JP3030617U - スロットマシン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者にとって、遊技における眼精疲労の軽
減を図ることができるスロットマシンを提供する。 【解決手段】 筐体２の前面に設けたフロントパネル３
の中央に形成され、内部に３個の回転ドラムを収納する
表示窓４を、仕切り枠のない形態にし、表示窓４に一枚
ものの透明板６を嵌め込んで表示部を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、遊技メダルを投入口に投入し、ゲーム開始スイッチの操作により 複数の絵柄を変化させ、停止スイッチの操作により各絵柄の変化を停止させるス ロットマシンに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種のスロットマシンでは、投入口に遊技メダルを投入し、横３列に配 置された各回転ドラムを回転させ、停止スイッチのボタンを順次押して各回転ド ラムを停止し、停止後の回転ドラムの外周表面に表示された図柄の組合せに応じ て、所定の遊技メダルを賞出するようにしている。特に、これら横３列に配置し た回転ドラムの表示窓には、図２に示すように、各回転ドラムに表示された３列 ３行の合計９個の図柄の並びを判別し易くするための５本の入賞判別ライン８〜 １２が描かれるとともに、各回転ドラムを仕切る仕切り枠７が設けらている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、スロットマシンによる遊技は、回転ドラムの表示窓を注視しな がら、順次回転ドラムの停止ボタンを投入するため、かなりの集中力を要する。 上記したように、表示窓には各回転ドラムの仕切り枠が形成されているため、長 時間遊技をする場合には、ラインの並びが入賞しているか否かを確認する際に、 この仕切り枠の存在によって、遊技者の目視による集中を阻害し易く、眼精疲労 を感じやすいという問題点があった。

【０００４】 そこで、この考案は、遊技者にとって、遊技における眼精疲労の軽減を図るこ とができるスロットマシンを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

すなわち、この考案にかかるスロットマシンは、上記課題を解決するため、遊 技メダルを投入口に投入し、ゲーム開始スイッチの操作により横方向に並列設置 した各回転ドラムの表面に所定間隔で表示された複数の絵柄を変化させ、停止ス イッチの操作により各回転ドラムを停止させた時の絵柄の停止表示態様が予め定 めた所定の組合せである場合に、遊技者にとって有利な特別遊技を行わせるスロ ットマシンにおいて、上記各回転ドラムを収納し、各回転ドラム表面に表示され た絵柄が表示される筐体窓部を、隣接する回転ドラム間を仕切る仕切り枠のない 一枚窓で構成したことを特徴としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、図面に例示されている一例に基づいて本考案を具体的に説明する。 図１は本考案の一実施例の構成を示す正面図であり、このスロットマシン１は、 従来の機種と同様に、筐体２の前面にフロントパネル３が設けられており、フロ ントパネル３の中央には、１個の表示窓４が形成されている。表示窓４の内部に は、図示しない回転駆動装置により回転する３個の回転ドラムが収納されている 。表示窓４は、各回転ドラムの外周表面に描かれた図柄のうち、上下左右方向に ３行３列分の合計９個の表示が行われる大きさに形成されている。

【０００７】 表示窓４には、内部に収納された各回転ドラムを保護するための一枚ものの透 明板６が嵌め込まれているが、、この透明板６には、計５本の入賞ライン８，９ ，１０，１１，１２が表示されている。表示窓４の左横には、これら５本の入賞 ライン８〜１２のうち、入賞ラインを構成するか否かの判断をする賞ラインを、 遊技に供したメダル数に応じて表示する有効ライン表示ランプ部１５が設けられ ている。

【０００８】 上記スロットマシン１の表示窓４の右端斜め直下には、遊技メダルを投入する メダル投入口２０が設けられている。また、表示窓４の左端斜め下方には、各回 転ドラムの回転を始動させる始動スイッチ２１が、表示窓４の下方には、各回転 ドラムを停止させる停止スイッチ２２が設けられている。この停止スイッチ２２ の向かって右側には、クレジットメダルを遊技メダルとして機内に投入するため のクレジット投入スイッチ２３と、クレジットメダルを排出させるための清算ス イッチ２４とが配置されている。

【０００９】 また、スロットマシン１の下部には、入賞時の賞メダルを払い出す遊技メダル 払出口３０が設けられ、この遊技メダル払出口３０の下方には、排出されたメダ ルが溜まり込むメダル受け皿３１が設けられている。

【００１０】 また、スロットマシン１の上部には、役物入賞した際に、役物連続作動状態を 示す表示ランプ４０が設けられている。さらに、この表示ランプ４０と表示窓４ との間には、デジタル表示器１６が設けられている。このデジタル表示器１６は 、メダル投入口２０へ遊技メダルを投入して遊技を開始する毎にゲーム回数をカ ウントし、累積するゲーム回数を表示したり、特別遊技中のゲーム消化回数をカ ウントアップまたはカウントダウンして表示するものである。

【００１１】 この考案の実施例であるスロットマシンは、上記したように、各回転ドラムを 収納し、その外周表面に描かれた図柄が表示される表示窓４を、従来機のような 仕切り枠を無くした一枚窓として構成しており、入賞ライン８〜１２に沿って入 賞図柄を揃えるために、視線を表示窓４に集中して停止スイッチ２２を投入する 際、視野となる表示窓部がすっきりした状態となるので、遊技中の目視による疲 労蓄積を軽減することができる。ゲームを長時間継続して行う場合の眼精疲労は 、ゲームに夢中になっている場合程、本人に自覚されにくいものであるが、かか る構成によって得られる疲労軽減の度合いはかなり高いものである。

【００１２】

【考案の効果】

この考案のスロットマシンによれば、回転ドラムを収納し、その外周表面に描 かれた図柄が表示される表示窓部を、仕切り枠を無くした一枚窓として構成して いるので、ゲーム中の遊技者にとって視野の殆どを占める表示窓部がすっきりし た状態となり、遊技中の目視による疲労蓄積の軽減を図ることができるようにな った。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例であるスロットマシンの構成
を示す概略正面図である。

【図２】従来のスロットマシンの構成を示す概略正面図
である。

【符号の説明】

１ スロットマシン ２ 筐体 ３ フロントパネル ４ 表示窓 ６ 透明板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技メダルを投入口に投入し、ゲーム開
   始スイッチの操作により横方向に並列設置した各回転ド
   ラムの表面に所定間隔で表示された複数の絵柄を変化さ
   せ、停止スイッチの操作により各回転ドラムを停止させ
   た時の絵柄の停止表示態様が予め定めた所定の組合せで
   ある場合に、遊技者にとって有利な特別遊技を行わせる
   スロットマシンにおいて、 上記各回転ドラムを収納し、各回転ドラム表面に表示さ
   れた絵柄が表示される筐体窓部を、隣接する回転ドラム
   間を仕切る仕切り枠のない一枚窓で構成したことを特徴
   とするスロットマシン。