JP3561951B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、前方及び後方の各ガラス板を備えたガラス扉枠を遊技盤に対して開閉自在に設けたパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機の遊技盤に設けられ且つあたかも3列のベルトが回転するように電気的な変動表示を行う変動表示装置として、近年、液晶表示装置が数多く使用されるようになってきた。このような液晶表示装置においては、複数の図柄を外周面に描いた円筒状の回転ドラムを機械的に回転駆動する回転ドラム装置、あるいは複数の図柄を外周面に描いた回転ベルトを機械的に回転駆動する回転ベルト装置に比べて、装置の大幅な薄型化を招来し、しかも大当り遊技時には、ベルトの回転(変動)表示に換えて、大当り遊技状態を盛り上げる画像や大当り遊技の情報を報知する画像を表示画面に映し出すことで、遊技に対する興趣を盛り上げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のような液晶表示装置は、CRTの表示装置に比べてコストが高く、しかも表示画面の画質が劣るという問題を有していた。このため、液晶表示装置に比べてコストが安く且つ高画質なCRT表示装置を変動表示装置として使用することが考えられるが、CRT表示装置自体の奥行きが極めて厚いので、パチンコ機全体としての薄型化がなし得なかった。しかも、パチンコ島台に背向して設置される各パチンコ機間の設置間距離は、遊技場におけるパチンコ島台の占有面積の削減等から、必要最小限の値に設定されているので、CRT表示装置をパチンコ機に設ける場合には、パチンコ島台にパチンコ機が設置し得る薄型(小型)のCRT表示装置しか搭載し得ず、結果として、変動表示装置としての表示画面が小さくなるということが予想される。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、表示画面の大きなCRT表示装置を搭載してもパチンコ島台への設置が可能なパチンコ機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、
前方及び後方の各ガラス板を備えたガラス扉枠を遊技盤に対して開閉自在に設けたパチンコ機において、
前記遊技盤には、画像を表示し得るCRT表示装置を設け、前記後方ガラス板には、前記CRT表示装置の前端部を貫通し得る開口部を形成し、前記ガラス扉枠を閉じたときに前記CRT表示装置の前端面が前記開口部を貫通して前記前方ガラス板に対面するようにしたことを特徴とするものである。また、CRT表示装置に代えて液晶表示装置でも良い。
【0005】
【作用】
遊技盤には、画像を表示し得るCRT表示装置を設け、後方ガラス板には、前記CRT表示装置の前端部を貫通し得る開口部を形成し、ガラス扉枠を閉じたときに前記CRT表示装置の前端面が開口部を貫通して前方ガラス板に対面するようにしたので、表示画面の大きなCRT表示装置を搭載してもパチンコ機全体としての薄型化がなし得る。このため、低コスト且つ高画質で表示画面の大きなCRT表示装置を搭載したパチンコ機をパチンコ島台に設置することができる。また、CRT表示装置に代えて液晶表示装置を設けた場合には、従来、遊技盤とほぼ同一平面内に配置された液晶表示装置の表示画面を遊技者側に近付けることができるため、液晶表示装置による画像表示をより迫力のあるものとすることができると共に、液晶表示装置の後端部分を遊技盤の厚み内、又は少なくとも遊技盤の裏面に取り付けられる入賞玉集合カバーの空間内に収めることができるので、遊技盤の裏面構造を簡素化することができる。
【0006】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。まず、図1を参照して実施例に係るパチンコ機1の構成について説明する。図1は、パチンコ機1の正面図である。図において、パチンコ機1の額縁状に形成された前面枠2の開口には、金枠3が周設されている。そして、その金枠3には、本実施例の要部を構成するガラス扉枠4(開放状態を図示)と前面扉板5とが開閉自在に設けられている。なお、ガラス扉枠4の構成については後に詳述するものである。ガラス扉枠4の後方には、遊技盤6が配置され、前面扉板5の表面には、打球を貯留し、かつ図示しない打球発射位置に打球を供給する上皿7が固定されている。さらに、前面枠2の下方には、打球の発射力を調整する操作ハンドル8、前記上皿7に貯留しきれなかった景品玉を貯留する下皿9、及び灰皿10が設けられている。
【0007】
前記遊技盤6の前面には、ほぼ円状に設けられる誘導レール11によって区画された遊技領域12が形成されている。遊技領域12のほぼ中央には、本実施例の要部を構成するCRT表示装置(画像表示装置)13が配置されている。このCRT表示装置13は、後述する始動入賞口21a〜21cに入賞した入賞玉数を記憶した旨を報知する始動記憶表示器14と、3列の図柄列を変動表示し得るCRTセット15(陰極管)とを含んでいる。始動記憶表示器14は、CRTセット15の変動表示中又は大当り状態中のときに打球が始動入賞口21a〜21cに入賞したときに記憶保留され、その保留された数だけ始動記憶表示器14が点灯し、CRTセット15の変動開始毎に1つずつ消灯するようになっている。ただし、その記憶数は、最高4個までとされ、それ以上の始動入賞は、無効とされる。なお、CRTセット15に表示される図柄列は、遊技者から見て3つ見えるようになっており、したがって、3つの図柄列が停止したときに縦横3つずつの図柄が表示されることになる。そして、横3本及び斜め2本の当りライン上に予め定めた図柄(例えば、同一図柄)が表示されているときには、大当り遊技状態となり、後述するように変動入賞装置16を駆動制御して短時間に多数の入賞玉が発生するようになっている。
【0008】
また、上記CRT表示装置13の下方には、変動入賞装置16が配置されている。変動入賞装置16は、開閉板17を有しており、その開閉板17がアタッカーソレノイド18によって開閉駆動されるようになっている。また、変動入賞装置16には、開閉板17が開放した状態で受け入れた入賞玉を検出する入賞玉数検出スイッチ19と開閉板17内に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉を検出するV入賞玉検出スイッチ20とが設けられている。上記のように構成される変動入賞装置16は、前記大当り遊技状態となったときに開閉板17が一定時間(例えば、30秒)経過するまで、あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放し、そのような開放状態をV入賞口に入賞玉が入賞することを条件として所定回数(例えば、16回)繰り返すようになっている。そして、入賞玉数検出スイッチ19は、開閉板17の1回の開放中に受け入れられる入賞玉数を計数するために使用され、V入賞玉検出スイッチ20は、開閉板17が繰り返して開放される条件を検出するために使用されるものである。
【0009】
また、遊技領域12には、始動入賞口21a〜21cが設けられている。この始動入賞口21a〜21cは、CRT表示装置13の図柄列の変動表示を許容するものであり、このため、始動入賞口21a〜21cは、それぞれ打球の入賞を検出する始動入賞玉検出スイッチ22a〜22cを内蔵している。また、始動入賞口21aは、CRT表示装置13と変動入賞装置16との間に、始動入賞口21b・21cは、変動入賞装置16の開閉板17の左右にそれぞれ配置されている。
【0010】
さらに、遊技領域12には、CRT表示装置13の上部及び両側に入賞口23a〜23cが設けられ、変動入賞装置12の斜め上方左右に入賞口23d・23eが設けられている。これらの入賞口23a〜23eには、図示しないが各種の遊技状態に応じて点灯したり点滅したりする動作ランプが内蔵されている。また、遊技領域12の左右両側には、大当り遊技状態となったときに点滅してその旨を遊技者に報知する大当りランプ24a・24bも配置されている。また、遊技領域12の最下方には、上記した入賞口等に入賞しない打球が回収されるアウト口25も設けられている。
【0011】
次に、本実施例の要部を構成するガラス扉枠4の構成について説明する。ガラス扉枠4は、その裏面に前後の各ガラス収納溝40a・40bを所定間隔にて条設した額縁状のガラス保持枠40を備えており、該ガラス保持枠40の各ガラス収納溝40a・40bには、それぞれ前方及び後方の各ガラス板41・42が上方から収納されるようになっている。また、後方ガラス板42には、図2に示すように、前記CRT表示装置13の前端部を貫通し得る開口部42aを形成し、前記ガラス扉枠4を閉じたときに前記CRT表示装置13の前端面である透明な保護板13aを前記前方ガラス板41に対面させるようになっている。このため、従来のように、前記CRT表示装置13を後方ガラス板42の後面側に保護板13aを対面させた状態(図2に一点鎖線で示す)に比べて、本実施例では、前方及び後方の各ガラス板41・42間の距離に相当する距離LだけCRT表示装置13の後端部13bが前方側に移動されて遊技盤6に取り付けられるようになっている。
【0012】
次に、図3を参照して本実施例のパチンコ機1を設置するパチンコ島台30の構成について説明する。パチンコ島台30は、木製や金属製の支柱でほぼ直方体状に骨組み形成され、その長手方向に沿って多数のパチンコ機1を背向列設するようになっている。そして、各パチンコ機1の上部には、呼出ランプ装置(図示しない)が取り付けられる上部装飾板31がパチンコ島台30の長手方向に沿って張り付けられ、その上部装飾板31の上部に複数の幕板32が開閉自在に設けられている。1つの幕板32は、パチンコ機1の2、3台分に対応する長さを有し、一般的に模様や図柄が描かれてパチンコ島台30の装飾効果を高めるようになっている。また、幕板32は、パチンコ島台30の内部上方に配置される補給樋(図示しない)で玉詰まり等のトラブルが生じたときに開放して、迅速にそのトラブルに対応できるようにしている。また、前記上部装飾板31に取り付けられる呼出ランプ装置は、パチンコ島台30に設置される各パチンコ機1にそれぞれ対応するように設けられると共に、近年においては、内蔵されるランプを被覆するランプカバーの形状や色彩にいろいろなデザインを付与して、その装飾効果を高めている。一方、パチンコ島台30の下部には、腰板33が張り付けられ、この腰板33と前記パチンコ機1の下部との間にパチンコ島台30にほぼ直交するように外側に向かって突設されるカウンター台34が設けられている。
【0013】
ところで、上記のようなパチンコ島台30に背向して設置される各パチンコ機1・1間の設置間距離Wは、遊技場におけるパチンコ島台30の占有面積の削減等から、必要最小限の値に設定されている。これに対して、本実施例のパチンコ機1では、前述のようにCRT表示装置13が従来の配置状態(図2及び図3に一点鎖線で示す)から距離Lだけ前方側に移動されて遊技盤6に取り付けられている。このため、従来の配置状態では、各後端部13b・13bが干渉し合ってパチンコ島台30にパチンコ機1が設置し得ない奥行きの広い(大型の)CRT表示装置13でも、本実施例のように後方ガラス板42に開口部42aを設けて配置位置を前方側に距離Lだけ移動させ、各後端部13b・13b間を距離2L広めた構造を採った場合には、各後端部13b・13b間での干渉が回避でき、結果として、表示画面の大きなCRT表示装置13を搭載したパチンコ機1をパチンコ島台30に設置することができる。
【0014】
以上のように、本実施例に係るパチンコ機1は、遊技盤6には、画像を表示し得るCRT表示装置13を設け、後方ガラス板42には、前記CRT表示装置13の前端部を貫通し得る開口部42aを形成し、ガラス扉枠4を閉じたときに前記CRT表示装置13の保護板13aを前方ガラス板41に対面させたので、表示画面の大きなCRT表示装置13を搭載してもパチンコ機1全体としての薄型化がなし得る。このため、低コスト且つ高画質で表示画面の大きなCRT表示装置13を搭載したパチンコ機1をパチンコ島台30に設置することができる。
【0015】
なお、上記実施例は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施例では、入賞口へのパチンコ玉の入賞に伴って景品玉を払い出す単なるパチンコ機について例示しているが、入賞の組合せによって成立する得点に対応して景品玉を払い出すアレンジ式のパチンコ機であっても構わない。また、上記実施例では、CRT表示装置を遊技に係る図柄を電気的に変動表示する変動表示装置として適用しているが、特にこれに限定するものではなく、遊技内容や遊技場等の情報画像、あるいはテレビやビデオ等の映像画像を表示する画像表示装置として適用することも可能である。
【0016】
なお、本実施例中に記載のガラス板41・42は、それぞれ1枚板に限定するものではなく、複数のガラス板を合成樹脂製の枠に前後から貼り合せてなる複層ガラスセットであっても良い。また、これらの各ガラス板41・42とは、ガラス材料からなるものだけを限定する記載ではなく、合成樹脂等の透明板材を含んだものとする。さらには、本実施例に記載した後方ガラス板42に開口部42aを形成して、表示装置の前端が前方ガラス板41に対面される技術思想は、液晶表示装置(他の表示装置でも良い)にも応用することができる。この場合では、従来、遊技盤とほぼ同一平面内に配置された液晶表示装置の表示画面を遊技者側に近付けることができるため、液晶表示装置による画像表示をより迫力のあるものとすることができると共に、液晶表示装置の後端部分を遊技盤の厚み内、又は少なくとも遊技盤の裏面に取り付けられる入賞玉集合カバーの空間内に収めることができるので、遊技盤の裏面構造を簡素化することができる。さらに、上記した技術思想をセンター役物にも応用することができる。この場合には、センター役物内の入賞玉の動きや可動部材の動きをより近くで視認できるため、従来とは異なる興趣を遊技者に与えることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、遊技盤には、画像を表示し得るCRT表示装置を設け、後方ガラス板には、前記CRT表示装置の前端部を貫通し得る開口部を形成し、ガラス扉枠を閉じたときに前記CRT表示装置の前端面が開口部を貫通して前方ガラス板に対面するようにしたので、表示画面の大きなCRT表示装置を搭載してもパチンコ機全体としての薄型化がなし得る。このため、低コスト且つ高画質で表示画面の大きなCRT表示装置を搭載したパチンコ機をパチンコ島台に設置することができる。また、CRT表示装置に代えて液晶表示装置を設けた場合には、従来、遊技盤とほぼ同一平面内に配置された液晶表示装置の表示画面を遊技者側に近付けることができるため、液晶表示装置による画像表示をより迫力のあるものとすることができると共に、液晶表示装置の後端部分を遊技盤の厚み内、又は少なくとも遊技盤の裏面に取り付けられる入賞玉集合カバーの空間内に収めることができるので、遊技盤の裏面構造を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるCRT表示装置が適用されるパチンコ機の正面図である。
【図2】上記パチンコ機でのCRT表示装置の配置位置を示す要部断面図である。
【図3】上記パチンコ機が適用されるパチンコ島台の断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
4 ガラス扉枠
6 遊技盤
13 CRT表示装置(画像表示装置)
13a 保護板(前端面)
41 前方ガラス板
42 後方ガラス板
42a 開口部
【産業上の利用分野】
本発明は、前方及び後方の各ガラス板を備えたガラス扉枠を遊技盤に対して開閉自在に設けたパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機の遊技盤に設けられ且つあたかも3列のベルトが回転するように電気的な変動表示を行う変動表示装置として、近年、液晶表示装置が数多く使用されるようになってきた。このような液晶表示装置においては、複数の図柄を外周面に描いた円筒状の回転ドラムを機械的に回転駆動する回転ドラム装置、あるいは複数の図柄を外周面に描いた回転ベルトを機械的に回転駆動する回転ベルト装置に比べて、装置の大幅な薄型化を招来し、しかも大当り遊技時には、ベルトの回転(変動)表示に換えて、大当り遊技状態を盛り上げる画像や大当り遊技の情報を報知する画像を表示画面に映し出すことで、遊技に対する興趣を盛り上げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のような液晶表示装置は、CRTの表示装置に比べてコストが高く、しかも表示画面の画質が劣るという問題を有していた。このため、液晶表示装置に比べてコストが安く且つ高画質なCRT表示装置を変動表示装置として使用することが考えられるが、CRT表示装置自体の奥行きが極めて厚いので、パチンコ機全体としての薄型化がなし得なかった。しかも、パチンコ島台に背向して設置される各パチンコ機間の設置間距離は、遊技場におけるパチンコ島台の占有面積の削減等から、必要最小限の値に設定されているので、CRT表示装置をパチンコ機に設ける場合には、パチンコ島台にパチンコ機が設置し得る薄型(小型)のCRT表示装置しか搭載し得ず、結果として、変動表示装置としての表示画面が小さくなるということが予想される。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、表示画面の大きなCRT表示装置を搭載してもパチンコ島台への設置が可能なパチンコ機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、
前方及び後方の各ガラス板を備えたガラス扉枠を遊技盤に対して開閉自在に設けたパチンコ機において、
前記遊技盤には、画像を表示し得るCRT表示装置を設け、前記後方ガラス板には、前記CRT表示装置の前端部を貫通し得る開口部を形成し、前記ガラス扉枠を閉じたときに前記CRT表示装置の前端面が前記開口部を貫通して前記前方ガラス板に対面するようにしたことを特徴とするものである。また、CRT表示装置に代えて液晶表示装置でも良い。
【0005】
【作用】
遊技盤には、画像を表示し得るCRT表示装置を設け、後方ガラス板には、前記CRT表示装置の前端部を貫通し得る開口部を形成し、ガラス扉枠を閉じたときに前記CRT表示装置の前端面が開口部を貫通して前方ガラス板に対面するようにしたので、表示画面の大きなCRT表示装置を搭載してもパチンコ機全体としての薄型化がなし得る。このため、低コスト且つ高画質で表示画面の大きなCRT表示装置を搭載したパチンコ機をパチンコ島台に設置することができる。また、CRT表示装置に代えて液晶表示装置を設けた場合には、従来、遊技盤とほぼ同一平面内に配置された液晶表示装置の表示画面を遊技者側に近付けることができるため、液晶表示装置による画像表示をより迫力のあるものとすることができると共に、液晶表示装置の後端部分を遊技盤の厚み内、又は少なくとも遊技盤の裏面に取り付けられる入賞玉集合カバーの空間内に収めることができるので、遊技盤の裏面構造を簡素化することができる。
【0006】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。まず、図1を参照して実施例に係るパチンコ機1の構成について説明する。図1は、パチンコ機1の正面図である。図において、パチンコ機1の額縁状に形成された前面枠2の開口には、金枠3が周設されている。そして、その金枠3には、本実施例の要部を構成するガラス扉枠4(開放状態を図示)と前面扉板5とが開閉自在に設けられている。なお、ガラス扉枠4の構成については後に詳述するものである。ガラス扉枠4の後方には、遊技盤6が配置され、前面扉板5の表面には、打球を貯留し、かつ図示しない打球発射位置に打球を供給する上皿7が固定されている。さらに、前面枠2の下方には、打球の発射力を調整する操作ハンドル8、前記上皿7に貯留しきれなかった景品玉を貯留する下皿9、及び灰皿10が設けられている。
【0007】
前記遊技盤6の前面には、ほぼ円状に設けられる誘導レール11によって区画された遊技領域12が形成されている。遊技領域12のほぼ中央には、本実施例の要部を構成するCRT表示装置(画像表示装置)13が配置されている。このCRT表示装置13は、後述する始動入賞口21a〜21cに入賞した入賞玉数を記憶した旨を報知する始動記憶表示器14と、3列の図柄列を変動表示し得るCRTセット15(陰極管)とを含んでいる。始動記憶表示器14は、CRTセット15の変動表示中又は大当り状態中のときに打球が始動入賞口21a〜21cに入賞したときに記憶保留され、その保留された数だけ始動記憶表示器14が点灯し、CRTセット15の変動開始毎に1つずつ消灯するようになっている。ただし、その記憶数は、最高4個までとされ、それ以上の始動入賞は、無効とされる。なお、CRTセット15に表示される図柄列は、遊技者から見て3つ見えるようになっており、したがって、3つの図柄列が停止したときに縦横3つずつの図柄が表示されることになる。そして、横3本及び斜め2本の当りライン上に予め定めた図柄(例えば、同一図柄)が表示されているときには、大当り遊技状態となり、後述するように変動入賞装置16を駆動制御して短時間に多数の入賞玉が発生するようになっている。
【0008】
また、上記CRT表示装置13の下方には、変動入賞装置16が配置されている。変動入賞装置16は、開閉板17を有しており、その開閉板17がアタッカーソレノイド18によって開閉駆動されるようになっている。また、変動入賞装置16には、開閉板17が開放した状態で受け入れた入賞玉を検出する入賞玉数検出スイッチ19と開閉板17内に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉を検出するV入賞玉検出スイッチ20とが設けられている。上記のように構成される変動入賞装置16は、前記大当り遊技状態となったときに開閉板17が一定時間(例えば、30秒)経過するまで、あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放し、そのような開放状態をV入賞口に入賞玉が入賞することを条件として所定回数(例えば、16回)繰り返すようになっている。そして、入賞玉数検出スイッチ19は、開閉板17の1回の開放中に受け入れられる入賞玉数を計数するために使用され、V入賞玉検出スイッチ20は、開閉板17が繰り返して開放される条件を検出するために使用されるものである。
【0009】
また、遊技領域12には、始動入賞口21a〜21cが設けられている。この始動入賞口21a〜21cは、CRT表示装置13の図柄列の変動表示を許容するものであり、このため、始動入賞口21a〜21cは、それぞれ打球の入賞を検出する始動入賞玉検出スイッチ22a〜22cを内蔵している。また、始動入賞口21aは、CRT表示装置13と変動入賞装置16との間に、始動入賞口21b・21cは、変動入賞装置16の開閉板17の左右にそれぞれ配置されている。
【0010】
さらに、遊技領域12には、CRT表示装置13の上部及び両側に入賞口23a〜23cが設けられ、変動入賞装置12の斜め上方左右に入賞口23d・23eが設けられている。これらの入賞口23a〜23eには、図示しないが各種の遊技状態に応じて点灯したり点滅したりする動作ランプが内蔵されている。また、遊技領域12の左右両側には、大当り遊技状態となったときに点滅してその旨を遊技者に報知する大当りランプ24a・24bも配置されている。また、遊技領域12の最下方には、上記した入賞口等に入賞しない打球が回収されるアウト口25も設けられている。
【0011】
次に、本実施例の要部を構成するガラス扉枠4の構成について説明する。ガラス扉枠4は、その裏面に前後の各ガラス収納溝40a・40bを所定間隔にて条設した額縁状のガラス保持枠40を備えており、該ガラス保持枠40の各ガラス収納溝40a・40bには、それぞれ前方及び後方の各ガラス板41・42が上方から収納されるようになっている。また、後方ガラス板42には、図2に示すように、前記CRT表示装置13の前端部を貫通し得る開口部42aを形成し、前記ガラス扉枠4を閉じたときに前記CRT表示装置13の前端面である透明な保護板13aを前記前方ガラス板41に対面させるようになっている。このため、従来のように、前記CRT表示装置13を後方ガラス板42の後面側に保護板13aを対面させた状態(図2に一点鎖線で示す)に比べて、本実施例では、前方及び後方の各ガラス板41・42間の距離に相当する距離LだけCRT表示装置13の後端部13bが前方側に移動されて遊技盤6に取り付けられるようになっている。
【0012】
次に、図3を参照して本実施例のパチンコ機1を設置するパチンコ島台30の構成について説明する。パチンコ島台30は、木製や金属製の支柱でほぼ直方体状に骨組み形成され、その長手方向に沿って多数のパチンコ機1を背向列設するようになっている。そして、各パチンコ機1の上部には、呼出ランプ装置(図示しない)が取り付けられる上部装飾板31がパチンコ島台30の長手方向に沿って張り付けられ、その上部装飾板31の上部に複数の幕板32が開閉自在に設けられている。1つの幕板32は、パチンコ機1の2、3台分に対応する長さを有し、一般的に模様や図柄が描かれてパチンコ島台30の装飾効果を高めるようになっている。また、幕板32は、パチンコ島台30の内部上方に配置される補給樋(図示しない)で玉詰まり等のトラブルが生じたときに開放して、迅速にそのトラブルに対応できるようにしている。また、前記上部装飾板31に取り付けられる呼出ランプ装置は、パチンコ島台30に設置される各パチンコ機1にそれぞれ対応するように設けられると共に、近年においては、内蔵されるランプを被覆するランプカバーの形状や色彩にいろいろなデザインを付与して、その装飾効果を高めている。一方、パチンコ島台30の下部には、腰板33が張り付けられ、この腰板33と前記パチンコ機1の下部との間にパチンコ島台30にほぼ直交するように外側に向かって突設されるカウンター台34が設けられている。
【0013】
ところで、上記のようなパチンコ島台30に背向して設置される各パチンコ機1・1間の設置間距離Wは、遊技場におけるパチンコ島台30の占有面積の削減等から、必要最小限の値に設定されている。これに対して、本実施例のパチンコ機1では、前述のようにCRT表示装置13が従来の配置状態(図2及び図3に一点鎖線で示す)から距離Lだけ前方側に移動されて遊技盤6に取り付けられている。このため、従来の配置状態では、各後端部13b・13bが干渉し合ってパチンコ島台30にパチンコ機1が設置し得ない奥行きの広い(大型の)CRT表示装置13でも、本実施例のように後方ガラス板42に開口部42aを設けて配置位置を前方側に距離Lだけ移動させ、各後端部13b・13b間を距離2L広めた構造を採った場合には、各後端部13b・13b間での干渉が回避でき、結果として、表示画面の大きなCRT表示装置13を搭載したパチンコ機1をパチンコ島台30に設置することができる。
【0014】
以上のように、本実施例に係るパチンコ機1は、遊技盤6には、画像を表示し得るCRT表示装置13を設け、後方ガラス板42には、前記CRT表示装置13の前端部を貫通し得る開口部42aを形成し、ガラス扉枠4を閉じたときに前記CRT表示装置13の保護板13aを前方ガラス板41に対面させたので、表示画面の大きなCRT表示装置13を搭載してもパチンコ機1全体としての薄型化がなし得る。このため、低コスト且つ高画質で表示画面の大きなCRT表示装置13を搭載したパチンコ機1をパチンコ島台30に設置することができる。
【0015】
なお、上記実施例は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施例では、入賞口へのパチンコ玉の入賞に伴って景品玉を払い出す単なるパチンコ機について例示しているが、入賞の組合せによって成立する得点に対応して景品玉を払い出すアレンジ式のパチンコ機であっても構わない。また、上記実施例では、CRT表示装置を遊技に係る図柄を電気的に変動表示する変動表示装置として適用しているが、特にこれに限定するものではなく、遊技内容や遊技場等の情報画像、あるいはテレビやビデオ等の映像画像を表示する画像表示装置として適用することも可能である。
【0016】
なお、本実施例中に記載のガラス板41・42は、それぞれ1枚板に限定するものではなく、複数のガラス板を合成樹脂製の枠に前後から貼り合せてなる複層ガラスセットであっても良い。また、これらの各ガラス板41・42とは、ガラス材料からなるものだけを限定する記載ではなく、合成樹脂等の透明板材を含んだものとする。さらには、本実施例に記載した後方ガラス板42に開口部42aを形成して、表示装置の前端が前方ガラス板41に対面される技術思想は、液晶表示装置(他の表示装置でも良い)にも応用することができる。この場合では、従来、遊技盤とほぼ同一平面内に配置された液晶表示装置の表示画面を遊技者側に近付けることができるため、液晶表示装置による画像表示をより迫力のあるものとすることができると共に、液晶表示装置の後端部分を遊技盤の厚み内、又は少なくとも遊技盤の裏面に取り付けられる入賞玉集合カバーの空間内に収めることができるので、遊技盤の裏面構造を簡素化することができる。さらに、上記した技術思想をセンター役物にも応用することができる。この場合には、センター役物内の入賞玉の動きや可動部材の動きをより近くで視認できるため、従来とは異なる興趣を遊技者に与えることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、遊技盤には、画像を表示し得るCRT表示装置を設け、後方ガラス板には、前記CRT表示装置の前端部を貫通し得る開口部を形成し、ガラス扉枠を閉じたときに前記CRT表示装置の前端面が開口部を貫通して前方ガラス板に対面するようにしたので、表示画面の大きなCRT表示装置を搭載してもパチンコ機全体としての薄型化がなし得る。このため、低コスト且つ高画質で表示画面の大きなCRT表示装置を搭載したパチンコ機をパチンコ島台に設置することができる。また、CRT表示装置に代えて液晶表示装置を設けた場合には、従来、遊技盤とほぼ同一平面内に配置された液晶表示装置の表示画面を遊技者側に近付けることができるため、液晶表示装置による画像表示をより迫力のあるものとすることができると共に、液晶表示装置の後端部分を遊技盤の厚み内、又は少なくとも遊技盤の裏面に取り付けられる入賞玉集合カバーの空間内に収めることができるので、遊技盤の裏面構造を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるCRT表示装置が適用されるパチンコ機の正面図である。
【図2】上記パチンコ機でのCRT表示装置の配置位置を示す要部断面図である。
【図3】上記パチンコ機が適用されるパチンコ島台の断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
4 ガラス扉枠
6 遊技盤
13 CRT表示装置(画像表示装置)
13a 保護板(前端面)
41 前方ガラス板
42 後方ガラス板
42a 開口部
Claims (2)
- 前方及び後方の各ガラス板を備えたガラス扉枠を遊技盤に対して開閉自在に設けたパチンコ機において、
前記遊技盤には、画像を表示し得るCRT表示装置を設け、
前記後方ガラス板には、前記CRT表示装置の前端部を貫通し得る開口部を形成し、前記ガラス扉枠を閉じたときに前記CRT表示装置の前端面が前記開口部を貫通して前記前方ガラス板に対面するようにしたことを特徴とするパチンコ機。 - 前方及び後方の各ガラス板を備えたガラス扉枠を遊技盤に対して開閉自在に設けたパチンコ機において、
前記遊技盤には、画像を表示し得る液晶表示装置を設け、
前記後方ガラス板には、前記液晶表示装置の前端部を貫通し得る開口部を形成し、前記ガラス扉枠を閉じたときに前記液晶表示装置の前端面が前記開口部を貫通して前記前方ガラス板に対面するようにしたことを特徴とするパチンコ機。
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