JP3061004U - ゴルフクラブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドが脱落せず重量調整可能なゴルフクラ
ブの提供。 【解決手段】 本考案は、ゴルフクラブのヘッドに一体
に凸桿状の連接部を設け、この凸桿状の連接部の軸方向
に貫通孔を設けて、該貫通孔に、シャフトを挿着するよ
うにし、このシャフトを中空状でその内壁に雌ネジ孔が
形成してあるものとなし、さらにシャンク外周に雄ネジ
を具えた固定ボルトをシャフト底部の雌ネジ孔に螺合
し、該固定ボルトのヘッドで該凸桿状の連接部とシャフ
トの下端とを保持するようにし、これによりシャフトを
内と外から凸桿状の連接部に固定するようにして、ヘッ
ドのシャフトからの離脱を防止し、同時に使用者が必要
に応じてヘッドの重さを重量の異なる固定ボルトに交換
することで調整できるようにして構成している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のゴルフクラブに関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在あるゴルフクラブは、そのほとんどが図１に示されるように、ヘッドのネ ック部分に嵌め孔が設けられて該嵌め孔にシャフトの下端が挿着されるようにし てある。このような組合せ方式のゴルフクラブは以下のような欠点を有していた 。 １．ヘッドのネック部分に嵌め孔が設けられ、シャフトと組み合わせる時には 、まずシャフト表面に接着剤を塗布した後に該嵌め孔内に挿入されているが、単 方向の接着或いは接着不良によりヘッドが脱落しやすく、プレイ中に脱落したヘ ッドが他人にぶつかることもあり、危険であった。 ２．組立時の不注意からシャフトにヘッドを接着できなくなることがあった。 ３．ヘッドのネック部分で有効にヘッドの重さを調整できず、実用性に欠けて いた。 ４．特殊な地形上で打撃する時、ヘッドを上向きの角度にしなければ打撃する ことができないが、打撃時にネックから離れたヘッドの底縁が地面に衝突しやす く、ヘッドが破壊されやすかった（図２参照）。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、ヘッドが強固にシャフトに固定されて、打撃の衝撃によりヘッドが シャフトより離脱することがなく、またヘッドの重さを調整可能であるゴルフク ラブを提供することを課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、ゴルフクラブのヘッドに一体に凸桿状連接部を設け、この 凸桿状連接部の軸方向に貫通孔を設けて、該貫通孔に、中空状で内壁に雌ネジを 形成してあり外壁に接着剤を塗布したシャフトを挿着し、シャンク外周に雄ネジ を具えた固定ボルトを該シャフトの底端より該雌ネジに螺合し、該雄ネジで該シ ャフトを外向きに緊迫すると共に、該固定ボルトのヘッドで該凸桿状連接部下端 とシャフトの下端とを保持するほか、必要に応じて異なる重量の固定ボルトを組 合せ可能として構成された、ゴルフクラブとしている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は、ゴルフクラブのヘッドに一体に凸桿状の連接部を設け、この凸桿状 の連接部の軸方向に貫通孔を設けて、該貫通孔に、シャフトを挿着するようにし 、このシャフトを中空状でその内壁に雌ネジ孔が形成してあるものとなし、さら にシャンク外周に雄ネジを具えた固定ボルトをシャフト底部の雌ネジ孔に螺合し 、該固定ボルトのヘッドで該凸桿状の連接部とシャフトの下端とを保持するよう にし、これによりシャフトを内と外から凸桿状の連接部に固定するようにして、 ヘッドのシャフトからの離脱を防止し、同時に使用者が必要に応じてヘッドの重 さを重量の異なる固定ボルトに交換することで調整できるようにして構成してい る。

【０００６】 本考案は以上の構成により、従来のゴルフクラブの、ヘッドが脱落しやすく、 必要に応じてヘッド重量の調整が行えないという欠点を解決している。即ち異な る重量の固定ボルトをシャフト底部の雌ネジ孔と螺合させると共に、固定ボルト のシャンクの雄ネジで外向きにシャフトを圧迫し、シャフトと凸桿状の連接部の 接合をより強固としており、ヘッドのシャフトからの脱落を防止している。

【０００７】

【実施例】

図３を参照されたい。該図に示されるように、本考案では、ヘッド１のシャフ ト２との連接部分に凸桿状連接部１０が形成され、該凸桿状連接部１０の中央に 該凸桿状連接部１０の軸方向に貫通する貫通孔１１が設けられ、該貫通孔１１に 、中空状で内縁に雌ネジ２００が形成してあるシャフト２が挿着される。接着剤 ２０がシャフト２の挿入部２１の挿入される凸桿状連接部１０の貫通孔１１内に 塗布されて両者が接着される。その後、シャフト２の下端２２より、異なる重量 を有してその表面に接着剤２０を塗布してありシャンクに雄ネジ３０、４０を設 けてある固定ボルト３或いは４が雌ネジ２００にねじ込まれる。このねじ込みは 固定ボルト３或いは４のヘッドに設けたドライバ孔３１、４１にドライバ５を挿 入して行われる。ねじ込まれた固定ボルト３、４の雄ネジ３０、４０が外向きに シャフト２を圧迫することで、ヘッド２とシャフト２との結合力が強化され、ヘ ッド２の脱落が防止される。また、組立時に使用者の必要に応じて異なる重さの 固定ボルトを使用することで、クラブの重量を調整することができる（図４、５ 参照）。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は以下のような効果を達成している。 １．本考案は、ヘッドのシャフト連接部分を貫通孔を有する凸桿形状とし、該 貫通孔に、雌ネジを形成してある中空状のシャフトを挿着し、さらに異なる重量 を有してシャンクに雄ネジを有する固定ボルトを下からシャフトの雌ネジを有す る中空部分にねじ込んでシャフトを内と外から固定すると共に固定ボルトのヘッ ド部分で凸桿状の連接部を支持しており、固定ボルトの雄ネジとシャフトの雌ネ ジの螺合による広い接触面積によりヘッドの脱落防止効果を増進している。 ２．本考案は、固定ボルトのシャンク外周の雄ネジがシャフトの雌ネジに螺合 することで、シャフトを緊迫する作用を提供しており、これによりシャフトとヘ ッドの凸桿状連接部との連結力が増強されている。 ３．異なる重量の固定ボルトに交換することで、必要に応じてヘッドの重さを 調整可能である。 ４．打撃の衝撃によりヘッドがシャフトより脱落しにくい。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のゴルフクラブの構造断面図である。

【図２】従来のゴルフクラブの使用状態を示す構造断面
図である。

【図３】本考案の分解斜視図である。

【図４】本考案の実施例の断面図である。

【図５】本考案の重量の異なる固定ボルトを使用した実
施例の断面図である。

【符号の説明】

１ ヘッド １０ 凸桿状連接部 １１ 貫通孔 ２ シャフト ２０ 接着剤 ２００ 雌ネジ ２１ 挿入部 ２２ 下端 ３ 固定ボルト ３０ 雄ネジ ３１ ドライバ孔 ４ 固定ボルト ４０ 雄ネジ ４１ ドライバ孔 ５ ドライバ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴルフクラブのヘッドに一体に凸桿状連
   接部を設け、この凸桿状連接部の軸方向に貫通孔を設け
   て、該貫通孔に、中空状で内壁に雌ネジを形成してあり
   外壁に接着剤を塗布したシャフトを挿着し、シャンク外
   周に雄ネジを具えた固定ボルトを該シャフトの底端より
   該雌ネジに螺合し、該雄ネジで該シャフトを外向きに緊
   迫すると共に、該固定ボルトのヘッドで該凸桿状連接部
   下端とシャフトの下端とを保持するほか、必要に応じて
   異なる重量の固定ボルトを組合せ可能として構成され
   た、ゴルフクラブ。