いて詳細に説明する
と、圧力センサー3の取付部から燃料タンク1の下限ま
での高さをH1、満量までの高さをH3とし、いま半分
のH2の高さまで給油したとすると、まず、高さH1に
おいて、使用する圧力センサーの出力特性から所定の電
圧Aが発生する。この電圧Aを初期値とする。次に、
「満量」位置の設定すなわちタンク定数の設定を行う訳
であるが、これは燃料タンクの大きさよりH3の高さが
求まり、圧力センサーの出力特性より出力電圧Cが求ま
る。この出力Cと初期値Aの変化割合をタンク定数
(Y)として求める。このようにして設定した定数とセ
ンサー出力を演算して、残油量データ(W)に変換する
と油面高さH1が0、H3が1となり、それぞれ「空」
と「満」位置に対応する。油面高さが半分のH2の場合
は、残油量データ(W)として0.5となり残油量表示
においても、ちょうど半分の状態を表示する。
と、圧力センサー3の取付部から燃料タンク1の下限ま
での高さをH1、満量までの高さをH3とし、いま半分
のH2の高さまで給油したとすると、まず、高さH1に
おいて、使用する圧力センサーの出力特性から所定の電
圧Aが発生する。この電圧Aを初期値とする。次に、
「満量」位置の設定すなわちタンク定数の設定を行う訳
であるが、これは燃料タンクの大きさよりH3の高さが
求まり、圧力センサーの出力特性より出力電圧Cが求ま
る。この出力Cと初期値Aの変化割合をタンク定数
(Y)として求める。このようにして設定した定数とセ
ンサー出力を演算して、残油量データ(W)に変換する
と油面高さH1が0、H3が1となり、それぞれ「空」
と「満」位置に対応する。油面高さが半分のH2の場合
は、残油量データ(W)として0.5となり残油量表示
においても、ちょうど半分の状態を表示する。
【0015】図5に残油量データ(W)と表示方法の一
例を示す。このように残油量演算部14で演算した残油
量データ(W)により表示部18に残油量の状況を表示
させる。上記残油量の演算をタイマー部17により所定
周期で行わせ、都度、演算結果に基づき表示させる。
例を示す。このように残油量演算部14で演算した残油
量データ(W)により表示部18に残油量の状況を表示
させる。上記残油量の演算をタイマー部17により所定
周期で行わせ、都度、演算結果に基づき表示させる。
【0016】また、初回の残油量レベル(W0)が決定
すると、上記表示信号に用いると共に記憶部20に保存
する。次に、タイマー部17で所定時間経過すると、再
度残油量の演算が行われ残油量データ(W1)が決定す
る。この時点で記憶部20に保存した残油量データ(W
0)を用いて(W0−W1)の演算を行い、所定周期に
おける変化量(ΔW1)を求める。変化量(ΔW1)が
求まると、比較部22で予め設定した規定値と比較し
て、変化量(ΔW1)<規定値の関係の場合は、正常と
判断して、所定時間経過後、再度センサー出力の読み込
みを行い、残油量レベル(W2)を求める。残油量レベ
ル(W2)が決定すると、記憶部20のデータを残油量
データ(W1)に書き換える。また、記憶部20のデー
タは残油量データが決定した都度、書き換えを行う。以
降、上記と同様に変化量(ΔW2)を(W1−W2)で
求め、比較部22で規定値と比較する。
すると、上記表示信号に用いると共に記憶部20に保存
する。次に、タイマー部17で所定時間経過すると、再
度残油量の演算が行われ残油量データ(W1)が決定す
る。この時点で記憶部20に保存した残油量データ(W
0)を用いて(W0−W1)の演算を行い、所定周期に
おける変化量(ΔW1)を求める。変化量(ΔW1)が
求まると、比較部22で予め設定した規定値と比較し
て、変化量(ΔW1)<規定値の関係の場合は、正常と
判断して、所定時間経過後、再度センサー出力の読み込
みを行い、残油量レベル(W2)を求める。残油量レベ
ル(W2)が決定すると、記憶部20のデータを残油量
データ(W1)に書き換える。また、記憶部20のデー
タは残油量データが決定した都度、書き換えを行う。以
降、上記と同様に変化量(ΔW2)を(W1−W2)で
求め、比較部22で規定値と比較する。
【0017】この時、変化量(ΔW2)>規定値の関係
になると、通常の燃料使用量より多いということで、油
洩れが発生していると判断して、警告信号発生部23に
信号を送って警報を出す。図6は上記動作を圧力センサ
ーの出力特性を用いて示したグラフである。通常使用時
の出力変化がグラフ<イ>であり、油洩れ状態の出力変
化を<ロ>で示す。この所定時間における出力の変化量
(ΔW)を検出して、油洩れの有無をチェックする。
になると、通常の燃料使用量より多いということで、油
洩れが発生していると判断して、警告信号発生部23に
信号を送って警報を出す。図6は上記動作を圧力センサ
ーの出力特性を用いて示したグラフである。通常使用時
の出力変化がグラフ<イ>であり、油洩れ状態の出力変
化を<ロ>で示す。この所定時間における出力の変化量
(ΔW)を検出して、油洩れの有無をチェックする。
【0018】さらに、リミツター1、リミッター2で残
油量データが予め設定した値以下に低下すると、まず給
油予告の信号を発し、さらに低下すれば燃焼停止信号を
出力する。このリミッター1、リミッター2について
も、初期値とタンク定数による補正を行ってレベル設定
を行わせる。
油量データが予め設定した値以下に低下すると、まず給
油予告の信号を発し、さらに低下すれば燃焼停止信号を
出力する。このリミッター1、リミッター2について
も、初期値とタンク定数による補正を行ってレベル設定
を行わせる。
【0019】図7、図8は上記変化量による油洩れチェ
ックを2段構成としたもので、単位時間における変化量
と積算量におけるチェックを併用することで、さらに精
度よく油洩れの状態を検出しようとするものである。
ックを2段構成としたもので、単位時間における変化量
と積算量におけるチェックを併用することで、さらに精
度よく油洩れの状態を検出しようとするものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の燃料洩れ検
知装置は、圧力センサーを用いて燃料タンクの残油量を
検知し、そのデータを用いて燃料洩れ検知を行うもの
で、まず、燃料タンクの残油量が下限の時の圧力センサ
ーの出力を初期値と設定し、以降の残油量検知において
は、この初期値を基準として残油量に応じた圧力センサ
ーの出力を所定の演算式を用いて残油量を求めているた
め、燃料タンクおよび圧力センサーの取付位置による影
響が解消される。また、残油量を求める演算の中に「満
量」位置を決定する燃料タンクの大きさの要素もタンク
定数として設定しているため、燃料タンクの大きさによ
る圧力センサーの出力と残油量の関係のずれを補正し、
検出範囲の設定を精度よく行うことができる。これによ
り、残油量の変化量を精度よく検出することができ、通
常使用量と比較することで、燃料タンクおよび送油管の
油洩れのチェックを容易に行うことができ、安価で信頼
性の高い、かつ簡単な構成の燃料タンクの残油量検知装
置が提供できる。
知装置は、圧力センサーを用いて燃料タンクの残油量を
検知し、そのデータを用いて燃料洩れ検知を行うもの
で、まず、燃料タンクの残油量が下限の時の圧力センサ
ーの出力を初期値と設定し、以降の残油量検知において
は、この初期値を基準として残油量に応じた圧力センサ
ーの出力を所定の演算式を用いて残油量を求めているた
め、燃料タンクおよび圧力センサーの取付位置による影
響が解消される。また、残油量を求める演算の中に「満
量」位置を決定する燃料タンクの大きさの要素もタンク
定数として設定しているため、燃料タンクの大きさによ
る圧力センサーの出力と残油量の関係のずれを補正し、
検出範囲の設定を精度よく行うことができる。これによ
り、残油量の変化量を精度よく検出することができ、通
常使用量と比較することで、燃料タンクおよび送油管の
油洩れのチェックを容易に行うことができ、安価で信頼
性の高い、かつ簡単な構成の燃料タンクの残油量検知装
置が提供できる。
【図1】本発明の一実施例における残油量検知装置の制
御ブロック図
御ブロック図
【図2】同装置の構成図
【図3】同装置の動作を示すフローチャート図
【図4】同装置の圧力センサーの出力特性と残油量デー
タの関係を示した特性図
タの関係を示した特性図
【図5】同装置の残油量データと表示の関係を示した特
性図
性図
【図6】同装置の残油量データの変化特性を示した特性
図
図
【図7】同装置の別の実施例における制御ブロック図
【図8】同装置の別の実施例におけるフローチャート図
【図9】従来の残油量検知装置の構成図
1 燃料タンク 3 圧力センサー 6 燃焼機 7 制御装置 8 表示部 9 表示切り替え部 11 初期設定部 12 タンク定数設定部 14 残油量演算部 20 記憶部 21 変化量演算部 22 比較部 23 警告信号発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01F 23/18 G01F 23/18 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23K 5/14 505 F23K 5/16 F23N 5/24 102 F23N 5/24 103 F23N 5/26 101 G01F 23/18
Claims (1)
- 【請求項1】屋外に設置した別設タンクと、この別設タ
ンクから燃焼機に燃料を供給する送油管と、前記燃焼機
の給油接続部に配置した圧力センサーと、この圧力セン
サーの出力より燃料タンクの残油量を算出する制御部と
を備え、前記制御部には、前記燃料タンクの油面高さが
下限の時に読み込む圧力センサーの出力を初期値として
設定する初期設定部と、前記燃料タンクの大きさに応じ
て予め定めた所定の定数を設定するタンク定数設定部
と、前記圧力センサーの出力より残油量データとして変
換する残油量演算部と、この残油量の演算を所定周期で
行わせるタイマー部と、前記演算結果を更新保存する記
憶部と、この記憶データと以降読み込んだ残油量データ
より変化量を算出する変化量演算部と、変化量演算結果
と予め設定した値を比較する比較部と、比較部の信号に
より出力を発する警告信号発生部を有し、前記残油量演
算部は、前記圧力センサーの出力と初期設定部の初期値
とタンク定数より所定の演算式を用いて油面高さ、すな
わち残油量を算出するようにした燃料洩れ検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5183734A JP3033398B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 燃料洩れ検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5183734A JP3033398B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 燃料洩れ検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0735331A JPH0735331A (ja) | 1995-02-07 |
JP3033398B2 true JP3033398B2 (ja) | 2000-04-17 |
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ID=16141043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5183734A Expired - Fee Related JP3033398B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 燃料洩れ検知装置 |
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JP (1) | JP3033398B2 (ja) |
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FR3075272B1 (fr) * | 2017-12-20 | 2020-01-10 | Safran Aircraft Engines | Dispositif d'alimentation d'un reservoir d'huile a partir d'un second reservoir |
CN111412487B (zh) * | 2020-03-19 | 2022-08-30 | 济南红烛科技有限公司 | 在锅炉发生mft后可以进行燃油泄漏试验的系统及方法 |
CN114017421A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-02-08 | 中国长江电力股份有限公司 | 一种调速器液压系统漏油量监测系统及方法 |
-
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