JP3026868B2 - 半導体不揮発性記憶装置 - Google Patents

半導体不揮発性記憶装置

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JP3026868B2 JP3286677A JP28667791A JP3026868B2 JP 3026868 B2 JP3026868 B2 JP 3026868B2 JP 3286677 A JP3286677 A JP 3286677A JP 28667791 A JP28667791 A JP 28667791A JP 3026868 B2 JP3026868 B2 JP 3026868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に関す
るものであり、特に半導体不揮発性記憶装置のLSI構
造の集積度向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体不揮発性記憶装置として、
強誘電体物質の特徴である残留分極を利用した半導体不
揮発性記憶装置について説明する。この強誘電体不揮発
性記憶装置のスイッチング素子1の断面構成略図を図5
に示す。
【0003】p形シリコン基板10内にはn+形ドレイン
層6及びn+形ソース層8が設けられている。p形シリ
コン基板10上面に強誘電体膜4が設けられる。さらに、
強誘電体膜4上面に制御電極であるアルミニウム等の導
電体層2が設けられている。なお、p形シリコン基板10
のうち、n+形ドレイン層6とn+形ソース層8に挟まれ
た部分9を以下チャンネル領域と呼ぶ。
【0004】上記のスイッチング素子1では、情報”
1”の書込み及び消去を電気的に行うことができる。従
って、スイッチング素子1は、情報”1”を記憶した状
態と、情報”0”を記憶した状態(情報”1”を消去し
た状態)との二通りを有する。この異なった状態が、情
報の記憶手段に利用される。
【0005】強誘電体膜4のヒステリシスループを図6
に示す。図6において、縦軸は分極Pを示し、横軸は電
界Eを示す。上記のスイッチング素子1に対する情報の
書込および消去の原理を図6のE−Pヒステリシスルー
プを参照して説明する。
【0006】スイッチング素子1に情報”1”を書込む
場合、基板10に接地電位を与え、かつ制御電極2に抗電
圧より十分大きなプログラミング電圧を印加する。抗電
圧とは、強誘電体物質の残留分極を取り除くのに必要な
電界Ecを得る為の電圧をいう。この時、制御電極2と
基板10間に発生する電界によって、強誘電体膜4は発生
した電界の方向とほぼ同じ方向に分極する(図6のP
1)。プログラミング電圧が遮断されても、分極状態は
ほぼそのままの状態である(図6のQ1)。この状態
が、スイッチング素子1が情報”1”を記憶した状態で
ある。この情報”1”を記憶したスイッチング素子1の
強誘電体膜4は、制御電極側がマイナスに、シリコン基
板側がプラスに誘電している。この為、チャンネル領域
9は通電状態にある。
【0007】一方、スイッチング素子1から情報”1”
を消去する(情報”0”を記憶させる)場合、書込時と
は反対に、基板10に接地電位を与え、かつ制御電極2に
負の抗電圧より十分小さなプログラミング電圧を印加す
る。この時、制御電極2と基板10間に書込時とは反対方
向の電界が発生する。従って、この電界効果によって強
誘電体膜4の分極状態が反転する(図6のR1)。プロ
グラミング電圧が遮断されても、分極状態はほぼそのま
まの状態である(図6のS1)。この状態が、スイッチ
ング素子1が情報”0”を記憶した状態である。この情
報”0”を記憶した(情報”1”が消去された)スイッ
チング素子1の強誘電体膜4は、制御電極側がプラス
に、シリコン基板側がマイナスに誘電している。この
為、チャンネル領域9は通電状態にない。
【0008】次に、スイッチング素子1からの情報の読
み出しについて説明する。ソース層8とドレイン層6間
にある一定の電圧を印加した時にチャンネル領域9を電
流が流れるかどうかで、情報”1”が記憶されている
か、情報”0”が記憶されているかが判断される。
【0009】次に、上記のスイッチング素子1を用い
て、メモリ回路を構成した一例を図7に概念図で示す。
メモリセルアレイAには、スイッチング素子1がマトリ
クス状に並んでいる。各スイッチング素子1のドレイン
層6には、選択トランジスタ7がソースを介して接続さ
れている。また、ロウデコーダ40からは、各スイッチン
グ素子1の制御電極2に接続するワードラインWLが配
線されている。また、選択制御ラインSLは、各選択ト
ランジスタ7のゲート電極に接続されている。さらに、
コラムデコーダ38からは、各選択トランジスタ7のドレ
イン層に接続するデータラインDLが配線されている。
【0010】図7に基づいて、スイッチング素子1m,n
だけに情報”1”を書込む場合について説明する。
【0011】スイッチング素子1m,nだけに情報”1”
を書込む為には、スイッチング素子1m,nの制御電極2
とドレイン層6間だけ抗電圧より十分大きなプログラミ
ング電圧Vppを印加する必要がある。これは、ワードラ
インWLnにだけロウデコーダ40からプログラミング電
圧Vppを、選択制御ラインSLnにだけある一定の電圧V
ddをそれぞれ印加し、かつデータラインのうちデータラ
インDLmには基板と同電位の接地電位を、それ以外の
データラインDLにはプログラミング禁止電圧Viをそ
れぞれ印加することによって行われる。この電位差によ
ってスイッチング素子1m,nの強誘電体膜4は発生した
電界方向とほぼ同じ方向に分極する。すなわち、この状
態は、スイッチング素子1m,nだけに情報””が書込
まれたことを意味する。
【0012】次に、スイッチング素子1m,nの情報”
1”だけを消去する(情報を書換える)場合について図
8を用いて説明する。
【0013】図8の構成は、図7と同じである。スイッ
チング素子1m,nの情報”1”だけを消去する為には、
スイッチング素子1m,nの制御電極2とドレイン層6間
だけに書込時とは逆の電圧を印加する必要がある。これ
は、データラインDLmにだけコラムデコーダ38からプ
ログラミング電圧Vppを、また選択制御ラインSLnに
だけ電圧Vddをそれぞれ印加し、かつ全てのワードライ
ンWLに基板の電位と同じ接地電位を印加することによ
って行われる。この電位差によってスイッチング素子1
m,nの強誘電体膜4の分極状態が反転する。すなわち、
この状態は、スイッチング素子1m,nの情報が”1”か
ら”0”に書換えられたことを意味する。 次に、スイ
ッチング素子1m,nの情報だけを読み出す場合につい
て、図9に基づいて説明する。図9の構成は、図7と同
じである。スイッチング素子1m,nの情報だけを読み出
す為には、スイッチング素子1m,nのソース・ドレイン
間にある一定電圧を印加した場合にソース・ドレイン間
を電流が流れるかどうか(チャンネルが形成されている
かどうか)で、情報”1”と情報”0”が区別され、情
報が読み出される。
【0014】詳細としては、選択ラインSLnにだけ電
圧Vddを印加し、かつデータラインDLmに電圧Vddを抵
抗43を介して印加する。また、スイッチング素子1m,n
のソース層8は接地されている。従って、選択制御ライ
ンSLnと接続する選択トランジスタ7m,nのソース・
ドレイン間はオン状態(通電状態)に変るから、スイッ
チング素子1m,nのソース・ドレイン間は電位差Vddを有
する。この時、スイッチング素子1m,nが情報”1”を
記憶する場合には、スイッチング素子1m,nのチャンネ
ル領域9は通電状態にあるからデータラインDLmを流
れる電流はスイッチング素子1m,nのチャンネル領域9
を介して接地電位に落ちる。従って、コラムデコーダ38
には入力されない。一方、スイッチング素子1m,nが情
報”0”を記憶する場合には、スイッチング素子1m,n
のチャンネル領域9は通電状態にないから、データライ
ンDLmを流れ電流はスイッチング素子1m,nのチャン
ネル領域9に流れず、コラムデコーダ38に入力される。
コラムデコーダ38では、データラインDLmからの入力
だけを出力するようにしておく。この出力は、センスア
ンプ42によって、増幅され、読み出される。なお、特定
のスイッチング素子1の情報を同様に読み出す場合の為
に、データラインDLm以外のデータラインDLにも電
圧Vddが抵抗43を介して印加されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】半導体産業の発展にと
もない、半導体不揮発性記憶装置の集積化が要求されて
いる。その為には、メモリLSIの集積度を向上させる
ことが考えられる。この方法の一形態として、1トラン
ジスタ/1セル構造のメモリLSIが考え出された。
【0016】しかしながら、従来のスイッチング素子を
用いた1トランジスタ/1セル構造のメモリLSIで
は、読み出したいメモリセルの情報を間違えて読み出す
ことがあり、実施には至らなかった。この誤読み出しの
一例を以下に説明する。
【0017】上述したメモリLSIの構成概念図を図10
に示す。各スイッチング素子1のドレインにはドレイン
線、ソースにはデータ線がそれぞれ接続されている。ま
た、各スイッチング素子1の制御電極にはワード線が接
続されている。このメモリLSIにおいて、スイッチン
グ素子1Aからの情報の読み出しは、全てのワード線を
接地電位に設定した上、データ線12だけに電流を供給し
かつドレイン線のうちドレイン線20を接地電位に、その
他のドレイン線をデータ線12と同レベルに設定すること
により行われる。この時、データ線12に電圧の降下が存
在するかどうかで、スイッチング素子1Aが情報”1”
を記憶するか情報”0”を記憶するかが判断される。詳
細としては、スイッチング素子1Aが情報”1”を記憶
する(導通状態)場合、データ線12は電圧降下を示す。
一方、スイッチング素子1Aが情報”0”を記憶する
(非導電状態)場合、データ線12は電圧降下を示さな
い。
【0018】ところが、スイッチング素子1Aが情報”
0”を、スイッチング素子1B及び1C及び1Dが情
報”1”を記憶する場合、すなわちスイッチング素子1
Aが非通電状態にあり、スイッチング素子1B及び1C
及び1Dが通電状態にある場合、スイッチング素子1A
が情報”0”を記憶するにもかかわらずデータ線12は電
圧降下を示してしまっていた。というのは、データ線12
に供給された電流は、リーク電流として太実線の経路P
を介して接地電位に落ちてしまうからである。従って、
誤読み出しという問題点から、1トランジスタ/1セル
を実施することが出来なかった。
【0019】よって、本発明は、上記の問題点を解決
し、1トランジスタ/1セル構造にもかかわらず誤読み
出しを起こさない半導体不揮発性記憶装置を提供するこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体不揮
発性記憶装置は、ドレイン及びソースの間に設けられた
チャネル領域と制御電極との間に強誘電体膜を有しマト
リクス状に配列された複数のスイツチング素子と、前記
スイツチング素子のドレインに接続する第一線と、前
スイツチング素子のソ−スに接続する第二線と、前
スイツチング素子の各制御電極と接続するワ−ド線
と、前記第一線又は前記第二線の少なくとも何れかと前
記各スイツチング素子との間接続された整流器と、前
スイツチング素子の前記チャンネル領域に接続する
ビツト線と、を備えたことを特徴としている。
【0021】
【作用】本発明に係る半導体不揮発性記憶装置は、マト
リクス状に配列された複数のスイッチング素子と、本線
と本線から分岐し前記スイッチング素子の各ドレインに
接続する支線とから成る第一線と、本線と本線から分岐
し前記スイッチング素子の各ソースに接続する支線とか
ら成る第二線と、本線と本線から分岐し前記スイッチン
グ素子の各ウエルに接続する支線とから成るビット線
と、前記スイッチング素子の各制御電極と接続するワー
ド線と、前記各スイッチング素子に接続する第一線の支
線と第二線の支線の少なくとも何れかに設けられた整流
器とを備えたことを特徴としている。
【0022】従って、ある特定のメモリセルから情報を
読み出す場合に、リーク電流の発生を防止できる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例による半導体不揮発性記憶
装置のメモリセル5部の構成略図を図1に示す。
【0024】メモリセル5は、スイッチング素子3と整
流器とから構成されている。スイッチング素子3の構成
を以下に説明する。基板内に設けられたp形シリコンウ
エル34内にn+形ドレイン層28及びn+形ソース層30が設
けられる。p形シリコンウエル34上にPbTiO3から成る強
誘電体膜26が設けられる。さらに、強誘電体膜26上面に
制御電極である白金層24が設けられている。なお、p形
シリコンウエル34のうち、n+形ドレイン層28とn+形ソ
ース層30に挟まれた部分29を以下チャンネル領域と呼
ぶ。
【0025】また、整流器は、上記のスイッチング素子
3のn+形ソース層30内に設けられたたp形拡散層32に
より生成されたpn接合である。
【0026】上記のスイッチング素子3の構造は、従来
のスイッチング素子1と同じものを用いている。従っ
て、メモリセル3も強誘電体物質の特徴である残留分極
を利用し、電気的に分極状態を変えることにより2種類
の情報を記憶することが出来る。情報”1”を記憶する
場合にはチャンネル領域29は通電状態にあり、情報”
0”を記憶する場合にはチャンネル領域29は非通電状態
にある様に設定される。上記のメモリセル3を用いてメ
モリLSIが構成される。
【0027】図2にこのメモリLSIの構成概念図を示
す。第一線であるデータ線48及び50は、本線48H及び50H
から分岐した支線48A、48B及び50C、50Dによって各スイッ
チング素子3A、3B、3C、3Dのドレインにそれぞ
れ配線される。第二線であるソース線44及び46は、本線
44H及び46Hから分岐した支線44A、44C及び46B、46Dによっ
て各スイッチング素子3A、3B、3C、3Dのソース
内に形成されたp形拡散層に配線される。この状態は、
各スイッチング素子3が支線44A、44C及び46B、46Dによっ
て整流器27を介して配線されたことを意味する。ビット
線56及び58は、本線56H及び58Hから分岐した支線56A、56
B及び58C、58Dによって各スイッチング素子3A、3B、
3C、3Dのウエル34にそれぞれ配線される。また、各
スイッチング素子3の制御電極24にはワード線52及び54
が配線されている。なお、ビット線及びワード線は、一
般的に知られているように、マトリックス状に配置され
たスイッチング素子の任意の1つを選択するためのもの
である。
【0028】図2に基づいて半導体不揮発性記憶装置へ
の情報の書込について説明する。希望のメモリセルに情
報を書込むことが出来る。例えばスイッチング素子3A
に情報を書込む場合は、以下の様に行われる。ワード線
52には強誘電体膜が十分分極できる電圧Vppを印加す
る。ビット線56には接地電位を印加し、ビット線58はフ
ロティング状態にする。また、その他の線、すなわちワ
ード線54及びソース線44、46及びデータ線48、50を接地電
位またはフローティング状態に設定する。なお、書込を
希望しないスイッチング素子の強誘電体膜26にかかる電
圧をより低減させる為にはワード線54及びデータ線50を
フロティング状態に設定するとよい。
【0029】次に、図2に基づいて情報の消去について
説明する。希望のメモリセルの情報を消去する(書換え
る)ことが出来る。例えばスイッチング素子3Aの情報
を消去する(書換える)場合は、以下の様に行われる。
ビット線56にはプログラミング電圧Vppを印加し、ワー
ド線52を接地電位に設定する。また、消去を希望しない
スイッチング素子の情報を保持する為ビット線58及びワ
ード線54をフローティング状態にする。また、ソース線
44、46を接地電位に設定する。さらに、データ線48は電
位Vppに、データ線50をフロティング状態にする。
【0030】次に、図2に基づいて情報の読み出しにつ
いて説明する。希望のメモリセルの情報を読み出すこと
が出来る。例えばスイッチング素子3Aから情報を読み
出す場合は、以下の様に行われる。ソース線44に抗電圧
より小さい電圧SAを印加した場合に、ソース線44の電
圧の降下の有無を検知する。この時、電流がリークする
のを防止する為にデータ線50に電圧SAを印加する。ま
た、読み出しの情報を安定化させる為にワード線52にも
電圧SAを印加する。読み出しを希望しないスイッチン
グ素子の強誘電体膜26の分極状態が変化しないようにビ
ット線56、58を電圧SAと同電位に設定すると良い。な
お、この時、各スイッチング素子3に設けられた整流器
27によってリーク電流が遮断され、誤読み出しを防止す
る。
【0031】上記の様に、このメモリLSIは、選択ト
ランジスタを設けなくても希望のメモリセルに対して情
報の書込、消去、読み出しを行うことが出来る。
【0032】次に、半導体不揮発性記憶装置のメモリセ
ル3部の製造方法について図3、図4に基づいて説明す
る。
【0033】n形シリコン基板36内にp形シリコンウエ
ル34が設けられ、フィールド酸化膜23によって仕切られ
る(図3A)。次に、p形シリコンウエル34の上面に、
PbTiO3から成る強誘電体膜26を高周波スパッタリング法
により形成た後、熱処理を数時間行う。高周波スパッタ
リング法は以下の条件で行うとよい。ターゲット半径は
80mm、ターゲット基板スペースは35mm、ターゲットRP
電圧は1.6kV、スパッタリングパワーは150W、スパッタ
リングガスは9対1の割合で混合されたArとO2の混
合ガス、ガス圧は2×10-2トル、基板温度は400から5
00℃、スパッタリング率は3nm/分とする。この時、タ
ーゲットに鉛(10wt%でかつ、か焼(calcination)し
たもの)補償を行う必要がある。また、基板温度につい
ては、スパッタリング時は400℃に保ち、その後熱処理
中は500℃にすると良い。さらに、強誘電体膜26上面に
スパッタリング法により白金層24を堆積させる(図3
B)。次に、レジストをマスクにしてエッチングするこ
とにより強誘電体膜26、白金層24を成形する(図4
C)。次に、白金層24をマスクにして、ヒ素またはリン
をイオン注入および熱拡散させて、n+形ドレイン層28
およびn+形ソース層30を形成する(図4D)。次に、
+形ソース層内にp形不純物を注入及び熱拡散させる
ことによりp拡散層32を形成する(図1参照)。この
後、内部配線が形成され、素子表面に絶縁層が施される
(図示せず)。
【0034】なお、上記の実施例では、強誘電体物質で
あるPbTiO3の特徴である残留分極を利用したスイッチン
グ素子を用いて実施したが、MNOS型やフローティン
グ型のスイッチング素子を用いて実施してもよい。
【0035】なお、上記実施例では、第一導電型をp型
とし第二導電型をn型としたが、第一導電型をn型と
し、第二導電型をp型としてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る半導体不揮発性記憶装置
は、ドレイン及びソースの間に設けられたチャネル領域
と制御電極との間に強誘電体膜を有しマトリクス状に配
列された複数のスイツチング素子と、前記スイツチン
グ素子のドレインに接続する第一線と、前記スイツチ
ング素子のソ−スに接続する第二線と、前記スイツチ
ング素子の各制御電極と接続するワ−ド線と、前記第一
又は前記第二線の少なくとも何れかと前記各スイツチ
ング素子との間接続された整流器と、前記スイツチ
ング素子の前記チャンネル領域に接続するビツト線と、
を備えたことを特徴としている。
【0037】従って、情報の誤読み出しを起こさない1
トランジスタ/1セル構造メモリLSIを提供すること
が出来る。つまり、半導体不揮発性記憶装置の集積度を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるメモリセル5の断面構
成略図である。
【図2】本発明の一実施例によるメモリセル5を用いて
構成されたメモリLSIの概念図である。
【図3】メモリセル5の製造工程を示す図である。
【図4】メモリセル5の製造工程を示す図である。
【図5】従来のメモリセル1の断面構成略図である。
【図6】メモリセル1のE−Pヒステリシスループを示
す図である。
【図7】従来のメモリセルへの情報の書込原理を説明す
る為のメモリLSIの構成を概念図である。
【図8】従来のメモリセルからの情報の読み出し原理を
説明する為のメモリLSIの構成を概念図である。
【図9】従来のメモリセルに記憶された情報の消去原理
を説明する為のメモリLSIの構成を概念図である。
【図10】従来のメモリセル1を用いた1トランジスタ
/1セル構造のメモリLSIの問題点を示す為の図であ
る。
【符号の説明】
3A、3B、3C、3D・・・スイッチング素子 27・・・整流器 44H、46H・・・ソース線の本線 44A、44C、46B、46D・・・ソース線の支線 48H、50H・・・データ線の本線 48A、48B、50C、50D・・・データ線の支線 52、54・・・ワード線 56H、58H・・・ビット線の本線 56A、56B、58C、58D・・・ビット線の支線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 G11C 11/22 H01L 27/10 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレイン及びソースの間に設けられたチャ
    ネル領域と制御電極との間に強誘電体膜を有しマトリク
    ス状に配列された複数のスイツチング素子と、 前記スイツチング素子のドレインに接続する第一線
    と、 前記スイツチング素子のソ−スに接続する第二線と、 前記スイツチング素子の各制御電極と接続するワ−ド
    線と、前記 第一線又は前記第二線の少なくとも何れかと前記各
    スイツチング素子との間接続された整流器と、 前記スイツチング素子の前記チャンネル領域に接続す
    るビツト線と、 を備えたことを特徴とする半導体不揮発性記憶装置。
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