JP3028395B2 - 軸の撓み量検出装置 - Google Patents

軸の撓み量検出装置

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JP3028395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸の撓み量検出装置に関
し、例えば、研削用の軸を有する研削装置に取り付けた
軸の撓み量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被加工物の研削には、例えば粗研削、精
研削、仕上研削等の加工工程があり、これらの各加工工
程では、被加工物毎に最適な研削抵抗で加工されてい
る。そして、各被加工物が各加工工程に応じた最適な研
削抵抗で加工されているか否かを判断する場合に、軸の
撓み量を検出する方法がある。この場合、軸の撓み量の
検出値を基にして被加工物を研削している。
【0003】従来の撓み量検出装置としては、互いに直
列接続され、軸に対向して配置された第1及び第2のコ
イルと、高周波発生装置と、撓み量検出部とで主に構成
されている。この従来の撓み量検出装置では、第1及び
第2のコイル間に高周波電圧が印加された状態で軸が撓
むと、両コイルの直列接続点からは、軸の撓み量に対応
した絶対値の出力信号(変位信号)が出力され、この変
位信号を交流増幅器で増幅すると共に、検波、直流化す
ることで、実際の軸の撓み量を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の撓み量検出装置
では、変位信号を交流増幅器で増幅しているため、第1
及び第2のコイルの直列接続点からの変位信号が大きく
なると、交流増幅器の増幅可能な範囲を越える場合があ
る。
【0005】ところが、図8の交流増幅器出力特性に示
すように、交流増幅器は、ある基準値Vcよりも大きな
入力に対して出力が飽和してしまい、直線性が悪くな
る。このため、図9(a)に示すように、軸の変位が大
きくなり、第1及び第2のコイルの直列接続点からの変
位信号が基準値Vcを越えると、(b)に示すように交
流増幅器の出力が飽和によってカットされてしまう。そ
の結果、変位が大きくなった場合に、軸の実際の変位量
を直線的に検出することができなかった。
【0006】このような大きな変位信号の発生は、各加
工工程で研削抵抗に対応して規定されている最大撓み量
に加えて、第1及び第2のコイルの機械加工精度のバラ
ツキや、第1及び第2のコイルの取付け位置のバラツキ
等によって主として発生する。しかし、コイルの機械加
工精度、コイル組付位置のバラツキ等を少なくすること
は製作上困難であり、また、部品の分解、組み立ての度
に、調整を行う必要があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、被加工物を研削
する前のコイルの取り付け位置の偏心調整や軸の交換時
における調整を自動的に行う軸の撓み量検出装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、軸の変位を検出し変位信号を出力する変位検出手段
と、この変位検出手段から出力される変位信号のピーク
電圧から所定の基準値を引いた値をピ−ク電圧とし、前
記変位信号と同位相の補正信号を出力する補正信号出力
手段と、前記変位検出信号から前記補正信号を引いた後
の変位信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段で増幅
後の変位信号から軸の撓み量を検出する撓み量検出手
段、とを軸の撓み量検出装置に具備させて、前記目的を
達成する。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
軸の撓み量検出装置において、前記変位検出手段から出
力される変位信号のピ−ク電圧が所定の基準値よりも大
きい場合に、補正信号出力手段が補正信号を出力する。
【0010】
【作用】請求項1記載の軸の撓み量検出装置では、変位
検出手段から出力される変位信号のピーク電圧から所定
の基準値を引いた値をピ−ク電圧とし、前記変位信号と
同位相の補正信号を補正信号出力手段で作成する。そし
て、変位検出信号から前記補正信号を引いた後の変位信
号を増幅し、増幅後の変位信号から軸の撓み量を検出す
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る軸の撓み量検出装置の好
適な実施例について、図1から図6を用いて詳細に説明
する。なお、この実施例の軸の撓み量検出装置は、軸の
先端に砥石を取り付けた研削装置に適用した場合の例に
ついて説明する。
【0012】図1は本実施例の軸の撓み量検出装置を軸
に取り付けた実施例の断面を表したものであり、図2は
図1中の線分A1−A1での断面を表したものである。
本実施例の軸の撓み量検出装置は、図1及び図2に示す
ように、X軸方向及びY軸方向の軸の撓み量を検出す
る。
【0013】軸の撓み量検出装置が適用された研削装置
は、ベアリング51、51で保持される軸50を備えて
おり、この軸50は、両ベアリング51、51間に配置
されたモータ55によって回転される。軸の先端には、
砥石53が取付けられ、モータ55の回転によって被加
工物54を研削するようになっている。
【0014】この研削装置の内部で、砥石53とベアリ
ング51との間には、軸の撓み量検出装置における変位
検出手段として機能する第1から第4のコイル1、2、
1a、2aが配置されている。第1から第4のコイル
1、2、1a、2aは、軸50の外周面に配置された、
図示しない積層電磁鋼板で構成されたターゲット近傍に
配置されている。
【0015】すなわち、第1及び第2のコイル1、2は
軸50のターゲット外周面側に互いに対向配置されてお
り、図2に示すように、Y軸方向の変位を検出するよう
になっている。一方、第3及び第4のコイル1a、2a
は、Y軸に対して90度のX軸上に、軸50のターゲッ
ト外周面側に対向配置され、X軸方向の変位を検出する
ようになっている。
【0016】第1から第4のコイル1、2、1a、2a
は、同一の材料で構成され、軸50の軸心Oから略同一
な距離に配置されている。図3は本実施例の軸の撓み量
検出装置の回路構成を表したものである。図3に示すよ
うに、軸50の変位を検出する第1のコイル1と第2の
コイル12、及び第3のコイル1aと第4のコイル2a
は、互いに直列に接続されている。この直列に接続され
た第1及び第2のコイル1、2と第3及び第4のコイル
とは、互いに並列に接続されると共に、直流成分をカッ
トするためのコンデンサC1、C2を介して高周波発生
装置3、3aと接続されている。
【0017】第1及び第2のコイル1、2に高周波発生
装置3、3aからの高周波電圧が印加された状態で軸5
0が撓むと、一方のコイルに接近し他方のコイルから離
れるためにインダクタンスが変化し、両コイル1、2の
直列接続点Aからは、軸50の変位に応じた差動出力、
すなわち変位信号H0が得られる。この変位信号H0
は、高周波発生装置3、3aの高周波成分を有してい
る。
【0018】ここで、第1のコイル1の巻数は第2のコ
イルの巻数よりも多くなるように設定されており、両者
のインダクタンスに差が設けられている。これは、両コ
イルの巻数を同一にすると、ヒステリシス損や励磁用高
周波電圧による渦電流損等によりコイルの残留電圧が発
生し、軸50の撓み量が極微小範囲にある場合に直列接
続点Aから得られる変位信号H0の直線性がなくなるた
めである。本実施例では、両コイル1、2の巻数を変え
ることで、変位信号H0の特性を一方にオフセットする
ことで、軸50の撓み量が極微小の範囲であっても、変
位信号H0には常に一定の直線性が得られるように構成
されている。
【0019】軸の撓み量検出装置は、第1及び第2のコ
イル1、2の直列接続点Aからの変位信号H0から補正
信号H4を出力する交流増幅補正器4、変位信号H0か
らこの補正信号H4を差し引いて増幅する交流増幅器
5、高周波発生装置3の高周波電圧から同期信号を作成
する同期検波用信号発生器6、および、交流増幅器5に
よる補正と増幅後の補正増幅信号H1から撓み量を検出
する軸の撓み量検出回路7を備えている。
【0020】ここで、交流増幅補正器4は、交流増幅器
5で飽和することなく増幅可能な入力電圧値として、基
準値Vcを有している。そして、交流増幅補正器4は、
図7(a)、(b)に示すように、変位信号H0のピー
ク電圧V0から基準値Vcを引いた電圧値V4=V0−
Vcをピーク電圧とし、変位信号H0と同一位相の信号
を補正信号H4として出力するようになっている。
【0021】また、交流増幅補正器4は、変位信号H0
のピーク電圧の上限値Vaおよび下限値Vbを有してお
り、この範囲内で変位信号H0に対する補正信号H4を
出力する。そして、交流増幅補正器4は、この変位信号
H0のピーク電圧が上限値Vaを越え、また、下限値V
b未満の場合、組付不良であることを示す組付不良信号
H7を出力するようになっている。
【0022】一方、撓み量検出回路7は、同期検波用信
号発生器6からの同期信号H5に基づいて、交流増幅器
5からの補正増幅信号H1を検波する同期検波器71
と、同期検波器71から出力される検波信号H2から高
周波成分を取り除いて撓み量検出信号H3を出力するロ
−パスフィルタ72と、撓み量検出信号H3の出力レベ
ルを調整するオフセット調整器73とを備えている。
【0023】このようにY軸方向について構成されてい
るが、X軸方向についても、同様に、第3および第4の
コイル1a、2a、交流増幅補正器4、交流増幅器5
a、撓み量検出回路7aから構成されている。次に、本
実施例に係る軸の撓み量検出装置の動作について説明す
る。
【0024】なお、本実施例の軸の撓み量検出装置は、
軸50の変位をX軸方向とY軸方向を同時に検出する
が、両軸方向の検出動作は同一なので、説明を簡単にす
るため、Y軸方向の動作について説明する。まず、初期
処理として、加工工程開始前に、研削抵抗が砥石53に
加えられていない状態で、図示しない加工制御装置から
補正開始信号H6を出力する。
【0025】そして交流増幅補正器4は、補正開始信号
H6を受けると、軸50が撓んでいない状態、つまり、
コイルの取付け位置の偏心量に対応する変位信号H0の
ピーク電圧V0から基準値Vcを引いた電圧値V4=V
0−Vcを演算する。この値V4をピーク電圧とし、変
位信号H0と同一位相の信号を補正信号H4として出力
する。交流増幅補正器4は、再び補正開始信号H6を受
けるまで、所定の補正信号H4を出力する。
【0026】図4は交流増幅補正器4による補正信号H
4作成処理を表したものである。交流増幅補正器4は、
補正開始信号H6を受けると、直列接続点Aから供給さ
れる変位信号H0のピーク電圧V0を測定する(ステッ
プ1)。そして、測定したピーク電圧V0が補正限界で
ある上限値Vaより大きいか否かを判断する(ステップ
2)。
【0027】ピーク電圧V0が上限値Vaより大きけれ
ば(ステップ2;Y)、交流増幅補正器4は、例えば図
示しない赤色の組付不良表示ランプを点灯させて(ステ
ップ3)、第1及び第2のコイル1、2の精度のバラツ
キ、第1及び第2のコイル1、2の軸50に対する位置
のバラツキ等が大きくて、補正信号H4が出力不能であ
ることを示す。
【0028】一方、ピーク電圧V0が上限値Va以下の
場合(ステップ2;N)、交流増幅補正器4は、変位信
号H0のピーク電圧V0が下限値Vbより小さいか否か
を判断する(ステップ4)。変位信号H0のピーク電圧
V0が下限値Vbより小さければ(ステップ4;Y)、
例えば図示しない黄色の組付不良表示ランプを点灯させ
て(ステップ5)、断線等により変位信号H0が出力さ
れていないことを示す。
【0029】このように、赤、又は黄色等の組付不良表
示ランプを点灯させるために、交流増幅補正器4は組付
不良信号H7を出力する。ステップ4において、変位信
号H0のピーク電圧V0が下限値Vbより大きければ
(N)、交流増幅補正器4は、変位信号H0のピーク電
圧V0から基準値Vcを差し引いた値V0−Vcをピー
ク電圧とし、変位信号H0と同一位相の補正信号H4を
交流増幅器5に出力する(ステップ6)。以後、再び補
正開始信号H6を受けるまで、交流増幅補正器4は、こ
の補正信号H4の出力を交流増幅器5に出力し続ける。
【0030】加工において、被加工物54の加工工程に
応じた研削抵抗が砥石53に加えられ、軸50が撓む
と、第1および第2のコイル1、2の直列接続点Aから
軸50の撓み量に対応するピーク電圧V0′の変位信号
H0′が交流増幅器5に出力される。
【0031】続いて、交流増幅器5は、図7(c)に示
すように、変位信号H0′のピーク電圧V0′から補正
信号H4のピーク電圧V4を引いた値V0′−V4をピ
ーク電圧とする補正変位信号H0″を増幅して、補正増
幅信号H1を軸の撓み量検出回路7に供給する。
【0032】撓み量検出回路7では、同期検波器71が
同期信号H5に基づいて補正増幅信号H1を検波した検
波信号H2を出力し、ローパスフィルタ72が検波信号
H2から高周波成分を取り除いた撓み量検出信号H3を
出力する。図5は撓み量と撓み量検出信号値との関係を
表したものである。
【0033】この撓み量検出信号H3は、図5に示すよ
うに、横軸に撓み量、縦軸に撓み量検出信号値(電圧)
を取ったときに、原点0を通る軌跡を有する曲線R3と
なる。ここで、曲線R3が原点0を通るのは、前に述べ
たように、オフセット調整器73により、軸50の撓み
量が0の場合に、撓み量検出信号H3の出力値を0にな
るように予め設定したためである。また、撓み量検出信
号値を示す曲線R3が撓み量0近傍でも直線性を有する
のは、第1及び第2のコイル1、2を異なる巻数とする
ことでインダクタンス差を発生させ、直線性を有しない
部分Pを原点0からずらしたためである。
【0034】以上説明したように本実施例によれば、コ
イルのバラツキ等により基準値Vcより大きい変位信号
H0が出力した場合、交流増幅補正器4からの補正信号
H4を交流増幅器5に出力して、交流増幅器5が増幅で
きる限界を超えないようにしたので、撓み量検出回路7
から出力される撓み量検出信号H3を飽和しないように
することができる。
【0035】また、第1のコイル1と第2のコイル2と
でコイルの巻数を異ならせ、インダクタンス差を設けた
ので、撓み量検出信号H3を表す曲線R3の直線性を有
しない部分Pを原点からずらすことができる。このた
め、軸50の撓み量が微小な範囲にあっても軸50の撓
み量を正確に測定することができる。
【0036】次に第2の実施例について説明する。上述
した第1の実施例における交流増幅補正器4では、変位
信号H0のピーク電圧V0が上限値Va、下限値Vbの
範囲内であれば、V0<Vcであっても補正信号H4を
出力するようになっているのに対し、この第2の実施例
では、変位信号H0のピーク電圧V0が基準値Vcより
大きくなった場合に補正信号H4を出力するものであ
る。
【0037】図6は交流増幅補正器4における、第2の
実施例の処理を表したものである。交流増幅補正器4
は、補正開始信号H6を受けると、直列接続点Aから変
位信号H0を受け、この変位信号H0のピーク電圧V0
を測定し(ステップ1a)、基準値Vcより大きいか否
かを判断する(ステップ2a)。
【0038】ピーク電圧V0が所定の基準値Vcより大
きければ(ステップ;2a)、続いて、ピーク電圧V0
が補正信号H4として出力可能な最大値である上限値V
aより大きいか否かを判断する(ステップ3a)。ピー
ク電圧V0が上限値Vaより大きければ(ステップ3
a;Y)、例えば図示しない赤色の組付不良表示ランプ
を点灯させて(ステップ4a)、処理を終了する。
【0039】ピーク電圧V0が上限値Vaより大きくな
ければ(ステップ3a;N)、ピーク電圧V0から基準
値Vcを差し引いた値V4=V0−Vcをピーク電圧と
し、変位信号H0と同一位相の補正信号H4を、再び補
正開始信号H6を受けるまで、交流増幅器5に出力して
(ステップ5a)、処理を終了する。
【0040】ステップ2において、ピーク電圧V0が所
定の基準値Vc以下の場合(;N)、ピーク電圧V0が
下限値Vbより小さいか否かを判断する(ステップ6
a)。ピーク電圧V0が下限値Vbより小さければ(ス
テップ6a;Y)、例えば図示しない黄色の組付不良表
示ランプを点灯させる(ステップ7a)。
【0041】一方、ピーク電圧V0が下限値Vb以上で
ある場合(ステップ6a;N)、処理を終了する。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の軸の撓み量検出
装置では、コイルの精度のバラツキ、コイルの軸に対す
る位置バラツキ等が多少存在したとしても、検出すべき
最大研削抵抗に対応する軸の最大撓み量を再設定するこ
とで、従来行っていた被加工物を研削する前のコイルの
取り付け位置の偏心調整や軸の交換時における調整を自
動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における軸の撓み量検出装置
が適用された研削装置の断面図である。
【図2】図1の線分A1−A1での断面図である。
【図3】本実施例の軸の撓み量検出装置の構成を表した
ブロック図である。
【図4】交流増幅補正器の処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】撓み量と撓み量検出信号値との関係を表した図
である。
【図6】第2の実施例における交流増幅補正器の処理を
示すフローチャートである。
【図7】軸の撓み量検出装置の各部における信号を示す
説明図である。
【図8】交流増幅器の増幅特性図である。
【図9】基準値を越えた変位信号に対する交流増幅の状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1のコイル 2 第2のコイル 1a 第3のコイル 2a 第4のコイル 3、3a 高周波発生装置 4、4a 交流増幅補正器 5、5a 交流増幅器 6 同期検波用信号発生器 7、7a 撓み量検出回路 50 軸 51 ベアリング 53 砥石 54 被加工物 71、71a 同期検波器 72、72a ローパスフィルタ 73、73a オフセット調整器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/00 - 21/32 G01B 7/00 - 7/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の変位を検出し変位信号を出力する変
    位検出手段と、 この変位検出手段から出力される変位信号のピーク電圧
    から所定の基準値を引いた値をピ−ク電圧とし、前記変
    位信号と同位相の補正信号を出力する補正信号出力手段
    と、 前記変位検出信号から前記補正信号を引いた後の変位信
    号を増幅する増幅手段と、 この増幅手段で増幅後の変位信号から軸の撓み量を検出
    する撓み量検出手段とを具備することを特徴とする軸の
    撓み量検出装置。
  2. 【請求項2】 補正信号出力手段は、前記変位検出手段
    から出力される変位信号のピ−ク電圧が所定の基準値よ
    りも大きい場合に、補正信号を出力することを特徴とす
    る請求項1記載の軸の撓み量検出装置。
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