JPH09127603A - ビデオカメラ用スチルカメラ - Google Patents

ビデオカメラ用スチルカメラ

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JPH09127603A
JPH09127603A JP7285093A JP28509395A JPH09127603A JP H09127603 A JPH09127603 A JP H09127603A JP 7285093 A JP7285093 A JP 7285093A JP 28509395 A JP28509395 A JP 28509395A JP H09127603 A JPH09127603 A JP H09127603A
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video camera
camera
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still camera
video
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JP7285093A
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English (en)
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Tetsuro Goto
哲朗 後藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ビデオカメラに着脱可能に装着し
て使用されるスチルカメラたるビデオカメラ用スチルカ
メラに関し、ビデオカメラと交信して少なくともビデオ
カメラが動作変更を行うのに必要な情報を送信して、ス
チルカメラの同時動作がビデオ映像に悪影響を与えない
ようにできる機能を備えたビデオカメラ用スチルカメラ
を提供すること目的とする。 【解決手段】 ビデオカメラ(10)に着脱可能なスチ
ルカメラ(1)であるビデオカメラ用スチルカメラ
(1)であって、ビデオカメラ(10)とスチルカメラ
(1)との一方は、ビデオカメラ(10)とスチルカメ
ラ(1)との他方へ撮影に関する情報を送出する情報送
出手段を備え、ビデオカメラ(10)とスチルカメラ
(1)との他方は、情報送出手段からの情報を受信する
情報受信手段を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラに装
着して使用されるスチルカメラたるビデオカメラ用スチ
ルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラで撮影している時に特定の
シーンをスチル写真に記録したいと思う場合が往々にし
てある。この要求に対し、ビデオプリンタを使用すれ
ば、ビデオカメラで撮影したビデオ映像からスチル映像
を直接得ることができるので、簡便で好都合であるが、
ビデオプリンタで得られる画像は、画質が劣り、またビ
デオプリンタそのものが高価であるので、その利用度は
一般に低いものである。
【0003】従って、従来では、多くの場合、例えば銀
塩スチルカメラとビデオカメラの双方を持ち歩き、ビデ
オカメラで撮影中にスチル写真として残したいシーンが
あると、ビデオカメラでの撮影を中断してスチルカメラ
での撮影を行うようにしているのが実状である。しか
し、ビデオカメラの他にスチルカメラも持ち歩く方法で
は、両者は別体の装置であるので、両者を携行すること
は相当な荷物となり、その上ビデオカメラでの撮影を中
断しなければならず、しかも中断により重要な撮影チャ
ンスを逃してしまう危険性があるなどの様々な問題があ
る。
【0004】このような問題に対処するため、従来で
は、スチルカメラとビデオカメラの双方の機能を有する
装置が提案されている(例えば特開昭63ー26124
1号公報)。これによるとビデオカメラ内にスチルカメ
ラが内蔵されているので、別々に携帯する必要がなく、
またビデオカメラによる撮影を中断することなしに任意
のチャンスにスチルカメラによる撮影を行うことが可能
とされている。
【0005】また、ビデオカメラ自体は技術革新によっ
て年々小型化されてきているが、上記特開昭63ー26
12241号公報では、かかる小型化に対応すべく測距
センサと測光センサを1組のみ用意して両カメラがそれ
らからの信号を共通に使用し、少しでも小型化に役立つ
技術を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭6
3ー2612241号公報で開示されている装置は、ビ
デオカメラ本体にスチルカメラそのものを内蔵してしま
う形態のスチルカメラ付きビデオカメラであるので、開
示されているような共通使用部分を工夫しても小型化に
は限界があり、スチルカメラを内蔵するとビデオカメラ
の小型化が困難となる。
【0007】また、ビデオ撮影のみでスチル撮影はしな
い場合もあるので、ビデオカメラ本体にスチルカメラそ
のものを内蔵する方式では、スチル写真を不要とする撮
影の場合、2台の装置を携帯するのと同様に本来不要と
なる部分まで携帯しなければならず、無駄な荷物を持っ
ていることになる。一方、上記特開昭63ー26122
41号公報では明らかにされていないが、ビデオカメラ
とスチルカメラとを併用する場合、ビデオカメラでの撮
影時にスチルカメラを作動させると次のような不具合が
予想されるので、それに対する対策も必要である。
【0008】例えば、フィルムの巻き上げ時には、ビデ
オテープの走行時とは異なり急激な負荷変動が存在する
ので、モータとギアによる大きな音が発生する。この音
はスチルカメラの極近くに配置されているビデオカメラ
用マイクに容易に拾われてしまい、ビデオ鑑賞時に大き
な妨げとなる。また、スチルカメラの作動時には、時折
ストロボの発光を伴うが、この場合には、被写体からの
反射光がビデオカメラに入射してビデオ映像に例えばス
ミアが発生する等、ビデオ映像に悪影響を及ぼすことに
なり、同様にビデオ鑑賞時に大きな妨げとなる。
【0009】更に、両カメラの撮影レンズの撮影画角及
びレンズ位置が異なるので、ビデオカメラでは視野内に
ある被写体でもスチルカメラではその被写体が蹴られて
しまう、あるいは、逆にスチルカメラではビデオカメラ
の視野内にない余分な被写体(不要部分)までも写って
しまう、等の場合がある。本発明は、このような課題を
解決すべく創作されたもので、その目的は、ビデオカメ
ラとスチルカメラとを併用すべくスチルカメラをビデオ
カメラに着脱可能に取り付ける場合に、ビデオカメラと
交信して少なくともビデオカメラが動作変更を行うのに
必要な情報を送信して、スチルカメラの同時動作がビデ
オ映像に悪影響を与えないようにできる機能を備えたビ
デオカメラ用スチルカメラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のビデオカメラ用スチルカメラは次の如き構
成を有する。以下、本発明の実施の形態を示す図1を参
照して構成を説明する。請求項1に記載の発明は、ビデ
オカメラ(10)に着脱可能なスチルカメラ(1)であ
るビデオカメラ用スチルカメラ(1)であって、ビデオ
カメラ(10)とスチルカメラ(1)との一方は、ビデ
オカメラ(10)とスチルカメラ(1)との他方へ撮影
に関する情報を送出する情報送出手段を備え、ビデオカ
メラ(10)とスチルカメラ(1)との他方は、情報送
出手段からの情報を受信する情報受信手段を備えること
を特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のビデオカメラ用スチルカメラにおいて、情報受信手段
はビデオカメラ(10)に設けられ、ビデオカメラ(1
0)は、情報受信手段が受信した情報に基づき当該ビデ
オカメラ(10)の作動状態を変更する変更手段を備え
ることを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載のビデオカメラ用スチルカメラにおいて、情報
送出手段はスチルカメラ(1)に設けられ、情報送出手
段は、情報として当該スチルカメラ(1)が備える被写
界に向けて光を発する発光手段の発光に関する情報を送
出することを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
のビデオカメラ用スチルカメラにおいて、変更手段は、
情報受信手段が受信した情報が請求項3に記載の発光に
関する情報であるとき、当該ビデオカメラ(10)の録
画動作を変更することを特徴とする。請求項5に記載の
発明は、請求項1に記載のビデオカメラ用スチルカメラ
において、情報送出手段はスチルカメラ(1)に設けら
れ、情報送出手段は、情報として当該スチルカメラ
(1)が備えるフィルムの巻き上げ巻き戻しを行う給送
装置の作動に関する情報を送出することを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載
のビデオカメラ用スチルカメラにおいて、変更手段は、
情報受信手段が受信した情報が請求項5に記載の給送装
置の作動に関する情報であるとき、当該ビデオカメラ
(10)の録音動作を変更することを特徴とする。請求
項7に記載の発明は、請求項1に記載のビデオカメラ用
スチルカメラにおいて、情報送出手段はビデオカメラ
(10)に設けられ、情報送出手段が送出する情報に
は、計時情報が含まれることを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のビデオカメラ用スチルカメラにおいて、情報受信手段
を備える当該スチルカメラ(1)は、情報送出手段が送
出する情報に含まれる計時情報に従って写込みデータを
変更することを特徴とする。
【0015】(作用)次に、前記の如く構成される本発
明のビデオカメラ用スチルカメラの作用を説明する。
【0016】請求項1に記載のビデオカメラ用スチルカ
メラは、ビデオカメラと併用すべくビデオカメラに着脱
可能に取り付ける場合に、装着されるビデオカメラとデ
ータ交信を行うことができる。従って、請求項2乃至請
求項6に記載の発明のように、ビデオカメラと交信して
少なくともビデオカメラが動作変更を行うのに必要な情
報を送信して、スチルカメラの同時動作がビデオ映像に
悪影響を与えないようにできる。
【0017】請求項2に記載のビデオカメラ用スチルカ
メラは、装着されるビデオカメラが情報受信手段を備
え、ビデオカメラは、スチルカメラが送信した情報に基
づき当該ビデオカメラの作動状態を変更する。具体的に
は、請求項3に記載の発明のようにスチルカメラは、情
報として当該スチルカメラが備える被写界に向けて光を
発する発光手段の発光に関する情報を送出すると、請求
項4に記載の発明のようにビデオカメラは、録画動作を
変更する。
【0018】また、請求項5に記載の発明のようにスチ
ルカメラは、情報として当該スチルカメラが備えるフィ
ルムの巻き上げ巻き戻しを行う給送装置の作動に関する
情報を送出すると、請求項6に記載の発明のようにビデ
オカメラは、録音動作を変更する。一方、請求項7に記
載の発明のように、装着されるビデオカメラが情報送出
手段を備え、計時情報が含まれる情報を送信するように
もできる。この場合には、例えば請求項8に記載の発明
のようにスチルカメラは、ビデオカメラからの送信情報
に含まれる計時情報に従って写込みデータを変更するよ
うにできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施の形態
のスチルカメラとビデオカメラとを合体させた外観図で
ある。図1において、ビデオカメラ10は、撮影レンズ
11、ビューファインダ12、マイク13、ズームスイ
ッチ14等を備える。このビデオカメラ10は、背面に
装着されたバッテリ20によって作動する。
【0020】また、ビデオカメラ用スチルカメラたるス
チルカメラ1は、撮影レンズ2、ストロボ3、シャッタ
ボタン4、表示器5等を備える。このスチルカメラ1
は、ビデオカメラ10用のバッテリ20によって作動す
る。ビデオカメラ10とスチルカメラ1を合体した状態
での撮影は、次のような操作で可能となる。即ち、まず
右手でビデオカメラ10を保持する。周知のように右手
親指は、録画ボタン(図示省略)の操作に供され、右手
人差し指は、ズームスイッチ14の操作に供される。
【0021】この時同時に左手をスチルカメラ1の下面
に添えるようにすると、ビデオカメラ10とスチルカメ
ラ1全体を安定良く支えることができると共に、右手親
指は自然にシャッタボタン4の位置に来る。以上のよう
な支持状態で、ビデオカメラ10の撮影レンズ11とス
チルカメラ1の撮影レンズ2とは視野方向が揃っている
ので、ビューファインダ12でモニターしつつビデオカ
メラ10で録画していた被写体がスチルカメラ1による
撮影条件に合致した時、シャッタボタン4を押すこと
で、撮影レンズ11で捉えた被写体についてのスチル写
真の撮影が可能となる。
【0022】次に図2は、本発明の第1実施の形態のビ
デオカメラ、スチルカメラ、バッテリそれぞれの外観図
である。図2において、バッテリ20には、図2(c)
に示すように電源端子21のみが設けられている。この
バッテリ20は、本来的には、ビデオカメラ10の背面
に直接取り付けられる固定機構を有する。この固定機構
は、例えば凹凸の嵌合部が形成され、相対的なスライド
操作により着脱できる機構である。
【0023】従って、ビデオカメラ10の背面には、電
源端子21と接触できる電源入力端子16が本来的に設
けられている(図2(a))。スチルカメラ1は、図2
(b)に示すように、水平の本体部分とそれに垂直に設
けられた起立部1Aとからなる逆L字型の外観を呈す
る。この起立部1Aが、ビデオカメラ10の背面にバッ
テリ20と挟持されるように保持される。
【0024】起立部1Aの背面には、バッテリ20の固
定機構及び電源端子21と接触する電源入力端子9が設
けられる。バッテリ20の固定機構は、前述したよう
に、例えば凹凸の嵌合部が形成され、相対的なスライド
操作により着脱できる機構である。また、起立部1Aの
前面には、電源入力端子9と連通する電源出力端子7
と、複数のデータ端子8とが設けられている。従って、
起立部1Aの前面と対面するビデオカメラ10の背面に
は、電源出力端子7に対応する電源入力端子16の他
に、複数のデータ端子8と接触する位置に複数のデータ
端子17が設けられている(図2(a))。
【0025】また、スチルカメラ1の本体部分のほぼ中
央部には、貫通孔6が設けられ、3脚ネジ19が付属し
ている。従って、ビデオカメラ10の底面には、穴15
が貫通孔6に対応して設けられている(図2(a))。
この穴15には3脚ねじ19と螺合するねじが形成され
ている。以上の構成において、スチル写真が不要の場合
には、公知の如くビデオカメラ10とバッテリ20のみ
の組合せにて使用される。ビデオカメラ10背面にバッ
テリ20を直接装着すると、バッテリ20に設けられた
通常2本の電源端子21はビデオカメラ10背面の電源
入力端子16に当接し、電源供給が可能となる。この場
合ビデオカメラ10背面のデータ端子17は開放状態で
ある。
【0026】そして、ビデオ撮影と共にスチル撮影を希
望する場合には、まずビデオカメラ10単体にスチルカ
メラ1を装着する。具体的には、スチルカメラ1の水平
な本体部分をビデオカメラ10の底面に、貫通孔6を穴
15に位置合わせして押し当て、3脚ねじを貫通孔6を
介して穴5にねじ込む。これにより、スチルカメラ1の
水平な本体部分がビデオカメラ10の底面に固定され
る。
【0027】すると、起立部1Aの前面がビデオカメラ
10の背面に当接し、ビデオカメラ10背面の電源入力
端子16、データ端子17はそれぞれスチルカメラ1の
起立部1A前面の電源出力端子7、データ端子8と接触
する。この状態でバッテリ20を起立部1Aの背面に固
定すれば、図1に示した合体構造となり、バッテリ20
の電源端子21はスチルカメラ1の電源入力端子9に当
接し、ビデオカメラ10もスチルカメラ1も、共に共通
の電源供給部たるバッテリ20から電源供給を受ける構
造となる。
【0028】以上のような構成によれば、ビデオカメラ
10の使用時にもスチルカメラ1による撮影が可能であ
る他、ビデオカメラ10が撮影体勢に入っていない時で
もスチルカメラ1単独の撮影が可能となる。次に、図3
は、本発明の実施の形態のビデオカメラ、スチルカメ
ラ、バッテリそれぞれの構成図である。
【0029】ビデオカメラ10は、図3(a)におい
て、撮影レンズ11、マイク13、電源入力端子16、
データ端子17、撮像素子30、フォーカスモータ3
1、ズームモータ32、スイッチ群33、インタフェー
ス回路(INT)34、中央処理装置(CPU)35、
インタフェース回路(INT)36、磁気ヘッド37、
ビデオテープ38、テープモータ39、表示器40、水
晶振動子41、音声信号処理回路42等を備える。
【0030】このビデオカメラ10では、CPU35が
プログラムメモリとワーキングメモリを備え、電源入力
端子16からスチルカメラ1を介したバッテリ20の給
電を受けて起動し、INT34を介して各種情報を取り
込み、INT34、36に接続される各種出力装置を制
御し、ビデオカメラの各種機能を実現する。CPU35
は、INT34を介して撮像素子30から被写体映像信
号を取り込む。撮像素子30としてはCCDが一般的に
用いられる。撮像素子30への被写体像は撮影レンズ1
1を介するもので、CPU35は、撮影レンズ11の合
焦状態及び画角をフォーカスモータ31、ズームモータ
32を駆動して制御する。
【0031】また、CPU35は、INT34を介して
スイッチ群33から各種スイッチの状態、例えば図示し
ない録画ボタンや図1に示したズームスイッチ14等の
手動操作信号の他、ビデオカメラ10内のシーケンス状
態を示す複数のスイッチからの信号を取り込む。更に、
CPU35は、マイク13で収集された音を音声信号処
理回路42を介して取り込む。
【0032】そして、CPU35は、INT36を介し
て磁気ヘッド37を駆動し、ビデオテープ38に映像信
号と音声信号を記録し、テープモータ39を駆動してビ
デオテープ38の給送を行う。更に、CPU35は、図
1に示したビューファインダ12内の表示器40に被写
体の映像情報、撮影条件などの付帯情報を表示する。ま
た、水晶振動子41が出力する一定の発信周波数をカウ
ントして年月日などの計時動作を行う。
【0033】以上の一般的な動作に加え、CPU35
は、データ端子17を介してスチルカメラ1と各種デー
タの授受を行う(図7、図8参照)。次に、スチルカメ
ラ1は、図3(b)において、撮影レンズ2、ストロボ
3、表示器5、電源出力端子7、データ端子8、電源入
力端子9、測光素子45、感度検出回路46、フォーカ
スモータ47、ズームモータ48、スイッチ群49、イ
ンタフェース回路(INT)50、中央処理装置(CP
U)51、インタフェース回路(INT)52、シャッ
タ53、絞り54、給送モータ55、データ写込み回路
56等を備える。
【0034】このスチルカメラ1では、CPU51がプ
ログラムメモリとワーキングメモリを備え、電源入力端
子9からバッテリ20の給電を受けて起動し、INT5
0を介して各種情報を取り込み、INT50、52に接
続される各種出力装置を制御し、スチルカメラの各種機
能を実現する。なお、バッテリ20からの給電はそのま
ま電源出力端子7にも伝達され、電源入力端子16を介
してビデオカメラ10へ伝達される。CPU51は、I
NT50を介して測光素子45からの被写体輝度信号を
取り込む。測光素子45は、撮影レンズ11と撮影レン
ズ2の画角が極端に異なり、ビデオカメラ10の撮像素
子30による輝度信号が使用できない場合に必要であ
る。
【0035】つまり、画角が略同一であって、ビデオカ
メラ10の生成した測光信号をデータ転送することでス
チルカメラ1にて使用可能であれば、スチルカメラ1に
測光素子45を設けることは不要となる。測光素子45
への被写体像は撮影レンズ2を介するもので、CPU5
1は、撮影レンズ2の合焦状態及び画角をそれぞれフォ
ーカスモータ47、ズームモータ48を駆動して制御す
る。
【0036】CPU51は、INT50を介して、感度
検出回路46から装填されているフィルムの感度を取り
込み、また、スイッチ群33から各種スイッチの状態、
例えば図1に示したシャッタボタン4等の手動操作スイ
ッチからの手動操作信号の他、スチルカメラ1内のシー
ケンス状態を示すスイッチからの信号を取り込む。また
CPU51は、INT50を介してデータ写込み回路5
6を制御し、年月日などのデータをフィルム上に写込
む。
【0037】そして、CPU51は、INT52を介し
て、表示器5を駆動し露出条件などの表示を行い、また
ストロボ3を発光させ、シャッタ53を開閉してフィル
ムへの露光時間を制御し、絞り54の開口量を制御して
フィルムへ到達する被写体光量を制御し、更に給送モー
タ55を駆動してフィルムの巻き上げ巻き戻しなどを制
御する。
【0038】以上の一般的な動作に加え、CPU51
は、データ端子8を介してビデオカメラ10と各種デー
タの授受を行う(図7、図8参照)。次に、バッテリ2
0は、図3(c)において、電源端子21に接続される
複数の電池セル59が配設されており、電源端子21か
らスチルカメラ1とビデオカメラ10の両方へ給電を行
う。
【0039】以上の構成において請求項1乃至請求項8
に記載の発明との対応関係は次のようになっている。ビ
デオカメラの関係では、図3(a)において、ビデオカ
メラ10のCPU35とデータ端子17の全体が、情報
送出手段及び情報受信手段に対応する。また、CPU3
5は変更手段にも対応する。スチルカメラの関係では、
図3(b)において、スチルカメラ1のCPU51とデ
ータ端子8の全体が、情報送出手段及び情報受信手段に
対応する。ストロボ3は発光手段に対応する。給送モー
タ55は給送装置に対応する。また、請求項8に記載の
写込みデータを変更する機能は、CPU51とデータ写
込み回路56の全体が実現する。
【0040】以下、本発明の実施の形態の動作を図4乃
至図8を参照して説明する。図4は、ビデカメラの動作
フローチャートである。図5と図6は、スチルカメラの
動作フローチャートである。図7は、スチルカメラから
ビデオカメラへ送信する信号及びビデオカメラでの変更
内容を示す図である。図8は、ビデオカメラからスチル
カメラへ送信する信号及びスチルカメラでの変更内容を
示す図である。
【0041】まず、ビデオカメラ10の動作を図4を参
照して説明する。図4に示す動作は、バッテリ20が直
接、または、スチルカメラ1を介して接続され、図示し
ない電源スイッチが投入されている間繰り返し実行され
る。
【0042】図4において、スイッチ群33から各種の
スイッチ状態を読み取り(S1)、読み取ったスイッチ
状態に応じてビデオカメラ10内の各種の条件や状態、
例えば色温度、電子シャッタなどを設定し(S2)、読
み取ったスイッチの中から録画ボタンの状態を読み取
り、録画ボタンが押されたか否かを判定する(S3)。
S3において、録画ボタンが押されていない場合には、
S3の判定は否定(NO)となり、S4へ進む。
【0043】なお、録画ボタンが押されていない場合と
しては、初めて本ステップS3を通過する場合、あるい
は、それまで録画動作が実行されていたが本ステップS
3で録画ボタンが押されていない状況に変化したことが
検出された場合がある。従って、S4では、録画動作を
せずに、あるいは、続いていた録画動作を停止してS1
に戻ることになる。
【0044】一方、S3において録画ボタンが押されて
いる場合は、S3の判定は肯定(YES)となり、まず
S5にてテープモータ39を駆動して、ビデオテープ3
8の走行を開始する。次いで、撮像素子30を駆動して
映像信号の取り込みを開始し(S6)、マイク13から
の音声信号(音声信号処理回路42の出力信号)の取り
込みを開始し(S7)、それら取り込んだ映像信号、音
声信号に基づいて磁気ヘッド37を駆動し、ビデオテー
プ38への記録を開始する(S8)。
【0045】そして、S6で取り込んだ映像信号を分析
することで合焦状態を検出し、その合焦状態に応じて必
要ならばフォーカスモータ31を駆動して焦点合わせを
実行する(S9)。また、S6で取り込んだ映像信号を
分析することで被写体輝度を検出し、最良の輝度信号と
なるよう撮像素子30の電子シャッタ値、あるいは図示
しないアイリスを調整する(S10)。
【0046】また、S1で取り込んだズームスイッチ1
4の状態により、必要に応じてズームモータ32を駆動
し所望の撮影画角を得る(S11)。以上説明したS1
からの各処理は、説明の都合上直列的処理として示して
あるが、スイッチ群33の読み取りなどを含め、割り込
み処理によって処理が行われるのが一般的である。従っ
て、S1からS11までは短時間の内に実行され、引き
続いて次のS12にて、スチルカメラ1とデータ交信を
行う。
【0047】スチルカメラ1とのデータ交信では、ビデ
オカメラ10の方からスチルカメラ1にデータ交信を要
求する場合と、逆にスチルカメラ1からのデータ交信要
求に応える場合とがあるが、図4では、説明の簡略化の
ため前者の場合のみを示してある(S13、S14)。
なお、交信されるデータの種類、内容については後述す
る(図7、図8)。
【0048】S13では、受信した交信データの中に、
ビデオカメラ10の状態を変更すべき情報が含まれてい
るか否かを判断する。含まれていなければ、判定は否定
(NO)となってS1に戻り上記の処理を繰り返す。一
方、含まれていれば、判定は肯定(YES)となってS
14に進む。S14では、変更すべき情報が含まれてい
たので、それに合わせてビデオカメラ10の各条件を変
更する。その後はS1に戻って上記の処理を繰り返し実
行する。
【0049】次に、スチルカメラ1の動作を図5、図6
を参照して説明する。図5、図6に示す動作は、バッテ
リ20が接続され、図示しない電源スイッチが投入され
ている間繰り返し実行される。図5、図6において、S
20では、測光素子51からの被写体輝度信号を取り込
み、S21〜S23の処理へ進む。このS20のステッ
プは、撮影レンズ11と撮影レンズ2との画角が極端に
異なり、ビデオカメラ10の撮像素子30による輝度信
号が使用できない場合に必要となる。
【0050】画角が略同一であって、ビデオカメラ10
からの測光信号をデータ転送することでスチルカメラ1
にて使用可能であれば、本ステップは不要である。その
代わりにビデオカメラ10とデータ交信を行って測光信
号を受信すれば良い。S21〜S23では、感度検出回
路42から装填されているフィルムの感度信号を取り込
み(S21)、取り込んだ被写体輝度信号と感度信号を
演算し、適正露光条件を算出し(S22)、それらの演
算結果を含む各種データを表示器5上に表示する(S2
3)。なお、S22では、シャッタタイム、絞り値の他
ストロボの使用要否に関しても決定する。
【0051】次に、S24では、ビデオカメラ10から
交信要求があるか否かを判断する。要求がない場合は、
判定は否定(NO)となりS28へ進む。一方、要求が
ある場合は、判定は肯定(YES)となり、S25にて
ビデオカメラ10とのデータ交信を実行し、S26へ進
む。このS25は、図4のS12に呼応する。S26で
は、受信した交信データの中に、スチルカメラ1の状態
を変更すべき情報が含まれているか否かを判断する。含
まれていなければ、判定は否定(NO)となりS28へ進
む。一方、含まれていれば、判定は肯定(YES)とな
りS27を介してS28へ進む。
【0052】S27では、変更すべき情報が含まれてい
たので、それに合わせてスチルカメラ1の各条件を変更
する。この変更内容に関しては後述する(図8)が、例
を示すと、フォーカスモータ47を駆動して撮影レンズ
2を合焦状態にする。かかる変更動作が可能であるか
ら、ビデオカメラ10がS9にて実行する合焦条件をデ
ータ交信によって得るようにし、スチルカメラ1には特
に測距センサを設けていない。
【0053】S28では、スイッチ群49からの読み取
りデータから、巻き戻しが指令されているか否かを判断
する。指令されていなければ、判定は否定(NO)とな
り、直接図6のS35へ進む。一方、指令されていれ
ば、判定は肯定(YES)となりS29、S30を介し
てS35へ進む。
【0054】S29とS30では、ビデオカメラ10と
交信を行い、巻き戻しを実行する旨の信号を送信し(S
29)、実際に給送モータ55を駆動して巻き戻しを実
行する(S30)。S35では、スイッチ群49からの
読み取りデータから、シャッタボタン4が押されたか否
か、即ち、レリーズか否かを判断する。押されていなけ
れば、判定は否定(NO)となり、露光動作は不要であ
るので図5のS20に戻り、上記の処理を繰り返し実行
する。
【0055】一方、S35において、シャッタボタン4
が押されていれば、判定は肯定(YES)となり、絞り
54をS22で求めておいた所定値に制御し(S3
6)、同様にS22で求められた時間内シャッタ53を
開く(S37)と共に、タイマによってシャッタタイム
の計時を開始する。S38では、ストロボ3の発光が必
要か否かを判断する。本条件もS22にて決められてい
る。不要であれば、判定は否定(NO)となり直接S4
1へ進む。一方、ストロボ3の発光が必要であれば、判
定は肯定(YES)となり、S39とS40を介してS
41へ進む。
【0056】S39とS40では、ビデオカメラ10と
データ交信を行いこれからストロボ3を発光する旨を伝
達し(S39)、ストロボ3の発光を実行する(S4
0)。そして、タイマによる所定時間経過の後シャッタ
53を閉じると(S41)、ビデオカメラ10と再度デ
ータ交信を行い、ストロボ3の発光が終了した旨及び給
送モータ55をこれから所定時間駆動する旨を伝達し
(S42)、実際に給送モータ55を駆動してフィルム
を1コマ分巻き上げて次の露光に備え、S20に戻る。
【0057】次に、図7、図8を参照してスチルカメラ
1からビデオカメラ10あるいはビデオカメラ10から
スチルカメラ1に伝達する信号の内容と、その信号に応
じてビデオカメラ10あるいはスチルカメラ1が変更す
る内容を説明する。
【0058】図7において、スチルカメラ1からビデオ
カメラ10へ送信する信号は、例えば、シャッタ作動信
号、フィルム給送信号、ストロボ充電信号、ストロボ発
光信号、撮影画角信号、フィルム終端信号、フィルム枚
数信号等である。シャッタ作動信号、フィルム給送信
号、ストロボ充電信号に対応するスチルカメラ1の動作
音は、それぞれ近傍に設けられたビデオカメラ10のマ
イク13にて容易に集音されてしまうもので、後のビデ
オ鑑賞時には非常に煩わしく感じられる種類の雑音であ
る。
【0059】そのため、ビデオカメラ10では、スチル
カメラ1からそれらのタイミング信号を受信した時に
は、その時だけ録音を中止する、あるいは、録音レベル
を下げることで対策が可能となる。また、例えばシャッ
タ開閉音と巻き上げ/巻き戻しのモータ音の比較から理
解できるように発生する音源の種類に応じてそれぞれ音
域が相違し、かつそれらの音域は既知であるから、タイ
ミング信号と共に発生源の種別信号を伝達すれば、ビデ
オカメラ側で、発生する音源の種類に応じた通過周波数
帯域に変更できる。
【0060】従って、このようにすれば、雑音のみ録音
レベルが低くなって本来録音すべき被写体の音声は通常
通りに記録できる理想的な対策となる。また、タイミン
グ信号と種別信号で変更する他、カットすべき周波数帯
域信号のみを直接出力することでも同様の処理が可能と
なる。また、ストロボ発光に関しては、被写体との距離
と被写体の反射率に応じて、画面が真っ白になる不具合
があるので、そのタイミングにて撮像を一旦停止する
か、あるいは、直前の撮像結果を記憶しておき、ストロ
ボ発光の間はその記憶画像を録画し続けて補間すれば良
い。ストロボの閃光時間は、高々数msと短期間である
ので補間画像に違和感を覚えることはない。
【0061】また、撮影レンズ2と撮影レンズ11の位
置、画角範囲が異なるので撮影画角信号をビューファイ
ンダ12内に表示しその旨を撮影者に知らせると共に、
フィルム終端信号とフィルム枚数信号をスチルカメラ1
内のフィルムに関する情報と共にビューファインダ12
内に表示し、撮影者の利便に供する。次に図8におい
て、ビデオカメラ10からスチルカメラ1へ送信する信
号は、例えば、輝度信号、距離信号、日付信号、画角信
号等である。
【0062】輝度信号、距離信号は、撮像素子30から
の出力の処理によって得られる被写体の輝度及び距離信
号をスチルカメラ1でも使用するものである。これによ
ればスチルカメラ1内にそれらのセンサを用意する必要
がない利点がある。日付信号も同様に、ビデオカメラ1
0内の計時機能を流用することでスチルカメラ1の回路
を省略できる。
【0063】画角信号は、ビデオカメラ10のズームス
イッチ14で設定された撮影レンズ11の画角にスチル
カメラ1の撮影レンズ2の画角を一致させるものであ
る。図7における画角信号は、両画角を一致させない場
合に表示させるものである。いずれか一方の機能があれ
ば良い。次に、図9、図10は、本発明の第2実施の形
態によるスチルカメラの外観図である。図9は、ビデオ
カメラに取り付けて使用する場合、図10は、単独で使
用する場合をそれぞれ示す。
【0064】図9、図10において、本発明の第2実施
の形態によるスチルカメラ100もビデオカメラ10に
固定されて使用されるので、第1実施の形態によるスチ
ルカメラ1と同様の機能部分については同一符号を付し
てある。相違点は、起立部分100Aが回転軸100B
を中心として折り畳み可能な構造が取られている点と、
起立部分100Aの上部に第2のシャッタボタン4Aが
設けられている点である。
【0065】ビデオカメラ10に装着する場合には、図
9に示すように起立部100Aを垂直にしておくが、図
10に示すように非装着時には図上反時計方向に折り畳
めるので、保管時に省スペースとなる。
【0066】また、ビデオカメラ10に装着されている
場合、前述のように第1のシャッタボタン4は、ビデオ
カメラ10を保持した場合の左手親指による操作に備え
たものであるが(図9)、第2のシャッタボタン4A
は、ズームスイッチ14の操作時や単独使用時に右手人
差し指での操作に備えたものである(図10)。ズーム
スイッチ14を操作していない場合には、自由に動かせ
る右手人差しで露光動作を行える効果がある。
【0067】なお、図10に示すように、折り畳んで単
独で使用する場合は、当然バッテリ20が装着できるの
で、従来のいわゆるコンパクトカメラとして使用でき
る。この場合には、バッテリ20の背面に照準具を取付
ると良い。起立部100A上の第2のシャッタボタン4
Aを押せば露光が行われる。但し、第1実施の形態で示
したスチルカメラ1とは異なり、それ自体にファイン
ダ、測光センサ、測距センサ、ズーム操作部材など、単
体で機能させるための装置が必要である。
【0068】次に、図11は、本発明の第3実施の形態
のビデオカメラ、スチルカメラ、バッテリそれぞれの外
観図である。なお、第1実施の形態(図1、図2)と同
様の機能部分については同符号を付してある。図11に
おいて、ビデオカメラ110は、その側面のグリップ部
111にバッテリ130が装着される構造である。スチ
ルカメラ120を使用しない撮影の際には、装着された
バッテリ130ごとビデオカメラ110を右手で保持す
る。
【0069】この時、バッテリ130に設けられた通常
2本の電源端子21は、ビデオカメラ120側の電源入
力端子16に当接し、電源供給が可能となる。この場合
ビデオカメラ110のデータ端子17は開放状態とな
る。ビデオ撮影と共にスチル撮影を希望する場合には、
まずビデオカメラ110単体にスチルカメラ120を装
着する。図示省略したが、前述したのと同様にスチルカ
メラ120には貫通孔6が設けられ、3脚ねじ19をこ
の貫通孔6を介してビデオカメラ110の穴15にねじ
込み固定する。
【0070】この状態でビデオカメラ110とスチルカ
メラ120は固定され、ビデオカメラ110のグリップ
部111に設けられた電源入力端子16、データ端子1
7はそれぞれスチルカメラ120の電源出力端子7、デ
ータ端子8とに接触する。更に、この状態でバッテリ1
30を、スチルカメラ120のグリップ部121に装着
する。これによりバッテリ130の電源端子21はスチ
ルカメラ120の電源入力端子9に当接する。
【0071】前述した2つの実施の形態と同様に、電源
入力端子9から入力されるバッテリ130からの電源
は、スチルカメラ120自体の内部電気回路に給電を行
わせると共に、ビデオカメラ110にも供与される構造
である。なお、以上説明した各実施の形態では、あらゆ
るビデオカメラに設けられている3脚用の孔を利用して
スチルカメラを固定する方法を示したが、これに限られ
ないことは言うまでもない。
【0072】例えば、スチルカメラが軽い場合にはバッ
テリ装着用の固定機構のみに頼る方法でも良いし、ビデ
オカメラにスチルカメラ専用の固定装置を設けても良
い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
ビデオカメラ用スチルカメラは、ビデオカメラと併用す
べくビデオカメラに着脱可能に取り付ける場合に、装着
されるビデオカメラとデータ交信を行うことができる。
【0074】従って、請求項2乃至請求項6に記載の発
明のように、ビデオカメラと交信して少なくともビデオ
カメラが動作変更を行うのに必要な情報を送信して、ス
チルカメラの同時動作がビデオ映像に悪影響を与えない
ようにできる機能を備えたビデオカメラ用スチルカメラ
を提供できる。
【0075】請求項2に記載のビデオカメラ用スチルカ
メラは、装着されるビデオカメラが情報受信手段を備
え、ビデオカメラは、スチルカメラが送信した情報に基
づき当該ビデオカメラの作動状態を変更する。具体的に
は、請求項3及び請求項4に記載の発明のように、スチ
ルカメラが発光動作をする場合に、ビデオカメラは録画
動作を変更する。
【0076】また、請求項5及び請求項6に記載の発明
のように、スチルカメラがフィルムの巻き上げ巻き戻し
を行う場合に、ビデオカメラは録音動作を変更する。一
方、請求項7及び請求項8に記載の発明のように、装着
されるビデオカメラが計時情報が含まれる情報を送信す
るようにし、スチルカメラは、例えばビデオカメラから
の送信情報に含まれる計時情報に従って写込みデータを
変更するようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態のスチルカメラとビデ
オカメラとを合体させた外観図である。
【図2】本発明の第1実施の形態のビデオカメラ、スチ
ルカメラ、バッテリそれぞれの外観図であり、(a)は
ビデオカメラの外観図、(b)はスチルカメラの外観
図、(c)はバッテリの外観図である。
【図3】本発明の実施の形態のビデオカメラ、スチルカ
メラ、バッテリそれぞれの構成図であり、(a)はビデ
オカメラの構成図、(b)はスチルカメラの構成図、
(c)はバッテリの構成図である。
【図4】ビデオカメラの動作フローチャートである。
【図5】スチルカメラの動作フローチャートである。
【図6】スチルカメラの動作フローチャートである。
【図7】スチルカメラからビデオカメラへ送信する信号
及びビデオカメラでの変更内容を示す図である。
【図8】ビデオカメラからスチルカメラへ送信する信号
及びスチルカメラでの変更内容を示す図である。
【図9】本発明の第2実施の形態のスチルカメラの外観
図(ビデオカメラに取り付けて使用する場合)である。
【図10】本発明の第2実施の形態のスチルカメラの外
観図(単独で使用する場合)である。
【図11】本発明の第3実施の形態のビデオカメラ、ス
チルカメラ、バッテリそれぞれの外観図であり、(a)
はビデオカメラの外観図、(b)はスチルカメラの外観
図、(c)はバッテリの外観図である。
【符号の説明】
1、100、120 スチルカメラ 1A、100A 起立部 2、11 撮影レンズ 3 ストロボ 4、4A シャッタボタン 5 表示器 7 電源出力端子 8 データ端子 9 電源入力端子 10、110 ビデオカメラ 12 ビューファインダ 13 マイク 14 ズームスイッチ 16 電源入力端子 17 データ端子 19 3脚ねじ 20、130 バッテリ 21 電源端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオカメラに着脱可能なスチルカメラ
    であるビデオカメラ用スチルカメラであって、 前記ビデオカメラと前記スチルカメラとの一方は、前記
    ビデオカメラと前記スチルカメラとの他方へ撮影に関す
    る情報を送出する情報送出手段を備え、 前記ビデオカメラと前記スチルカメラとの他方は、前記
    情報送出手段からの前記情報を受信する情報受信手段を
    備えることを特徴とするビデオカメラ用スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビデオカメラ用スチル
    カメラにおいて、 前記情報受信手段は前記ビデオカメラに設けられ、 前記ビデオカメラは、前記情報受信手段が受信した前記
    情報に基づき当該ビデオカメラの作動状態を変更する変
    更手段を備えることを特徴とするビデオカメラ用スチル
    カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のビデオカメラ用スチル
    カメラにおいて、 前記情報送出手段は前記スチルカメラに設けられ、当該
    情報送出手段は、前記情報として当該スチルカメラが備
    える被写界に向けて光を発する発光手段の発光に関する
    情報を送出することを特徴とするビデオカメラ用スチル
    カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のビデオカメラ用スチル
    カメラにおいて、 前記変更手段は、前記情報受信手段が受信した情報が請
    求項3に記載の発光に関する情報であるとき、当該ビデ
    オカメラの録画動作を変更することを特徴とするビデオ
    カメラ用スチルカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のビデオカメラ用スチル
    カメラにおいて、 前記情報送出手段は前記スチルカメラに設けられ、当該
    情報送出手段は、前記情報として当該スチルカメラが備
    えるフィルムの巻き上げ巻き戻しを行う給送装置の作動
    に関する情報を送出することを特徴とするビデオカメラ
    用スチルカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のビデオカメラ用スチル
    カメラにおいて、 前記変更手段は、前記情報受信手段が受信した情報が請
    求項項5に記載の給送装置の作動に関する情報であると
    き、当該ビデオカメラの録音動作を変更することを特徴
    とするビデオカメラ用スチルカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のビデオカメラ用スチル
    カメラにおいて、 前記情報送出手段は前記ビデオカメラに設けられ、当該
    情報送出手段が送出する情報には、計時情報が含まれる
    ことを特徴とするビデオカメラ用スチルカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のビデオカメラ用スチル
    カメラにおいて、 前記情報受信手段を備える当該スチルカメラは、前記情
    報送出手段が送出する情報に含まれる計時情報に従って
    写込みデータを変更することを特徴とするビデオカメラ
    用スチルカメラ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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