JP3028262U - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP3028262U
JP3028262U JP1996000894U JP89496U JP3028262U JP 3028262 U JP3028262 U JP 3028262U JP 1996000894 U JP1996000894 U JP 1996000894U JP 89496 U JP89496 U JP 89496U JP 3028262 U JP3028262 U JP 3028262U
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康雄 桜井
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ダイシンフレーム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、蝶番を介して連結された各種部材
の折曲状態や開き状態を何ら特別な装置を別途装着する
必要も全くなく各種部材を回動自在に連結する蝶番に部
材の折曲状態及び開き状態を維持させることができる極
めて優れた蝶番を提供するものである。 【解決手段】 夫々の連結部2a,3aを介して回動自在に
連結された一対の取付板2,3を有した蝶番に於いて、
該取付板2,3の夫々には、回動によって折曲された夫
々の取付板2,3の折曲状態及び開き状態を維持可能と
する折曲兼開き状態維持手段が設けられてなることを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、折曲及び開き状態を維持可能な蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種部材を回動自在に連結すべく使用される蝶板としては、図5に示す もが存在する。
【0003】 即ち、該蝶板12は、全体が略矩形状に形成された金属板からなる一対の取付板 13, 14を、該取付板13, 14の双方の対向位置に設けられ、且つ内部に支軸15挿通 用の貫通孔13b ,14b が夫々穿設されると共に、交互に噛合可能な複数の連結部 13a ,14a を介して回動自在に軸着され、且つ前記取付板13, 14には、所定のピ ッチの取付螺子孔16が穿設された構成からなるものであり、係る蝶板12は、取付 板13, 14の夫々に穿設された取付螺子孔16に挿通される各種取付螺子(図示せず )を介して夫々の取付板13, 14が固着された各種部材を回動自在に連結すべく使 用されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成からなる蝶番は、夫々の取付板13, 14を、該取付板13 , 14に設けられた連結部13a ,14a を支軸15を介して回動自在に連結しただけの 構成であるために、夫々の取付板13, 14が固着された各種部材の回動はフリー状 態で行われることとなるが、如何せん、蝶板12を介して連結された各種部材の使 用箇所によっては、夫々の取付板13, 14の回動を介して折曲された各種部材の折 曲状態及び開き状態を所定の位置で維持させなければならないこともあり、よっ て通常は、部材の折曲状態及び開き状態を維持することが出来る何らかの機構を 備えた装置を各種部材の所定の箇所に別途装着する手法がとられていたが、装着 のための作業時間の確保やコストアップにつながるだけでなく、部材の使用箇所 によっては、前記装置を取り付けるスペースがない場合もあり、装着そのものが 不可能であるという種々の重大な問題が生じていた。
【0005】 それ故に、本考案は上記問題点に鑑みて考案されたものであり、蝶番を介して 連結された各種部材の折曲状態及び開き状態を何ら特別な装置を別途装着する必 要も全くなく各種部材を回動自在に連結する蝶番に部材の折曲状態及び開き状態 を維持させることができる極めて優れた蝶番を提供することを課題とするもので ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために全く新しい蝶番を考案し、以下の手段を 講じたものである。
【0007】 即ち、本考案に於ける蝶番は、折曲状態及び開き状態を維持可能なことから、 蝶番を介して連結された各種部材の折曲状態及び開き状態を何ら特別な装置を別 途装着する必要も全くなく各種部材を回動自在に連結する蝶番に部材の折曲状態 及び開き状態を維持させることができる機能を付することが出来る利点がある。
【0008】 更に、本考案は、夫々の連結部2a,3aを介して回動自在に連結された一対の取 付板2,3を有した蝶番に於いて、該取付板2,3の夫々には、回動によって折 曲された夫々の取付板2,3の折曲状態及び開き状態を維持可能とする折曲兼開 き状態維持手段が設けられてなることから、蝶番を介して連結された各種部材の 折曲状態及び開き状態を何ら特別な装置を別途装着する必要も全くなく各種部材 を回動自在に連結する蝶番に部材の折曲状態及び開き状態を維持させることがで きる機能を付することが出来る利点がある。
【0009】 更に、本考案に於ける蝶番の折曲兼開き状態維持手段が、一方の取付板の連結 部の外周面4と該外周面4に近接して対向する他方の取付板の端部5との双方に 設けられ、且つ該端部5と前記外周面4との両者を回転止め状態とすべく相互に 係合可能な係合用凸部6及び係合用凹部7で構成されてなることから、係合用凸 部6及び係合用凹部7との係合によって確実に取付板の一方と他方の回動を介し ての折曲状態及び開き状態を堅固に維持することが出来る利点がある。
【0010】 更に、本考案に於ける蝶番の係合用凹部7が、他方の取付板の端部5に形成さ れた段部で構成されてなることから、取付板の厚みを薄く、且つコンパクトに形 成した場合でも取付板双方の折曲状態を十分に維持することが可能となり、よっ て蝶番を各部材の外から連結部だけが見える、所謂背出蝶番として厚み薄い各種 部材間の連結に用いることも出来る利点がある。
【0011】 又、本考案に於ける蝶番の係合用凸部6が、連結部の外周面4の周方向に複数 設けられてなることから、各取付板を回動させて該取付板を折曲又は開いた際に 、夫々の取付板の開く角度を順次任意の角度に維持することが出来る利点がある 。
【0012】 更に、本考案に於ける蝶番の係合用凸部6が、連結部の長手方向に設けられて なることから、各取付板を回動させて該取付板を折曲又は開いた際に、夫々の取 付板の開く角度を順次任意の角度により堅固に維持することが出来る利点がある 。
【0013】 更に、本考案に於ける蝶番の係合用凸部6の上部が、球状又は円弧状に形成さ れてなることから、各取付板を回動させて該取付板を折曲又は開いた際に、係合 用凸部6と係合用凹部7とを係合させる場合や夫々の係合を脱する場合の各取付 板の動きをスムーズに行うことが出来る利点がある。
【0014】 又、本考案に於ける蝶番の連結部2a,3aを有した一対の取付板2,3の少なく とも何れか一方が樹脂材により形成されてなることから、各取付板を回動させて 該取付板を折曲又は開いた際に、係合用凸部6と係合用凹部7とを係合させる場 合や夫々の係合を脱する場合の各取付板の動きをよりスムーズに行うことが出来 る利点がある。
【0015】 更に、本考案に於ける蝶番の一対の取付板2,3の少なくとも何れか一方が、 各種部材に外嵌可能に形成されてなることから、取付板2,3の厚みを薄く、且 つコンパクトに形成した場合でも、又一対の取付板2,3の少なくとも何れか一 方を樹脂材で形成した場合であっても、一対の取付板2,3から構成された蝶番 の全体強度を高めることが出来る利点がある。
【0016】
【考案の実施の形態】
<第一実施形態> 以下、本考案の蝶番の一実施形態について図面に従って説明する。
【0017】 図1(イ)に於いて、1は蝶番を示し、全体が長方形状となるべく、樹脂材を 用いて形成された一対の取付板2, 3を、該取付板2, 3の双方の対向位置に設 けられ、且つ内部に支軸15挿通用の貫通孔2b,3bが夫々穿設されると共に、交互 に噛合可能な連結部2a,3aを介して回動自在に軸着されてなり、しかも前記取付 板2, 3は、同図(ロ)に示す様に、各種部材(図示せず)に外嵌可能な空間部 11を有した二枚構造よりなり、更に夫々の取付板2, 3には座ぐり加工が施され た取付螺子孔16が所定のピッチで穿設されてなる。
【0018】 尚、上記蝶番1の一方の取付板2の連結部2aの外周面4と該外周面4に近接し て対向する他方の取付板3の端部5との双方には、該端部5と前記外周面4との 両者を回転止め状態とすべく相互に係合可能な係合用凸部6及び段部に形成され た係合用凹部7からなる折曲状態維持手段が設けられてなり、しかも前記一方の 取付板2の連結部2aの外周面4の一端部位と他方の取付板3の端部5の一端部位 との双方には、図2(イ)に示す様に、取付板2,3両者の開き(矢印B)を略 水平状態で抑制するための当接壁部2c,3cからなるストッパー手段が設けられて なる。
【0019】 更に、上記一方の取付板2の連結部2aの外周面4に設けられた係合用凸部6は 、連結部2aの外周面4の周方向で、且つ該連結部2aの長手方向と同じ全長を有し て複数連設されてなると共に、複数連設された各係合用凸部6の上部は断面視略 円弧状に形成されてなり、しかも前記連結部2aと対向する係合用凹部7も該連結 部2aの長手方向と同じ全長を有して他方の取付板3の端部5に設けられてなる。
【0020】 第一実施形態における蝶番は以上の構成からなるが、次に係る蝶番の機能につ いて説明する。
【0021】 先ず、図2(ロ)に示す様に、蝶番1を構成する各取付板2,3の夫々を略水 平状態から回動させて折曲(矢印C)すると、一方の取付板2の連結部2aの外周 面4と該外周面4に近接して対向する他方の取付板3の端部5との双方には、該 端部5と前記外周面4との両者を回転止め状態とすべく相互に係合可能な係合用 凸部6及び段部に形成された係合用凹部7が夫々設けられてなることから、係合 用凸部6及び係合用凹部7との係合によって確実に一方と他方の取付板の折曲状 態及び開き状態を堅固に維持することが出来る。
【0022】 よって、蝶番を介して連結された各種部材(図示せず)の折曲及び開き状態を 何ら特別な装置を各種部材等に別途装着する必要も全くなく各種部材を回動自在 に連結する蝶番に部材の折曲及び開き状態を維持させることができる機能を付す ることが出来るのである。
【0023】 更に、上記構成からなる蝶番に設けられた係合用凹部7が、他方の取付板の端 部5に形成された段部で構成されてなることから、取付板の厚みを薄く、且つコ ンパクトに形成した場合でも取付板双方の折曲及び開き状態を十分に維持するこ とが可能となり、よって蝶番を各部材の外から連結部だけが見える、所謂背出蝶 番として厚み薄い各種部材間の連結に用いることも出来る利点がある。
【0024】 又、上記構成からなる蝶番の係合用凸部6が、連結部2aの外周面4の周方向で 、且つ連結部2aの長手方向と同じ全長を有して複数連設されてなることから、各 取付板2,3を回動させて該取付板を折曲又は開いた際に、夫々の取付板の開く 角度を順次任意の角度に維持することが出来る利点がある。
【0025】 更に、上記構成からなる蝶番の係合用凸部6の上部が、断面視略円弧状に形成 されてなることから、各取付板2,3を回動させて該取付板2,3の係合用凸部 6と係合用凹部7とを係合させる場合や夫々の係合を脱する場合の各取付板2, 3の動きをスムーズに行うことが出来る利点がある。
【0026】 更に、上記構成からなる蝶番の連結部2a,3aを有した一対の取付板2,3の双 方が樹脂材により形成されてなることから、各取付板2,3を回動させて該取付 板2,3を折曲又は開いて係合用凸部6と係合用凹部7とを係合させる場合や夫 々の係合を脱する場合の各取付板2,3の動きをよりスムーズ行うことが出来る 利点があるだけでなく、該各取付板2,3の夫々は、各種部材(図示せず)に外 嵌可能な空間部11を有した二枚構造を有してなることから、取付板2,3の厚み を薄く、且つコンパクトに形成した場合でも、一対の取付板2,3から構成され た蝶番の全体強度を高めることが出来、しかも蝶番自体を軽量化させて各種部材 への蝶番の取付け作業をより簡単に行うことが可能になると共に、蝶番のコスト をも低減することが出来る利点がある。
【0027】 又、上記構成からなる蝶番の一対の取付板2,3には、両者の開きを略水平状 態で抑制するための当接壁部2c,3cからなるストッパー手段が夫々設けられてな ることから、各部材間の最大開きを略水平状態で阻止しなければならない各部材 の使用に用いることが出来る利点がある。
【0028】 <第二実施形態> 尚、上記第一実施形態では、各取付板2,3の夫々が、各種部材(図示せず) に外嵌可能な空間部11を有した二枚構造を有してなるが、図3(イ)に示すよう に、各取付板2,3が通常の蝶番の如く単葉で夫々回動自在に設けられていても よく、各取付板2,3の具体的な構造、形状及び材質等も決して限定されないの は言うまでもない。
【0029】 <第三実施形態> 更に、上記各実施形態に於いて、蝶番に設けられた係合用凹部7は、他方の取 付板の端部5に形成された段部で構成されてなるが、該段部の段数や形状等も決 して限定されるものではなく、図3(ロ)に示す様に、複数の係合用凹部7が階 段状(ジグザク状)に形成されていてもよく、この場合には複数の係合用凹部7 の夫々に複数の係合用凸部6を係合させることが出来るために、取付板の厚みを 薄く、且つコンパクトに形成した場合でも取付板双方の折曲及び開き状態を十分 に維持することが出来る利点がある。
【0030】 <第四実施形態> 更に、上記蝶番1の一方の取付板2の連結部2aの外周面4には、上部が断面視 略円弧状に形成された係合用凸部6が、連結部2aの外周面4の周方向で、且つ連 結部2aの長手方向と同じ全長を有して複数連設され、しかも他方の取付板3の端 部5には、前記係合用凸部6が係合可能な段部に形成された係合用凹部7が設け られてなるが、図3(ハ)に示す様に、前記係合用凸部6及び係合用凹部7が共 に略波形状に形成され、且つ夫々の凸凹部を介して係合される構成であってもよ く、この場合にはよりスムーズに両方の取付板2,3を回動させて折曲すること が出来るだけでなく、しかも夫々の取付板2,3に設けられた複数の略波形状の 凸凹係合を介して双方の折曲及び開き状態をより確実に維持することが出来る利 点がある。
【0031】 <第五実施形態> 更に、上記各実施形態に於いて、一方の取付板2の連結部2aの外周面4には、 上部が断面視略円弧状に形成された係合用凸部6が、連結部2aの外周面4の周方 向で、且つ連結部2aの長手方向と同じ全長を有して複数連設されてなるが、例え ば、連結部2aの外周面4に設けられた係合用凸部6の夫々が、図4(イ)に示す 様に、上部が断面視略円弧状に形成されると共に、連結部2aの外周面4の周方向 で、且つ連結部2aの長手方向に沿って個々に立設した突起体で形成されていても よく、要は他方の取付板3の端部5に設けられた係合用凹部7に係合可能な高さ を有して立設されていればよく、又必ずしも上部が断面視略円弧状に形成される 必要もなく、例えば球状(図示せず)であった場合でもスムーズに両方の取付板 2,3を回動させて折曲又は開くことが出来るだけでなく、しかも夫々の取付板 2,3の折曲及び開き状態を複数の係合用凸部6を介してより確実に維持するこ とが出来る利点がある。
【0032】 <第六実施形態> 又、上記各実施形態に於いて、蝶番1の一方の取付板2の連結部2aの外周面4 には係合用凸部6が、他方の取付板3の端部5には係合用凸部6と係合可能な段 部に形成された係合用凹部7が夫々対向して設けられてなるが、例えば図4(ロ )に示す様に、一方の取付板2の連結部2aの外周面4に係合用凹部7が設けられ 、且つ他方の取付板3の端部5に係合用凸部6が夫々設けられていてもよく、要 は一方の取付板の連結部の外周面と該外周面に近接して対向する他方の取付板の 端部との双方に、該端部と前記外周面との両者を回転止め状態とすべく相互に係 合可能な係合用凸部6及び係合用凹部7が夫々設けられていれば一対の取付板の 何れを一方又は他方としてもよい。
【0033】 然して、要は夫々の連結部を介して回動自在に連結された一対の取付板を有し た蝶番に於いて、該取付板の夫々に、回動によって折曲された夫々の取付板の折 曲状態及び開き状態を維持可能とする折曲兼開き状態維持手段が設けられていれ ば、必ずしも取付板の双方が樹脂材で形成される必要もなく何れか一方が樹脂材 で、且つ他方が軽合金や鉄材で構成されていてもよく、更に双方が軽合金や鉄材 又はそれらの組み合わせで蝶番が形成されていてもよく、この場合は何れも蝶番 が取付けられる各種部材が重量物である場合等に特に各部材の回動をスムーズに 行うことが出来るべく蝶番に強度を付することが出来る利点があり、よって蝶番 の具体的な材質、形状、更に夫々の取付板に設けられた連結部の数量及び形状や 蝶番の使用箇所等も決して限定されないのは言うまでもない。
【0034】
【考案の効果】
叙上の様に、本考案は、蝶番を構成する一対の取付板の夫々に、回動によって 折曲された夫々の取付板の折曲状態及び開き状態を維持可能とする折曲兼開き状 態維持手段が設けられてなることから、利用頻度の頗る高い汎用性のある蝶番を 低コストで製造することが出来る効果がある。
【0035】 更に、蝶番を構成する一対の取付板の少なくとも何れか一方が樹脂材により形 成されてなる場合には、各取付板を回動させて該取付板を折曲又は開いた際に、 係合用凸部と係合用凹部とを係合させる場合や夫々の係合を脱する場合の各取付 板の動きをよりスムーズに行うことが可能となるだけでなく、蝶番自体の自重を 軽量化して樹脂材より形成された各部材の連結や軽量部材の連結として多用途に 用いることができる利用上の効果がある。
【0036】 更に、蝶番を構成する一対の取付板の少なくとも何れか一方が、各種部材に外 嵌可能に形成されてなることから、取付板の厚みを薄く、且つコンパクトに形成 した場合でも、一対の取付板から構成された蝶番の全体強度を高めることが出来 るだけでなく、樹脂材より形成された各部材の連結や軽量部材の連結として多用 途に用いることができる利用上の効果がある。
【0037】 従って、蝶番を介して連結された各種部材の折曲状態及び開き状態を何ら特別 な装置を別途装着する必要も全くなく各種部材を回動自在に連結する蝶番に部材 の折曲状態及び開き状態を維持させる機能を付すことが可能となり、よって折曲 状態や開き状態を維持させるための特別な装置を装着するための作業時間の確保 やその装置にかかるコストを確実になくすことが出来るだけでなく、折曲又は開 らかれる部材の使用箇所に折曲状態や開き状態を維持させる装置の取り付けスペ ースが全くない場合であっても回動自在に連結された各種部材の折曲状態及び開 き状態を維持させることができる極めて優れた機能を有した蝶番を安価に提供す ることが出来るという格別な効果を有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蝶番の第一実施形態を示し、同図
(イ)は平面図,同図(ロ)は同図(イ)のA−A線断
面図。
【図2】本考案の蝶番の使用状態を示し、同図(イ),
(ロ)は要部拡大断面図。
【図3】本考案の蝶番の他の実施形態を示し、同図
(イ)は断面図,同図(ロ),(ハ)は要部拡大断面
図。
【図4】本考案の蝶番の他の実施形態を示し、同図
(イ)は要部拡大斜視図,同図(ロ)は要部拡大断面
図。
【図5】従来の蝶番の平面図。
【符号の説明】
1…蝶番 2…一方の取付板 2a…一方の取付板の連結部 3…他方の取付板 3a…他方の取付板の連結部 4…一方の取付板の連結部の外周面 5…他方の取付板の端部 6…係合用凸部 7…係合用凹部

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折曲及び開き状態を維持可能な蝶番。
  2. 【請求項2】 夫々の連結部(2a),(3a)を介して回動自
    在に連結された一対の取付板(2) ,(3) を有した蝶番に
    於いて、該取付板(2) ,(3) の夫々には、回動によって
    折曲された夫々の取付板(2) ,(3) の折曲及び開き状態
    を維持可能な折曲兼開き状態維持手段が設けられてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の蝶番。
  3. 【請求項3】 前記折曲兼開き状態維持手段が、一方の
    取付板の連結部の外周面(4) と該外周面(4) に近接して
    対向する他方の取付板の端部(5) との双方に設けられ、
    且つ該端部(5) と前記外周面(4) との両者を回転止め状
    態とすべく相互に係合可能な係合用凸部(6) 及び係合用
    凹部(7) である請求項2記載の蝶番。
  4. 【請求項4】 前記係合用凹部(7) が、他方の取付板の
    端部(5) に形成された段部である請求項3記載の蝶番。
  5. 【請求項5】 前記係合用凸部(6) が、連結部の外周面
    (4) の周方向に複数設けられた請求項3又は4記載の蝶
    番。
  6. 【請求項6】 前記係合用凸部(6) が、連結部の長手方
    向に設けられた請求項5記載の蝶番。
  7. 【請求項7】 前記係合用凸部(6) の上部が、球状又は
    円弧状に形成された請求項3乃至6の何れかに記載の蝶
    番。
  8. 【請求項8】 前記連結部(2a),(3a)を有した一対の取
    付板(2) ,(3) の少なくとも何れか一方が樹脂材により
    形成されてなることを特徴とする請求項2乃至7の何れ
    かに記載の蝶番。
  9. 【請求項9】 前記一対の取付板(2) ,(3) の少なくと
    も何れか一方が、各種部材に外嵌可能に形成されてなる
    ことを特徴とする請求項2乃至8の何れかに記載の蝶
    番。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004194918A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Takano Co Ltd メモ台の支持構造
JP2013029118A (ja) * 2011-07-26 2013-02-07 Shimonishi Giken Kogyo Kk ヒンジ

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