JP3026957U - 化粧用ルーバーの接続装置 - Google Patents

化粧用ルーバーの接続装置

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JP3026957U
JP3026957U JP1996000545U JP54596U JP3026957U JP 3026957 U JP3026957 U JP 3026957U JP 1996000545 U JP1996000545 U JP 1996000545U JP 54596 U JP54596 U JP 54596U JP 3026957 U JP3026957 U JP 3026957U
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louvers
louver
screw rod
opening
connection device
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JP1996000545U
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Inventor
塩 徳 二 大
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大塩 徳二
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の位置に固定されている化粧用ルーバー
同士を、螺子止めしたり動かしたりすることなく簡単且
つ確実に接続することができるルーバー用接続装置を得
る。 【解決手段】 2つのルーバー1,1に跨がった状態で
両ルーバーの内底部1a,1aに当接する第1部材11
と、両ルーバー1,1の開口縁のリブ2a,2aに突起
17,17が係止する第2部材12と、これらの第1部
材11と第2部材12との間の間隔を調節するための螺
杆13とからなり、該螺杆13と第1部材11とは回転
自在且つ折曲部16において折曲自在に連結され、上記
第1部材11及び第2部材12が、ルーバー上面の開口
部2aを通じて両ルーバー内の所定の位置に挿入可能で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
本考案は、高架道路の橋桁の下面やコンクリート製建造物の天井のようなコン クリート面がむき出しになった部分に化粧用ルーバーを取り付ける際に用いられ る、隣接するルーバー同士を接続するための接続装置に関するものである。
【従来の技術】
例えば実開平6−62035号公報に開示されているように、高架道路の橋桁 の下面やコンクリート製建造物の天井のようなコンクリート面がむき出しになっ た部分は、それらを覆い隠すように化粧用ルーバーを取り付けることによって美 観の向上を図っている。 上記ルーバーを取り付けるに当っては、複数のルーバーを軸線方向に順次接続 することにより長尺化した状態で取り付ける場合も多く、その接続方法として従 来では、2つのルーバーの端部間に適宜の中継部材を掛け渡し、この中継部材と 各ルーバーとを螺子で固定する方法が一般に用いられていた。 ところが、中継部材と各ルーバーとを螺子で固定する方法は、これらの中継部 材とルーバーとに複数の螺子孔を穿設し、各螺子孔の位置にそれぞれ螺子を螺着 しなければならないため、作業が煩雑で多くの手数と時間とを要し、しかも、そ の作業が高所や足場の悪い場所で行われるため、非常に危険が伴う。また、ルー バーの接続長さを微調節するのも面倒で、螺子孔を新たに開け直さなければなら ないなど、手数がかかっていた。
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主たる課題は、化粧用ルーバーと中継部材とを相互に螺子止めするこ となく、該ルーバー同士を簡単且つ確実に接続することができるルーバー用接続 装置を提供することにある。 本考案の他の課題は、上記ルーバーが所定の位置に既に固定されていても、ボ ルトを緩めてそれらを動かすといった面倒な作業を一切行うことなく、隣接する ルーバー同士を簡単且つ確実に接続することができる接続装置を提供することに ある。 本考案の更に他の課題は、ルーバーの内部の所定の接続位置に、ルーバー上面 の開口部を通じて簡単に挿入してセットすることができる接続装置を提供するこ とにある。 本考案の更に他の課題は、隣接するルーバーの軸線が相互にずれていても、そ れらの接続と同時に軸ずれも矯正することができる接続装置を提供することにあ る。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案においては、接続すべき2つの化粧用ルーバ ーの衝合端において両ルーバーの内底部に当接する第1部材と、両ルーバーの開 口部の両側部分に係止する第2部材と、これらの第1部材と第2部材とに両部材 間の間隔を調節自在なるように取り付けられた螺杆とからなり、上記第1部材及 び第2部材が、ルーバー上面の開口部を通じて両ルーバー内の所定の位置に挿入 可能であることを特徴とする化粧用ルーバーの接続装置が提供される。 上記構成を有する接続装置においては、2つの化粧用ルーバーの衝合端におい て両ルーバーに跨がるように、第1部材及び第2部材をルーバー上面の開口部を 通じて両ルーバー内の所定の位置に挿入したあと、第1部材が両ルーバーの内底 部に当接して第2部材が両ルーバーの開口縁に係止するように螺杆で両部材間の 間隔を調整することにより、上記両ルーバーが接続される。 これにより、ルーバーと第1部材及び第2部材とを螺子止めすることなく、該 ルーバー同士を簡単且つ確実に接続することができる。 また、上記第1部材及び第2部材が開口部を通じてルーバー内の所定の位置に 挿入可能であるから、ルーバーが既に所定の位置に固定されていても、ボルトを 緩めてそれらを動かすといった面倒な作業を一切行うことなく、隣接するルーバ ー同士を簡単且つ確実に接続することができる。 本考案の一つの具体的な構成態様によれば、上記螺杆が、第2部材に進退自在 に螺子結合されると共に、先端部が第1部材に回転自在且つ折曲自在なるように 連結されている。この場合、上記螺杆を、第1部材の近くに形成した折曲部にお いて折曲自在とすることができる これにより、上記第1部材の横幅がルーバーの開口部の幅より広くても、該開 口部を通じてルーバーの内部の所定の位置に確実に挿入することができる。 本考案の好ましい構成態様によれば、上記第1部材が、ルーバーの内底部と実 質的に同じ横幅を有するように形成されている。 これにより、隣接するルーバーの軸線が相互にずれていても、第1部材を両ル ーバーの内底部に圧接することにより、それらの接続と同時に軸ずれも矯正する ことができる。 本考案において好ましくは、上記第2部材が断面溝形をなしていて、ルーバー 上面の開口部にほぼぴったりと嵌合し得る大きさの横幅を有すると共に、両側壁 に、ルーバーの開口縁に内向きに設けられたリブに係止する突起を有することで ある。この場合、上記突起を、第2部材の側壁を外側に切り起こすことにより形 成することが望ましい。 これにより、上記第2部材を簡単な構成によってルーバーに確実に係止させる ことができ、しかも、上記第1部材と協同してルーバーの軸ずれの矯正に効果を 発揮する。
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。 図1ないし図3において、1は上面が開口する溝形断面の化粧用ルーバー、1 0は2つのルーバー1,1を連結する接続装置を示している。これらのルーバー 1,1は、図示しない固定金具によってチャンネル部材等に固定されている。 上記接続装置10は、2つのルーバー1,1の衝合端において両ルーバー1, 1の内底部1aに当接する第1部材11と、両ルーバー1,1の開口部2の両側 部分に係止する第2部材12と、これらの第1部材11と第2部材12とに両部 材間11,12の間隔を調節自在なるように取り付けられた螺杆13とからなっ ている。 上記第1部材11は金属プレートからなるもので、その横幅はルーバー1の内 底部1aの横幅と実質的に同じに形成されている。この場合の「実質的に同じ」 とは、必ずしもぴったりと同じである必要はなく、ほぼ同じであれば良いことを 意味している。また、図2に示すように、第1部材11の両側端部はルーバー1 の側壁内面に添って上方又は下方に曲げられていても良い。 上記第1部材11の幅方向の中央部には、上方に盛り上がった突条15が長手 方向に向けて形成され、この突条15の中央位置に、上記螺杆13の下端部が、 軸線の回りに回転自在且つ第1部材11と螺杆13とが平行をなす角度(図4参 照)に折曲自在なるように連結されている。 このように螺杆13と第1部材11とを折曲自在に連結するのは、該第1部材 11をルーバー1の内部に開口部2を通じて挿入できるようにするためであり、 これにより、上記第1部材11が横幅をルーバー1の内底部1aの横幅と実質的 に同じにすることによって非常に幅広になった場合でも、上記開口部2を通じて ルーバー1内に容易に挿入することができる。 上記螺杆13と第1部材11とを折曲自在とするための構成は任意であるが、 図示の実施例では、螺杆13の下端部における第1部材11の近くに折曲部16 を形成し、この折曲部16において螺杆13自身を折曲自在に構成している。し かし、このように螺杆13自身を折曲自在とすることなく、第1部材11に上記 突条15を横切るように横幅方向の長孔を設け、この長孔内に螺杆13の下端部 を遊嵌状態で係止させることにより、該第1部材11を螺杆13に対してほぼ平 行になる位置まで傾けられるようにすることもできる。 また、上記第2部材12は、金属プレートにより下面が開放する溝形断面に形 成され、その中央部の螺子孔に上記螺杆13が進退自在なるように螺子結合され ており、該第2部材12の横幅はルーバー1の上面の開口部2内にほぼぴったり と嵌合し得る大きさに形成され、その両側壁の相対向する位置には、ルーバー1 の開口縁に内向きに設けられたリブ2a,2aに係止する突起17,17が設け られている。 上記突起17,17は、適宜の部片を溶接等によって固定したものであっても 良いが、図示したように、第2部材12の側壁を外側に切り起こすことにより形 成するのが最も簡単である。 また、図示の実施例では、上記突起17,17を2つのルーバー1,1に対応 させて別々に2組形成しているが、これらの突起17,17は、同じ側に位置す るものが互いに連なっていても良い。 なお、上記第2部材12に螺杆13を螺子結合する場合、該第2部材12の厚 さによっては螺子孔を形成できない場合も考えられるが、そのような場合には、 該第2部材12の内面又は外面に適宜のナット部材を固定する。 上記構成を有する接続装置10を使用して2つの化粧用ルーバー1,1を接続 するに当っては、図4に示すように、第1部材11を螺杆13とほぼ平行になる 位置まで傾け、その状態で該第1部材11を、両ルーバー1,1を跨ぐ位置にお いて両ルーバー1,1の内部に開口部2を通じて挿入する。このとき第2部材1 2は、螺杆13を回転させることによって上記第1部材11側に若干近づけてお く。 ルーバー1,1内に挿入された上記第1部材11は、それを放すと重量バラン スによって自動的に水平方向を向くため、それをルーバー1,1の内底面にほぼ 接する位置まで挿入し、同時に、上記第2部材12を両ルーバー1,1の開口部 2内にそれらを跨ぐように嵌合させ、側面の突起17,17をリブ2a,2aの 下方に位置させる。このときの第2部材12の嵌合は、ルーバー1,1の開口部 2を少し押し広げるようにしながら行うのが良い。 そして、螺杆13を回転させて第1部材11と第2部材12との間隔を広げる ことにより、図2及び図3に示すように、該第1部材11を両ルーバー1,1の 内底部1a,1aに当接させると共に、第2部材12の突起17,17を両ルー バー1,1の開口縁のリブ2a,2aに係止させる。これにより2つのルーバー 1,1が接続される。このとき、両ルーバー1,1の軸線が相互に若干ずれてい ても、これらのルーバー1,1の内底部1a,1aと実質的に同じ幅の第1部材 11を該内底部1a,1aに圧接させると同時に、第2部材12を開口部2,2 内に嵌合させることにより、それらの接続を行うのと同時に軸ずれも矯正するこ とができる。 かくして、ルーバー1,1と第1部材11及び第2部材12とを螺子止めする ことなく、該ルーバー1,1同士を簡単且つ確実に接続することができる。 また、上記第1部材11及び第2部材12が開口部2を通じてルーバー1,1 内に挿入可能であるから、両ルーバー1,1が既に所定の位置に固定されていて も、ボルトを緩めてこれらのルーバー1,1を動かすといった面倒な作業を一切 行うことなく、隣接するルーバー1,1同士を簡単且つ確実に接続することがで きる。 なお、上記実施例では、第2部材12及び螺杆13がルーバー1,1の上面よ り上方に突出しているが、これらは、例えば第2部材12において突起17をも っと上方に設けるとか、螺杆13が螺合する螺子孔の部分を下方に窪ませるなど の工夫を施すことにより、ルーバー1,1の上面と同一か又はそれより低い位置 に配置することもできる。 また、上記第1部材11は、それに突条15を形成して螺杆13の下端部を連 結することにより、該突条15の下面の凹部15aで螺杆13の下端の係止部1 3aを逃がすように構成しているが、このような突条15を設けることなく、螺 杆13と連結位置だけに上方に向けて膨出する円錐状の突部を設けることもでき る。 更に、上記第1部材11及び第2部材12は、図示した形状に限定されるもの ではなく、第1部材11はルーバー1の内底部1aに当接することができ、第2 部材12はルーバー1の開口部2の両側部分に係止し得るものであれば、それ以 外の形状又は構造であっても良い。 また、本考案の接続装置10は、図示したように角溝形で開口縁にリブ2aを 備えた断面形状のルーバー1の接続だけに使用し得るものではなく、リブを持た ないルーバーやU字形断面のルーバーなど、それ以外の断面形状を持つルーバー の接続にも使用し得ることは改めて言うまでもないことである。
【考案の効果】
このように本考案の接続装置によれば、隣接するルーバー同士を、螺子止め等 の面倒な作業を行うことなく簡単且つ確実に接続することができる。 しかも、第1部材及び第2部材を開口部を通じてルーバー内の所定の位置に挿 入することができるため、ルーバーが既に所定の位置に固定されていても、ボル トを緩めてそれらを動かすといった面倒な作業を一切行うことなく、隣接するル ーバー同士を簡単且つ確実に接続することができる。 また、螺杆と第1部材とを折曲自在に連結したことにより、該第1部材の横幅 がルーバーの開口部の幅より広くても、該開口部を通じてルーバーの内部の所定 の位置に簡単且つ確実に挿入することができる。 さらに、上記第1部材をルーバーの内底部と実質的に同じ横幅に形成すると共 に、第2部材をルーバーの開口部にほぼぴったりと嵌合し得る横幅に形成するこ とにより、2つのルーバーの軸線が相互に若干ずれていても、上記第1及び第2 部材の取り付けにより、両ルーバーの接続を行うのと同時にそれらの軸ずれも矯 正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る接続装置によって化粧用ルーバー
を接続した状態の要部側面図である。
【図2】図1におけるA−A線での拡大断面図である。
【図3】図2におけるB−B線での断面図である。
【図4】本考案に係る接続装置による接続の手順を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 ルーバー 1a 内底部 2 開口部 2a リブ 10 接続装置 11 第1部材 12 第2部材 13 螺杆 16 折曲部 17 突起

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開口する溝形断面の化粧用ルーバー
    同士を軸線方向に接続するための接続装置であって、 両ルーバーの衝合端において両ルーバーの内底部に当接
    する第1部材と、両ルーバーの開口部の両側部分に係止
    する第2部材と、これらの第1部材と第2部材とに両部
    材間の間隔を調節自在なるように取り付けられた螺杆と
    からなり、上記第1部材及び第2部材が、ルーバー上面
    の開口部を通じて両ルーバー内の所定の位置に挿入可能
    である、ことを特徴とする化粧用ルーバーの接続装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の接続装置において、上記
    螺杆が、第2部材に進退自在に螺子結合されると共に、
    先端部が第1部材に回転自在且つ折曲自在なるように連
    結されているもの。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の接続装置において、上記
    螺杆が、第2部材に進退自在に螺子結合されると共に、
    先端部を第1部材に回転自在に連結され、且つ該第1部
    材の近くに形成された折曲部において折曲自在となって
    いるもの。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の接続
    装置において、上記第1部材が、ルーバーの内底部と実
    質的に同じ横幅を有するもの。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載の接続
    装置において、上記第2部材が、断面溝形をなしてい
    て、ルーバー上面の開口部にほぼぴったりと嵌合し得る
    大きさの横幅を有すると共に、両側壁に、ルーバーの開
    口縁に内向きに設けられたリブに係止する突起を有する
    もの。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の接続装置において、上記
    突起が、第2部材の側壁を外側に切り起こすことにより
    形成されているもの。
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