JP3030790B2 - 電源アラーム回路 - Google Patents
電源アラーム回路Info
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- JP3030790B2 JP3030790B2 JP3225595A JP22559591A JP3030790B2 JP 3030790 B2 JP3030790 B2 JP 3030790B2 JP 3225595 A JP3225595 A JP 3225595A JP 22559591 A JP22559591 A JP 22559591A JP 3030790 B2 JP3030790 B2 JP 3030790B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の独立した電源回
路を備えた電源に於ける電源アラーム回路に関する。
路を備えた電源に於ける電源アラーム回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、複数の電源回路41
−1〜41−nにより複数の負荷にそれぞれ独立的に安
定化電力を供給する電源が知られている。同図に於い
て、42はスイッチングトランジスタ等を含む直流出力
部、43は制御部、44はアラーム回路、45はリセッ
トスイッチ、46は入力部である。
−1〜41−nにより複数の負荷にそれぞれ独立的に安
定化電力を供給する電源が知られている。同図に於い
て、42はスイッチングトランジスタ等を含む直流出力
部、43は制御部、44はアラーム回路、45はリセッ
トスイッチ、46は入力部である。
【0003】入力部46は、交流入力電圧或いは直流入
力電圧を、電源回路41−1〜41−n対応の直流電圧
として出力する構成を有し、各電源回路41−1〜41
−nは、制御部43からのオン,オフ制御信号に従って
直流出力部42は、入力された直流電圧のスイッチング
を行い、それを整流平滑化して負荷に供給し、その出力
電圧を制御部43に於いて検出し、設定値と比較してス
イッチングのオン時間等を制御して、出力電圧を安定化
させるものである。又アラーム回路44は、正常時は制
御部43を動作状態とするオン信号s1(“1”)を出
力し、過電圧や過電流等の異常時の検出信号s2によ
り、オン信号s1をオフ信号(“0”)として制御部4
3の動作を停止させるものである。
力電圧を、電源回路41−1〜41−n対応の直流電圧
として出力する構成を有し、各電源回路41−1〜41
−nは、制御部43からのオン,オフ制御信号に従って
直流出力部42は、入力された直流電圧のスイッチング
を行い、それを整流平滑化して負荷に供給し、その出力
電圧を制御部43に於いて検出し、設定値と比較してス
イッチングのオン時間等を制御して、出力電圧を安定化
させるものである。又アラーム回路44は、正常時は制
御部43を動作状態とするオン信号s1(“1”)を出
力し、過電圧や過電流等の異常時の検出信号s2によ
り、オン信号s1をオフ信号(“0”)として制御部4
3の動作を停止させるものである。
【0004】異常検出によりアラーム回路44からオフ
信号を出力した後、異常状態が回復し、リセットスイッ
チ45をオンとしてアラーム回路44にリセット信号を
加えると、アラーム回路44はリセット動作により初期
状態に戻り、それによって、オン信号s1(“1”)を
送出するから、制御部43は動作を再開して、負荷に安
定化電力を供給することができる。
信号を出力した後、異常状態が回復し、リセットスイッ
チ45をオンとしてアラーム回路44にリセット信号を
加えると、アラーム回路44はリセット動作により初期
状態に戻り、それによって、オン信号s1(“1”)を
送出するから、制御部43は動作を再開して、負荷に安
定化電力を供給することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】電源回路41−1〜
41−n対応にリセットスイッチ45を設けて、異常検
出によるアラーム回路44をリセットする従来例の構成
に於いて、電源回路41−1〜41−nが多数の場合に
は、異常検出により動作を停止した電源回路41−1〜
41−nを見つけるのが容易でない欠点がある。そこ
で、各電源回路41−1〜41−nのアラーム回路44
に共通のリセット信号を加える構成が提案された。即
ち、リセットスイッチ45を複数の電源回路41−1〜
41−nのアラーム回路44に対して1個設けて、共通
のリセット信号を加えるものである。
41−n対応にリセットスイッチ45を設けて、異常検
出によるアラーム回路44をリセットする従来例の構成
に於いて、電源回路41−1〜41−nが多数の場合に
は、異常検出により動作を停止した電源回路41−1〜
41−nを見つけるのが容易でない欠点がある。そこ
で、各電源回路41−1〜41−nのアラーム回路44
に共通のリセット信号を加える構成が提案された。即
ち、リセットスイッチ45を複数の電源回路41−1〜
41−nのアラーム回路44に対して1個設けて、共通
のリセット信号を加えるものである。
【0006】その場合に、正常動作の電源回路のアラー
ム回路44にもリセット信号が加えられ、一旦初期状態
に戻る過程において正常時のオン信号が一瞬停止するこ
とになる。即ち、制御部43の動作が一瞬停止し、直流
出力部42から負荷に供給する電力の瞬断が生じる欠点
がある。本発明は、このような共通のリセット信号を加
えても、正常動作の電源回路の動作の瞬断が生じないよ
うにすることを目的とする。
ム回路44にもリセット信号が加えられ、一旦初期状態
に戻る過程において正常時のオン信号が一瞬停止するこ
とになる。即ち、制御部43の動作が一瞬停止し、直流
出力部42から負荷に供給する電力の瞬断が生じる欠点
がある。本発明は、このような共通のリセット信号を加
えても、正常動作の電源回路の動作の瞬断が生じないよ
うにすることを目的とする。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の電源アラー
ム回路は、図1を参照して説明すると、負荷に安定化電
力を供給する為の直流出力部2と制御部3と、この制御
部3に正常時はオン信号を加えて動作状態とし、異常検
出時にオフ信号を加えて動作を停止させるアラーム回路
4とをそれぞれ含む複数の電源回路1−1〜1−nを備
えた電源に於いて、複数の電源回路1−1〜1−nのア
ラーム回路4に、リセットスイッチ5等により共通のリ
セット信号を加えた時に、オフ信号を送出したアラーム
回路のみリセットされ、正常時のオン信号を送出したア
ラーム回路は、このオン信号によりアラーム信号をマス
クする構成を設けたものである。
ム回路は、図1を参照して説明すると、負荷に安定化電
力を供給する為の直流出力部2と制御部3と、この制御
部3に正常時はオン信号を加えて動作状態とし、異常検
出時にオフ信号を加えて動作を停止させるアラーム回路
4とをそれぞれ含む複数の電源回路1−1〜1−nを備
えた電源に於いて、複数の電源回路1−1〜1−nのア
ラーム回路4に、リセットスイッチ5等により共通のリ
セット信号を加えた時に、オフ信号を送出したアラーム
回路のみリセットされ、正常時のオン信号を送出したア
ラーム回路は、このオン信号によりアラーム信号をマス
クする構成を設けたものである。
【0008】
【作用】複数の電源回路1−1〜1−nの各アラーム回
路4は、制御部3に、正常時はオン信号(“1”)、異
常検出時はオフ信号(“0”)を加えるものであり、又
マスク機能として図1に於いてはインヒビット回路6を
設けた場合を示し、リセットスイッチ5等による共通の
リセット信号が加えられた時、正常動作の電源回路に於
けるアラーム回路4は、このリセット信号をオン信号
(“1”)によってインヒビット回路6等によりマスク
するから、リセットが行われることはない。従って、一
瞬の動作停止も生じないことになる。又異常検出のアラ
ーム回路は、オン信号(“1”)を送出していないか
ら、共通のリセット信号によりリセットされ、それによ
って、アラーム回路4からオン信号が送出されるから、
制御部3は直流出力部2の制御動作を再開することにな
る。
路4は、制御部3に、正常時はオン信号(“1”)、異
常検出時はオフ信号(“0”)を加えるものであり、又
マスク機能として図1に於いてはインヒビット回路6を
設けた場合を示し、リセットスイッチ5等による共通の
リセット信号が加えられた時、正常動作の電源回路に於
けるアラーム回路4は、このリセット信号をオン信号
(“1”)によってインヒビット回路6等によりマスク
するから、リセットが行われることはない。従って、一
瞬の動作停止も生じないことになる。又異常検出のアラ
ーム回路は、オン信号(“1”)を送出していないか
ら、共通のリセット信号によりリセットされ、それによ
って、アラーム回路4からオン信号が送出されるから、
制御部3は直流出力部2の制御動作を再開することにな
る。
【0009】
【実施例】図2は本発明の一実施例の要部回路図であ
り、図1の複数の電源回路1−1〜1−nのアラーム回
路4の要部を示す。同図に於いて、11−1,11−4
は4個の電源回路対応のアラーム回路の中の2個のアラ
ーム回路を示し、12はアラーム検出用の比較器、13
はサイリスタ、14はトランジスタ、15はリセット用
の比較器、16はマスク用のインバータ、17はリセッ
トスイッチ、R1〜R10は抵抗、C1はコンデンサ、
PD1〜PD4は発光ダイオード、PT1,PT4はホ
トトランジスタであり、発光ダイオードPD1とホトト
ランジスタPT1とによりホトカプラが構成され、同様
に、発光ダイオードPD4とホトトランジスタPT4と
によりホトカプラが構成されている。
り、図1の複数の電源回路1−1〜1−nのアラーム回
路4の要部を示す。同図に於いて、11−1,11−4
は4個の電源回路対応のアラーム回路の中の2個のアラ
ーム回路を示し、12はアラーム検出用の比較器、13
はサイリスタ、14はトランジスタ、15はリセット用
の比較器、16はマスク用のインバータ、17はリセッ
トスイッチ、R1〜R10は抵抗、C1はコンデンサ、
PD1〜PD4は発光ダイオード、PT1,PT4はホ
トトランジスタであり、発光ダイオードPD1とホトト
ランジスタPT1とによりホトカプラが構成され、同様
に、発光ダイオードPD4とホトトランジスタPT4と
によりホトカプラが構成されている。
【0010】正常時は、アラーム信号ALM1,ALM
4はローレベルであるから、比較器12の出力はローレ
ベルとなり、サイリスタ13はオフとなる。又リセット
スイッチ17をオフとすると、ホトダイオードPD1〜
PD4は発光しないから、ホトトランジスタPT1,P
T4はオフであり、比較器15の−端子には、抵抗R
6,R7により電圧+Vが分圧されて加えられ、又+端
子は抵抗R9を介して接地されるから、比較器15の出
力はローレベルとなり、トランジスタ14はオフとな
る。従って、オン信号S1,S4は“1”となる。この
“1”のオン信号S1,S4は、電源回路の制御部3に
加えられて動作状態となり、直流出力部2が制御される
(図1参照)。
4はローレベルであるから、比較器12の出力はローレ
ベルとなり、サイリスタ13はオフとなる。又リセット
スイッチ17をオフとすると、ホトダイオードPD1〜
PD4は発光しないから、ホトトランジスタPT1,P
T4はオフであり、比較器15の−端子には、抵抗R
6,R7により電圧+Vが分圧されて加えられ、又+端
子は抵抗R9を介して接地されるから、比較器15の出
力はローレベルとなり、トランジスタ14はオフとな
る。従って、オン信号S1,S4は“1”となる。この
“1”のオン信号S1,S4は、電源回路の制御部3に
加えられて動作状態となり、直流出力部2が制御される
(図1参照)。
【0011】前述のような正常時に於いて、リセットス
イッチ17をオンとすると、+Vの電圧が抵抗R10を
介して直列接続のホトダイオードPD1〜PD4に印加
されて発光するから、ホトトランジスタPT1,PT4
はオンとなり、比較器15の+端子に、抵抗R8,R9
により電圧+Vを分圧した電圧が加えられ、この分圧電
圧を、抵抗R6,R7による分圧電圧より高く設定して
おくと、比較器15の出力はハイレベルとなるが、イン
バータ16の出力が比較器15の+端子に加えられ、こ
の正常時には、インバータ16の出力は、“1”のオン
信号S1を反転した“0”となるから、比較器15の出
力はローレベルを維持することになる。従って、トラン
ジスタ14はオフのままとなり、リセットスイッチ17
による共通のリセット信号はオン信号S1,S4により
マスクされることになる。
イッチ17をオンとすると、+Vの電圧が抵抗R10を
介して直列接続のホトダイオードPD1〜PD4に印加
されて発光するから、ホトトランジスタPT1,PT4
はオンとなり、比較器15の+端子に、抵抗R8,R9
により電圧+Vを分圧した電圧が加えられ、この分圧電
圧を、抵抗R6,R7による分圧電圧より高く設定して
おくと、比較器15の出力はハイレベルとなるが、イン
バータ16の出力が比較器15の+端子に加えられ、こ
の正常時には、インバータ16の出力は、“1”のオン
信号S1を反転した“0”となるから、比較器15の出
力はローレベルを維持することになる。従って、トラン
ジスタ14はオフのままとなり、リセットスイッチ17
による共通のリセット信号はオン信号S1,S4により
マスクされることになる。
【0012】又異常時にはアラーム信号ALM1,AL
M4はハイレベルとなるもので、例えば、アラーム信号
ALM1がハイレベルになったとすると、アラーム回路
11−1の比較器12の出力はハイレベルとなり、サイ
リスタ13はオンとなる。従って、オン信号S1は
“0”となる。即ち、オフ信号となり、電源回路の制御
部3は動作を停止することになる。
M4はハイレベルとなるもので、例えば、アラーム信号
ALM1がハイレベルになったとすると、アラーム回路
11−1の比較器12の出力はハイレベルとなり、サイ
リスタ13はオンとなる。従って、オン信号S1は
“0”となる。即ち、オフ信号となり、電源回路の制御
部3は動作を停止することになる。
【0013】この状態に於いて、異常状態が回復してア
ラーム信号ALM1がローレベルとなっても、サイリス
タ13はオン状態を継続するから、オン信号S1は
“0”のままとなる。そこで、リセットスイッチ17を
オンとして共通のリセット信号を各アラーム回路11−
1,11−4に加えると、ホトトランジスタPT1,P
T4はオンとなり、比較器15の+端子に、抵抗R8,
R9による分圧電圧が加えられる。その時、アラーム回
路11−1ではオン信号S1が“0”であるから、イン
バータ16の出力はハイレベルとなり、又アラーム回路
11−4ではオン信号S4が“1”であるから、インバ
ータ16の出力はローレベルとなっている。従って、ア
ラーム回路11−1の比較器15の出力はハイレベルと
なり、トランジスタ14がオンとなり、オン状態のサイ
リスタ13をバイパスするから、サイリスタ13はオフ
状態に復帰する。
ラーム信号ALM1がローレベルとなっても、サイリス
タ13はオン状態を継続するから、オン信号S1は
“0”のままとなる。そこで、リセットスイッチ17を
オンとして共通のリセット信号を各アラーム回路11−
1,11−4に加えると、ホトトランジスタPT1,P
T4はオンとなり、比較器15の+端子に、抵抗R8,
R9による分圧電圧が加えられる。その時、アラーム回
路11−1ではオン信号S1が“0”であるから、イン
バータ16の出力はハイレベルとなり、又アラーム回路
11−4ではオン信号S4が“1”であるから、インバ
ータ16の出力はローレベルとなっている。従って、ア
ラーム回路11−1の比較器15の出力はハイレベルと
なり、トランジスタ14がオンとなり、オン状態のサイ
リスタ13をバイパスするから、サイリスタ13はオフ
状態に復帰する。
【0014】又アラーム回路11−4は、比較器15の
出力がローレベルを維持するから、トランジスタ14は
オフのままであり、オン信号S4は“1”を継続し、一
瞬も“0”となることがない。即ち、オン信号S4によ
り共通のリセット信号がマスクされたことになる。
出力がローレベルを維持するから、トランジスタ14は
オフのままであり、オン信号S4は“1”を継続し、一
瞬も“0”となることがない。即ち、オン信号S4によ
り共通のリセット信号がマスクされたことになる。
【0015】図3は本発明の他の実施例の要部回路図で
あり、1個のアラーム回路或いは複数のアラーム回路を
共通化した構成に相当し、21はリセットスイッチ、2
2は比較器、23はインバータ、24はトランジスタ、
25はリセット端子RS付きのラッチ回路、26はラッ
チ回路、27〜30はダイオード、R11〜R18は抵
抗、A1〜A4はアラーム信号、SA1〜SA4はオン
信号或いは外部へのアラーム信号である。
あり、1個のアラーム回路或いは複数のアラーム回路を
共通化した構成に相当し、21はリセットスイッチ、2
2は比較器、23はインバータ、24はトランジスタ、
25はリセット端子RS付きのラッチ回路、26はラッ
チ回路、27〜30はダイオード、R11〜R18は抵
抗、A1〜A4はアラーム信号、SA1〜SA4はオン
信号或いは外部へのアラーム信号である。
【0016】ラッチ回路25に加えられるアラーム信号
A1〜A4は、正常時に“0”、異常時に“1”とする
と、ラッチ回路26は反転出力のラッチ回路の構成と
し、反対に正常時に“1”、異常時に“0”とすると、
ラッチ回路26は通常のラッチ回路の構成とすることに
なる。又ラッチ回路25のリセット端子RSがトランジ
スタ24のコレクタに接続され、トランジスタ24がオ
ンとなって、コレクタが“0”となると、ラッチ回路2
5のリセットが行われる。
A1〜A4は、正常時に“0”、異常時に“1”とする
と、ラッチ回路26は反転出力のラッチ回路の構成と
し、反対に正常時に“1”、異常時に“0”とすると、
ラッチ回路26は通常のラッチ回路の構成とすることに
なる。又ラッチ回路25のリセット端子RSがトランジ
スタ24のコレクタに接続され、トランジスタ24がオ
ンとなって、コレクタが“0”となると、ラッチ回路2
5のリセットが行われる。
【0017】4個の電源回路のアラーム回路を共通化し
た場合、各電源回路の制御部からのアラーム信号A1〜
A4がラッチ回路25に加えられ、又オン信号SA1〜
SA4がそれぞれの制御部に加えられ、オン信号SA1
〜SA4が“1”の時に動作状態となる。その場合、ダ
イオード27〜30は逆バイアス状態となるから、イン
バータ23の入力は抵抗R14を介して電圧+Vが加え
られ、その出力はローレベルとなる。又比較器22の−
端子に抵抗R18,R13により+Vの電圧が分圧され
て加えられ、リセットスイッチ21がオフの時は、比較
器22の+端子は抵抗R12を介して接地されるから、
比較器22の出力はローレベルとなり、トランジスタ2
4はオフとなる。
た場合、各電源回路の制御部からのアラーム信号A1〜
A4がラッチ回路25に加えられ、又オン信号SA1〜
SA4がそれぞれの制御部に加えられ、オン信号SA1
〜SA4が“1”の時に動作状態となる。その場合、ダ
イオード27〜30は逆バイアス状態となるから、イン
バータ23の入力は抵抗R14を介して電圧+Vが加え
られ、その出力はローレベルとなる。又比較器22の−
端子に抵抗R18,R13により+Vの電圧が分圧され
て加えられ、リセットスイッチ21がオフの時は、比較
器22の+端子は抵抗R12を介して接地されるから、
比較器22の出力はローレベルとなり、トランジスタ2
4はオフとなる。
【0018】ラッチ回路26を反転出力のラッチ回路と
した場合に、電源回路の一つ或いは複数に異常が発生し
てアラーム信号の一つ或いは複数が“1”となると、ラ
ッチ回路25にこの“1”のアラーム信号がラッチされ
る。例えば、アラーム信号A1が“1”となったとする
と、ラッチ回路25にラッチされ、そのラッチ出力がラ
ッチ回路26にラッチされ、反転されて“0”のオン信
号SA1となり、他のオン信号SA2〜SA4は“1”
のままとなる。
した場合に、電源回路の一つ或いは複数に異常が発生し
てアラーム信号の一つ或いは複数が“1”となると、ラ
ッチ回路25にこの“1”のアラーム信号がラッチされ
る。例えば、アラーム信号A1が“1”となったとする
と、ラッチ回路25にラッチされ、そのラッチ出力がラ
ッチ回路26にラッチされ、反転されて“0”のオン信
号SA1となり、他のオン信号SA2〜SA4は“1”
のままとなる。
【0019】次に異常状態が回復してアラーム信号A1
が“0”となり、リセットスイッチ21をオンとする
と、抵抗R11,R12により+Vの電圧が分圧されて
比較器22の+端子に加えられ、その時、ラッチ回路2
6からのオン信号SA1は前の“0”の状態を維持して
いるから、ダイオード27を介してインバータ23の入
力はローレベルとなる。従って、インバータ23の出力
はハイレベルとなり、比較器22の出力はハイレベルと
なる。それによって、トランジスタ24はオンとなるか
ら、ラッチ回路25のリセット端子RSにローレベルの
リセット信号が加えられ、ラッチ回路25はリセットさ
れる。即ち、リセットスイッチ21をオンとすることに
より、共通のリセット信号を加えることができる。
が“0”となり、リセットスイッチ21をオンとする
と、抵抗R11,R12により+Vの電圧が分圧されて
比較器22の+端子に加えられ、その時、ラッチ回路2
6からのオン信号SA1は前の“0”の状態を維持して
いるから、ダイオード27を介してインバータ23の入
力はローレベルとなる。従って、インバータ23の出力
はハイレベルとなり、比較器22の出力はハイレベルと
なる。それによって、トランジスタ24はオンとなるか
ら、ラッチ回路25のリセット端子RSにローレベルの
リセット信号が加えられ、ラッチ回路25はリセットさ
れる。即ち、リセットスイッチ21をオンとすることに
より、共通のリセット信号を加えることができる。
【0020】それにより、ラッチ出力は総て“0”とな
り、ラッチ回路26はこれを反転して出力するから、オ
ン信号SA1は再び“1”となり、他のオン信号SA2
〜SA4は“1”を継続することになる。従って、オン
信号SA1が加えられる電源回路の制御部の動作が再開
されて負荷に安定化電力が供給される。又他のオン信号
SA2〜SA4が加えられる電源回路の制御部は、オン
信号SA2〜SA4が変化しないから、瞬断を生じるこ
とはない。
り、ラッチ回路26はこれを反転して出力するから、オ
ン信号SA1は再び“1”となり、他のオン信号SA2
〜SA4は“1”を継続することになる。従って、オン
信号SA1が加えられる電源回路の制御部の動作が再開
されて負荷に安定化電力が供給される。又他のオン信号
SA2〜SA4が加えられる電源回路の制御部は、オン
信号SA2〜SA4が変化しないから、瞬断を生じるこ
とはない。
【0021】又図3に示す構成を複数個設けて、リセッ
トスイッチ21を共通的に設けることにより、全アラー
ム回路に対して共通のリセット信号を加えることができ
る。その場合、オン信号SA1〜SA4が“1”である
と、インバータ23の出力がローレベルであるから、比
較器22の+端子に抵抗R11,R12による分圧電圧
が加えられても、−端子に加えられる抵抗R18,R1
3による分圧電圧より低い値に維持され、比較器22の
出力はローレベルを維持することになる。従って、ラッ
チ回路25のリセットは行われないことになる。
トスイッチ21を共通的に設けることにより、全アラー
ム回路に対して共通のリセット信号を加えることができ
る。その場合、オン信号SA1〜SA4が“1”である
と、インバータ23の出力がローレベルであるから、比
較器22の+端子に抵抗R11,R12による分圧電圧
が加えられても、−端子に加えられる抵抗R18,R1
3による分圧電圧より低い値に維持され、比較器22の
出力はローレベルを維持することになる。従って、ラッ
チ回路25のリセットは行われないことになる。
【0022】本発明は前述の各実施例にのみ限定される
ものではなく、種々付加変更することができるものであ
り、又複数の電源回路の直流出力部は、既に知られてい
る各種の構成を用いることができるものである。
ものではなく、種々付加変更することができるものであ
り、又複数の電源回路の直流出力部は、既に知られてい
る各種の構成を用いることができるものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、制御部
3に、正常時はオン信号を加えて動作状態とし、異常検
出時にオフ信号を加えて動作を停止させるアラーム回路
4に、共通のリセット信号を加えた時、オン信号により
リセット信号をマスクする構成を設けたもので、複数の
電源回路1−1〜1−nのアラーム回路4に1個のリセ
ットスイッチ等による共通のリセット信号を加えた時、
異常検出のアラーム回路4のみリセット動作を行わせる
ことができ、リセットの操作が簡単となる利点がある。
3に、正常時はオン信号を加えて動作状態とし、異常検
出時にオフ信号を加えて動作を停止させるアラーム回路
4に、共通のリセット信号を加えた時、オン信号により
リセット信号をマスクする構成を設けたもので、複数の
電源回路1−1〜1−nのアラーム回路4に1個のリセ
ットスイッチ等による共通のリセット信号を加えた時、
異常検出のアラーム回路4のみリセット動作を行わせる
ことができ、リセットの操作が簡単となる利点がある。
【0024】更に、正常動作のアラーム回路4は、リセ
ット信号がオン信号によりマスクされるから、リセット
動作が行われないことになり、従って、瞬断を生じるよ
うなことはなくなり、負荷に安定な電力を継続して供給
することができ、複数の電源回路1−1〜1−nからな
る電源の信頼性を向上することができる。
ット信号がオン信号によりマスクされるから、リセット
動作が行われないことになり、従って、瞬断を生じるよ
うなことはなくなり、負荷に安定な電力を継続して供給
することができ、複数の電源回路1−1〜1−nからな
る電源の信頼性を向上することができる。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例の要部回路図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部回路図である。
【図4】電源の説明図である。
1−1〜1−n 電源回路 2 直流出力部 3 制御部 4 アラーム回路 5 リセットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/00 G06F 1/26 H02J 1/00 309 H02J 1/10
Claims (1)
- 【請求項1】 負荷に安定化電力を供給する為の直流出
力部(2)と制御部(3)と、該制御部(3)に正常時
はオン信号を加えて動作状態とし、異常検出時にオフ信
号を加えて動作を停止させるアラーム回路(4)とをそ
れぞれ含む複数の電源回路(1−1〜1−n)を備えた
電源に於いて、 前記複数の電源回路(1−1〜1−n)の前記アラーム
回路(4)に共通のリセット信号を加えた時に、前記オ
フ信号を送出したアラーム回路のみリセットされ、正常
時の前記オン信号を送出したアラーム回路は、該オン信
号により前記リセット信号をマスクする構成を設けたこ
とを特徴とする電源アラーム回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3225595A JP3030790B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 電源アラーム回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3225595A JP3030790B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 電源アラーム回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05184137A JPH05184137A (ja) | 1993-07-23 |
JP3030790B2 true JP3030790B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=16831788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3225595A Expired - Fee Related JP3030790B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 電源アラーム回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030790B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3373991B2 (ja) * | 1995-12-14 | 2003-02-04 | 三菱電機株式会社 | インバータ装置 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP3225595A patent/JP3030790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05184137A (ja) | 1993-07-23 |
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