JP3033018B2 - 真空圧空成形装置及び方法 - Google Patents

真空圧空成形装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂シー
トから例えばヨーグルト容器などの簡易容器を製造する
ための真空圧空成形装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる真空(圧空)成形技術では、熱
可塑性樹脂からなる被成形シート材を適当な加熱装置に
より加熱軟化させて、これを真空吸引のための小孔が多
数あけられた金型の表面に固定して、シート材と金型の
間から空気が漏れないように密閉したのち、前記小孔を
通して金型のキャビティ内の空気を急速に排気して、シ
ート材に金型のキャビティの形状を反転転写させてい
る。したがって、かかる成形技術によって良好な成形品
を得るためには、あらかじめシート材を均一な温度に加
熱しておくことが重要で、加熱温度分布にむらがあると
直ちに成形品の偏肉(肉厚のむら)等の不良の原因とな
る。
【0003】従来、この種の真空圧空成形装置におい
て、シート材を加熱する手段としてはオーブン型のもの
と加熱盤型のものが知られている。
【0004】オーブン型の装置では、被成形シート材の
幅方向の両側をクランプして、オーブンのような加熱雰
囲気を通過させてシート材を加熱しているが、加熱され
たシート材は温度上昇につれ軟化し且つ伸びを生じるの
で、その中央部分が自重によって下方に垂れ下がり、垂
れ下がりの程度が著しいと、金型により成形する際に成
形品にシワが発生することがあった。
【0005】また、オーブンの面積は通常の場合は幅1
m長さ数m以下であるが、オーブンの加熱は被成形シー
ト材の上下に相当の距離(10〜20cm)をおいて数十
から百個以上のセラミックまたは金属の鋳込みヒーター
が設置され、かつ、個々のヒーターを単独に温度調整可
能としている。また、全体の加熱を比例的に調節可能と
しており、ヒーターの総容量は数10Kwから100K
wを越えるものもある。これは、全エネルギーが被成形
シート材に吸収されれば、シートが完全に炭化する程度
の容量であり、極めて不経済な加熱方法となっていた。
また、このような間接加熱(輻射熱と空気伝熱)の温度
制御のため、シート材を目視して成形品を見ながらの調
整となり、調整者には相当の経験と熟練が必要とされて
いた。
【0006】一方、加熱盤型は、熱効率は良好である
が、加熱盤型の加熱は加熱盤の下方に多数の加熱体を設
置し、それを個々に制御しなければならないのはオーブ
ン型と同じであった。
【0007】また、加熱盤型の装置においては、図3に
示す如く、まず、シート材1を加熱盤2の上面に載置し
て(同図(a)参照)、金型3を下降させて加熱盤2との
間にシート材1の外周縁をしっかり挟持してから、金型
3に設けられた小孔3aより圧気(圧縮空気)を導入し
て、この空気圧によってシート材1を加熱盤2の表面に
密着押圧させてシート材1を加熱している(同図
(b))。そして次に、前記小孔3aを大気圧に解放(又
は真空を導入)するとともに、加熱盤2に設けられた多
数の通気孔2aより圧気を導入して、シート材1を金型
3のキャビティ面に押しつけて成形を行ってから(同図
(c))、最後に、金型3を上昇させて成形品を取出して
いる(同図(d))。
【0008】ところが、このような加熱盤型の装置にあ
っては、前述の図3(b)において、シート材1を加熱盤
2の表面に空気圧で押圧させて加熱する際に、シート材
と加熱盤の表面との間に空気層が残留し、その部分のシ
ート材が密着せず、加熱が不十分となって、成形品に雨
滴状の斑紋(レインドロップ:rain drop)が発生するこ
とがあった。
【0009】そこで従来は、加熱盤の表面にテフロン加
工や粗面加工を施して加熱時の排気とシート材の移動を
しやすくしたり、加熱盤の温度をシート材の熱収縮率に
あわせて調整したりして、レインドロップの発生を緩和
していた。
【0010】しかしながら、一般に加熱されたシート材
は熱膨張で伸びて面積が拡大するところ、加熱盤型の装
置においては、加熱盤と金型とでシート材の外周縁を挟
持密着させてから圧気を導入して加熱するので、別言す
れば、加熱盤型の装置では、外周を固定した後になって
シート材の面積が拡大することになるので、シート材が
伸びて余剰になっただけ弛みが生じて加熱盤の表面から
浮き上がるのは、ある程度やむをえず、シート材と加熱
盤との間の密着が損なわれて加熱むらを生じることは、
外周をクランプして加熱するという加熱盤型の原理から
避けることができない現象であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みてなされたもので、被成形シート材を均一に加熱す
ることが可能であり、シート材のシワの発生やレインド
ロップの発生を完全に防止することができ、良好な成形
品を製造することのできる真空圧空成形装置及び方法を
提供することを目的とする。
【0012】本発明はまた、真空圧空成形装置の熱効率
を向上させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の真空圧空成形装置では、無端状ベルトを加
熱して、その表面にシート材を貼付けるように密着保持
させて、シート材の加熱を行うことにした。
【0014】そこで、請求項1に記載した真空圧空成形
装置は、多数の通気孔が透設された無端状ベルトと、同
ベルトを加熱するベルト加熱手段と、被成形シート材を
前記ベルトの表面に密着させる手段と、前記ベルトの表
面に対して接離自在な金型と、前記ベルトの裏面より圧
気を導入し及び/又は金型のキャビティ内の空気を排気
して、前記シート材における前記ベルト側の面の圧力が
金型側の面の圧力よりも高くなるように圧力差を設ける
圧力差発生手段とを備えることとした。
【0015】この場合、請求項2に記載したように、前
記ベルト加熱手段は、ベルトを張設するローラを加熱す
る手段として構成するとよい。他のベルト加熱手段とし
ては、ベルトに対面するようにシーズヒータを配設した
り、加熱専用のローラを設けてベルトに押しつけるよう
にしてもよい。
【0016】また、請求項3に記載した真空圧空成形方
法では、多数の通気孔が透設された無端状ベルトを加熱
するとともに、同ベルト表面に被成形シート材を密着保
持し、同シート材における前記ベルト側とは反対側の面
に金型を密接させ、前記ベルトの裏面より圧気を導入し
及び/又は金型のキャビティ内の空気を排気して、前記
シート材における前記ベルト側の面の圧力が金型側の面
の圧力よりも高くなるように圧力差を設け、前記シート
材に前記キャビティの形状を反転転写させることを特徴
としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る真空圧空成形装置の実施形態を説明する。図1は
真空圧空成形装置を模式的に示す斜視図である。
【0018】図において符号10は円筒形の加熱ドラム
であって、円筒の中心軸が水平になるように横向きに配
設されており、同中心軸を回転中心として回転自在なよ
うに支持されている。そして、その内部は中空になって
おり、加熱媒体を循環させるようになっている。なお加
熱媒体としては加熱油,スチーム,加圧熱水,電気ヒー
ターなどを採用することができる。
【0019】11は前記加熱ドラム10と平行に配設さ
れた同形同大の冷却ドラムであって、内部には冷却水を
循環させるようになっている。そして、冷却ドラム11
の回転軸にはモータ12からなる回転駆動装置が取付け
られており、詳しくは後述のように、冷却ドラム11を
反時計まわりに間欠的に回転駆動する。なおベルトの冷
却は自然放熱のみによっても達成することが可能である
が、冷却ドラムに冷却水を循環させると、長時間の連続
運転の際にベルトの過熱を防止するのに有効である。
【0020】13は前記加熱ドラム10及び冷却ドラム
11の間に掛けわたすようにして張設された無端状のベ
ルトであって、ステンレス等の金属の帯板をループ状に
接合することででできており、その表面全体にわたって
直径0.5mmの通気孔13aが10mm間隔の格子状に透
設されている。なおベルトの材質は耐熱高分子素材など
にしてもよい。また、ベルト13に過剰な応力がかから
ないよう、ドラムの直径はベルトの厚さの500〜20
00倍程度にするのがよく、本実施形態ではベルト13
の厚さは1mmに、加熱ドラム10及び冷却ドラム11の
外径は1mに設定している。また、ベルト13に設ける
通気孔の間隔は5〜20mm程度がよく、その直径は0.
2〜2mm程度がよい。
【0021】なお、本実施形態では、加熱ドラム10の
加熱温度は、ベルト13の表面温度が150℃になるよ
うに加熱制御され、冷却ドラム11は、ベルト13の表
面温度が60℃になるように冷却制御されている。
【0022】14は被成形シート材であって、本実施形
態ではポリスチレンシートを用いており、図中左方に配
設された供給ロール(図示せず)から右方に向けて連続
的に供給されるようになっている。
【0023】15は前記シート材14を上下から加熱す
る予熱ローラであって、その内部は中空になっており、
前記加熱ドラムと同様に、加熱媒体を循環させるように
なっている。ただし、その加熱温度は予熱ローラ15の
表面からシート材14が無理なく剥離できるよう、やや
低めの70℃に制御されている。
【0024】16は前記予熱ローラ15にて予熱された
シート材14をベルト13表面に密着させるための圧接
ローラであって、適度な弾性を備えた耐熱ゴムでできて
おり、ベルト13表面に適当な付勢力をもって圧接され
ている。
【0025】17は前記シート材14を成形するための
金属製の金型であって、底面に取付けられた油圧シリン
ダ18によって水平状態を保ったまま上下に昇降自在に
なっており、上面には所望の成形品の形状を反転した雌
型のキャビティ17aが複数陥設されている。キャビテ
ィ17aは図では3個×3列=9個が示されているが、
実際にはより多くの、例えば8個×8列=64個が形成
されることもある。各キャビティ17aの内壁面には金
型17の裏面に通じる空気抜き用の小孔が多数穿設され
ており、とくにキャビティ17aの隅部には多くの小孔
が設けられている。
【0026】19は角皿(トレイ)を逆さにしたような
形状の圧気導入カバーであって、前記金型17に対して
ベルト13を挟んで対向すべくベルト13の内周面側に
近接して水平に配置されており、ベルト13に対面する
下端部の周縁には全周にわたってシールパッキン(図示
せず)が取付けられており、上面の中央部分には圧気を
導入するための導入口19aが設けられて、不図示のエ
アコンプレッサが接続されている。
【0027】20は前記圧気導入カバー19の右側に並
べて配設された冷風導入カバーであって、上側の中央部
分には冷却風を導入するための導入口20a(図2参
照)が設けられ不図示の送風機が接続されている。
【0028】次に、上記構成からなる本実施形態の真空
圧空成形装置の動作を説明する。図2は真空圧空成形装
置の動作を順に示す正面図である。
【0029】いま、図2(a)に示すように、被成形シー
ト材14はベルト13の表面に密着して貼付いた状態に
なっている。ベルト13の温度は加熱ドラム10に接し
ている左側部分で150℃、金型17の真上に位置する
中央部分で145℃、冷却ドラム11に接している右側
部分で60℃となっており、シート材14もこれとほぼ
等しい温度になっている。
【0030】次に、図2(b)の如く、前記油圧シリンダ
18を駆動して金型17を上昇させる。すると、金型1
7はベルト13の下面を押し上げて、シート材14は金
型17とベルト13の間に挟持された状態になる。そし
てベルト13の上面が圧気導入カバー19の下端外周の
パッキンと密着し、圧気導入カバー19とベルト13と
の間は気密に密閉される。
【0031】次に、図2(c)の如く、圧気導入カバー1
9の導入口19aから圧気を導入する。本実施形態では
圧気の空気圧は5kg/cm▲2とした。この空気圧は、ベル
ト13に透設された多数の通気孔を通ってシート材14
の上面に作用する。これによりシート材14におけるベ
ルト13に貼付けられている側の面(図では上面にあた
る。)の圧力は、金型17側の面(図では下面にあた
る。)の圧力よりも高くなる。この圧力差によって、シ
ート材14は金型17のキャビティ17aの内壁面に押
しつけられて、ほとんど瞬間的に延伸成形され、キャビ
ティ17aを反転転写した形状に成形される。なお、シ
ート材14の上面に圧気を導入するのと同時に、金型1
7の裏面側の空気抜き孔に真空を導入するようにしても
よい。
【0032】次に、図2(d)の如く、金型17を下降さ
せるとシート材14はキャビティ17aから引き剥がれ
るようにして離型する。なおこの離型に際して金型17
の裏面側から空気抜き孔に圧気を導入するようにしても
よい。次に、前記モータ12を回転させて、所定の1シ
ョット分の長さだけベルト13を反時計まわりに送る。
これと同時に冷風導入カバー20に冷却風を送風し、成
形されたシート材14をベルト13とともに直ちに冷却
する。成形されたシート材14は順次右方に送られ、ト
リミング等の後工程を経て最終製品を得る。
【0033】ベルト13を反時計まわりに送ると、シー
ト材14は図中左側より連続的に供給される。シート材
14は、すでに前記予熱ローラ15で予熱されており、
多少軟化するとともに若干熱膨張して伸びた状態になっ
ている。これを圧接ローラ16でベルト13の表面に押
しつけるようにして密着させて貼付ける。シート材14
のうちベルト13の表面に押しつけられた部分は、ベル
ト13の高温により瞬時に加熱され、伸びを生じるが、
この伸びは、圧接ローラ16によって絞り出されように
して排除され、シート材14とベルト13の間に空気が
入り込むこともない。つまりシート材14には弛みやシ
ワが発生することなく、完全に密着した状態でベルト1
3に貼付けられる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の真空圧空成
形装置によれば、無端状ベルトを加熱して、その表面に
シート材を貼付けるように密着保持させて、シート材を
加熱するようにしたので、シート材には弛みやシワが発
生することなく、ベルト同様に完全に水平状態に完全に
密着した状態でベルトに貼付けられて加熱される。すな
わちシート材とベルトの間に隙間がないので加熱むらは
全く発生せず、シート材を均一に加熱することができ
る。この結果、成形品にはシワやレインドロップ等の不
良は一切発生することがなく、良好な成形品を製造する
ことができる。また、ベルトの表面に0.2〜0.4μ
m程度の鏡面加工をすれば、シート材にベルト面が転写
され、成形品の表面の外観を良好なものとすることもで
きる。
【0035】また、あらかじめ文字図形を印刷したシー
ト材を用いる場合には、従来技術のオーブン型の装置に
おけるようなシート材の垂れ下がりが生じないことか
ら、印刷パターンを金型に対して高精度に位置合わせす
ることが可能となる利点がある。
【0036】さらに、従来のオーブン型や加熱盤型の装
置に比べて、大幅に熱効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による真空圧空成形装置を模
式的に示す斜視図である。
【図2】図1の真空圧空成形装置の動作を示す正面図で
ある。
【図3】従来技術による加熱盤型の装置を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 シート材 2 加熱盤 2a 通気孔 3 金型 3a 小孔 10 加熱ドラム 11 冷却ドラム 12 モータ 13 ベルト 13a 通気孔 14 被成形シート材 15 予熱ローラ 16 圧接ローラ 17 金型 17a キャビティ 18 油圧シリンダ 19 圧気導入カバー 19a 導入口 20 冷風導入カバー 20a 導入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 51/00 - 51/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の通気孔が透設された無端状ベルト
    と、同ベルトを加熱するベルト加熱手段と、被成形シー
    ト材を前記ベルトの表面に密着させる手段と、前記ベル
    トの表面に対して接離自在な金型と、前記ベルトの裏面
    より圧気を導入し及び/又は金型のキャビティ内の空気
    を排気して、前記シート材における前記ベルト側の面の
    圧力が金型側の面の圧力よりも高くなるように圧力差を
    設ける圧力差発生手段とを備えてなる真空圧空成形装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ベルト加熱手段は、ベルトを張設す
    るローラを加熱する手段である、請求項1記載の真空圧
    空成形装置。
  3. 【請求項3】 多数の通気孔が透設された無端状ベルト
    を加熱するとともに、同ベルト表面に被成形シート材を
    密着保持し、同シート材における前記ベルト側とは反対
    側の面に金型を密接させ、前記ベルトの裏面より圧気を
    導入し及び/又は金型のキャビティ内の空気を排気し
    て、前記シート材における前記ベルト側の面の圧力が金
    型側の面の圧力よりも高くなるように圧力差を設け、前
    記シート材に前記キャビティの形状を反転転写させるこ
    とを特徴とする真空圧空成形方法。
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