JP3028405U - フリーアクセスフロア用パネル - Google Patents

フリーアクセスフロア用パネル

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JP3028405U
JP3028405U JP1996000800U JP80096U JP3028405U JP 3028405 U JP3028405 U JP 3028405U JP 1996000800 U JP1996000800 U JP 1996000800U JP 80096 U JP80096 U JP 80096U JP 3028405 U JP3028405 U JP 3028405U
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JP1996000800U
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Inventor
一夫 広居
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熊谷工機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、二重床の上面に接着する上板を端
部や隅部のはがれやめくりを防止する。 【構成】 二重床のフロア上面端部に、外枠設置用の凹
部及び上板接着の接着剤用溝を設け、前記凹部に底部に
突起を有する外枠を全周に嵌合させ、フロア上面に上板
を接着するフリーアクセスフロア用パネル。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、フリーアクセスフロア用パネルのフロア上面に接着される上板及び 上面の端部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に建物の基礎床は、土間コンクリート打ちといわれる最下層に割くり石、 次に目つぶし砂利、捨てコンクリート、コンクリート仕上げの順で施工され、重 量物を置く場合は、捨てコンクリート層に、鉄筋が組込まれている。床面の塵埃 や湿気または冷え込みを防ぐために、モルタルや防塵塗装(含カラー塗装)、合 成樹脂系塗装やシート状のものが張られている。これ等は一旦施工してしまうと 簡単には取り壊されなく、電気系や送排水の配管類は、壁際か一定の間隔で施さ れた共同ピットから必要な機器類まで配電、配管がなされるので、これ等が床面 上を這うことになり、歩行者や運搬車等の障害になっていた。
【0003】 このことからこれ等を改善するために、二重床とすることにより、これ等配管 の送排水管、機器類の電力ケーブルの大小配管とか、また床下空調を可能にする ためなど種々のケーブルや配管類ダクト等を床下に納めるフリーアクセスフロア 方式と呼ばれる二重床構造が採用され、早くから電子計算機室、情報処理機器室 関係等に使用されて来た。この場合のフロアには軽合金製ダイカスト品を始めと し、鉄板、木製、コンクリート、アスベスト、各種合成樹脂や積層板、ハニカム 製等と各種の複合材までが使用され、表面材も、各種のシート物、合成樹脂製、 木製張、カーペット及び絨毯等も多種多様のものまでが使用されてきている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
フリーアクセスフロア用パネルの床構造も近年半導体や超精密機器、及びこれ ら部品等の生産、組立、検査等を行うための清浄度の高いクリーンルーム室にも 使用されている。これにはまた例えば、運搬台車のキャスターの移動や走行時の 摩耗防止、薬品に対する腐食防止等のために耐摩耗性、耐薬品性の金属保護板も 使用されてきている。
【0005】 しかしながら、通信機器や精密機器関係の製造、検査管理等においては二重床 が当然であるが、一般的な展示会や展覧会等の会場では、まだまだ二重床板構造 が使用されてきていない。 近年のフロアは高層ビル化、及び見せるためのショールーム化が進み、各種の イベントが開催され、どの会場でもコンピュータ、パソコン、TV、VTRを始 めとする映像、照明、音響、通信が取り入れられている。例えば工作機や電動機 器やロボット等の実演に至ってはこれ等の他に送排水、空気圧、油圧等の配管も 必要であり、これら展示会場では必ずしも二重構造が採られていない。
【0006】 従って、従来の基礎床の上間ではピットから展示物までを、床面に電線ケーブ ルや送排水管を這わすこととなり、これをカバーするにしても床面に凸部が形成 されて、通路や展示物の周囲に設置されるので、見学者や説明員の足元が危険な 個所となり、段差も見受けられつまづきや歩行上の問題点がある。 仮に二重床を採用しても従来のダイカト品、鉄板、木製、コンクリート、アス ベスト、各種合成樹脂や積層板、ハニカム製及び各種複合材等のフロアに、表面 材もシート物の合成樹脂製、木製張等のものが使用されるが、いずれも実用本意 で展示会場としての華やかさに欠けるし、傷も付きやすい。例えば、図5の実願 昭48−59920や図6の特願昭57−187355のように、カーペットや 絨毯張20のものが使用されることもあるが、これ等にはフロアの目地にモール ドリム18、25が存在して、多少の段差が生じる。しかも何回となく繰り返し 展示会場として使用されてくると、汚れやすく、せっかくの展示品のイメージを 悪化させる等の原因にもなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
これに対して本考案は、室内を二重床で構成するフリーアクセスフロア用パネ ルにおいて、フロア上面の端部周囲に外枠設置用の凹部及び床面上に上板接着の ための接着剤用溝を複数本設け、前記凹部に底部へ突起を有する該外枠を全周に 勘合させ、該外枠の内側に上板を接着してなるフリーアクセスフロア用パネルで あり、該上板が天然系の大理石であり、外枠を各種めっきや塗装を施すことも可 能であり、また、フロア上面の周囲端部に前記上面より上方に突出した凸部をフ ロアと一体で設け、該凸部の基部及び該基部の近傍に接着剤用の凹部を設けたフ リーアクセスフロア用パネルである。
【0008】 フロア端部周囲の凹部に外枠を設置し外枠の内側に同一高さにてフロア上面に 上板を接着固定する。上板の端部や隅部が欠けやハガレのなきよう外枠にて保護 するものであり、また、接着においては上板の端部がハガレを起こさないように 、接着剤ののり溜めとなるべき溝が複数本設置されているものである。上板には 今までの合成樹脂等傷つきやすさを排除し、天然系の大理石を用いてショールー ムや展示会場にまた展示物にも新鮮さや高級感及び豪華さを与えるものである。
【0009】
【実施例】
(実施例1) 図1〜3にて本考案の実施例を説明すると、1はフロアパネルであり、フロア パネル1は平板2及び複数のリブ3a及び3bとが一体的な鋳造品により製造さ れる。フロア上面には接着剤により上板9が接着される。単なる平板2の接着の みでは、上板9の端部や隅部が他のフロアパネルや種々物体と接触したりして欠 けや割れが発生することがある。従ってこの部分を保護すべきで、フロアパネル の端部や周囲に凹部4を設けると共に、この凹部に嵌合する凸部7を底部に有し た外枠6を全周に設置するものである。外枠6の内側、フロアの上面には天然系 の大理石を張り、高級感や豪華さを出す。また外枠6は大理石と同一高さとし、 カラー化したり、めっきなど施し、大理石に似合うフロアパネルの境目となる目 地とすることができる。そしてこの目地をめっきや塗装等の表面処理を施すする ことにより、上板9と同系色にして目立たなくすることや、逆に反対色として目 立たせるなど種々なレイアウトに変化させることが可能である。
【0010】 例えばショールームにおける展示会場として、図1のフロアの端部に上板と反 対色の外枠をAの縦方向の一方向のみを強調した色として連続して通行幅や回路 表示をする。一方反対にB横方向の外枠を上板と同系統の目立たない色のものを 設置すれば、その通行路がおのずから明確になる。また、誘導路の場合、先の外 枠とは別に、フロアの上板を、他の展示品の所と別の色彩とか、異なる材質にし て、誘導すべく方向や出口に向かって連続して敷設して行けばよい。もちろん間 隔をあけたり、休憩や商談コーナーや必要場所に応じて敷設することも可能であ る。
【0011】 (実施例2) 実施例1では天然の大理石を用いたが、フロアパネルの上面には、合成された 上板又は複合材の上板を張ってもよい。例えば粉末を混合し一定の割合に混ぜ合 わせ、プレスや押出し等にて成形したものを貼ってもよく、必要によっては焼成 してもよい。あるいは仕上げ時に材質の異なるものをプレスや接着にて複合材と してもよい。また、入口、出口、あるいは新製品コーナー等の表示文字を用いて 貼ってもよい。
【0012】 (実施例3) フロアパネルの上面に上板を張るが、上板中央では接着剤もよく付いているが 、端部や隅部には接着剤が外部に流れ出したこともあり、その結果、はがれやめ くり上りの原因ともなる。よって端部や隅部に接着剤が残り得るような複数の溝 5を設けておくと外部に流れることもなく、そこに接着剤が溜まることとなり、 上板のはがれやめくりが防止できる。 また同時に外枠6の上板と接する内側にも接着剤用の溝8を設けることも出来 る。これは外枠6の端部側面にも接着剤を保持し、上面に接着される上板の側面 を接着すれば、上板と外枠の接着はもちろん上板と外枠との間隔が接着剤によっ て埋められるため、水分の溶け込みや塵埃等が入らなく清潔である。
【0013】 (実施例4) フロアパネルの他の実施例は、図4に示した通りフロア上面の周囲端部を上面 より上方に突出した凸部をフロアと一体で鋳造により設けたものであり、フロア 上面に、上板を接着するに当たり、上板の端部及び隅部がはがれたりめくれたり しないよう接着剤のり溜めとなるべき、溝部を端部の基部やその基部の近傍に設 けているものである。
【0014】
【考案の効果】
以上に本考案を実施したことにより、以下なる効果が認められるものである。 (1)フロアパネル上面の端部周囲に外枠を設け、内側に上板を外枠と同一高さ で設けたので、段差がなく、上板や外枠への衝撃や引掛りが無く安全である。 (2)フロアパネル上面の端部の外枠をカラー塗装やめっき等の表面処理を施す ことにより、境目の目地を上面に張る上板と同系色にしたり、逆の反対色にした り、また、フロアパネルのみを展示物とは別の色にするなどの、イベントやショ ウ等に変化を与え、スポット的に展示物に新鮮や高級感や豪華さを強調すること が可能である。 (3)フロアパネル上面の中央より比較的端部や隅部に接着剤が不足するため、 この部分に接着剤ののり溜が容易な溝を複数設けることにより、接着のはがれや めくれを防止するものである。 (4)また、フロアパネル上面の端部に外枠を設置しなくとも上面の端部周囲に 突出した凸部をフロアー一体で設けることにより、他の部品の手当や加工を必要 としなく、低額で安価なフロアが短時間で製作されることは産業上大きな効果が 得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の平面図である。
【図2】図1のAA断面図である。
【図3】図2の円部拡大断面図である。
【図4】別の実施例である。
【図5】従来例の一部拡大断面図である。
【図6】従来例の別の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル、 2,10 平板、 4 凹部、
5,8,12,13 溝、 6 外枠、 7 突起部、
9 上板、11 外周突起部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内を二重床板で構成するフリーアクセ
    スフロア用パネルにおいて、フロア上面の端部周囲に外
    枠設置用の凹部及び該床面に上板接着のための接着剤用
    溝を複数本設け、前記凹部底部へ突起を有する該外枠を
    全周に嵌合させ、該外枠の内側の前記フロア上面に上板
    を接着してなることを特徴とするフリーアクセスフロア
    用パネル。
  2. 【請求項2】 フロア上面に接着する上板が天然系の大
    理石である請求項1項のフリーアクセスフロア用パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 フロア上面端部に設置の外枠に表面処理
    を施しフロアに方向性や誘導表示等をしてなる請求項2
    項のフリーアクセスフロア用パネル。
  4. 【請求項4】 フロア上面の周囲端部に前記上面より上
    方に突出した凸部をフロアと一体で設け、該凸部の基部
    及び該基部の近傍に接着剤を保守する溝を設けてなる請
    求項2項のフリーアクセスフロア用パネル。
JP1996000800U 1996-01-26 1996-01-26 フリーアクセスフロア用パネル Expired - Lifetime JP3028405U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281037A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Om Kiki Corp 二重床用の石貼り床パネル
JP2016035184A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 日立機材株式会社 フロアパネル
WO2016084148A1 (ja) * 2014-11-26 2016-06-02 センクシア株式会社 フロアパネル

Cited By (4)

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