JP3029421U - ゴルフクラブのヘッドとシャフトとの結合構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 底座に設けた穴に重りを溶接し重りにはねじ
穴が設けられ、ボルトがねじ穴へ締め入れられ、それに
よってスイングができるように構成したものとなってい
る。しかし、重量の変化を容易かつ確実に行うことがで
きないなどの問題があった。 【解決手段】 ヘッド本体の一端に結合管が形成され、
結合管の内周面には大小の内径及び梯段環が形成され、
結合管の大径部分の方から結合部材が挿入され、結合部
材の先端が小径部分から伸び出てシャフトの穴と緊密に
結合されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴルフクラブのヘッドとシャフトとの結合構造に関するものである 。 ヘッドの一端に結合管が形成され、結合管の内周面には大小の内径及び梯段環 が形成され、結合管の大きい方の内径は同じ設計を有する結合部材が挿入するの に用いることができ、小さい方の内径から伸び出て、結合部材の突き出ている端 はシャフトの穴と緊密に結合するのに用いられるように構成されている。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のゴルフクラブのヘッドとシャフトとの結合にあっては、下記の ようなものになっている。 Ａ．ケース本体、シャフト底片、ピン、接合器単元より構成され、ピンは可塑 性変形に適した材料より製造されているため、接合器単元の上端の平らの段は変 形されることによりシャフトと本体との間の角度は改変され、ピンは分かれて本 体まで連接することができ、本体の局部から露出することによりシャフトを収納 するため、簡単にゴルフのヘッドの仰角と俯角を調整することができるように構 成したもの。（台湾公告第２４０４６６号「ゴルフクラブのヘッド」） Ｂ．アイアンはそれぞれ長距離、中距離、短距離に使い分けることにより、ヘ ッドの背面の違うところにおいて加重をすることによって重心の構造を改変する ように構成したもの。（台湾公告第２５２３５５号「ゴルフアイアンヘッドの重 心構造」） Ｃ．チタン合金を用いて鍛造方式で底座、フェース、首管及び上蓋などの部品 が製造され、それから順序に従って溶接により形成され、底座のフェースに対応 する他の面から穴が設けられ、穴の中に重りを溶接し、重りにはねじ穴が設けら れ、ボルトが中へ締め入れるのに用いられ、それによって更によいスイングがで きるように構成したもの。（台湾公告第２５６１０２号「ゴルフクラブヘッドの 改良構造」）

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものにあっては、重量の変化を容易かつ確実に行うことが できないなどの問題があった。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、次のようなことのできるものを提供しようとするもの である。 本考案の第１の目的は、ゴルフクラブのヘッドとシャフトとの結合について従 来と違う構造を提供し、ヘッドの結合する結合部材の材料や重量を減らすことに より、フェースの面積を大きくすることができ、そのために正確にボールを打つ 確率も高くなるものである。 本考案の第２の目的は、そのヘッドとシャフトとの結合部材は、軟性材料を入 れることができるため、スイングをする時の反動力を吸収することができるもの である。 本考案の第３の目的は、そのヘッドとシャフトの結合部材は、材質を変化をす ることができるため、スイングをする者の需要に適応することができるものであ る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち本考案のものは、ヘッド１本体の一端に結合管１１が形成され、結合 管１１の内周面には大小の内径及び梯段管１２が形成され、結合管１１の大きい 方の内径は同じ寸法を有する結合部材３を挿入するのに用いることができ、小さ い方の内径から突き出て、結合部材３の伸び出ている端はシャフト２の穴と緊密 に結合することができるように構成されているゴルフクラブのヘッドとシャフト との結合構造である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

実施例について図面を参照して説明する。 図１に示す本考案のゴルフクラブのヘッドとシャフトとの結合構造は、ヘッド １、シャフト２及び結合部材３より構成されている。 ヘッド１の一端には結合管１１が形成され、結合管１１は中空の管で内径は結 合部材３を挿入するのに用いられている。 結合管１１の内径には大小の内径差が形成されている。 この場合、図が示すように梯段環１２の構造を用いることができる。 すなわち、結合管１１の挿入端１３は大きい直径を有し、他端には小さい直径 を有する結合端１４が形成され、そのために結合部材３を挿入端１３から挿入し ても結合端１４から脱出することはない。 シャフト２の一端に穴２１が設けられ、穴２１は結合部材３と緊密に結合する ことができる。 結合部材３はアルミ、銅、チタン金属などの各種の金属材質で構成され、また は埋める方式を用いることもできるため、結合部材３における大径部分と小径部 分をそれぞれ異なる材質で構成することができる。 また、結合部材３の両端は大小の外径差と形成することができ、あるいは図が 示すように外径差のある梯段環３１に構成することができる。 すなわち、まず結合部材３の小さい直径側の端を結合管１１の挿入端１３から 挿入すると、梯段環３１をもって結合管１１の梯段環１２と接触して固定され、 結合部材３は結合管１１の長さより長いため、結合端１４から突き出ることがで き、シャフト２と緊密に結合することができる。 図２は本考案の組合せた状態であり、結合部材３を結合管１１に挿入し、突き 出ている結合部材３を利用してシャフト２と結合し、その結合は緊密な方式を用 いて固定させることができ、必要があれば粘着剤を併せて用いることができるた め、両者が脱落する恐れはない。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 結合部材の材質、重量を変化することができ、結合部材の材料、重量が減少す ることにより、その減少した重量分をフェースの面積の増大に代えることができ 、フェースの面積の増大やボールを打つ重心の改変によりさらによいスイングが できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解した斜視図である。

【図２】組合せた状態の１部を破断した断面図である。

【符号の説明】

１ ヘッド ２ シャフト ３ 結合部材 １１ 結合管 １２，３１ 梯段環 １３ 挿入端 １４ 結合端 ２１ 穴

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ヘッド１の一端に中空の結合管１１が形
   成され、シャフト２の結合端には穴が形成され、穴は結
   合部材３と結合するのに用いられ、結合管１１の内周面
   には大小の内径及び梯段環が形成され、結合部材３が挿
   入するのに用いられ、結合部材３には大小の外径または
   梯段環が形成され、結合管１１の大きい方の内径から挿
   入することができ、結合管１１の小さい方の内径から突
   き出て、結合部材３の伸び出ている端はシャフト２の穴
   と緊密に結合することができることを特徴とするゴルフ
   クラブのヘッドとシャフトとの結合構造。
2. 【請求項２】 結合部材３は単一の金属材質または違う
   金属材質で結合管に埋めることができるように構成され
   ている請求項１記載のゴルフクラブのヘッドとシャフト
   との結合構造。