JP3030591B2 - 建築方法 - Google Patents

建築方法

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JP3030591B2
JP3030591B2 JP4211463A JP21146392A JP3030591B2 JP 3030591 B2 JP3030591 B2 JP 3030591B2 JP 4211463 A JP4211463 A JP 4211463A JP 21146392 A JP21146392 A JP 21146392A JP 3030591 B2 JP3030591 B2 JP 3030591B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既存の建築物内に新設梁
及び新設床を支持する柱の構築時に適用する建築方法に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の工法においては、図20
に示すように屋根を含む建築物aのすべて、あるいは一
部を、ジャッキアップ用ワイヤーbやステップロッドと
電動ウインチや油圧ジャッキとを使用し、建築物の外側
に施工された仮設構築物cを反力支持部としてジャッキ
アップさせることにより、建築物aの下に新らたな床を
創り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらジャッキ
アップに必要な反力支持部となる構築物は、通常ジャッ
キアップされる建築物の外側に構築されるが、構築物の
外周に同構築物の構築に必要な敷地がなかったり、敷地
は十分にあっても通路や車路になっていて、同構築物の
構築に支障を来す場合には、前記ジャッキアップ工法を
適用できない。
【0004】また敷地に十分な余裕があって、前記方法
が適用できたとしても、仮設工事量があまりにも多くな
るし、工事期間が長くなるなどの問題があった。本発明
は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その目的と
する処は、建築物をジャッキアップさせるための仮設構
造物を必要としない上に、建築物の外部にジャッキアッ
プのための広いスペースを必要とせず、敷地に十分な余
裕のない場合でも容易にジャッキアップ工法を適用で
き、仮設工事量があまり多くないことと相俟って工期の
短縮、工費の節減を併せ達成できる建築方法を提供する
点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の建築方法は、建築物の既設梁から
垂下した既設柱の側部に複数の建築物押上用ジャッキ装
置を放射状に取付けて、同各ジャッキ装置のうち、既設
柱を挟んで対向する半数のジャッキ装置を第1組のジャ
ッキ装置、残り半数のジャッキ装置を第2組のジャッキ
装置とし、下部構造物を反力支持部として第1組のジャ
ッキ装置を伸長させることにより、既設柱及び第2組の
ジャッキ装置を1ステップジャッキアップさせ、次いで
構築する柱の構成部材を第2組のジャッキ装置の直下位
置に配設し、次いで同柱構成部材を反力支持部として第
2組のジャッキ装置を伸長させることにより、既設柱及
び第1組のジャッキ装置を1ステップジャッキアップさ
せるとともに、第1組のジャッキ装置を縮小させ、次い
で別の柱構成部材を第1組のジャッキ装置の直下位置に
配設し、次いで同柱構成部材を反力支持部として第1組
のジャッキ装置を伸長させることにより、既設柱及び第
2組のジャッキ装置を1ステップジャッキアップさせる
とともに、第2組のジャッキ装置を縮小させるという工
程を繰り返して、柱を構築しながら建築物の既設梁から
垂下した既設柱をジャッキアップさせることを特徴とし
ている。
【0006】請求項2記載の建築方法は、建築物の既設
梁から垂下した既設柱の周りに複数の組立柱主材を予め
立設し、下部構造物を反力支持部として第1組のジャッ
キ装置を伸長させることにより、既設柱及び第2組のジ
ャッキ装置を1ステップジャッキアップさせ、次いで新
設する組立柱の水平材を第2組のジャッキ装置の直下位
置に配設し、次いで同組立柱水平材を反力支持部として
第2組のジャッキ装置を伸長させることにより、既設柱
及び第1組のジャッキ装置を1ステップジャッキアップ
させるとともに、第1組のジャッキ装置を縮小させ、次
いで別の組立柱水平材を第1組のジャッキ装置の直下位
置に配設し、次いで同組立柱水平材を反力支持部として
第1組のジャッキ装置を伸長させることにより、既設柱
及び第2組のジャッキ装置を1ステップジャッキアップ
させるとともに、第2組のジャッキ装置を縮小させると
いう工程を繰り返して、組立柱を構築しながら建築物の
既設梁から垂下した既設柱をジャッキアップさせること
を特徴としている。
【0007】請求項3記載の建築方法は、下部構造物を
反力支持部として第1組のジャッキ装置を伸長させるこ
とにより、既設柱及び第2組のジャッキ装置を1ステッ
プジャッキアップさせ、次いで新設する合成柱のプレキ
ャストコンクリート板を第2組のジャッキ装置の直下位
置に配設し、次いで同合成柱用プレキャストコンクリー
ト板を反力支持部として第2組のジャッキ装置を伸長さ
せることにより、既設柱及び第1組のジャッキ装置を1
ステップジャッキアップさせるとともに、第1組のジャ
ッキ装置を縮小させ、次いで別の合成柱用プレキャスト
コンクリート板を第1組のジャッキ装置の直下位置に配
設し、次いで同合成柱用プレキャストコンクリート板を
反力支持部として第1組のジャッキ装置を伸長させるこ
とにより、既設柱及び第2組のジャッキ装置を1ステッ
プジャッキアップさせるとともに、第2組のジャッキ装
置を縮小させるという工程を繰り返して、合成柱を構築
しながら建築物の既設梁から垂下した既設柱をジャッキ
アップさせることを特徴としている。
【0008】
【作用】建築物の既設梁から垂下した既設柱の側部に複
数の建築物押上用ジャッキ装置を放射状に取付けて、同
各ジャッキ装置のうち、既設柱を挟んで対向する半数の
ジャッキ装置を第1組のジャッキ装置、残り半数のジャ
ッキ装置を第2組のジャッキ装置とし、下部構造物を反
力支持部として第1組のジャッキ装置を伸長させること
により、既設柱及び第2組のジャッキ装置を1ステップ
ジャッキアップさせ、次いで構築する柱の構成部材を第
2組のジャッキ装置の直下位置に配設し、次いで同柱構
成部材を反力支持部として第2組のジャッキ装置を伸長
させることにより、既設柱及び第1組のジャッキ装置を
1ステップジャッキアップさせるとともに、第1組のジ
ャッキ装置を縮小させ、次いで別の柱構成部材を第1組
のジャッキ装置の直下位置に配設し、次いで同柱構成部
材を反力支持部として第1組のジャッキ装置を伸長させ
ることにより、既設柱及び第2組のジャッキ装置を1ス
テップジャッキアップさせるとともに、第2組のジャッ
キ装置を縮小させるという工程を繰り返して、柱を構築
しながら建築物の既設梁から垂下した既設柱をジャッキ
アップさせる。
【0009】
【実施例】次に本発明の建築方法を図示の実施例により
説明する。 (第1実施例) 図1〜図8は建築物押上用ジャッキ装置の反力支持部に
構築する組立柱を用いた第1実施例を示している。図1
〜図8において、1が建築物の既設柱、6が既設梁、7
が既設屋根で、既設柱1が既設梁6から垂下している。
【0010】2a、2a、2b、2bが4個の油圧シリ
ンダー式ジャッキ装置(建築物押上用ジャッキ装置)
で、同各ジャッキ装置2a〜2bが既設柱1の側部にブ
ラケット4を介して放射状に取付けられており、同各ジ
ャッキ装置2a〜2bのうち、既設柱1を挟んで対向す
る半数のジャッキ装置2a、2aが第1組のジャッキ装
置、残り半数のジャッキ装置2b、2bが第2組のジャ
ッキ装置に相当している。これらジャッキ装置2a〜2
bのプランジャー(昇降駆動部材)10は下向きであ
る。
【0011】5が組立柱、5aが4本の組立柱主材で、
同各組立柱主材5aが下部構造体3の1階スラブ上に既
設柱1を取り囲むように強固に立設されており、各ジャ
ッキ装置2a〜2bが同各組立柱主材5aの間に位置し
ている。5bは組立柱主材5aの上端部に接合される組
立柱主材で、この組立柱主材5bには新設床を支持する
新設梁接合用ブラケット11aが設けられている。8は
組立柱水平材、9は組立柱斜材である。
【0012】図1の状態から、下部構造物3を反力支持
部として第1組のジャッキ装置2a、2aを伸長させる
ことにより、既設柱1及び第2組のジャッキ装置2b、
2bを1ステップジャッキアップさせ、次いで組立柱水
平材8を第2組のジャッキ装置2b、2bの直下位置に
配設して、隣接する組立柱主材5a間に架設する(図
2、図6参照)。
【0013】次いで同組立柱水平材8を反力支持部とし
て第2組のジャッキ装置2b、2bを伸長させることに
より、既設柱1及び第1組のジャッキ装置2a、2aを
1ステップジャッキアップさせるとともに、第1組のジ
ャッキ装置2a、2aを縮小させ、次いで別の組立柱水
平材8を第1組のジャッキ装置2a、2aの直下位置に
配設して、隣接する組立柱主材5a間に架設する(図
3、図7参照)。
【0014】次いで同組立柱水平材8を反力支持部とし
て第1組のジャッキ装置2a、2aを伸長させることに
より、既設柱1及び第2組のジャッキ装置2b、2bを
1ステップジャッキアップさせるとともに、第2組のジ
ャッキ装置2b、2bを縮小させるという工程を繰り返
して、各組立柱主材5aと各組立柱水平材8と各組立柱
斜材9とよりなる組立柱5を構築する。また組立柱5を
構築したら、新設床を支持する新設梁11bを設置し、
型枠、鉄筋等を施工したのち、コンクリートを打設し
て、所要の床を構築する(図4及び図8参照)。
【0015】(第2実施例) 図9〜図19は建築物押上用ジャッキ装置の反力支持部
に構築する合成柱(プレキャストコンクリート板よりな
る合成柱)を用いた第2実施例を示している。図9〜図
19においては、建築物押上用ジャッキ装置にねじロッ
ド式ジャッキ装置12a、12a、12b、12bを使
用している。同ねじロッド式ジャッキ装置12a〜12
bは、ねじ切りされたロッド13を昇降させるタイプの
もので、この実施例でも、ジャッキ装置12a、12a
を第1組のジャッキ装置、ジャッキ装置12b、12b
を第2組のジャッキ装置としている。下部構造物3に
は、後から設置されるプレキャストコンクリート板との
接合のためのアンカー18を予め施工しておく(図17
参照)。
【0016】図9の状態から、下部構造物を反力支持部
として第1組のジャッキ装置12a、12aを伸長させ
ることにより、既設柱1及び第2組のジャッキ装置12
b、12bを1ステップジャッキアップさせ、次いでス
プライスフリーブ等を内蔵した合成柱用プレキャストコ
ンクリート板14aを第2組のジャッキ装置12b、1
2bの直下位置に配設して、グラウト注入等の継手部分
を施工する(図10、図14、図17参照)。なお図1
7中の15はスプライスフリーブ、16はグラウト、1
7は鉄筋、18はアンカー、19は後打ちコンクリート
である。
【0017】次いで同合成柱用プレキャストコンクリー
ト板14aを反力支持部として第2組のジャッキ装置1
2b、12bを伸長させることにより、既設柱1及び第
1組のジャッキ装置12a、12aを1ステップジャッ
キアップさせるとともに、第1組のジャッキ装置12
a、12aを縮小させ、次いでスプライスフリーブ等を
内蔵した別の合成柱用プレキャストコンクリート板14
b(前記合成柱用プレキャストコンクリート板14aよ
りも1ステップ分だけ背の高い合成柱用プレキャストコ
ンクリート板14b)を第1組のジャッキ装置12a、
12aの直下位置に配設して、グラウト注入等の継手部
分を施工する(図11、図15、図18、図19参
照)。
【0018】以上のようにジャッキアップ及びプレスト
レストコンクリート板の設置、継手部分の施工を繰り返
し、建築物を所定の高さまでジャッキアップして、プレ
キャストコンクリート板14a、14bよりなる合成柱
を構築する。なおプレキャストコンクリート板14a、
14bの継接作業は従来作業と同一であるから詳細な説
明は省略する。
【0019】但し、新設床を支持する新設梁21に接続
する梁フランジ接合プレート22を最上段のプレキャス
トコンクリート板14aに設けておき、新設梁21を設
置し、型枠、鉄筋等を施工した後、コンクリートを打設
して、所要の床を施工する。また新設梁21のうち、相
対する梁の上部フランジ及びウェブは上側部分を延長し
た接合梁23により柱内で接合され、梁下フランジはプ
レキャストコンクリート板内にアンカーされて表面に突
出した梁フランジ接合プレート21aに溶着され、梁2
1のウェブはプレキャストコンクリートに一部埋設され
た接合アンカー25によりボルト止めされる。なお図1
2中の24は梁ウェブ接合プレートである。
【0020】
【発明の効果】本発明の建築方法は前記のように建築物
の既設梁から垂下した既設柱の側部に複数の建築物押上
用ジャッキ装置を放射状に取付けて、同各ジャッキ装置
のうち、既設柱を挟んで対向する半数のジャッキ装置を
第1組のジャッキ装置、残り半数のジャッキ装置を第2
組のジャッキ装置とし、下部構造物を反力支持部として
第1組のジャッキ装置を伸長させることにより、既設柱
及び第2組のジャッキ装置を1ステップジャッキアップ
させ、次いで構築する柱の構成部材を第2組のジャッキ
装置の直下位置に配設し、次いで同柱構成部材を反力支
持部として第2組のジャッキ装置を伸長させることによ
り、既設柱及び第1組のジャッキ装置を1ステップジャ
ッキアップさせるとともに、第1組のジャッキ装置を縮
小させ、次いで別の柱構成部材を第1組のジャッキ装置
の直下位置に配設し、次いで同柱構成部材を反力支持部
として第1組のジャッキ装置を伸長させることにより、
既設柱及び第2組のジャッキ装置を1ステップジャッキ
アップさせるとともに、第2組のジャッキ装置を縮小さ
せるという工程を繰り返して、柱を構築しながら建築物
の既設梁から垂下した既設柱をジャッキアップさせるの
で、建築物をジャッキアップさせるための仮設構造物を
必要としない上に、建築物の外部にジャッキアップのた
めの広いスペースを必要とせず、敷地に十分な余裕のな
い場合でも容易にジャッキアップ工法を適用でき、仮設
工事量があまり多くないことと相俟って工期の短縮、工
費の節減を併せ達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築方法における組立柱に反力を
支持してジャッキアップする建築方法の第1の実施例の
第1工程示す正面図である。
【図2】組立柱に反力をとってジャッキアップを開始し
た状態を示す正面図である。
【図3】図2の次工程を示す正面図である。
【図4】最終工程を示す正面図であ。
【図5】図1の矢視イ−イ図である。
【図6】図2の矢視ロ−ロ図である。
【図7】図3の矢視ハ−ハ図である。
【図8】図4の矢視ニ−ニ図である。
【図9】プレキャストコンクリート板の重層体と後打ち
コンクリートとによる一体の柱を構築し、これに反力を
支持してジャッキアップする本発明の第2の実施例の第
1の工程を示す正面図である。
【図10】ジャッキアップを開始した状態を示す正面図
である。
【図11】図10の次工程を示す正面図である。
【図12】最終工程を示す正面図である。
【図13】図9の矢視ホ−ホ図である。
【図14】図10の矢視ヘ−ヘ図である。
【図15】図11の矢視ト−ト図である。
【図16】図12の矢視チ−チ図である。
【図17】本発明において、プレキャストコンクリート
板を組み合わせて後打ちコンクリートと一体にした合成
柱を反力とした場合の縦断面図で、下部構造体と1段目
のプレキャストコンクリート板の接合の状態を表してい
る。
【図18】本発明において、プレキャストコンクリート
板を組み合わせて後打ちコンクリートと一体にした合成
柱を反力とした場合の縦断面図で、プレキャストコンク
リート板同士の鉛直継手の状態を表している。
【図19】本発明において、プレキャストコンクリート
板を組み合わせて後打ちコンクリートと一体にした合成
柱を反力とした場合の平断面図で、プレキャストコンク
リート板同士の配設状態およびプレキャストコンクリー
ト板の後打ちコンクリートへのアンカーの状態を表して
いる。
【図20】従来のジャッキアップ工法の説明図である。
【符号の説明】
1 既設柱 2a ジャッキ装置 2b ジャッキ装置 3 下部構造物 4 ブラケット 5 組立柱 6 既設梁 7 既設屋根 8 組立柱水平材 9 組立柱斜材 10 プランジャー 11a 新設梁接合用ブラケット 11b 新設梁 12a ジャッキ装置 12b ジャッキ装置 13 ロッド 14a プレキャストコンクリート板 14b プレキャストコンクリート板 15 スプライスフリーブ 16 グラウト 17 鉄筋 18 アンカー 19 後打ちコンクリート 21 新設梁 21a 梁フランジ接合プレート 22 梁フランジ接合プレート 23 接合梁 24 梁ウエブ接合用プレート 25 梁接合アンカープレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷尻 秀雄 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 丸 隆宏 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株式会社フジタ内 (56)参考文献 特開 平4−73374(JP,A) 特開 平2−20767(JP,A) 特開 平1−192918(JP,A) 特公 昭54−34257(JP,B2) 特公 昭55−35550(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/06 E04B 1/35

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の既設梁から垂下した既設柱の側
    部に複数の建築物押上用ジャッキ装置を放射状に取付け
    て、同各ジャッキ装置のうち、既設柱を挟んで対向する
    半数のジャッキ装置を第1組のジャッキ装置、残り半数
    のジャッキ装置を第2組のジャッキ装置とし、下部構造
    物を反力支持部として第1組のジャッキ装置を伸長させ
    ることにより、既設柱及び第2組のジャッキ装置を1ス
    テップジャッキアップさせ、次いで構築する柱の構成部
    材を第2組のジャッキ装置の直下位置に配設し、次いで
    同柱構成部材を反力支持部として第2組のジャッキ装置
    を伸長させることにより、既設柱及び第1組のジャッキ
    装置を1ステップジャッキアップさせるとともに、第1
    組のジャッキ装置を縮小させ、次いで別の柱構成部材を
    第1組のジャッキ装置の直下位置に配設し、次いで同柱
    構成部材を反力支持部として第1組のジャッキ装置を伸
    長させることにより、既設柱及び第2組のジャッキ装置
    を1ステップジャッキアップさせるとともに、第2組の
    ジャッキ装置を縮小させるという工程を繰り返して、柱
    を構築しながら建築物の既設梁から垂下した既設柱をジ
    ャッキアップさせることを特徴とした建築方法。
  2. 【請求項2】 建築物の既設梁から垂下した既設柱の周
    りに複数の組立柱主材を予め立設し、下部構造物を反力
    支持部として第1組のジャッキ装置を伸長させることに
    より、既設柱及び第2組のジャッキ装置を1ステップジ
    ャッキアップさせ、次いで新設する組立柱の水平材を第
    2組のジャッキ装置の直下位置に配設し、次いで同組立
    柱水平材を反力支持部として第2組のジャッキ装置を伸
    長させることにより、既設柱及び第1組のジャッキ装置
    を1ステップジャッキアップさせるとともに、第1組の
    ジャッキ装置を縮小させ、次いで別の組立柱水平材を第
    1組のジャッキ装置の直下位置に配設し、次いで同組立
    柱水平材を反力支持部として第1組のジャッキ装置を伸
    長させることにより、既設柱及び第2組のジャッキ装置
    を1ステップジャッキアップさせるとともに、第2組の
    ジャッキ装置を縮小させるという工程を繰り返して、組
    立柱を構築しながら建築物の既設梁から垂下した既設柱
    をジャッキアップさせる請求項1記載の建築方法。
  3. 【請求項3】 下部構造物を反力支持部として第1組の
    ジャッキ装置を伸長させることにより、既設柱及び第2
    組のジャッキ装置を1ステップジャッキアップさせ、次
    いで新設する合成柱のプレキャストコンクリート板を第
    2組のジャッキ装置の直下位置に配設し、次いで同合成
    柱用プレキャストコンクリート板を反力支持部として第
    2組のジャッキ装置を伸長させることにより、既設柱及
    び第1組のジャッキ装置を1ステップジャッキアップさ
    せるとともに、第1組のジャッキ装置を縮小させ、次い
    で別の合成柱用プレキャストコンクリート板を第1組の
    ジャッキ装置の直下位置に配設し、次いで同合成柱用プ
    レキャストコンクリート板を反力支持部として第1組の
    ジャッキ装置を伸長させることにより、既設柱及び第2
    組のジャッキ装置を1ステップジャッキアップさせると
    ともに、第2組のジャッキ装置を縮小させるという工程
    を繰り返して、合成柱を構築しながら建築物の既設梁か
    ら垂下した既設柱をジャッキアップさせる請求項1記載
    の建築方法。
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