JP3289365B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

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JP3289365B2
JP3289365B2 JP04575493A JP4575493A JP3289365B2 JP 3289365 B2 JP3289365 B2 JP 3289365B2 JP 04575493 A JP04575493 A JP 04575493A JP 4575493 A JP4575493 A JP 4575493A JP 3289365 B2 JP3289365 B2 JP 3289365B2
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憲一 宮澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタルウッド等のゴル
フクラブヘッドに関し、ヘッドから突出するホーゼル部
を無くしヒール側を軽くすることにより、重心位置を低
く、且つ、打球面の幅方向の略中央に移動させたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のゴルフクラブヘッドの一例
を示す平面図である。ゴルフクラブヘッド20には、そ
の端部(ヒール側)にシャフト21を固定するためのホ
ーゼル部20aがヘッド本体から突出して設けられてい
る。
【0003】図6(a)は、図5に示すゴルフクラブヘ
ッドのホーゼル部20aを示す断面図である。通常のゴ
ルフクラブヘッドにおいては、ホーゼル部20aは有底
筒状に形成されており、ヘッドの上部部分(クラウン
部)の端部がホーゼル部の底部を構成している。
【0004】また、図6(b)に示すように、ホーゼル
部20aの内側に挿入されその下端がヘッド本体の下部
部分(ソール部)の下面に面一に配置されたシャフト受
けパイプ22を有し、このパイプ22内にシャフト21
を挿入して固定するようになっているものもある(実開
昭59-22164号)。この種のゴルフクラブヘッドにおいて
は、図6(a)に示すゴルフクラブヘッドに比して、シ
ャフト21の取り付けが堅牢であるという利点がある。
【0005】図7(a)は従来のゴルフクラブヘッドの
他の例(特開平4-156867号)を示す平面図、図7(b)
は同じくそのシャフト受け部を示す断面図である。
【0006】このゴルフクラブヘッド25においては、
ヘッド本体から突出するホーゼル部がなく、ヘッド本体
には、クラウン部上面からソール部下面に貫通するシャ
フト受けパイプ25aをヘッド本体鋳造時にヘッド本体
と一体的に設け、このシャフト受けパイプ25aにシャ
フト26を挿入して固定するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のゴルフクラブヘッドには以下に示す問題点があ
る。即ち、図6(a)に示すゴルフクラブヘッドにおい
ては、打球時の衝撃力によりホーゼル部20aとシャフ
ト21との接合部が破損することを回避するために、ホ
ーゼル部20aの長さを長くして両者の接合強度を高め
ることが必要である。従って、この種のゴルフクラブヘ
ッドにおいては、ヘッドの重心位置が高く、且つ、打球
面中央よりもヒール寄りにあり、スイートエリアもヒー
ル側にずれているという欠点がある。また、このような
構造のゴルフクラブヘッドは、鋳造により製造するた
め、ホーゼル部の内径の寸法精度が十分でなく、シャフ
トを取り付ける際にホーゼル部の内面を研磨する必要が
あり、煩雑であるという欠点もある。
【0008】また、図6(b)に示すゴルフクラブヘッ
ドにおいても、ヘッド本体から突出するホーゼル部20
aがあるため、図6(a)に示すゴルフクラブヘッドほ
どではないものの、ヘッドの重心位置が高く、且つ、打
球面中央よりもヒール寄りにあり、スイートエリアがヒ
ール側にずれているという欠点がある。
【0009】更に、図7に示すゴルフクラブヘッドにお
いては、ヘッドの重心位置が打球面中央よりもヒール寄
りにあり、スイートエリアがヒール側にずれているとい
う欠点がある。また、鋳造によりシャフト受けパイプ2
5aを形成するため、図6(a)に示すゴルフクラブヘ
ッドと同様に、シャフトを取り付ける際にホーゼル部の
内面を研磨する工程が必要であり、煩雑であるという欠
点もある。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、重心位置が低く、スイートエリアが打球面
の略中央にあり、シャフトに接触する部分を研磨する工
程が不要であるゴルフクラブヘッドを提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゴルフクラ
ブヘッドは、金属製のヘッド本体から突出するホーゼル
部がないゴルフクラブヘッドにおいて、前記ヘッド本体
のヒール側端部に配設されその内側にシャフト先端部が
挿入されて固定されるシャフト固定部を有し、前記シャ
フト固定部には、そのヒール側にスリットが設けられ、
前記シャフト固定部の内側に挿入されたシャフト先端部
の周方向の一部が前記スリットから露出ていることを
特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に係るゴルフクラブヘッドにおいては、
ヘッド本体から突出するホーゼル部がなく、ヘッド本体
のヒール側端部にシャフト固定部が設けられている。そ
して、シャフトは、このシャフト固定部の内側に挿入さ
れてヘッド本体に固定される。従って、本発明に係るゴ
ルフクラブヘッドにおいては、ヘッド本体から突出する
ホーゼル部がなくてもシャフトをヘッドに堅牢に固定す
ることができる。また、本発明に係るゴルフクラブヘッ
ドにおいては、前記シャフト固定部に挿入されたシャフ
ト先端部の周方向の一部が露出するように前記シャフト
固定部にスリットが設けられている。従って、ホーゼル
部がないことと相俟って、ヒール側の重量が従来に比し
て軽くなり、重心位置を低くできると共に、打球面の中
央に重心位置を調整することができる。
【0013】前記シャフト固定部は、例えば、その断面
がC字型のパイプ状部材を前記ヘッド本体に接合したも
のであってもよい。この場合は、シャフト固定部の寸法
精度を高くできるため、シャフトに接触する部分を研磨
する工程が不要であるという利点がある。また、前記シ
ャフト固定部は、前記ヘッド本体を構成する複数の部材
のうちの一つ(例えば、打球面を有するフェース部材)
と一体的に形成された板部を曲げ加工して、断面がC字
型のパイプ状に成形したものであってもよい。更に、前
記シャフト固定部は、前記ヘッド本体のヒール部を構成
するヒール側部材を鋳造又は超塑性成形により形成する
ときに、前記ヒール側部材に一体的に作り込まれたもの
であってもよい。このようにして、前記シャフト固定部
を容易に形成することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例に係るゴルフ
クラブヘッドを示す組立図、図2は第1の実施例に係る
ゴルフクラブヘッドにシャフトを取り付けた状態を示す
斜視図である。
【0016】本実施例に係るゴルフクラブヘッド10
は、打球面を有するフェース部材2と、このフェース部
材2の後部に接合されるバック部材3と、シャフト11
を固定するためのパイプ状のシャフト固定部材1とによ
り構成されている。シャフト固定部材1は、その上端か
ら下端まで連続するスリットが設けられており、その軸
方向に直交する平面における断面形状がC字型になって
いる。そして、フェース部材2及びバック部材3を組み
合わせ、そのヒール側端部の切欠き部にシャフト固定部
材1を接合することによりヘッドを組み立てる。この場
合に、シャフト固定部材1の上端はヘッドの上部部分
(クラウン部)の外面と面一にし、下端はヘッドの下部
部分シール部の外面と面一にする。なお、シャフト固定
部材1は、ヘッド本体と同一の金属により形成されてい
る。
【0017】本実施例においては、ヘッド本体から突出
するホーゼル部がなく、また、ヘッド本体の端部に固定
されるシャフト固定部材1にはその中心軸方向に平行な
方向にスリットが設けられているため、従来のゴルフク
ラブヘッドに比してヒール側の重量が軽い。このため、
ヘッドの重心位置が従来のヘッドに比して低い位置にあ
り、スイートエリアを打球面中央に設定することができ
る。
【0018】図3(a)は本発明の第2の実施例に係る
ゴルフクラブヘッドのフェース部材のシャフト固定部の
曲げ加工前の状態を示す上面図、図3(b)は同じくそ
の曲げ加工後の状態を示す上面図である。
【0019】図3(b)に示すように、フェース部材5
の端部には、略筒状に曲げ加工されたシャフト固定部6
が設けられている。このシャフト固定部6は、図3
(a)に示すように、フェース部材5を鋳造又は鍛造等
により形成するときにヒール側に平板部5aを設け、こ
の平板部5aを筒状に曲げ加工することにより形成され
たものである。但し、シャフト固定部6は突き合わせ部
が閉じた完全な筒状ではなく、断面がC字型に成形され
ている。
【0020】このように形成されたフェース部材5にバ
ック部材を取り付けてヘッド本体を形成し、シャフト固
定部6にシャフトを取り付ける。これにより、図2に示
す形状のゴルフクラブが完成する。本実施例において
も、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0021】図4は本発明の第3の実施例に係るゴルフ
クラブヘッドを示す組立図である。
【0022】本実施例に係るゴルフクラブヘッドは、ソ
ール側部材15と、クラウン側部材16と、ヒール側部
材17とにより構成されている。これらの部材は、鋳造
又は超塑性成形により形成されたものである。
【0023】ヒール側部材17には、その内側にシャフ
ト先端部を挿入して固定するシャフト固定部17aが設
けられている。このシャフト固定部17aにはスリット
が設けられており、前記シャフト先端部の周方向の一部
が露出するようになっている。本実施例においても、ソ
ール側部材15、クラウン側部材16及びヒール側部材
17を組み立て、シャフト固定部17aにシャフトを取
り付けると、図2に示す形状となる。本実施例において
も、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るゴルフ
クラブヘッドは、ヘッド本体のヒール側端部にシャフト
固定部が配設されており、このシャフト固定部にはシャ
フトの周方向の一部が露出するスリットが設けられてい
るから、ヒール側の重量を従来に比して軽くでき、重心
位置を低くできると共に、スイートエリアを打球面の中
央に設定することができて、性能が優れたゴルフクラブ
ヘッドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るゴルフクラブヘ
ッドを示す組立図である。
【図2】 第1の実施例に係るゴルフクラブヘッドにシ
ャフトを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】 (a),(b)は、夫々本発明の第2の実施
例に係るゴルフクラブヘッドのフェース部材及びその曲
げ加工後の状態を示す上面図である。
【図4】 本発明の第3の実施例に係るゴルフクラブヘ
ッドを示す組立図である。
【図5】 従来のゴルフクラブヘッドの一例を示す平面
図である。
【図6】 (a),(b)はいずれもホーゼル部を示す
断面図である。
【図7】 (a)は従来のゴルフクラブヘッドの他の例
を示す平面図、(b)は同じくそのシャフト受け部を示
す断面図である。
【符号の説明】
1,6,17a…シャフト固定部、2,5…フェース部
材、3…バック部材、10…ゴルフクラブヘッド、11
…シャフト、15…ソール側部材、16…クラウン側部
材、17…ヒール側部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−15066(JP,A) 実開 昭57−152173(JP,U) 実開 昭58−182766(JP,U) 実開 昭62−197370(JP,U) 英国特許出願公開2230459(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 53/02 - 53/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のヘッド本体から突出するホーゼ
    ル部がないゴルフクラブヘッドにおいて、前記ヘッド本
    体のヒール側端部に配設されその内側にシャフト先端部
    が挿入されて固定されるシャフト固定部を有し、前記シ
    ャフト固定部には、そのヒール側にスリットが設けら
    れ、前記シャフト固定部の内側に挿入されたシャフト先
    端部の周方向の一部が前記スリットから露出ているこ
    とを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】 前記シャフト固定部は、断面がC字型の
    パイプ状部材を前記ヘッド本体に接合したものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】 前記シャフト固定部は、前記ヘッド本体
    を構成する複数個の部材のうちの一つと一体的に形成さ
    れた板部を曲げ加工し断面がC字型のパイプ状に成形し
    たものであることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ
    クラブヘッド。
  4. 【請求項4】 前記シャフト固定部は、前記ヘッド本体
    のヒール部を構成するヒール側部材を形成するときに、
    前記ヒール側部材に一体的に作り込まれたものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
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JP6645149B2 (ja) * 2015-12-04 2020-02-12 住友ゴム工業株式会社 ゴルフクラブ
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