JP3026787B2 - 杭の吊下装置 - Google Patents

杭の吊下装置

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JP3026787B2
JP3026787B2 JP9367591A JP36759197A JP3026787B2 JP 3026787 B2 JP3026787 B2 JP 3026787B2 JP 9367591 A JP9367591 A JP 9367591A JP 36759197 A JP36759197 A JP 36759197A JP 3026787 B2 JP3026787 B2 JP 3026787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート杭や
鋼管杭等を、安全に吊り下げする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海底等に杭を打設するとき、杭にワイヤ
ーを連結し、ワイヤーをクレーンで吊って、杭を海面の
決められた位置に移動させる必要がある。このとき、杭
が外れると極めて危険な状態となって、災害の原因とな
るので、杭を安全に吊り下げできることが大切である。
【0003】杭をワイヤーやロープで吊り下げするため
に、図1に示すように、杭1にロープ2を巻き付ける方
法と、図2に示すトング3を使用する方法とがある。図
1に示す方法は、「だきしめ2本づり」と呼ばれる方法
で、2本のロープ2を均等に杭1に巻き付けてフック4
に連結する。図2に示すトング3は、アーム5の上端を
リンク6で連結し、アーム5の上端を吊り下げると下端
で杭1の表面を強く押圧する構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1に示すように、杭
1にロープ2を巻き付ける「だきしめ2本づり」は、杭
1とロープ2とが滑りやすい欠点がある。重い杭が滑り
落ちると、極めて危険な状態となって、事故の原因とな
る。とくに、海底に打設する杭は数十トンと極めて重い
ので、これが滑り落ちることは、作業の安全性を著しく
低下させる。また、だきしめ2本づりに使用されるロー
プは、強度が約25%も低下して破断されやすくなる欠
点もある。さらにまた、この方法は、ロープを適正な状
態で杭に均等に連結する必要があり、アンバランスな状
態で杭に巻き付けられると、安定して吊り下げできなく
なる欠点もある。
【0005】図2に示すトング3を使用する方法も、重
い杭を安全に吊り下げすることに問題がある。アーム5
の下端で、杭1の表面を局部的に挟着するので、滑らな
い状態で吊り下げするのが難しいからである。杭1の吊
り下げ力は、アーム5の下端が杭1の表面を押圧する押
圧力と、杭1とアーム5の下端との摩擦係数の積で決定
される。吊り下げ力を強くするためには、押圧力と摩擦
係数の何れかを大きくする必要がある。摩擦係数は使用
する材質で決定されるので、吊り下げ力を強くするため
には、押圧力を強くする必要がある。押圧力を強くする
と、杭1の局部に極めて強い力が作用し、杭1を変形さ
せたり破損させる弊害が発生する。さらに、トング3
は、杭1の中心に合わせてアーム5で挟着する必要があ
り、中心がずれると確実に挟着できなくなる欠点もあ
る。このため、トング3を杭1に極めて慎重にセットす
る必要がある。さらにまた、トングは、水平に台船等に
置かれた杭にセットして、これを安定に吊り下げるのが
難しい。それは、杭を吊り下げる状態は、アームの下端
で杭を挟着できるが、水平に置かれた杭は、両端をアー
ムで挟着するのが難しいからである。トングは、アーム
の上端を強い力で吊り上げてアームの下端で杭を挟着す
る。トングを強い力で吊り上げできない状態では、アー
ムの下端で杭を強く挟着できない。
【0006】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、重い杭をスリップしないように安全に吊り下げでき
る杭の吊下装置を提供することにある。
【0007】さらに、本発明の他の大切な目的は、簡単
かつ容易に、しかも迅速に杭にセットして、杭を変形さ
せたり破損させることなく、確実に滑らないように連結
できる杭の吊下装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の杭の吊下装置
は、杭1の周囲に固定される円筒状に形成された連結筒
7と、この連結筒7にバランスして固定された複数の連
結部8とを有する。連結部8に、ワイヤー16やフック
等の連結具が連結され、連結部8と連結筒7とを介して
杭1を吊り下げ状態に保持できるように構成している。
【0009】さらに、本発明の請求項1の吊下装置は、
以下の独特の構成を有する。 (a) 連結筒7は、円筒を縦に1/2に分割して、1
/2円筒形状の本体筒部7Aと開閉筒部7Bとからなっ
ている。 (b) 1/2円筒形の開閉筒部7Bは、さらに、縦に
1/2に分割されて、ふたつの1/4円筒部7aからな
っている。 (c) 本体筒部7Aの両側には、蝶番10を介して、
1/4円筒部7aを開閉できるように連結している。 (d) 1/4円筒部7aは、蝶番10に連結される反
対側の端縁を、止ネジ等の締止具13で連結している。
【0010】さらに本発明の吊下装置は、本体筒部7A
に板状の連結部8を固定している。板状の連結部8は、
本体筒部7Aの蝶番10を連結している両端部に固定し
ている。
【0011】また、本発明の請求項の杭の吊下装置
は、本体筒部7Aと1/4円筒部7aの外周に、円周方
向に延長してリブ12を固定している。本体筒部7Aに
固定されるリブ12の端部は、板状の連結部8に固定し
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための杭の吊下装置を例示する
ものであって、本発明は吊下装置を下記のものに特定し
ない。
【0013】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0014】図3ないし図5に示す杭の吊下装置は、杭
1の周囲に巻き付けるようにして固定される円筒状に形
成された連結筒7と、この連結筒7の本体筒部7Aにバ
ランスして固定された複数の連結部8とからなる。本体
筒部7Aにバランスして連結部8を設ける状態とは、複
数の連結部8を介してワイヤー16等で杭1を垂直に吊
り下げるとき、各連結部8に、均等ないしはほぼ均等に
吊り下げ力が作用する状態を意味する。図に示す吊下装
置は、本体筒部7Aの両端に、等しい間隔で二つの連結
部8を固定している。図示しないが、連結部は、本体筒
部と1/4円筒部の両方にバランスして固定することも
できる。
【0015】連結筒7は、円筒状の金属パイプを縦に1
/2に分割して、1/2円筒形状の本体筒部7Aと開閉
筒部7Bとに分離している。1/2円筒形の開閉筒部7
Bは、さらに、縦に1/2に分割して、ふたつの1/4
円筒部7aとしている。したがって、連結筒7は、ひと
つの本体筒部7Aと、ふたつの1/4円筒部7aからな
っている。
【0016】連結筒7を構成している、本体筒部7Aと
1/4円筒部7aは、内面に、難スリップ材9を接着し
て固定している。難スリップ材9は、ゴムのように弾性
的に変形でき、かつ、摩擦抵抗の大きな材質、たとえ
ば、天然または合成ゴムシートである。難スリップ材9
を固定している連結筒7は、本体筒部7Aと1/4円筒
部7aの内面を、広い面積で、しかも、大きな摩擦抵抗
のある状態で、杭1の表面に隙間なく密着できる。この
ため、滑らないように杭1に連結できる。とくに、締止
具13で、1/4円筒部7aを締め付けるときに、難ス
リップ材9を柔軟に変形させて、杭の表面に密着できる
特長がある。難スリップ材9は、好ましくは、本体筒部
7Aと1/4円筒部7aの内面全体に固定される。た
だ、本体筒部と1/4円筒部の一部に固定することもで
きる。
【0017】本体筒部7Aと、ふたつの1/4円筒部7
aとからなる連結筒7は、杭1の周囲を抱くようにし
て、杭1に装着される。この状態で杭1に連結するため
に、本体筒部7Aの両端縁に、ふたつの1/4円筒部7
aを、別々に折曲できるように、蝶番10を介して連結
している。本体筒部7Aの両端には、図に示すように、
軸方向に延長して本体筒部7Aに直交するように板状の
連結部8を固定している。板状の連結部8は、たとえば
溶接等の方法で、本体筒部7Aに固定される。
【0018】板状の連結部8は、ワイヤー16やフック
を連結するための貫通孔11を、上部に開口している。
さらに、板状の連結部8は、本体筒部7Aにより強固に
連結するために、本体筒部7Aの表面に固定されたリブ
12の両端を固定している。リブ12と連結部8は、溶
接等の方法で固定される。リブ12は、本体筒部7Aの
外周に、円周方向に延長して固定される。リブ12は、
本体筒部7Aの上下縁部と、その中間とに、複数列を一
定の間隔で固定している。リブ12も、溶接等の方法で
本体筒部7Aに固定される。図4に示す吊下装置は、本
体筒部7Aに固定されるリブ12の両端部分を連結部8
に向かって次第に幅が広くなるように形成している。こ
の構造は、本体筒部7Aと連結部8とを極めて強靭な状
態で連結できる特長がある。
【0019】1/4円筒部7aは、片側を蝶番10で本
体筒部7Aに連結し、反対側の端縁を、締止具13で連
結している。締止具13で連結する端縁は、リブ12と
直交する方向、すなわち軸方向に延長して締止プレート
14を固定している。締止プレート14は、1/4円筒
部7aの表面に円周方向に延長して固定しているリブ1
2の端部を固定している。1/4円筒部7aは、本体筒
部7Aに固定されるリブ12と平行な面内に位置して、
表面に複数列のリブ12を固定している。リブ12は1
/4円筒部7aの表面に溶接等の方法で固定され、さら
に、一端を溶接等の方法で締止プレート14に固定して
いる。さらに、リブ12の他端は、蝶番10を構成する
回転筒15の表面に固定している。
【0020】締止プレート14は、締止具13である止
ネジを挿通するための貫通孔を、リブ12の間に複数個
開口している。締止プレート14は、1/4円筒部7a
の先端縁を補強して、ネジを介して二つの1/4円筒部
7aを連結する。締止プレート14は必ずしも貫通孔を
開口する必要はない。たとえば、隣接する2枚の締止プ
レート14を、挟着する締止具で連結することもできる
からである。
【0021】この構造の吊下装置は、以下のように使用
して杭を吊り下げる。 水平な台の上に置かれた杭に吊下装置を載せる工程 このとき、杭1は、枕を介して水平な台から離され、あ
るいは、ワイヤーを掛けて水平な台から少し持ち上げた
状態とする。杭1の上に載せる吊下装置は、締止具13
を外して、二つの1/4円筒部7aを広げ、本体筒部7
Aを下向きに開いた状態で杭1に載せる。吊下装置は、
たとえば、数百kgの重量と相当に重いので、連結部8
をクレーンで吊り下げて、杭1の上に載せる。吊下装置
をクレーンで吊り下げると、1/4円筒部7aは自重で
下方に垂れ下がる。このため、本体筒部7Aは下方を開
口した姿勢となり、杭1の上に簡単にセットできる。
【0022】 杭に連結筒を巻き付ける工程 杭1の両側に垂れ下がっているふたつの1/4円筒部7
aを、その下端で互いに引き寄せる。1/4円筒部7a
の下端を引き寄せると、本体筒部7Aと1/4円筒部7
aが、杭1を抱くように表面に沿う状態となる。この状
態で、締止プレート14に止ネジを挿通し、止ネジにナ
ットをねじ込んで、締止プレート14を締め付けする。
ナットをねじ込むと、連結筒7の内面は、難スリップ材
9を介して、杭1の表面に、滑らないように密着する。
【0023】 杭を吊り上げる工程 連結筒7に固定される連結部8の貫通孔11に、ワイヤ
ー16を挿入し、ワイヤーの両端をクレーン等のフック
に引っかける。クレーンのフックを吊り上げて、ワイヤ
ー16と吊下装置を介して杭1を垂直に吊り上げる。た
だ、吊下装置は、連結部の貫通孔に、フックを挿入して
杭を吊り上げることもできる。クレーン等で吊り上げら
れた杭1を打設位置に移送する。この状態で杭1を打設
する。
【0024】 吊下装置を杭から外す工程 杭1が打設された後、連結部8にワイヤー16を引っか
けた状態で、締止具13である止ネジを外し、吊下装置
を杭1から外して、クレーンで吊り下げて所定の位置に
運ぶ。
【0025】
【発明の効果】本発明の杭の吊下装置は、重い杭をスリ
ップしないように安全に吊り下げできる特長がある。そ
れは、本発明の吊下装置が、円筒状の連結筒を、縦に1
/2に分割して1/2円筒形状の本体筒部と開閉筒部と
し、さらに、1/2円筒形の開閉筒部を縦に1/2に分
割してふたつの1/4円筒部とし、ふたつの1/4円筒
部を蝶番で本体筒部の両側に開閉できるように連結し、
この1/4円筒部を締止具で連結して杭に装着できるか
らである。この構造の吊下装置は、杭にセットした状態
では、円筒状の連結筒の内面が、杭の表面に広い面積で
接触する。しかも、1/4円筒部が締止具で連結されて
杭に装着されるので、連結筒の内面が杭の表面に確実に
面接触する。このように、広い面積で接触して杭にセッ
トされる吊下装置は、杭との摩擦力を大きくして、重い
杭をスリップしないように安全に吊り下げできる特長が
ある。
【0026】さらに、本発明の吊下装置は、杭の表面に
広い面で接触して杭との摩擦力を大きくできるので、従
来の方法のように、杭を部分的に強く押圧することな
く、重量の大きな杭を吊り下げできる。したがって、こ
の吊下装置は、杭を変形させたり、破損させることなく
吊り下げできる特長がある。
【0027】さらに、本発明の吊下装置は、本体筒部と
1/4円筒部とを杭の周囲に巻き付ける状態で装着する
ので、従来のロープやトンガを用いる方法では必要とさ
れた、バランスを保てる位置に適正な状態で連結する手
間を省くことができる。すなわち、本発明の吊下装置
は、簡単かつ迅速に杭に装着できるにもかかわらず、ア
ンバランスな状態でセットされる心配がなく、重い杭を
常に安定して吊り下げできるように確実にセットできる
特長がある。しかも、この吊下装置は、本体筒部に開閉
できるように連結された1/4円筒部を締止具で連結し
て杭に装着しているので、杭を吊り下げた状態において
も杭から外れることなく、連結状態を維持して、安全に
作業できる特長もある。
【0028】さらに、本発明の吊下装置は、吊り下げる
杭の姿勢に関係なく、常に一定の押圧力で、しかも、バ
ランスよく杭を吊り下げできる特長がある。それは、従
来の方法では、下向きに働く杭の重量の作用を利用して
強い押圧力を発生させているのに対して、本発明の装置
では、杭に装着するときに発生する押圧力によって、杭
に確実に連結されているからである。このため、本発明
の装置は、吊り下げる杭の姿勢に関係なく、たとえば、
水平に置かれた杭にセットして、これを安定に吊り下げ
ることができる。
【0029】さらに、本発明の吊下装置は、本体筒部の
蝶番を連結している両端部に、上下に延長して板状の連
結部を固定しているので、本体筒部を補強できることに
加えて、連結筒と連結部との連結部分に、局部的に大き
な力が働くのを防止できる特長がある。杭の吊下装置
は、数十トンと極めて重い杭を、連結部に連結されたワ
イヤーやフック等で吊り下げるので、連結部には大きな
力が作用する。この力は、連結筒と連結部との連結部分
に作用して、この部分を破断しようとする。請求項2の
吊下装置は、連結部と連結筒との連結部分を上下に長く
延長して固定している。このため、この連結部分に作用
する力を分散して、いいかえると、局部的に大きな力が
働くのを阻止して、重い杭を安全に吊り下げることがで
きる特長がある。
【0030】さらに、重い杭を吊り下げる状態で連結部
に作用する大きな力は、連結筒と連結部との連結部分だ
けでなく、連結部自体にもせん断力や曲げ力として作用
する。本発明の吊下装置は、杭の重量がかかる方向、す
なわち、上下に延長して板状の連結部を固定しているの
で、杭の荷重によって連結部に作用するせん断力や曲げ
力の影響を最小限に抑えることができる。このため、こ
の吊下装置は、極めて重い杭を吊り下げる状態において
も、連結部の破断や変形を有効に防止して、重量の大き
い杭を安全に吊り下げできる特長がある。
【0031】さらにまた、本発明の請求項の杭の吊下
装置は、本体筒部と1/4円筒部の外周に、円周方向に
延長してリブを固定しているので、円筒状の連結筒を補
強できる特長がある。リブで補強される連結筒は、筒部
の変形が有効に防止されるので、その形状を、常に一定
の半径の円筒状に維持して、長期間にわたって安全に使
用できる特長がある。さらに、この吊下装置は、本体筒
部に固定されるリブの端部を板状の連結部に固定してい
るので、本体筒部と連結部とを極めて強靭に連結できる
特長もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の杭の吊下方法の一例を示す斜視図
【図2】従来の杭の吊下方法の他の一例を示す斜視図
【図3】本発明の実施例にかかる杭の吊下装置の斜視図
【図4】図3に示す杭の吊下装置の平面図
【図5】図3に示す杭の吊下装置の正面図
【符号の説明】
1…杭 2…ロープ 3…トング 4…フック 5…アーム 6…リンク 7…連結筒 7A…本体筒部 7B…
開閉筒部 7a…1/4円筒部 8…連結部 9…難スリップ材 10…蝶番 11…貫通孔 12…リブ 13…締止具 14…締止プレート 15…回転筒 16…ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 7/00 - 13/10 F16B 2/00 - 2/06 B66C 1/62

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭(1)の周囲に固定される円筒状に形成
    された連結筒(7)と、この連結筒(7)にバランスして固定
    された複数の連結部(8)とを有し、連結部(8)にワイヤー
    (16)やフック等の連結具を連結して杭を吊り下げ状態に
    保持するように構成されてなる吊下装置であって、以下
    の全ての構成を有する杭の吊下装置。 (a) 連結筒(7)は、円筒を縦に1/2に分割した1
    /2円筒形状の、本体筒部(7A)と開閉筒部(7B)とからな
    る。 (b) 1/2円筒形の開閉筒部(7B)は、さらに、縦に
    1/2に分割されて、ふたつの1/4円筒部(7a)からな
    る。 (c) 本体筒部(7A)の両側には、蝶番(10)を介して1
    /4円筒部(7a)を開閉できるように連結している。 (d) 1/4円筒部(7a)は、蝶番(10)に連結される反
    対側の端縁を、締止具(13)で連結している。(e) 本体筒部(7A)が、蝶番(10)を連結している両端
    部に、上下に延長して板状の連結部(8)を固定してい
    る。
  2. 【請求項2】 本体筒部(7A)と1/4円筒部(7a)の外周
    に、円周方向に延長してリブ(12)を固定しており、本体
    筒部(7A)に固定されるリブ(12)の端部を板状の連結部
    (8)に固定している請求項に記載される杭の吊下装
    置。
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