JP3030580U - 壁掛葬祭棚 - Google Patents

壁掛葬祭棚

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JP3030580U
JP3030580U JP1996004466U JP446696U JP3030580U JP 3030580 U JP3030580 U JP 3030580U JP 1996004466 U JP1996004466 U JP 1996004466U JP 446696 U JP446696 U JP 446696U JP 3030580 U JP3030580 U JP 3030580U
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JP1996004466U
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Inventor
洋志 中嶌
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株式会社アルゼット
高須産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建坪・間取りに余裕がなく、また、葬祭具
を、ふさわしい形態に祭祀すべき構造に作られていない
近代的な様式の住宅であっても、簡単に、かつ、居住性
に制約を生ぜしめない形態として仏壇・神棚を設置で
き、しかも、祭祀の要がない場合に、その仏壇・神棚が
室内を飾るインテリヤとなるようにする。 【解決手段】 奥行の薄い枠体1を、左右の側壁11・
11と一部または全部をアーチ状とした天板12と平ら
な底板13と背壁10とで、前面が開放する棚枠状に形
成し、それの前面の開放口に、左右に開閉回動する一対
の扉2・2を軸支し、その扉2・2の外面側を飾り板7
とし、背壁10の外面の頂部に係止金具3を設け、背壁
10の外面の下部側に、両面テープ4を左右に横切るよ
うに貼着し、枠体1の内部に、仏壇5または神棚6を、
扉2・2の開放により前面側に露出してくるように収蔵
して祭祀せしめる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、係止金具により壁面に掛け止められる奥行の浅い吊棚枠状に形成し た枠体の内部に仏壇または神棚を収蔵し、その枠体の前面側の開放口に、左右に 開閉回動する一対の扉を軸着し、その扉の外面側を飾り板に形成しておく壁掛葬 祭棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
従前の葬祭具たる仏壇または神棚は、仏壇にあっては、所定の場所に嵌め込ん で設置するか、載置する形態のものであり、神棚にあっては、室内の壁面の頂部 に配位して天井に吊下げ支持させるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従前の仏壇・神棚は、仏壇にあっては、それを設置するための場所を狭い間取 りの中に用意しなければならない制約があり、また神棚にあっては、それの取付 け施工が面倒な問題がある。
【0004】 また、近年の都会に建築されている住宅の多くが、仏壇・神棚を祭祀するのに 不都合な様式にできていること、特に、団地・マンション等のコンクリート作り の住宅や、近代的な住宅にあっては、仏壇・神棚を祭祀することが、そぐわない 建築様式のものとなっていることから、設置すべき場所を選択すること自体が困 難な問題がある。
【0005】 本考案は、仏壇・神棚を祭祀する際に生じている上述の問題を解消せしめるた めになされたものであって、建坪・間取りに余裕がなく、また、葬祭具を、ふさ わしい形態に祭祀すべき構造に作られていない近代的な様式の住宅であっても、 簡単に、かつ、居住性に制約を生ぜしめない形態として仏壇・神棚を設置でき、 しかも、祭祀の要がない場合に、その仏壇・神棚が室内を飾るインテリヤとなる ようにし得る新たな手段を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そして、本考案においては、上述の目的を達成するための手段として、奥行の 薄い枠体1を、左右の側壁11・11と一部または全部をアーチ状とした天板1 2と平らな底板13と背壁10とで、前面が開放する棚枠状に形成し、それの前 面の開放口に、左右に開閉回動する一対の扉2・2を軸支し、その扉2・2の外 面側を飾り板7とし、背壁10の外面の頂部に係止金具3を設け、背壁10の外 面の下部側に、両面テープ4を左右に横切るように貼着し、枠体1の内部に、仏 壇5または神棚6を、扉2・2の開放により前面側に露出してくるように収蔵し て祭祀せしめたことを特徴とする壁掛葬祭棚を提起するものである。
【0007】
【作用】
上述の如く構成せる本考案による壁掛葬祭棚Aは、部屋に係止金具3により掛 け止められる壁面がありさえすれば、取付け設置できることになって、祭祀のた めの設置が居住性に殆んど制約を生ぜしめずに行なえる。
【0008】 そして、設置した壁掛葬祭棚Aは、前面の扉2・2を閉じた状態では、その扉 2・2の外面の飾り板7・7により、外見が飾り吊棚となるようになるので、室 内のインテリヤに不調和をきたすことがない。
【0009】 また、この扉2・2の外面の飾り板7・7を、扉2・2に対し装脱自在とした ときは、それを随時交換することで、外面の絵・模様・図柄を変更してインテリ ヤを楽しめるようになる。
【0010】 また、係止金具3を倒立するT字形に形成して、それの三つの各遊端部にそれ ぞれネジ穴30・31・32を開設しておいて、それらのうちの水平部3aの両 遊端のネジ穴30・31の一方を枠体1の脊壁10に回動自在に止着しておくと きは、その係止金具3を回動させることで、脊壁10と重合する状態となるから 、予め係止金具3を組付けておいて施工を容易にしながら、その施工までの運搬 の際の取扱いを容易にし得るようになる。
【0011】
【実施例】
次に実施例を図面に従い詳述する。 図1および図2は、本考案による壁掛葬祭棚Aの斜視図で、同図において、1 は枠体、2・2はその枠体1の前面側の開放口に開閉回動自在に軸着した扉、3 は枠体1の脊壁10の外面の頂部に取付けた係止金具、4は脊壁10の外面の下 部側に寄せた部位に取付けた両面テープを示す。
【0012】 また、図3は枠体1の内部に仏壇5を組付け収蔵せしめて仏壇として使用する よう構成した壁掛葬祭棚Aの扉2・2を開放した状態の前面図、図4は枠体1の 内部に神棚6を組付け収蔵せしめて神棚として使用するよう構成した状態の壁掛 葬祭棚Aの扉2・2を開放した状態の前面図である。
【0013】 壁掛葬祭棚Aの本体ケースとなる枠体1は、奥行の狭い左右の側壁11・11 と同じ奥行のアーチ状の天板12と同じ奥行の平らな底板13と脊壁10とで、 前面側が開放する奥行の吊戸棚状に形成してある。
【0014】 この壁掛葬祭棚Aの本体ケースとなる枠体1は、この実施例においては、奥行 が約10センチ左右の巾が約35センチ、高さ約55センチである。
【0015】 また、枠体1の天板12は、全体をアーチ状に形成しているが、図6および図 7に示している実施例のように、前半側だけをアーチ状に形成して、後半側を平 板状に形成する場合がある。
【0016】 この枠体1の前面側の開放口に開閉回動自在に軸着する扉2・2は、図8に示 している如く、前半側(図において左半側)が、中空の鞘状に形成してあって、 ここに、飾り板7が抜き差し自在に嵌挿され、かつ、この鞘状部は、前面側が前 方に開放する窓穴20に形成されていて、挿込む飾り板7の外面が前方に露出す る状態となるようにしてある。
【0017】 この飾り板7は、扉2・2を閉じることで、枠体1を、図9・図10・図11 に示している如く、飾り戸棚となるようにするためのもので、外面側には図9に あるよう絵70が画かれるか、図10の如く花鳥等の図柄・模様71を施すか、 図11の如く鏡72が貼られるようにし、かつ、これらが適宜に選択されて差し 換えられるようになる。
【0018】 係止金具3は、図12に示している如く、後面視において倒立するT字形に形 成してあり、それの水平部3aの左右の遊端部位および垂直部3bの遊端部位に は、ネジ穴30・31・32がそれぞれ開設してある。
【0019】 そして、この係止金具3は、壁掛葬祭棚Aを建物の室内に組付け施工する前の 段階においては、水平部3aの両遊端にそれぞれ開設したネジ穴30・31のう ちの一方に止着用のネジ33を嵌挿して脊壁10の所定位置に止着し、これによ り、垂直部3bが枠体1の左右の中心線Lに重合する状態として脊壁10の外面 に当接した係止金具3を、その状態位置に仮止めし、かつ、そのネジ33を中心 として同図において鎖線に示している状態位置に回動が可能に止着しておき、壁 掛葬祭棚Aを組付け施工する前の段階においては、この係止金具3を、運搬等の 取扱いに支承を生ぜしめない状態において枠体1に組付け保持せしめた形態とな るようにしてある。
【0020】 また、この係止金具3は、図13に示しているように、垂直部3bをフック状 に形成し、水平部3aの一方の遊端部に形設するネジ穴31を、開放部のある馬 蹄形に形成しておいて、係止金具3を枠体1に止着するために水平部3aの両端 を止着するネジ33・34のそれぞれを脊壁10外面の所定位置にねじ込んだ状 態において、係止金具3を収納位置に回動させ得るようにする場合があり、また 、枠体1の天板11を図6・図7の如く形成したときには、垂直部3bを上下に 長く形成しておく場合がある。
【0021】 この枠体1の内部に組付け収蔵する葬祭具は、壁掛葬祭棚Aを、仏壇とする場 合には、図3に示している如く、仏閣の屋根50、柱51、位牌52を祭祀する 台、花立53・53、火立54・54を載置する台、焼香呂55を置く引き出し 状の台56が設けられ、扉2・2の内面側には、それを開放したときに仏壇5を 飾る桟57・57が設けられる。
【0022】 また、壁掛葬祭棚Aを、神棚とする場合は、図4および図5に示している如く 、神殿6aの本体が組込まれ、その本体には開閉する内扉60・60が設けられ 、左右の扉2・2の内面側には木目調の鏡板61・61が設けられる。
【0023】
【考案の効果】
上述の如く構成せる本考案による壁掛葬祭棚Aは、部屋に係止金具3により掛 け止められる壁面がありさえすれば、取付け設置できることになって、祭祀のた めの設置が居住性に殆んど制約を生ぜしめずに行なえる。
【0024】 そして、設置した壁掛葬祭棚Aは、前面の扉2・2を閉じた状態では、その扉 2・2の外面の飾り板7・7により、外見が飾り吊棚となるようになるので、室 内のインテリヤに不調和をきたすことがない。
【0025】 また、この扉2・2の外面の飾り板7・7を、扉2・2に対し装脱自在とした ときは、それを随時交換することで、外面の絵・模様・図柄を変更してインテリ ヤを楽しめるようになる。
【0026】 また、係止金具3を倒立するT字形に形成して、それの三つの各遊端部にそれ ぞれネジ穴30・31・32を開設しておいて、それらのうちの水平部3aの両 遊端のネジ穴30・31の一方を枠体1の脊壁10に回動自在に止着しておくと きは、その係止金具3を回動させることで、脊壁10と重合する状態となるから 、予め係止金具3を組付けておいて施工を容易にしながら、その施工までの運搬 の際の取扱いを容易にし得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施せる壁掛葬祭棚の前面側から見た
斜視図である。
【図2】同上の後面側から見た斜視図である。
【図3】同上の壁掛葬祭棚の仏壇に構成した形態のもの
の扉を開放した状態の斜視図である。
【図4】同上の壁掛葬祭棚の神棚に構成した形態のもの
の扉を開放した状態の斜視図である。
【図5】同上の収蔵した神殿の内扉を開放した状態の斜
視図である。
【図6】同上の別の実施例の前面側から見た斜視図であ
る。
【図7】同上の別の実施例の後面側から見た斜視図であ
る。
【図8】同上の枠体の扉の縦断面図である。
【図9】同上の扉に飾り板を差込んだ状態の前面図であ
る。
【図10】同上の扉に別の飾り板を差込んだ状態の前面
図である。
【図11】同上の扉にさらに別の飾り板を差込んだ状態
の前面図である。
【図12】同上の係止金具の後面図である。
【図13】同上の係止金具の別の実施例の後面図であ
る。
【符号の説明】
A…壁掛葬祭棚、L…中心線、1…枠体、10…脊壁、
11…側壁、12…天板、13…底板、2…扉、20…
窓穴、3…係止金具、3a…水平部、3b…垂直部、3
0・31・32…ネジ穴、33・34…ネジ、4…両面
テープ、5…仏壇、50…屋根、51…柱、52…位
牌、53…花立、54…火立、55…焼香呂、67…
台、57…桟、6…神棚、6a…神殿、60…内扉、6
1…鏡板、7…飾り板、70…絵、71…模様、72…
鏡。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 奥行の薄い枠体1を、左右の側壁11・
    11と一部または全部をアーチ状とした天板12と平ら
    な底板13と背壁10とで、前面が開放する棚枠状に形
    成し、それの前面の開放口に、左右に開閉回動する一対
    の扉2・2を軸支し、その扉2・2の外面側を飾り板7
    とし、背壁10の外面の頂部に係止金具3を設け、背壁
    10の外面の下部側に、両面テープ4を左右に横切るよ
    うに貼着し、枠体1の内部に、仏壇5または神棚6を、
    扉2・2の開放により前面側に露出してくるように収蔵
    して祭祀せしめたことを特徴とする壁掛葬祭棚。
  2. 【請求項2】 扉2・2の前半側を中空の鞘状に形成す
    るとともに、前面側を前方に開放する窓穴20に形成
    し、その鞘状部に、前面側に絵または模様を施した飾り
    板7を互換自在に嵌挿したことを特徴とする請求項1記
    載の壁掛葬祭棚。
  3. 【請求項3】 枠体1の脊壁10の外面の頂部に装着す
    る係止金具3を、後面視において倒立するT字状に形成
    して、それの水平部3aの両端部位と垂直部3bの遊端
    部位とにネジ穴30・31・32を形設し、この係止金
    具3を、垂直部3bが枠体1の脊壁10の左右の中心線
    L上に位置して上半側が背壁10から上方に突出する状
    態として水平部3aを背壁10の外面に当接し、その水
    平部3aの左右の遊端部にそれぞれ形設してあるネジ穴
    30・31のうちの一方のネジ穴30に嵌挿せるネジ3
    3を脊壁10に止着して、係止金具3をそのネジ33中
    心に自在に回動するよう枠体1に組付け、その回動によ
    り脊壁10の外面に沿う位置に係止金具3を収納させた
    ことを特徴とする請求項1記載の壁掛葬祭棚。
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