JP3033097B2 - 液晶表示装置の駆動方法及び液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置の駆動方法及び液晶表示装置

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JP3033097B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示装置の駆動方法及び液晶表示装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来、単純マトリクス型液晶表示装置を駆動する場合
は、一般的に電圧平均化法と呼ばれる駆動方法がとられ
ている。しかし、実際の液晶パネルは0でない抵抗を持
つ走査・信号電極で出来、また液晶層が誘電体として働
く。この為、上記従来の電圧平均化法で駆動する時、液
晶パネルが表示する文字や図形のパターンによって、走
査電極と信号電極が交差して作る表示ドットに印加する
実効電圧は様々に変化する。その結果、表示にむらが生
じてしまう。
この問題は従来から知られており、その対策として例
えば、1フレームの間に複数回、液晶パネルに印加する
電圧の極性を反転する方法(以下、ライン反転駆動方法
と言う。)が特開昭62−31825号、同昭60−19195号、同
昭60−19196号公報等で知られている。
又、走査電極または信号電極の少なくとも一方の両端
に駆動電圧波形を供給する方法が特開昭56−46289号公
報等で知られている。
又さらに、本発明者等は先に特願昭63−159914号によ
り表示のむらの改善方法を提案している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし上記のライン反転駆動方法は、液晶パネルに挟
持されている液晶の光学特性が印加電圧の周波数成分に
よって変化することにより生じる表示のむらを改善する
のに、ある程度の効果を有するだけで、表示のむらを完
全に除去するものではなかった。
又、走査電極または信号電極の少なくとも一方の両端
に駆動電圧波形を供給する方法では、波形の乱れの程度
が軽減出来るものの、依然として、表示のむらが発生し
ていた。
又さらに、本発明者等が提案した特願昭63−159914号
による改善方法(以後、電圧補正法と呼ぶ)によって、
表示のむらをかなり改善する事ができたが、さらに調
査、研究を重ねた結果、次に示すような表示のむらが改
善されず残ることが確認された。
ここで、第5図と第6図と第7図及び第8図と第9図
と第10図で、電圧補正法を行なった後にも残る表示のむ
らを説明する。第5図と第6図と第7図はいずれも、液
晶表示装置の表示部と表示内容を示している。この液晶
表示装置では横に複数の走査電極が形成され、縦に複数
の信号電極が形成されている。そして、走査電極の左側
から電圧補正法による表示パターンによって変化する走
査電圧波形が印加されている。そして、第5図は中央に
一本おきの横線を表示し、第6図、第7図はそれぞれ第
5図と同じ表示パターンを左側と右側に表示してある。
さらに、第5図で示す表示をした時に、表示のむらが生
じないように電圧補正法による補正の量が調整してあ
る。ここで、第8図と第9図と第10図は、それぞれ第5
図と第6図と第7図で示される表示内容を実際表示した
時の表示した場合の表示のむらを示す。
第8図と第9図と第10図を見比べると、第8図は、表
示のむらが出ないように電圧補正法に補正してあるの
で、表示のむらは無い。しかし、第9図は、電圧補正法
による補正が大きすぎ、一本おきの横線の表示部分が濃
くなってしまう。又、第10図は、電圧補正法による補正
が小さすぎ、一本おきの横線の表示部分が薄くなってし
まう。これは、走査電極の左側から電圧補正法による表
示パターンによって変化する走査電圧波形、即ち補正電
圧が重畳された電圧波形が走査電極の左側から印加され
ている為に、表示部の左側ほど走査電極の抵抗による補
正電圧の減衰が小さく大きな補正電圧が加わり、右に行
くほど減衰が大きくなるので補正電圧が小さくなるから
である。
さらに、第11図で、液晶表示装置の表示部と他の表示
例を示す。同図は、左側の一本おきの横線表示と右側の
一本おきの横線表示とが一段ずれて表示していることを
示す。そして、第11図の表示内容を表示した時の表示の
むらを第12図に示す。この表示のむらが発生する理由
は、左側の表示パターンに対する補正電圧の極性と右側
の表示パターンに対する補正電圧の極性が反対となる為
全体として補正電圧を印加することが出来ない。これに
よって表示のむらが発生する。
以上、述べた表示のむらが残るため、表示品位が低下
していた。
本発明は、この表示のむらを解消して表示品位を高め
見やすい液晶表示装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、第1の本発明の液晶表示装置は、走査電極群が
形成される基板と信号電極群が形成される基板との間に
液晶層を挟持してなり、前記走査電極群と前記信号電極
群の交差部に表示ドットが形成される液晶表示装置にお
いて、 前記走査電極群に走査電圧波形を印加すると共に、前
記信号電極群には表示パターンに応じた信号電圧波形を
印加する駆動手段を備え、 前記駆動手段は、前記走査電極群及び前記信号電極群
の少なくとも一方に対して電極両端から電圧波形を印加
するように、第1の駆動回路と第2の駆動回路を有して
なり、 前記第1の駆動回路は、前記電極両端の一方端に接続
されると共に、第1の補正電圧が重畳された電圧波形を
印加し、 前記第2の駆動回路は、前記電極両端の他方端に接続
されると共に、第2の補正電圧が重畳された電圧波形を
印加してなり、 前記第1及び第2の補正電圧は、表示パターンに応じ
て発生する表示ドットへの印加電圧波形の乱れを補正す
るように、選択される走査電極上の表示ドットのうちの
点灯ドット数と次に選択される走査電極上の表示ドット
のうちの点灯ドット数との差に応じて発生される電圧で
あって、 それぞれの補正電圧は、各補正電圧が印加される電極
端から遠い側の表示ドットにおける前記点灯ドット数の
差に比べて、電極端に近い側の表示ドットにおける前記
点灯ドット数の差に対して大きな重み付けを行なうこと
により、当該電極端に近い表示ドットへの印加電圧波形
の乱れを重視して補正するように発生される ことを特徴とする。
また、本発明の液晶表示装置の駆動方法は、走査電極
群が形成される基板と信号電極群が形成される基板との
間に液晶層を挟持してなり、前記走査電極群と前記信号
電極群の交差部に表示ドットが形成される液晶表示装置
の駆動方法であって、 前記走査電極群に走査電圧波形を印加すると共に、前
記信号電極群には表示パターンに応じた信号電圧波形を
印加し、 前記走査電極群及び前記信号電極群の少なくとも一方
に対しては電極両端から電圧波形を印加し、当該電極両
端のうちの一方端からは第1の補正電圧を重畳した電圧
波形が印加され、他方端からは第2の補正電圧を重畳し
た電圧波形が印加されてなり、 前記第1及び第2の補正電圧は、表示パターンに応じ
て発生する表示ドットへの印加電圧波形の乱れを補正す
るように、選択される走査電極上の表示ドットのうちの
点灯ドット数と次に選択される走査電極上の表示ドット
のうちの点灯ドット数との差に応じて発生される電圧で
あって、 それぞれの補正電圧は、各補正電圧が印加される電極
端から遠い側の表示ドットにおける前記点灯ドット数の
差に比べて、電極端に近い側の表示ドットにおける前記
点灯ドット数の差に対して大きな重み付けを行なうこと
により、当該電極端に近い表示ドットへの印加電圧波形
の乱れを重視して補正するように発生される ことを特徴とする。
〔実 施 例〕
以下、本発明を具体的な一実施例を用いて説明する。
参考例1 第1図は本発明の参考例となる構成と表示内容を示す
図である。1は液晶パネルで、液晶層を挟持する一対の
基板2、3からなっている。基板2には縦方向に複数の
信号電極X1〜Xnが形成されている。又、基板3には横方
向に複数の走査電極Y1〜Ymが形成されている。ここで、
n、mは通常、数十から数百の値をとる。走査電極Y1〜
Ymは、両端が外部に引き出されている。そして、信号電
極X1〜Xnと走査電極Y1〜Ymが交差した部分が表示ドット
となる。なお、黒く塗りつぶした表示ドットは点灯して
いることを示している。4は信号電極駆動回路で、信号
電圧波形を出力する。この出力は信号電極X1〜Xnに供給
されている。5は補正電圧発生回路で、本発明者等が提
案した特願昭63−159914号による表示のむらの改善方法
の内、一本おき糸引きに対する非選択電圧の時間軸補正
に対応する電圧を発生させる回路である。即ち、補正電
圧発生回路5は、選択電圧と液晶パネル1が表示する文
字や図形のパターンに応じて時間幅の変化するある一定
の電圧を重畳した非選択電圧を出力する。6は、走査電
極駆動回路で、補正電圧発生回路5が出力する選択電圧
と非選択電圧を用いて走査電圧波形を出力する。この出
力は走査電極Y1〜Ymのそれぞれ両端に供給されている。
これにより、線順次走査による駆動がおこなわれる。
以上の構成となっている。
ここで、動作を説明する。第2図(a)〜(e)は、
電圧波形を示す。第2図(a)は、第1図の表示内容を
表示した時に同図の表示ドット7の位置で、走査電極Y9
に発生しようとするスパイク状の波形の乱れが重畳した
走査電圧波形を示す。第2図(b)は、走査電極Y9の両
端に印加される走査電圧波形を示す。第2図(c)は、
第1図の表示ドット7の位置の走査電極Y9に走査電極Y9
の左側から印加された補正電圧の重畳した走査電圧波形
を示す。同様に、第2図(d)は、第1図の表示ドット
7の位置の走査電極Y9に走査電極Y9の右側から印加され
た補正電圧の重畳した走査電圧波形を示す。第2図
(e)は、第2図(c)と第2図(d)を合成した走査
電圧波形で、第1図の表示ドット7の位置に実際に加え
られている走査電圧波形を示す。なお、図中、V0、V5
は、選択電圧及び点灯電圧、V1、V4は非選択電圧、V2、
V3は非点灯電圧である。又、非選択電圧レベル上の微小
変化が補正電圧である。
ここで、同図(a)に示すスパイク状のノイズが非選
択電圧上に発生しようとする。そこで、同図(b)で示
す所定の補正電圧を重畳した走査電圧波形を走査電極Y1
〜Ymの両端に供給する。この時、第1図の表示ドット7
の位置での走査電圧波形の内、第2図(c)で示すよう
に左側から供給される電圧波形は走査電極の端から近い
ので、極く僅かだけ減衰を受け、補正電圧もやゝ小さく
なる。逆に、第2図(d)で示すように右側から供給さ
れる電圧波形は走査電極の端から遠いので、大きな減衰
を受け、補正電圧もかなり小さくなる。これによって、
第2図(e)に示すように、左側から供給される電圧波
形の極く僅かだけ減衰を受けたやゝ小さな補正電圧と右
側から供給される電圧波形の大きな減衰を受けたかなり
小さな補正電圧が合成されて略所定の補正電圧が得られ
る。
この時、第1図で、中央部にある表示ドット8の位置
での走査電極上Y9の走査電圧波形に重畳した補正電圧
は、走査電極Y9の両端から供給される電圧がそれぞれ中
程度の減衰をうけその2つの電圧波形が合成されるの
で、表示ドット7の位置での補正電圧とほぼ同じ大きさ
となる。
この為、表示される文字や図形等のパターンの表示位
置にかかわらず、常に所定の補正電圧が印加し、表示の
むらが改善される。
以上のべたように、走査電極の両端から電圧補正法に
よる補正電圧を重畳した走査電圧波形を印加することに
よって、表示のむらを改善することが出来た。
本参考例では、電圧補正法の内、一本おき糸引きに対
する非選択電圧の時間軸補正で説明したが、他の糸引き
に対する補正、他の補正方法を用いた場合でも同様の効
果があり、当然、信号電極に適応しても同様の効果があ
る。
実施例 次に、本発明の実施例を示す。第3図は本実施例の構
成と表示内容を示す。図で、1〜6は第1図と同じもの
で同一の番号を付して説明を省略する。9、10は電圧補
正回路で、本発明者等が提案した特願昭63−159914号に
よる表示のむらの改善方法の非選択電圧の時間軸補正に
対応する電圧を発生させる回路で、選択電圧及び、補正
電圧が重畳した非選択電圧を発生する。但し、補正電圧
回路9は、信号電極群X1〜Xnに印加する信号電圧波形の
表示パターンに基づいて、液晶パネル1の表示ドットの
うちの、補正電圧を印加する電極の端から遠い側の表示
ドットでの文字や図形等の表示パターンによる電圧波形
への影響よりも、電極端により近い側の表示ドットでの
表示パターンによる電圧波形への影響をより重視して補
正する補正電圧を発生する。
即ち、走査電極群に対して線順次走査が行なわれ、あ
る走査電極から次の走査電極に選択電圧の印加が移行す
る時に、左側に位置する表示ドットに対応する信号電極
に印加する電圧が点灯電圧から非点灯電圧に切り替わる
数と非点灯電圧から点灯電圧に切り替わる数の差に大き
な係数を掛け、右側に位置する表示ドットに対応する信
号電極についての切り替わりの差には小さな係数を掛
け、それらを加算した値に応じた補正電圧を発生する。
ここで、同じ信号電極に対する印加電圧が点灯電圧から
非点灯電圧に切り替わった数をP、同じく非点灯電圧か
ら点灯電圧に切り替わった数をQ、点灯電圧のまま変化
しない数をR、前の選択時において点灯電圧を印加した
信号電極の数をMon、次の選択時において点灯電圧を印
加した信号電極の数をNonとすると、先に述べた切り替
わりの差(P−Q)は、P−Q=(Mon−R)−(Non−
R)=Mon−Nonとなる。これは、前に選択された走査電
極上の表示ドットにおける点灯電圧が印加された点灯ド
ット数Monと次に選択された走査電極上の表示ドットに
おける点灯電圧が印加された点灯ドット数Nonの差とな
る。従って、本実施例においては、補正電圧を印加する
電極端に遠い側における上記点灯ドット数の差に比べて
近い側における上記点灯ドット数の差に対して大きな重
み付け行なった値に応じて補正電圧を発生することにな
る。同様に補正電圧回路10は液晶パネル1の表示する右
側の文字、図形のパターンを重視して補正電圧を発生す
る。補正電圧発生回路9の出力する電圧は左側の走査電
極駆動回路6に供給され、左側の走査電極駆動回路6
で、この電圧による走査電圧波形を発生する。そして、
この電圧波形は走査電極Y1〜Ymの左側の端に供給され
る。同様に、右側の走査電極駆動回路6は、補正電圧回
路10から供給される電圧によって、走査電圧波形を出力
し、走査電極Y1〜Ymの右側の端に供給する。
以上の構成となっている。
ここで、動作を説明する。第4図(a)〜(f)は、
電圧波形を示す。第4図(a)は、第3図の表示内容を
表示した時に同図の表示ドット7の位置で、走査電極Y9
に発生しようとするスパイク状の波形の乱れが重畳した
走査電圧波形を示す。第4図(b)は、走査電極Y9の左
端に印加される走査電圧波形を示す。第4図(c)は、
第3図の表示ドット7の位置の走査電極Y9に走査電極Y9
の左側から印加された補正電圧の重畳した走査電圧波形
を示す。同様に、第4図(d)は、走査電極Y9の右側に
印加される走査電圧波形を示す。第4図(e)は、第3
図の表示ドット7の位置の走査電極Y9に走査電極Y9の右
側から印加された補正電圧の重畳した走査電圧波形を示
す。第4図(f)は、第4図(d)と第4図(e)を合
成した走査電圧波形で、第1図の表示ドット7の位置に
実際に加えられている走査電圧波形を示す。なお、図
中、V0、V5は選択電圧及び点灯電圧、V1、V4は非選択電
圧、V2、V3は非点灯電圧である。又、非選択電圧レベル
上の微小変化が補正電圧である。ここで、同図(a)に
示すスパイク状のノイズが非選択電圧上に発生しようと
する。そこで、同図(b)で示す所定の補正電圧を重畳
した走査電圧波形を走査電極Y1〜Ymの左端に供給する。
この時、第3図の表示ドット7の位置での走査電圧波形
の内、第4図(c)で示すように左側から供給される電
圧波形は走査電極の端から近いので、極く僅かだけ減衰
を受け、補正電圧もやゝ小さくなる。逆に、同図(d)
で示した右側から供給される電圧波形は走査電極の端か
ら遠いので、大きな減衰を受け、同図(e)で示すよう
に補正電圧もかなり小さくなる。これによって、同図
(f)に示すように、この2つの電圧波形を合成したも
のを左側から供給される補正電圧が支配的となり、右側
から供給される補正電圧は大きな減衰を受けて殆ど影響
を与えない。これによって、第3図の液晶パネル1の表
示する左側には、左側に表示されている文字、図形等の
パターンを重視した補正電圧が合成されて略所定の補正
電圧が液晶パネル1の左側の表示部分に加わるので、表
示のむらが改善できる。同様に、液晶パネル1の右側に
表示している文字、図形等のパターンに対しては、左側
に表示されている文字、図形等のパターンを重視した補
正電圧が液晶パネル1の右側に加わるので、この右側の
表示のむらも改善できる。
以上、述べたように液晶パネル1が表示する文字、図
形等のパターンの位置に応じて走査電極の両端に供給す
る補正電圧の量を変化させることによってさらに表示の
むらを改善することが出来た。
本実施例では、電圧補正法の内、一本おき糸引きに対
する非選択電圧の時間軸補正で説明したが、他の糸ひき
に対する補正、他の補正方法を用いた場合でも同様の効
果があり、当然、信号電極に適応しても同様の効果があ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、液晶表示装置の
表示する表示パターンに応じて発生する表示むらを改善
するための補正電圧を重畳した電圧波形を、走査電極及
び信号電極の少なくとも一方の両端に印加し、それぞれ
の補正電圧を、補正電圧を印加する電極端に近い側の表
示ドットに表示される表示パターンによる電圧波形の乱
れをより重視して補正する補正電圧とするので、画面の
両側において発生される表示むらをそれに近い電極端か
らの補正電圧の印加によって改善できるので、表示画面
全体に発生する表示むらを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の参考例の構成を示す図。第2図(a)
〜(e)は参考例の動作を説明する電圧波形を示す図。
第3図は本発明の実施例の構成を示す図。第4図(a)
〜(f)は実施例の動作を説明する電圧波形を示す図。
第5図〜第7図および第11図はそれぞれ異なった表示内
容を示す図。第8図〜第10図および第12図はそれぞれ従
来技術での駆動方法によって、第5図〜第7図および第
11図の表示内容を表示した時に生じる表示のむらを示す
図。 1……液晶パネル 2、3……基板 4……信号電極駆動回路 5……補正電圧回路 6……走査電極駆動回路 7、8……表示ドット Y1〜Ym……走査電極 X1〜Xn……信号電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G02F 1/133 G09G 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走査電極群が形成される基板と信号電極群
    が形成される基板との間に液晶層を挟持してなり、前記
    走査電極群と前記信号電極群の交差部に表示ドットが形
    成される液晶表示装置において、 前記走査電極群に走査電圧波形を印加すると共に、前記
    信号電極群には表示パターンに応じた信号電圧波形を印
    加する駆動手段を備え、 前記駆動手段は、前記走査電極群及び前記信号電極群の
    少なくとも一方に対して電極両端から電圧波形を印加す
    るように、第1の駆動回路と第2の駆動回路を有してな
    り、 前記第1の駆動回路は、前記電極両端の一方端に接続さ
    れると共に、第1の補正電圧が重畳された電圧波形を印
    加し、 前記第2の駆動回路は、前記電極両端の他方端に接続さ
    れると共に、第2の補正電圧が重畳された電圧波形を印
    加してなり、 前記第1及び第2の補正電圧は、表示パターンに応じて
    発生する表示ドットへの印加電圧波形の乱れを補正する
    ように、選択される走査電極上の表示ドットのうちの点
    灯ドット数と次に選択される走査電極上の表示ドットの
    うちの点灯ドット数との差に応じて発生される電圧であ
    って、 それぞれの補正電圧は、各補正電圧が印加される電極端
    から遠い側の表示ドットにおける前記点灯ドット数の差
    に比べて、電極端に近い側の表示ドットにおける前記点
    灯ドット数の差に対して大きな重み付けを行なうことに
    より、当該電極端に近い表示ドットへの印加電圧波形の
    乱れを重視して補正するように発生される ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】走査電極群が形成される基板と信号電極群
    が形成される基板との間に液晶層を挟持してなり、前記
    走査電極群と前記信号電極群の交差部に表示ドットが形
    成される液晶表示装置の駆動方法であって、 前記走査電極群に走査電圧波形を印加すると共に、前記
    信号電極群には表示パターンに応じた信号電圧波形を印
    加し、 前記走査電極群及び前記信号電極群の少なくとも一方に
    対しては電極両端から電圧波形を印加し、当該電極両端
    のうちの一方端からは第1の補正電圧を重畳した電圧波
    形が印加され、他方端からは第2の補正電圧を重畳した
    電圧波形が印加されてなり、 前記第1及び第2の補正電圧は、表示パターンに応じて
    発生する表示ドットへの印加電圧波形の乱れを補正する
    ように、選択される走査電極上の表示ドットのうちの点
    灯ドット数と次に選択される走査電極上の表示ドットの
    うちの点灯ドット数との差に応じて発生される電圧であ
    って、 それぞれの補正電圧は、各補正電圧が印加される電極端
    から遠い側の表示ドットにおける前記点灯ドット数の差
    に比べて、電極端に近い側の表示ドットにおける前記点
    灯ドット数の差に対して大きな重み付けを行なうことに
    より、当該電極端に近い表示ドットへの印加電圧波形の
    乱れを重視して補正するように発生される ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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