JP6294977B1 - 地中にその一部が挿入固定配置されている支持支柱或いは杭の引抜装置及びその引抜方法 - Google Patents
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然しながら、係る方法をスムーズに遂行する為に、当該支持支柱或いは杭等の一部が埋められている地面、特にコンクリートやアスファルト等の舗装材で舗装されている地面表面を予め、人力で適宜の深さ迄、地表面のその下層部分のコンクリートや石材を取り除く作業が必要であったり、別途適宜の振動装置を併用して、当該支持支柱或いは杭等に震動を付与しながら引抜操作を併用する必要がある為、工程が複雑で、作業員に対する危険性が高く、作業効率も低下するので、コスト高となると言う欠点が存在する他、大型車両の使用が必須とされるので、交通の不便な地域には不向きの引抜方法と言わざるを得なかった。
これらの周知技術の欠点を改良する目的で、引抜き装置の小型化を図り、当該支持支柱或いは杭等の引抜操作を簡易化し、作業効率の向上と低コスト化に加えて、引抜くべき当該支持支柱或いは杭等の存在部位の条件を緩和する目的で、種々の技術が開発されてきている。
又、実開昭46−29023号公報(特許文献3)には、引抜くべき当該支持支柱或いは杭等の両側に適宜の小型化された一対の油圧駆動ジャッキ手段を配置し、当該支持支柱或いは杭等の一部に固定された引き抜きピン部の一部をそれぞれのジャッキ手段の頂部に接合固定させ、当該ジャッキ手段を上昇させることによって、引抜くべき当該支持支柱或いは杭等を地中から引き上げる装置が開示されている。
従って、上記した従来技術の欠点は、依然として残存しているものである。
然しながら、当該引抜き装置では、当該持ち上げ板を地面に対して垂直状に立設保持させる為に、別途クレーン車に搭載されているクレーンの先端部を利用する必要があり、又、油圧駆動する為に、当該移動可能なクレーン車に搭載されている油圧駆動設備を必要とする事から、一部メリットはみられるものの、依然として、上記した従来技術の欠点は残存しているものである。
係る技術は、小型化され、使用場所を選ばないと言う利点があるものの、大型の支持支柱或いは杭等の引抜きには、不向きであり、又、当該引抜操作にかなりの時間がかかるので効率的でないと言う欠点が存在する。
中空管状のピストン手段が、油圧により当該ピストン手段の長軸方向に摺動可能となる様に、その本体部内部に保持されている中空油圧シリンダー手段から構成されている鎖締付手段を用意する第2の工程、
当該鎖締付手段に於ける当該中空油圧シリンダー手段を駆動する為に、所定量の加圧オイルを反復して当該中空油圧シリンダー手段に供給する手動式油圧ポンプ手段を用意する第3の工程、
当該手動式油圧ポンプ手段と当該鎖締付手段とを、適宜の油送管手段で連結する第4の工程、
引き抜き操作を実施すべき、地中にその一部分が挿入固定されている支持支柱或いは杭を選択する第5の工程、
当該選択された支持支柱或いは杭の地表面と接触する部位の近傍に於ける外周表面部に、当該鎖体本体部を少なくとも一回巻きつける第6の工程、
当該鎖体本体部の当該自由端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部を、当該環状ガイド部材に於ける当該閉鎖状環状開口部内を通過させてそこから引き出し、当該鎖体本体部の少なくとも一部で、当該支持支柱或いは杭の外周表面に沿った閉ループを形成する様に操作を行う第7の工程、
当該閉鎖状環状開口部内から引き出された当該鎖体本体部の自由端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部を、当該中空油圧シリンダーに設けられている当該中空管状ピストン部手段の一方の端部から当該中空管内部に挿入し、当該鎖体本体部の自由端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部を当該中空管状ピストン部手段内を貫通させた後に、中空管状ピストン部手段の他方の端部から排出される様に操作を行う第8の工程、
当該ピストン部手段の他方の開放端部から引き出された当該自由端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部の一部分を、適宜のストッパー部材を介して、当該中空状ピストン部手段若しくは当該シリンダー部の一部に固定係止せしめる第9の工程、
当該中空状ピストン部手段をその長尺軸方向に沿って摺動させることにより、当該鎖体本体部に形成されている当該閉鎖ループの内径を縮小させ、当該鎖体本体部を当該支持支柱の外周面に強く圧接させる操作を実行する第10の工程、
当該鎖体本体部上に設けられている少なくとも2個の吊上げ用鎖体連結手段に連結されている個々の吊上げ用鎖体の自由端部に設けられている適宜のフック手段とそれぞれ着脱自在に結合固定出来るフック部材を含む連結フレーム部と接続されている一対の上下動可能な可動部材と、一対のジャキ部材とを含むジャッキ手段及び当該ジャッキ手段を駆動させる為の適宜の油圧ポンプ手段とを用意する第11の工程、
当該鎖体本体部の一部に設けられている当該吊上げ用鎖体連結手段に連結されている少なくとも2個の吊上げ用鎖体の自由端部のそれぞれに設けられている適宜のフック手段を、当該ジャキ手段の当該連結フレーム部に設けられている当該フック部材と個別に連結結合する第12の工程、
当該ジャキ手段と当該油圧ポンプ手段とを適宜のオイルパイプ手段等の連結手段を介して接続した後、当該適宜の駆動手段を利用して、当該ジャキ手段に於ける当該可動部材を徐々に上方に移動させ、地中に挿入固定されている当該支持支柱或いは杭を引抜く操作を実行する第13の工程、
当該鎖緊縛手段の緊縛状態を解放し、当該鎖体本体部に形成されている当該閉ループと当該支持支柱或いは杭との接合状態を緩和させて、当該鎖体本体部を下方に降下させる第14の工程、
必要に応じて、当該第6の工程から第14の工程を複数回繰り返す第15の工程、
当該支持支柱或いは杭を地表面から離脱させる第16の工程、
とで構成されている事を特徴とする地中にその一部が挿入されて固定されている支持支柱或いは杭引抜方法である。
即ち、図1(A)は、本発明に係る第1の発明に係る当該支持支柱或いは杭100の引き抜き装置で使用される当該支持支柱或いは杭引抜用鎖部材1の一具体例の構成を示す図であって、図中、所定の長さを有する、一本の鎖体本体部2と、当該鎖体本体部2の一方の端部3に設けられている、当該鎖体本体部2の他方の端部4に形成されている自由端部4’を自由貫通させることが出来る閉鎖空間部51を有する環状ガイド部材5と、当該環状ガイド部材5が設けられている当該鎖体本体部2の一方の端部3から当該鎖体本体部2の他方の端部4である自由端部4’の方向に沿って、相互に所定の間隔を介在させた、当該鎖体本体部2上の少なくとも2か所の部位のそれぞれに設けられている吊上げ用鎖体連結手段6、7及び、当該個々の吊上げ用鎖体連結手段6、7に連結されている個々の吊上げ用鎖体8、9とで構成されている事を特徴とする地中にその一部が挿入固定されている支持支柱或いは杭100の引抜用鎖部材1からなる支持支柱或いは杭100の引抜装置が示されている。
又、本発明に係る当該支持支柱或いは杭100の引抜用鎖部材1の長尺方向の長さL0も特に限定されるものではなく、当該引き抜き操作の対象となる当該支持支柱或いは杭100の断面直径の大きさに応じて適宜決定する事が出来るものであり、例えば、60cm乃至100cm程度である事が好ましい。
又、本発明に於いて使用される当該吊上げ用鎖体8、9の材質や長さ等は特に限定されるものではなく、上記した様な、剛性、引張強度の高い金属材料で構成されるものである事が好ましい具体例である。
更に、本発明に於いて使用される当該吊上げ用鎖体8、9の先端自由端部には、後述する様に、適宜のジャッキ手段200に設けられた適宜のフック部材203、204と係合出来る適宜の形状を持ったフック手段81、91が取り付けられている事も望ましい具体例である。
本発明に於いて使用される当該鎖緊縛手段10の構造は特に限定されないが、後述する様に、中空状のピストン部12をその中心軸方向Pに摺動し得る様に内蔵しているシリンダー部11からなり、且つ当該ピストン部12を油圧で駆動する様に設計されている、所謂中空ジャッキ手段10を使用することが望ましい。
係る当該鎖緊縛手段10は、小型で且つ軽量で、強大な緊縛力を発揮出来るものであることが望ましく、例えば、株式会社大阪ジャッキ製作所が製造販売している「中空ジャッキ」(EC30S6等)を使用する事が望ましい具体例である。
本発明に於ける当該油圧ポンプ手段22の具体的な構成は、特に特定されるものではないが、例えば、株式会社大阪ジャッキ製作所が製造販売している「手動油圧ポンプ」(TWA−0.3等)を使用する事が望ましい具体例である。
即ち、図2は、本発明の当該第2の発明に係る支持支柱或いは杭100の引き抜き装置を構成する当該支持支柱或いは杭100の引抜用鎖部材1は、基本的には、シリンダー部11と、空間部13を有し、且つ油圧により、その長尺軸方向Pに沿って摺動する様に構成された中空状ピストン部12とからなる当該緊縛手段である中空ジャッキ部材10における当該ピストン部12の一方の開放端部15から、上記した第1の発明に規定されている当該支持支柱或いは杭100の引抜用鎖部材1を構成する当該鎖体本体部2の自由端部4’の先端部4とそれに連なる当該鎖体本体部の一部41とを当該環状ガイド部材5の当該閉鎖空間部51内に挿入し、それを貫通させてそこから引き出し、当該鎖体本体部2に閉鎖ループ52を形成した後の当該自由端部4’とそれに連なる当該鎖体本体部41の一部を挿入し、当該ピストン部12の他方の開放端部16から引き出された当該自由端部4’とそれに連なる当該鎖体本体部の一部41を適宜のストッパー部材53を介して、当該中空状ピストン部12の一部16に固定係止せしめる様に構成されており、且つ当該中空状ピストン部12をその長尺軸方向Pに沿って摺動させることにより、当該鎖体本体部2で形成されている当該閉鎖ループ52の内径を縮小させる様に構成されている事を特徴とする支持支柱或いは杭引抜用鎖部材1である。
又、本発明に於ける当該支持支柱或いは杭引抜用装置は、上記した様に、当該鎖体本体部2と、中空状の内部空間13を有し、その長尺軸方向Pに沿って摺動可能に構成されているピストン部12を内蔵するしリンダー部11から成る油圧式鎖部材引込手段、つまり当該鎖緊縛手段10、当該鎖体本体部2の自由端部4’若しくはそれに続く当該鎖体本体部2の一部の鎖部材を当該ピストン部13の一部に係合固定せしめるストッパー手段53と、当該油圧式鎖部材引込手段10に当該オイルパイプ14を介して着脱自在に連結可能に構成された手動式油圧ポンプ22とで構成されている事も好ましい具体例である。
更に、本発明に於ける当該支持支柱或いは杭引抜用装置は、当該鎖体本体部2上に設けられている少なくとも2個の吊上げ用鎖体連結手段6、7に連結されている個々の吊上げ用鎖体8、9の自由端部81、91とそれぞれ着脱自在に結合固定出来るフック手段203,204を含む接続フレーム部500を有する、上下動可能なジャキ手段200が含まれている事も好ましい具体例である。
図3は、本発明に於いて使用可能である当該ジャッキ手段200の一具体例の構成例を示したものであって、図中、所望の引き抜くべき当該支持支柱或いは杭100の両側部に、互いに並行に垂直方向に立設された一対のジャッキ部材301と302とが配置されると共に、当該両ジャッキ部材301と302に嵌合された第1の可動部材401と第2の可動部材402のそれぞれの上端部411と412とを連結する連結フレーム部500に、当該鎖体本体部2上に設けられている少なくとも2個の吊上げ用鎖体連結手段6、7に連結されている個々の吊上げ用鎖体8、9の自由端部81、91とそれぞれ着脱自在に結合固定出来るフック手段203,204が設けられている構造が望ましい具体例の一つであり、且つ当該接続フレーム部500は、当該一対のジャッキ部材301と302を例えば、油圧で上下動させることによって、一体的に上下動する様に構成されている事が好ましい具体例である。
更に、本具体例に於ける当該油圧ポンプ手段220も可搬性であって、小型、軽量に構成されている事が望ましいが、強い油圧パワーが望まれる場合には、例えば、軽トラック等の小型車両に搭載して移動出来る程度の大きさの構成を有するものであっても良い事は言うまでもない。
即ち、本発明に於いては、金属製の鎖部材と金属製を主体とする当該支持支柱或いは杭100との間の摩擦係数が大きい事を利用して、単に当該鎖体本体部2を当該支持支柱或いは杭100の外周表面に一回のみ巻き付けるだけで、且つ、簡易で軽量で、小型の当該緊縛手段10により、当該鎖体本体部2のみにより、当該支持支柱或いは杭100を容易に且つ効率的に然も低コストの下で、引き抜く事が可能となったものである。
勿論、本発明に於いては、当該支持支柱或いは杭100を、上記した操作を一回実行することにより、完全に引き抜く様にすることも可能である事は言うまでもない。
又、本発明によって引き抜かれた当該支持支柱或いは杭100は、人力或いは小型のクレーン装置を使用して、適宜の場所まで搬送するものである。
即ち、本発明に係る当該支持支柱或いは杭100の引抜方法としては、基本的には、主体部が、所定の長さを有する、一本の鎖体本体部2と、当該鎖体本体部2の一方の端部3に設けられている、当該鎖体本体部2の他方の端部4に形成されている自由端部4’を自由貫通させることが出来る閉鎖空間部51を有する環状ガイド部材5と、当該環状ガイド部材5が設けられている当該鎖体本体部2の一方の端部3から当該鎖体本体部2の他方の端部4である自由端部4’の方向に沿って、相互に所定の間隔を介在させた、当該鎖体本体部2上の少なくとも2か所の部位のそれぞれに設けられている吊上げ用鎖体連結手段6、7及び、当該個々の吊上げ用鎖体連結手段6、7に連結されている個々の吊上げ用鎖体8、9とで構成されている支持支柱引抜用鎖部材1を用意する第1の工程、
当該鎖締付手段10の当該中空油圧シリンダー手段11を駆動する為に、所定量の加圧オイルを反復して当該中空油圧シリンダー手段11に供給する手動式油圧ポンプ手段22を用意する第3の工程、
当該手動式油圧ポンプ手段11と当該当該鎖締付手段10とを、適宜の油送管手段14で連結する第4の工程、
引き抜き操作を実施すべき、地中にその一部分が挿入固定されている支持支柱或いは杭100を選択する第5の工程、
当該選択された支持支柱の地表面と接触する部位の近傍に於ける外周表面部に、当該鎖体本体部を少なくとも一回巻きつける第6の工程、
当該鎖体本体部2の当該自由端部4’とそれに連なる当該鎖体本体部2の一部41を、当該環状ガイド部材5に於ける当該閉鎖状環状開口部51内を通過させてそこから引き出し、当該鎖体本体部2の少なくとも一部で、当該支持支柱或いは杭100の外周表面に沿った閉ループ52を形成する様に操作を行う第7の工程、
当該ピストン部手段12の他方の開放端部16から引き出された当該自由端部4’とそれに連なる当該鎖体本体部の一部41の一部分を、適宜のストッパー部材53を介して、当該鎖締付手段10に於ける当該中空状ピストン部手段12若しくは当該シリンダー手段11の一部に固定係止せしめる第9の工程、
当該中空状ピストン部手段12をその長尺軸方向Pに沿って摺動させることにより、当該鎖体本体部2に形成されている当該閉鎖ループ52の内径を縮小させ、当該鎖体本体部2を当該支持支柱或いは杭100の外周表面に強く圧接させる操作を実行する第10の工程、
当該鎖体本体部2の一部に設けられている当該吊上げ用鎖体連結手段6、7に連結されている少なくとも2個の吊上げ用鎖体8、9の自由端部のそれぞれに設けられている適宜のフック手段81、91を、当該ジャキ手段200の当該連結フレーム部500に設けられている当該フック部材203、204と個別に連結結合する第12の工程、
当該ジャキ手段200と当該油圧ポンプ手段220とを適宜のオイルパイプ手段501、502等の連結手段を介して接続した後、当該適宜の駆動手段220を利用して、当該ジャキ手段200に於ける当該可動部材401、402を徐々に上方に移動させ、地中に挿入固定されている当該支持支柱或いは杭100を引抜く操作を実行する第13の工程、
当該鎖緊縛手段10の緊縛状態を解放し、当該鎖体本体部2に形成されている当該閉ループ部52と当該支持支柱或いは杭100との接合状態を緩和させて、当該鎖体本体部2を下方に降下させる第14の工程、
必要に応じて、当該第6の工程から第14の工程を複数回繰り返す第15の工程、
当該支持支柱或いは杭100を地表面から離脱させる第16の工程、
とで構成されている事を特徴とする地中にその一部が挿入されて固定されている支持支柱或いは杭引抜方法である。
2…鎖体本体部
3…鎖体本体部の一方の端部
4…鎖体本体部の他方の端部
4’ …自由端部
5…環状ガイド部材
6、7…吊上げ用鎖体連結手段
8、9…吊上げ用鎖体
10…中空ジャッキ手段
11…シリンダー部11
12…中空状のピストン部
14…オイルパイプ
22…油圧ポンプ手段
15…中空状ピストン部の一方の端部
16…中空状ピストン部の他方の部
41…自由端部に連なる当該鎖体本体部
51…閉鎖空間部
52…閉鎖状ループ部
53…ストッパー部材
56…突起部
81、91…フック手段
100…支持支柱或いは杭
200…ジャッキ手段
203、204…フック部材
220…油圧ポンプ手段
301、302…ジャッキ手段
401…第1の可動部材
402…第2の可動部材
500…接続フレーム部
501、502…オイルパイプ
530…貫通穴部
Claims (6)
- 所定の長さを有する、一本の鎖体本体部と、当該鎖体本体部の一方の端部に設けられている、当該鎖体本体部の他方の端部に形成されている自由端部を自由貫通させることが出来る閉鎖空間部を有する環状ガイド部材と、当該環状ガイド部材が設けられている当該鎖体本体部の一方の端部から当該鎖体本体部の他方の端部である自由端部の方向に沿って、相互に所定の間隔を介在させた、当該鎖体本体部上の少なくとも2か所の部位のそれぞれに設けられている吊上げ用鎖体連結手段及び、当該個々の吊上げ用鎖体連結手段に連結されている個々の吊上げ用鎖体とで構成されている引抜用鎖部材を使用する事を特徴とする地中に挿入固定されている支持支柱或いは杭引抜装置。
- シリンダー部とその内部に設けられている、当該鎖体本体部を貫通させ得る長尺状の内部筒状空間部を有し、且つ油圧により、その長尺軸方向に沿って摺動する様に構成された中空状ピストン部とからなる中空ジャッキ部材における当該ピストン部の一方の開放端部から、請求項1に記載の当該支持支柱或いは杭引抜用鎖部材を構成する当該鎖体本体部の自由端部の先端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部とを、当該環状ガイド部材の当該閉鎖空間部内を貫通させて引き出し、当該鎖体本体部に閉鎖ループを形成した後の当該自由端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部を挿入し、当該ピストン部の他方の開放端部から引き出された当該自由端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部の一部分を適宜のストッパー部材を介して、当該中空状ピストン部の一部に固定係止せしめる様に構成されており、且つ当該中空状ピストン部をその長尺軸方向に沿って摺動させることにより、当該鎖体本体部形成されている当該閉鎖ループの内径を縮小させる様に構成されている事を特徴とする支持支柱或いは杭引抜用装置。
- 中空ジャッキ部材は、手動式油圧ポンプ手段と連結されている事を特徴とする請求項2に記載の支持支柱引抜用装置。
- 請求項1により規定されている当該鎖部材、中空状の内部空間を有し、その長尺軸方向に沿って摺動可能に構成されているピストン部を内蔵するしリンダー部から成る油圧式鎖部材引込手段、当該鎖部材を当該ピストン部の一部に係合固定せしめるストッパー手段と、当該油圧式鎖部材引込手段を着脱自在に連結可能に構成された手動式油圧ポンプとで構成されている事を特徴とする支持支柱或いは杭引抜用装置。
- 請求項1により規定されている当該支持支柱引抜用装置は、更に、当該鎖体本体部上に設けられている少なくとも2個の吊上げ用鎖体連結手段に連結されている個々の吊上げ用鎖体の自由端部とそれぞれ着脱自在に結合固定出来るフック手段を含むフレーム部を有する、上下動可能なジャキ手段が含まれている事を特徴とする請求項4に記載の支持支柱或いは杭引抜用装置。
- 主体部が、所定の長さを有する、一本の鎖体本体部と、当該鎖体本体部の一方の端部に設けられている、当該鎖体本体部の他方の端部に形成されている自由端部を自由貫通させることが出来る閉鎖空間部を有する環状ガイド部材と、当該環状ガイド部材が設けられている当該鎖体本体部の一方の端部から当該鎖体本体部の他方の端部である自由端部の方向に沿って、相互に所定の間隔を介在させた、当該鎖体本体部上の少なくとも2か所の部位のそれぞれに設けられている吊上げ用鎖体連結手段及び、当該個々の吊上げ用鎖体連結手段に連結されている個々の吊上げ用鎖体とで構成されている支持支柱引抜用鎖部材を用意する第1の工程、
中空管状のピストン手段が、油圧により当該ピストン手段の長軸方向に摺動可能となる様にその本体部内部に保持されている中空油圧シリンダー手段から構成されている鎖緊縛手段10を用意する第2の工程、
当該鎖緊縛手段10に於ける当該中空油圧シリンダー手段を駆動する為に、所定量の加圧オイルを反復して当該鎖緊縛手段10に供給する手動式油圧ポンプ手段を用意する第3の工程、
当該手動式油圧ポンプ手段と当該鎖緊縛手段10とを、適宜の油送管手段で連結する第4の工程、
引き抜き操作を実施すべき、地中にその一部分が挿入固定されている支持支柱或いは杭を選択する第5の工程、
当該選択された支持支柱の地表面と接触する部位の近傍に於ける外周表面部に、当該鎖体本体部を少なくとも一回巻きつける第6の工程、
当該鎖体本体部の当該自由端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部を、当該環状ガイド部材に於ける当該閉鎖状環状開口部内を通過させてそこから引き出し、当該鎖体本体部の少なくとも一部で、当該支持支柱の外周面に沿った閉ループを形成する様に操作を行う第7の工程、
当該閉鎖状環状開口部内から引き出された当該鎖体本体部の自由端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部を、当該中空油圧シリンダー手段に設けられている当該中空管状ピストン部手段の一方の端部から当該中空管内部に挿入し、当該鎖体本体部の自由端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部を、当該中空管状ピストン部手段内を貫通させた後に、中空管状ピストン部手段の他方の端部から排出される様に操作を行う第8の工程、
当該ピストン部手段の他方の開放端部から引き出された当該自由端部とそれに連なる当該鎖体本体部の一部の一部分を、適宜のストッパー部材を介して、当該中空状ピストン部手段の一部に固定係止せしめる第9の工程、
当該中空状ピストン部手段をその長尺軸方向に沿って摺動させることにより、当該鎖体本体部に形成されている当該閉鎖ループの内径を縮小させ、当該鎖体本体部を当該支持支柱の外周面に強く圧接させる操作を実行する第10の工程、
当該鎖体本体部上に設けられている少なくとも2個の吊上げ用鎖体連結手段に連結されている個々の吊上げ用鎖体の自由端部に設けられている適宜のフック手段とそれぞれ着脱自在に結合固定出来るフック部材を含む連結フレーム部と接続されている一対の上下動可能な可動部材と、一対のジャキ部材とを含むジャッキ手段及び当該ジャッキ手段を駆動させる為の適宜の油圧ポンプ手段とを用意する第11の工程、
当該鎖体本体部の一部に設けられている当該吊上げ用鎖体連結手段に連結されている少なくとも2個の吊上げ用鎖体の自由端部のそれぞれに設けられている適宜のフック手段を、当該ジャキ手段の当該連結フレーム部に設けられている当該フック部材と個別に連結結合する第12の工程、
当該ジャキ手段と当該油圧ポンプ手段とを適宜のオイルパイプ手段等の連結手段を介して接続した後、当該適宜の駆動手段を利用して、当該ジャキ手段に於ける当該可動部材を徐々に上方に移動させ、地中に挿入固定されている当該支持支柱或いは杭を引抜く操作を実行する第13の工程、
当該鎖緊縛手段の緊縛状態を解放し、当該鎖体本体部に形成されている当該閉ループと当該支持支柱或いは杭との接合状態を緩和させて、当該鎖体本体部を下方に降下させる第14の工程、
必要に応じて、当該第6の工程から第14の工程を複数回繰り返す第15の工程、
当該支持支柱或いは杭を地表面から離脱させる第16の工程、
とで構成されている事を特徴とする地中にその一部が挿入されて固定されている支持支柱或いは杭引抜方法。
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2017
- 2017-01-05 JP JP2017000366A patent/JP6294977B1/ja active Active
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