JP3029131U - 半導体洗浄装置 - Google Patents
半導体洗浄装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体の洗浄においてその洗浄効率を高め
る。 【解決手段】 ポンプ3を用いた循環系4により、洗浄
槽2に洗浄液1を循環させる。循環系4内のポンプ3よ
り出側にエジェクタ8を設ける。エジェクタ8におい
て、洗浄液1に気体を注入する。洗浄液1と気体の混合
が促進され、清浄効率が上がる。
る。 【解決手段】 ポンプ3を用いた循環系4により、洗浄
槽2に洗浄液1を循環させる。循環系4内のポンプ3よ
り出側にエジェクタ8を設ける。エジェクタ8におい
て、洗浄液1に気体を注入する。洗浄液1と気体の混合
が促進され、清浄効率が上がる。
Description
【0001】
本考案は、半導体製造分野におけるレジスト剥離、無機物・有機物・金属除去 のクリーニングなどに用いられる半導体洗浄装置に関し、更に詳しくは、洗浄槽 内に循環する洗浄液に半導体を浸漬する循環液浸漬型の半導体洗浄装置に関する 。
【0002】
半導体のホトレジスト剥離に使用される半導体洗浄装置として、洗浄槽内に循 環する硫酸に半導体を浸漬する型式のものがある。この浸漬型の半導体洗浄装置 では、洗浄効率を高めるために、硫酸にオゾンを混合する場合が多い。オゾン混 合硫酸を用いる浸漬型洗浄装置の従来例を図1に示す。
【0003】 この洗浄装置は、洗浄液としての硫酸1を収容する洗浄槽2と、硫酸1をポン プ3により洗浄槽2に循環させる循環系4と、オゾン発生装置5とを具備する。 なお、6は循環系4に設けたフィルタである。
【0004】 ポンプ3の作動により、硫酸1が洗浄槽2に循環する。オゾン発生装置5で発 生したオゾンは、循環系4内のポンプ3より入側において大気圧下で硫酸1に注 入される。また、洗浄槽1内の下部に設けたバブラー7から槽内の硫酸に直接注 入される。これらにより、洗浄槽2内に保持された半導体がオゾン混合の硫酸1 により洗浄処理される。
【0005】 また、超純粋な洗浄液を生成するために、テフロンの気体分離膜を用いたガス 混合溶解容器をポンプの出側に設けたシステムは、特開平5−212274号公 報に記載されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 図1に示すような従来の気体混合循環液浸漬型の洗浄装置においては、その気 体混合に関し次のような問題がある。循環系内のポンプより入側においてオゾン を洗浄液に注入するため、洗浄液とオゾンが2層に分離する。すなわち、ポンプ の入側は大気圧のため、1kgf/cm2 程度のオゾンも一応は洗浄液に注入さ れるが、一方ではその大気圧下での注入が、洗浄液とオゾンの2層分離の原因と なるのである。
【0007】 この2層分離はオゾン吹き込み口に孔径数十μmのバブラーを取り付け微細気 泡を吹き込んでも一向に解消されない。そのため、洗浄液とオゾンの接触面積の 減少による溶解効率低下や、硫酸の循環流量減少による槽内清浄度低下の原因に なっている。
【0008】 特開平5−212274号公報に記載された洗浄液生成システムにおいては、 ガス混合溶解容器で生じる余剰のガスが気体分離膜を通って容器外へ放出される ため容器内の圧力が大気圧となる。そのため気体の溶解効率は低い。
【0009】 本考案の目的は、オゾンのような低圧の気体を大気圧以上の加圧下で洗浄液に 効率よく混合溶解することができる半導体洗浄装置を提供することにある。
【0010】
本考案の半導体洗浄装置は、洗浄液を収容しこの洗浄液に半導体を浸漬して半 導体を洗浄する浸漬型の洗浄槽と、洗浄液をポンプにより洗浄槽に循環させる循 環系と、循環系内のポンプより出側に設けられて洗浄液に洗浄促進用の気体を混 合し溶解させるエジュクタとを具備しており、これにより上記目的が達成される 。
【0011】 本考案の半導体洗浄装置においては、洗浄槽内の洗浄液に洗浄促進用の気体を 直接注入するバブラーを設けることにより、洗浄効率をより高めることができる 。
【0012】
以下に本考案の実施の形態を図示例に基づいて説明する。図2は本考案を実施 した洗浄装置の1例についてその構成を示す系統図である。
【0013】 本洗浄装置は、半導体のレジスト剥離や有機物・金属除去のクリーニングに用 いられる。洗浄槽2には洗浄液としての硫酸1が収容されており、その硫酸1中 に被洗浄物である半導体が浸漬される。洗浄槽2には又、循環系4を通して硫酸 1が循環される。循環系4にはポンプ3、フィルタ6およびエジェクタ8が設け られている。フィルタ6はポンプ3の出側に位置し、エジェクタ8はフィルタ6 の出側に位置する。そしてエジェクタ8には、オゾン発生装置5で発生させたオ ゾンが供給される。そのオゾンは又、洗浄槽2内の下部に設けたバブラー7にも 供給される。
【0014】 本洗浄装置においては、洗浄槽2内に洗浄液としての硫酸1が循環する。その 硫酸にはエジェクタ8においてオゾンが注入される。また、洗浄槽2内の硫酸に はバブラー7からオゾンが直接注入される。これらにより、洗浄槽2内に保持さ れた半導体がオゾン混合の硫酸1により洗浄処理される。
【0015】 ここで、エジェクタ8は流体力学を応用して設計されており、内部を流れる硫 酸1の流速を増し、静圧を減少させる作用がある。そのため、ポンプ3で加圧さ れた硫酸1に対して1kgf/cm2 程度のオゾンを注入することが可能となる 。また加圧下でオゾンを注入するため、注入後のオゾンは硫酸1と乱流を生じ、 白濁状態は硫酸1が洗浄槽2に還流するまで継続する。その結果、洗浄槽2での 洗浄効果が著しく向上する。
【0016】 本考案者が行った実験によれば、レジスト剥離後の脱色に要する時間は、ポン プ入側の大気圧下でオゾンを注入する場合に比べて1/5以下に短縮された。
【0017】 洗浄液としては硫酸の他に純水等を用いる場合もある。洗浄促進用の気体とし てもオゾン以外のガスを用いることができる。
【0018】 特開平5−212274号公報に記載された洗浄液生成システムに本考案を適 用し、気体分離膜を用いたガス混合溶解容器に代えてエジェクタを用い、その下 流側に気体分離膜を用いた排ガス分離容器を配置することにより、洗浄液生成効 率の著しい向上が期待できる。
【0019】
以上に説明した通り、本考案の半導体洗浄装置は、循環ポンプ出側でエジェク タにより洗浄効果促進用の気体を洗浄液に注入混合するので、洗浄液と気体の2 層分離を生じない。そのため、洗浄液と気体の接触面積が増大し、洗浄効率が向 上する。また、洗浄液の循環流量が増大し、洗浄槽内の清浄度が向上する。これ らにより、洗浄効果の向上、洗浄時間の短縮に大きな効果が得られる。
【図1】従来の洗浄装置の構成を示す系統図である。
【図2】本考案の洗浄装置の1例についてその構成を示
す系統図である。
す系統図である。
1 硫酸(洗浄液) 2 洗浄槽 3 ポンプ 4 循環系 5 オゾン発生装置 6 フィルター 7 バブラー 8 エジェクタ
Claims (3)
- 【請求項1】 洗浄液を収容しこの洗浄液に半導体を浸
漬して半導体を洗浄する浸漬型の洗浄槽と、洗浄液をポ
ンプにより洗浄槽に循環させる循環系と、循環系内のポ
ンプより出側に設けられて洗浄液に洗浄促進用の気体を
混合し溶解させるエジュクタとを具備することを特徴と
する半導体洗浄装置。 - 【請求項2】 洗浄槽内の洗浄液に洗浄促進用の気体を
直接注入するバブラーを設けたことを特徴とする請求項
1に記載の半導体洗浄装置。 - 【請求項3】 洗浄液が硫酸であり、洗浄促進用の気体
がオゾンであることを特徴とする請求項1または2に記
載の半導体洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002891U JP3029131U (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 半導体洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002891U JP3029131U (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 半導体洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3029131U true JP3029131U (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=43164177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996002891U Expired - Lifetime JP3029131U (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 半導体洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3029131U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021042433A (ja) * | 2019-09-11 | 2021-03-18 | 株式会社荏原製作所 | めっき処理装置、前処理装置、めっき装置、めっき処理方法および前処理方法 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP1996002891U patent/JP3029131U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021042433A (ja) * | 2019-09-11 | 2021-03-18 | 株式会社荏原製作所 | めっき処理装置、前処理装置、めっき装置、めっき処理方法および前処理方法 |
JP7355566B2 (ja) | 2019-09-11 | 2023-10-03 | 株式会社荏原製作所 | めっき処理装置、前処理装置、めっき装置、めっき処理方法および前処理方法 |
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