JP3030189U - ワイヤー点検具 - Google Patents

ワイヤー点検具

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JP3030189U
JP3030189U JP1996004067U JP406796U JP3030189U JP 3030189 U JP3030189 U JP 3030189U JP 1996004067 U JP1996004067 U JP 1996004067U JP 406796 U JP406796 U JP 406796U JP 3030189 U JP3030189 U JP 3030189U
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JP
Japan
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wire
frame
inspection tool
string
shaped frame
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Application number
JP1996004067U
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English (en)
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利幸 河野
智 福井
聰 小林
豊 岡谷
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤー表面の、素線の切断による劣化
状態を、簡単、確実、安全に調べるための、ワイヤー点
検具を提供する。 【解決手段】 V字状に開いたフレーム1と、フレーム
先端及び下端に設けたひも掛け止め部2、2と、ひも掛
け止め部に取り付けたひも3と、フレーム下端に設けた
フレーム把持部4とよりなる、ワイヤー点検具であり、
更に、V字状フレーム1が、フレーム把持部4の延長線
上より、ひも3側に若干傾斜しているワイヤー点検具で
あり、また更に、V字状フレーム1の中間部に、点検す
るワイヤーの直径に合わせて、ひも3を水平に取り付け
たワイヤー点検具である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ワイヤーの劣化状態を調べる工具に関し、より詳細にはワイヤー表 面の、素線の切断によるワイヤー劣化状態を調べる工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤーの劣化状態を調べる場合、一般的には次の3通りについて点検を行わ なければならない。 素線の切断状態 ワイヤー外径の磨耗状態 ワイヤー外径の変形状態 これらの点検のうち、素線の切断状態を調べるためには、ワイヤー表面の素線が 切断し、ささくれだった状態を目視により確認するか、又は、素手でワイヤー表 面を触り、その感触によりささくれだった状態を確認するか、のいづれかの方法 にたよっていた。
【0003】 しかし、目視により確認する場合は、切断した素線をみつけにくく、つい見過 ごしてしまうことが多く、又、素手でワイヤー表面を触り、その感触により確認 する場合は、切断した素線で手にケガをすることが多く危険な確認方法であった 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な 操作により、素線の切断状態を目視による確認と、感触による確認の両面で行う ことが出来るほかに、切断した素線に接触した際に発する音による確認も出来る ワイヤー点検具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、V字状に開いたフレームと、フレーム先端及び下端に設けたひも掛 け止め部と、ひも掛け止め部に取り付けたひもと、フレーム下端に設けたフレー ム把持部とよりなる、ワイヤー点検具であり、また、V字状フレームが、フレー ム把持部の延長線上より、ひも側に若干傾斜している、ワイヤー点検具であり、 また更に、V字状フレームの中間部に、点検するワイヤーの直径に合わせて、ひ もを水平に取り付けた、ワイヤー点検具である。
【考案の実施の形態1】 以下図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。
【0006】 <イ>ワイヤー点検具の全体構成 図1は、本考案によるワイヤー点検具の平面図、図2は、その側面図を示す。 V字状フレーム1の先端及び下端には、ひも掛け止め部2、2が取り付けてあり 、ひも掛け止め部2、2に、ひも3がたるまないようにぴんと張って取り付けら れている。V字状フレーム1の下端には、V字状フレーム1を把持するフレーム 把持部4が、V持状フレーム1と一体固定されている。
【0007】 <ロ>ワイヤー点検具の詳細構造 図1、図2に示す通り、V字状フレーム1の開く角度は、点検するワイヤーの 様々な径に対応できるようにするため、少なくとも45〜90とし、その素 材は多少の剛性があるもの、例えば鉄線などでよい。V字状フレーム1先端のひ も掛け止め部2は、ひも3が掛けやすいようにU字状とし、下端のひも掛け止め 部2は、ひも3が外れないように円環状としておくと、点検の際及びひもを取り 替える際都合が良い。 ここで使用するひもは、表面がつるつるしたものでなく、且つ、多少の弾力性 のあるひも、例えば荷造り用ビニールひもなどでよい。 フレーム把持部4は、V字状フレーム1を片手で把持できるような形状と大き さとし、V字状フレーム1と一体固定されている。
【0008】
【作用】
ワイヤー点検具のV字状に開いたひも3を、点検するワイヤーw表面にかすか に接触する程度まで、把持部4を片手で持って接近させ、その状態のままでワイ ヤーwの延長方向に向かって移動させる。この時、ワイヤーw表面の素線が切断 していない場合は、ワイヤー点検具はワイヤーwに沿ってなめらかに移動できる 。 ワイヤーw表面の素線が一本でも切断していると、その切断した素線にひも 3が突き刺さり、把持部4を持って移動しているワイヤー点検者にその感触が伝 わると共に、弦をつまびいた時のような音が発生し、この音によってもワイヤー 点検者は素線が切断していることを感知できる。 ワイヤー点検者はワイヤーwに沿って移動する際、ワイヤー点検具をワイヤー wの全周にまわしながら移動することにより、更に厳密なワイヤー劣化の状態を 確認することができる。
【0009】
【考案の実施の形態2】 図3は、他の実施の形態を示す側面図、図4は、その斜視図を示す。 図3に示したワイヤー点検具の把持部4は、側面からみるとV字状フレーム1 と一直線ではなく、やや角度を持ってV字状フレーム1の下端に取り付けられて いる。
【0010】
【作用】
ワイヤーwに沿って、ワイヤー点検具を移動して行く場合、ワイヤーwと点検 者の位置関係によって、ワイヤー点検具の操作がしにくい場合がある。 このような場合、V字状フレーム1と一直線ではなく、やや角度を持ってV字 状フレーム1の下端に把持部4を取り付けおけば、ワイヤーwの全周にまわしな がらワイヤー劣化状態を点検し移動して行く際、操作がし易くなる。
【0011】
【考案の実施の形態3】 図5は、更に他の実施の形態を示す正面図である。 前記のワイヤー点検具でワイヤー劣化状態を点検し移動して行く場合は、ワイ ヤーwの全周に沿ってひも3が接触するようにするため、ワイヤー点検具は、ワ イヤーwを中心として回しながら移動して行かなければならない。この操作は面 倒であるばかりでなく、ワイヤーwの表面の切断した素線が、腕や手に突き刺さ り大けがをする危険がある。 この実施の形態では、上記の面倒な操作や、危険な点検作業をなくすため、ワ イヤー点検具のひも3を点検するワイヤーwに接触させたあと、V字状フレーム 1の中間部に、点検するワイヤーwの直径に合わせて、更に別のひも3を水平に 取り付けるだけでよい。
【0012】
【作用】
ワイヤーwは、三角形状になったひも3に取り囲まれた状態となり、この状態 のままワイヤーwの延長方向に点検移動されて行くので、ワイヤー点検具を少し だけワイヤーwを中心にまわすだけでよく、これだけの操作により、ささくれだ った切断した素線を更に厳密に点検できる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上説明したようになるから、次のような効果を得ることができる。 <イ> 目視できないような、ワイヤー表面の素線の切断箇所を、確実に確認で きる。 <ロ> 点検の際、切断した素線により腕や手に大けがをするのを回避できる。 <ハ> 切断した素線に、ワイヤー点検具のひもが接触した時、その感触だけで なく、接触時に発生する音によっても確認できる。 <ニ> ワイヤー点検具の素材は、安価な材料でよく、且つ、簡単に作れる。 <ホ> 点検するワイヤーの径に関係なく対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るワイヤー点検具の平面図。
【図2】 ワイヤー点検具の側面図。
【図3】 把持部を傾斜させたワイヤー点検具の側面
図。
【図4】 図3の斜視図。
【図5】 点検用のひもを、更に水平に掛け渡したワイ
ヤー点検具の平面図。
【符号の説明】
1 V字状フレーム、 2 ひも掛け止め部、 3
ひも、4 フレーム把持部、 w 点検ワイヤー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡谷 豊 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V字状に開いたフレームと、フレー
    ム先端及び下端に設けたひも掛け止め部と、ひも掛け止
    め部に取り付けたひもと、フレーム下端に設けたフレー
    ム把持部とよりなる、ワイヤー点検具。
  2. 【請求項2】 V字状フレームが、フレーム把持部
    の延長線上より、ひも側に若干傾斜している、請求項1
    のワイヤー点検具。
  3. 【請求項3】 V字状フレームの中間部に、点検す
    るワイヤーの直径に合わせて、ひもを水平に取り付け
    た、請求項1のワイヤー点検具。
JP1996004067U 1996-04-16 1996-04-16 ワイヤー点検具 Expired - Lifetime JP3030189U (ja)

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