JP3029379U - 軸流ファンモータ - Google Patents

軸流ファンモータ

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JP3029379U
JP3029379U JP1996003112U JP311296U JP3029379U JP 3029379 U JP3029379 U JP 3029379U JP 1996003112 U JP1996003112 U JP 1996003112U JP 311296 U JP311296 U JP 311296U JP 3029379 U JP3029379 U JP 3029379U
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JP
Japan
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shaft
impeller
fan motor
axial fan
attached
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JP1996003112U
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Inventor
薫 松本
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Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インペラと、その中心に取付けられる軸
の部分に改良を加えた。 【解決手段】 ベアリング4,5で軸6を回転自在に支
持し、この軸6にインペラ9を取付けた軸流ファンモー
タにおいて、インペラ9を合成樹脂で形成し、亜鉛また
はアルミニウムのダイキャストにより軸6を作る際にイ
ンペラ9と一体に形成した。従来の構造に比し、インペ
ラ9と軸6との一体品の製作が著しく容易になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、各種のOA機器等に設けられる軸流ファンモータの改良に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
各種OA機器等のように、多数の電子回路をケーシング内に収容したものでは 、電子部品が発生する熱がこもって電子部品を破損させる虞がある。そこでケー シングの側壁に通気孔を設け、ここに軸流ファンモータを取り付けてケーシング 内部の熱を外部に放出するようにしている。
【0003】 従来多く用いられていた軸流ファンモータの一例を図3について説明する。1 はケーシングであって、内側を斜面に形成した筒状のベンチュリ部2と、このベ ンチュリ部2に一体の軸受箱3とから構成されるものである。軸受箱3の起立部 の内側には2個のベアリング4,5が装着されており、このベアリング4,5の 内輪で金属製の軸6を回転自在に支持している。7は軸6の抜け止め用の止め輪 である。
【0004】 軸6の図における上方部位にはローレット(またはDカット)8が刻設されて おり、ここに、インペラ9のボス部10の中央部分が取り付けられている。軸6 をボス部10に取り付けるのは、インペラ9の成形時に軸6をインサートして行 なう。ボス部10の外周部には、複数枚のファン11が放射状に取り付けられて いる。インペラ9は、軸6に一体化された状態でベアリング4,5に挿入される 。12はベアリング5の内輪に適度のスラスト予圧を与えるコイルスプリングで ある。
【0005】 インペラ9のボス部10は図示するように概略E型をしており、その外周部分 にファン11が取り付けられているが、その部分の内側にはヨーク13が装着さ れて、円筒状で周方向に着磁されたマグネット14を保持している。軸受箱部3 の起立部の外周部分には円板状のPCボード15が設けられ、後述するようにD Cブラシレスモータとしての電子回路および部品が搭載されている。16は電子 回路に電源を供給するリード線である。PCボード15の上部で、マグネット1 4の内側に位置する部分には、コア17と、このコア17に巻回されたコイル1 8およびコア17を保持するインシュレータ19とからなるステータ20が搭載 されている。
【0006】 このような構成からなるこの軸流モータは、次のように作動する。すなわち、 リード線16によりPCボード15上の電子回路に電源電圧を供給すると、ステ ータ20のコア17が所定の順に従って励磁され、これによって生ずる磁界とマ グネット14の発する磁界との関係により、インペラ9は軸6を中心にして回転 する。この回転により、ファン11がケーシング1のベンチュリ部2内で一定方 向の空気流を発生させるので、この軸流ファンモータを取り付けたケーシング内 の熱を外部に放出することができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように作動する従来の軸流ファンモータにおいて、機能とは関係がない が、インペラに軸を固定するとき、先に製作した軸をインペラの成形機に挿入し 、その状態においてインペラを成形してこれらを一体化するので、軸単品の製作 寸法精度が悪いと成形バリが生じてしまうことから、軸を高精度に仕上げなけれ ばならず、コスト高になる問題があった。
【0008】 本考案はこの点に鑑みてなされたものであり、軸単品の製作精度を高めなくて も全体として精度の高いインペラを有する軸流ファンモータを提供しようとする ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するための手段として、ベアリングで軸を回転自在 に支持し、該軸にインペラを取付けた軸流ファンモータにおいて、亜鉛またはア ルミニウムのダイキャストにより軸を成形する際に、該軸を合成樹脂からなるイ ンペラと一体に形成したことを特徴とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態を図1について、図3と同一の部分には同一の符号 を付して説明する。1はケーシングであって、内側を斜面に形成した筒状のベン チュリ部2と、このベンチュリ部2に一体の軸受箱3とから構成されるものであ る。軸受箱3の起立部の内側には2個のベアリング4,5が装着されており、こ のベアリング4,5の内輪で、後述するような亜鉛またはアルミダイキャストか らなる軸6を回転自在に支持している。7は軸6の抜け止め用の止め輪である。
【0011】 図示するように軸6は、インペラ9のボス部10の中央部分に一体に形成され ている。インペラ9は合成樹脂の成形により、図2に示すようにボス部10の外 周部に複数枚のファン11を放射状に取り付けた形状に製作されている。インペ ラ9のボス部10の中央部分には凹部21が設けられ、そこに孔22が設けられ ている。図1に示す軸6は充分な強度を有する亜鉛またはアルミニウムのダイキ ャストで、インペラ9のボス部10の中央部分に注入されてインペラ9と一体に 形成してある。
【0012】 軸6の図における上部には凹部6aがあるが、この凹部6aは、インペラ9の ボス部10の中央部分に溶融状態の亜鉛またはアルミニウムを注入するときに形 成され、インペラ9の孔22と密に結合して軸6とインペラ9を完全に一体化さ せる。インペラ9は、一体化された軸6の部分でベアリング4,5に挿入されて いる。
【0013】 軸を亜鉛またはアルミニウムのダイキャストで成形する場合は、小形ダイキャ スト機に軸形状の金型をセットし、この小形ダイキャスト機に樹脂製のインペラ 9をセットしてダイキャスト溶液を注入する。これにより、軸6が成形されると 同時にインペラ9と軸6が一体化される。
【0014】 インペラ9のボス部10は、軸6も含めて図示するように概略E型をしており 、その外周部分にファン11が取り付けられているが、その部分の内側にはヨー ク13が装着されて、円筒状で周方向に着磁されたマグネット14を保持してい る。軸受箱部3の起立部の外周部分には円板状のPCボード15が設けられ、後 述するようにDCブラシレスモータとしての電子回路および部品が搭載されてい る。16は電子回路に電源を供給するリード線である。
【0015】 PCボード15の上部で、マグネット14の内側に位置する部分には、コア1 7と、このコア17に巻回されたコイル18およびコア17を保持するインシュ レータ19とからなるステータ20が搭載されている。
【0016】 このような構成からなるこの軸流モータは、次のように作動する。すなわち、 リード線16によりPCボード15上の電子回路に電源電圧を供給すると、ステ ータ20のコア17が所定の順に従って励磁され、これによって生ずる磁界とマ グネット14の発する磁界との関係により、インペラ9は軸6を中心にして回転 する。この回転により、ファン11がケーシング1のベンチュリ部2内で一定方 向の空気流を発生させるので、この軸流ファンモータを取り付けたケーシング内 の熱を外部に放出することができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、ベアリングで軸を回転自在に支持し、この軸にインペラを取付けた 軸流ファンモータにおいて、インペラを合成樹脂で形成し、亜鉛またはアルミニ ウムのダイキャストにより軸を作る際に、この軸がインペラと一体に結合するよ うにしたものであるから、インペラと軸との同芯度が改善され、充分な強度の軸 とすることができ、インペラと軸との一体品の製作が著しく容易になり、安価に 得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の縦断面図である。
【図2】図1のうちのインペラ単品を示す縦断面図であ
る。
【図3】従来の軸流ファンモータの一例の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング 4 ベアリング 5 ベアリング 6 軸 9 インペラ 9a 内周 10 ボス部 11 ファン 22 孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベアリングで軸を回転自在に支持し、該
    軸にインペラを取付けた軸流ファンモータにおいて、亜
    鉛またはアルミニウムのダイキャストにより軸を成形す
    る際に、該軸を合成樹脂からなるインペラと一体に形成
    したことを特徴とする軸流ファンモータ。
JP1996003112U 1996-03-25 1996-03-25 軸流ファンモータ Expired - Lifetime JP3029379U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10299691A (ja) * 1997-04-25 1998-11-10 Copal Co Ltd 軸流ファン

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826549A (ja) * 1982-07-19 1983-02-17 Toshiba Corp モ−タの回転子製造方法
JPH0736573B2 (ja) * 1988-07-08 1995-04-19 ジ エス テレコミュニカシオン サービス総合ディジタル網のためのディジタルサブスクライバターミナルを一体化したマイクロコンピュータ

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