JP3027917U - 建物用排水溝型材と建物の排水装置 - Google Patents

建物用排水溝型材と建物の排水装置

Info

Publication number
JP3027917U
JP3027917U JP1996001481U JP148196U JP3027917U JP 3027917 U JP3027917 U JP 3027917U JP 1996001481 U JP1996001481 U JP 1996001481U JP 148196 U JP148196 U JP 148196U JP 3027917 U JP3027917 U JP 3027917U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drainage
groove
passage
road surface
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996001481U
Other languages
English (en)
Inventor
省輔 川崎
Original Assignee
株式会社染屋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社染屋 filed Critical 株式会社染屋
Priority to JP1996001481U priority Critical patent/JP3027917U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3027917U publication Critical patent/JP3027917U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物のコンクリート通路側にクーラーの室外
機を設置し、この室外機からの水を通路の側溝へ流すた
めの排水溝を通路の路面に設ける場合に、この排水溝の
耐水被覆処理作業の簡易化を図り、仕上がりの向上を図
る。 【解決手段】 建物のコンクリート通路の路面1に、該
通路を横切る状態で細幅の排水溝7を設け、空調機器の
室外機6からの水を排水溝7を介して通路の側溝4に導
く。その際に、排水溝7に敷設される建物用排水溝型材
であって、前記排水溝7に嵌まり込む断面V字形状の溝
型材本体12aと、溝型材本体12aの開口上端から両
外側方へ水平状に一体に張り出し成形されて前記路面1
上に貼らされるフランジ12b・12cとからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート建物の通路側に空調機器の室外機を配置する際に、そ の室外機から出る水を通路の側溝に流すための建物用排水溝型材と、この排水溝 型材を用いた建物の排水装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅公団やマンション等の集合住宅においては、地震対策などの諸事情により 、空調機器の室外機を建物のベランダ側に代えて通路側に置くことが検討されて いる。また、各戸の各部屋に空調機器を設置するような場合に、ベランダ側と通 路側とに室外機を別々に設置することがある。このようにコンクリート通路の路 面に室外機を設置すると、室外機から出る水が通路に広がらないように対処する 必要がある。
【0003】 かかる排水処理対策として、室外機からの水を通路の側溝に導くための排水溝 を通路の路面に設け、この排水溝を被覆処理することが検討された。その際、排 水溝内に、床被覆材と同じ耐水性を有する可撓性材料、例えば塩化ビニルシート を排水溝の断面形状に沿うよう折り曲げて押し込みながら敷設することを試みた 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、排水溝は通路上に設ける関係で細幅にせざるを得ないため、塩化ビニ ルシートなどの可撓性材料を排水溝に押し込む作業が容易ではなく、仕上がりが 悪くなる。また可撓性材料の排水溝への押し込み量をその長手方向にわたって均 一にすることも難しいため、通路の路面に敷かれる床被覆材の端との接合(繋ぎ )もうまく行かず、ややもするとその接合部が浮き上がってけつまずき易くなり 、これが原因して排水溝から可撓性材料が剥がれ易かった。
【0005】 そこで本考案の目的は、建物のコンクリート通路側に空調用の室外機を配し、 この室外機からの水を通路の側溝に導く排水溝を設けるに際し、排水溝を被覆処 理するに好適な建物用排水溝型材を得るにある。本考案の目的は、排水溝に嵌め 込むだけで簡単に現場で敷き込める建物用排水溝型材を得るにある。
【0006】 更に本考案の目的は、前記排水溝型材を用いることにより、建物のコンクリー ト通路側に空調機器の室外機を設置した場合にも、室外機からの水を通路の側溝 へ他に溢れることなく有効に導くことのできる建物の排水装置を得るにある。本 考案の目的は、排水溝付きの通路を良好な仕上がり状態に確保できる建物の排水 装置を得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る建物用排水溝型材は、図1に示すごとく建物のコンクリート通路 の路面1に、該通路を横切る状態で細幅の排水溝7を設け、空調機器の室外機6 からの水を排水溝7を介して通路の側溝4に導くに際し、排水溝7に敷設される ものである。この建物用排水溝型材は、図2に示すごとく前記排水溝7に嵌まり 込む形状にくせ付け形成された溝型材本体12aと、溝型材本体12aの開口上 端から両外側方へ水平状に一体に張り出し成形されて前記路面1上に載置される フランジ12b・12cとからなる。
【0008】 溝型材本体12aの断面形状は、排水溝7の断面形状にほぼ合致するよう形成 されていることが望ましい。具体的には前記排水溝7と排水溝型材12の溝型材 本体12aとが、それぞれ断面V字形状に形成されているとよい。とくに溝型材 本体12aが断面V字形状に形成されていると、排水溝7の断面形状に多少のバ ラつきがあっても、これによく対応できる。
【0009】 かかる排水溝型材12をコンクリート通路の路面1に設けた排水溝7に敷設し た本考案の建物の排水装置においては、その路面1に塩化ビニルシート、Pタイ ル、コルクなどの耐水性材料からなる床被覆材10が全面にわたって敷設される ことが多い。その場合、排水溝型材12の各フランジ12b・12cを路面1上 に貼るに際し、各フランジ12b・12cの張り出し端は床被覆材10の端に突 き合わせ接合する。更に通路の路面1には、前記排水溝7の部屋側の始端に直交 する状態で接続される補助排水溝7aを設け、補助排水溝7aと部屋側の外壁5 との間において該路面1上に室外機6を設置する。かくして、室外機6からの水 が、補助排水溝7aを介して排水溝7に流れるようにしたものである。前記排水 溝型材12は、補助排水溝7aにも敷設される。
【0010】
【作用】
排水溝型材12の溝型材本体12aは、予め排水溝7の断面形状に合致する形 に成形されているため、現場施工時に溝型材本体12aを排水溝7内に単に嵌め 込むだけで、仕上がり良く納めることができる。路面1上の床被覆材10の端に 対しては一定の張り出し量を有するフランジ12a・12cの端を突き合わせる ことで、床被覆材10に対してきちんと整合させることができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1ないし図3は本考案の一実施例を示す。図1において、1は住宅公団やマ ッション等の集合住宅のコンクリート通路、具体的には吹抜け廊下の路面であり 、その突出端側に向けて下り傾斜する勾配がつけられている。2は路面1の突出 端側に設けたパラペット、3はパラペット2に設置した手摺り、4は通路のパラ ペット2に沿って設けた側溝、5は通路に面する各戸の部屋側の外壁、6は外壁 5に添う状態で路面1上に設置されたクーラ等の空調機器の室外機、7は室外機 6から出る水を側溝4に導くために設けられた断面V字形状の排水溝である。こ の排水溝7は、図2において前後方向に長く左右細幅の断面V字形状に設けられ ており、通路を横切る状態で各戸毎に設けられている。
【0012】 図2において前記路面1には塩化ビニルシート、Pタイルあるいはコルク等の 耐水性材料からなる床被覆材10が接着剤11を介して全面的に敷設され、排水 溝7内に排水溝型材12が接着剤13を介して敷設される。排水溝型材12は、 図3に示すごとく床被覆材10と同じ材料または異なる耐水性材料、例えば塩化 ビニルなどのプラスチック材で排水溝7の断面形状に合致する断面V字形状に予 めくせ付け成形された溝型材本体12aと、溝型材本体12aの開口端から両外 側方へ一体に張り出し成形されたフランジ12b・12cとからなる成形品であ る。溝型材本体12aの上面の左右開口幅は約10mm程度である。
【0013】 コンクリート通路の路面1に設けた排水溝7は、その終端が前記側溝4につな がっており、排水溝7の始端は前記外壁5の近くにまで延びている。前記路面1 には、排水溝7の前記始端側にこれと直交する状態で、図示例ではL字形状に直 交する状態で断面V字形状の補助排水溝7aが別に設けられている。そして室外 機6は、この補助排水溝7aと外壁5との間において路面1上に設置されており 、室外機6からの出る水は補助排水溝7aついで排水溝7を介して前記側溝4に 導かれる。補助排水溝7aは室外機6からの水を路面1上の他の部位に広がって 溢れないよう受け入れる機能を果たす。この補助排水溝7aにも前述の排水溝型 材12が同様に接着剤13を介して敷設される。
【0014】 予め排水溝7および補助排水溝7aの断面形状に合うように予めくせ付け成形 された排水溝型材12は、定形性を有するため、その断面V字形状の溝型材本体 12aを排水溝7および補助排水溝7aの内部に容易に嵌め込むことができ、ま たフランジ12b・12cは排水溝7および補助排水溝7aの外側の路面1上に 張り出させた状態で、各フランジ12b・12cの端に床被覆材10の端と突き 合わせることにより、面一状に接合することができる。
【0015】 排水溝型材12の溝型材本体12aを断面V字形状に形成してあると、排水溝 7の溝幅や深さにバラつきがあってもこれを吸収して容易に嵌合することができ て有利であるが、必ずしもこの形状に限られない。それ以外に例えば、排水溝7 の断面形状に対応させて図4のように断面U形、図5のように断面上方拡開状の 台形、あるいは図6のように断面角形に成形することもできる。また、排水溝7 および補助排水溝7aは例えば実質的に四角形の断面形状に形成し、これに断面 V字形状の溝型材本体12aを嵌め込む形態でもよく、これらの場合に排水溝型 材12はその両フランジ12b・12cのみを路面1上に貼るだけでよい。
【0016】 補助排水溝7aは、図7に示すごとく排水溝7の始端とT字状に直交するよう 設けることができる。その場合に、補助排水溝7aの両端を外壁5の近くにまで 延ばしておけば、室外機6からの水は確実に補助排水溝7aで拡散することなく 回収できることになる。室外機6は通路に面した外壁5に吊り掛けた状態でもよ い。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、現場施工において排水溝型材12の溝型材本体12aを排水 溝7内に単に嵌め込むだけの簡単な作業で足り、しかも仕上がり良く納めること ができる。また路面1上の床被覆材10の端に対しては一定の張り出し量を有す るフランジ12b・12cの端を突き合わせることで、排水溝型材12を床被覆 材10と面一状に体裁良く整合させることができる。補助排水溝7aが設けられ ていると、室外機6からの水を他に拡散することなく回収して排水溝7ついで側 溝4へと良好に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施工状態での斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】排水溝型材の斜視図である。
【図4】排水溝型材の別実施例を示す断面図である。
【図5】排水溝型材の更に他の実施例を示す断面図であ
る。
【図6】排水溝型材の更に異なる実施例を示す断面図で
ある。
【図7】補助排水溝の別実施例を概念的に説明する平面
図である。
【符号の説明】
1 路面 4 側溝 5 外壁 6 室外機 7 排水溝 7a 補助排水溝 10 床被覆材 12 排水溝型材 12a 溝型材本体 12b・12c フランジ

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物のコンクリート通路の路面1に、該
    通路を横切る状態で細幅の排水溝7を設け、空調機器の
    室外機6からの水を排水溝7を介して通路の側溝4に導
    くに際し、排水溝7に敷設される建物用排水溝型材であ
    って、 前記排水溝7に嵌まり込む形状にくせ付け形成された溝
    型材本体12aと、溝型材本体12aの開口上端から両
    外側方へ水平状に一体に張り出し成形されて前記路面1
    上に載置されるフランジ12b・12cとからなる建物
    用排水溝型材。
  2. 【請求項2】 溝型材本体12aの断面形状が、排水溝
    7の断面形状にほぼ合致するよう形成されている建物用
    排水溝型材。
  3. 【請求項3】 前記排水溝7と排水溝型材12の溝型材
    本体12aとが、それぞれ断面V字形状に形成されてい
    る請求項2記載の建物用排水溝型材。
  4. 【請求項4】 建物のコンクリート通路の路面1に、該
    通路を横切る状態で細幅の排水溝7を設け、通路側に設
    置した空調機器の室外機6からの水を排水溝7を介して
    通路の側溝4に導くようにした建物の排水装置におい
    て、 前記排水溝7に敷設される耐水性の排水溝型材12を有
    し、この排水溝型材12が、排水溝7内に嵌まり込む形
    状にくせ付け形成された溝型材本体12aと、溝型材本
    体12aの開口上端から両外側方へ水平状に一体に張り
    出し成形されて前記路面1上に貼られるフランジ12b
    ・12cとからなる建物の排水装置。
  5. 【請求項5】 通路の路面1に床被覆材10が全面にわ
    たって敷設されており、 排水溝型材12の各フランジ12b・12cの張り出し
    端が、床被覆材10の端に突き合わせ接合されている請
    求項4記載の建物の排水装置。
  6. 【請求項6】 通路の路面1に、前記排水溝7の部屋側
    の始端に直交する状態で接続される補助排水溝7aを設
    けてあり、 通路の路面1には、補助排水溝7aと部屋側の外壁5と
    の間に室外機6が設置されており、 室外機6からの水が、補助排水溝7aを介して排水溝7
    に流れるようにした請求項4又は5記載の建物の排水装
    置。
  7. 【請求項7】 前記排水溝型材12が、補助排水溝7a
    にも敷設されている請求項6記載の建物の排水装置。
  8. 【請求項8】 排水溝型材12の溝型材本体12aが、
    断面V字形状に形成されている請求項7記載の建物の排
    水装置。
JP1996001481U 1996-02-13 1996-02-13 建物用排水溝型材と建物の排水装置 Expired - Lifetime JP3027917U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996001481U JP3027917U (ja) 1996-02-13 1996-02-13 建物用排水溝型材と建物の排水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996001481U JP3027917U (ja) 1996-02-13 1996-02-13 建物用排水溝型材と建物の排水装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3027917U true JP3027917U (ja) 1996-08-20

Family

ID=43163008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996001481U Expired - Lifetime JP3027917U (ja) 1996-02-13 1996-02-13 建物用排水溝型材と建物の排水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3027917U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011174295A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Takiron Co Ltd 床被覆材とそれを用いた床構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011174295A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Takiron Co Ltd 床被覆材とそれを用いた床構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3027917U (ja) 建物用排水溝型材と建物の排水装置
JP2670237B2 (ja) 横型ドレーン
US9408501B2 (en) Shower stall curb cover
JP2901350B2 (ja) 折版屋根カバー材の施工方法
JPS61165434A (ja) 外壁より突出する床の排水装置
JP7151986B2 (ja) 軒先構造
JP3413262B2 (ja) 張出し屋根の防水構造
JPH08144445A (ja) 内外装改修構造
JP2577624B2 (ja) 通気防水構造屋根
JP2520816Y2 (ja) 構築用パネル
JP4480057B2 (ja) 床構造と床用ドレイン材
JPH08326202A (ja) 雨樋隠し用屋根パネルおよび雨樋の納まり構造
JPS5849281Y2 (ja) 乾式施工用バルコニ−部材
JPS6122099Y2 (ja)
JP3780318B2 (ja) 入隅構造
JPH0139289Y2 (ja)
JPS6318660Y2 (ja)
JPH0460049A (ja) バルコニーの排水構造
JPH0643431Y2 (ja) 玄関の水切装置
JPH0460048A (ja) バルコニーの排水構造
JP3455959B2 (ja) 屋根隅棟部の改修構造
JP2730973B2 (ja) 下屋の壁ぎわ構造
JPH0346097Y2 (ja)
JPH11303327A (ja) 傾斜屋根用屋根材及び屋根構造
JP2004011258A (ja) バルコニー床における雨樋装置