JP3027508B2 - 役物タイルの2枚合せ成形体及びその湿式押出成形装置 - Google Patents

役物タイルの2枚合せ成形体及びその湿式押出成形装置

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JP3027508B2
JP3027508B2 JP6126967A JP12696794A JP3027508B2 JP 3027508 B2 JP3027508 B2 JP 3027508B2 JP 6126967 A JP6126967 A JP 6126967A JP 12696794 A JP12696794 A JP 12696794A JP 3027508 B2 JP3027508 B2 JP 3027508B2
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幸弘 伊奈
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は役物タイルの2枚合せ
成形体及びその湿式押出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば階段のコーナー部等に長辺
とこれに対し約90°を成す短辺とを有する屈曲形状の
役物タイルが用いられている。この役物タイルの成形方
法として、所定含水状態の坏土を押出機先端部に取り付
けた成形型の成形開口を通じて押し出すことにより、タ
イル形状に成形する湿式押出成形法が広く実施されてい
る。
【0003】この湿式押出成形法にて上記役物タイルを
成形するに際しては、一般に、役物タイルを裏面側にお
いて2枚合せ状態で成形する方法、具体的には、図8
(A)に示しているように各長辺100の末端と各短辺
102の末端とを互いに接合し且つ対向する一対の長辺
100を単数若しくは複数の連結部104にて連結した
形態で成形する方法が用いられている。
【0004】而して各長辺100を連結する連結部10
4は、焼成後において分離・除去される。即ち連結部1
04は後において捨てられる捨部としてのものである。
【0005】この役物タイルの2枚合せ成形体106の
表面に釉薬を施すための施釉方法として、従来図8
(A)に示すような方法が用いられている。同図におい
て108は2枚合せ成形体106を保持する保持治具
で、一対の挾持部110を備えている。
【0006】この方法では、図示のように保持治具10
8を45°に傾けた状態に固定して、その保持治具10
8の挾持部110により2枚合せ成形体106の連結部
104(真中の連結部104)を保持して2枚合せ成形
体106を45°傾けた状態に保持し、その状態でこれ
を水平移動させることにより、その移動経路の上方に下
向きに配したスプレーノズル112より液状の釉薬をス
プレー噴霧することによって、一組の短辺102及び長
辺100の各表面に釉薬を施すようにしている。
【0007】尚、他方の組の短辺102及び長辺100
に対しては、2枚合せ成形体106を180°反転させ
た状態で同様の処理を行うことにより釉薬を施す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
で2枚合せ成形体106表面に施釉した場合、長辺10
0における上側の部分(短辺102側の部分)と下側の
部分(長辺100の末端側部分)とで高低差が生じるた
めに、即ちスプレーノズル112からの距離に差が生じ
るために(図中A1とA2との差)釉薬の濃淡が生じ、
これが色むらの原因となり、場合によって製品不良とな
ることがある問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決することのできる役物タイルの2枚合せ成形体を
提供することを目的とする。また本願の別の発明は、そ
の2枚合せ成形体を良好に成形できる成形装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】而して本願の第一の発明は役物タイルの2
枚合せ成形体に係るもので、その要旨は、長辺と該長辺
に対して略90°を成す短辺とを有する屈曲形状の役物
タイルを互いに裏面側において2枚合せ状態に成形して
成り、且つ互いに対向する一対の前記長辺が捨部として
の単数若しくは複数の連結部によって連結された形態を
なす役物タイルの2枚合せ湿式押出成形体であって、前
記連結部の何れかが、前記長辺の板面と直角方向に対し
て、一対の長辺の末端と一対の短辺の末端との各接合個
所を結ぶ対角線方向に所定角度傾斜していることにある
(請求項1)。
【0011】また本願の別の発明は湿式押出成形装置
係るもので、長辺と該長辺に対して略90°を成す短辺
とを有する屈曲形状の役物タイルを互いに裏面側におい
て2枚合せ状態に成形して成り、且つ互いに対向する一
対の前記長辺が捨部としての単数若しくは複数の連結部
によって連結された形態をなす役物タイルの2枚合せ成
形体に対応した矩形状の成形開口を有する外型と、該外
型の成形開口内に位置させられる中型と、押出機の内部
に配置され、該中型の基端部を支持する支持部材とを有
する成形型を該押出機の先端部に取り付けるとともに、
該支持部材に、前記長辺の板面と直角方向に対して前記
連結部の傾斜方向とは逆方向に且つ該連結部に対して成
す角度が90°に近くなる方向に傾斜する、所定含水状
態の坏土の流動調整を行う流動調整バーを設けことを
特徴とする(請求項2)。
【0012】本願の更に別の発明は、請求項2の湿式押
出成形装置において、前記支持部材が、前記成形開口よ
り前記坏土の押出方向に沿って後方に延びる支柱と、該
支柱の後端部にて保持された枠体と、該枠体から延び出
すアームとを有するものであって、該アームにおいて前
記中型の基端部を支持するとともに、該枠体の一部が前
記流動調整バーとして構成されていることを特徴とする
(請求項3)。
【0013】本願の更に別の発明は、長辺と該長辺に対
して略90°を成す短辺とを有する屈曲形状の役物タイ
ルを互いに裏面側において2枚合せ状態に成形して成
り、且つ互いに対向する一対の前記長辺が捨部としての
単数若しくは複数の連結部によって連結された形態をな
す役物タイルの2枚合せ成形体に対応した矩形状の成形
開口を有する外型と、該成形開口内に位置させられる中
型とを有する成形型を、押出機に備えられた成形型取付
鉢の先端側に取り付けるとともに、該成形型取付鉢の開
口内面形状を、前記成形開口に対応した略矩形状に形成
するとともに、該開口における互いに対向する短辺の各
中心を結ぶ線が、前記連結部との成す角度が90°に近
くなる方向に該成形開口の短辺の各中心を結ぶ線に対し
て傾斜する形状と成しことを特徴とする(請求項
4)。
【0014】
【作用及び発明の効果】以上のように請求項1の発明
は、役物タイルの2枚合せ成形体における一対の長辺を
連結する連結部の何れかを、一対の長辺の末端と一対の
短辺の末端との各接合個所を結ぶ対角線方向に傾斜させ
たものである。
【0015】この2枚合せ成形体においては、傾斜した
連結部を保持治具にて保持して釉薬のスプレー塗布を行
う場合において、長辺における短辺側の部分と末端側の
部分とでスプレーノズルからの距離差を少なくでき、従
って長辺の表面に対する釉薬の塗布量の差を少なくし得
て、前述した釉薬の塗りむらの生ずるのを防止すること
ができる。
【0016】請求項2の発明は、上記2枚合せ成形体の
湿式押出成形装置に係るものである。本発明者が一対の
長辺を連結する連結部を傾斜形状として湿式押出成形し
たところ、2枚合せ成形体を良好に成形できず、成形体
に捩じれ現象が生ずることが判明した。
【0017】これは、連結部を傾斜形状とすることによ
って2枚合せタイル成形体の形状が非対称形状となり、
この結果押出機内部における坏土の流動バランスが崩れ
たことによるものと考えられる。
【0018】そこで本発明者は、押出機内部に配される
中型の支持部材に、連結部と成す角度が90°に近くな
る方向に傾斜する流動調整バーを設けたところ、上記2
枚合せ成形体が良好に押出成形され、捩じれ等の現象を
起さなくなることが判明した。
【0019】これは流動調整バーを設けることによっ
て、押出機内部における坏土の流動のアンバランスが是
正されたことによるものと考えられる。
【0020】請求項3の発明は、上記支持部材を、成形
開口より後方に延び出す支柱と、枠体と、アームとを含
むように構成し且つ枠体の一部を流動調整バーと成した
もので、本発明によれば、流動調整バーの位置を押出機
内部において成形開口より所定距離離れた位置に配置す
ることができ、流動調整バーを効果的に作用させること
ができるとともに、流動調整バーの剛性,強度を強くす
ることができる利点が得られる。
【0021】請求項4の発明は、押出機に備えられる成
形型取付鉢の開口内面形状を所定形状、即ち短辺の中心
を結ぶ線が、成形開口の対応する短辺を結ぶ線に対して
前記連結部に対する角度が90°に近くなる方向に傾斜
する形状と成したもので、成形型取付鉢の開口内面形状
をこのような形状とすることによっても2枚合せ成形体
を良好に、即ち特に捩じれ等を起すことなく成形できる
ことが確認された。
【0022】その理由は、上記請求項2の発明と同様、
連結部を斜めとしたことにより生ずる押出機内部におけ
る坏土の流動のアンバランスが是正されることによるも
のと考えられる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1(B)において、10は役物タイルの2
枚合せ成形体であってこの成形体10は、(A)に示し
ているように互いに直角を成す長辺12と短辺14とを
有し且つ裏面に幅方向に沿って連続的に延びる裏溝16
を備えた役物タイル18、厳密にはその成形体18Aを
裏面側において2枚合せ状態にした、内部中空の矩形形
態を成している。
【0024】この2枚合せ成形体10は、一対の長辺1
2が、所定間隔ごとに配置された、2枚合せ成形体10
の幅方向に沿って連続的に延びる板状形態の連結部2
0,22,20によって互いに連結されることによって
補強され、変形防止されている。また各長辺12と短辺
14との接合部には、後においてこれらを分離するため
の切込溝23が形成されている。
【0025】尚、連結部20,22,20は後において
タイルより分離・除去される捨部としてのものであり、
これらのうち真中に位置する連結部22については、長
辺12の板面と直角方向に対して所定角度傾斜させられ
ている。
【0026】具体的には、連結部22は、各成形体18
Aにおける長辺12と短辺14との接合部を結ぶ対角線
方向に所定角度傾斜させられている。この例では、その
傾斜角度は図8(B)に示しているように長辺12の板
面に対して75°(従って長辺12と直角方向に対して
15°)とされている。
【0027】この傾斜角度(長辺12の板面に対する角
度)は65°〜75°(従って長辺12と直角方向に対
する傾斜角度は25〜15°)とするのが望ましい。ま
た本例においては、連結部22の各端部に長辺12の板
面と直角方向にストレートに延びる直状部22Aが形成
されている。
【0028】本例の2枚合せ成形体10の場合、連結部
22が所定角度で傾斜していることから、図8(B)に
示しているように傾斜状態、例えば45°に傾斜した状
態に固定された保持治具108の挟持部110にて同部
を保持した状態でこれを水平移動させつつ、移動経路の
上方に下向きに配したスプレーノズル112から液状の
釉薬をスプレーして2枚合せ成形体10の短辺14,長
辺12の各表面に塗布するに際し、長辺12における短
辺14側の部分と末端側の部分とで塗布量に差が生じる
のを抑制することができる。
【0029】2枚合せ成形体10の傾斜姿勢が45°よ
りも水平姿勢により近い姿勢となるために、長辺12に
おける短辺14側の部分と末端側の部分とでスプレーノ
ズル112に対する距離の差(高低差)が小さくなるた
めである。これにより、2枚合せ成形体10表面に均一
に釉薬を塗布できるようになり、施釉品質が向上する効
果が得られる。
【0030】図2は押出機24の要部を示したものであ
って、図中26は押出機24における通称丸角鉢と称さ
れる筒状の鉢で、その先端に成形型取付鉢28が固定さ
れている。
【0031】鉢26は、入口側の開口内面形状が円形
状、出口側の開口内面形状が4角形状をなしており、ま
た成形型取付鉢28は、入口側,出口側ともに内面開口
形状が4角形状をなしている。
【0032】成形型取付鉢28は、前端と後端とにプレ
ート30を有しており、その後端のプレート30が鉢2
6の前端のプレート32に固定され、また成形型取付鉢
28の前端のプレート30に対して成形型34が取付プ
レート36を介して取り付けられている。
【0033】成形型34は、図3(C)に示しているよ
うに取付プレート36の前面より突出する、前記2枚合
せ成形体10の形状に対応した矩形状の成形開口38を
有する外型40と、図3(A)及び(C)に示している
ように先端部が成形開口38内に位置する複数の中型4
2,44,46,48とを有している。
【0034】これらのうち中型42と44、44と4
6、46と48とはそれぞれ前記2枚合せ成形体10に
おける連結部20,22,20を成形するためのもの
で、それぞれ連結部成形用の開口50,52,50を形
成している。
【0035】各中型42,44,46,48は、後方に
延びる軸状部54を備えており、これら軸状部54の後
端部において成形型構成要素としての支持部材56によ
り支持されている。
【0036】支持部材56は、取付プレート36より所
定距離後方に離れた位置に配置された、前記成形開口3
8より大きな矩形状の枠体58と、取付プレート36よ
り成形開口38の軸心方向即ち坏土の押出方向に沿って
後方に延び出し、枠体58の4つの角部にボルトにて固
定された4本の支柱59とを有している。
【0037】支持部材56はまた、図4にも明らかに示
しているように枠体58における一対の長辺60を結ぶ
ように所定間隔で配置された複数のアーム62を有して
おり、これら各アーム62の中央部に前記中型42,4
4,46,48における軸状部54の後端部(基端部)
がボルトにて固定され、保持されている。
【0038】一方枠体58における一対の短辺は、傾斜
形状の流動調整バー64、即ち押出機24内部における
所定含水状態の坏土の流動を調整する流動調整バー64
として構成されている。
【0039】この流動調整バー64は、図7(イ)の模
式図にも示しているように上記2枚合せ成形体10にお
ける長辺12の板面と直角方向(厳密には成形開口38
における長辺12の成形面と直角方向(図中O−Oで示
されている))に対して、上記傾斜形状の連結部22
(厳密には連結部22を成形する開口52)とは逆方向
に且つ互いの成す角度が90°に近くなる方向に傾斜さ
せられている。本例では、この傾斜角度(O−Oに対す
る傾斜角度α−α)は約17°とされている(従っ
て図7(イ)中XとYとの成す角度αは約32°)。
【0040】本例における上記2枚合せ成形体10の湿
式押出成形装置は、上記のように中型42,44,4
6,48の支持部材56に、連結部22とは逆方向に且
つ互いの成す角度が90°に近くなる方向に傾斜する流
動調整バー64を設けた上で、所定含水状態の坏土を押
出機24内部においてこの流動調整バー64を通過する
ように前進移動させ、成形型34の成形開口38より連
続的に押し出すことにより2枚合せ成形体10を成形す
るもので、本成形装置によれば、2枚合せ成形体10を
歪みなく良好に成形できることが確認されている。
【0041】因みに、支持部材56における図中左右両
側の短辺を図7(イ)中O−Oと平行に形成して上記2
枚合せ成形体を湿式押出成形し、その際に約10cm程
度2枚合せ成形体を押し出した時点で図5中連結部22
の左側の部分のAとB,右側の部分のCとDの押出長さ
を測定してA−B,C−Dを求めたところ、その結果は
表1に示すように大きなものであった。このことは2枚
合せ成形体10が大きく否んだ形で成形されることを意
味する。
【0042】
【表1】
【0043】これに対し、上記流動調整バー64を設け
た支持部材56を用いて2枚合せ成形体10の成形試験
を行ったところ、A−B,C−Dの値は表1に示すよう
に小さなものであった。
【0044】これは、支持部材56における流動調整バ
ー64の坏土の整流作用に基づくものである。即ち、上
記のように2枚合せ成形体10を良好に成形できるの
は、連結部22を傾斜させることに起因して押出機24
内部に生じた坏土の流動のアンバランスが、流動調整バ
ー64の整流作用に基づいて是正された結果によるもの
と考えられる。
【0045】図6は、他の湿式押出成形方法に用いられ
る成形型取付鉢66を示したもので、図示のようにこの
成形型取付鉢66は、開口68の内面形状が上記成形開
口38に対応した略矩形状を成すとともに、各短辺70
の中心を結ぶ線Z−Zが、図7(ロ)に示すように成形
開口38の短辺を結ぶ線P−Pに対して上記連結部22
と成す角度が90°に近くなる方向に傾斜した略Sの字
状を成している。
【0046】成形型取付鉢66の開口68内面形状をこ
のように略Sの字状と成した上で坏土を湿式押出成形し
た場合にも、良好に成形体10を成形できることが確認
されている。
【0047】このように成形型取付鉢66の開口68内
面形状を上記形状とすることによって、2枚合せ成形体
10を良好に成形できるのは、連結部22を傾斜させる
ことに起因して生ずる押出機24内部の坏土の流動のア
ンバランスが、非対称なSの字状をなす成形型取付鉢6
6の開口68の形状効果によって是正されることによる
ものと考えられる。
【0048】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明は一対の長辺を連結
する連結部が単数の場合にも適用可能なものであるし、
また場合によって上記支持部材56におけるアーム62
の何れかを流動調整バー64として構成することも可能
である。更には支持部材56を上記形態とは異なった形
態に構成することももとより可能であるなど、本発明は
種々変更を加えた形態・態様で構成・実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である役物タイルの2枚合せ
成形体の形状を役物タイルの形状とともに示す図であ
る。
【図2】図1の2枚合せ成形体を湿式押出成形している
状態の図である。
【図3】図1の2枚合せ成形体の湿式押出成形装置に用
いられる成形型の構成を示す図である。
【図4】図3における支持部材を拡大して示す図であ
る。
【図5】同実施例の効果を確認するための試験方法の説
明図である。
【図6】本発明の他の実施例である湿式押出成形装置
用いられる成形型取付鉢の形状を示す図である。
【図7】図1の2枚合せ成形体における連結部と図3,
図4における流動調整バー、図6における成形型取付鉢
の開口内面形状の関係を説明するための説明図である。
【図8】図1の2枚合せ成形体10の利点を従来の2枚
合せ成形体との比較において示す説明図である。
【符号の説明】
10 2枚合せ成形体 12 長辺 14 短辺 18 役物タイル 22 連結部 24 押出機 34 成形型 38 成形開口 40 外型 42,44,46,48 中型 56 支持部材 58 枠体 59 支柱 62 アーム 64 流動調整バー 66 成形型取付鉢 68 開口

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長辺と該長辺に対して略90°を成す短
    辺とを有する屈曲形状の役物タイルを互いに裏面側にお
    いて2枚合せ状態に成形して成り、且つ互いに対向する
    一対の前記長辺が捨部としての単数若しくは複数の連結
    部によって連結された形態をなす役物タイルの2枚合せ
    湿式押出成形体であって、前記連結部の何れかが、前記
    長辺の板面と直角方向に対して、一対の長辺の末端と一
    対の短辺の末端との各接合個所を結ぶ対角線方向に所定
    角度傾斜していることを特徴とする役物タイルの2枚合
    せ成形体。
  2. 【請求項2】 長辺と該長辺に対して略90°を成す短
    辺とを有する屈曲形状の役物タイルを互いに裏面側にお
    いて2枚合せ状態に成形して成り、且つ互いに対向する
    一対の前記長辺が捨部としての単数若しくは複数の連結
    部によって連結された形態をなす役物タイルの2枚合せ
    成形体に対応した矩形状の成形開口を有する外型と、該
    外型の成形開口内に位置させられる中型と、押出機の内
    部に配置され、該中型の基端部を支持する支持部材とを
    有する成形型を該押出機の先端部に取り付けるととも
    に、該支持部材に、前記長辺の板面と直角方向に対して
    前記連結部の傾斜方向とは逆方向に且つ該連結部に対し
    て成す角度が90°に近くなる方向に傾斜する、所定含
    水状態の坏土の流動調整を行う流動調整バーを設け
    とを特徴とする湿式押出成形装置
  3. 【請求項3】 請求項2の湿式押出成形装置において、
    前記支持部材が、前記成形開口より前記坏土の押出方向
    に沿って後方に延びる支柱と、該支柱の後端部にて保持
    された枠体と、該枠体から延び出すアームとを有するも
    のであって、該アームにおいて前記中型の基端部を支持
    するとともに、該枠体の一部が前記流動調整バーとして
    構成されていることを特徴とする湿式押出成形装置
  4. 【請求項4】 長辺と該長辺に対して略90°を成す短
    辺とを有する屈曲形状の役物タイルを互いに裏面側にお
    いて2枚合せ状態に成形して成り、且つ互いに対向する
    一対の前記長辺が捨部としての単数若しくは複数の連結
    部によって連結された形態をなす役物タイルの2枚合せ
    成形体に対応した矩形状の成形開口を有する外型と、該
    成形開口内に位置させられる中型とを有する成形型を、
    押出機に備えられた成形型取付鉢の先端側に取り付ける
    とともに、該成形型取付鉢の開口内面形状を、前記成形
    開口に対応した略矩形状に形成するとともに、該開口に
    おける互いに対向する短辺の各中心を結ぶ線が、前記連
    結部との成す角度が90°に近くなる方向に該成形開口
    の短辺の各中心を結ぶ線に対して傾斜する形状と成し
    ことを特徴とする湿式押出成形装置
JP6126967A 1994-05-16 1994-05-16 役物タイルの2枚合せ成形体及びその湿式押出成形装置 Expired - Fee Related JP3027508B2 (ja)

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