JP3030356U - ホタテ貝等の貝類のウロ取り装置 - Google Patents

ホタテ貝等の貝類のウロ取り装置

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JP3030356U JP1996004276U JP427696U JP3030356U JP 3030356 U JP3030356 U JP 3030356U JP 1996004276 U JP1996004276 U JP 1996004276U JP 427696 U JP427696 U JP 427696U JP 3030356 U JP3030356 U JP 3030356U
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隆明 長見
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有限会社極東建機サービス
森脇 建雄
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホタテ貝等の貝類の身からウロを完全に且つ
自動的に取り除くことができて食中毒等を防げるととも
に外見が良く、更に、作業性が良くて、作業時間の短縮
化を図ることができ、身の部分に損傷を与えることなく
ウロのみを取り除くことができて、不良品の発生を無く
すことができるホタテ貝等の貝類のウロ取り装置を提供
する。 【解決手段】 ホタテ貝T等の貝類の身Mの部分を搬送
し、この搬送途中にウロUを取り除くウロ取り装置1に
おいて、前記ホタテ貝T等の貝類の身Mの部分をウロU
を外部に出した状態で上下から挟んで搬送する搬送手段
2と、前記搬送手段2による搬送途中に配置され、搬送
方向と逆方向に回転して前記ホタテ貝T等の貝類のウロ
Uを剥ぎ取る少なくとも一本以上の垂直ピン3を有する
ウロ取り手段4とを備えているものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ホタテ貝等の貝類の身の部分を搬送し、この搬送途中にウロを完全 に取り除くことが可能なウロ取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ホタテ貝等の貝類の身を食するときには、食中毒の原因となるカドミュ −ムや重金属類が含まれているウロを取り除いてから食することが条例等で定め られている。 従来、ホタテ貝等の貝類の身からウロを自動的に取り除くには、この身をコン ベアで搬送し、この搬送途中で丸刃の回転や水圧あるいはレーザカットによって 、ウロを有る部分を切断することによってこのウロを取り除くようにしていた。
【0003】 あるいは、まな板等に乗せられたホタテ貝等の貝類の身におけるウロの部分を カッター等の切断具によって切断するようにしていた。 これらのウロの部分の切断は、図16に示すように、矢印Aの斜め方向又は矢 印Bの垂直方向あるいは矢印Cの斜め方向のいずれかの方向に切断していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図16において、ウロUの部分を矢印Aの斜め方向に切断すると、 切断後にウロUが身Mに大きく付いた状態で切断され、また矢印Bの垂直方向に 切断すると、ウロUが身Mに小さく付いた状態で切断され、更に矢印Cの斜め方 向に切断するとウロUはほとんど取れた状態となるが、身Mの貝柱Kの部分まで 切断してしまい、この身Mが不良品となるといった問題があった。 このように、従来は、図17に示すように、ウロUを切断して取り除いた場合 に、ウロUが身Mに大きく付いた状態となるか、図18に示すように、ウロUが 身Mに小さく付き、更に身Mを切断して落として身Mに傷Zが付いた状態となる 場合が多いという問題があった。
【0005】 結局、身MからウロUの部分を自動的あるいは人手で切断しても、ウロUが身 Mに付いた状態で切断されるので、切断後に、指を身Mに差し入れて残って身M に付いているウロを取り除かなければならず、その作業が面倒であり、作業性が 悪く、作業時間も長くなるという問題があった。 本考案は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、ホタテ貝等の貝類 の身からウロを完全に且つ自動的に取り除くことができて食中毒等を防げると共 に外見が良く、更に、作業性が良くて、作業時間の短縮化を図ることができ、身 の部分に損傷を与えることなくウロのみを取り除くことができて、不良品の発生 を無くすことができるホタテ貝等の貝類のウロ取り装置を提供することを目的と している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するためになされたものであって、請求項1のホタ テ貝等の貝類のウロ取り装置は、ホタテ貝等の貝類の身の部分を搬送し、この搬 送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、前記ホタテ貝等の貝類の身の部 分をウロを外部に出した状態で上下から挟んで搬送する搬送手段と、前記搬送手 段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆方向に回転して前記ホタテ貝等の貝 類のウロを剥ぎ取る少なくとも一本以上の垂直ピンを有するウロ取り手段とを備 えていることを特徴としている。
【0007】 請求項2のホタテ貝等の貝類のウロ取り装置は、ホタテ貝等の貝類の身の部分 を搬送し、この搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、前記ホタテ貝 等の貝類の身の部分をウロを外部に出した状態で上下から挟んで搬送する搬送手 段と、前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆方向に回転して前 記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る少なくとも一本以上の垂直ピンを有するウ ロ取り手段とを備え、前記搬送手段は、上側及び/又は下側ベルトコンベアが軟 質材からなることを特徴としている。
【0008】 請求項3のホタテ貝等の貝類のウロ取り装置は、ホタテ貝等の貝類の身の部分 を搬送し、この搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、前記ホタテ貝 等の貝類の身の部分をウロを外部に出した状態で上下から挟んで搬送する搬送手 段と、前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆方向に回転して前 記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る少なくとも一本以上の垂直ピンを有するウ ロ取り手段とを備え、前記貝類の身が冷凍されている場合に、前記搬送手段の側 方に配置され、前記貝類のウロの部分のみを解凍する温水を噴出する噴出ノズル を有することを特徴としている。
【0009】 請求項4のホタテ貝等の貝類のウロ取り装置は、ホタテ貝等の貝類の身の部分 を搬送し、この搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、前記ホタテ貝 等の貝類の身の部分をウロを外部に出した状態で上下から挟んで搬送する搬送手 段と、前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆方向に回転して前 記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る少なくとも一本以上の垂直ピンを有するウ ロ取り手段とを備え、前記搬送手段は、上側及び/又は下側ベルトコンベアが軟 質材からなり、前記貝類の身が冷凍されている場合に、前記搬送手段の側方に配 置され、前記貝類のウロの部分を解凍する温水を噴出する噴出ノズルを有し、前 記搬送手段の搬送方向終点側に、前記上側ベルトコンベアの軟質材を押さえるこ とによって軟質材に吸入された水分を取り除いて落下排出させるための押さえロ −ラが設けられていることを特徴としている。
【0010】 請求項5のホタテ貝等の貝類のウロ取り装置は、ホタテ貝等の貝類の身の部分 を搬送し、この搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、前記ホタテ貝 等の貝類の身の部分をウロを外部に出した状態で上下から挟んで搬送する搬送手 段と、前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆方向に回転して前 記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る少なくとも一本以上の垂直ピンを有するウ ロ取り手段とを備え、前記ウロ取り手段が少なくとも一対の垂直ピンを有し、第 一の垂直ピンで前記貝類のウロを立ち上げ、第二の垂直ピンで前記立ち上げ状態 のウロを剥ぎ取る構成としたことを特徴としている。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係るホタテ貝等の貝類のウロ取り装置の実施の形態について、 図面を参照しつつ説明する。 図1は実施の形態のホタテ貝等の貝類のウロ取り装置の側面図、図2は貝類の ウロ取り装置の平面図、図3は貝類のウロ取り装置の正面図、図4は貝類のウロ 取り装置における貝類の身を1つずつセットする部分を示す平面斜視図、図5は 貝類のウロ取り装置におけるセットされた貝類の身を搬送しウロ部分を解凍する 部分の斜視図、図6は貝類のウロ取り装置におけるウロを剥ぎ取る部分の斜視図 、図7は貝類のウロ取り装置におけるウロを剥ぎ取った後の搬送状態を示す部分 斜視図、図8は貝類のウロ取り装置におけるウロの部分を解凍する状態を示す縦 断面図、図9は貝類のウロ取り装置におけるウロを剥ぎ取る部分の縦断面図、図 10は貝類のウロ取り装置におけるウロを剥ぎ取る工程を示す説明図、図11は ホタテ貝の身の部分の平面図、図12はホタテ貝のウロを剥ぎ取った後の状態を 示す平面図、図13は貝類のウロ取り装置における押さえローラ部分の斜視図、 図14は貝類のウロ取り装置における押さえローラによるスポンジベルトの脱水 状態を示す斜視図、図15は貝類のウロ取り装置におけるホッパーにホタテ貝を 供給する供給コンベアの斜視図である。
【0012】 本実施の形態におけるウロ取り装置1は、図1〜図15に示すように、冷凍さ れたホタテ貝Tの身Mの部分を搬送し、この搬送途中にウロUを取り除くもので あって、ホタテ貝Tの身Mの部分をウロUを外部に出した状態で上下から挟んで 搬送する搬送手段2と、搬送手段2による搬送途中に配置され、搬送方向と逆方 向に回転してホタテ貝TのウロUを剥ぎ取る一対の垂直ピン3を有するウロ取り 手段4とを備えている。
【0013】 そして、搬送手段2は、ホタテ貝Tの身Mの部分を載置する下側ベルトコンベ ア2Aと、ホタテ貝Tの身Mの部分をウロUを外部に出した状態で上側から押さ えるスポンジ、発泡ゴム、不織布、布等の軟質材2aから成り下側ベルトコンベ ア2Aと同速度で搬送する上側コンベア2Bとから構成されていることが好まし い。 尚、下側ベルトコンベアがスポンジ、発泡ゴム、不織布、布等の軟質材2aか らなり上側コンベアがベルトコンベアからなるものであってもよく、また、上側 コンベアと下側ベルトコンベアがともにスポンジ、発泡ゴム、不織布、布等の軟 質材2aからなるものであってもよく、ホタテ貝Tの身Mの部分を挟んで固定で きればよい。
【0014】 更に、ホタテ貝Tの身Mが冷凍されている場合に、搬送手段2の側方に配置さ れ、ホタテ貝TのウロUの部分を解凍する温水を噴出する噴出ノズル5を有して いることが好ましい。 また、搬送手段2の搬送方向終点側に、上側ベルトコンベア2Bのスポンジか らなる軟質材2aを押さえることによって軟質材2aに吸入された水分を取り除 いて落下排出させるための押さえロ−ラ6が設けられていることが好ましい。 更に、搬送手段2の基端側上部には、搬送手段2上にホタテ貝Tを供給するホ ッパー7が設けられ、このポッパー7には、ポッパー7に向けて斜め向きに立設 され複数個のホタテ貝Tを順々に供給する供給コンベア8(図15参照)が配置 されていることが好ましい。
【0015】 搬送手段2の下側ベルトコンベア2Aと上側コンベア2Bとは、図1に示すよ うに、装置本体1a上部に設置された駆動モータ9の駆動によって、ベルトとプ ーリを介して同一方向に搬送されるように構成されている。 上側コンベア2Bは、図5に示すように、無端ベルト2bにスポンジからなる 軟質材を貼着して構成されている。 下側ベルトコンベア2Aの搬送方向基端側には、図4に示すように、ホタテ貝 CをウロUの部分が外部に出た状態でベルト上にセットするためのバックゲージ 10が設けられ、ゲージハンドル10aを手動で回動させることによって、ネジ 部10bを介してゲージ板10cを図にて前後に移動させてウロUの部分をゲー ジ板10cに当接させてベルトから外部にウロUの部分を外部に所定寸法出させ るように構成されている。
【0016】 噴出ノズル5は、図5に示すように、搬送手段2の側方上部に配設されたシャ ワーパイプで構成され、この噴出ノズル5から70°C程度の温水を下側ベルト コンベア2A上のホタテ貝TのウロU部分に噴出させて、このウロU部分だけを 解凍するようになっている。そこで、下側ベルトコンベア2Aの側方には、温水 受け用の樋11が配置され、図8に示すように、この樋11に温水Sが溜まって ホタテ貝TのウロU部分がこの温水に浸されて解凍されるように構成されている 。 ウロ取り手段4は、図6,図9に示すように、一対の垂直ピン3が植設された 上下の一対の円板3Aで構成され、この円板3Aが搬送方向と反対方向に回転さ れることによって、図10に示すように、最初の垂直ピン3でホタテ貝Tのウロ Uを身Mの部分から立ち上げ、次の垂直ピン3で剥ぎ取るようになっている。
【0017】 これは、図11に示すように、ウロUが身Mに付いている状態から、図12に 示すように、ウロUが身Mから完全に剥ぎ取られた状態となる。 ウロUが剥ぎ取られたホタテ貝Tは、図7に示すように、搬送手段2で搬送方 向終点まで搬送され、搬送手段2の端部から下方に落下されて、収容箱(図示せ ず)等に収容されるようになっている。 押さえロ−ラ6は、図13に示すように、通常は、上側コンベア2Bの上部に 持ち上げられた状態に位置されており、上側コンベア2Bのスポンジからなる軟 質材2aが温水を吸入した後に、図14に示すように、下側に移動され、上側コ ンベア2Bのスポンジからなる軟質材2aに押し当てられることによって、スポ ンジからなる軟質材2aに吸入された温水を絞るようにしてスポンジからなる軟 質材2aから外部に出して落下排水するようになっている。
【0018】 供給コンベア8は、図15に示すように、ホタテ貝Tの身Mが収納されたボッ クス12内に下部が入れられており、上向きに移送されるベルト8aに前向きに 突出して設けられた受け板8bが上向きに移動するときに、この受け板12b上 に複数個のホタテ貝Tの身Mが乗せられ、上端側に移動されたときに、前記した ホッパー7内に落下供給されるようになっている。 実際は、ホッパー内のホタテ貝Tの身Mは、作業員によって、図4に示すよう に、下側ベルトコンベア2A上に整頓されて1個ずつセットされるようにしてい る。
【0019】 本実施形態のウロ取り装置1によれば、ホタテ貝Tの身MからウロUを完全に 且つ自動的に取り除くことができて食中毒等を防げ、更に、作業性が良くて、作 業時間の短縮化を図ることができ、身Mの部分に損傷を与えることなくウロUの みを取り除くことができて、不良品の発生を無くすことができる。 尚、本実施の形態では、貝類としてホタテ貝Tについて説明したが、ウロUを 持つ他の貝類にも適用できる。 更に、本実施の形態では、垂直ピン3を一対設けたウロ取り装置1について説 明したが、これに限らず、垂直ピン3は1本でも良く、また3本以上複数本あっ てもよい。 また、本実施の形態では、ホタテ貝Tの身Mが冷凍されたものについて説明し たが、冷凍されていないホタテ貝T等の貝類の身Mも適用することができ、この 場合は噴出ノズル5を設けなくともよい。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1のホタテ貝等の貝類のウロ取り装置によれば、 ホタテ貝等の貝類の身の部分を搬送し、この搬送途中にウロを取り除くウロ取り 装置において、前記ホタテ貝等の貝類の身の部分をウロを外部に出した状態で上 下から挟んで搬送する搬送手段と、前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬 送方向と逆方向に回転して前記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る少なくとも一 本以上の垂直ピンを有するウロ取り手段とを備えているものであるから、以下に 述べる効果を奏する。
【0021】 すなわち、ウロを外部に出した状態で搬送手段によって搬送されてくるホタテ 貝等の貝類の身の部分の前記ウロを、搬送方向と逆方向に回転する少なくとも一 本の垂直ピンで剥ぎ取るようにしたので、ホタテ貝等の貝類の身からウロを完全 に且つ自動的に取り除くことができて食中毒等を防げるとともに外見が良く、更 に、作業性が良くて、作業時間の短縮化を図ることができ、身の部分に損傷を与 えることなくウロのみを取り除くことができて、不良品の発生を無くすことがで きる。
【0022】 請求項2のホタテ貝等の貝類のウロ取り装置によれば、ホタテ貝等の貝類の身 の部分を搬送し、この搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、前記ホ タテ貝等の貝類の身の部分をウロを外部に出した状態で上下から挟んで搬送する 搬送手段と、前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆方向に回転 して前記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る少なくとも一本以上の垂直ピンを有 するウロ取り手段とを備え、前記搬送手段は、上側及び/又は下側ベルトコンベ アが軟質材からなるものであるから、以下に述べる効果を奏する。
【0023】 すなわち、ホタテ貝等の貝類の身からウロを完全に且つ自動的に取り除くこと ができて食中毒等を防げるとともに外見が良く、更に、作業性が良くて、作業時 間の短縮化を図ることができ、身の部分に損傷を与えることなくウロのみを取り 除くことができて、不良品の発生を無くすことができる。 更に、上側及び/又は下側ベルトコンベアが軟質材からなるものであるので、 ホタテ貝等の貝類の身に傷が付くことを防ぐことができる。
【0024】 請求項3のホタテ貝等の貝類のウロ取り装置によれば、ホタテ貝等の貝類の身 の部分を搬送し、この搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、前記ホ タテ貝等の貝類の身の部分をウロを外部に出した状態で上下から挟んで搬送する 搬送手段と、前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆方向に回転 して前記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る少なくとも一本以上の垂直ピンを有 するウロ取り手段とを備え、前記貝類の身が冷凍されている場合に、前記搬送手 段の側方に配置され、前記貝類のウロの部分のみを解凍する温水を噴出する噴出 ノズルを有するものであるから、以下に述べる効果を奏する。
【0025】 すなわち、ホタテ貝等の貝類の身からウロを完全に且つ自動的に取り除くこと ができて食中毒等を防げるとともに外見が良く、更に、作業性が良くて、作業時 間の短縮化を図ることができ、身の部分に損傷を与えることなくウロのみを取り 除くことができて、不良品の発生を無くすことができる。 特に、冷凍されたホタテ貝等の貝類の身からウロを剥ぎ取ることができ、この 場合、噴出ノズルから噴出される温水でウロの部分のみを解凍して剥ぎ取るので 、ウロが剥ぎ取られたホタテ貝等の貝類の身は冷凍のままの状態を保つことがで きる。
【0026】 請求項4のホタテ貝等の貝類のウロ取り装置によれば、ホタテ貝等の貝類の身 の部分を搬送し、この搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、前記ホ タテ貝等の貝類の身の部分をウロを外部に出した状態で上下から挟んで搬送する 搬送手段と、前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆方向に回転 して前記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る少なくとも一本以上の垂直ピンを有 するウロ取り手段とを備え、前記搬送手段は、上側及び/又は下側ベルトコンベ アが軟質材からなり、前記貝類の身が冷凍されている場合に、前記搬送手段の側 方に配置され、前記貝類のウロの部分を解凍する温水を噴出する噴出ノズルを有 し、前記搬送手段の搬送方向終点側に、前記上側ベルトコンベアの軟質材を押さ えることによって軟質材に吸入された水分を取り除いて落下排出させるための押 さえロ−ラが設けられているものであるから、以下に述べる効果を奏する。
【0027】 即ち、ホタテ貝等の貝類の身からウロを完全に且つ自動的に取り除くことがで きて食中毒等を防げるとともに外見が良く、更に、作業性が良くて、作業時間の 短縮化を図ることができ、身の部分に損傷を与えることなくウロのみを取り除く ことができて、不良品の発生を無くすことができる。 更に、上側コンベアの軟質材に吸入された水分を、この軟質材に押さえローラ を押し当てることによって、取り除いて落下排水できるので、冬期等に軟質材が 凍結してしまうことを防ぐことができる。
【0028】 請求項5のホタテ貝等の貝類のウロ取り装置によれば、ホタテ貝等の貝類の身 の部分を搬送し、この搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、前記ホ タテ貝等の貝類の身の部分をウロを外部に出した状態で上下から挟んで搬送する 搬送手段と、前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆方向に回転 して前記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る少なくとも一本以上の垂直ピンを有 するウロ取り手段とを備え、前記ウロ取り手段が少なくとも一対の垂直ピンを有 し、第一の垂直ピンで前記貝類のウロを立ち上げ、第二の垂直ピンで前記立ち上 げ状態のウロを剥ぎ取る構成としたものであるから、以下に述べる効果を奏する 。
【0029】 すなわち、ホタテ貝等の貝類の身からウロを完全に且つ自動的に取り除くこと ができて食中毒等を防げるとともに外見が良く、更に、作業性が良くて、作業時 間の短縮化を図ることができ、身の部分に損傷を与えることなくウロのみを取り 除くことができて、不良品の発生を無くすことができる。 更に、ウロ取り手段が少なくとも一対の垂直ピンを有し、第一の垂直ピンで前 記貝類のウロを立ち上げ、第二の垂直ピンで前記立ち上げ状態のウロを剥ぎ取る 構成としたので、ホタテ貝等の貝類の身からウロを正確に剥ぎ取ることができ、 このウロを剥ぎ取るときに、無理に剥ぎ取らないので、剥ぎ取り時にホタテ貝等 の貝類の身が損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るホタテ貝等の貝類のウロ取り装置
の一実施の形態の側面図である。
【図2】貝類のウロ取り装置の平面図である。
【図3】貝類のウロ取り装置の正面図である。
【図4】貝類のウロ取り装置における貝類の身を1つず
つセットする部分を示す平面斜視図である。
【図5】貝類のウロ取り装置におけるセットされた貝類
の身を搬送しウロ部分を解凍する部分の斜視図である。
【図6】貝類のウロ取り装置におけるウロを剥ぎ取る部
分の斜視図である。
【図7】貝類のウロ取り装置におけるウロを剥ぎ取った
後の搬送状態を示す部分斜視図である。
【図8】貝類のウロ取り装置におけるウロの部分を解凍
する状態を示す縦断面図である。
【図9】貝類のウロ取り装置におけるウロを剥ぎ取る部
分の縦断面図である。
【図10】貝類のウロ取り装置におけるウロを剥ぎ取る
工程を示す説明図である。
【図11】ホタテ貝の身の部分の平面図である。
【図12】ホタテ貝のウロを剥ぎ取った後の状態を示す
平面図である。
【図13】貝類のウロ取り装置における押さえローラ部
分の斜視図である。
【図14】貝類のウロ取り装置における押さえローラに
よるスポンジベルトの脱水工程を示す斜視図である。
【図15】貝類のウロ取り装置におけるホッパーにホタ
テ貝を供給する供給コンベアの斜視図である。
【図16】従来の貝類のウロ取り時の切断状態を示す説
明図である。
【図17】従来の貝類のウロ取り切断による貝類の身と
ウロとの切断状態を示す平面図である。
【図18】従来の貝類のウロ取り切断における身の部分
の平面図である。
【符号の説明】
T ホタテ貝 M 身 U ウロ I 貝類のウロ取り装置 2 搬送手段 2A 下側ベルトコンベア 2B 上側コンベア 2a 軟質材 3 垂直ピン 4 ウロ取り手段 5 噴出ノズル 6 押さえロ−ラ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホタテ貝等の貝類の身の部分を搬送し、こ
    の搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、 前記ホタテ貝等の貝類の身の部分をウロを外部に出した
    状態で上下から挟んで搬送する搬送手段と、 前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆
    方向に回転して前記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る
    少なくとも一本以上の垂直ピンを有するウロ取り手段と
    を備えていることを特徴とするホタテ貝等の貝類のウロ
    取り装置。
  2. 【請求項2】ホタテ貝等の貝類の身の部分を搬送し、こ
    の搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、 前記ホタテ貝等の貝類の身の部分をウロを外部に出した
    状態で上下から挟んで搬送する搬送手段と、 前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆
    方向に回転して前記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る
    少なくとも一本以上の垂直ピンを有するウロ取り手段と
    を備え、 前記搬送手段は、上側及び/又は下側ベルトコンベアが
    軟質材からなることを特徴とするホタテ貝等の貝類のウ
    ロ取り装置。
  3. 【請求項3】ホタテ貝等の貝類の身の部分を搬送し、こ
    の搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、 前記ホタテ貝等の貝類の身の部分をウロを外部に出した
    状態で上下から挟んで搬送する搬送手段と、 前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆
    方向に回転して前記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る
    少なくとも一本以上の垂直ピンを有するウロ取り手段と
    を備え、 前記貝類の身が冷凍されている場合に、前記搬送手段の
    側方に配置され、前記貝類のウロの部分のみを解凍する
    温水を噴出する噴出ノズルを有することを特徴とするホ
    タテ貝等の貝類のウロ取り装置。
  4. 【請求項4】ホタテ貝等の貝類の身の部分を搬送し、こ
    の搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、 前記ホタテ貝等の貝類の身の部分をウロを外部に出した
    状態で上下から挟んで搬送する搬送手段と、 前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆
    方向に回転して前記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る
    少なくとも一本以上の垂直ピンを有するウロ取り手段と
    を備え、 前記搬送手段は、上側及び/又は下側ベルトコンベアが
    軟質材からなり、 前記貝類の身が冷凍されている場合に、前記搬送手段の
    側方に配置され、前記貝類のウロの部分のみを解凍する
    温水を噴出する噴出ノズルを有し、 前記搬送手段の搬送方向終点側に、前記上側コンベアの
    軟質材を押さえることによって軟質材に吸入された水分
    を取り除いて落下排出させるための押さえロ−ラが設け
    られていることを特徴とするホタテ貝等の貝類のウロ取
    り装置。
  5. 【請求項5】ホタテ貝等の貝類の身の部分を搬送し、こ
    の搬送途中にウロを取り除くウロ取り装置において、 前記ホタテ貝等の貝類の身の部分をウロを外部に出した
    状態で上下から挟んで搬送する搬送手段と、 前記搬送手段による搬送途中に配置され、搬送方向と逆
    方向に回転して前記ホタテ貝等の貝類のウロを剥ぎ取る
    少なくとも一本以上の垂直ピンを有するウロ取り手段と
    を備え、 前記ウロ取り手段が少なくとも一対の垂直ピンを有し、
    第一の垂直ピンで前記貝類のウロを立ち上げ、第二の垂
    直ピンで前記立ち上げ状態のウロを剥ぎ取る構成とした
    ことを特徴とするホタテ貝等の貝類のウロ取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10765123B2 (en) 2017-06-01 2020-09-08 Investissement Québec System and method for preparing crustacean body parts for meat extraction

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