JP3028025B2 - タンディッシュ補修用反転機のクランプ装置 - Google Patents
タンディッシュ補修用反転機のクランプ装置Info
- Publication number
- JP3028025B2 JP3028025B2 JP6089888A JP8988894A JP3028025B2 JP 3028025 B2 JP3028025 B2 JP 3028025B2 JP 6089888 A JP6089888 A JP 6089888A JP 8988894 A JP8988894 A JP 8988894A JP 3028025 B2 JP3028025 B2 JP 3028025B2
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- Japan
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- tundish
- reversing machine
- clamping device
- clamp
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タンディッシュ補修用
反転機のクランプ装置に関するものである。特に連続鋳
造用タンディッシュ補修用反転機のクランプ装置に関す
るものである。
反転機のクランプ装置に関するものである。特に連続鋳
造用タンディッシュ補修用反転機のクランプ装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】通常、溶鋼等溶融金属を連続鋳造する場
合には、溶鋼取鍋から一時的に溶鋼をタンディッシュに
貯溜して後、連続鋳造用鋳型に溶鋼を注入することによ
って、鋳型内の溶鋼の凝固速度に溶鋼の注入速度を正確
に合わせる事を可能にしている。このタンディッシュに
は高温の溶鋼を入れるため、耐火煉瓦を内張してある
が、この耐火煉瓦は長時間使用すると劣化するために、
張り替える必要がある。耐火煉瓦の張り替え作業に先立
ち劣化した耐火煉瓦層を破砕して、この破砕屑を掻き出
し、かつ内部に残り凝固した溶鋼や溶滓を破砕し掻き出
すが、この際タンディッシュ補修用反転機にタンディッ
シュを搭載して、反転して上記破砕屑等を排出してい
た。このタンディッシュの重量は約１００ｔonであっ
て、強力なクランプ装置が必要であるが、本クランプ装
置について種々提案がなされている。
合には、溶鋼取鍋から一時的に溶鋼をタンディッシュに
貯溜して後、連続鋳造用鋳型に溶鋼を注入することによ
って、鋳型内の溶鋼の凝固速度に溶鋼の注入速度を正確
に合わせる事を可能にしている。このタンディッシュに
は高温の溶鋼を入れるため、耐火煉瓦を内張してある
が、この耐火煉瓦は長時間使用すると劣化するために、
張り替える必要がある。耐火煉瓦の張り替え作業に先立
ち劣化した耐火煉瓦層を破砕して、この破砕屑を掻き出
し、かつ内部に残り凝固した溶鋼や溶滓を破砕し掻き出
すが、この際タンディッシュ補修用反転機にタンディッ
シュを搭載して、反転して上記破砕屑等を排出してい
た。このタンディッシュの重量は約１００ｔonであっ
て、強力なクランプ装置が必要であるが、本クランプ装
置について種々提案がなされている。
【０００３】従来のタンディッシュ補修用反転機のクラ
ンプ装置に関する提案は、特開昭６３−８４７４９号公
報に記載の如きものであり、その記載の内本発明に類似
するものを図５に詳細に示した。図においてタンディッ
シュ１１３は、タンディッシュ受台１１２と平板部１１
１とによって強固にタンディッシュ支持台１０１に把持
されて、タンディッシュ支持台１０１が反転するのに従
ってタンディッシュ１１３も反転するようになってい
る。
ンプ装置に関する提案は、特開昭６３−８４７４９号公
報に記載の如きものであり、その記載の内本発明に類似
するものを図５に詳細に示した。図においてタンディッ
シュ１１３は、タンディッシュ受台１１２と平板部１１
１とによって強固にタンディッシュ支持台１０１に把持
されて、タンディッシュ支持台１０１が反転するのに従
ってタンディッシュ１１３も反転するようになってい
る。
【０００４】ここに平板部１１１を先端に有するクラン
プボルト１０９はクランプ爪１０２の先端部に垂直方向
に形成された螺子孔に螺挿されている。クランプ爪１０
２は大枢着ピン１０３を中心として回動するが、上リン
ク１０４によって駆動されて回動する。電動シリンダー
１０８のロッド１０７を伸長動作させると下リンク１０
５が小枢着ピン１０６を中心として回動する。下リンク
１０５に結合された上リンク１０４がこれに従って動
き、クランプ爪１０２が回動してタンディッシュ１１３
上端面と平板部１１１との隙間が粗調節される。更に電
動シリンダー１０８のロッド１０７を伸長動作すると、
上リンク１０４と下リンク１０５から成るトグル機構の
リンク部が小枢着ピン１０６の外側方向に回動して止部
材１１４に下リンク１０５が当接すると、トグル機構の
回動が規制される。しかる後クランプボルト１０９を旋
回し螺子孔を前進させて平板部１１１をタンディッシュ
１１３上端面に強く押し付けることによって、タンディ
ッシュ１１３は強固にタンディッシュ支持台１０１に把
持されタンディッシュ支持台１０１が反転するのに従っ
てタンディッシュ１１３も反転するようになっている。
プボルト１０９はクランプ爪１０２の先端部に垂直方向
に形成された螺子孔に螺挿されている。クランプ爪１０
２は大枢着ピン１０３を中心として回動するが、上リン
ク１０４によって駆動されて回動する。電動シリンダー
１０８のロッド１０７を伸長動作させると下リンク１０
５が小枢着ピン１０６を中心として回動する。下リンク
１０５に結合された上リンク１０４がこれに従って動
き、クランプ爪１０２が回動してタンディッシュ１１３
上端面と平板部１１１との隙間が粗調節される。更に電
動シリンダー１０８のロッド１０７を伸長動作すると、
上リンク１０４と下リンク１０５から成るトグル機構の
リンク部が小枢着ピン１０６の外側方向に回動して止部
材１１４に下リンク１０５が当接すると、トグル機構の
回動が規制される。しかる後クランプボルト１０９を旋
回し螺子孔を前進させて平板部１１１をタンディッシュ
１１３上端面に強く押し付けることによって、タンディ
ッシュ１１３は強固にタンディッシュ支持台１０１に把
持されタンディッシュ支持台１０１が反転するのに従っ
てタンディッシュ１１３も反転するようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】然し、従来のタンディ
ッシュ補修用反転機のクランプ装置では、同一形状のタ
ンディッシュのみ反転作業ができるに過ぎず形状の異な
る各種のタンディッシュを把持し反転することは不可能
であった。近年種々の大きさ形状の異なる各種のタンデ
ィッシュを取り扱う必要が生じている。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたもので、種々の大きさ形状の
異なる各種のタンディッシュを取り扱うことのできるタ
ンディッシュ補修用反転機のクランプ装置を提供するこ
とを目的としている。
ッシュ補修用反転機のクランプ装置では、同一形状のタ
ンディッシュのみ反転作業ができるに過ぎず形状の異な
る各種のタンディッシュを把持し反転することは不可能
であった。近年種々の大きさ形状の異なる各種のタンデ
ィッシュを取り扱う必要が生じている。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたもので、種々の大きさ形状の
異なる各種のタンディッシュを取り扱うことのできるタ
ンディッシュ補修用反転機のクランプ装置を提供するこ
とを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のタンディッシュ
補修用反転機のクランプ装置は、タンディッシュ補修用
反転機主梁に、旋回面がタンディッシュ上端面に平行な
面となるように軸着された旋回アームと、旋回アームの
先端部に取り付けられ、タンディッシュを押圧し把持す
るクランプカムとを具備してなることを特徴とする。
補修用反転機のクランプ装置は、タンディッシュ補修用
反転機主梁に、旋回面がタンディッシュ上端面に平行な
面となるように軸着された旋回アームと、旋回アームの
先端部に取り付けられ、タンディッシュを押圧し把持す
るクランプカムとを具備してなることを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明によれば、タンディッシュをタンディッ
シュ補修用反転機に搭載した後旋回アームを旋回し旋回
アームの先端のクランプカムをタンディッシュ上端面上
に位置せしめて、クランプカムを立てることによってタ
ンディッシュをタンディッシュ補修用反転機に固定す
る。この場合に種々の大きさ形状の異なるタンディッシ
ュに合わせて旋回アームの旋回角を調整することによっ
てクランプカムをタンディッシュ上端面上に位置せしめ
ることができる。この結果本発明のクランプ装置を有す
るタンディッシュ補修用反転機は種々の大きさ形状の異
なるタンディッシュを把持し反転することができる。
シュ補修用反転機に搭載した後旋回アームを旋回し旋回
アームの先端のクランプカムをタンディッシュ上端面上
に位置せしめて、クランプカムを立てることによってタ
ンディッシュをタンディッシュ補修用反転機に固定す
る。この場合に種々の大きさ形状の異なるタンディッシ
ュに合わせて旋回アームの旋回角を調整することによっ
てクランプカムをタンディッシュ上端面上に位置せしめ
ることができる。この結果本発明のクランプ装置を有す
るタンディッシュ補修用反転機は種々の大きさ形状の異
なるタンディッシュを把持し反転することができる。
【０００８】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図１は本発明のタンディッシュ補修用反転機のクラ
ンプ装置の反転軸の方向から見た竪側面図である。図２
は同じく平面図である。これらの図において符号１は反
転機主梁でありタンディッシュクランプ軸６を支持する
ことによってタンディッシュ５を保持している。タンデ
ィッシュ５を反転機主梁１に搭載した後に旋回アーム４
を旋回軸７を中心として図２の場合は矢印の方向に旋回
させる。図１は旋回後の旋回アーム４を示した。旋回ア
ーム４を旋回した後クランプカム９を立てて、タンディ
ッシュ上端面を抑え着けることによってタンディッシュ
５を反転機主梁１に固定する。次いで反転軸２を中心に
して反転機主梁１を回転してタンディッシュ５を反転さ
せる。反転の駆動は反転駆動モーター３によって減速機
を介して行われる。反転した結果残溶鋼や残滓や耐火煉
瓦破砕屑等が効果的に排出される。
る。図１は本発明のタンディッシュ補修用反転機のクラ
ンプ装置の反転軸の方向から見た竪側面図である。図２
は同じく平面図である。これらの図において符号１は反
転機主梁でありタンディッシュクランプ軸６を支持する
ことによってタンディッシュ５を保持している。タンデ
ィッシュ５を反転機主梁１に搭載した後に旋回アーム４
を旋回軸７を中心として図２の場合は矢印の方向に旋回
させる。図１は旋回後の旋回アーム４を示した。旋回ア
ーム４を旋回した後クランプカム９を立てて、タンディ
ッシュ上端面を抑え着けることによってタンディッシュ
５を反転機主梁１に固定する。次いで反転軸２を中心に
して反転機主梁１を回転してタンディッシュ５を反転さ
せる。反転の駆動は反転駆動モーター３によって減速機
を介して行われる。反転した結果残溶鋼や残滓や耐火煉
瓦破砕屑等が効果的に排出される。
【０００９】図３は本発明のクランプ装置の旋回アーム
近傍を拡大した竪側面図である。図４は同じく図の旋回
アーム近傍を拡大した平面図である。旋回アーム４が旋
回する中心軸である旋回軸７は反転機主梁１を竪方向に
貫通して旋回用シリンダー８とクランク機構を介して連
結している。本実施例では油圧シリンダーから成る旋回
用シリンダー８によって旋回アーム４を旋回させる構造
を採用しているが、他の構造、例えば電動方式でも差し
支え無いことは言う迄もない。クランプカム９はロック
用シリンダー１０によって駆動されて回動して立ち上が
り、タンディッシュ上端面を抑え着けタンディッシュ５
を反転機主梁１に固定することによって反転時にタンデ
ィッシュ５が脱落しない様にしている。タンディッシュ
５には種々の大きさのものがあり、これらのタンディッ
シュ５が搭載された場合を図３の二点鎖線で示した。そ
れぞれのタンディッシュ５の大きさに合わせて旋回アー
ム４の旋回角を調整することによりタンディッシュ上端
面を抑え着けることができる。
近傍を拡大した竪側面図である。図４は同じく図の旋回
アーム近傍を拡大した平面図である。旋回アーム４が旋
回する中心軸である旋回軸７は反転機主梁１を竪方向に
貫通して旋回用シリンダー８とクランク機構を介して連
結している。本実施例では油圧シリンダーから成る旋回
用シリンダー８によって旋回アーム４を旋回させる構造
を採用しているが、他の構造、例えば電動方式でも差し
支え無いことは言う迄もない。クランプカム９はロック
用シリンダー１０によって駆動されて回動して立ち上が
り、タンディッシュ上端面を抑え着けタンディッシュ５
を反転機主梁１に固定することによって反転時にタンデ
ィッシュ５が脱落しない様にしている。タンディッシュ
５には種々の大きさのものがあり、これらのタンディッ
シュ５が搭載された場合を図３の二点鎖線で示した。そ
れぞれのタンディッシュ５の大きさに合わせて旋回アー
ム４の旋回角を調整することによりタンディッシュ上端
面を抑え着けることができる。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、旋回用シリンダー等旋
回アームを旋回させる装置にはタンディッシュの重量が
掛かることが無いので、旋回アームを旋回させる装置は
軽量であっても差し支えない。又本発明によれば、種々
の大きさ形状の異なるタンディッシュを把持し反転する
ことができるので、一つのタンディッシュ補修用反転機
によって全てのタンディッシュの反転作業が可能である
ので、設備費用と設置場所が大幅に減少した。
回アームを旋回させる装置にはタンディッシュの重量が
掛かることが無いので、旋回アームを旋回させる装置は
軽量であっても差し支えない。又本発明によれば、種々
の大きさ形状の異なるタンディッシュを把持し反転する
ことができるので、一つのタンディッシュ補修用反転機
によって全てのタンディッシュの反転作業が可能である
ので、設備費用と設置場所が大幅に減少した。
【図１】本発明の実施例であるクランプ装置を有するタ
ンディッシュ補修用反転機の側面図である。
ンディッシュ補修用反転機の側面図である。
【図２】本発明の実施例であるクランプ装置を有するタ
ンディッシュ補修用反転機の平面図である。
ンディッシュ補修用反転機の平面図である。
【図３】本発明の１実施例であるクランプ装置を拡大し
た竪側面図である。
た竪側面図である。
【図４】本発明の１実施例であるクランプ装置を拡大し
た平面図である。
た平面図である。
【図５】従来の技術のクランプ装置を拡大した竪側面図
である。
である。
１ 反転機主梁 ４ 旋回アーム ５ タンディッシュ ７ 旋回軸 ９ クランプカム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B22D 11/10 310 B22D 41/06 B22D 43/00
Claims (1)
- 【請求項１】タンディッシュ補修用反転機主梁に、旋回
面がタンディッシュ上端面に平行な面となるように軸着
された旋回アームと、旋回アームの先端部に取り付けら
れ、タンディッシュを押圧し把持するクランプカムとを
具備してなることを特徴とするタンディッシュ補修用反
転機のクランプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6089888A JP3028025B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | タンディッシュ補修用反転機のクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6089888A JP3028025B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | タンディッシュ補修用反転機のクランプ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07290212A JPH07290212A (ja) | 1995-11-07 |
| JP3028025B2 true JP3028025B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=13983293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6089888A Expired - Lifetime JP3028025B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | タンディッシュ補修用反転機のクランプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3028025B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112605376A (zh) * | 2020-12-20 | 2021-04-06 | 无锡巨力重工股份有限公司 | 移动式钢包翻转装置 |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP6089888A patent/JP3028025B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07290212A (ja) | 1995-11-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991207 |