JP3031170B2 - かな漢字変換システム - Google Patents

かな漢字変換システム

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JP3031170B2
JP3031170B2 JP6142465A JP14246594A JP3031170B2 JP 3031170 B2 JP3031170 B2 JP 3031170B2 JP 6142465 A JP6142465 A JP 6142465A JP 14246594 A JP14246594 A JP 14246594A JP 3031170 B2 JP3031170 B2 JP 3031170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、かな漢字変換システム
に関し、特に、変換開始文節が付属語から始まる場合の
変換を効率よく行なうかな漢字変換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、読み入力部から入力された入力文
字列を漢字かな混じり文に変換するかな漢字変換方式に
おいては、例えば、特開昭59−036840号公報や
特開平01−2911362号公報に示されるように、
入力されたべた書き文の文字列を漢字かな混じり文に変
換する際には、まず自立語による文字列の当てはめを行
い、残りの文字列に対して付属語の接続可否の判定を行
い、文節が最長となる組合せの変換結果を採択するか、
あるいは、使用頻度が高い自立語を優先させる方式で文
字列の変換を行っている。
【0003】かな漢字変換においては、必ずしも文節単
位に文字列が入力されるとは限らず、文章の修正や追加
を行うときなどには、自立語を入力し変換/確定した後
にその自立語に続く付属語から入力が始まることが多
い。実際の例として、例えば、「その項目については確
定している」と変換確定後に、「かどうかは不明。」と
追加する場合を想定する。このような入力に対しては、
従来のかな漢字変換方式では、自立語を優先して変換し
てしまうために期待する「かどうかは不明。」の変換結
果にはならず、自立語から始まる「稼働かは不明。」の
ような変換になってしまう。このため従来は、「稼働
か」の文節の区切り位置を変更し、「化」+「どうか」
としていたが、通常、漢字の候補である「化」の方が優
先度が高いため、ひらがなの「か」は第1候補にはなら
ず、「化」を再度変換する必要があり操作性を損ねる原
因となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のかな漢字変換方式には、次のような問題がある。ま
ず、従来のかな漢字変換方式では、付属語から始まる変
換を行なうためには、文節の区切り直しをしなければな
らないため、効率のよい変換処理ができないないという
問題がある。また、付属語から始まる文字列を変換しよ
うとして、文節の区切り直しをしても漢字の候補がひら
がなの候補より優先度が高いため、目的の付属語に変換
するためには再変換の操作を繰り返さなければならず、
効率のよい付属語変換が行なえないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、付属語から始まる読みの
文字列が入力された場合でも、入力文字列の付属語の部
分について、文節の区切り直し等の操作を行なうことな
く、正しい付属語の表記に変換することができる付属語
変換機能を有するかな漢字変換システムを提供すること
にある。また、本発明の他の目的は、目的の付属語に変
換するために再変換の操作を繰り返す必要がなく、効率
のよい付属語変換を可能とするかな漢字変換システムを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、読みを示す文字列を入力する読み入力部
と、読みに対応する単語及び単語間の接続情報を登録し
た辞書と、前記読み入力部から入力された読みの文字列
をもとに前記辞書の単語を検索する辞書検索部と、前記
接続情報に基づいて検索された単語間の接続の可否を判
定し、接続可能な単語を候補とする接続判断部を備え、
前記読みの文字列を漢字かな混じり文に変換するして表
示するかな漢字変換システムにおいて、付属語への変換
の指示により、前記読みの入力文字列の変換開始文節の
最初の単語を自立語に接続可能な付属語として、前記辞
書検索部が前記辞書から対応する付属語の候補を検索す
ると共に、前記接続判断部が該付属語の候補について接
続の可否を判定して付属語への変換を行なう付属語変換
処理機能を有する。
【0007】他の好ましい態様によれば、読み入力部か
ら入力された読みを、読み記憶部に記憶し、記憶した読
みをもとに辞書検索部において単語を検索し、検索され
た単語間の接続の可否を接続判定部において判定し、接
続可能な単語を候補とし漢字かな混じり文に変換して表
示するかな漢字変換システムであって、付属語から始ま
る文字列が読み入力部から入力された場合であっても、
入力文字列の最初の部分については付属語のみとして接
続判定部で接続の判断を行うように接続判定部に指示を
与える付属語変換キーを有する構成としている。
【0008】上記目的を達成する他の発明は、読み示す
文字列を入力する読み入力部と、読みに対応する単語及
び単語間の接続情報を登録した辞書と、前記読み入力部
から入力された読みの文字列をもとに前記辞書の単語を
検索する辞書検索部と、前記接続情報に基づいて検索さ
れた単語間の接続の可否を判定し、接続可能な単語を候
補とする接続判断部を備え、前記読みの文字列を漢字か
な混じり文に変換するして表示するかな漢字変換システ
ムにおいて、前記入力文字列のある文節について文節の
伸縮や文字種変換処理が行われたことを判別し、かつ当
該処理が行なわれた文節の後に文節が続くか否かを判別
する判断部を備え、前記判断部により、文節の伸縮や文
字種変換処理が行われ、かつ当該処理が行なわれた文節
の後に文節が続くことを判別した場合に、前記後に続く
文節の最初の単語を自立語に接続可能な付属語として、
前記辞書検索部が前記辞書から対応する付属語の候補を
検索すると共に、前記接続判断部が該付属語の候補につ
いて接続の可否を判定して付属語への変換を行なう構成
としている。
【0009】他の好ましい態様によれば、前記付属語か
ら始まる読みの文字列が読み入力部から入力された場合
に、前記入力文字列の変換開始文節について付属語とし
て前記辞書検索部に付属語候補の検索及び前記接続判定
部で接続の判断を行うように指示を与える付属語変換キ
ーを備える。
【0010】また、他の好ましい態様によれば、前記付
属語変換処理によって変換された付属語候補を記憶する
付属語候補記憶部と、前記付属語候補記憶部に記憶され
た付属語候補を読み出す付属語読出部とを有し、前記読
み入力部から読みが入力されたときに、入力文字列の最
初の文節について前記付属語候補記憶部に変換可能な付
属語候補が存在するか否か検索し、一致した付属語候補
がある場合には当該付属語候補を自動的に第1候補とす
る付属語変換処理機能を有する。また、好ましくは、前
記入力文字列の最初の文節について、付属語による変換
を行なった場合に、変換開始位置を次の文節に自動的に
移動する構成としている。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例に係るか
な漢字変換システムのシステム構成を示すブロック図で
ある。図1において、本実施例のかな漢字変換システム
は、キーボード等の読みを入力する読み入力部101
と、入力された読みを記憶する読み記憶部102と、辞
書ファイルの検索を行なう辞書検索部103と、辞書フ
ァイル104と、変換処理の制御を行なう変換制御部1
05と、付属語の変換指示を行なう付属語変換キー10
6と、単語間の接続関係を判定する接続判定部107
と、読み及び変換結果の表示を行なう表示部108とで
構成される。
【0012】読み入力部101から入力された読み(入
力文字列、べた書き文)は、読み記憶部102に記憶さ
れる。記憶された読みに基づいて辞書検索部103にお
いて辞書ファイル104を参照して単語を辞書検索し、
単語間の接続関係情報に基づいて検索された単語間の接
続の可否を接続判定部107において判定し、接続可能
な単語を候補として選択し、漢字かな混じり文に変換し
て表示部108に表示する。辞書ファイル104の内容
例を図4に示す。
【0013】その変換結果の最初の文節(文節として扱
う部分)がユーザの期待しない自立語に変換されてお
り、ユーザが付属語に変換したいと判断した場合には、
付属語変換キー106を押すことにより、変換制御部1
05の制御により接続判定部107が図5に示す単語間
の接続関係情報に基づいて入力文字列の最初の部分(第
1文節に相当する部分)に対し付属語の候補を生成し、
その結果を表示部108に表示する。図5に示す単語間
の接続関係情報も辞書ファイル104に格納されてい
る。上記辞書検索部103、接続判定部107による処
理は、変換制御部105によって制御される。
【0014】ここで、付属語変換キー106は、付属語
から始まる文字列が読み入力部101から入力された場
合であっても、入力文字列の最初の部分については付属
語のみからなるとして接続判定部107で接続の判断を
行うように、変換制御部105を介して接続判定部10
7に指示を与える。すなわち、付属語変換キー106を
押すことにより、接続判定部107で、変換開始文節の
最初の単語が自立語に接続可能な付属語のみからなると
して接続の判定を開始することにより、変換開始文節は
付属語だけからなる候補に変換生成される。これによ
り、付属語から始まる文字列などの入力文字列の付属語
の部分については、最初から正しい付属語の表記に変換
できる。
【0015】図2のフローチャートを参照して上述した
第1の本実施例によるかな漢字変換処理の内容を説明す
る。例えば、図6の(A)に示すような入力文字列「に
よるれんらく」が読み入力部101から入力されたとす
ると(ステップ201)、この入力文字列は、図4に示
す辞書ファイル104の例と図5に示す単語間の接続関
係情報を元にかな漢字混じり文に変換され(ステップ2
02)、表示部108に表示される(ステップ20
3)。この状態での変換結果を図6の(B)の変換結果
(1)に示す。この場合、付属語変換キー106は押さ
れておらず、したがって従来と同様の変換が行われてい
るため、図4に示す辞書ファイル104中にひらがなの
「に」があるにもかかわらず、自立語の「二」が優先さ
れ、変換結果が「二よる連絡」となってしまっている。
【0016】このような状態で、ユーザが付属語に変換
したいと判断した場合には、付属語変換キー106を押
すことにより(ステップ204)、付属語変換処理が開
始する(ステップ205)。この付属語変換処理が終了
するとステップ202及びステップ203の処理に移
る。このときの変換結果を図6の変換結果(2)に示
す。ここでは、「による連絡」と正しく変換されてい
る。その後は、読み入力が終了するまでステップ201
からステップ205の処理を繰り返す(ステップ20
6)。
【0017】図2のステップ205における付属語変換
処理について図3のフローチャートを参照して説明す
る。入力文字列「によるれんらく」に対し、図4に示す
辞書ファイル104から付属語候補の取り出しを行な
い、その取り出した付属語候補から変換可能な付属語の
候補を取り出す(ステップ301,302)。ステップ
302で変換可能な付属語の候補が見つからない場合
は、処理を終了する。
【0018】ここでは、変換可能な付属語として「に」
が見つかるため、残りの読みに対して辞書ファイル10
4から付属語候補を取り出すと共に、図4の辞書ファイ
ルと図5の接続関係情報を参照して、先の付属語に接続
可能な付属語があるかどうかを判別する(ステップ30
3,304)。ここでは、図4の辞書ファイル内容と図
5の接続関係情報から「に」に接続可能な付属語「よ
る」が取り出される。そして、「に」と「よる」を接続
して1文節とみなす処理が行われる(ステップ30
5)。次に、残りの読みがあるかどうかが判別され(ス
テップ306)、残りの読みがある場合はステップ30
3から305までの処理を繰り返す。残りの読みがなけ
れば、付属語変換処理を終了する。
【0019】上記例では、残りの読みがあるので、ステ
ップ306でステップ303に移るが、ステップ304
でこれ以上変換可能な付属語が見つからないため、ここ
で付属語変換処理が終了する。なお、残りの「れんら
く」に対しては、通常の方法で再度変換が行われるた
め、図6の(C)の変換結果(2)に示すように「によ
る」と「連絡」を連結した変換結果が得られる。
【0020】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図7は本発明の第2実施例に係るかな漢字変換シ
ステムのシステム構成を示すブロック図である。第2実
施例のかな漢字変換システムでは、第1実施例のように
ユーザが明示的に付属語変換キー106を押した場合だ
け付属語変換処理を行うだけでなく、文節の伸縮処理や
文字種変換操作が行われた場合には、付属語変換キー1
06を押した場合と同様に付属語変換処理を行う構成と
なっている。その他の点については第1実施例と同様で
ある。図7において、図1の実施例と同じ構成について
は、共通の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0021】具体的には、第2実施例のかな漢字変換シ
ステムは、図7に示すように、図1に示す構成に加え
て、入力文字列のある部分について文節の伸縮や文字種
変換操作が行われたことを判断するとともに、文節の伸
縮や文字種変換を行なった文節の後に文節が続くか否か
を判断する判断部709を備えている。そして、判断部
709が、文節の伸縮や文字種変換操作が行われ、かつ
文節の伸縮や文字種変換を行なった文節の後に文節が続
くことを判別すると、その後に続く文節に対して図3に
示す付属語変換処理を実行する。
【0022】これは、付属語から始まる変換は、文節を
伸縮した後や、ひらがなやカタカナ等への文字種の変換
を行った後に現れることが多い点に着目して、ユーザが
文節の伸縮や文字種変換操作を行ったことを判断部70
9で判断したときに、編集された次の文節に対し変換制
御部705を介して接続判定部707で自動的に付属語
変換処理を行うようにしたものである。これにより、ユ
ーザが明示的に付属語変換キー106を押すことなしに
付属語変換処理を行うことが可能となる。
【0023】図8に第2実施例におけるかな漢字変換処
理のフローチャートを示す。例えば、図9の(A)に示
すような入力文字列「くらいあんとかどうか」が入力さ
れたとすると(ステップ801)、この入力文字列は、
図4に示す辞書ファイル例と図5に示す単語間の接続関
係情報に基づいてかな漢字混じり文に変換され(ステッ
プ802)、その変換結果が表示部108に表示される
(ステップ803)。このときの変換結果の例は、図9
の(B)の変換結果(1)に示すように、「位案と稼働
か」となる。ここで、ユーザが付属語に変換したいと判
断して付属語変換キー106を押した場合には(ステッ
プ804)、図3に示したと同様の付属語変換処理が実
行される。
【0024】ステップ804で付属語変換キー106を
操作しない場合、文節の伸縮や文字種変換操作が行なわ
れたかを判断部709が判別する(ステップ805)。
ここで、例えば、「位」と「案と」の2文節に分けて変
換されているため、この部分を「くらいあんと」のよう
に1文節に変更する操作を行なったと想定すると、文節
の伸縮処理が行なわれたことが判断部709で判別され
るため、「くらいあんと」の次の文節にあたる「かどう
か」を先頭文節とみなして付属語変換処理が行なわれる
(ステップ805,807)。文節の伸縮処理を行なっ
て文節を変更した状態を図9の(C)に示す。
【0025】ステップ807では、図2に示す第1実施
例と同様の付属語変換処理が行われ、図4に示す辞書フ
ァイルと図5に示す接続関係情報から「かどうか」の変
換結果が得られる。一方、上記文節の伸縮処理によって
1文節に変更された「くらいあんと」は文字種変換され
「クライアント」に変換される。この状態を図9の
(D)に示す。このようにして図9の(E)の変換結果
2に示す「クライアント」「かどうか」が得られる。そ
の後は、読み入力が終了するまでステップ801からス
テップ807の処理を繰り返す(ステップ806)。
【0026】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図10は本発明の第3実施例によるかな漢字変換
システムのシステム構成を示すブロック図である。第3
実施例のかな漢字変換システムでは、第1および第2実
施例の付属語変換機能によって変換された付属語候補を
記憶する付属語候補記憶部1010と、付属語候補記憶
部1010に記憶された付属語候補を読み出す付属語読
出部1011とを備え、読み入力部101から読みが入
力されたときに、入力文字列の最初の部分に付属語候補
記憶部1010に記憶された付属語候補があるかどうか
検索し、一致した付属語候補がある場合には、その付属
語候補を付属語読出部1011により読み出して自動的
に第1候補とする機能を有する点で上述した実施例と相
違する。その他の点については第2実施例と同様であ
る。図10において、図1及び図7の実施例と同じ構成
については、共通の符号を付し、詳細な説明を省略す
る。
【0027】すなわち、第3実施例のかな漢字変換シス
テムでは、付属語変換処理を行った際に変換生成された
付属語候補を付属語候補記憶部1010に記憶させ、次
回からの入力された文字列の第1文節に対し、先に付属
語候補記憶部1010に記憶登録された付属語候補によ
る変換が可能がどうか判定し、可能な場合は、ユーザが
明示的に付属語変換キー106を押すことなしに変換を
行う。これにより、付属語から始まる文字列の変換を自
動的に行い、文節を区切り直す等の作業を軽減すること
が可能となる。
【0028】図11に第3実施例におけるかな漢字変換
処理のフローチャートを示す。読み入力部101から入
力文字列が入力されると(ステップ1101)、先に付
属語候補記憶部1010に記憶登録された付属語候補に
よる変換が可能である場合、この入力された文字列の第
1文節に対し、付属語記憶部1010に登録されている
付属語による変換処理を行なう(ステップ1102)。
次いで、辞書ファイル104の単語と単語間の接続関係
情報に基づいてかな漢字混じり文に変換され(ステップ
1103)、変換結果が表示部108に表示される(ス
テップ1104)。ここで、ユーザが付属語に変換した
いと判断して付属語変換キー106を押した場合には
(ステップ1105)、図3に示したと同様の付属語変
換処理が実行される(ステップ1108)。
【0029】ステップ1105で付属語変換キー106
を操作しない場合、図8の場合と同様、文節の伸縮や文
字種変換操作が行なわれたかを判断部709が判別し
(ステップ1106)、編集された次の文節に対し変換
制御部105の制御により接続判定部107で自動的に
付属語変換処理が行なわれる(ステップ1108)。ま
た、ステップ1109による付属語変換処理で変換され
た付属語候補が付属語候補記憶部1010に登録される
(ステップ1109)。そして、読み入力が終了するま
でステップ1101からステップ1109の処理を繰り
返す(ステップ206)。
【0030】ここで、初期状態として付属語候補記憶部
1010に登録されている付属語候補がない状態を仮定
する。この状態で、第1および第2実施例で示したと同
様の2つの入力文字列の変換を行ったとすると、ステッ
プ1108の付属語変換処理で作成される付属語候補
「による」と「かどうか」は、それぞれステップ110
5からステップ1108、ステップ1106からステッ
プ1108を経て、ステップ1109において付属語候
補記憶部1010に登録される。
【0031】ステップ1109では、図12に示すフロ
ーチャートに従って付属語候補の登録処理がなされる。
まず、付属語候補記憶部1010に、付属語変換処理に
おいて生成された付属語が登録されているかどうかが判
別される(ステップ1201)。上記例では、付属語候
補記憶部1010に同じ候補が登録されていないため、
付属語候補「による」と「かどうか」が登録される(ス
テップ1202)。これらの付属語候補が登録された場
合の付属語候補記憶部1010の状態を図14に示す。
【0032】この状態で、次にステップ1101で図1
5に示す入力文字列「によるれんらく」が入力されたと
すると、ステップ1102において図13のフローチャ
ートに従った付属語候補記憶部に記憶された単語(付属
語)による変換処理を行なう。まず、付属語候補記憶部
1010に記憶された付属語の読み出しを行なう(ステ
ップ1301)。ここでは、上記付属語「による」と
「かどうか」が読み出される。さらに、入力された読み
文字列の先頭文節に対して、変換可能な付属語があるか
どうかを検索する(ステップ1302)。
【0033】上記の例では、付属語候補記憶部1010
には、図14に示すように付属語候補「による」と「か
どうか」が登録されているので、「による」が変換可能
な候補として検索される。そして、その検索された付属
語が上記先頭文節に対する第1候補として選択されて変
換される(ステップ1303)。次に入力文字列「によ
るれんらく」の変換開始位置が次の文節「れんらく」に
変更される(ステップ1304)。これにより、ステッ
プ1102の付属語変換処理が終了して図11のステッ
プ1103に移る。
【0034】その後、ステップ1103において、変換
開始位置が変更された文節「れんらく」が辞書ファイル
104の単語と単語間の接続関係情報に基づいて「連
絡」に変換される。これにより、図15の(B)の変換
結果に示す「による」+「連絡」が得られる。
【0035】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、第2実施例において、ユーザが文節
の伸縮や文字種変換操作を行ったことを判断部709で
判断したときに、付属語変換キー106を自動的にON
にする構成とし、付属語変換処理を行うようにすること
も可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明のかな漢字変
換システムによれば、付属語から始まる読みの文字列が
入力された場合でも、入力文字列の付属語の部分につい
ては、文節の区切り直し等の操作を行なうことなく、正
しい付属語に変換することができる。このため、付属語
変換における変換効率が向上する。
【0037】また、入力文字列のある文節について文節
の伸縮や文字種変換処理が行われたことを判別し、かつ
当該処理が行なわれた文節の後に文節が続くことを判断
部で判別した場合に、後に続く文節の最初の単語を自立
語に接続可能な付属語として、自動的に付属語変換処理
を行なうので、付属語変換のための明示的な操作が不要
となり、付属語変換のための操作性が向上する。
【0038】また、み入力部から読みが入力されたとき
に、入力文字列の最初の文節について付属語候補記憶部
に変換可能な付属語候補が存在するか否か検索し、一致
した付属語候補がある場合には当該付属語候補を自動的
に第1候補とする付属語変換処理機能を有するので、目
的の付属語に変換するために再変換の操作を繰り返す必
要がなく、効率のよい付属語変換が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るかな漢字変換シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施例のかな漢字変換処理の処理内容を
説明するフローチャートである。
【図3】 第1実施例の付属語変換処理の処理内容を説
明するフローチャートである。
【図4】 かな漢字変換システムの辞書ファイルに登録
される単語の例を示す図である。
【図5】 かな漢字変換システムの辞書ファイルに登録
される単語間の接続関係情報の例を示す図である。
【図6】 第1実施例における入力文字列およびその変
換の例を示す図である。
【図7】 本発明の第2実施例に係るかな漢字変換シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図8】 第2実施例のかな漢字変換処理の処理内容を
説明するフローチャートである。
【図9】 第2実施例における入力文字列およびその変
換の例を示す図である。
【図10】 本発明の第3実施例に係るかな漢字変換シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図11】 第3実施例のかな漢字変換処理の処理内容
を説明するフローチャートである。
【図12】 第3実施例の付属語候補の登録処理を説明
するフローチャートである。
【図13】 第3実施例の付属語候補記憶部に記憶され
た付属語による変換処理を示すフローチャートである。
【図14】 第3実施例の付属語候補記憶部に記憶され
た付属語の例を示す図である。
【図15】 第3実施例における入力文字列およびその
変換の例を示す図である。
【符号の説明】
101 読み入力部 102 読み記憶部 103 辞書検索部 104 辞書ファイル 105 変換制御部 106 付属語変換キー 107 接続判定部 108 表示部 709 判断部 1010 付属語候補記憶部 1011 付属語候補読み出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−289034(JP,A) 特開 平2−255941(JP,A) 特開 平2−36466(JP,A) 特開 平3−116265(JP,A) 特開 昭59−167740(JP,A) 特開 昭62−89165(JP,A) 実開 昭63−63869(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21 - 17/27

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読みを示す文字列を入力する読み入力部
    と、読みに対応する単語及び単語間の接続情報を登録し
    た辞書と、前記読み入力部から入力された読みの文字列
    をもとに前記辞書の単語を検索する辞書検索部と、前記
    接続情報に基づいて検索された単語間の接続の可否を判
    定し、接続可能な単語を候補とする接続判断部を備え、
    前記読みの文字列を漢字かな混じり文に変換する表示す
    るかな漢字変換システムにおいて、前記付属語から始まる読みの文字列が読み入力部から入
    力された場合に、前記入力文字列の変換開始文節につい
    て付属語として前記辞書検索部に付属語候補の検索及び
    前記接続判定部で接続の判断を行うように指示を与える
    付属語変換キーを備え、 前記付属語変換キーによる付属語への変換指示により、
    前記辞書検索部が、前記読みの入力文字列の変換開始文
    節の最初の単語を自立語に接続可能な付属語として、前
    記辞書から対応する付属語の候補を検索し、 前記接続判断部が、前記付属語の候補に続く残りの入力
    文字列について、前記付属語の候補に接続可能な付属語
    が存在するかどうかを前記辞書及び前記接続情報に基づ
    いて判定して、前記付属語の候補に続く入力文字列を付
    属語に変換し、かつ前記付属語どうしを接続して1文節
    とする付属語変換処理機能を有する ことを特徴とするか
    な漢字変換システム。
  2. 【請求項2】 前記接続判断部は、前記読みの入力文字
    列の残りの文字列について、前記付属語の候補又は変換
    した付属語に接続可能な付属語が存在するかを判定し、
    前記付属語が存在する場合、前記残りの文字列がなくな
    るまで前記付属語変換処理を行うことを特徴とする請求
    項1に記載のかな漢字変換システム。
  3. 【請求項3】 読み示す文字列を入力する読み入力部
    と、読みに対応する単語及び単語間の接続情報を登録し
    た辞書と、前記読み入力部から入力された読みの文字列
    をもとに前記辞書の単語を検索する辞書検索部と、前記
    接続情報に基づいて検索された単語間の接続の可否を判
    定し、接続可能な単語を候補とする接続判断部を備え、
    前記読みの文字列を漢字かな混じり文に変換する表示す
    るかな漢字変換システムにおいて、前記付属語から始まる読みの文字列が読み入力部から入
    力された場合に、前記入力文字列の変換開始文節につい
    て付属語として前記辞書検索部に付属語候補の検索及び
    前記接続判定部で接続の判断を行うように指示を与える
    付属語変換キーと、 前記入力文字列のある文節について文節の伸縮や文字種
    変換処理が行われたことを判別し、かつ当該処理が行な
    われた文節の後に文節が続くか否かを判別する判断部を
    備え、前記付属語変換キーによる付属語への変換指示があった
    場合又は前記判断部により、文節の伸縮や文字種変換処
    理が行われ、かつ当該処理が行なわれた文節の後に文節
    が続くことを判別した場合に、前記辞書検索部が、前記
    読みの入力文字列の変換開始文節の最初の単語又は 前記
    後に続く文節の最初の単語を自立語に接続可能な付属語
    として、前記辞書から対応する付属語の候補を検索し、 前記接続判断部が、前記付属語の候補に続く残りの入力
    文字列について、前記付属語の候補に接続可能な付属語
    が存在するかどうかを前記辞書及び前記接続情報に基づ
    いて判定して、前記付属語の候補に続く入力文字列を付
    属語に変換し、かつ前記付属語どうしを接続して1文節
    とする付属語変換処理機能を有する ことを特徴とするか
    な漢字変換システム。
  4. 【請求項4】 前記接続判断部は、前記読みの入力文字
    列の残りの文字列について、前記付属語の候補又は変換
    した付属語に接続可能な付属語が存在するかを判定し、
    前記付属語が存在する場合、前記残りの文字列がなくな
    るまで前記付属語変換処理を行うことを特徴とする請求
    項3に記載のかな漢字変換システム。
  5. 【請求項5】 前記付属語変換処理によって変換された
    付属語候補を記憶する付属語候補記憶部と、前記付属語
    候補記憶部に記憶された付属語候補を読み出す付属語読
    出部とを有し、 前記読み入力部から読みが入力されたときに、入力文字
    列の最初の文節について前記付属語候補記憶部に変換可
    能な付属語候補が存在するか否か検索し、一致した付属
    語候補がある場合には当該付属語候補を前記付属語読出
    部によって前記付属語候補記憶部から読み出し、読み出
    した前記付属語候補を前記入力文字列の最初の文節に対
    する第1候補として選択変換する付属語変換処理機能を
    有することを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載
    のかな漢字変換システム。
  6. 【請求項6】 前記入力文字列の最初の文節について、
    前記付属語候補記憶部からの読み出しによる付属語への
    変換を行なった場合に、変換開始位置を次の文節に自動
    的に移動することを特徴とする請求項5に記載のかな漢
    字変換システム。
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