JP3026811U - 地震耐久ベッド - Google Patents

地震耐久ベッド

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JP3026811U
JP3026811U JP1995012099U JP1209995U JP3026811U JP 3026811 U JP3026811 U JP 3026811U JP 1995012099 U JP1995012099 U JP 1995012099U JP 1209995 U JP1209995 U JP 1209995U JP 3026811 U JP3026811 U JP 3026811U
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bed
earthquake
metal
endurance
metal panel
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JP1995012099U
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Inventor
田 健 次 中
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中田 健次
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震の際、ゆれで転倒しない、安全性の高い
ベッドを提供する。 【解決手段】 略箱形に形成した6枚の金属パネルと、
前記金属パネルの底部金属パネル上に固着せしめた複数
の仕切板で形成した道具入れと、前記複数の道具入れを
塞ぐ複数の蓋と、前記金属パネルのいずれかに設けた出
入用の開口部とからなり、前記複数の蓋上に寝具を載置
して寝台を形成するようにした地震耐久ベッドにおい
て、前記ベッドの外側側方に突出させた足40を設けた
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は略箱形に形成した押圧性、耐震性に優れた地震耐久ベッドに係り、 特に、家屋崩壊が発生するような大地震などに対する人命の確保に好適な地震耐 久ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一般に普及しているベッドは、落ち着いて睡眠をとることが出来る ように開発されているものの、睡眠中の人を地震から守るようには考慮されてい なかった。
【0003】 このため、地震が起き家屋が破壊された場合、その家屋の下敷きになり脱出す ることが出来ず、今回の阪神大震災のように、死者5502人の内70%にあた る約3600人の圧死者を出し、大地震に対応することが出来なかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 、大地震でも睡眠中の人命を守ることが出来ると共に、地震の際のゆれで転倒す ることがないようにした地震耐久ベッドを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の地震耐久ベッドは、略箱形に形成した6枚 の金属パネルと、前記金属パネルの底部金属パネル上に固着せしめた複数の仕切 板で形成した道具入れと、前記複数の道具入れを塞ぐ複数の蓋と、前記金属パネ ルのいずれかに設けた出入用の開口部とからなり、前記複数の蓋上に寝具を載置 して寝台を形成するようにした地震耐久ベッドにおいて、前記ベッドの外側側方 に突出させた足を設けたことを特徴とする。
【0006】 また、前記足は折り畳み可能であることを特徴とする。
【0007】 また、前記足は前記ベッド内に出没可能で、且つ、ベッド内に格納可能である ことを特徴とする。 また、前記開口部には、ベッド内側にカーテンが配設されていることを特徴と する。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案にかかわる実施例を示す図1〜10に基づいて説明する。 図において、Aは略箱形に形成した地震耐久ベッド(以下、ベッドという)で あり、ベッドAは、3枚の前面金属パネル1,2,3と、3枚の背面金属パネル 4,5,6と、2枚の側面金属パネル7,8及び2枚の側面金属パネル9,10 と、3枚で構成した底部金属パネル11と、3枚の天面金属パネル(天井部材) 12,13,14からなる金属パネルで略箱形を形成している。
【0009】 底部金属パネル11上には仕切板11aで区分けして複数の道具入れ20が形 成されている。21は前記道具入れ20の複数の蓋であり、この蓋21は複数の 道具入れ20毎に合わせて形成されている。
【0010】 22は蝶番23を介して道具入れ20に開閉可能に取り付けられた蓋であり、 この蓋22の略中央部には開閉用の落込取手が形成されている。また、前記各部 の金属パネル1乃至11には縦横斜めに架設されたそれぞれのフレーム1a乃至 11aと、これらのフレームの表裏両面に固着した金属板とで構成されている。 代表例として、金属パネル2の構成を図8に示した。金属板2b,2bは、複数 のボルト25によりフレーム2aに取り付けられて、金属パネル2が形成されて いる。
【0011】 なお、金属パネル12,13,14のみは、それぞれのフレーム12a,13 a,14aの一方に金属板12b,13b,14bを取り付け、他方の側には屋 根形のカマボコ形など他の形状でもよいフレーム部材12c,13c,14cを 取り付け、これに金属板12d,13d,14dを取り付けて、天面金属パネル 11,12,13を構成している。
【0012】 又、30は前面金属パネル1,2,3に設けた開口部、31は背面金属パネル 4,5,6に設けた開口部、32は側面金属パネル7,8に設けた開口部、33 は側面金属パネル9,10に設けた開口部である。
【0013】 このように構成した略箱形のベッドAは人間の身長に合わせて長方形に形成さ れ、更に、底部金属パネル11の外形寸法は道具入れ20の外形寸法より前記金 属パネルが嵌合して固着される寸法分だけ大きく設計されている。即ち、物入れ 20を組み付けた底部金属パネル11に各金属パネルを組み立てるようになって いる。
【0014】 更に、前記所定高の道具入れ20の上部には複数の蓋21と蓋22が設けられ て、平らに並べられた蓋21,22上に寝具を載置して睡眠用の寝台を形成する 。このようにして組み立てた略箱形のベッドAの上部天面には天面金属パネル1 2,13,14が固着され、ベッドAは完全に四方が金属パネルで囲まれた略箱 形の状態になっている。
【0015】 なお、開口部30,31はベッドAへの出入口であり、前記開口部32,33 はベッドに横たわった時の開放感を得るためのものである。
【0016】 また、上記開口部30〜33は、ベッド使用者の好みに応じて他の金属パネル に装備することもできる。
【0017】 更に、前記金属パネル1〜13はフレームと、少なくとも一方の面に固着した 金属板とによって非常に堅固に構成され、しかも、前記金属材料にチタン合金、 アルミ合金又はステンレス、高張力鋼、鋼鉄(スチール)、シリコンカーバイト 合金等の金属が用いられているから、この略箱形のベッドAは上部又は左右から の外力、特に大地震による家屋の崩壊時の家具や柱等から受ける程度の外力に対 して大きな変形が発生することが無く、ベッドA内の人命を確実に守ることが出 来る。
【0018】 なお、本実施例では、金属パネル16枚で構成したが、金属パネルはこの枚数 に限定されなく、又、木造家屋用、コンクリート家屋用に合わせて、フレームの 強度を変えるなど、適宜フレームの構造、金属板の材質や厚み等を変えてもよい 。
【0019】 前記底部金属パネル11上に設けた道具入れ20は仕切板11aで複数の道具 入れ20に分割されている。このように分割しておくことによって収納した品物 が混り合ったり、地震により一方に片寄り過ぎて破損することなどを防止するこ とができる。前記道具入れ20には、例えば、地震対策必需品を収納することに よって充分な地震対策を施すことができる。
【0020】 前記地震対策必需品として、例えば、1人当りの必需品の量として、飲料水5 日分、食料5日分等を格納し、更に、拡声器、時計、電池3個、のこぎり(大) 2本、家庭常備薬一式、ハンマー(大小)、バール(大)、サーチライト、サイ レン、ラジオ付きマルチランタン、鉄切りのこ(大)2本、石割りタガネ、雨合 羽(上下)、シート(3m×3m)3枚、靴(5足)等を常備する。 また、前記略箱形ベッドAは大地震発生時の避難場所としても利用することが でき、例えば、シングルベッドであれば4〜5人を、また、ダブルベッドであれ ば6〜7人を避難収容することができる。
【0021】 なお、大地震対策用の堅固なベッドであっても毎日使用する家具であるため、 家具としてのベッドの色などを考慮し、使用者の好みに合わせ美化したものが好 ましい。
【0022】 本実施例のベッドの色としては12色(クリーム,赤,黄,グリーン,ブルー ,ゴールド,シルバー,黒,紺,ブラウン,朱赤,グレー)を焼付着色し、家具 の一つとして家の中を美化するようにしている。
【0023】 又、金属パネルに設けられた開口部30〜33や、金属パネル12,13,1 4には、これを覆うカーテンをつけられるようにしてもよい。
【0024】 更に、本考案では、地震の際のベッドAの安定性を向上するため、図1〜4に 示すように、足40,40,40,40を設けている。
【0025】 足40,40,40,40は、ヒンジを用いてベッドAの四隅の下端に取り付 けられて、それぞれ、前面金属パネル1、2、3及び背面金属パネル4、5、6 に平行な状態(折り畳み状態)と、垂直な状態(展開状態)の2つの状態を有し ている。
【0026】 従って、ベッドAを設置するとき、折り畳み可能な足40,40,40,40 を展開状態にして設置すると、地震発生の際、地震の振動によるベッドの転倒な どがなくなり、より安全性が向上する。
【0027】 又、足40,40,40,40を設ける代わりに、図10に示すように、底面 金属パネル11の金属パネル間の空間41aに収納可能な、即ち、ベッドA内に 収納可能な足41,41,41,41,41を設け、この足41を出没可能にベ ッドAの4隅に設置しても足40と同様な効果が得られる。
【0028】 そして、ベッドAを設置するとき、図10に示すように、足41,41,41 ,41を破線位置に引き出して固定する。このように構成することで、図1と同 様に、地震の際ゆれがあっても、ベッドAは転倒せず、安全に人命を保護する。
【0029】
【考案の効果】 この考案によれば、上述のように構成したので、大地震でも睡眠中の人命を守 ることができ、しかも、地震の際の大きな揺れでも本考案の地震耐久ベッドは転 倒せず、安全に人命を守る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の地震耐久ベッドの斜視図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1の側面図である。
【図5】金属パネルのフレームを示す図である。
【図6】フレームを示す図である。
【図7】天面金属パネルのフレームを示す図である。
【図8】金属パネルの分解斜視図である。
【図9】道具入れとその蓋の斜視図である。
【図10】足の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2,3 前面金属パネル 4,5,6 後面金属パネル 7,8,9,10 側面金属パネル 11 底部金属パネル 12,13,14 天面金属パネル 40,41 足

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略箱形に形成した6枚の金属パネルと、
    前記金属パネルの底部金属パネル上に固着せしめた複数
    の仕切板で形成した道具入れと、前記複数の道具入れを
    塞ぐ複数の蓋と、前記金属パネルのいずれかに設けた出
    入用の開口部とからなり、前記複数の蓋上に寝具を載置
    して寝台を形成するようにした地震耐久ベッドにおい
    て、前記ベッドの外側側方に突出させた足を設けたこと
    を特徴とする地震耐久ベッド。
  2. 【請求項2】 前記足は折り畳み可能であることを特徴
    とする請求項1記載の地震耐久ベッド。
  3. 【請求項3】 前記足は前記ベッド内に出没可能で、且
    つ、ベッド内に格納可能であることを特徴とする請求項
    1記載の地震耐久ベッド。
  4. 【請求項4】 前記開口部には、ベッド内側にカーテン
    が配設されていることを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の地震耐久ベッド。
JP1995012099U 1995-10-23 1995-10-23 地震耐久ベッド Expired - Lifetime JP3026811U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH053614U (ja) * 1991-07-03 1993-01-19 東海興業株式会社 サイドモ−ル用クリツプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH053614U (ja) * 1991-07-03 1993-01-19 東海興業株式会社 サイドモ−ル用クリツプ

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