JPH0320429Y2 - - Google Patents

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JPH0320429Y2
JPH0320429Y2 JP3702485U JP3702485U JPH0320429Y2 JP H0320429 Y2 JPH0320429 Y2 JP H0320429Y2 JP 3702485 U JP3702485 U JP 3702485U JP 3702485 U JP3702485 U JP 3702485U JP H0320429 Y2 JPH0320429 Y2 JP H0320429Y2
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laminate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建築物や屋内外に設置される収納庫
等の壁材に使用される建築用積層板に関する。
(従来技術) 従来のこの種の建築用積層板は、耐食性、耐久
性及び美感を得るために、例えば金属板の表面
に、木目模様若しくは色彩等を付した化粧樹脂シ
ートを被着したり、あるいは金属板の表面に上記
化粧を付した塗装を施したりしている。
ところで、このような建築用積層板は、前記樹
脂シートや塗装を現場にて施したのではコスト的
にも施工性の面に於ても不具合を招くので、通常
は工場段階で施され且つ量産化されるのが一般的
である。ところが、このように工場段階で量産化
されると、金属板の表面に模様若しくは色彩等を
付したとしても、それは同じ模様の繰返しや単一
色でしかない。
このような単純な模様等は、近年のような個性
や美感の高揚、宣伝効果の拡充を望む社会状況下
にあつては、必ずしも満足されていない。このた
め、個性を生かし、美感の高揚度を望む者は、組
付けられた壁材の表面に、更に自分自身でデザイ
ンを凝らした模様を施そうと或いは広告板その他
装飾板等を組付けようと企てているが、このよう
な施し、組付けは、専門的な知識及び設備、道具
等を必要とするため素人ではなかなかうまく行う
ことができない。
従つて、結局専門の施工業者に依頼して模様等
の施しや広告板、装飾板等の組付けを行つてもら
わなければならず、非常に不便を強いられてい
た。
(考案の目的) 本考案は、このような実情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、素人でも模様の
施しや広告板等の組付けを行うことができる建築
用積層板を提供することにある。
(考案の構成) 本考案の建築用積層板は、上記目的を達成する
ために、表面部にタツピングビス、リベツト等の
固定具の挿着孔を多数穿設した金属板の前記表面
部に、表面シートを被着したものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図を参
照して説明する。
第1図において1…は、シヨーウインドA回り
に組付けた建築用積層板である。この積層板1…
は、第2図に示すように、亜鉛メツキ(図示せ
ず)された鋼製の板厚0.4〜1mm程度の金属板2
と、その表面を全面に亘つて被着し、単一の色彩
が施された或いは適宜の連続模様(図紙せず)が
表面に印刷にて施された表面シート3よりなる。
前記金属板2には、表面部2fの巾方向一側端
部にL状に折曲された第1取付部2aが設けられ
ているとともに、他側端部には室内側に折曲され
た折曲部2bとその端部から内方側に折曲された
横向きU字状の挿入部2cとその挿入部2cの端
部から外方に延出され且つ略中央部に水切り突条
2eが形成された第2取付部2dとが設けられて
いる。更に表面部2fには、タツピングビス、リ
ベツト等の固定具の挿着孔4…が縦、横方向に所
定間隔をあけて多数整列状態で穿設されている。
尚、この実施例では、挿着孔4は径を4mmとし、
挿着孔4,4間の間隔を10mmとしてあるが、挿着
孔径や孔間隔は使用する固定具のネジ径や取付け
箇所に合うように設定すればよい。
一方、表面シート3は、厚さが0.03〜1mm程度
の塩化ビニル若しくはアクリル等の弾性に富む軟
質樹脂シートよりなるが、その他の材質、例えば
グラスウール、アスベスト等の繊維シート、無機
質シートなど耐水性、耐候性のあるシートも実施
できる。そして、該シート3を前記金属板2の表
面全体に接着剤(図示せず)で貼着して被着する
ことにより、前記多数の挿着孔4…を被い隠して
いる。また、この表面シート3の厚み、材質など
は、後述するタツピングビス20の先端部を該シ
ート3の直下の挿着孔4に貫通させる際に、容易
に貫通できる程度に、例えば指の押圧力で挿着孔
4の位置が確認できる程度に、材質、厚さを設定
するのが望ましい。
12は、表面部2fの裏側に形成した断熱層
で、合成樹脂発泡体、石綿ボードなどである。
しかして、このような建築用積層板1…の相互
の連結は第3図に示すように構成されている。
即ち、一方の建築用積層板1(右側)の第2取
連部2dを先ずタツピングビス13等で胴縁10
に取付ける。しかる後、他方の建築用積層板1
(左側)の第1取付部2aを前記一方の積層板1
の挿入部2c内に差し込んだ上、その他方の積層
板1の第2取付部2dを胴縁10にタツピングビ
ス13等で取付ける。そして、このような他方の
積層板1の差し込み及び取付と同様な作業を、次
の積層板1に対しても繰り返し行うことにより、
多数の積層板1…を相互に連結している。11は
柱である。
しかして、前記建築用積層板1…の表面には、
第1図に示すように、模様30が施されていると
共に、広告板40が取付けられている。
模様30は、第4図に示すような色付きの模様
形成小部材31を図柄に合わせて色選択しながら
建築用積層板1…の表面、つまり表面シート3の
表面に多数取付けることで形成されているもの
で、各模様形成小部材31…は、厚さが0.2mm〜
数ミリメートル、外径が10〜30mmの円板状の、メ
ツキあるいは塗装等が施された着色鋼片又は樹脂
片により構成されている。そして、その小部材3
1の中央部にはタツピングビス20等の固定具挿
通用の穴32が形成されている。
ところで、この模様形成小部材31…の積層板
1に対する取付けは、第4図及び第5図から明ら
かなように、模様形成小部材31の穴32にタツ
ピングビス20を挿通させた状態で該ビス20の
先端部を表面シート3の上面に押付け、この押付
けによつてタツピングビス20の先端部を表面シ
ート3に貫通させるとともに挿通孔4に挿入し、
しかる後ドライバー等でタツピングビス20の頭
部を回動させながらねじ部20aを押込んで、前
記挿着孔4に螺着させるのである。
また一方、広告板40は、第6図に示すよう
に、所定形状に形成された着色済みの鋼製又は樹
脂製等の文字形成板41…に、1個又は複数個の
固定具挿通用の穴(図示せず)が形成されている
もので、その各穴にタツピングビス20を挿通さ
せ、前記同様に、そのねじ部を金属板2の挿着孔
4に螺着させることで、積層板の表面に取付けて
いる。尚、このような大型で厚みのある広告板4
0の場合には、これに形成される固定具挿通用の
穴の位置を、予め前記金属板2の挿着孔4の位置
に一致するように製作しておけば、取付け作業が
非常に楽に行え、しかも各文字形成板41…の配
置関係のバラツキも防止できる。
しかして、以上のような建築用積層板1であれ
ば、金属板2の表面部2fに多数の挿着孔4が穿
設されているため、該積層板1の表面に模様形成
小部材31…や文字形成板41…等を配置させ且
つタツピングビス20等の固定具を該模様形成小
部材31…や文字形成板41…に挿通させた上、
表面シート3を貫通させて金属板2の挿着孔4に
螺着させれば、極めて簡単な取付け作業で、模様
や広告板等を建築用積層板1の表面に施すことが
できる。
しかも、タツピングビス20が螺着されない挿
着孔4は、表面シート3で被われているので、積
層板1の外観体裁を損ねることがないのみなら
ず、施された模様や広告表示等の美感も損ねるこ
とがなく、さらに表面シート3が金属板2への雨
水の遮断をし、耐食性に寄与する。また、弾性に
富む樹脂製の表面シート3を用いれば、タツピン
グビス20の締付けによつて、このシート3がパ
ツキンの働きをし、水密性がよく、金属板2の腐
食を防ぐ。
尚、デザイン等のイメージチエンジを図るため
に、前記模様30や広告板40の全部又は一部を
取外して、その箇所に新たな模様や広告板を取付
けるに当り、前述の取付け作業と同様に行うこと
ができる。この場合、模様形成小部材を取外し
て、不要になつた挿着孔に対しては、この表面シ
ート3と同系色の頭部をもつた固定具(タツピン
グビス等)を直かに螺着しておけば、積層板1の
外観体裁を損ねることがないばかりか、新たな模
様や広告板等に対しても美感を損ねることがな
い。
尚、上記のようなデザインの変更を繰り返すほ
ど、本考案積層板の実用価値が増すことは明瞭で
あり、そのためには表面シート、固定具等が耐久
性のあるものが好ましい。
また、前記実施例では、模様形成小部材31…
を円板状に構成したが、これに限らず、平面的に
正方形、長方形、三角形等、立体的には山状、波
状、その他適宜な形状及び大きさ等に構成するこ
とができるとともに、その材質もアルミ、ステン
レス、木、合成樹脂、無機材質等適宜な材質に構
成することができる。要は、挿着孔、固定具、模
様形成小部材の固定具挿入穴の厚みなどの取付け
要因を特定しておくことが要求される。
また、前記実施例では、模様形成小部材31…
及び文字形成板41…をタツピングビス等の固定
具で螺着させるようにしたが、この固定具はタツ
ピングビスに限らず、例えば金属板2の挿着孔が
バーリング加工されたものであれば通常のビスで
もよく、またプツシュリベツトのような固定具を
用いてもよい。この場合でも、積層板1の表面側
からの操作で止着できる。
尚、表面シートを軟質合成樹脂などの弾性材質
とし、且つ模様形成部材等も同じく樹脂或いは合
成ゴム等の弾性材質で構成すれば、第5図に示す
ように、タツピングビス20の頭部底面を表面シ
ート3に押付けた場合、各部材の面間20bと3
1a,31bと3a(模様形成小部材31がない
ところでは20bと3a)が水密状に密接される
ので、それらの面間の隙間を通つて金属板2の挿
着孔4に侵入しようとする雨水等に対し、これを
有効に阻止できる効果がある。このため、建築用
積層板1の金属板の雨水による発錆に対しては、
これを可及的に防止できるとともに、金属板裏面
側への雨水等の侵入も防止できる利点がある。
また、前記実施例では、表面シート3を金属板
の表面全体に貼着したが、例えば第7図に示すよ
うに、金属板2に耐食性の塗装鋼板を使用し、そ
の挿着孔4を形成している表面部2f,2fの部
分のみに表面シート3を貼着し、隣接する建築用
積層板1,1の端面2g,2gの箇所には該シー
ル3を貼着しないようにしてもよい。
また、前記実施例では、建築用積層板1をシヨ
ーウインドA回りに組付けて外壁材として使用し
たが、本考案はこのようなものに限らず、例えば
鋼板製組立物置等のような収納庫の壁パネル、室
内の内面に組付けられる内壁パネル、天井板、扉
などのパネル、雨戸、戸袋の鏡板、家屋、倉庫な
ど建物の外壁材、看板や掲示板等の壁板基材な
ど、模様或いは広告板等を付そうと望むべき種々
の壁材に適用できる。
更に、本考案の建築用積層板を用いれば、例え
ば模様形成小部材31…を広告用の文字を形成す
るように積層板1の表面に螺着することができ、
かくすれば特定形状の広告表示部材等を必要とし
ない。また、上記使用手段をとれば、模様形成小
部材31…によつて所望の模様、景色、人物像、
商品、記号等を形成することもできる。
(考案の効果) 以上のように本考案の建築用積層板によれば、
表面部にタツピングビス、リベツト等の固定具の
挿着孔を多数穿設した金属板の前記表面部に、表
面シートを被着させたものであるから、例えば表
面の凹凸感を察知して、あるいは既成パターンに
基づいて、該表面シートの挿着孔の位置を確認し
た上で、模様形成小部材或いは広告板等を当てが
い、次いでタツピングビス等の固定具を模様形成
小部材等に貫通させて前記挿着孔に止着させれ
ば、極めて簡単な取付け作業で模様或いは広告表
示等を建築用積層板の表面に施すことができる。
このため、素人でも自分の好みに合つた模様或
いは広告表示を簡単に施すことができるので個
性、美観にあふれる画像が形成でき近時の社会的
実情にあつたすこぶる実用価値が高い建築用積層
板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は本考案建築用積層板を張設した外壁
材の該建築用積層板の表面に模様及び広告表示を
施した正面図、第2図は建築用積層板を一部切欠
した要部斜視図、第3図は建築用積層板の連結構
造を示す断面図、第4図は建築用積層板に模様形
成小部材を取付ける状態を示す斜視図、第5図は
建築用積層板に模様形成小部材を取付けた要部断
面図、第6図は建築用積層板に文字形成板を取付
けた拡大正面図であり、第7図は本考案積層金属
板の他の実施例を示す要部断面図である 1……建築用積層板、2……金属板、3……表
面シート、4……挿着孔、20……固定具、2f
……表面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面部にタツピングビス、リベツト等の固定具
    の挿着孔を多数穿設した金属板の前記表面部に、
    表面シートを被着したことを特徴とする建築用積
    層板。
JP3702485U 1985-03-15 1985-03-15 Expired JPH0320429Y2 (ja)

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JPH088101Y2 (ja) * 1989-07-24 1996-03-06 タキロン株式会社 無機質化粧板並びにその添設構造

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