JP3032963U - 人工苔 - Google Patents
人工苔Info
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- JP3032963U JP3032963U JP1996006082U JP608296U JP3032963U JP 3032963 U JP3032963 U JP 3032963U JP 1996006082 U JP1996006082 U JP 1996006082U JP 608296 U JP608296 U JP 608296U JP 3032963 U JP3032963 U JP 3032963U
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- Japan
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- base member
- adherend
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 改修された河川等の生態系を可及的速やかに
回復できて、景観の心理的・情緒的側面まで含む環境形
成機能を有する人工苔を提供すること。 【解決手段】 被着物に付着可能な耐水性および非水溶
性の動物性または植物性糊材からなるベース部材と、こ
のベース部材を媒体として被着物に付着される非水溶性
繊維を構成材にしている。
回復できて、景観の心理的・情緒的側面まで含む環境形
成機能を有する人工苔を提供すること。 【解決手段】 被着物に付着可能な耐水性および非水溶
性の動物性または植物性糊材からなるベース部材と、こ
のベース部材を媒体として被着物に付着される非水溶性
繊維を構成材にしている。
Description
【0001】
本考案は河川、造園等に有用な人工苔に関する。
【0002】
治水等のために改修された河川の景観は、一変してしまうことが殆どであり、 景観の心理的・情緒的不満はもとより、生態系まで影響を与えているのが現状で ある。
【0003】
解決しようとする課題は、改修された河川等の生態系を可及的速やかに回復で きて、景観の心理的・情緒的側面まで含む環境形成機能を有する人工苔を提供す ることにある。
【0004】
本考案は前記した課題を達成するため、被着物に付着可能な耐水性および非水 溶性の動物性または植物性糊材からなるベース部材と、このベース部材を媒体と して被着物に付着される非水溶性繊維を構成材にしていることを特徴とする。 また本考案は、前記繊維が植物繊維および/または合成繊維からなり、ベース 部材に対して起毛状の態様を呈していることを特徴とする。 また本考案は、前記植物繊維が熊笹製および/または椰子製であることを特徴 とする。
【0005】 本考案におけるベース部材としての糊材は、耐水性および非水溶性を有する例 えば、ニカワ、クリスボンNX(大日本インキ製)、その他の公知の動物性また は植物性のものである。 非水溶性繊維が、熊笹や椰子等の植物繊維である場合、必要に応じて適宜着色 することもある。着色材料としては天然のものが良い。また、非水溶性繊維はパ ルプ繊維と組み合わせても良く、パルプ繊維単独であっても良い。さらに、非水 溶性繊維が、植物繊維と合成繊維との組み合わせである場合における配合比は、 用途に応じて適宜の比率にする。 そして、繊維が付着される対象としての被着物は、河川改修や造園用材料とし ての石材、コンクリート材、プラスチック材等の任意のものが挙げられる。
【0006】
図1には本考案の人工苔の実施の1形態を例示しており、図面上では石材4に 人工苔1を施工している。 この人工苔1は、ベース部材2と植物性繊維3で構成している。 ベース部材2は、石材4に付着可能な耐水性および非水溶性のニカワからなる 糊材であり、このベース部材2を媒体として被着物4に付着される非水溶性植物 繊維3は、熊笹を繊維状に細かく裁断したもので、ベース部材2に対して起毛状 の態様を呈するように植毛されている。
【0007】
A.請求項1により、本考案の人工苔を、改修された河川における石材やコン クリート等の被着物に付着形成することによって、繊維にバクテリアを生息させ ることができ、バクテリアの働きによる有機物の分解を促して水質の浄化に寄与 することができると共に、。 それにより、改修した河川や造園における生態系を可及的速やかに回復できて 、景観の心理的・情緒的側面まで含む環境形成機能を奏するものである。 B.請求項2により、水の流れを緩やかにして、水中に酸素を多く取り入れら れて、バクテリアの成育を促すことができる。 C.請求項3により、ベース部材および繊維ともに天然のものであるから、自 然環境を破壊する恐れがないと共に、熊笹製および/または椰子製の植物繊維を 餌にする虫、そして虫を餌にする魚が生息しやすい環境を整えられる。
【図1】 本考案の人工苔の実施の1形態を例示してい
る断面図。
る断面図。
1 人工苔 2 ベース部材 3 繊維 4 石材(被着物)
Claims (3)
- 【請求項1】 被着物に付着可能な耐水性および非水溶
性の動物性または植物性糊材からなるベース部材と、こ
のベース部材を媒体として被着物に付着される非水溶性
繊維を構成材にしている人工苔。 - 【請求項2】 前記繊維が植物繊維および/または合成
繊維からなり、ベース部材に対して起毛状の態様を呈し
ている請求項1記載の人工苔。 - 【請求項3】 前記植物繊維が熊笹製および/または椰
子製である請求項2記載の人工苔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006082U JP3032963U (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 人工苔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006082U JP3032963U (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 人工苔 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3032963U true JP3032963U (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=43167857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996006082U Expired - Lifetime JP3032963U (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 人工苔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032963U (ja) |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP1996006082U patent/JP3032963U/ja not_active Expired - Lifetime
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