JP3030251U - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

Info

Publication number
JP3030251U
JP3030251U JP1996001419U JP141996U JP3030251U JP 3030251 U JP3030251 U JP 3030251U JP 1996001419 U JP1996001419 U JP 1996001419U JP 141996 U JP141996 U JP 141996U JP 3030251 U JP3030251 U JP 3030251U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
transmitter
optical signal
receiver
remote controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996001419U
Other languages
English (en)
Inventor
幸聖 小迫
Original Assignee
旭光学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP1996001419U priority Critical patent/JP3030251U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3030251U publication Critical patent/JP3030251U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモートコントローラを用いて撮影を行うこ
とができるカメラシステムにおいて、バルブ撮影やカメ
ラの後方からリモートコントローラを用いて撮影しよう
とする場合にも、リモートコントローラを用いて撮影が
行えるシステム構成を得ること。 【解決手段】 発光部(32)を有するリモートコント
ローラ(3)と、リモートコントローラからの信号を受
ける受光部(15)を有するカメラ(1)と、受光部が
受光した信号に応じてカメラの動作を制御する制御部
(30)とを備えたカメラとからなるカメラシステムに
おいて、リモートコントローラの発光部とカメラの受光
部とを連結する導光ケーブル部材(2)を設けた構成と
し、制御部は、リモートコントローラの発光部とカメラ
の受光部が導光ケーブル部材で連結されているか否かに
より、受光部が受光した同一の光信号に対して異なる動
作を行わせる構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、リモートコントローラの操作により撮影を行うことができるリモ ートコントローラ付きカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、リモートコントローラを用いて、カメラから離れた位置でシャッタ 操作を行うことが可能なカメラが知られている。このようなカメラをリモートコ ントローラにより操作して撮影を行う場合には、通常、カメラ前面に設けられて いる受光部に向けてリモートコントローラから撮影開始を指示する信号光(赤外 光)を照射する。カメラ側では、受光部に信号光が入射すると、カメラの制御部 が、カメラ内部の各回路や機構の動作を制御して撮影処理を実行する。
【0003】 一般にリモートコントローラにより撮影を行うカメラシステムにおいては、リ モートコントローラの操作がカメラの前方から行われることを前提としてシステ ムが構成されている。リモートコントローラから撮影開始を指示する信号光を受 信すると直ちにカメラ側が撮影を行う、という風にカメラの動作が制御されると 、撮影者が撮影開始のためにリモートコントローラをカメラに向けて操作してい る状態がそのまま撮影されてしまう可能性がある。このため、従来のカメラにお いては、カメラがリモートコントローラの操作により撮影を実行するモードで動 作している場合には、撮影開始の信号光がリモートコントローラからカメラに送 られてから、所定時間(例えば4秒)が経過した後に露光を開始する様に構成さ れている。すなわち、リモートコントローラによりカメラの前方から撮影開始の 信号をカメラに送った後、撮影者がリモートコントローラを写真に写らない位置 に移動させることができるだけの時間をおいて、実際の露光が開始されるように なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
【0005】 リモートコントローラはカメラに振動を伝えずにシャッタボタンを操作するこ とができることから、低速のシャッタスピードやバルブ撮影などにも利用する事 が可能である。しかし、従来のカメラシステムを用いてバルブ撮影を行う場合に は、露光時間中は継続してリモートコントローラの撮影ボタンを押し続ける必要 があり、しかもその間リモートコントローラからの射出光がカメラの受光部に入 射するよう、リモートコントローラの向きを一定に保っておく必要がある。さら に、露光中はカメラの撮影画角内にリモートコントローラが入らないような位置 から(たとえばカメラの斜め前方から)リモートコントローラを操作したり、リ モートコントローラから射出する信号光を反射物に反射させてカメラの受光部に 入射させたりする必要がある。
【0006】 また、バルブ撮影あるいは通常の撮影において、カメラの後方からリモートコ ントローラを用いて撮影しようとする場合にも、リモートコントローラからの射 出光を一旦反射物に反射させることによりカメラの受光部に入射させる必要があ る。このような場合、リモートコントローラの向きやカメラ、リモートコントロ ーラと反射物との位置関係によっては、信号光が受光部にうまく到達しない場合 があり、操作性が悪いという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の事情に鑑み、請求項1のカメラシステムは、所定の光信号を射出する送 信機と、該送信機から射出される該所定の光信号を受信する受信部と該受信部が 受信した光信号に応じてカメラの動作を制御する制御部とを備えたカメラシステ ムにおいて、該送信機と該受信部を連結する導光ケーブル部材をさらに有し、該 制御部は、該送信機と該受信部が導光ケーブル部材で連結されているか否かによ り、該受信部が受信した同一の光信号に対して異なる動作を行わせること、を特 徴としている。
【0008】 ここで、前記所定の光信号は、前記カメラによる撮影開始を指示する赤外光に よる信号であり、前記制御部は、前記該送信機と該受信部が導光ケーブル部材で 連結されていない場合には前記受信部が前記光信号を受信してから所定時間経過 後に撮影を開始し、前記該送信機と該受信部が導光ケーブル部材で連結されてい る場合には、前記受信部が前記光信号を受信すると直ちに撮影を開始するよう構 成することができる。 また、前記送信機の前記光信号送信部および前記カメラの前記受信部には、所 定の形状のケーブル係合部が形成され、前記導光ケーブル部材の両端には、該係 合部と係合する連結部が形成されている構成とすれば、容易にケーブルの着脱を 行うことができる。 加えて、前記係合部および前記連結部のいずれか一方を磁石、他方を磁石また は強磁性体材料により構成してもよい。
【0009】 また、請求項8のカメラシステムは、所定の光信号を射出する送信機と、該送 信機から射出される該所定の光信号を受信する受信部と該受信部が受信した光信 号に応じてカメラの動作を制御する制御部とを備えたカメラと、該送信機と該受 信部を連結する導光ケーブル部材と、を有し、該カメラはカメラ本体に設けられ たレリーズスイッチの操作により露光を行う通常撮影モードと、該送信機から送 られ前記受信部が受信した該光信号に基づいて露光を行うリモートコントロール 撮影モードで動作可能であり、該制御部は、該カメラが該リモートコントロール 撮影モードで動作している時は、該送信機と該受信部が導光ケーブル部材で連結 されているか否かにより、該受信部が受信した同一の光信号に対して異なる動作 を行わせること、を特徴としている。
【0010】 ここで、前記リモートコントロール撮影モードで前記カメラが動作しておりか つ前記送信機と前記受信部が導光ケーブル部材で連結されていない場合に、前記 受信部が前記送信機からの光を受光してから所定時間経過後に撮影動作を開始す るよう制御する事ができる。
【0011】 また、前記リモートコントロール撮影モードで前記カメラが動作しておりかつ 前記送信機と前記受信部が導光ケーブル部材で連結されている場合に、前記受信 部が前記送信機からの光を受光すると直ちに撮影動作を開始するよう制御するこ とも可能である。
【0012】 あるいはまた、前記通常撮影モードで前記カメラが動作しておりかつ前記送信 機と前記受信部が導光ケーブル部材で連結されている場合に、前記受信部が前記 送信機からの光を受光すると直ちに撮影動作を開始するようにしても良い。
【0013】 また、請求項12に記載のカメラシステムは、所定の光信号を射出する送信機 と、該送信機から射出される該所定の光信号を受信する受信部と該受信部が受信 した光信号に応じてカメラの動作を制御する制御部とを備えたカメラと、該送信 機と該受信部を連結する導光ケーブル部材と、少なくとも該カメラに、該導光ケ ーブル部材が装着されているかどうかを検知する検知手段を有すること、を特徴 としている。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の実施の形態であるカメラシステム100の外観を示す図である 。カメラシステム100は、カメラ1とリモートコントローラ3と光ファイバー ケーブル2とを有している。
【0015】 カメラ1はレンズシャッタカメラである。カメラ本体前面1Aのほぼ中央部に 撮影レンズ11が設けられており、図1における撮影レンズ11の上方にはファ インダ窓12、三角測距法により被写体までの距離を測定するための自動測距( AF)用の赤外光発光部14Aおよび受光部14Bが配置されている。ファイン ダ12および赤外光発光部14Aおよび受光部14Bの図1における左側には、 後述するインディケータ(LED)18が配置されている。さらに、カメラ本体 前面1Aの図1における左側端部にはリモートコントローラ3より射出されるリ モートコントロール用信号光(赤外光)を受光するための信号光受信部15が設 けられている。また、図1においてカメラの上面1Bには、シャッタボタン16 および、動作モード切換スイッチ17が設けられている。動作モード切換スイッ チ17は、リモートコントローラ3により撮影開始の信号をカメラに送信して撮 影を行うリモートコントロール撮影モードと、リモートコントローラを用いずに カメラ本体のシャッタボタン16の操作により撮影を行う通常撮影モードとの間 でカメラの動作モードを切り換えるためのスイッチである。さらに、現在選択さ れているモードや撮影枚数その他の情報を表示するためのLCD(液晶表示)パ ネル19もカメラの上面1Bに設けられている。
【0016】 リモートコントローラ3にはシャッタボタン31が設けられている。リモート コントローラ3は、図1に示すようにほぼ直方体の形状をしており、その端面に 、発光部32が設けられている。リモートコントローラ3のシャッタボタン31 が押されている間、発光部32から所定の信号光(赤外光)が射出されるように なっている。
【0017】 光ファイバケーブル2は、リモートコントローラ3の発光部32とカメラの受 光部15とを接続するものである。通常は、リモートコントローラ3の発光部3 2をカメラの信号光受光部15に向けてシャッタボタン31を押すことにより、 リモートコントローラ3からの射出光が直接(光ケーブル等を用いることなく) カメラの受信部15に入射する。しかし、本実施の形態のカメラにおいては、カ メラの信号光受信部15とリモートコントローラ3の発光部31とを光ファイバ ーケーブル2により結合することができるように構成されている。図1および図 2に示すように、光ファイバーケーブル2の両端にはそれぞれ同一形状のコネク タ21が設けられ、信号光受信部15およびリモートコントローラ3の発光部3 2には、それぞれコネクタ21と係合する係合部15Aおよび32Aがそれぞれ 形成されている。
【0018】 図2は、光ファイバーケーブル2のコネクタ21の外形を拡大して示す図であ る。コネクタ21は、光ファイバーケーブル2の端部を覆う円筒状の部材21A を有する。そして円筒部材21Aの端部には、扇型もしくは長方形状の一対の突 出部21Bが、ファイバーケーブル2および円筒状のコネクタ部材21の半径方 向に沿って(すなわち円筒の軸に対し点対称となる位置に)突出して形成されて いる。コネクタの端面21Cおよび光ファイバーケーブルの端面20Aはほぼ同 一平面上にある。
【0019】 図3はカメラ本体に形成された、コネクタ21が取り付けられる係合部15A の構成を示す図であり、図4は係合部15Aの構成を、図5はコネクタが接続さ れている場合の係合部15Aの状態を示す側断面図である。
【0020】 カメラ側の係合部15Aは、カメラ前面1Aにコネクタの端面21C(突出部 21Bの端面を含む)の形状に対応した開口150が形成されている。係合部1 5Aには、カメラ内部において、図3に破線で示すオーバーハング部151が形 成されている。オーバーハング部151は、コネクタ21に形成された突出部2 1Bを完全に収納できる程度の大きさの空洞部で、コネクタ21をカメラ1に取 り付けた時には、このオーバーハング部151に位置する突出部21Bが、カメ ラ表面を構成する部材(1A)とオーバーハング部(空洞部)151の底面15 0Bとの間に位置する状態となる。コネクタ21の突出部21Bは、磁石になっ ており、またオーバーハング部の底面150Bは強磁性体により形成されており 、突出部21Bがオーバーハング部の底面150Bに吸着することによりコネク タ21はカメラ1に固定されることになる。
【0021】 尚、本実施の形態においては突出部21Bを磁石、底面150Bを強磁性体と しているが、両者を逆極性を有する磁石により形成しても良いし、底面150B を磁石とし突出部21Bを強磁性体により構成しても良い。 また、本実施の形態においてはオーバーハング部151を設けると共に、コネ クタ21とオーバーハング部の底面151Bが磁力により吸着する構成としてい る。しかし、いずれか一方のみでコネクタ21をカメラ1に固定するようにして も良い。すなわち、オーバーハング部151と突出部21Bとの係合のみによっ て(磁石を用いないで)コネクタ21をカメラ1に取付ける構成としてもよく、 また、オーバーハング部151を特に設けず、コネクタ21およびカメラ1に形 成したコネクタ装着部の一方を磁石、他方を磁石または強磁性体により構成して も良い。
【0022】 コネクタ21をカメラへ装着する場合には、開口150にコネクタ21の突出 部21Bを対向させて、コネクタ21の端面21Cが係合部15Aの底面150 Bに当接するまで挿入し、次にコネクタの突出部21Bが上述のオーバーハング 部151に位置するようコネクタ21を図3における時計回りに回転させる。上 述のように突出部21Bの磁石が底面150Bに吸着して固定される。コネクタ 21を取り外す場合には、上記とは逆に、コネクタ21を反時計回りに回し、開 口150からコネクタ21を抜き取る。
【0023】 係合部15Aの中央には、リモートコントローラ3から送られてくる信号光を 受信するための受信ユニット15Bが配置されている。受信ユニット15Bの受 光面は係合部15Aの底面150Bとほぼ同一平面上に位置し、コネクタ21が 装着されるとコネクタ側の光ファイバーケーブル2の端面20Aと受信ユニット 15Bの受光面とがほぼ当接した状態で対向する。
【0024】 図3および図4に示すように、オーバーハング部151に対応するカメラ前面 1Aの開口部150側端部の内壁には、コネクタ装着時にコネクタ21の回転に 対しクリック感を与えるための小突起160が空洞部底面に向かって突出して形 成されている。
【0025】 また、オーバーハング部151には、コネクタ21の突出部21Bがオーバー ハング部151に位置すると状態が変わるスイッチ152の一部が突出している 。スイッチ152はコネクタ21が装着されていない状態ではオン状態であり、 コネクタ21が装着されると(コネクタ21を係合部151の開口150から挿 入し、クリック感を感じるまで回転させると)、スイッチ152はオフ状態にな る。
【0026】 図3に示すように、スイッチ152は、ほぼカメラ1の上面1Bに平行な方向 に延びた一対のアーム状の端子153、154を有している。一対の端子153 、154はまた係合部の底面150Bと平行な方向に延びており、それぞれの端 部がカメラ本体(係合部壁面)に固定されている。なお、スイッチ152にはこ の構成に限る必要はなく、コネクタ21の着脱に応じて状態が切り替わるもので あればどのような構成のものを用いてもよい。
【0027】 一対の端子153、154はコネクタ21が係合部15Aに装着されていない 状態では、図3において2点鎖線で示すような接触状態となっている。すなわち 、各端子のアーム部が平行状態を保っており、端子153に設けられた突起部1 53Aが端子154のアーム部に当接した状態となっている。
【0028】 一対の端子のうちコネクタ21から離れた側に位置する端子154は、コネク タ21に近い方の端子153より長く形成され、その先端は、コネクタがカメラ 1に装着されてコネクタ21の突出部21Bがオーバーハング部151に突出し ている。端子154には、コネクタ21が係合部15Aに装着されるとコネクタ 21の周面21D(図2参照)により端子154がコネクタ21から離れる方向 に押されるよう干渉部154Aが形成されている。すなわち、コネクタ21が係 合部15Aに装着されると、スイッチを構成する一対の端子153、154の一 方(154)の先端に形成された干渉部154Aが前記突出部21Bの周面21 Dに押されて、突起部153Aが端子154から離れ、スイッチ152はオン状 態からオフ状態に変わる(図3に実線で示す状態に変わる)。
【0029】 リモートコントローラ3に形成されたコネクタ21との係合部32Aの構成は 、カメラの係合部15Aの受光部に代えて発光部が配置されている点、およびリ モートコントローラ側にはコネクタ21の装着によりオン・オフするスイッチ1 53、154が設けられていないという点以外は、カメラ側の係合部15Aと同 様の構成であるため、説明を省略する。
【0030】 図6はカメラ1の制御系を説明するためのブロック図である。 前述のように、カメラ1のシャッタボタン16を操作して撮影を行う通常撮影 モードと、リモートコントローラ3上のシャッタボタン31により撮影を行うリ モートコントロール撮影モードとでは、撮影のシーケンスが異なっている。通常 撮影モードにおいては、カメラ1のシャッタボタン16を押すと、直ちに露光が 行われる。しかし、リモートコントローラ3を用いて撮影を行う場合には、リモ ートコントローラ3の操作者自身が被写体となってカメラ1の前方でリモートコ ントローラ3を操作する場合が多いため、リモートコントローラ3から撮影開始 の信号が発せられてから所定の時間が経過するのを待ってフィルムの露光を開始 するのが一般的である。
【0031】 上記のような目的でリモートコントローラを用いる場合には、従来の露出制御 で問題はない。しかし、上記の様な撮影の他に、カメラに振動を与えないための 手段としてリモートコントローラを用いる場合がある。例えば、バルブ撮影や比 較的遅いシャッタスピードでの撮影を行う場合には、たとえカメラを三脚に据え 付けたとしても、撮影者がカメラのシャッターボタンを押すことによりカメラが 振動すると、ぶれを含んだ状態の写真が撮影されることになる。
【0032】 このような場合に、従来のカメラシステムにおいて、リモートコントローラを 用いてカメラの前方から撮影を行うことは可能であるが、リモートコントローラ のシャッタボタンを押してから露光までには数秒程度以上の時間差があるため、 リモートコントローラを用いることによりシャッタ押下時の振動がカメラに伝わ ることは防げるものの、撮影のタイミング(バルブ露出においては撮影開始のタ イミング)を逃してしまう場合がある。さらに、バルブ露出を行う時には、リモ ートコントローラ3の射出光がカメラの受光部に入射するよう、リモートコント ローラを長時間一定の方向に向けておかねばならないが、これは撮影者にとって 容易なことではなく、十分に長い時間のバルブ露出をリモートコントロール撮影 モードで実行することは困難であった。
【0033】 本実施の形態のカメラは、カメラに振動を与えずに撮影を行うための手段とし てリモートコントローラを用いるために、リモートコントローラとカメラが光フ ァイバーケーブルで接続された場合には、通常のリモートコントローラ撮影モー ドとは異なる露出制御を行っている。
【0034】 図4に示すように、カメラ1はシステムコントローラ30を有している。シス テムコントローラ30は、AF用発光部14Aを制御して測距用の赤外光を発光 する。AF用受光部14BはAF用発光部14Aから射出され被写体により反射 された測距用の赤外光を受光する。AF用発光部と受光部との位置関係および、 AF用受光部における受光光の受光位置に基づいて、三角測距法により被写体ま での距離が求められる。
【0035】 システムコントローラ30は上記のようにして求められた被写体までの距離の 測距値に応じてレンズ駆動回路43を制御し、レンズ駆動機構44を駆動してカ メラ1のフォーカシングレンズを合焦位置に移動させる。 また、システムコントローラ30は測光部13により求められた被写体輝度お よびフィルム感度に応じて露出値を決定し、さらに露出値からシャッタ速度およ び絞りを決定し、シャッタセクタ駆動回路41を制御してシャッタ駆動機構を駆 動することにより、シャッタセクタ(羽根)の開き量により絞りを、シャッタセ クタの開放時間によりシャッタ速度を調整して撮影を実行する。
【0036】 カメラ本体上面1Bに設けられたモード選択スイッチ17により、通常撮影モ ードもしくはリモートコントロール撮影モードのいずれかが選択される。
【0037】 システムコントローラ30はまた、カメラ1の係合部15Aに設けられたスイ ッチ152のオン・オフ状態を検知するための検知回路152Aと接続されてい る。モード選択スイッチ17により選択されているモードと、検知スイッチ15 2の状態、そして操作されたシャッタボタンがカメラ1のシャッタボタン16か リモートコントローラ3のシャッタボタン31かに応じて、システムコントロー ラ30はカメラ1の撮影動作を制御する。
【0038】 表示部19はLCD表示パネルを有し、選択されている撮影モードに関する情 報を含む種々の情報を必要に応じて表示する。また、LED駆動回路18Aは、 光ファイバケーブル2を用いないでリモートコントロール撮影モードによる撮影 を行う場合に、シャッタボタン31の押下後、露光開始までの残り時間に応じて LED18を点灯あるいは点滅させる。
【0039】 次に、図7を参照して本実施の形態のカメラの撮影動作を説明する。 図7は、第1の実施の形態としてのカメラの動作を説明するフローチャートで ある。このフローチャートは、カメラ1またはリモートコントローラ3のシャッ ターボタン16または31が押されるとシステムコントローラ30により撮影動 作を実行する割り込み処理となっている。
【0040】 システムコントローラ30は撮影モード選択スイッチ17の状態により、カメ ラ側のシャッタボタン16の操作により撮影を開始する通常撮影モードとリモー トコントロール用受光部15の入射信号光により撮影を開始するリモートコント ロール撮影モードとのいずれが選択されているかにより、異なる制御を行う。す なわち、撮影モード選択スイッチ17により通常撮影モードが選択されている場 合には、仮にリモートコントローラ3からリモートコントロール用受光部15に 赤外光が入射しても、撮影処理は実行されない。これに対し、リモートコントロ ール撮影モードが選択されている場合には、リモートコントローラ3からリモー トコントロール用受光部15に赤外光が入射した場合にも、カメラ側のシャッタ ボタン16が押下された場合にも撮影処理を実行する。
【0041】 シャッタボタン16または31が押されると、システムコントローラ30は、 カメラ側のシャッタボタン16が押されたかリモートコントローラ3側のシャッ タボタン31が押されたのかを判定する(S1)。リモートコントローラ3のシ ャッタボタン31が押された場合(NO:S1)には、現在選択されている撮影 モードが通常撮影モードであるかリモートコントロール撮影モードであるかを、 モード切り替えスイッチ17の状態により判定する(S3)。リモートコントロ ール撮影モードが選択されている場合には(YES:S5)、システムコントロ ーラ30は、コネクタ検知スイッチ152がオンかオフかにより、コネクタ21 がカメラ本体に接続されているかどうかを検知する(S5)。 ここで、もしもコネクタ検知スイッチ152がオフで、コネクタ21が接続さ れていないと判定されると(NO:S5)、通常のリモートコントロール撮影の 処理が行われることとなり、処理はS7へ進む。
【0042】 S7でシステムコントローラ30は所定時間(本実施の形態においては4秒間 )の経過を待って、測光・測距処理を行い(S8)、露光条件、被写体距離を演 算し(S8)、演算された露光条件にて被写体の露光を行う。すなわち、リモー トコントロール撮影モードが選択されておりかつカメラ本体にコネクタ21が接 続されていない状態で、リモートコントローラ3のシャッタボタン31を押すと 、システムコントローラ30はシャッタの操作後所定時間(4秒)の待ち時間の 経過を待って露光処理(撮影)を行うことになる。
【0043】 もしも、リモートコントロール撮影モードが選択されていてかつカメラ本体に コネクタ21が接続されてる状態でリモートコントローラ3のシャッタボタン3 1を押すと、処理はS1、S3次にS5を経てS8へと進む。すなわち、リモー トコントローラ3のシャッタボタン31が押された直後に(所定時間の経過を待 つことなく)S8の測光・測距処理が行われる。そして、システムコントローラ 30は、S8で行われた測距・測光結果に基づいてシャッタセクタ駆動回路41 を制御して、適正な露光条件で撮影を行い(S9)、露光処理を終了する。図示 は省略するが、露光が終了すると、システムコントローラはフィルム巻き上げ機 構を制御してフィルムを1コマ分巻き上げる。
【0044】 リモートコントローラ3のシャッタボタン31が押され(NO:S1)、しか も、リモートコントロール撮影モードではなく通常撮影モードが選択されている 場合には(NO:S3)、システムコントローラ30はS5〜S9の処理を行わ ずに図7の割り込み処理を終了する。すなわち、リモートコントロール撮影モー ドが選択されていない状態でリモートコントローラ3のシャッタボタン31が操 作されても、システムコントローラ30は、撮影処理を行わないことになる。
【0045】 カメラ側のシャッタボタン16が押された場合には(YES:S1)、現在選 択されている撮影モードがリモートコントロール撮影モードであるか通常撮影モ ードであるかにかかわらず、直ちに測光・測距処理(S8)が行われ、続いて露 光処理(S9)が実行される。
【0046】 以上のように、第1の実施の形態のカメラにおいては、リモートコントロール 撮影モードが撮影モードとして選択されている場合、リモートコントローラ3と カメラ1の受光部15が光ファイバケーブル2で接続されていれば、リモートコ ントローラ3は予めカメラの撮影画角の外に位置させた状態でシャッタボタン3 1の操作を行うことができるため、従来のように露光開始まで所定時間の経過を 待たずに、シャッタボタン31の操作に直ちに応答して露光を開始する用に制御 している。また、リモートコントローラ3とカメラ1の受光部15が光ファイバ ケーブル2で接続されていない場合には、従来のリモートコントロール撮影モー ドの撮影と同様、リモートコントローラのシャッタボタンの操作から所定時間が 過ぎるのを待って露光処理が行われる。
【0047】 なお、リモートコントロール撮影モードが選択されている場合に、リモートコ ントローラ3とカメラがケーブルにより接続されているか否かを判定しているた め、上記の様な露光時間の制御に限らず、ケーブルが存在するか否かに応じて異 なる動作をするように構成することが可能となる。
【0048】 上記の第1の実施形態においては、リモートコントロール撮影モードにおいて 、光ファイバケーブルが装着されている場合には、シャッタボタン押下後に直ち に露光が開始されるようになっているが、光ファイバケーブルが装着されている 場合にもある時間だけ経過してから露光を開始するようにしてもよい。
【0049】 図8は、第2の実施の形態としてのカメラの露光制御を示すフローチャートで ある。図8も、図7と同様、カメラ1のシャッタボタン16またはリモートコン トローラ3のシャッタボタン31のいずれかが操作されると開始される割り込み 処理である。カメラシステム100の構成は第1の実施形態のものと同様である 。
【0050】 カメラ1のシャッタボタン16またはリモートコントローラのシャッタボタン 31が押されると、システムコントローラ30は、カメラのシャッタボタン16 が押されたのかリモートコントローラ3のシャッタボタン31が押されたのかを 判定する(S11)。リモートコントローラ3のシャッタボタン31が押された 場合(すなわち、押されたシャッタボタンがカメラのものではなかった場合)に は(NO:S13)、現在選択されている撮影モードが通常撮影モードかリモー トコントロール撮影モードかを、モード切り替えスイッチ17の状態により判定 する(S13)。
【0051】 リモートコントロール撮影モードが選択されている場合には(YES:S13 )、システムコントローラ30は、コネクタ21がカメラ1の係合部15Aに接 続されているか否かを検知スイッチ152の状態により判定する(S15)。 コネクタが接続されていない場合には(NO:S15)、通常のリモートコン トロール撮影モードの動作が実行される。すなわち、システムコントローラ30 は、第1の実施形態の場合と同様、所定時間(4秒)が経過するのを待って(S 17)、測光・測距処理を行い(S18)、シャッタセクタ駆動回路41を制御 してシャッタ駆動機構42を駆動しシャッタセクタを駆動して撮影を行う。
【0052】 コネクタが接続されている場合には(YES:S15)、カメラはバルブ撮影 を実行する(S16)。すなわち、リモートコントローラのシャッタボタン31 が押されると、直ちにシャッタセクタが開放状態となり、リモートコントローラ 3のシャッタボタン31が押されている間はシャッタの開放状態が保持される。 シャッタボタン31の押下を解除すると、システムコントローラ30はシャッタ セクタ駆動回路41を制御してシャッタ駆動機構42によりシャッタセクタを閉 じ、撮影を終了する。図示は省略するが、露光が終了するとフィルムの巻き上げ が行われるのは上記と同様である。
【0053】 リモートコントローラのシャッタボタン31が押され、かつ現在の撮影モード として通常撮影モードが選択されている場合には(NO:S13)、何の処理も 行われることなく、図8の割り込み処理は終了する。
【0054】 また、カメラのシャッタボタン16が押された場合には(YES:S11)、 システムコントローラ30は、現在選択されている撮影モードが通常撮影モード であるかリモートコントロール撮影モードであるかにかかわらず、直ちに測距・ 測光処理を行い(S18)、測光・測距結果に基づいてシャッタセクタ駆動回路 41を制御して、適正な露光値で撮影を行い、露光処理を終了する(S19)。 図示は省略するが、第1の実施形態の場合と同様、露光が終了すると、システム コントローラ30はフィルム巻き上げ機構を制御してフィルムを1コマ分巻き上 げる。
【0055】 第2の実施形態によれば、撮影者は、バルブ撮影を実行する際に、カメラにシ ャッタボタン押下による振動を伝えないようにすることを目的としてリモートコ ントローラ3を用いる場合には、リモートコントロール撮影モードが選択されて いる時に、単にリモートコントローラ3とカメラ1を光ファイバケーブル2で接 続するだけで、バルブ露出が実行可能となる。すなわち、リモートコントローラ 3のシャッタボタン31を押下すると直ちに露光が開始され、リモートコントロ ーラ3のシャッタボタン31の押下状態を解除すると露光が終了する。このとき 、リモートコントローラ3は光ファイバケーブル2によりカメラ1と接続されて いるため、任意の位置、任意の方向を向けた状態で、操作することが可能となる 。
【0056】 尚、第2の実施形態において、バルブ撮影は、リモートコントローラ3のシャ ッタボタン31が押下状態の時にシャッタセクタが開放状態となるものとしたが 、シャッタボタン31の1回目の操作(シャッタボタン31を一旦押した後指を 離す操作)でシャッタセクタが開放状態となり、2回目の操作でシャッタセクタ が閉じるように制御することも可能である。
【0057】 図9は、第3の実施の形態としてのカメラの露光制御を示すフローチャートで ある。図9も、図7および図8の場合と同様、カメラ1のシャッタボタン16ま たはリモートコントローラ3のシャッタボタン31のいずれかが操作されると開 始される割り込み処理である。カメラシステム100の構成は第1の実施形態の ものと同様である。
【0058】 シャッタボタン16または31が押されると、システムコントローラ30は、 カメラのシャッタボタン16が押されたのかリモートコントローラのシャッタボ タン31が押されたのかを判定する(S21)。リモートコントローラ3のシャ ッタボタン31が押された場合には(NO:S21)、コネクタ21がカメラ1 の係合部15Aに接続されているか否かを検知スイッチ152の状態により判定 する(S22)。コネクタ21がカメラ1の係合部15Aに接続されていない場 合には(NO:S22)、現在選択されている撮影モードが通常撮影モードかリ モートコントロール撮影モードかを、モード切り替えスイッチ17の状態により 判定する(S23)。リモートコントロール撮影モードが選択されている場合に は(YES:S23)、システムコントローラ30は、所定時間(4秒)が経過 するのを待って(S27)、測光・測距処理を行い(S28)、シャッタセクタ 駆動回路41を制御してシャッタ駆動機構42を駆動しシャッタセクタを駆動し て露光処理を行う(S29)。
【0059】 リモートコントローラのシャッタボタン31が押され(NO:S21)、かつ コネクタ21がカメラ1の係合部15Aに接続されている場合には(YES:S 22)、システムコントローラ30は、現在選択されている撮影モードが通常撮 影モードかリモートコントロール撮影モードかにかかわらず、測光・測距処理( S28)を行い、次に露光処理(S29)を行う。すなわち、コネクタ21が係 合部15Aに接続されていれば、リモートコントローラ3のシャッタボタン31 を押すことにより、所定時間の経過を待つことなく直ちに撮影が実行される。
【0060】 リモートコントローラのシャッタボタン31が押されても(NO:S21)、 コネクタ21が係合部15Aに装着されていない状態で(NO:S22)、かつ 撮影モードとしてリモートコントロール撮影モードではなく、通常撮影モードが 選択されている場合には(NO:S23)、何の処理も行われることなく、図9 の割り込み処理は終了する。
【0061】 また、カメラのシャッタボタン16が押されて図9の処理が開始された場合に は(YES:S21)、システムコントローラ30は、現在選択されている撮影 モードが通常撮影モードであるかリモートコントロール撮影モードであるかにか かわらず、直ちに測距・測光処理を行い(S28)、測光・測距結果に基づいて シャッタセクタ駆動回路41を制御して、適正な露光値で撮影を行い、露光処理 を終了する(S29)。
【0062】 なお、図示は省略するが、露光が終了すると、システムコントローラ30はフ ィルム巻き上げ機構を制御してフィルムを1コマ分巻き上げる。
【0063】 第3の実施形態によれば、撮影者が光ファイバケーブル2によりカメラ1とリ モートコントローラ3を接続した場合には、カメラ側の撮影モードをリモートコ ントロール撮影モードに切り換えなくとも、カメラは、リモートコントローラ3 のシャッタボタン31の操作により遅延時間なく撮影を開始するモードで動作す る。一方、リモートコントローラ3とカメラ1が光ファイバケーブル2で接続さ れていない場合には、撮影モードがリモートコントロール撮影モードであれば、 リモートコントローラ3のシャッタボタン31の操作後、所定の遅延時間を経て 撮影が実行される。
【0064】 なお、いずれの撮影モードが選択されていても、カメラ1のシャッタボタン3 1が操作された場合には直ちに撮影が実行される。また、通常撮影モードが選択 されていて、カメラ1とリモートコントローラ3が光ファイバケーブル2で接続 されていない場合には、リモートコントローラ3のシャッタボタン31が操作さ れても撮影は行われない。
【0065】 なお、上述のように、本考案に係るカメラにおいては、選択されている撮影モ ード、操作されたシャッタボタンがカメラ側のシャッタボタンかリモートコント ローラのシャッタボタンか、また、リモートコントローラとカメラが光ファイバ ケーブルで接続されているか否かに応じて、さらに制御を細分化する事も可能で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る、リモートコントローラを有す
るカメラシステムの全体を示す図である。
【図2】 光ファイバケーブルのコネクタ部の外観を示
す斜視図である。
【図3】 カメラの光ファイバケーブルを装着する係合
部を示す図である。
【図4】 図3に示す係合部の断面図である。
【図5】 図3に示す係合部および係合部に取り付けら
れた光ファイバケーブルの断面図である。
【図6】 カメラの制御系を示すブロック図である。
【図7】 第1の実施の形態を説明するためのフローチ
ャートである。
【図8】 第2の実施の形態を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】 第3の実施の形態を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 カメラ 15 受光部 15A 係合部 15B 受信ユニット 150 開口部 151A オーバーハング部 151B オーバーハング部底面 152 スイッチ 16 シャッタボタン 160 小突起 17 モード選択スイッチ 2 光ファイバケーブル 3 リモートコントローラ 31 シャッタボタン 32 発光部 21 コネクタ 21B 突出部 21C 端面 21D 周面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の光信号を射出する送信機と、該送
    信機から射出される該所定の光信号を受信する受信部と
    該受信部が受信した光信号に応じてカメラの動作を制御
    する制御部とを備えたカメラと、からなるカメラシステ
    ムにおいて、 該送信機と該受信部を連結する導光ケーブル部材を有
    し、 該制御部は、該送信機と該受信部が導光ケーブル部材で
    連結されているか否かにより、該受信部が受信した同一
    の光信号に対して異なる動作を行わせること、を特徴と
    するカメラシステム。
  2. 【請求項2】 前記所定の光信号は、前記カメラによる
    撮影開始を指示する信号であり、前記制御部は、前記該
    送信機と該受信部が導光ケーブル部材で連結されていな
    い場合には前記受信部が前記光信号を受信してから所定
    時間経過後に撮影を開始し、前記該送信機と該受信部が
    導光ケーブル部材で連結されている場合には、前記受信
    部が前記光信号を受信すると直ちに撮影を開始するこ
    と、を特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. 【請求項3】 前記送信機の前記光信号送信部および前
    記カメラの前記受信部には、所定の形状のケーブル係合
    部が形成され、前記導光ケーブル部材の両端には、該係
    合部と係合する連結部が形成されていること、を特徴と
    する請求項1または2に記載のカメラシステム。
  4. 【請求項4】 前記係合部および前記連結部のいずれか
    一方は磁石からなり、他方は磁石または強磁性体材料に
    より構成されていること、を特徴とする請求項3に記載
    のカメラシステム。
  5. 【請求項5】 前記カメラの前記係合部には前記導光ケ
    ーブル部材の前記連結部が連結されたことを検知する検
    知手段が設けられており、前記制御手段は前記検知手段
    の検知結果に応じて前記カメラの動作制御を変えるこ
    と、を特徴とする請求項3または4に記載のカメラシス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記カメラに前記導光ケーブル部材が連
    結された場合には、前記受光部に前記光信号が入射する
    と、前記制御手段は所定の撮影動作のみを行うこと、を
    特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  7. 【請求項7】 前記所定の撮影動作は、前記受光部に前
    記光信号が入射している間継続して露光を行う、バルブ
    撮影であること、を特徴とする請求項6に記載のカメラ
    システム。
  8. 【請求項8】 所定の光信号を射出する送信機と、該送
    信機から射出される該所定の光信号を受信する受信部と
    該受信部が受信した光信号に応じてカメラの動作を制御
    する制御部とを備えたカメラと、 該送信機と該受信部を連結する導光ケーブル部材と、を
    有し、 該カメラはカメラ本体に設けられたレリーズスイッチの
    操作により露光を行う通常撮影モードと、該送信機から
    送られ前記受信部が受信した該光信号に基づいて露光を
    行うリモートコントロール撮影モードで動作可能であ
    り、 該制御部は、該カメラが該リモートコントロール撮影モ
    ードで動作している時は、該送信機と該受信部が導光ケ
    ーブル部材で連結されているか否かにより、該受信部が
    受信した同一の光信号に対して異なる動作を行わせるこ
    と、を特徴とするカメラシステム。
  9. 【請求項9】 前記制御部は、前記導光ケーブル部材が
    前記カメラに接続されている場合には、動作モードが前
    記通常撮影モードであるか前記リモートコントロール撮
    影モードであるかにかかわらず、前記受信部が受信した
    光信号に応じてカメラの動作を制御すること、を特徴と
    する、請求項8に記載のカメラシステム。
  10. 【請求項10】 前記制御部は、前記通常撮影モードで
    前記カメラが動作している時は、前記送信機から送られ
    る信号とは無関係に、前記カメラ本体に設けられた操作
    部材の操作のみに応じてカメラの動作を制御すること、
    を特徴とする請求項8に記載のカメラシステム。
  11. 【請求項11】 前記リモートコントロール撮影モード
    で前記カメラが動作しておりかつ前記送信機と前記受信
    部が導光ケーブル部材で連結されていない場合には、前
    記制御部は、前記受信部が前記送信機からの光を受光し
    てから所定時間経過後に撮影動作を開始すること、を特
    徴とする請求項8に記載のカメラシステム。
  12. 【請求項12】 前記リモートコントロール撮影モード
    で前記カメラが動作しておりかつ前記送信機と前記受信
    部が導光ケーブル部材で連結されている場合には、前記
    制御部は、前記受信部が前記送信機からの光を受光する
    と直ちに撮影動作を開始すること、を特徴とする請求項
    8に記載のカメラシステム。
  13. 【請求項13】 前記通常撮影モードで前記カメラが動
    作しておりかつ前記送信機と前記受信部が導光ケーブル
    部材で連結されている場合に、前記制御部は、前記受信
    部が前記送信機からの光を受光すると直ちに撮影動作を
    開始すること、を特徴とする請求項8に記載のカメラシ
    ステム。
  14. 【請求項14】 前記カメラの動作とは撮影動作である
    こと、を特徴とする請求項9に記載のカメラシステム。
  15. 【請求項15】 所定の光信号を射出する送信機と、該
    送信機から射出される該所定の光信号を受信する受信部
    と該受信部が受信した光信号に応じてカメラの動作を制
    御する制御部とを備えたカメラと、 該送信機と該受信部を連結する導光ケーブル部材と、 少なくとも該カメラに、該導光ケーブル部材が装着され
    ているかどうかを検知する検知手段を有すること、を特
    徴とするカメラシステム。
JP1996001419U 1996-02-13 1996-02-13 カメラシステム Expired - Lifetime JP3030251U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996001419U JP3030251U (ja) 1996-02-13 1996-02-13 カメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996001419U JP3030251U (ja) 1996-02-13 1996-02-13 カメラシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3030251U true JP3030251U (ja) 1996-10-22

Family

ID=43165252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996001419U Expired - Lifetime JP3030251U (ja) 1996-02-13 1996-02-13 カメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3030251U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8025449B2 (en) Image pickup apparatus
US20070065129A1 (en) Camera system equipped with camera shake correction function
US5682557A (en) Camera with a remote control unit
JP3030251U (ja) カメラシステム
JPH09211311A (ja) カメラの測距装置
US5132718A (en) Camera with flashlight emitting device
JP2001005056A (ja) 内蔵フラッシュのポップアップ装置
JP2756819B2 (ja) リモコンカメラ
JPH09127603A (ja) ビデオカメラ用スチルカメラ
JP3988232B2 (ja) リモートコントロール機能付きカメラ
JPH09211532A (ja) カメラシステム
JP2925574B2 (ja) リモートコントロールレリーズ可能なカメラ及びリモートコントロール機能付きカメラ
US20110194012A1 (en) Camera
JP2787223B2 (ja) リモコン装置付カメラ
JPH0418533A (ja) カメラの近接撮影装置
JPH0720647Y2 (ja) 自動焦点カメラ
JP2000147602A (ja) カメラ
JPH10254021A (ja) カメラ
JP2000206600A (ja) ストロボ撮影での適正露光確認表示機能付き水中カメラハウジング
JP2002040541A (ja) カメラ
JP2000284345A (ja) 被写体像表示装置
JPH04133247U (ja) リモコン付きカメラ
JPH05341382A (ja) リモートコントロール機能付カメラ
JPH05173055A (ja) カメラ
JP2001036915A (ja) 電子カメラのホワイトバランス制御装置およびリモートコントローラ