JP3032735U

JP3032735U - 木造筋違い止めｌ型プレート

Info

Publication number: JP3032735U
Application number: JP1996003633U
Authority: JP
Inventors: 安道西岡
Original assignee: 安道西岡
Priority date: 1996-03-25
Filing date: 1996-03-25
Publication date: 1997-01-10
Anticipated expiration: 2002-03-25

Abstract

(57)【要約】【目的】この考案は、Ｌ型金物に平型プレートを
取付け、一体化させた木造筋違い止めＬ型プレートに関
するものである。【構成】Ｌ型金物（５）に、平型プレート（６）
を固定し一体化させ、各必要個所に接続用ボルト及びク
ギ穴、（４）（７）（９）（１０）（１１）（１３）を
（５）と（６）に開ける

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、木造在来軸組工法の筋違い取付け金物に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の木造の筋違い止め金物には、平金物、箱型金物等がありいずれも、土台と柱、柱と梁等にクギで止める。筋違いと平及び箱金物は、ボルトとクギ止めになっている。（イ）平プレートは、外部仕舞いにおいてその部分はラス地ヌキ、サイディング等をクギ止めする時にクギ止めが出来なく、サイディングの浮き、モルタルのヒビ割れの原因になる。（ロ）地震時のタテゆれに対し、逆作用がはたらき、土台と柱のぬけ、柱と梁のつき上げによる梁のぬけが発生する。（ハ）これ等をなくする為に、ホールダウン金物で基礎（１）から土台（２）を間通して柱（３）にボルトで止めたり、Ｔ型金物で、土台と柱、柱と梁等で止めるが、これには多くの金物を使う為、手間と金物代のコストがかかりすぎ建築のコスト高につながる。といった欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

本考案は、そうした欠点を除いてコストが安く、しかも耐震効果のある筋違い金物を開発しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いまその解決手段を図面に基づき説明すれば（イ）Ｌ型プレート５に筋違いプレート６を固定する（ロ）Ｌ型プレート５に接続用ボルト穴４．９．１０．１１．を開ける（ハ）筋違いプレート６に筋違い接続用ボルト穴７を開ける（ニ）筋違いプレート６に筋違い接続用ボルト補強クギ穴１３を開ける

【０００５】

【作用】

本案は、以上のような構造であるから、これを使用するときは、柱３と土台２に直角に筋違いの入る位置にもってゆき、アンカーボルト４に接続する。柱３にボルト穴を開け９のボルトで５を固定する。１０．１１．でそれ等を補強し完全なものとする。６に木の筋違い１２を取付け、７の穴に８のボルトで１２を止めるその補強として、１３のクギ穴よりクギ補強する。この時のボルト、クギ等については、構造耐力上有効なものを使用することにより、地震時の上下、左右の振れに対し５．４．９．１０．１１．のボルトにおいて、土台の浮き上り、柱のぬけをふせぐ。一方、筋違い１２は、８のボルトで６に固定し、１３のクギ補強する事で筋違いのはずれをなくする。

【０００６】

【実施例】

なお、本考案の実施に当って次の如きことが、出来る。（イ）第８図で示すように本考案の木造筋違い止めＬ型プレート５を、建築設計図面に示された筋違い取付位置にセットし、柱３と土台２に４．９．１０．１１等のボルトで接続する。筋違い１２をプレート６にそわせて取付け８のボルトで接続し６に固定する、この時１３のクギ補強する。（ロ）第９図で示すように本案を逆にし筋違いの上部に取付け接続する事ができる。この時、柱３と梁１４に４．９．１０．１１等にボルトで接続する。他は同じである

【０００７】

【考案の効果】

本案を使用する事により（イ）地震時の上下の振れに対し柱のぬけ、左右の振れに対し筋違いのつき上げによる梁のぬけ、筋違いのはずれ等を防げる。（ロ）本案品は、筋違い止め金物であるがＬ型にする事により、第８図．第９図で示す、土台２と柱３、柱３と梁１４等を接続ボルト４．９．１０．１１等のボルトで止める為、従来の柱と梁のぬけを防ぐＬ．Ｔ型金物、ホールダウン金物の数量を少なく出来る。（ハ）他の下地材取付けにも障害にならない。以上のように、耐震施工において多くの金物を主要構造物のぬけを防ぐ為使用するが、本品使用において金物の量が少なくて済みコストダウンになる

【図面の簡単な説明】

【図１】本案の正面図

【図２】本案の平面図

【図３】本案の側面図

【図４】本案の実施例の正面図

【図５】本案の実施例の平面図

【図６】本案の実施例の側面図

【図７】本案の姿図

【図８】本案の実施例の姿図

【図９】本案の実施例の姿図

【符号の説明】１．基礎２．土台３．柱４．アンカーボルト及びボルト穴（梁用ボルト及び）ボ
ルト穴５．Ｌ型プレート６．筋違い止めプレート７．筋違い用ボルト穴８．筋違い止めボルト９．柱用ボルト及びボルト穴１０．柱用補強ボルト及びボルト穴１１．土台用補強ボルト及びボルト穴（梁用補強ボルト
及びボルト穴）１２Ａ筋違い（３尺間）１２Ｂ筋違い（６尺間）１３．筋違い用補強クギ及びクギ穴１４．梁

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】Ｌ型金物５に、平プレート６を取付け、土
台と柱、柱と梁、等にボルト等で止め、木の筋違いをプ
レートにボルトとクギで止め、主要構造物と一体化し筋
違いの役目を強力にした、木造筋違い止めＬ型プレート
である。