JP3033023U - 吊下げ用ランナー - Google Patents

吊下げ用ランナー

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JP3033023U JP1996006969U JP696996U JP3033023U JP 3033023 U JP3033023 U JP 3033023U JP 1996006969 U JP1996006969 U JP 1996006969U JP 696996 U JP696996 U JP 696996U JP 3033023 U JP3033023 U JP 3033023U
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清 植田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】対接部分に生じる接触抵抗が小さく、吊下げ物
の移動がスムースに行える吊下げ用ランナーを提供す
る。 【解決手段】ランナー本体に取付けた四フッ化エチレン
樹脂製の軌条受け部材の軌条受け溝に、ガイドレールの
軌条を夫々係合させて摺動するので、従来例のような合
成樹脂製のランナーを用いるよりも対接部分に生じる接
触抵抗が小さく、軌条受け部材が回転しながら摺動され
るので、カーテン等の吊下げ物の開閉移動がスムースに
行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、窓部、壁部、天井部等に架設されたガイドレールに、カ ーテンやスクリーン、シェード、ルーバ等の吊下げ物を吊設するときに用いられ る吊下げ用ランナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のようなカーテンを吊設する場合、例えば、窓部に架設したガイ ドレールの軌条間に、合成樹脂により一体形成された各ランナーを摺動可能に複 数個挿入し、各ランナーの下端部に、カーテンの上端側縁部に取付けられた各フ ックを夫々係止して、複数個の各ランナーをガイドレールに沿って左右方向に往 復摺動させることで、カーテンが左右方向に開閉移動される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した吊下げ用ランナーは、例えば、ポリカーボネート等の合成樹 脂により形成しているが、ランナーに形成した軌条受け溝と、ガイドレールに形 成した軌条とを直接係止するため、カーテン自体の自重による垂下荷重がランナ ーの軌条受け溝とガイドレールの軌条との対接部分に付加され、その部分に生じ る接触抵抗によりランナーの摺動が妨げられることになり、カーテンの開閉移動 がスムースに行えないという問題点を有している。また、合成樹脂によりランナ ーを一体形成することで、成形及び製造が容易に行えるが、ガイドレールの軌条 と接触する部分の接触抵抗を小さくするだけでよいので、接触抵抗の小さい合成 樹脂によりランナー全体を一体形成した場合、材料費が高価となり、一つのラン ナーを製造するときの価格が高くなるため、安価に製作することが困難であると いう問題点を有している。
【0004】 この考案は上記問題に鑑み、ランナー本体に形成した軌条係止部と、ガイドレ ールの軌条との間に軌条受け部材を介在させることで、対接部分に生じる接触抵 抗が小さくなり、吊下げ物の移動がスムースに行える吊下げ用ランナーの提供を 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、ランナー本体の上端側に形成した軌条係止部をガイド レールの軌条に係合させて、該ランナー本体の下端側に形成した吊下げ部に吊下 げ物を吊設する吊下げ用ランナーであって、上記軌条係止部の少なくとも軌条と 接触する対接部分に、接触抵抗の小さい合成樹脂製の軌条受け部材を介在した吊 下げ用ランナーであることを特徴とする。
【0006】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記軌条受け部材 を、四フッ化エチレン樹脂により形成した吊下げ用ランナーであることを特徴と する。
【0007】 請求項3記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記軌条係止部を 軌条受け部材で構成し、該軌条受け部材の周面部に上記ガイドレールの軌条が係 合される軌条受け溝を形成した吊下げ用ランナーであることを特徴とする。
【0008】 請求項4記載の考案は、上記請求項3記載の構成と併せて、上記軌条受け部材 の軸芯中心部に形成した挿通孔に抜止め部材を挿通し、該抜止め部材の下端部を 、ランナー本体の上端側中央部に形成した挿通孔に差込み固定した吊下げ用ラン ナーであることを特徴とする。
【0009】 請求項5記載の考案は、上記請求項3記載の構成と併せて、上記ランナー本体 の上端側中央部に突設した支軸を、上記軌条受け部材の軸芯中心部に形成した挿 通孔に挿通し、該支軸の上端部を抜止め部材の下面側中央部に形成した挿通孔に 差込み固定した吊下げ用ランナーであることを特徴とする。
【0010】 請求項6記載の考案は、上記請求項4記載の構成と併せて、上記抜止め部材の 下端部を、上記ランナー本体の挿通孔の下面側周縁部に対して係止される大きさ に抜止め可能に設けた吊下げ用ランナーであることを特徴とする。
【0011】 請求項7記載の考案は、上記請求項4又は請求項5記載の構成と併せて、上記 軌条受け部材に形成した挿通孔の内周縁部と、該軌条受け部材の外周縁部との間 を、上記ランナー本体の支軸よりも若干幅狭となる切欠き部で接続した吊下げ用 ランナーであることを特徴とする。
【0012】
【作用】
請求項1記載の吊下げ用ランナーは、ランナー本体の軌条係止部と、ガイドレ ールの軌条との接触部分に、例えば、四フッ化エチレン樹脂等の合成樹脂により 形成した軌条受け部材を介在させて摺動するので、ランナー本体の軌条係止部と ガイドレールの軌条との接触抵抗が小さくなり、ランナー本体に大きな垂下荷重 が付加されても、移動がスムースに行える。
【0013】 請求項2記載の吊下げ用ランナーは、上記請求項1記載の作用と併せて、四フ ッ化エチレン樹脂により軌条受け部材を形成することで、その樹脂によりランナ ー全体を形成する必要が無く、材料費及び製造コストが安く、安価に製作するこ とができる。
【0014】 請求項3記載の吊下げ用ランナーは、上記請求項1記載の作用と併せて、軌条 受け部材に形成した軌条受け溝をガイドレールの軌条に係合させて摺動するので 、ガイドレールの軌条に沿って軌条受け部材がスムースに移動され、ランナー本 体が軌条から脱落したり、ランナー本体の軸芯が変位するのを防止できる。
【0015】 請求項4記載の吊下げ用ランナーは、上記請求項3記載の作用と併せて、軌条 受け部材に形成した挿通孔に抜止め部材を挿通して、抜止め部材の下端部をラン ナー本体に形成した挿通孔に差込み固定するので、各部の組付けが簡単且つ容易 に行えると共に、軌条受け部材が回転しながら摺動されるので、移動がスムース に行える。
【0016】 請求項5記載の吊下げ用ランナーは、上記請求項3記載の作用と併せて、ラン ナー本体に突設した支軸を軌条受け部材の挿通孔に挿通して、支軸の上端部を抜 止め部材に形成した挿通孔に差込み固定するので、各部の組付けが簡単且つ容易 に行えると共に、軌条受け部材が回転しながら摺動されるので、移動がスムース に行える。
【0017】 請求項6記載の吊下げ用ランナーは、上記請求項4記載の作用と併せて、抜止 め部材の下端部をランナー本体の挿通孔に挿入した後、抜止め部材の突出側端部 を、例えば、カシメ加工、可塑変形等の加工手段により抜止め固定することで、 抜止め部材の突出側端部が挿通孔の下面側周縁部に対して引抜き不可に固定され 、吊下げ物自体の自重が付加されても、ランナー本体が脱落したりせず、吊下げ 物を吊設するのに必要な連結強度が得られる。
【0018】 請求項7記載の吊下げ用ランナーは、上記請求項4又は請求項5記載の作用と 併せて、ランナー本体に形成した支軸よりも若干幅広に、軌条受け部材に形成し た切欠き部を拡張し、軌条受け部材の切欠き部間に支軸を強制的に嵌込んで組付 けするので、軌条受け部材の組付け及び交換が容易に行える。
【0019】
【考案の効果】
この考案によれば、ランナー本体に形成した軌条係止部と、ガイドレールの軌 条との間に、例えば、四フッ化エチレン樹脂等の合成樹脂により形成した軌条受 け部材を介在させて摺動するので、従来例のような合成樹脂製のランナーを用い るよりも対接部分に生じる接触抵抗が小さくなり、ランナー本体に大きな垂下荷 重が付加されても、吊下げ物の移動がスムースに行える。しかも、軌条受け部材 のみを四フッ化エチレン樹脂により一体形成するので、接触抵抗を軽減するため の材料費及び製造コストが安く、安価に製作することができる。
【0020】 さらに、軌条受け部材の軌条受け溝をガイドレールの軌条に係合させて摺動す るので、移動途中に於いて、ランナー本体が軌条から脱落したり、ランナー本体 の軸芯が変位するのを防止でき、ランナー本体の挿通孔に挿入した抜止め部材及 び抜止め部材の挿通孔に挿入したランナー本体の支軸を、例えば、圧入又は溶着 、接着等の固定手段により抜止め固定することで、例えば、ネジ部材や止め金具 等により各部を固定する必要が無く、各部の組付けが簡単且つ容易に行えると共 に、軌条受け部材が回転しながら摺動されるので、移動がスムースに行える。
【0021】 また、ランナー本体の挿通孔に挿通した抜止め部材の突出側端部を引抜き不可 に加工することで、吊下げ物自体の自重が付加されても、ランナー本体が脱落し たりせず、吊下げ物を吊設するのに必要な連結強度が得られる。さらに、軌条受 け部材に形成した切欠き部を強制的に拡張して、ランナー本体に形成した支軸に 嵌着することで、軌条受け部材の組付け及び交換が容易に行えると共に、部品点 数が少なくなり、構造が簡単であるため、成形及び製造が容易となる。
【0022】
【実施例】
図面は吊下げ物の一例として、1枚のカーテンを吊設するときに用いられる第 1実施例の吊下げ用ランナーを示し、図1、図2、図3に於いて、この吊下げ用 ランナー1は、ランナー本体2と、抜止め部材3と、軌条受け部材4とから構成 され、ランナー本体2及び抜止め部材3は、例えば、ポリアセタール(POM) 、ポリカーボネート(PC)等の合成樹脂で形成し、軌条受け部材4は、例えば 、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、その他のフッ化系樹脂等の接触抵抗が小 さい合成樹脂(例えば、商品名=テフロン樹脂)で形成している。
【0023】 上述したランナー本体2は、部材本体2aの下端側には環状の吊下げ部2bが 形成され、吊下げ部2bは、後述するフック7が係止される大きさ及び形状に形 成されている。部材本体2aの上端側中心部には挿通孔2cが形成され、挿通孔 2cは、後述する抜止め部材3の支軸3bよりも若干大径であって、段部3cよ りも若干小径に形成されている。
【0024】 前述した抜止め部材3は、部材本体3aの下面側中心部には支軸3bが形成さ れ、支軸3bは、上述したランナー本体2の挿通孔2c及び後述する軌条受け部 材4の挿通孔4dよりも若干小径であって、ランナー本体2の挿通孔2cよりも 下方に突出される長尺寸法に形成されている。支軸3bの下端側軸周面には環状 の段部3cが形成され、段部3cは、挿通孔2c及び挿通孔4dよりも若干大径 であって、ランナー本体2に形成した挿通孔2cの下面側周縁部に対して係止さ れる大きさ及び形状に形成されている。
【0025】 前述した軌条受け部材4は、例えば、鼓形状、ドラム形状等に形成した部材本 体4aの周面部には軌条受け溝4bが刻設され、軌条受け溝4bは、後述するガ イドレール5の軌条5a,5aよりも若干幅広となる大きさ及び形状に形成され ている。軌条受け部材4の回転中心部には支持軸4cが形成され、支持軸4cに は、同軸中心部に上述した抜止め部材3の支軸3bを挿入及び段部3cを圧入す るための挿通孔4dが形成され、挿通孔4dは、上述した支軸3bよりも若干大 径であって、段部3cよりも若干小径となる大きさ及び形状に形成されている。
【0026】 上述したランナー本体2と、抜止め部材3と、軌条受け部材とを組付ける場合 、抜止め部材3に形成した支軸3b及び段部3cを、軌条受け部材4に形成した 挿通孔4dに挿入すると共に、支軸3bに形成した段部3cを、軌条受け部材4 の挿通孔4dを介してランナー本体2の挿通孔2cに上方から強制的に圧入し、 支軸3bの段部3cを挿通孔2cよりも下方に突出して、支軸3bの段部3cを 挿通孔2cの下面側周縁部に係止して抜止め固定するので、各部が一体的に組付 けられる。なお、ランナー本体2の挿通孔2cに挿通した抜止め部材の支軸3b を、例えば、溶着、接着等の固定手段により固定してもよい。
【0027】 上述した吊下げ用ランナー1を介して、例えば、図4に示すように、窓部(図 示省略)に架設されたガイドレール5にカーテン6を吊設する場合、ガイドレー ル5の下面側全長に形成した軌条5a,5a間に、ランナー本体2の上端側に取 付けた軌条受け部材4を挿入し、ガイドレール5に形成した軌条5a,5aと、 軌条受け部材4に形成した軌条受け溝4bとを摺動可能に係合する。同様に、複 数個の各吊下げ用ランナー1…をガイドレール5の軌条5a,5a間に挿入して 、各吊下げ用ランナー1…の下端側に形成された各吊下げ部2b…に、カーテン 6の上端側縁部に取付けられた各フック7…を夫々係止すると共に、ガイドレー ル5の両側端部に軸支したプーリ8,8間にループ状の開閉ベルト9を張架して 、先頭側に挿入された吊下げ用ランナー1に開閉ベルト9の一端を結止める。
【0028】 カーテン6を開閉操作する場合、ガイドレール5の一側端部に垂下した操作コ ード10を利用者の手で引下げ操作して、ガイドレール5内に張架したループ状 の開閉ベルト9を正逆回転することにより、ガイドレール5の軌条5a,5aに 沿って各吊下げ用ランナー1…が摺動され、各吊下げ用ランナー1…の各軌条受 け部材4…が回転しながら摺動されるので、先頭の吊下げ用ランナー1に追従し て各吊下げ用ランナー1…がガイドレール5に沿って左右方向に往復摺動するこ とができ、カーテン6が左右方向に開閉される。なお、カーテン6を利用者の手 で直接引張って開閉したり、或いは、減速機付きモータ等の電動機構(図示省略 )によりカーテン6を開閉してもよい。
【0029】 以上のように、ランナー本体2の上端部に取付けられた四フッ化エチレン樹脂 製の軌条受け部材4の軌条受け溝4bに、ガイドレール5の軌条5a,5aを係 合させて摺動するので、従来例のような合成樹脂製ランナーを用いるよりも対接 部分に生じる接触抵抗が小さく、軌条受け部材4が回転しながら摺動されるので 、カーテン6等の吊下げ物の開閉移動がスムースに行える。しかも、軌条受け部 材4のみを四フッ化エチレン樹脂により一体形成するので、接触抵抗を軽減する ための材料費及び製造コストが安く、安価に製作することができる。
【0030】 さらに、抜止め部材3に形成した支軸3bを、軌条受け部材4の挿通孔4dを 介して、ランナー本体2の挿通孔2cに圧入して抜止め固定するので、例えば、 ネジ部材や止め金具等により各部を固定する必要が無く、各部の組付けが簡単且 つ容易に行えると共に、部品点数が少なく、構造が簡単であるため、成形及び製 造が容易となる。
【0031】 図5は、ランナー本体2の上端側中心部に、軌条受け部材4を介して、リベッ ト等で構成される金属製の抜止め部材11を差込んで組付ける第2実施例の吊下 げ用ランナー1を示し、例えば、アルミニウム又はその他の金属等で形成された 抜止め部材11を、軌条受け部材4の挿通孔4dを介して、ランナー本体2の挿 通孔2cに挿入した後、挿通孔2cよりも大径となるように抜止め部材11の下 端側突出部11aをカシメ加工して抜止め固定するので、第1実施例と同等の作 用効果が得られると共に、第1実施例の吊下げ用ランナー1よりも強固に各部が 固定され、ランナー本体2の吊下げ部2bに、カーテン6自体の自重が付加され ても、抜止め部材11が抜け落ちたりせず、カーテン6を吊設及び開閉するのに 必要な連結強度が得られ、耐久性及び信頼性が向上する。
【0032】 図6は、ランナー本体2の上端側中心部に、軌条受け部材4を介して、合成樹 脂製の抜止め部材12を差込んで組付ける第3実施例の吊下げ用ランナー1を示 し、熱可塑性の合成樹脂で形成された抜止め部材12を、軌条受け部材4の挿通 孔4dを介して、ランナー本体2の挿通孔2cに挿入した後、挿通孔2cよりも 大径となるように抜止め部材12の下端側突出部12aを、例えば、加熱ヒータ や加熱器等の加熱手段(図示省略)により可塑変形させて抜止め固定するので、 第1実施例と同等の作用効果が得られると共に、第2実施例のように各部が抜止 め固定されるため、抜止め部材12が抜け落ちたりせず、カーテン6を吊設及び 開閉するのに必要な連結強度が得られる。
【0033】 図7は、ランナー本体2に突設した支軸2dを、軌条受け部材4を介して、抜 止め部材3の中心部に圧入して組付ける第4実施例の吊下げ用ランナー1を示し 、ランナー本体2の上端側中心部に突設した支軸2dと、同支軸2dの上端側軸 周面に形成した環状の段部2eとを、軌条受け部材4の挿通孔4dを介して、抜 止め部材13の下面側中心部に形成した挿通孔13aに下方から強制的に圧入し 、支軸2dの段部2eを挿通孔13aよりも上方に突出させ、その段部2eを挿 通孔13aの上面側周縁部に係止して抜止め固定するので、第1実施例と同等の 作用効果が得られると共に、吊下げ用ランナーの組付け作業が容易に行える。且 つ、ランナー本体2が脱落したりせず、カーテン6を吊設及び開閉するのに必要 な連結強度が得られる。
【0034】 図8は、ランナー本体2の上端側に形成した軌条係合部14に、軌条受け部材 4を側方から組付ける第5実施例の吊下げ用ランナー1を示し、軌条係合部14 の周面部には受け溝14aが刻設され、受け溝14aは、軌条受け部材4よりも 若干幅広となる大きさ及び形状されている。軌条係合部14の中心部には支軸1 4bが鉛直に形成され、支軸14bは、後述する軌条受け部材4の切欠き部4e よりも若干大径に形成されている。組付け時に於いて、図9に示すように、軌条 係合部14の受け溝14aに軌条受け部材4を側方から挿入すると共に、軌条受 け部材4の外周縁部と挿通孔4dの内周縁部との間に形成した切欠き部4eを、 支軸14bの直径よりも若干幅広に拡張して、軌条受け部材4の切欠き部4e間 に支軸14bを強制的に嵌込み、軌条受け部材4の切欠き部4eを支軸14bよ りも幅狭に緊縮させて組付けるので、第1実施例と同等の作用効果が得られると 共に、吊下げ用ランナー1の組付け作業及び軌条受け部材4の交換作業が簡単且 つ容易に行える。且つ、部品点数が少なく、構造が簡単であるため、成形及び製 造が容易である。
【0035】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の吊下げ物は、実施例のカーテン6に対応し、 以下げ同様に、 軌条係止部は、実施例の軌条受け部材4に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0036】 上述した第1〜第5実施例の軌条受け部材4を、例えば、ガイドレール5の軌 条5a,5a上面に対接される軌条受け溝4bと、軌条5a,5a間に対接され る支持軸4cとからなるT断面形状に形成してもよく、実施例と同等の作用効果 が得られる。
【0037】 また、第1実施例では、1枚のカーテン6を吊設する使用例を説明しているが 、例えば、複数枚のカーテン6を吊設したり、或いは、スクリーン、シェード、 ルーバ等の吊下げ物を吊設したりするもよく、実施例の吊設状態のみに用途が限 定されるものではない。
【0038】 さらにまた、軌条受け部材4に形成した軌条受け溝4bの内周面を、例えば、 四フッ化エチレン樹脂、その他のフッ化系樹脂等により表面処理してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の吊下げ用ランナーの組付け状態を
示す斜視図。
【図2】吊下げ用ランナーの組付け方を示す斜視図。
【図3】吊下げ用ランナーの使用状態を示す縦断側面
図。
【図4】吊下げ用ランナーによるカーテン吊設状態を示
す正面図。
【図5】第2実施例の吊下げ用ランナーの組付け状態を
示す縦断側面図。
【図6】第3実施例の吊下げ用ランナーの組付け状態を
示す縦断側面図。
【図7】第4実施例の吊下げ用ランナーの組付け状態を
示す縦断側面図。
【図8】第5実施例の吊下げ用ランナーの組付け状態を
示す縦断側面図。
【図9】軌条受け部材の組付け方を示す横断平面図。
【符号の説明】
1…吊下げ用ランナー 2…ランナー本体 2b…吊下げ部 2c…挿通孔 2d…支軸 2e…段部 3…抜止め部材 3b…支軸 3c…段部 4…軌条受け部材 4b…軌条受け溝 4c…支持軸 4d…挿通孔 4e…切欠き部 5…ガイドレール 5a…軌条 6…カーテン 7…フック 11,12…抜止め部材 13…抜止め部材 13a…挿通孔 14…軌条係合部 14a…受け溝 14b…支軸

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランナー本体の上端側に形成した軌条係止
    部をガイドレールの軌条に係合させて、該ランナー本体
    の下端側に形成した吊下げ部に吊下げ物を吊設する吊下
    げ用ランナーであって、上記軌条係止部の少なくとも軌
    条と接触する対接部分に、接触抵抗の小さい合成樹脂製
    の軌条受け部材を介在した吊下げ用ランナー。
  2. 【請求項2】上記軌条受け部材を、四フッ化エチレン樹
    脂により形成した請求項1記載の吊下げ用ランナー。
  3. 【請求項3】上記軌条係止部を軌条受け部材で構成し、
    該軌条受け部材の周面部に上記ガイドレールの軌条が係
    合される軌条受け溝を形成した請求項1記載の吊下げ用
    ランナー。
  4. 【請求項4】上記軌条受け部材の軸芯中心部に形成した
    挿通孔に抜止め部材を挿通し、該抜止め部材の下端部
    を、ランナー本体の上端側中央部に形成した挿通孔に差
    込み固定した請求項3記載の吊下げ用ランナー。
  5. 【請求項5】上記ランナー本体の上端部に突設した支軸
    を、上記軌条受け部材の軸芯中心部にに形成した挿通孔
    に挿通し、該支軸の上端部を抜止め部材の下面側中央部
    に形成した挿通孔に差込み固定した請求項3記載の吊下
    げ用ランナー。
  6. 【請求項6】上記抜止め部材の下端部を、上記ランナー
    本体の挿通孔の下面側周縁部に対して係止される大きさ
    に抜止め可能に設けた請求項4記載の吊下げ用ランナ
    ー。
  7. 【請求項7】上記軌条受け部材に形成した挿通孔の内周
    縁部と、該軌条受け部材の外周縁部との間を、上記ラン
    ナー本体の支軸よりも若干幅狭となる切欠き部で接続し
    た請求項4又は請求項5記載の吊下げ用ランナー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022093840A (ja) * 2020-12-14 2022-06-24 Preducts株式会社 収納機構

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