JP3032543U - 高温雰囲気での使用に適した食品商品模型 - Google Patents

高温雰囲気での使用に適した食品商品模型

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JP3032543U
JP3032543U JP1996006463U JP646396U JP3032543U JP 3032543 U JP3032543 U JP 3032543U JP 1996006463 U JP1996006463 U JP 1996006463U JP 646396 U JP646396 U JP 646396U JP 3032543 U JP3032543 U JP 3032543U
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JP1996006463U
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修司 後藤
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修司 後藤
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温雰囲気においても長期にわたって使用で
きる、高温での使用に適した食品商品模型を提供する。 【解決手段】 展示用サンプルとして使用される食品商
品模型において、陶土を主原料としこれを商品の形状に
成形したものを1150℃〜1200℃にて低温焼成
し、表面には商品の色彩を施釉する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は高温での使用に適した食品商品模型に関し、例えばいわゆるタイ焼 きや回転焼き(大判焼き、お焼きともいう)等の展示用サンプルして使用される 、高温での使用に適した模型に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、タイ焼きや回転焼き(大判焼き、お焼きともいう)等は店頭で焼いた もの、又は直前に焼いたものを消費者に手渡すのが一般的であるが、多くの消費 者は店頭のサンプルを見て食欲をそそられて注文することが多い。従って、店頭 に展示されるサンプルはタイ焼きや回転焼き等の商品の形状や色感等を外観を忠 実に模倣し、消費者の食欲をそそることが重要である。
【0003】 一般に、食品商品模型については蝋や合成樹脂材料を使用して製造した模型が 知られているが、タイ焼きや回転焼き等の場合にはサンプルを展示する雰囲気が タイ焼き等を焼く鉄板等の熱で高温となっており、かかる蝋や合成樹脂材料の模 型は熱変質や熱変形を起こし易く、使用困難で、実際の商品を展示するしかなか った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、実際の商品を展示用サンプルとして焼台の上で使用すると、1日も経 つとサンプルが乾燥収縮、変形変色して新しいサンプルと交換しなければならず 、しかも使用済みのサンプルは廃棄しなければならないという問題があった。
【0005】 この考案は、かかる問題点に鑑み、高温雰囲気においても長期にわたって使用 できる食品商品模型を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る食品商品模型は、展示用サンプルとして使用される食品商品模型 において、陶土を主原料としこれを商品の形状に成形したものを低温焼成し、表 面には商品の色彩を施釉してなる、高温雰囲気での使用に適した食品商品模型に その特徴がある。
【0007】 使用する原材料は陶土を主原料とするが、例えば服部陶石45重量部、石川長 石8重量部、赤津蛙目20重量部、香港カオリン27重量部を基準混合とする半 磁器土が用いられるのがよい。半磁器の表面の色彩は低温焼成した後に着色して もよいが、色彩の経年変化を考慮すると、低温焼成前に商品の色彩を発色する釉 薬を施釉し、低温焼成にて発色させてもよい。焼成温度は1100℃ないし13 00℃、好ましくは1150℃ないし1200℃がよい。
【0008】 即ち、陶土を主原料としこれを商品の形状に成形したものを素焼きし、商品の 色彩を発色する釉薬を施釉して低温焼成してなるのがよい。
【0009】 商品の形状への成形は手作業で行ってもよいが、生産性を考慮すると、型成形 してもよい。
【0010】 即ち、陶土を主原料としこれを商品の形状に石膏割り型でもって成形したもの を素焼きし、商品の色彩を発色する釉薬を施釉して1150℃ないし1200℃ の温度範囲で低温焼成してなるのがよい。
【0011】 この場合、割り型は商品の上方部分を成型する上型と商品の下方部分を成型す る下型とから構成するのがよい、下型の成型キャビティは上型のそれよりも若干 小さくする方が展示サンプルとして使用する場合に見栄えがよく、好ましい。
【0012】
【作用及び考案の効果】
本考案によれば、陶土を1150℃〜1200℃で低温焼成して商品模型を製 作したので、高温焼成した場合のように瀬戸物感がなく、タイ焼きや回転焼きの 外観を忠実に表現できる。また、タイ焼きや回転焼き等のサンプルとして高温雰 囲気中に展示しても変質、変形することがない。また、釉薬でもって商品の色彩 を発色させると、変色のおそれも少ない。その結果、過酷な雰囲気中において長 期にわたって使用でき、コストを大幅に低減できる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて説明する。図1及び図2は本考案 の好ましい実施形態を示す。図において、本例の商品模型10はタイ焼きの展示 用サンプルであって、半磁器、例えば服部陶石45重量部、石川長石8重量部、 赤津蛙目20重量部、香港カオリン27重量部を基準混合とする半磁器土を主原 料とし、これに水、水ガラスを添加混合した後、これをタイ焼きの形状に成型し 、素焼きした後、釉薬を施釉し、低温焼成し、タイ焼きの色彩を発色させて製造 されている。
【0014】 即ち、本例の商品模型10を製造する場合、陶土を用いてタイ焼きの形状をな す原型を作り、原型から見本型を取り、この見本型を用いて見本を製作する。こ れらを何種類か製作し、好ましい見本を決定した後、その見本の製作に用いた見 本型でもって石膏原型を製作し、石膏原型を磨くとともにバリ等を除去して外形 状を本物のタイ焼きの形状に似せる。その際、石膏原型の下半部が上半部に比し て若干、例えば5%程度小さくなるようにする。次に、上述の石膏型を用いて捨 型を取り、ケースを製作して使用型を作る。従って、下型31の製品キャビティ 33は上型30の製品キャビティ32よりも5%だけ小さく設定される。なお、 常法に基づき、商品模型を中空にすると、重量を減らすことができ、取扱いに便 利である。
【0015】 他方、半磁器土、例えば服部陶石45重量部、石川長石8重量部、赤津蛙目2 0重量部、香港カオリン27重量部を基準混合とする半磁器土に、水、水ガラス を添加混合し、この原料40を使用型に流し込み、乾燥させた後、使用型から取 り出し、900℃〜1000℃、好ましくは950℃で素焼きする。その後、タ イ焼きの色彩を発色する釉薬を用い、素焼きした物の表面に施釉し、釉薬が乾燥 した後、1150℃ないし1200℃、好ましくは1200℃前後で低温焼成し 、冷却すると、本例の商品模型10が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の好ましい実施形態の商品模型を示す
斜視図である。
【図2】 上記商品模型の製造に使用する割り型を示す
図である。
【符号の説明】
10 商品模型

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 展示用サンプルとして使用される商品模
    型において、陶土を主原料としこれを商品の形状に成形
    し、低温焼成し、表面には商品の色彩を施釉してなる、
    高温雰囲気での使用に適した食品商品模型。
  2. 【請求項2】 展示用サンプルとして使用される商品模
    型において、陶土を主原料としこれを商品の形状に成形
    したものを素焼きし、商品の色彩を発色する釉薬を施釉
    して低温焼成してなる、高温雰囲気での使用に適した食
    品商品模型。
  3. 【請求項3】 展示用サンプルとして使用される商品模
    型において、陶土を主原料としこれを商品の形状に石膏
    割り型でもって成形したものを素焼きし、商品の色彩を
    発色する釉薬を施釉して1150℃ないし1200℃の
    温度範囲で低温焼成してなる、高温雰囲気での使用に適
    した食品商品模型。
  4. 【請求項4】 服部陶石45重量部、石川長石8重量
    部、赤津蛙目20重量部、香港カオリン27重量部を基
    準混合とする半磁器土に、水及び水ガラスを混合したも
    のを商品の形状に成形し、低温焼成し、表面に商品の色
    彩を施釉してなる請求項1ないし3のいずれかに記載
    の、高温雰囲気での使用に適した食品商品模型。
JP1996006463U 1996-06-17 1996-06-17 高温雰囲気での使用に適した食品商品模型 Expired - Lifetime JP3032543U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012133130A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Ebisu Sample:Kk 擬似見本の製造方法

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