JP3030119B2 - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
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- JP3030119B2 JP3030119B2 JP3147214A JP14721491A JP3030119B2 JP 3030119 B2 JP3030119 B2 JP 3030119B2 JP 3147214 A JP3147214 A JP 3147214A JP 14721491 A JP14721491 A JP 14721491A JP 3030119 B2 JP3030119 B2 JP 3030119B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- shield
- secondary winding
- shield conductor
- primary winding
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一次巻線と二次巻線と
の間に接地シールド導体を備える変圧器に関する。
の間に接地シールド導体を備える変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のこの種の変圧器の1例を示
したもので、1は鉄心、2はボビン等の絶縁物、3は一
次巻線、4は接地導体を介して接地されたシールド導
体、5は二次巻線である。
したもので、1は鉄心、2はボビン等の絶縁物、3は一
次巻線、4は接地導体を介して接地されたシールド導
体、5は二次巻線である。
【0003】このように、一次巻線3と二次巻線5との
間にシールド導体4が介在するものでは、一次巻線3と
二次巻線5間の静電容量が低くなり、例えば、一次巻線
3に侵入したノイズの二次巻線5への伝導を低減する。
間にシールド導体4が介在するものでは、一次巻線3と
二次巻線5間の静電容量が低くなり、例えば、一次巻線
3に侵入したノイズの二次巻線5への伝導を低減する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1つの
シールド導体4を設けるだけでは、一次巻線3と二次巻
線5間の静電容量を充分に低減することはできず、上記
シールド効果は充分ではないという問題があった。
シールド導体4を設けるだけでは、一次巻線3と二次巻
線5間の静電容量を充分に低減することはできず、上記
シールド効果は充分ではないという問題があった。
【0005】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、従来に比し、シールド効果を高めることがで
きる変圧器を提供することを目的とする。
たもので、従来に比し、シールド効果を高めることがで
きる変圧器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、一次巻線と二次巻線との間に接地シールド
導体を備える変圧器において、上記接地シールド導体を
上記一次巻線に密着する第1のシールド導体と上記二次
巻線に密着する第2のシールド導体とに分割し、両シー
ルド導体間に所定の間隙を持たせたことを特徴とする。
するために、一次巻線と二次巻線との間に接地シールド
導体を備える変圧器において、上記接地シールド導体を
上記一次巻線に密着する第1のシールド導体と上記二次
巻線に密着する第2のシールド導体とに分割し、両シー
ルド導体間に所定の間隙を持たせたことを特徴とする。
【0007】請求項2では、第1と第2のシールド導体
間に絶縁スペーサが介在する構成とした。
間に絶縁スペーサが介在する構成とした。
【0008】
【作用】本発明では、シールド導体が、一次巻線側と二
次巻線側とに分割され、両シールド導体間に所定の間隙
を持たせてあるので、この間隙の静電容量により、一次
巻線から二次巻線へ、またその逆のノイズ伝播は著しく
低減される。
次巻線側とに分割され、両シールド導体間に所定の間隙
を持たせてあるので、この間隙の静電容量により、一次
巻線から二次巻線へ、またその逆のノイズ伝播は著しく
低減される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0010】図1において、4aと4bはシールド導体
であって、シールド導体4aは一次巻線3の外周側に密
着して配設され、シールド導体4bは二次巻線5の内周
側に密着して配設されており、両シールド導体4aと4
bは接地されている。6は絶縁スペーサであって、両シ
ールド導体4a、4b間に介在し、所定の間隙を区画し
ている。
であって、シールド導体4aは一次巻線3の外周側に密
着して配設され、シールド導体4bは二次巻線5の内周
側に密着して配設されており、両シールド導体4aと4
bは接地されている。6は絶縁スペーサであって、両シ
ールド導体4a、4b間に介在し、所定の間隙を区画し
ている。
【0011】この構成では、両シールド導体4a、4b
間に静電容量があるため、一次巻線3から二次巻線5
へ、またその逆のノイズ伝播は著しく低減される。
間に静電容量があるため、一次巻線3から二次巻線5
へ、またその逆のノイズ伝播は著しく低減される。
【0012】なお、両シールド導体4a、4bの間隙
(絶縁スペーサの厚さ)は、変圧器の容量および発生ノ
イズの大小に応じて決定する。
(絶縁スペーサの厚さ)は、変圧器の容量および発生ノ
イズの大小に応じて決定する。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、シールド導
体を、一次巻線側と二次巻線側とに分割し、両シールド
導体間に所定の間隙を持たせたので、この間隙の静電容
量により、一次巻線から二次巻線へ、またその逆のノイ
ズ伝播を著しく低減することができる。
体を、一次巻線側と二次巻線側とに分割し、両シールド
導体間に所定の間隙を持たせたので、この間隙の静電容
量により、一次巻線から二次巻線へ、またその逆のノイ
ズ伝播を著しく低減することができる。
【図1】本発明の実施例の要部を示す変圧器部分図であ
る。
る。
【図2】従来の変圧器の一部を示す図である。
1 鉄心 2 ボビン 3 一次巻線 4a、4b シールド導体 5 二次巻線 6 絶縁スペーサ
Claims (2)
- 【請求項1】 一次巻線と二次巻線との間に接地シール
ド導体を備える変圧器において、上記接地シールド導体
を上記一次巻線に密着する第1のシールド導体と上記二
次巻線に密着する第2のシールド導体とに分割し、両シ
ールド導体間に所定の間隙を持たせたことを特徴とする
変圧器。 - 【請求項2】 第1と第2のシールド導体間に絶縁スペ
ーサが介在していることを特徴とする請求項1記載の変
圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3147214A JP3030119B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3147214A JP3030119B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04369809A JPH04369809A (ja) | 1992-12-22 |
JP3030119B2 true JP3030119B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=15425154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3147214A Expired - Fee Related JP3030119B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030119B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7084728B2 (en) * | 2003-12-15 | 2006-08-01 | Nokia Corporation | Electrically decoupled integrated transformer having at least one grounded electric shield |
US8207812B2 (en) * | 2008-01-09 | 2012-06-26 | Siemens Industry, Inc. | System for isolating a medium voltage |
DE102013113598A1 (de) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | Endress + Hauser Conducta Gesellschaft für Mess- und Regeltechnik mbH + Co. KG | Anordnung zum Übertragen von digitalen Signalen über eine galvanisch trennende Schnittstelle und Feldgerät umfassend eine solche Anordnung |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP3147214A patent/JP3030119B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04369809A (ja) | 1992-12-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |